朝倉「む、まさか……いやでもそーいやチラッと……」(1000)

朝倉「……でも確認しないわけには行かないわよね」

朝倉「とりあえず正確な情報を得る為に服は脱ぐべきね」

朝倉「」ゴクリ…

朝倉「それじゃあ行くけどお手柔らかにお願いします」

朝倉「いざ…………勝負!!」

朝倉「……」

朝倉「い、いやああああああああああああああああ!!」

ガラッ

キョン「どうした朝倉!?」

朝倉「きょ、キョン君!?」

キョン「…………上下ライトブルーでショーツはストライプか、いいね!」bグッ

朝倉「どこから沸いたこの変態!!」ゲシッ

キョン「げふん」

朝倉「なんでキョン君が私の家に居るのよ!?」

キョン「馬鹿だなお前は……俺はお前の居る所ならどこへだって行ってやるさ」

朝倉「うん、その台詞いきなり人の家の脱衣所に入ってきて言われたら最低だからね!?」

キョン「そうは言っても朝倉の悲鳴が聞こえたら行かないわけにはいかんだろう」

朝倉「どうでもいいから早く出て行きなさいよ!」

キョン「あー、はいはいわかったよ」

朝倉「何その態度!?私が言ってることって涼宮さんみたいな横暴なことでもなんでもないわよね!?」

キョン「それじゃリビングで待ってるから早く来いよ?」

朝倉「待つな!そのまま帰れ!!」




ガチャッ

キョン「お、来たな」

朝倉「……やっぱりまだ居るし」

キョン「当然だろ?言ったことは守るさ」

朝倉「私帰れって言ったわよね?」

キョン「そんな照れなくていいじゃないか涼子」

朝倉「照れているわけでなく!あとサラッと下の名前で呼ぶな!」

長門「朝倉涼子」

朝倉「あら?長門さんまで居たのね、どうしたのかしら?」

長門「情報統合思念体からエマージェンシーが入った」

朝倉「ええっ!?」

長門「彼がここにいるのもその一環として」

朝倉「キョン君を巻き込むようなことでエマージェンシーって……まさか!?」

長門「そう……」

朝倉「涼宮さんがまた何かとんでもないことをやらかしたんですね」

キョン「ハルヒ?あいつは関係ないぞ?」

朝倉「へ?」

長門「朝倉涼子」

朝倉「え、あ、はい?」

長門「このエマージェンシーは貴女に関連すること」

朝倉「私ですか!?」

長門「情報統合思念体はそれによりとてつもない状態、人間で言うなら恐慌状態といった感じになっている」

朝倉「そんなことに!?わ、私何もしてませんよ!?」

長門「埒が明かないのでズバリ言う……朝倉涼子」

朝倉「は、はい!」ゴクリ…

長門「貴女は太った」

朝倉「………………は?」

長門「しらばっくれてもネタは挙がっている、神妙にお縄を頂戴するべき」

キョン「朝倉、もういい……もういいんだ!」

朝倉「ちょ、ちょっと待って!?なんでそんなとんでもない事態みたいな振りしといてそんなことなの!?」

長門「そんなこと……?」

キョン「朝倉、お前……」

朝倉「な、何よ2人して真面目な顔して……」

長門「貴女の認識の低さには驚きを通り越して哀れみすら感じる」

朝倉「どういうことですか?」

長門「朝倉涼子、貴女は『むっちり系眉毛委員長タイプ』として生み出されたヒューマノイド・インタフェース」

朝倉「そうみたいですね……でもそれ眉毛要らないですよね?」

長門「!?」

キョン「!?」

朝倉「だから何で2人してそんな顔を……あー、もうわかった悪かったわよ良いから続けてください」

長門「気を取り直して続ける。そんな中でも朝倉涼子と言う個体はカタログスペックを超えたポテンシャルを持つスペシャルな個体だった」

朝倉「へー、そうなんだ。初耳ね」

長門「つまり情報統合思念体のお気に入りだった」

キョン「恐らくクラス内でのズリネタとしても上位で男子生徒のお気に入りだぞ」

朝倉「うん、その情報は要らないというか聞きたくなかったわ」

長門「そういう訳で貴女のその完璧と言えるほどだった肉体によろしくない変化が起こったことで非常に動揺している」

朝倉「……そんな存在に生み出されていたなんて知りたくなかったわー」

長門「そういう訳で体形を即座に元の状態に戻す様行動を開始するべき」

朝倉「ええ、いやまぁ確かにさっき体重計乗ったら増えてましたから何かしらするつもりではありましたが」

長門「何か問題でも?」

朝倉「前に胸が大きくなったときは何も言わなかったじゃないですか」

長門「そういえば……ちょっと確認を取ってみる」

キョン「別に俺はいいと思うんだがなーほら朝倉のむっちり感により磨きがかかったと言うか」

朝倉「むっちり感って何よ」

キョン「それによりきっと朝倉の太ももには更なる弾力と張りが出ているに違いない」

朝倉「聞けよ」

キョン「と言うわけで早速確認のために膝枕をするべきだと思うんだがどうだろう?」

朝倉「……結局それが言いたかっただけじゃない」

キョン「あかんのか?」

朝倉「……ダメなんて言ってないわよ。はいどうぞ」スッ

キョン「へへっ、やーりぃ!」

朝倉「こら」ガスッ

キョン「おぶふぁ!?いきなりショートアッパーで迎撃なんて酷いじゃないか朝倉!良いって言っただろ!?」

朝倉「何で顔が下なのよ!?うつ伏せじゃない!!」

キョン「おっと失敬、ちょっとした誰にでもある間違いって奴だ、スマンな」

朝倉「ホント油断も隙もないわね」

長門「お前ら人が真面目な話してんのになにイチャコラしてんだコラ」

朝倉「確認は取れたの?」

長門「統合情報思念体は貧乳に価値を見出せない愚者だった」

キョン「それには同意する」

長門「あ?」

キョン「……いや、なんでもないです」

朝倉「え……確認ってそれですか!?」

長門「?……おぉ!そうだった朝倉涼子の体重変化並びに体形の劣化についてだった」

朝倉「も、もうちょっとオブラートに包んでください……」

長門「結論から言うと早急にダイエットを開始すべき」

朝倉「はぁ、それだけですか?」

長門「体形を元に戻した上でバストサイズを落とさないようにとの指示」

朝倉「ええっ!?そんな事言われましても……」

長門「これは命令」

朝倉「そ、そうは言っても胸から、その……増量したのは間違いないので最終的には戻したら胸も戻ると思うんですが」

長門「それはダメ。許可できない」

朝倉「無理ですよそんなの!」

キョン「……すまん長門ちょっといいか?」

長門「構わない。意見があるなら聞かせて欲しい」

キョン「なぁ……本当に朝倉はダイエットをするべきなのだろうか?」

長門「何を……!?」

キョン「なぁ長門?」

長門「何?」

キョン「朝倉のコンセプトは『むっちり系眉毛委員長』タイプなんだろ?」

長門「そう」

朝倉「だからそれ眉毛いらないですよね?」

キョン「だからこそこうは考えられないだろうか……ふくよかになったことでむっちり感に磨きが掛かった、と!」

長門「それは……!?」

朝倉「あ、スルーですかそうですか」

キョン「そもそも最近の女子は痩せていることがいいことだと勘違いしている節がある!」

長門「勘違いではない実際にすぐ事あるごとにデブとか豚とか……」

キョン「馬鹿野郎!そんなのは一部の童貞が言ってることだ!……まぁ俺も童貞だが」

保守

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

何故まだ残っているのか…

長門「その情報は要らない」

キョン「兎に角だ!朝倉の属性がむっちりであるならば多少肉付きが良くなるのはマイナスではなくむしろプラスだ!」

長門「成る程、朝倉涼子が増量することでその属性が更に強化されるということ?」

キョン「そうだ、朝倉に脂肪がつけばつくほどより魅力が増すんだ!」

朝倉「うぅぅ~……ふくよかもっと他に表現の仕方はあると思うんだけど……」

長門「しかしそれを証明できるものはない」

キョン「そ、それは……!」

朝倉「……また無視ですか。いいんですよー解ってましたから~」

長門「情報統合思念体にはその様な概念はないので理解されない」

キョン「ならば……ならば朝倉!」

朝倉「……なによ」

キョン「ど、どうした朝倉?機嫌悪くないか?」

朝倉「べっつにー、何でもありませんよーだ」

キョン「そ、そうか……」

長門「朝倉涼子」

朝倉「だから何?」

長門「……なんでもない」

朝倉「ふんっ!」

長門「ちょっと怖かった……」ウルッ

キョン「一体何があったって言うんだ……」

長門「全くのミステリー」

キョン「俺たちはただ肉感豊かな朝倉の肢体について討論していただけなのにな」

長門「うん」

キョン「しかし朝倉に協力してもらわないことには重量級朝くr……げふっ!?」

朝倉「何よさっきから二人して重量級とか脂肪たっぷりとか重量感あるよなとか……!!」

長門「重量感あるよなは……」

朝倉「っ!!」ギロッ

長門「ご、ごめんなさい……」ガタガタ

キョン「お、落ち着け朝倉!一体何をそんなに怒っているんだ!?」

朝倉「何を……ですって!?乙女心がわからないキョン君なんか朝比奈先輩のお尻にプレスされて死んじゃえ!!」

キョン「いや、朝比奈さんよりお前の尻が良いぞ」

朝倉「どうせプレスされるなら私のほうが重いから良いってことでしょ!?」

キョン「待て朝倉!さっきから支離滅裂だぞお前!?」

朝倉「尻!また尻って言った…………ぐすっ!」

キョン「ちょ、おま!?訳わからん上にいきなり泣き出すとかなしだぞ!?」

朝倉「うわ~ん!キョン君のばかー!!」バタン!

キョン「お、おい朝倉!…………行っちまったな」

長門「こ、怖かった……」グスッ

キョン「ああ、そうだな。一体何が気に食わなかったんだろうな……」

長門「解らない」

キョン「とはいえ朝倉が居ないことには話が進まないぞ」

長門「話とは?」

キョン「俺は朝倉減量には反対だから情報統合思念体とやらに今の朝倉の素晴らしさを伝えて思いとどまらせたい」

長門「それは無理」

キョン「何故だ?」

長門「先ほども言ったように情報統合思念体にはその様な概念はない」

キョン「ふ……長門」

長門「なに?」

キョン「お前は生まれたときから目が見えない人に空の青さを伝える時なんていえば言いと思う?」

長門「それは……」

キョン「そう、そんな言葉はそう簡単に出せるもんじゃないよな……」

長門「?」

キョン「しかし俺はこうも思うんだ……それをあえて言葉にする必要はないんだ、と」

長門「すまない、話がさっぱり見えない」

キョン「つまりだ!むち倉の素晴らしさを伝えるのに言葉は不要!ただそれを感じてもらうだけで良い!魂でだ!!」

長門「おぉ……!」

キョン「という訳で俺の魂を……ソウルを全力を持って伝える為に朝倉には手伝ってもらわなきゃならないんだ!」

長門「アナタの燃えるような情熱は理解した。けど朝倉涼子は……」

キョン「ふっ……俺に任せておけ」

朝倉「えぐっ!何よ二人して私のこと太った太ったって……そ、そりゃあ確かに体重は増えちゃったけどそこまで言うことないじゃない!」

朝倉「私だって好きで太った訳じゃないんだから!」

朝倉「最近チョットご飯が美味しくて幸せだな~って思ったらたまに……そ、そう!たまにセーブが効かなくなってただけで
   少し気をつければすぐに元に戻せるんだから!」

コンコン

キョン『朝倉、ちょといいか?』

朝倉「……何しにきたのよ。帰って」

キョン『ほんの少しで良いんだ、俺の話を聞いてくれ』

朝倉「別に私はもうキョン君の顔も見たくないし声も聞きたくないもん」

キョン『お前が何について怒っているのかはさっぱりなんだが……』

朝倉「……話にならないわね、もういい帰って」

キョン『けどな朝倉、俺にはお前が太ったようには見えないし思ってもいないんだ。それだけは解って欲しい』

朝倉「な、何よ……今更そんなこと言われたって」

キョン『むしろより魅力的になったとすら思っている』

朝倉「う……そ、そんなこと変態のキョン君に言われたって全然嬉しくもなんともないんだからね!」

キョン『だからこそお前に無駄かつ過剰なダイエットをしてもらう訳には……させるわけにはいかないと思っている』

朝倉「良いわよべつにキョン君の価値観じゃなくて私は私を生んだ存在の価値観で動くことにするもの……別にキョン君なんて」

キョン『朝倉!』

朝倉「……何よ、別にそんな大きな声を出さなくたって聞こえるわよ」

キョン『情報統合思念体だって完璧な訳じゃないだろ……いや、完璧じゃないんだ』

朝倉「キョン君よりはよっぽどましね、変なこと言い出さないし変態じゃないし」

キョン『いいや、ヤツは解っちゃいない……解っちゃいないんだ!』

朝倉「……何をよ」

キョン『むっちりボディーの本当の魅力ってヤツをだ!』

朝倉「キョン君……」

キョン『良いから出てきてくれ朝倉。そして俺に力を貸して欲しい……』

朝倉「……何の為に?」

キョン『当然むち倉の魅力を全力で!余すことなく!魂で以って伝える為にだ!』

朝倉「そ、そんなことしたって私に何の得もないわね」

キョン『確かにお前にメリットはないかもな……』

朝倉「ほら見なさい、やっぱりそうじゃない」

キョン『これは俺のエゴだからな……今の言い感じにむっちりな朝倉を失いたくないっていうな』

朝倉「……っ!」

キョン『だから朝倉……お前の為じゃないけど今のお前を失いたくない俺の為に、どうか出てきてくれないだろうか?』

朝倉「キョン君、そこまで……」

キョン『だから俺は待つよ……お前が出てきてくれるまでいつまでも……』

朝倉「……」

キョン『……』

ガチャッ

キョン「朝倉っ……!?」

朝倉「良いわ、そこまで言うんなら協力してあげるわよ……でも」

キョン「何だ?」

朝倉「言ったからには情報統合思念体を納得させられるんでしょうね?」

キョン「ああ、勿論だ……今の朝倉の魅力を理解できないようなヤツじゃないと俺は信じている」

朝倉「……根拠は?」

キョン「あいつがこんなにも魅力的な今の朝倉を生み出したっていうのが何よりもの証拠だ」

朝倉「っ!?ふん、な、何よキョン君のくせに……」

キョン「見せて……いや魅せてやろうぜ朝倉!むっちりって言うのはこういうことだってのをよ!」

朝倉「ええ……!」

…あれ?
俺が今書いているのはギャグかシリアスかわかんなくなってきたのでチョット風呂入ってくる

キョン「待たせたな長門!」

長門「戻ってきた、ということは朝倉涼子も……」

朝倉「ええ、手間かけさせたわね長門さん!」

長門「では今から?」

キョン「ああ……まだまだ見識の浅いひよっこに魅せてやるぜ、本当のむっちりの魅力ってヤツをな!」

長門「期待している」

朝倉「それで、具体的にどうするの?」

キョン「ふっ、こんな事もあろうかと既に用意してあるぜ……」

長門「もう既に策が用意してあるというの……!?」

キョン「当然だ……いつ何時どんな衣装でも朝倉に似合うと思ったものは肌身離さず携帯している……
    そして隙あらば朝倉に着て貰う為のシナリオもまた常に用意している俺に死角はない!!」

長門「……」

朝倉「……」

キョン「おいおい反応薄いな、どうしたってんだよ?」

長門「うわぁ……」

朝倉「どん引きしてるの見て解らないかな?」ニッコリ

キョン「ふっ、朝倉の絶対零度の笑みはいつ見ても背筋にゾクッと来るな……だが、それがいい!」

朝倉「うん、やっぱり今回の話はなかった事に」

キョン「何故だ!?」

朝倉「よくよく考えたら変態なキョン君の口車に乗せられて私が恥ずかしい格好させられるだけじゃない!」

キョン「恥ずかしいとは何だ恥ずかしいとは!」

朝倉「何の衣装を持ってるのかは知らないけど碌な物じゃないでしょ!絶対にイヤよ!」

キョン「バカ野郎、そんなのは見てから言え!それにこれを着て普通に仕事している人だって居るんだぞ!」

朝倉「ほら見なさい、やっぱり制服系じゃない!そんなの家の中で着ていたらただ如何わしいだけじゃない!」

キョン「バッカお前、制服じゃねーよ!」

朝倉「それじゃ何なのよ!?」

キョン「チャイナドレスだよ!」

朝倉「やっぱり碌なもんじゃないじゃない!」

キョン「なんだと!?よく見ろ!お前に似合うと思ってちゃんと青でバラの刺繍が入ったロングをだな……」

朝倉「ロングって……な、なによこれ!?スリットがとんでもないところまで入っているじゃない!こ、こんなのパンツまで見えちゃうわよ」

キョン「だからその為にも紐パンをだな……!」

長門「……む?」

朝倉「し、信じられない!下着も持ち歩いているなんて……よく職質されずに今まで来られたわね!?」

キョン「それほどでもない」

朝倉「褒めてないからね、今!?」

キョン「というわけで今日は朝倉にチャイナドレスを着てもらうと思う」

朝倉「ぜっっったいにイヤ!こんな破廉恥な衣装着るもんですか!」

長門「待って朝倉涼子」

朝倉「なによ!?」

長門「情報統合思念体が明確な興味を示した」

朝倉「」

キョン「ほら見ろ、解るヤツには解るんだよまったく……チャイナドレスのスリット=エロとか思うのは素人だぜ」

朝倉「ぐ……」

長門「情報統合思念体が明らかにあの人の示そうとしているものに対して見届けたいので着替えろと命令を出している」

朝倉「拒否します」

長門「……却下された」

朝倉「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!?」

キョン「安心しろ朝倉」

朝倉「何をどう安心できるって言うのよ!?」

キョン「ちゃんとガーターベルトも用意してある!」

朝倉「死ね!」

長門「朝倉涼子、早く着替えて。今の発言を聞いてより強い興味を示した」

朝倉「どうなってんのよ情報統合思念体!?大丈夫なの!?」

キョン「まぁお前はさっきまで『私は私を生んだ存在の価値観で動くことにするもの(キリッ』
    とか言ってたし何も問題はなくなったな」

朝倉「い、いやあああああああああああああああああああああああああ!?」

キョン「チャーイナ!チャーイナ!」

朝倉「煩い!」

長門「おっと、情報統合思念体からも熱烈なチャイナコールが」

朝倉「もう私ヒューマノイド・インターフェースやめる!!」

長門「やはり却下された」

朝倉「ちくしょおおおおおおおおおおおおお!」

キョン「さ、朝倉?」ニコッ

朝倉「ああもう!その笑顔に明確な殺意しか芽生えないわ!」

長門「そういうのいいから、と明らかに焦れている。早くするべき」

朝倉「解ったわよ!着替えればいいんでしょ、着替えれば!!」

キョン「yahooooooooooooooooo!」

長門「情報統合思念体も全裸待機に入った」

キョン「おっと、それじゃあ俺も……」

朝倉「お前は脱ぐな!」

キョン「え……そんなの礼を逸さないか朝倉がチャイナなんだぞ!?」

朝倉「そんなのいいから!何の礼よ!?っていうか本気で動揺しないでくれる!?」

長門「これには情報統合思念体もブーイング」

キョン「はぁ、それじゃあ仕方ないな。よし朝倉、早速着替えてくれ」

朝倉「うぅ……わかったわよ。それじゃ部屋で」

長門「待って朝倉涼子」

朝倉「今度は何ですか!?」

長門「折角だし、と情報統合思念体がスケスケボックスを用意してくれた」

朝倉「」

キョン「おぉ、スーパージョッキーか。懐かしいな」

朝倉「ま、まさか……」

長門「そのまさか。ここで着替えろとの厳命」

朝倉「もういやああああああああああああああ!?」

長門「制限時間は通常の50秒」

キョン「男の場合は60秒なのに女のほうが短いんだよな」

長門「日曜お昼下がりの番組としては今では考えられないほどサービス満点な番組。情報統合思念体のお気に入りだったらしい」

朝倉「ていうか50秒とか無理ですよ!?」

長門「それでは、よーい……」

キョン「スタート!」

朝倉「わわっ!?ま、待って待って下さい!」

~朝倉さん生着替え中~

キョン「さて始まりました生着替え……おっと早速朝倉はまずシャツを脱いだようですね」

長門「出だしとしては無難なチョイス。続いてズボン……パンツも早い」

キョン「あの青と白の縞パンは是非欲しい一品なのですが持ち帰」

ダンッ

キョン「……何でもありません」

長門「中々見事なスローイングナイフあと3ミリといった所」

キョン「おおーッとそうしている間に残り時間は30秒を切った」

長門「ここでBGM切り替え」

キョン「早い、早いぞ朝倉!今はガーターベルト装着中か!?チラッとあげた足にタイツを通すところが見えました!エローい!説明不要ッ!!」

長門「残り15秒」

キョン「さぁどうやらチャイナドレスに手が掛かった模様」

長門「残り10秒」

キョン「残りあとわずか!さぁ間に合ってしまうのか!?それともその素肌を晒してしまうことになるのか!?」

長門「5、4、3……」

キョン「どうだー!?」

長門「1……」

キョン・長門「「終了ー!」」

カシャン

朝倉「ま、間に合った~……」

キョン・長門「「チッ!」」

朝倉「舌打ちするなそこっ!」

キョン「しかし、これは……」

朝倉「な、何よ……」

長門「情報統合思念体からの賞賛の声が挙がっている」

キョン「ああ、素晴らしいな……」

長門「ノースリーブはやはり良い」

キョン「それに身体にぴったり沿っているから特に強調している訳でもないのに胸から目が放せない」

長門「……チッ」

キョン「ん?今舌打ちしたか?」

長門「気のせい」

朝倉「そ、そんな感想とか良いから早くして欲しいんだけど……」

キョン「それは出来ん……俺の脳内朝倉フォルダに保存が終わるまで待ってくれ」

朝倉「……叩き割りたいわねその頭」

あかん限界だ…あとは、頼んだぞ

キョン「統合思念体聞こえるか?」

朝倉「テレビのリモコン口にあてたって湾岸署にすら届かないわよ」

キョン「やっぱり朝倉のむっちり具合は最高だ。貧乳?やせ型?糞くらえだ」


長門「だめ。コンタクトを許可しない。今の彼の意見は重大なノイズ」


キョン「統合思念体。あんたは俺達現場を信じてくれた。生着替えって、チャンスくれた。やっぱり貧乳よりむっちりだって、教えてくれた。今度は俺があんたを信じる。答えてくれ統合思念体」

長門「彼に拘束の許可を。これ以上のノイズは危険」

統合思念体「確保だ青島!!!」


朝倉「えぇぇぇぇ!!!」

朝倉「キョンくん?い、一回落ち着こうか?ね?いい子だから・・・」


キョン「チャイナ朝倉を目の前にして落ち着ける男がいたらそいつは今頃古泉とよろしくやってるだろうよ」

朝倉「知らないわよ!てゆうか確保ってなにするのよ!」

キョン「いいから両手をゆっくり上にあげろ」


朝倉「うう・・・」(キョン君の目がマジだ・・・おとなしく従うしかないか)オソルオソル

キョン「あ、もうちょい上げて。そうその位置キープ」

朝倉「えっ?あ、はい」


長門「統合思念体があなたの腋にイイネ!をつけた」

朝倉「どこのSNSなのよそれ!」


キョン「いまだ!」ガシッ

朝倉「きゃあああ!!」

朝倉「ちょっ!やだはなれないよ!ば、バカどこ触ってんのよ!」ジタバタドタバタ

キョン「い、いいからいいから!テリーを信じて!」ジタバタムニムニ

朝倉「あああん!もう!変態!すけべ!犯罪者!」ドタバタジタバタ

統合思念体「興味あり」

朝倉「長門さん!こいつとめてよぉ!あん!もおおバカ!」ジタバタ

長門「拒否された」

朝倉「もぉぉお!!」バタバタ

キョン「俺は人間をやめるぞー!!」ジタバタクンカクンカ

―――――――――

朝倉「なんてことがあったから体重は戻ったわ」

朝倉「やっぱり痩せるには運動が一番ね。あれはもういやだけど・・・」

朝倉「さて!今後は食べ過ぎには注意しようっと!」

キョン「よう朝倉。次郎行こうぜ」

朝倉「何であんたがまたいるのよ!」

キョン「ダイエット成功祝いだ。今日ぐらいは贅沢なもん食ってもいいだろ。なんでもいつも行列ができるすごい旨いラーメン屋って話だ。俺が奢ってやる」

朝倉「そこまで言うなら・・・まあ、行ってみるわ」

キョン「ああ、そうしよう」




キョン(ククク・・・これでまた丁度よく太った時には・・・ククク)



fin

あー面白かった

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

ふへ

だれかがんばれ

まだか

諦めるにはまだ早すぎる(林原めぐみ談)

いい加減はんぱねーな

ここで期待にこたえたらヒーローだな

教師「朝倉ー。朝倉?今日は見学か?」

朝倉「はい。ちょっと体調が悪くて・・・」

教師「そうか。よーしじゃあ水泳の授業始めるぞー集合!!」

朝倉(あれ以来二郎にはまってあの時より余計太ったからなんていえない・・・)

キョン(計画通り・・・!)

うおおおおおお

朝倉(はあーみんないいなぁ)

朝倉(すごい気持ち良さそう。私も泳ぎたいな・・・)

朝倉(かといって市民プールなんて誰がいるかわからないし何より一人でなんて・・・)


――――――――――

朝倉「というわけで夜の学校のプールに忍び込んでしまったわけだけども」

朝倉「やっぱダメかなぁ。いや、ちょっとだけ・・・水泳ってダイエットになるっていうし」

キョン「まあ気持ちはわかるが準備体操は念入りにな。夜中のプールで怪我人だなんてシャレにならん」

朝倉「そ、そうよね。それじゃさっそkえぇぇぇぇ!!!」

キョン「なにをそんなに?大声出したらバレるぞ」

朝倉「出すわよ!てゆうか出るわよ反射的に!何勝手に忍び込んでるのよ!」

キョン「そいつはお互い様だ」

朝倉「ぐぬぬ・・・」

キョン「朝倉が今日見学してたのが心配でな、水泳の授業だったものでつい朝倉のスク水を想像したらいてもたってもいられなくて」

朝倉「ルートは違えど頂はひとつなのね・・・」ハァ

キョン「というわけで俺が特別コーチとして補習をしてやろう」

キョン「というわけでチャイナ以上にからだのラインを際立たせるスク水を着た、胸がいつもよりはっきりと輪郭と挙動を示し、スク水の圧力でぷにっぷにの肉が浮かび上がった臀部をもつ朝倉の補習を始めよう」

朝倉「いやよ絶対。あとその解説口調やめてよ」

キョン「すまん。どうしても統合思念体がむっちりスク水朝倉さんの情報をくれと」

朝倉「いつからコンタクトとれるようになったのよ!」

キョン「動くな。すでに俺は弾道4だ。これ以上上がるとダイジョーブ博士に目をつけられてしまう」

朝倉「センス×、虫歯のあんたに全治余命の大ケガ追わせてやりたいわ」

キョン「ともかくここまできて、着替えたんなら泳げばいい」

朝倉「はぁ、そうよね・・・いまさらキョンくんに見られても困らないし。体操するわ」

キョン「ああそうしろ」

イッチ、サンシ

キョン「朝倉、前後屈は念入りにな」

朝倉「うるさい」

キョン「朝倉、肩回しはもっと激しく」

朝倉「黙って」

キョン「朝倉、ストレッチなら手伝うぞ」

朝倉「ご心配なく」

キョン「朝倉、さわらせてくれ」

朝倉「さっきからなんなのようるさいわよ!その勇気出して本当の気持ち伝えましたみたいな爽やかな顔気持ち悪いのよ!」

朝倉「よし、そろそろ泳ぐか」

キョン「そうか。なら俺から強奪したビデオカメラを返してくれないか?生憎防水じゃないんだ」

朝倉「やっぱり飛び込みよね!そーれ!」ジャバーン

キョン「あああ・・・」


朝倉(ふぅ・・・キョンくん来ちゃったのは予想外だけど水泳ってやっぱり楽しいわね)バチャバチャ

朝倉(よく考えたら満点の星空の下貸し切りプールじゃない!)バチャバチャ

朝倉(もういっそ楽しんじゃえ!)キャーキャーバチャバチャ

キョン「・・・朝倉」

朝倉「え?なーにキョンくん?」

キョン「実は俺、あしゅら男爵星からきた半魚人なんだ」

朝倉「は?え、ちょ嘘でしょなに脱いでんの!?まさか・・・」

キョン「りょ~うこちゃぁ~ん!!!」バッシャーン

朝倉「半魚人でアンラッキー!」

朝倉「ちょっとぉぉ!びっくりするじゃない!てゆうかそれ私服でしょ!?」

キョン「ああ、朝倉と満点の星空の下貸し切りプールだなんて至福としかいいようがない」

朝倉「下らないこといってないで早く上がりなさいよ!」(てゆうか同じ表現はやめてよ!)

キョン「よいではないか~」バチャバチャ

朝倉「来ないでぇぇえ!」バチャバチャ

カツン・・・カツン・・・

朝倉「・・・足音?は!しまった宿直!?キョンくんもぐって!」バシャ

キョン「ポピー!」バシャ




今日の花 ポピー

教師「やけに波がたってるな・・・今日そんなに風強かったか?」

朝倉(もぉー油断してた!早くいってよぉ!)

キョン(く、くるしい・・・)

教師「まあとりあえずプールサイド一周しとかないとな。何かあるとよくない」

朝倉(な、なによこの人最悪!生徒と学園の平和を真摯に守っちゃってぇぇ!)

キョン(急に沈めるなんて積極的だぜ朝倉・・・落ちそうだぜ・・・)

コツ・・・コツ・・・

朝倉(うう・・・ちょっと苦しくなってきた)

キョン(オ・・・オ・・・)

コツ・・・コツ・・・

朝倉(んー!はやく!早くいきなさいよ!はっ!キョンくん!?)

キョン(オ・・・オクレ兄さんマッスルオクレ・・・)

朝倉(ど、どうしようこのままだとキョンくん落ちちゃうし泡でばれちゃうし、かといって上には上がれないし・・・)

キョン(どうやらもうダメみたいだ・・・)

朝倉(マ神が抜けて行く!・・・あーもう!キョンくんのせいだからね!バカ!)

教師「どうやら異常なしだな」

コツ・・・コツ・・・
ガチャ バタン
シーン

朝倉「っっっぱはぁ!」ザバァン

キョン「どぅぅああっはぁ!」バッシャーン

朝倉「ハァハァ」

キョン「ゼェ!ゼェ!」

朝倉「・・・」

キョン「・・・」

キョン「な、なあ朝k朝倉「あれは人工呼吸!」

あずいおスレが落ちてるのは予想通りだったがまさかこちらが残っているとは…

キョン「そうか、人工呼吸か」

朝倉「そ、そうよ。ただの延命措置よ」

キョン「まさか俺のファースト人工呼吸を奪われるとはな」

朝倉「紛らわしい言い方しないで!」

キョン「すまない。動揺してるんだ。まさかヴァージン人キスォ呼吸が今日だとは思わなくて」

朝倉「苦しいわよ!無理やり挟むにしたって苦しいわよそれは!」

朝倉「とにかく、もう危ないしとっとと帰りましょう。そういえば随分遅いし」

キョン「そこなんだが朝倉」
朝倉「なによ?」

キョン「おかしいと思わなかったか?俺は確かに服を脱ぎ捨てた。にも拘らず教師は発見していない。しかも不自然なほど大きな波が立ってるのに強風だと結論付けた。現状確かに風は強い。布の一枚や二枚吹き飛ばす程だ」

朝倉「・・・」

キョン「今や俺は濡れた布を下半身にのみつけたあわれな子犬だ。いや人間である分たちが悪い。風邪を引くどころか帰路で教師ではなく次は警察がやって来た場合、近くにプールがある可能性は?」

朝倉「・・・シャワー浴びたら帰ってよね」

ん?どうした?

朝倉「ただいま」

キョン「おじゃまします。朝倉、先シャワー浴びてこいよ」

朝倉「気持ち悪い言い回ししないで。満足にからだ拭けてないあなたから入りなさい」

キョン「わかった。間をとって一緒に入ろう」

朝倉「ホントに五分と五分!?あしゅら男爵星人の癖にセンターライン間違えないでよ!」

キョン「それまだ覚えてたんだ」

シャワー

キョン「あがったぞ」

朝倉「ハイハイ。服おいてあるからさっさと着替えて」

朝倉「さて、私も浴びるか」

朝倉「と、油断して脱衣所にいくと奴が来るのでまずはロック」ガチャ

朝倉「もちろんあらかじめすでにいないことは確認済み」

朝倉「さて」ヌギヌギ

シャワー

朝倉「はー、命の洗濯洗濯ぅ!」

ガチャ

朝倉「え・・・まさか?」

長門「ひとつひとつのプログラムが甘い」

朝倉「あ、もう。ビックリさせないでくださいよぉ。よりによってそのセリフだし」

長門「だから彼の侵入を許す」

朝倉「はいはい。ごめんなさ・・・彼?」

キョン「他に入口がないなら別に作ればいいんだ!」

朝倉「熟練の目利きを泣かせた新手!?」

朝倉「どうゆうことですか長門さん!なんで彼の侵入を阻止しないんですか!」

長門「ここ数日の一連の結果から統合思念体は彼の行動を全面的に許可・支援することをきめた」

長門「つまり、彼の意思は統合思念体の意思。私達はそれに従う義務がある」

長門「私はすでにいつでも春香姉様に服従する覚悟を決めている」

朝倉「そ、そんな・・・ありえないわ。意味が分からない・・・」

長門「理解しろバカヤロー」

キョン「そうゆうことだ。さあ朝倉、楽しい楽しい混浴の時間だ。あ、長門壁の穴直しといて」

朝倉「ううう・・・」




限界
もうネタがない
他の朝倉すきーにバトンタッチだ

規制されてなきゃ書くんだが携帯からはキツい

>>387 大丈夫 書けるから
はよ

長門「……というわけで、前回が水泳だったので今回は陸上競技をしてもらう」

朝倉「まだやるんですかコレ……、ていうかこの服、かなり小さくて恥ずかしいんですが……」

長門「そのユニフォームは陸上競技において運動性能を極限まで追求した結果、恥ずかしいという思考は世界中の陸上選手に謝罪すべき」

朝倉「私、陸上選手じゃないもん……」

長門「あるいはユニフォームをすぐ『恥ずかしい格好』と結びつける朝倉涼子がむっつりであるという可能性も捨てきれない」

朝倉「むっつりでもないもん!」

朝倉「そもそも!運動しなきゃいけないのは分かりましたけど!なんで11月も中ごろになった今外で運動しなきゃならないんですか!正直寒いです!体育館でいいでしょう!?」

長門「それについては協力者と情報統合思念体の発案、私は一切関与していない」

朝倉「協力者って……」


キョン「俺だよ、オレオレ」


朝倉「この野朗……」

キョン「そんなわけで今回は陸上な」

朝倉「どういう訳よホントに……、もうやだ、帰ってゆっくりしたい……」

長門「情報統合思念体から許可が下りない限り帰宅は一切認められない」

朝倉「ですよねー」

キョン「まあ、アレだ、やってたら次第に楽しくなってくるかもしれんだろ?それにほら、体を引き締めるのにはもってこいだぞ、陸上」

長門「さっさと走れ」

朝倉「分かったわよやればいいんでしょやればー……」

長門「そうやって最初から素直に従っていればこちらも手を煩わせずに済むものを」

朝倉「貴女、いつか覚えてなさいよ……」

キョン「と、いうわけで」

長門「現在、朝倉涼子は1500M走中」

キョン「アップも兼ねてゆっくりやって貰っている」

長門「そういえば、なぜ陸上を選択したのか疑問がある、朝倉涼子の言うとおり、体育館でもよいのでは」

キョン「愚問だな長門、お前もまだまだ未熟なようだ、仕方ない、本来は応えるまでもないことなのだが、説明してやろう」

長門「是非お願いしたい」

キョン「そもそも陸上のユニフォームがエロいというのが第一だな」

長門(全世界の陸上選手に謝るべきなのはコイツだった)

キョン「それに朝倉は元々良い体型してるからな、長い手足が強調される陸上ユニは中々エロい、胸のゆれが少ないのが計算違いだがな」

長門「あれは元々スポーツブラ等で極力揺れないように抑えている」

キョン「なんだと……」

長門「あなたもまだ甘い」

キョン「スポーツブラ……そういうのもあるのか」


朝倉「ああ、絶対にくだらない話してる……人をこんな走らせといて絶対ほったらかしでくだらない話に熱中してる……」ハア、ハア

キョン「しかし、乳揺れが見えんというのはいかんな……朝倉のスペックを発揮出来ていない……」

長門「ふむ……」


長門「朝倉涼子」

朝倉「はいはい今度は何、後トラック一周だからそれまでまってくれないかしら?」ハア、ハア

長門「その残り一周、全力で走って」

朝倉「はい!?」

長門「目標タイムに到達しなかった場合、その格好のまま一週間すごしてもらう」

朝倉「目標タイムってなに!?ていうか最初ゆっくりでいいって言ってたじゃない!?」

長門「問答無用」

朝倉「この鬼上司!」


長門「あれでいい」

キョン「よくやった」

キョン「おお……見事に揺れとる……素晴らしい」

長門「いくら隠していようともアレだけのものならボロが出る、全く見苦しい、情報統合思念体のブロックがなければ今すぐ切り落としたい」

キョン「残念だがあれは全人類の宝だからな、抑えてくれ」

長門「……」


長門「朝倉涼子、そのままあと10周」

朝倉「なんで増えてるのよ!?」ゼエ、ゼエ

長門「嫌がらせ」

朝倉「もういやー!!」

キョン「見るがいい長門、あの乳の揺れを、あんな柔らかそうな物体が体に二つも付いている、人類の奇跡以外のなんでもないな」

長門「同意しかねる、あれはただの脂肪の塊でしかない、邪魔なだけ」

キョン「でも大きくなれるならなりたいだろ?」

長門「ぐぬぬ……」

しえ

朝倉「  」ゼハー、ゼハー

長門「お疲れさま、自販機で飲み物を買ってきた、おしることコーンポタージュ」

朝倉「鬼!!」ゼハー、ゼハー

長門「冗談、スポーツドリンクとタオルを」


キョン「……」

キョン(汗で光る肌と露出された長い手足、呼吸するたび大きく上下する胸)

キョン(やはり陸上ユニは間違っていなかった!)


長門(情報統合思念体から同意信号……?)


キョン「そういえば朝倉ってあんな体力だったか?そもそも宇宙人だろ」

長門「彼女の身体機能を強化するブースターは現在私の権限ですべてブロックされている、よって今の朝倉涼子は乳の少しでかい普通の高校生程度でしかない」

キョン「素晴らしい」

長門「当然」


朝倉(セクハラとパワハラを同時に受けてる今の私って何だろう……)ハア、ハア

長門「次はストレッチを行う」

朝倉「今更感が凄いわよ」

長門「彼と二人で行って」

キョン「まかせろ、何を隠そう俺はストレッチの達人だ」

朝倉「なにその教育テレビの体操おじさんみたいな称号」

長門「ご託はいらない、早く始めて」

朝倉「今日ずっと扱いが酷いわよね私……」

キョン「……」

朝倉「……」

キョン、朝倉(……なんというか)

キョン、朝倉(男女一組のストレッチって……)

キョン(すごくエロい!)

朝倉(すごく恥ずかしい!)

キョン(たまに密着したり正面から向き合う姿勢もさることながら、極めつけはこの前屈だよ!)

朝倉「……んっ、んっ、んっ」

キョン(ストレッチやべえええええええええ)


朝倉(うわー!うわー!普通に手繋いだりしてる!)

朝倉(背中合わせたりすると汗が気になる!恥ずかしい!)

朝倉(やだ、今絶対顔赤くなってる!隠せない!)


キョン、朝倉(うわあああああああああああ)


長門「……(イラッ」

長門「ストレッチ、終了して」

キョン「お、おう……」

朝倉「はい……」

キョン「……」

朝倉「……」モジモジ

長門「……(イラ」

長門「朝倉涼子、その場で腕立て100回」

朝倉「!?」

朝倉「 」ピクピク

長門「次は?」

キョン「……あの 長門「次は?」

キョン「……」

長門「次は?」

キョン「あー、走り高跳び、だな」

長門「なるほど、定番」

キョン「ああ、学校のアイドル的存在で陸上といえば走り高跳びだからな」

長門「そういうわけで朝倉涼子、用意を」

朝倉「……もうどうにでもしてよ」

長門「とりあえず低いところにセットした、何回か跳んでみて」

朝倉「はいはい、いくわよー」タッタッタ

朝倉「はっ……と」バフ


キョン「やっぱりあの体が一番反り返る瞬間が一番素晴らしいな、健康的だ」

長門(情報統合思念体からの交信がすさまじいことになっている)

キョン「ギリギリまで反るようなのが見れれば更に良いな……」

長門「なるほど」


長門「というわけで高校女子記録である1m90cmにセットした、跳べるまで帰れないと思って欲しい」

朝倉「どういうわけよ!?」

朝倉「……もう、ほんとにむり」ハー、ハー

キョン「まあ跳べるわけないよな」

長門「当然、人類の積み重ねた記録に余分な脂肪の付いた素人が到達出来るわけがない、おこがましい」

朝倉「じゃあなんで私は跳ばされてたのよ!」

キョン、長門「「そんな不可能に挑戦する姿が見たかった」」

朝倉「このいじめっ子共!」

長門「そろそろ日が暮れるので、今日はここまでとする」

朝倉「結局一日動きっぱなし……」

朝倉「……え?「今日は」?」

長門「この世界に存在する「朝倉涼子を弄りたい」という思想が電波となって受信されたとき、私はいかなるときと場合でも空気を読まずに現れる」

キョン「それ以上は、いけない」

長門「何はともあれ私は先に帰宅する、あなたは朝倉涼子をつれて帰って欲しい」

キョン「ん?お前ら、家は同じじゃないか、どうしてまた、用事か何かか?」

長門「そういうわけではないが、あなたと彼女が一緒に帰宅してこそ意味がある―――お願い」

朝倉「ちょっと! な!長門さん!?」

キョン「?」

長門「……それでは」


キョン「……」

朝倉「……あぅ」

キョン「……どうしたんだろうな、急にまた」

朝倉「さ、さあ、どうしたのかしらね」

キョン「まあ、いつまでもここにいるのもなんだし、帰ろうぜ、着替えて来いよ、待ってるから」

朝倉「あー、それなんだけどね?」

キョン「ん?」

朝倉「長門さん、私の身体機能をブロックしっぱなしで帰っちゃって、ちょっと、上手く歩けないかなー、なんて……」

キョン「そうなのか?大丈夫かよ、それで」

朝倉「うーん、ちょっと難しいかも……えーと、だからね?キョン君」

キョン「?」


朝倉「おんぶしてくれないかな」

長門「……それで」

朝倉「……えっと、更衣室までおんぶして貰って、自分でなんとか着替えて、またおんぶしてもらって」

長門「それで」

朝倉「帰って来ました……」

長門「……他には」

朝倉「なんにもないです……」

長門「……」

朝倉「……」

長門「……ヘタレ(ボソ」

朝倉「だってだってええええええええええ!!」

長門「それでは何のために全身苛め抜いたのかわからない(ガッカリ」

朝倉「だって急に二人っきりになっても何していいかわからないもの!」

長門「てっきり既成事実の一つ作ってくるものとばかり思っていた」ハァ

朝倉「高校生に無茶言わないでよ……」

長門「高校生でもやることはやっているというのに」

朝倉「そんなこといったって私3歳児だし……」

長門「へたれ」

朝倉「いやあああああああああああ!」

長門「そんなけしからん体でしたことがおんぶのみ……」

朝倉「けしからん体っていうのやめてくださいよ長門さん……」

朝倉「もー……、とにかく、身体機能のブロックを切って下さいよ、体まだ上手く動かないんです、私、もうお風呂入ってご飯作って寝たいです」

長門「却下する」

朝倉「!?」

長門「ヘタレと化した朝倉涼子は罰として明日までその状態で過ごすこと」

朝倉「いやいやいや!体疲れてて全然動かないんですよ!せめてお風呂くらい入らせて下さい!」

長門「心配ない、私と入浴する」ガシ

朝倉「はい!?」

長門「こんなこともあろうかとお湯は既にはってある」ヒョイ

朝倉「……ひょっとして最初からこうするつもりでしたか?」

長門「そんなことはないが貴女がヘタレであることは重々理解していた、とにかく観念すべき」ズルズル

朝倉「確信犯じゃないですかー!いやああああああああ!!」

長門「暴れないで、服が脱がせにくい」バサバサ

朝倉「いやあああああああああああ!!」

そんなこと言われてももう終わりましたしおすし

   ∧∧

  (  ・ω・)
  _| ⊃/(___
/ └-(____/

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/  終わり

この時間から寝るのかよ

正直>>441でネタ切れだった、あと掛け持ち投下が予想以上にしんどい

念のため保守

prpr

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3620152.jpg

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

×春香姉様
○ハルカ姉さま

めがっさageるにょろ

>>487 すまんかった

書いてみるか…

ヤバい、柔道にしたら収集つかなくなった

いっけぇぇぇ

朝倉が好きだ

落ちまで書いてないけど投下する

長門「今日は柔道の補修を行う」

朝倉「…え?女子のカリキュラムに柔道ないですよね!?」

長門「問題ない。情報操作は得意。ついでにあなたの成績を拒否=留年にしておいた」

朝倉「横暴だー!」

長門「道着はこちらに用意してある。早く着替えて」

朝倉「ううぅ…」

朝倉「…あの、ズボンと上着と帯はわかるんですが、このガーゼみたいなのは…」

長門「晒」

朝倉「…すいません、もう一度お願いします」

長門「さらし」

朝倉「なんで!?」

長門「例によって情報統合思念体と指導者の発案による」

長門「なお、例により指導は彼にお願いする」

キョン「よっっしゃぁ!来いいぃ!」

朝倉「………」

長門「情報統合思念体からの指示に従い、彼には体育教師程度の知識と身体能力を与えている。指導力に問題はない」

朝倉「とうとう力まで与えちゃったんですか…」

キョン「というわけで今回は柔道なわけだが」

キョン「今回は割とまじめにやっていきたいと思う」

長門「情報統合思念体が動揺している。明確な理由を示してほしい」

キョン「それはだな、まじめにやっても十分エロいからだ」

朝倉「それ真面目でも何でもないじゃない!もう帰…」

長門「単位」

朝倉「りたくなくなってきたなー」

キョン「じゃあ、まずは受け身の練習からだな」

朝倉「う、受け身って」///

キョン「とりあえず前回り受け身でいいか」

朝倉「へ?前回り?」

キョン「ん?どうかしたか?」

長門「やはり朝倉涼子はむっつりである可能性が高い」

朝倉「むっつりじゃないもん!!」

バシン!
キョン「…とまあ、こんな感じだ。初心者だし、ゆっくりやってみろ」

朝倉「…えっと、右足を出して、左手を円を描く感じで…」

キョン「やはり素晴らしいな、白道着」

長門「情報統合思念体も歓喜している」

キョン「臀部の曲線美、浮き出た下着ライン…素晴らしいことこの上ない」

キョン「しかし、何よりも豊満なしりやむっちむちの太ももで可哀想なことになっているズボンが何とも…」

キョン「そして回ったことにより若干はだけ、可哀想なほど胸を押さえつけている晒が見えるのがさらに良い」

長門「前者は同意できるが後者はおかしい。醜い贅肉を押さえつけたものなど醜いだけ」

朝倉(よく聞こえないけど絶対くだらない話をしてるに違いない…人が痛い思いをしてるというのに…)

キョン「痛いのは回るときに肘が曲がってたり、受け身の時に足が交差してる証拠だぞ」

朝倉「人の心を読むなぁ!」

キョン「じゃあ、次は固め技の練習だな」

朝倉「固め技…?」

長門「相手を抑え込むための動きのこと。別名寝技」

朝倉「ね、寝技ぁ!?」

長門「やはり朝倉涼子はむっ…」

朝倉「むっつりじゃありません!」

キョン「先に俺が見本でかけるから、その後お前が俺にかけろ」

朝倉「…どうしてもやらなきゃダメ?」

長門「情報統合思念体は今回に限り拒否しても構わないと言っている」

朝倉「え!じゃあ!」

長門「ただし単位数不足により留年になる」

朝倉「…やります」

キョン「とりあえずスタンダードな袈裟固めからだな」

キョン「まず、かける相手の袷に沿って、脇からのしかかる」

朝倉「うぐっ」

キョン「次に、相手の脇の下に腕を入れ、相手の頭を挟み込むようにして、相手の首後ろの襟をつかむ」

朝倉「うぅ…」

キョン「さらに、あいている手で相手の腕をとり、脇の下か肘でがっちり挟む」

キョン「相手に足を取られないように注意しながら、安定させるために足を八の字に開く」

キョン「と、まあ、このように相手のぬくもりを感じたり、首筋のいいにおいが漂うという、相手が女性なら最高に素敵な技だ」

朝倉「わざと嫌な説明をするってどうなの…」

キョン「さっそく攻守交代だ、ゆっくりでいいからかけてみろ」

朝倉「…えっと」

朝倉「まず袷にそってのしかかって…」

朝倉「相手の頭を…」

朝倉(え?ちょっとまって、コレ…)

朝倉(よく考えたら自分から胸当てるわ脇に抱えちゃうわで凄い体勢なんじゃ…)

朝倉(しかもキョン君の匂いするし、っていうかキョン君の顔近いし!!)

朝倉「えっと、あ、足を、なんだっけ…」

長門「八の字に開いて全力で絞める」

朝倉(に、匂いがするのはしょうがないことよね)

朝倉(か、かぎたくてかいでるんじゃなくて、鼻からどうしても入ってきちゃうだけだから…)

朝倉(これは不可抗力、そう、フカコウリョクだからモーマンタイ…」ギリギリ

キョン「無問題じゃねええええええええええええ!!!」バン!バン!

長門「ユニーク」

うろ覚えの高校時代の体育を思い出して書いてるから、
本当に柔道やってた人が見るとおかしいかもしれない

落としてまうん?

CQCキタコレwwww
,

朝倉スレに栄光あれ

CIAの犬「キョン」
4+○

キョン「は、肺が潰れるかと思った」ゼーゼー

朝倉「ご、ゴメン…」

長門「次は横四方固め」

朝倉「また固め技ですか…」

キョン「きちんと決まればコイツが一番抜けにくいといわれている」

キョン「まず、相手の横から首の下に手を伸ばして襟をつかむ」

キョン「次に反対の腕で相手の片足を抱え込んで、相手の帯をつかむ」

キョン「さらに自分の胸を相手の胴体に乗せ、腰を低く落としたら足を八の字に開いて前後に振られないよう固定する」

キョン「むっちむちの太ももと押さえつけても自己首肯する胸がたまらない技といえる」

朝倉「…もうどうにでもして」

キョン「さあ、かけてみろ」

朝倉「えっと、首をつかんで」

朝倉「太ももを抱え…」

朝倉「胸を乗せて」

長門「極める」

キョン「うがっ!!!!!!!!!」

キョン「―――ッ…」

朝倉「だ、大丈夫?」

長門「極めてユニーク」

キョン「これはねーよ!股間に肘が来た段階で嫌な予感はしてたけど、これはねーよ!」

長門「天丼をしなければいけないと思った。反省はしていない」

キョン「しろよ!エロさはどこ行ったんだよエロさは!?」

長門「徹夜2日目にエロさやレベルの高い笑いを求めてはいけない」

キョン「メッタメタだな!もうさっさと寝かせて来いよ!」

長門「ここは落ち着いて、上四方固めで手を打ってほしい」

あちゃくらぺろぺろ(∀)

キョン「と言うことで、神四方固めをする」

朝倉「何か言葉の響きが違う気が…」

キョン「そこ、口答えをしなぁい!」

キョン「今回は言葉で説明するのがめんどくさいのでwikiレカス!」

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/上四方固

朝倉「   」

キョン「じゃあさっさとおっぱじめんぞ!」

朝倉「ちょっと待って!これただの69じゃない!」

長門「やはりむっつ」

朝倉「もうむっつりでもなんでもいいわ!こんなのできるわけないでしょ!」

キョン「仮にも日本の国技をいやらしいもののように言うんじゃない!」

朝倉「いやらしい目をしながら言っても説得力皆無だから、セの字も湧いてこないから!!」

朝倉「てかこんな技ないでしょ!?創作でしょ?」

キョン「何を言う、教科書にも載ってるちゃんとした技だぞ?古泉なんて授業で絶対使うし」

朝倉「やっぱり卑猥じゃない!」

キョン「卑猥なのは古泉だ、技は卑猥じゃない!それとも単位がほしくないのか?」

朝倉「うっ…」

【速報】俺が風呂に入る

実際のところ結構耳年間な朝倉さんはむっつりえろい

確かにこのスレ内に限って言えば我々は(朝倉に関する)情報が統合された思念体だと言わざるをえない

朝倉「いやぁああ!胸が、股間があああああ」

長門「情報統合思念体が狂喜乱舞している。このような状態は極めて異例」

キョン「なんか、ストーカーや強姦魔の気持ちが少しわかった気がするな…」

長門(なにを今更)

キョン「さて、次は朝倉の番だな」

朝倉「………」

朝倉(無心になろう、事務的に動作だけして、そうすればいつの間にか終わるはず…)

朝倉「横帯を両手で持って、相手の両腕を両脇で固定して…」

朝倉「む、む、むむむ胸で押さえこんで、」

長門「体を落とし込む」

キョン「おまっ、それ横四ほ」ムギュー

長門「そのまま1分」

朝倉「1分、1分…」

ドタン!バタン!バタン、バタ、バタ

パタ…

キョン「お前ら俺を殺す気か!」

朝倉「ひっ…」

長門「ジョークのつもりだった。反省はしている。」

キョン「反省してるで済むレベルじゃねえぞ!」

朝倉「ど、どうしましょう、長門さん」

長門「任せて。交渉は得意」

長門「お詫びの印に縦四方で終わりにしたいと思う」

キョン「許す」

朝倉「ヘっ?なにそれ?」

長門「それと、用があるので先に帰らせてもらう」

キョン「そうか、なおよし」

朝倉「なにが!」

メモ:縦四方固め
マウントポジション+上体での押さえ込みと、ふくらはぎと尻による足の拘束を同時に行える技
解り辛ければ朝倉さんがマウントだいしゅきホールドしてくれる神業だと思えばいいとおもうよ

キョン「まず相手に馬乗りになるんだが、この時、単に乗るだけじゃなく、相手の両腕を自分の膝と相手の胴体の間に挟む」

キョン「次にふくらはぎと尻で相手の太ももを挟み込み、相手の足が上がらないようにする」

キョン「さらに腹で相手の上体を抑え、さらに首が動かないように胸と両腕で相手の頭を抱え込む」

キョン「ポイントとしては、膝を相手が振りほどけない程度に開いて安定させること。これを怠ると簡単にひっくり返される」

キョン「よし、やってみろ」

朝倉(…長門さんがいない)

朝倉(つまりキョン君と二人きり…)

朝倉「…あ、あのさ、わからなかったからもう一回やって?」

キョン「なんだ?お前なら一度教えればわかるんじゃないのか?」

朝倉「な、長門さんにいろいろ制限されてて…うまく理解できない状態…かな?」

キョン「そうなのか?よくわからんが、そういうことならかまわんぞ」

朝倉(なんか、冷静に考えると…)

朝倉(身動き取れなかったり、頭抱きかかえられてたり、心臓の音が聞こえたり…)

キョン「ちなみに身長差がデカかったりすると肘が頭の上のほうに来てこうなる」

朝倉「痛い痛い痛い痛い!」

朝倉「こめかみぃ、こめかみ死んだぁ…」

キョン「いやぁ、悪い悪い」HAHAHA!

朝倉「…反撃してやる」

キョン「へいへい、まあ、さくっとかけてくれ、やばそうになったら抜けるから」

朝倉「…そうね」

朝倉「えっと、上に乗って、腕を挟んで…」

朝倉「おなかで上体を…」

キョン「どうした?」

朝倉「な、なんでもない…」

朝倉(胸で頭を抱えるってことは、心音聞こえちゃうよね…)

朝倉(…そうだ、肘で耳ふさいじゃえば…)

キョン「…なあ、そこふさがれると聞こえ辛いんだが?」

朝倉「まだ聞こえる?」

キョン「痛っ…よけいに聞こえにくいわ!」

朝倉「聞こえる?」

キョン「しゃべってるのはわかるが、なんて言ったんだ?」

朝倉「…ばーか」

朝倉「宇宙人と恋愛でもする気?」

朝倉「…ほんと…馬鹿」

グイッ

朝倉「へっ?ふぇ?」

キョン「んんんよいしょおおおおおっ!」ゴロン

朝倉「ひゃぁ!」

キョン「何か失礼な言葉を言われた気がするんだが?」

朝倉「…いや、別に…そんなことは……」

キョン「なんだ?バカとか言ってた気がするぞ」

朝倉(鈍感のくせに鋭い)

朝倉「…あ、あのね、その、さ…」

キョン「?」

朝倉「す…」

ガラッ

警備員「あ、すいません、あと10分で学校を閉めますので」

朝倉「…ヘっ?」

キョン「ああ、はい。わかりました」

警備員「では、失礼します」

キョン「もうそんな時間か…さて、帰るか」

朝倉「…えっ?ちょっと待って、シャワーは?」

キョン「諦めろ。それともあと10分でシャワー浴びて着替えて校門まで行けるのか?」

朝倉「…むりです」

長門「ヘタレ」

喜緑「ヘタレというか…泣けるほど運がないですね」

朝倉「喜緑さんまでいたんですか…」

長門「あれだけ密着しておきながら、告白はできない、既成事実は作れない、汗臭いまま並んで帰るの3重奏」

喜緑「最後のって、彼からするとご褒美じゃないですか?」

朝倉「やめてえええ!!!」

朝倉「ううぅ…穴があったら埋まって死にたい…」

喜緑「それにしても、お互いがお互いを好きなうえにボディータッチがあっても既成事実って生まれないものなんですね」

朝倉「   」

長門「ヘタレと鈍感では土台無理がある。御膳立ても意味がない」

喜緑「御膳立てと言えば、それだけ密着しておきながら彼は勃ってなかったんですか?」

朝倉「………え、えっと、あの…」

長門「なぜそこに食いつかなかったのか」

喜緑「というか、彼、変態のくせに我慢してたんですね」

長門「ヘタレと鈍感は取り下げる。両方ヘタレだった」

喜緑「朝倉さんが嫌がるとでも思ってるんですかね?」

長門「総評すると二人そろってメンドイ。早くくっ付けばいい」

喜緑「末永く爆発しろってやつですね」

朝倉「だって…だってぇ…」

長門「ところであなたが来た理由を聞いていない」

喜緑「最近寒いので、お伝をいただきに来たんですが、話を聞いた限り、今日は…」

長門「安心してほしい。私も毎回カレーを作るわけではない」

長門「今日はハヤシライス」

喜緑「あまり変わらないと思います」

長門(…次は家庭科の補習にするか…)

お伝ってなんだ…おでんだろ…

とりあえずここまで
家庭科はまたの機会に書こうと思います
というか、今まで書いたことあるのがキョンが石畳チョコ作る話位なので

続き書かれる方は家庭科である必要はないです

家庭科編をみたいから保守するわ

>>630
えっと、じゃあ簡単な料理で…

柔道編は水泳辺の方の後でも違和感なく読めるよう努めてかきましたが、
家庭科編は書きやすい設定で書かせていただきます
基本料理の解説っぽくなるので、エロが消えるかも…

朝倉朝倉

学校といえば身体測定

>>644 おちつけ 家庭科が先だ

教師「…と言うことで、来週はハンバーグを作るので、各自腕に自信の無い物は練習をしてくるように」

金曜日。
家庭科教師が放った一言が、まさか俺の貴重な日曜日を朝倉のために費やすきっかけになろうとは、
この時はまだ予想すらしていなかった。

土曜日を団活で消費し、今日はだらだらできるはずの日曜日である。
雨まで降ってるから外に出なくてもだれに咎められるということもない。

であるはずなのに、どうして俺は長門の家にいるのだろうか?
長門はちゃぶ台の反対側で俺をまっすぐ見続け、その隣で朝倉は下を向いてもじもじとし続けるという
なにやら恐ろしげな無言空間が広がっているのを、誰かどうにかしてくれないだろうか

長門「今日呼んだのは、ある非常事態に基づいている」
非常事態?またハルヒが何か面倒事を起こしたのか?
朝倉「あ、あの、そうじゃないんだけど…」
長門「事は彼女の立ち位置にかかわる」
立ち位置?
長門「朝倉涼子は委員長という役柄上、涼宮ハルヒにとってミスのない人間に見えている」
なるほど、そんな気はする
長門「しかし、彼女は今そのその立ち位置がぶれる危険性を抱えている」
長門「場合によっては、この世界の法則が乱れる可能性もある」
キョン「…よくわからんのだが、その抱えてる危険性ってのはなんだ?」
長門「ハンバーグが美味しく焼けない」
キョン「…は?」
キョン「ちょっと待て、そんなことで世の法則が乱れちまうのか?」
長門「料理史が脅かされる可能性もある」
そんな大ごとに発展するのかよ
長門「ついては、彼女にマンツーマンで美味しいハンバーグを焼けるようにしてほしい」

あれ?俺もともとどうゆう文体でハルヒのSS書いてたっけ?

というわけで、よくわからんが朝倉にマンツーマンで料理を教えることになってしまったわけだが…

キョン「朝倉って、料理は上手いほうじゃなかったか?」

朝倉「そ、そうかな?」

確か、今までにおでんとシチューは食ったことがあるはずだが、普通に旨かった気がする

煮崩れもしてなかったし、味もしみこんでいたはずだ

キョン「失敗したハンバーグって、残ってるか?」

朝倉「あるにはあるけど…食べられないと思う」

朝倉が冷蔵庫から持ってきたものは、一言でいえば可哀想なハンバーグとでもいうべきものだった。

フライパンから離れずにめくれたと思しき焦げの一群がある一方、裏は焼け目ひとつついておらず、
無事な部分を口に入れると、酷くパサパサとしていて、とても食えたものではなく、
委員長を絵にかいたような朝倉涼子が作ったとはどうにも信じがたいものだった

朝倉「食べなくてもよかったのに…」

キョン「いや、おかげで問題点がいろいろとわかった」

キョン「とりあえず、なんで失敗したかだが…」

まず、生地にしっかりと塩が入って無い。

塩をかけ過ぎるとばらけるお握りとは逆で、ハンバーグの生地の場合、
しっかりと塩が入ってない場合、肉汁が流れ出やすくなる

次に、火加減がいい加減だった可能性が高い。

きちんと火を通そうとして弱火で片面を焼き、焦げが付く前に裏返したが、
焦れて一気に強火にしたことで肉汁が外に出て蒸発。パサパサになったのはこの時だな
たぶん水を入れて温度が急激に上下した時に焦げが割れてめくれたってところだろう

キョン「で、心当たりは?」

朝倉「あー…うん、全部かな?」

ま、朝倉の場合、手際の悪い手取り足取りより、
一度に作業を見せたほうがうまくいくだろうし、ちょうど昼前だから昼食がてら作ってみるか…

朝倉「教えてくれないの?」
キョン「いいからそこで座ってみてろって」

まずはパン粉をボウルに入れ、そこに牛乳を投入して放置

次に玉ねぎをみじん切りにする
鼻になんか突っ込んどくと泣かなくて済むぞ
切り終わったらレンジで30秒温め、取り出して余熱をとる

10分ほど放置していたパン粉から牛乳を絞る 牛乳は捨てていい。

空のボウルにひき肉を入れたら、塩を加えながらピンク色になるまでまんべんなく混ぜる
塩は肉100gに対して1gくらいでいい
200gのハンバーグ2人分なら小さじ1にちょっと足りないくらいでいいだろう

よく混ざったら粗熱のとれた玉ねぎと牛乳を搾ったパン粉、それに全卵を合わせる
卵の代わりに代わりにマヨネーズを入れてもいいぞ。肉汁が残りやすくなるからおすすめだ
味を調えるために胡椒をかけたら、粘りが出るまでよくかき混ぜる。

朝倉「なんか主婦みたいね」

キョン「せめて料理人と言ってほしいところだな」

いつも思うんだけどなんでパン粉を牛乳に浸すの?

>>669
パン粉そのままだと、肉汁のうまみ成分より先に、肉の脂肪分を吸い取ってしまう
牛乳に浸しておくと、肉汁のうまみ成分がきちんとパン粉にしみこむ

せんせー、全玉ってなんですか?

>>673
すいません、ただの生卵です。黄身と白身に分けずにそのままぶち込みましょう

粘りが出たら両手に食用油を塗り、生地を人数分に分けて、両手でキャッチボールをする

朝倉「空気抜きくらい誰でもするでしょ?」

キョン「まあ、このへんは読み飛ばしてもいい」

そもそも俺が作る工程ではなく、食後からの特訓が重要だしな

空気が十分に抜けたらハンバーグらしい形に整える

さて、準備は整ったし、焼に入るとしよう

下準備として、ポットや薬缶等で十分な量をお湯を沸かしておいてほしい

朝倉「あっという間にすぐに沸く~」

ただの薬缶も、朝倉や長門の手にかかればどこぞの電子ケトル並みだな…

まずはフライパンにサラダ油(10mlほど)をひいてコンロに火をかけ、強火でフライパンを温める。
フライパンは蓋がガラス製の物を使ったほうがいいだろう

頃合いを見てハンバーグを投入し、片面を1分焼いて裏返す
裏にしたら火力を中火にして、2分ほど焼き、熱湯をハンバーグが浸るまで入れて蓋をし、蒸し焼きにする

朝倉「蒸し焼きって、芋虫想像しない?」

キョン「…それ、調理実習でひんしゅくを買うセリフトップ5に入るから絶対に言うなよ」

数分立ってお湯が無くなったら出来上がりだ

朝倉「おいしそー、とても同じ材料でできたとは思えないんだけど」

食ってみるか?火傷すんなよ?

カチャ…

朝倉「ごちそうさまでしたー」

お粗末さん。にしても、こうも旨そうに食われると、嬉しくなるね。

朝倉「でも意外だなー、こういうの苦手そうなのに」

キョン「むしろ、お前にできないことがあるのが驚きなんだが?」

朝倉「得手不得手って、誰にでもあるでしょ?スパコンに小説書ける?」

キョン「言われてみると納得するような、何か引っかかるような…」

朝倉「とにかく、うまく焼けるようになるまで教えてほしいな」

…テーブル越しの上目使いって、退場モノの反則だと思うぞ、俺は。

この話はどこに行きつくんだろうか…?

長門「これは…肉塊?」

そうだな、肉塊だな。俺も初めて見たから少し驚いてるところだ。
焼けた肉塊ってそうお目にかかれるものじゃ無いよな…

長門の視線の先にあるのは、総重量3kgはありそうな自称ハンバーグたちである

結局、昼過ぎに始まった料理教室は、月が昇り始めた頃になって、ようやくの区切りを見せることができた

これで何とか月曜3限の家庭科には間に合うだろう

問題は…

キョン「こりゃ、当分はハンバーグになるな…」

長門「問題ない」

長門「これは朝倉涼子の不手際」

長門「だから朝倉涼子に処分をさせる」

朝倉「…捨てるのってもったいなくないですか?」

長門「あなたは食糧に対する配慮が足りない」

長門「当然すべて食してもらう」

朝倉「  」

キョン「…まあ、大変だとは思うが、頑張れよ?朝倉」

朝倉「…そ、そんなぁ…」

数日後

朝倉「うう、胸やけがひどい…」

朝倉「最近朝起きるのがつらいなぁ…」

朝倉「でも、朝ハンバーグ食べる気にもならないし、昼はお弁当だから沢山は持っていけないし…」

朝倉「夜たくさん食べるとどうしても…ねぇ…」

朝倉「………」

朝倉(そういえば、最近体重計のってないなー…)

朝倉(ちょっと怖いけど…そんなに増えて…ない、よね…?)

朝倉「ま、まあ、気楽に、ちょっとだけ…乗ってみたりとか」ゴクッ…

ジー……ピー!ピー!

朝倉「む、まさか……いやでもそーいやチラッと……」

という終わりかたです…
すみません、エロは眠気が奪い去っていきました…

以前書いたのがあったので乗っけとこうかと
これの>>66からのだったと思う

まだ慌てるようなじかんじゃない

あちゃくらりょうこ

上に同じ

どっせい

for you

お前ら凄いな

ここが大事だぞみんな
どうせ残ってるだろと保守を怠るといつのまにか落ちてるもんだ
気合いいれ直せよ

キョン「ということで、身体測定をする」

朝倉「どういうことよ…」

キョン「まずは身長、体重、胸囲を測ってだな」

朝倉「それ健康診断じゃない!」

キョン「まあ、冗談はさておき、長門が与えてる能力制限がどのくらいかってのも気になるしな」

まあ、おそらくは長門のことだから、高校二年生女子の平均と誤差はないと思うが…
宇宙人に個体差があったら面白そうだな、という純粋な好奇心も手伝ってやる気は十分だ。

何より朝倉のむっちりボディが動くというのがイイ!

しかもいい具合の晴天具合と来ている。まさにスポーツ日和だな。
やるほうはたまったもんじゃないだろうが、見てる分にはすがすがしいことこの上ない。
ま、とりあえずグラウンドに出てきてるし、1500でいいか

キョン「じゃ、さっそく行くぞ、位置について」

朝倉「…はいはい」

キョン「よーい、スタート」

別に授業でもないのにきちんと走るのは、朝倉が真面目だからだろうか?
それともただの流され体質なのか…流される朝倉…なんかエロいな

それにしても、わりかし速いんじゃないか?これなら5分圏内に余裕で入るぞ
しかもこの間と違って体操服だから揺れがよく見える…
すごいな、大きいと縦じゃなくて横に揺れるのか…いいな、体操服、マジでイイ!

長門「………」

長門(ま、いいか)

キョン「と言うことで、まずは1000m走をしてもらう」

朝倉「ちょ…なに…無かった、ことに…しよー、と…」ゼーハー…ゼーハー

キョン「あー…悪かった、てっきり女子も1500だと思ってな」

長門「問題ない。朝倉涼子の鍛え方が足りないだけ」

朝倉「お…鬼…身内に、鬼が…」ゼーゼー

長門「ちなみに1000m走は新体力テストの種目にはない」

キョン「え?マジ?」

朝倉「…キョ…君…覚え…てろ…」

長門「握力測定に魅力を感じられない。早めに終わらせるべき」

キョン「それは甘いな、お前は握力測定の真の恐ろしさを知らない…」

考えてもみろ、必死に歯を食いしばって腕をprprさせてしまう朝倉の健気な姿なんて悶絶モノではないか

キョン「と言うことで、握力測定だ。全力で行けよ、どうせ壊れるほど力でないんだから」

朝倉「そういわれると壊せるまで握ってやりたくなるじゃないの…」

朝倉「ふっ、~~~~~~~っ」

おお、目をつぶって歯を食いしばりながら二の腕をぷるっプルさせているばかりじゃない!
あろうことか神なる太ももまで内側に押し付けられあってとんでもないことになっておられるではないか…
何より頑張っている朝倉がすでに鼻血ものだ…これは最後まで持たんかもしれん

長門「右、24.2、左、25.3」

キョン「結構低いな…中学生くらいしかないぞ」

長門「今後参考にする。有意義な測定だった」

長座体前屈と立位体前屈の間には、エベレスト以上の隔たりがあるといっても過言ではないだろう
立位では背中しか見えないが、長座体前屈であればいろんなところが目立ってしょうがない!

キョン「ただ、非常に残念なことに、お尻が目立たないという欠点がある」

長門「なるほど」

朝倉「ふっ!」

すらっと伸びた腕、ぴくぴくする指先、太ももとおっぱいのむちむちがつぶれあってむっちむちに…
そしてさらに曲がった背中と腰が…

朝倉「いくつ?」

キョン「100点!」

朝倉「なにがよ!?」

長門「50.5㎝。平均より少し柔らかい。ナニかと便利」

朝倉「何に!?」

キョン「反復横飛び…もうあれだよな、響きがいいよな」

朝倉(胸だ、絶対胸が揺れるのを見ようとしてる)

キョン「じゃ、計測は長門に任せるとして、俺も参加させてもらおう」

朝倉「?」

キョン「よーい…スタート」

ダンダダンダンダダンダン

ダンダンダンダンダンダン…

キョン(いや、いい、実にいい。同じ速さで後ろから眺めるぷりっぷりのお尻が天使過ぎる」

朝倉(恥ずかしい。私よりこいつが恥ずかしい)

長門「55回。男子の平均に近い。上出来」

♪~♪~♪~♪…

朝倉「も、もう無理…」

長門「72回はもったほう」

朝倉「す、少し休憩を…」

長門「あと30分で下校時間。無理」

キョン「あと何が残ってる?」

長門「上体起こし」

朝倉「…あの、長門さんがやってくれますよね?」

長門「私は記録係。彼が相手をする」

朝倉「ですよねー…」

朝倉(どうしよう…すごい汗だくなのに)

朝倉(上体起こしってことは、やっぱり体が触れるわけだよね…)

朝倉(しかもハーフパンツじゃないから足の汗なんてもろに…)

キョン(ご褒美キタ――――)

キョン(だがしかしまて、上体起こしの補助者は基本胡坐だ)

キョン(さらに俺はボクサーではなくトランクス派)

キョン(こちらから諸々見える代わりに、あちらからもモロに見える可能性を孕んだ言わば両刃の剣)

キョン(しかも朝倉をじっくり見ると愚息が見やすい位置へ移動してしまう恐れがある)

キョン(目の前に朝倉がいながら、朝倉を見ても考えてもいけない…)

キョン(これはご褒美でも何でもない、一種の修行じゃないか…)

キョン(いや、待てよ、考え方を変えればこれは修行プレイ…いける、イケるぞ!)

朝倉「えっと、まず寝たほうがいい?」

キョン「あー、先に俺が座ったほうがいいのか?」

長門「足を固定する必要がある。朝倉涼子を基準にする」

朝倉「あ、じゃあ…」

長門「足の甲に座り込み、足を挟むように胡坐をかけばいい」

キョン「重いと思うから、痛かったら言えよ」

朝倉「だ、大丈夫」

キョン(よくよく考えたら、足に触るの初めてだよな…柔道の時は布越しだったし)

キョン(つか、ふくらはぎがの感触が…)

朝倉(うわーうわーうわー!脚とか腕とかすごい、なんか固い)

朝倉(っていうか、寝てる私の脚をキョン君が…)

長門「では、計測を開始する」

朝倉「う、うん」

キョン(しかし、見ないように努めても脚とか胸とか…もうちょっとで脚の付け根が…)

長門「はじめ」

キョン(見えた!)

ゴン

朝倉「ごめん、私石頭だから…」

キョン「いや、朝倉が痛くなくて何よりだ…」

長門「岩倉涼子は石頭、と」

朝倉「誰が岩倉ですか!しかもそんなことを記録しないでください!」

長門「両方愛知県内。たいした差はない」

朝倉「なんの話ですか!?」

長門「ソフトボール投げも速さはそこそこだった」

長門「さすが朝倉」

朝倉「名古屋ネタはやめてください…」

長門「雑談は後にしてほしい。時間がないので仕切り直す」

朝倉「どの口でこの上司は」

今更だけど身長体重は身体測定で合ってる
今やってるのは体力測定

>>814
俺「    」

長門「では再開する」

キョン「おう」

朝倉「はい」

長門「始め」

朝倉「ふっ!」

キョン「1回」

朝倉「ふうっ!」

キョン「2回」

キョン(やばい、朝倉の香りがやばい)

キョン(おれはこの欲情に耐えねばならんというのか…)

キョン(つーかなんか胸の揺れが伝わってる気がするよ!?)

朝倉「ふっ…!」

キョン「18回」

朝倉(どうしよう)

朝倉「ふんっ…!」

キョン「19回」

朝倉(アレが見えそうになってる…)

キョン「20回」

朝倉(なってるけど…)

朝倉「ふうぅっ!」

キョン「(21)回」

朝倉(目が反らせない!)

キョン(血が集まっちまってるんですけどおおお!!!)

キョン(目の前の存在がヤバイ、ヤバ過ぎる!さっきからヤバイしか言ってない位ヤバイ!)

キョン(鎮まれ、鎮まるんだ、とりあえず元素記号を思い出そう)

キョン(えっと、たしか…Hな変態リッチな…だめじゃねえかおい!)

キョン(とにかくどうにかして…あ)

朝倉「………」

キョン「………」

朝倉「………」///

キョン(お、終わったああああああああああああああorz)

感慨深いな

キョン(視線が合っちまった…)

長門「32回はいい方。今日のデータは、今後、朝倉涼子の力の制御の目安にする」

長門「速く着替えたほうがいい。私は先に帰る。下校時間に遅れないように気を付けて」

朝倉(き、気まずい)

キョン(見られたよな…ばれたよな…顔真っ赤だしな…顔そらしたしな…)

朝倉「あ、あの…」

キョン「見ちまったよな…」

朝倉「えっと…」

キョン「…帰るか」

~通学路~

キョン「………」コツコツ…

朝倉「………」カッカッ…

キョン(頼むから何も言うな、何も聞くな、早く送って楽になりたい)

朝倉(早く何か言わないと………)

キョン「………」

朝倉「………」

キョン(無言ってキツいな…かといってしゃべる気にもならないしな…)

キョン(大体なんだ、この悪戯が見つかった子供みたいな嫌な気持ちは…)

キョン(……見られたとはいえ、俺が謝るべきだよな)

キョン(…もうすぐ長門のマンションの近くだし、そこで謝れば、この嫌な空気からおさらばできる)

キョン(それより早ければ微妙な雰囲気になるだろうし、それを逃せば謝り辛くなる)

キョン(そこしかないよな…)

ふせ

なんて考えてる間についちまったなぁ…

朝倉「……それじゃあ…」

キョン「…あのさ、朝倉」

朝倉「………」

キョン「今日、悪かったな…その、嫌なモン見せてさ」

朝倉「……嫌じゃないよ」

キョン「…あー…何がだ?」

朝倉「だから、その…キョン君のなら……嫌じゃない…から」

キョン「………は?」

朝倉「それじゃまた学校でっ!」

キョン(     )

キョン「………どういうことだ?」

俺のアレが嫌じゃない?
……ちょっと待て、整理しよう
その反応の場合、俺が男として見られてないか、朝倉の性的モラルが著しく欠如しているか、さもなくば…

キョン「………!?」

長門「ようやく気付いた」

キョン「うぉい!!」

キョン「な、なんだ、長門か…」

長門「急用ができた。今から朝比奈みくるのところへ行く」

キョン「そ、そうか…」

長門「そう。今日は私が夕食の当番だが、そちらを優先しなくてはならない」

長門「私の代わりに朝倉涼子の夕食を作る人物を探している」

長門「現在の朝倉涼子は身体能力を制限しているため、防犯面から男性が望ましい」

キョン「…それ、俺が行ってもいいか?」

長門「助かる。任せた」

長門「六時間は戻らない。その間お願いする」

そういって、長門は朝比奈さんの家の方へ歩いて行った
まったく、6時間も何の用事なんだろうね

キョン「…御膳立てだよな…」

さてさて、どうするかね
今晩のメニューと、告白のセリフは…

終わった…長かった…
バレーボールもやりたかったな~
さすがにあと140じゃ無理です…

ところでお前らに相談なんだが、
個人的にキョンを書くのが難しいんだよな…

何回原作や漫画読んでもアニメの杉田のイメージが強すぎて、
セリフ書いてる途中で銀時とかグラハムが出てきてそっちのいい方に流れるんよ…

なんかいい方法ないか?

たまにこれキョンじゃなくね?ってなるけどそれでいいのか
参考になった

お前らグラハムスペクターな、OOじゃなくてBACCANOのほうな

>>884
グラハム・スペクターさんは躁鬱が激しすぎて完全にキョンと真逆のキャラじゃねえかwww

>>888
テンション高いキョンをかいてるとご降臨なさる

気づけばあと100位か・・・

バレーボール…書いてみるか…

駄目だったら新スレ頼むかも…

【悲報】俺が風呂に入る

高校と大学バレー部だったけど質問ある?

キョン「そうだ、バレーボールをしよう」

朝倉「今さらなに言われても動じないわ」

キョン「とはいえ人数を増やすのも大変だからビーチバレーだ」

長門「しかしそれでも一人足りない」

キョン「安心しろ。俺が見繕ってきた。紹介しよう。統合思念体くんだ」

統合思念体「」

朝倉「」

長門「」

キョン「なお彼はいわゆるRPGの勇者的存在で全てが平均的に高く小さなコインが当たらない限りしゃべらない仕様だ」

キョン「さっそくチーム分けをしよう」

キョン「というより、朝倉がレシーブする時しりをぷりっと突き出す姿を拝むか、ネットプレー時にゆれるパイオツを奉るかどっちかなのだが」

朝倉「なんでそう恥ずかしげもなく言えるのかしら」

キョン「やはりここは二人で朝倉をいじめつつ目の保養をするべきだと思うがそうは思わないか?」

統合思念体「→はい」

キョン「決まりだな」

朝倉「はぁ・・・この強引さにも馴れましたよ。しかし、長門さんという頼れる仲間が・・・あ、目が死んでる」

長門「」

書けたが遅かった…

ビーチバレー
キョン・統合思念体vs朝倉・長門

キョン「よし、サーブいくぞー。そーれ!」バシーン

朝倉「来たわ!えい!」バシ

長門「トス、レフトオープン」シュ

朝倉「やあ!」バチーン

キョン「すばらしい」

統合思念体「→はい」

キョン「朝倉の胸が三次元的に躍動している。それどころかレシーブの時はだっちゅーのポーズだ。しかもスパイクの踏ん張りやアタックによる手足の振動もすみに置けない」

長門「・・・」

キョン「もしかしたら朝倉を一番活かせるのはPG・・・じゃねーやバレーボールかもしれない」

統合思念体「→要チェックや」

朝倉「サーブ!いっくよー!」ペチーン

キョン「余裕だぜ!」バシ

キョン「思念体!レフトオープン!」

統合思念体「→はい」シュ

長門「ブロック」ブアッ

キョン「うおっ!」バン

朝倉「やったあ!長門さんナイスブロック!」

キョン「見たか思念体。さすが長門・・・まさに壁だぜ・・・」

キョン「いや、まさに絶壁。平らな金属板が下から競りだしてきたようだったぜ」

キョン「あれは俺は抜けない。いや、俺じゃなくても抜くのは至難の技だ」

長門「・・・」プチ

朝倉「あの・・・長門さん?恐らくとんでもない勘違いなさってませんか?」

長門「朝倉涼子」

朝倉「ひゃ、ひゃい!」

長門「彼らを潰す。全力で」

長門「サーブは私が」

朝倉「え?でもルール上それは・・・」

長門「私が」ゴゴゴ・・・

朝倉「陛下の赴くままに」ガクブル

長門「追撃開始」バチィィーン

ゴオォォォ!!

キョン「強・・・・・・!速・・・避・・・・無理!!受け止める無事で!?出来る!?」

キョン「否・・・死・・・」

統合思念体「→白の賢人」

パァッ・・・

長門「ワンタッチアウト。私たちの得点」

朝倉「バレーボールをしよう」

キョン「す、すまない思念体・・・助かった」

思念体「→はい」

キョン(くそが・・・このまま終われるかよ!)

出そうかまよったが、またの機会に暖めておくことにする

キョン「統合思念体・・・頼みがある?聞いてくれるか?」

統合思念体「→はい」

キョン「~~~をしてくれ」

長門「サーブ」バチィィーン

キョン「おらぁっ!」バチーン

朝倉「は!まさか統合思念体の力によりキョンくんの身体能力を大幅に上昇させた!?」

キョン「作戦はそれだけじゃないぜ・・・思念体!センタークイック!」

統合思念体「→はい」シュ

朝倉「しまった!長門さんの超速サーブからのクイック!これじゃブロックが間に合わない!」

朝倉「しかもちょうど長門さんと私の間にスパイク!!」

キョン「やはりお互いがぶつかってしまうようなダイビングレシーブになったな・・・今だ!」

統合思念体「→黒い賢人」

朝倉「うわあ!長門さんとぶつかっちゃ・・・」

朝倉「なぜキョン君がそこにいるのぉぉぉお!」

ドカーン

キョン「朝倉って、あったかいんだな・・・」

朝倉「ちょ・・・なにいってん・・・のよ」

キョン「自己主張の強い胸をそう押し付けられるとドキがムネムネする。血は確実に下半身に向かっているというのに」

朝倉「品のないこと言わないでよ!あと自己主張強いとか言うな!」

キョン「ビーナスも生まれた瞬間殻にこもる程のパーフェクトバティだぞ?嫌なのか?」

朝倉「そんな表現されるなら嫌よ!」

キョン「嘘だな。だって朝倉、離れようとしないじゃないか。そのアルティメットバティを俺に思い知らせてるじゃないか」

朝倉「そ、それは・・・///」

キョン「が、そろそろ苦しくなってきた。酸欠だ。水泳の時よろしく人工呼吸をしてくれ」

朝倉「・・・じ、人工呼吸ね!?わかったわ!ただの人工呼吸だからね!」

キョン「ああ、頼む」

朝倉「じゃ・・・す、するからね!目閉じといてね!!絶対開けないでね!!それから変な勘違いとかしないでよね!あと・・・それからあとは・・・」

キョン「・・・」

朝倉「・・・せ、責任とってよね///」

もう900越えたからこれで終わり。お粗末様でした


>>926はよ

>>932
60で終わらせろと?

短く終わらせるのが下手なだけで、そんなに意欲があるわけではないぞ

しょうがない、風邪でも引いてもらうか

俺の分まで君がピシッとしめてくれ あんな駄文でこのスレ終わらせるのは申し訳ない

キョン「40度か」

朝倉「私でも風邪なんて引くのね…」

キョン「まあ、長門曰く、体は普通の女子高生らしいからな」

朝倉「ごめんね、日曜日なのに…」

キョン「別にいいさ。むしろ土曜日に何もしてやれないからな…」

キョン「その罪滅ぼしみたいなもんだ」

朝倉「あら、ずいぶん軽い罪ね」

キョン「…悪い」

朝倉「いいよ…だって、しょうがないもの…」

キョン「……どこが辛い?咳とか、鼻が詰まってるとか、ティッシュをとってくるか?」

朝倉「ううん、ただの熱風邪だから、気持ちだけで十分。さっき解熱剤も飲んだし…」

キョン「そうか…何かしてやれることはないか?」

朝倉「うーん…そうだな…」

キョン(しまった…こうやって話をするのが一番辛いかもしれんな…)

朝倉「…あ、あのね、変なことだと思うんだけど…」

キョン「なんだ?何でも言ってくれ」

朝倉「…その、ああ、でも、どうしよう…風邪感染しちゃうかもしれないし」

キョン「…何でもいいぞ、俺にしてやれることなら」

朝倉「その…添い寝を…」

キョン「添い寝?」

朝倉「ただの添い寝じゃなくて…お父さんが小さい子にするような、そういう添い寝…」

キョン「………」

当たり前だが、3年前に生まれた朝倉達に親はいない。
だが、人間生活に溶け込むために、そういう人間の営みの知識や擬似的な記憶みたいなのは頭に入っているんだろう。
本来なら話を合わせるためだったり、人間として生きる上での倫理観などを作るためにあるもの…
それが、風邪で弱った朝倉の頭の中で、さびしいとか、そういった感情から引き出されているのかもしれない
もともと長門より感情豊かに見えるように造られた朝倉が、
感情を理解し始めた長門に再構成されたことで、より人間らしく近づいているのかもしれない…

朝倉「やっぱり、おかしいかな…?」

キョン「いや…」

キョン「そうしよう…きっと、それがいい」

布団が少し暑い。
見た目にそれほどひどくないようでいても、やっぱ高熱なんだよな…

朝倉「…ふふっ…おかしいな、まだ3歳なのに、すごく懐かしい気がする…」

キョン「そうかい…そりゃよかった」

朝倉「ねえ…おなか、叩いてもらえる?」

キョン「ほんとに小さい子供みたいなこと言うな…こうでいいか?」

朝倉「うん…よく眠れそう」

そういえば、妹がもう少し小さい頃も、なかなか寝付けないときとか、
風邪をひいたときにこうしてやってたな…

一方そのころ

俺「お嬢ちゃんAKBに入りたくないかい?」

キョン妹「入りたくない!知らない人についていったらダメってキョンくん言ってたもん」

俺「じゃあプリキュアになりたくないかい?」

キョン妹「プリキュア!?」

俺「どうする?」

キョン妹「うーん、うーん…なる!」

俺「いい子だね、じゃあ車の中にプリキュアに変身できるやつがあるから行こう」

キョン妹「はい!」

キョン「………」

しばらくすると、緩やかな寝息が聞こえてきた

キョン「こうしてみると、本当に子供みたいだな…」

一定のリズムを保っていた手を休め、額に手を乗せる。

解熱剤が効いているようで、長門に言われて飛んできた時に比べると、
ずいぶんと下がっているようだった。

キョン「…この調子なら、明日も学校に来れるな」

SOS団がある限り、毎日の楽しさは約束されるだろう
だが、そこに朝倉がいなくては寂しくなってしまう

枕元にあった解熱シートを額に張ってやると、寒気を感じたのか、しがみつくように抱きついてきた。
それが無性に可愛くて、強く抱きしめたい衝動に駆られるのを押え、
かつて妹にしてやっていたように、なるべく優しく抱き返してやる。

安請け合いしたものの、父親のように、というのは、かなり難しかった。

それは、俺に子供がいないからだろうか?
それとも、どうしても子供に見ることが出来ないからか…

翌朝

ハルヒ「おはよう、キョン!」

キョン「なんだ、ハルヒか…」

ハルヒ「何?マスクなんかつけて、あんた風邪でも引いたの?」

キョン「……まあ、そんなところだ」

ハルヒ「どうせゲームやってたら布団被らず寝ちゃったとか、そんな所じゃないの?」

キョン「……まあ、当たらずとも遠からずだ」

実際、目が覚めたら布団を朝倉に全部持ってかれてたのが大きいだろうしな……

朝倉「へっくち!」

ハルヒ「何?委員長まで風邪?」

朝倉「う、うん、治りかけなんだけど、まだ残ってるみたいね…」

ハルヒ「ならきっとアレね、風邪って人に感染すと治るっていうじゃない?」

キョン「………」

朝倉「?」

ハルヒ「アンタいつの間にか委員長の風邪を貰ってたのよ!」

キョン「・・・」

朝倉「あ、あははは…」

ハルヒ「?」

ガラッ
岡部「よーし、お前ら!もうすぐチャイムが鳴るから席に着けよー!」

ハルヒ「あちゃー…また後で話しましょ!」スタスタスタ!

キョン「まさかあいつ、全部解ってて言ってるんじゃないだろうな…」ボソッ

朝倉「ま、まさか……ねぇ…?」

長門(まだ言ってなかったのか…)

その後、付き合っているのがばれてハルヒにいじられる事になるが、それはまた別のお話である

もう、ゴールしていいよね?

―――朝倉涼子は宇宙人である。

元は情報統合思念体とやらに造られた、ハルヒに接触する為の存在らしい。
……対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース、だったか。
長門のバックアップとして造られた、いわば長門有希の影、その程度の儚い存在、なのだそうな。

……俺はそうは思えないが。


朝倉「あら、まだ残っていてくれたの?……もう、誰もいないかと思ってた」


教室に遅くまで居残りをしている者になげかけるような、やさしい言葉。
……そういえば、クラス委員長だったか。
最後まで優等生だな。

朝倉「もうすぐここも消えてなくなるだけよ、足跡だけが残って、ここ以上の大きな存在に呑まれて、沈んでしまう」

朝倉「ここはね、物語の本流から外れた世界だから……、続きなんてないの、ここが終われば、私もおしまい」

朝倉「実際、私は本流から枝分かれした一部でしかないから……」

そんなことはない、と思う、きっとこれからも、こんな世界は長く、永く、ずっと続いていく筈だ。
少なくとも、俺はそう信じている。

朝倉「それはそうかも知れないけれど、そうして続いた世界で出来た私は、私じゃないもの」

それはきっと、違う枝の私なのでしょうね。と、朝倉は静かに呟いた。
その姿が、今にも消えそうで、とても儚い。

ヤバい、泣けてきた
もっと書いてあげたくなる

朝倉「そして、私はその枝には移れない、あなたと違ってね」

朝倉「あなたはきっとこれから先、いろんな私といろんなことを、していくんでしょうね」

そう……、出来るんでしょうね。

……

朝倉「ね、あなた、ここは楽しかった?」

……ああ、楽しかったよ。間違いない、この先、記憶のどこかにずっとひっかかるくらいは、面白いもんだったよ。

お前はどうだった、朝倉。

朝倉「……ん」

朝倉「うん……うん、楽しかった、とっても」

朝倉「……ほんと、夢みたいにね」

……覚めない夢があってもいいじゃないか。

朝倉「あはは、駄目よそれは、夢ならいつか覚めなきゃ」

上品に笑う姿も何処か悲しげで、胸が詰まる。

……いいのか、夢で終わっても。

朝倉「……」

ここが誰かの夢だったでおわっても、本当にいいのか?
続いたっていいじゃないか、終わらなくたって、ずっと続けていけば、それで。

朝倉「……覚えてて、くれるんでしょ?……それだけで、私は嬉しい」

朝倉「ここは、この私は、ここでおしまい……綺麗でも、完璧でも、十分でもないかも知れないけど、もう、終わっちゃうの、なんせ、そろそろ終点になっちゃうんだから」

朝倉「でもそれは、色んなあなたといろんなことをして、色んなあなたがずっと守ってくれたから、ここまで来れたのよ?」


朝倉「それって、とても素晴らしいことだと思わない?」

―――ああ……。

ああ、そうだな

その通りだ。と、俺はゆっくり頷いた。

それをみた朝倉が、ニコリと笑う。

悲しみはない、だけど

色んな思いを精一杯詰め込んだ

そんな笑顔だった。

朝倉「……先はもう少しあるけれど、私はここでお別れ、あとは、あなたが終わらせて」

少しずつ、彼女の輪郭がぼやけていく。

朝倉「最後はやっぱり綺麗に終わりたい、でしょ?これくらいがちょうどいいんだと思うなー、なんて」

ゆっくり、ゆっくりと、消えていく。

朝倉「……最後に」

―――ありがとう、さよなら

                      あとね
                                     大好き

……

―――朝倉涼子は、宇宙人である。

―――そして誰かの代替品であり、物語の脇役でしかない。

―――しかし、そんな彼女を、俺は、俺達は、ずっと愛している―――。

もうあれだな、俺らのキョン君に岡崎さんよろしく嫁の名前をシャウトしてもらいたい

                     終わり






  ∧∧

  (  ・ω・)        じゃあなお前ら、また何処かの朝倉スレで会おう
  _| ⊃/(___
/ └-(____/

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/  
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     

>>967
ありがとう
お前のおかげで気持ちよく眠れそうだ

じゃあ、最後に朝倉さんじゃない女の子とキョン君のお話を

「おとうさん…」

ん?起こしちゃったか…どうした?

「…おかあさんは?」

いま、お粥作ってくれてる。どこにも行ってないから、心配しなくていいぞ

「わかった…」

冷えピタ、温くなっちゃったな…今、取り替えてやるから

「…ねぇ、おとうさん」

なんだ?

「あのね……やっぱ、いい…」

…お父さんにできることなら、何でも言っていいぞ

「…あのね、おとうさんにかぜ、うつっちゃうかもしれないけど、いっしょにねてくれる?」

なんだ、そんな事をためらってたのか…いいぞ、添い寝してやる

「ありがと…」

寒くないか?

「ううん、おとうさん、つめたくてきもちいい」

そっか

「うん…つめたいけど、あったかい…」

…なんか、こうしてると昔を思い出すな

「むかし?」

そう、昔。

「むかしって、どのくらい?」

お父さんとお母さんが高校生の時。

「こうこう?」

お隣の家のお兄ちゃんたちが通ってる学校。山の上にあるの知ってるだろ?

「うん、しってる!」

あそこは、お父さんとお母さんも通ってた学校だったんだ。

でな、お父さんたちが、そのお兄ちゃん達くらいの時に、お母さんがすごい熱出して
その時も、こうやってお母さんの隣でずっと一緒に寝てたんだ

「おとうさんが?」

ああ、だから、こうしてるとお父さん、懐かしくなっちゃった

「そっか」

うん

「ねえ、おなかたたいてほしい」

うん?いいぞ…

「おとうさん」

どうした?

「ありがとう…だいすき」

ああ…お父さんも大好きだぞ

「おやすみなさい…」

ああ、ゆっくり、おやすみ

2時間ほどで目が覚めてリビングに行くと、嫁がふくれっ面をしていた
曰く、お粥を作ったのに娘が寝ていたのが不満だったらしい
何とも可愛らしい我が妻である

「起こしに行ったはずなのに、一緒になって寝ちゃうし」

悪かった、つい添い寝をせがまれてな

「添い寝か…なんか懐かしいな…」

その表情が、つい愛おしくて、自然に口をついたんだと思う

「涼子」

「なに?」

「愛してるぞ」

朝倉「なんで長門さんじゃなくてキョン君がご飯作ってるのよっ!」

キョン「長門に頼まれたんだよ!」

朝倉「なんでついてくるの!」

キョン「そっちが逃げるからだろ!」

朝倉「部屋までついてこないでよ!」バタン!

キョン「…ドア、開けてくれないか」

朝倉「無理、ダメ!」

キョン「…じゃあ、せめて晩飯のメニューを決めてくれ」

朝倉「もう何でもいいから、速く作って帰って!」

キョン「…じゃあ、わかめの味噌汁でいいか?」

朝倉「いい、それでいい!」

キョン「おかずは肉じゃがで文句ないな?」

朝倉「だからいいって!」

キョン「あと焼き鮭とk「それでいい!」

キョン「付き合ってほしい「もう何でもい…」

キョン「いいのか?俺で…?」

カチャ

朝倉「…やだ…」

キョン「………」

朝倉「キョン君じゃなきゃ、嫌だ…」

キョン「…そっか」

朝倉「…そう」

キョン「…飯にするか」

朝倉「………」コクン

キョン「…涼子って、呼んでいいか…?」

……こくん

添い寝編と体力測定編を補完しました
お目汚しもこれでお開きです
また朝キョンスレでお会いしましょう

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