男「だが早速遅刻だ！急げ！」ﾋﾟｭｰﾝ

男「自転車を最高スピードでこぐぜうおおおおお！！」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

少女「」ﾃｸﾃｸ

男(ん！角から少女が出てきた！仕方ないブレーキブレーキ……)ｽｶｯｽｶｯ

男「(　き　か　な　い　)」ﾋﾟｭｰﾝ

少女「！」ﾃｸﾃｸﾋﾟﾀｯ

男「うああああああああああ」

ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬﾝ

男(そのとき、俺は確かに少女にぶつかった。
自転車の最高スピードで少女に突っ込んだ。
そしてその瞬間、男は少女が血塗れで倒れている光景を想像した。
自分の人生の終わりを予感した)


少女「あのぉ……だ、大丈夫ですか？」

男「き……君は……大丈夫か………？」ﾀﾗｰ

少女「私は大丈夫ですけど、あなた頭から血が出てますよ……！？」

男(俺が見たのは、歪んだ俺の自転車と手の擦り傷と、無傷の少女だった)