朝倉「む、ブラが合わない……」(375)
朝倉「う~ん、こんなの付いてても邪魔なのに大きくなられても困るんだけど……」
長門「………………そう」
朝倉「どうも最近きつくなってきたと思っていたのよね」
長門「……………………そう」
朝倉「それにしてもなんでこんなもん付いてるのかしらね地球人の女って」
長門「……………」
朝倉「でも私達って身体が成長することってありえるのかしらね?長門さんはどう?」
長門「知るかボk……わからない」
朝倉「そっか~、でも邪魔だし情報操作で長門さんみたいにしちゃおうかしら?」
長門「………………」プルプルプル
朝倉「それがいいわね、そうしちゃいましょう♪」
長門「……………………シネ」ボソッ
朝倉「ん?何か言った長門さん?」
長門「別に」
朝倉「そう?まぁ、いいか。それじゃ早速」
キョン「待つんだ朝倉!それを捨ててしまうなんてとんでもない!!」バーン
朝倉「キョ、キョン君!?」
キョン「お前は自分の持っているものの素晴らしさに気が付いていないだけだ!早まるな!!」
朝倉「お、落ち着いてキョン君」
キョン「お前のその豊満というわけでもないがむっちりしたスペシャルなボディーにそのおっぱいは必要不可欠なんだ!!」
キョン「大体お前のそのパーフェクツなむっちりふとももで膝枕してもらって見上げた視界の先がフラットだったらそれはそれはがっかりなんだ!!」
キョン「だから朝倉!それを捨てるというなら俺にくれ!!!」
朝倉「えっ……と、ちょっといいかなキョン君?」
キョン「なんだ?」
朝倉「ここって私の家の脱衣所よね?」
キョン「ああ、そうだなお前達は2人で一緒にお風呂に入った後だろ?」
朝倉「…………何で居るの?」
キョン「そこに朝倉が居るからだ!」キリッ
朝倉「女の子のお風呂を覗くような下衆に言われても全く嬉しくないわね」
長門「最低」
キョン「他の女なんざどうでもいい!!俺は!朝倉が!朝倉のむっちりボディーがっ!!いいんだよおおおおお!!!」
朝倉「死んでくれないかな?」
キョン「何故だ!?」
長門「ねぇ?」
キョン「ん?なんだ長門?」
長門「ちなみに私はどう?」
キョン「『がんばりま賞』」
長門「そう……」
キョン「という訳でどうだろうか朝倉?」
朝倉「何がよ!」
キョン「そのたゆんなふくらみ二つの所有権を俺に譲渡してくれ」
朝倉「絶対にイヤ」
キョン「馬鹿な!?俺はこんなにも愛しているというのに!!」
朝倉「身体目当ての変態なんて絶対にお断りよ!!」
キョン「変態じゃない、取り消せ!俺は朝倉以外にこんなことはしない!!」
朝倉「迷惑よっ!!」
キョン「それになんだお前こそ下着姿のままじゃないか。そんなこと言いながら実際は誘っているんだろ?」
朝倉「キョン君が着替え中に乱入してきたせいよ!いいから早く出て行って!!」
キョン「……おぉ、そう言えばそうだったな」
長門「アナタはうっかりさん」
キョン「ははは、これは失敬」
朝倉「和んでるんじゃない!さっさと出てけ!!」
キョン「はいはい、そこまで言われちゃ仕方ないな……」
朝倉「なんでこの状況で上から物言ってるのよ」
キョン「あ、そうだ朝倉」
朝倉「なによ」
キョン「風呂に入ったということはこれから寝るだけなんだろ?」
朝倉「ええ、そうだけど……それが何か?」
キョン「ブラをつけるのは感心だ、つけないと形が崩れるからな」
朝倉「黙れっ!」
キョン「けど今日は俺が添い寝するから外しておいてくれ」
朝倉「……殺すっ」ジャキッ
長門「待って、統合思念体から許可が下りない」
朝倉「何でよ!?何でこんなのが観察対象なのよ!」
長門「その文句は涼宮ハルヒに言うべき」
キョン「ハルヒにも困ったもんだな」
朝倉「困ったのはキョン君よ!」
キョン「それじゃ俺はリビングで待ってるから早く着替えて来いよ?」
朝倉「待つな!そのまま帰れ!」
長門「待って朝倉涼子」
朝倉「何よ」
長門「統合思念体が彼の行動の予測をしかねた結果、彼の行動を観察するよう指示を出してきた」
朝倉「それってつまり……」
長門「しばらくは彼の好きなように行動をさせて彼の要求を全て呑むように、とのこと」
朝倉「い、いやあああああああああああああああ!!」
仕事に戻るわ
┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
_ノ _ノ _ノ ヽ/| ノ ノ 。。
/\___/ヽ
/ノヽ ヽ、
/ ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
| ン(○),ン <、(○)<::|
| `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l
. ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/
ヽ !l |,r-r-| l! /
ヽ、 `ニニ´一/
/|| `′ ||\ ドスッ!!!
(._ソ┃ゝ_)
.,,:ゞ・,:;・::.・
/ ̄ ̄\
| ̄ ̄ ̄ ̄|
 ̄| ̄ ̄| ̄
 ̄ ̄
ガチャッ
朝倉「はぁ……お待たせ」
キョン「遅かったじゃないか」
朝倉「なんで帰ってないのかしらね」
キョン「イヤだな朝倉、待ってるって言っただろ?」
朝倉「私は帰れって言ったわよね?」
長門「……朝倉涼子、指示を忘れないで」
朝倉「う……」
キョン「何かあったのか?」
朝倉「何でもないわ、キョン君には関係ないわよ」
長門「統合思念体から指示があった」
キョン「それってお前らの親玉だよな?」
長門「そう」
キョン「なんて?」
長門「アナタの指示に全て従 朝倉「わー!わー!なんでもない特にキョン君には関係ないから!!」……」
キョン「そ、そうか」
朝倉「そ、そうなのよ!」
キョン「まぁそれはどうでもいいか」
朝倉「そうそう!」
キョン「よし、寝るぞ朝倉」
朝倉「嫌」
長門「朝倉涼子」
朝倉「な、何かしら長門さん?」
長門「指示は絶対」
下半身が寒い
朝倉「う……」
キョン「どうかしたか?」
朝倉「っ!」キッ
キョン「な、なんだ?涙目で睨まれても可愛いだけだぞ朝倉」
朝倉「か、可愛いとか言うな!大体誰のせいだと思ってるのよ!?」
キョン「お、俺が悪いのか?」
朝倉「そうよっ!」
キョン「訳がわからん……長門わかるか?」
長門「恐らく朝倉涼子は統合思念体からの指示に不満があると思われる」
キョン「さっきも言っていたな、どんな指示があったんだ?」
長門「それは」
朝倉「言っちゃだめよ長門さん!」
長門「何故?」
朝倉「こんな変態にバレたらどんな要求してくるかわからないじゃない!長門さんだって危ないのよ?」
長門「それは望む所」
朝倉「へ?今なんて……」
長門「なんでもない。とにかく彼が不信がっているので教えてしまった方がいい」
朝倉「で、でも……」
長門「安心して朝倉涼子、貴女は私が守る」
朝倉「長門さん……」
キョン「やれやれ、一体なんだって言うんだよ」
長門「待たせて済まない」
キョン「や、別にいいけど」
長門「それで統合思念体からの指示だけれど」
キョン「おう」
長門「要約するとアナタの指示に全て従いアナタの行動を行き着く先を観察しろということ」
キョン「なん……だと……?それはつまり……」
長門「そう、つまりアナタは私を好きにしt」
キョン「朝倉にあんなことやこんなことを要求しても良いってことですか!?」
長門「……そう」
キョン「いいいいいいいいやっほおおおおおおおおおおおおおおい!!」
長門「すまない朝倉涼子、私の力不足だった」
朝倉「いやああああああああああああああああああああああああああ!!!」
朝倉「もういい!コイツを殺して私も死ぬわ!!」
長門「待って朝倉涼子、早まらないで。そんなことをすれば貴女は消されてしまう」
朝倉「辱めを受けて生きながらえるくらいならいっそ……」ジャキン
キョン「お、おい朝倉そのナイフはやめろ!完璧にトラウマになってるんだよ!!」
朝倉「死んで、キョン君!!」
長門「待って」ガシッ
朝倉「離して長門さん!アイツは、あの男は生きていちゃいけない存在なの!暗黒の世界に帰らせないといけないの」
長門「落ち着いて朝倉涼子」
朝倉「だぁって~……」グスグス
キョン「泣くなよ朝倉、お前に涙は似合わないぜ?」キリッ
朝倉「誰のせいだと思ってんのよ!!」
赤いマルボロ
キョン「そんな邪険にすんなよ……ホラこれで涙を拭けお前が泣いているのは嫌なんだよ」
朝倉「え……あ……う、うんありがと……」
長門「安心して朝倉涼子、彼は最終的なところでは紳士」
朝倉「うん……」
キョン「当然だ男子たるもの女性に対して紳士でなければいかんだろ」
朝倉(む……以外だったわね聞いた瞬間がっついてくるかと思ったのに)
長門「流石」
キョン「そんなに褒めるな、照れるだろ」
>>68
長門有希やぶれたりっ!
長門「この様子なら後は朝倉涼子に彼の観察を任せられる」
朝倉「ま、まって長門さん!」
キョン「おう任せとけ!」
朝倉「ちょっと!キョン君は黙ってて!!」
キョン「なんだよ涼子、つれないな」
朝倉「な、なぁ!?な、何勝手に名前で呼んでるのよ!?」
長門「……帰る」
キョン「おう、また明日な」
朝倉「待って長門さん!置いていかないで!見捨てないで!!」
長門「朝倉涼子」
朝倉「長門さんっ!」
長門「グッドラック!」グッ
朝倉「」
お昼ごはん
朝倉「落ち着かない…」
朝倉「指示だからっていっても何でこんなことしなきゃいけないのよ…」
俺にはここら辺が限界だわ…
何でまだ残ってんだよwwwww
やっと仕事オワタ定時の17時で上がろう
∧,_∧ ほしゅ♪
( ・ω・ ) ∧,_∧ ほしゅ♪
♪ ∧,_∧ ( つ ヽ、 ( ・ω・ ) ))
( ・ω・ ) )) とノ ∧,_(_∧ ヽ、
(( ( つ ヽ∧,_∧_)( ・ω・ )とノ∧,_∧ ほしゅ♪
〉 とノ ( ・ω・ )( ( つ ヽ ^(( ・ω・ ) ))
(__ノ^(_( つ ヽ 〉 とノ ))( ( つ ヽ
〉 とノ ))__ノ^(_) 〉 とノ )))
(__ノ^(_) (__ノ^(_) ほしゅ♪
まwwwだwwwあっwwwたwww
お前らアホだろwwwwww
キョン「さて、長門からの声援も受けたことだし早速始めようか」
朝倉「うぅ……長門さん……」グスッグスッ
キョン「いつまで泣いているんだよ朝倉」
朝倉「うっさいわね!元凶が言うな!」
キョン「元凶って……俺は別に……」
朝倉「ああ……私はこれから穢されちゃうんだわ……」
キョン「馬鹿野郎!」
朝倉「な、何よ?」
キョン「俺が朝倉を穢すようなことをするはずがないだろう!」
朝倉「ふんっ、どーだか」
キョン「俺は大切なものは綺麗に保管する主義だ」
朝倉「口ではなんとでも言えるわよ」
キョン「わかったならばこれを見ろ!」バッ
朝倉「こ、これは……」
朝倉「先月なくした私の水着!」
キョン「そうだ!正確にはスク水だ!」
朝倉「そうだ!じゃないわよ!なんでキョン君が持っているのよ!?」
キョン「朝倉の水着だからだ!」
朝倉「だったら返しなさいよ!」
キョン「ふっ……それは出来ない、これは朝倉の使用済み水着なんだからな……」
朝倉「何遠い目してんのよ」
キョン「朝倉、お前はこの水着を返してもらったらどうする?」
朝倉「当然洗うわよ」
キョン「ほらー。ほら出ましたよコレー」
朝倉「なんかムカつくわね、何が言いたいのよ」
キョン「お前な、俺がさっきこれをなんと称したか覚えているか?」
朝倉「は?だから私の水着って……」
キョン「馬鹿野郎!」
朝倉「何よさっきから馬鹿馬鹿って、キョン君のほうがよっぽどアレじゃない……」
キョン「俺はなぁ!さっきこう言ったんだぞ朝倉!『朝倉の使用済み水着』と!洗ったら台無しだろうが!!」
朝倉「……撤回するわ、やっぱ捨てる」
キョン「じゃあ尚更俺が持っていても問題ないな」
朝倉「イヤよ!捨てるんだから返して!」
キョン「すまん朝倉、お前が何を言っているのかさっぱり解らん」
朝倉「私はさっき脱衣所で会ってからキョン君が何言ってるのかさっぱりよ!」
キョン「取り合えずお前の要求は却下だ」
朝倉「何でよ」
キョン「俺がそうしたいからだ。俺の要求はすべて呑むように指示されているんだろ?」
朝倉「う……」
キョン「それにそんな話をするためにコレを取り出したんじゃない、朝倉コレを良く見てみてくれ」
朝倉「もう見たくもないんだけど……アレ、なんか湿ってないコレ?」
キョン「その通りだ朝倉」
朝倉「キョ、キョン君?ま、まさかそれを使って如何わしい事とかしてないわよね……?」
キョン「ふっ……」
朝倉「い、いやあああああああああああああああああああああ!!!」
キョン「お、落ち着け朝倉!お前何か誤解してないか!?」
朝倉「これが落ち着いてられますか!もう……もう、いやぁ……」ポロポロ
キョン「ま、待て!泣くな朝倉!説明する、ちゃんと説明するから!」
朝倉「そんな話なんか聞きたくないわよぉ……ひっく、グス……」
キョン「だから聞け!俺はなぁ、ただこれを入手した時のままの状態で保管しているだけだ!」
朝倉「それがどうしたって言うのよ」
キョン「つまり、だ……これはこの『朝倉の使用済み』という状態を保つためにこれに触れるときは一切素手で触っていないっ!!」
朝倉「そう……なの……?」
キョン「ああ、これに擦りつけたりチュチューしたりペロペロはおろかスーハークンカクンカもしていない!!
それも……それも全ては『朝倉の使用済みスク水』として保管するためだあああああああああああ!!」
朝倉「キョン君……そこまで……」
キョン「朝倉……」
朝倉「ってそんなんで騙されないわよ、それじゃあ何で湿ったままなのよ」
キョン「それは使用感を出す為に霧吹きで、もちろん学校のプールの水だし作業時にはゴム手着用した」
朝倉「……」
キョン「わかってくれたか朝倉?」
朝倉「何慈愛顔で語りかけてんのよ、こっちはドン引きしてるのに」
キョン「あれー?」
朝倉「ほら、早く返して。やっぱり捨てるから」
キョン「ふっ……だが断る!」
朝倉「何でよ!」
キョン「朝倉、お前忘れていないか?統合思念体からの命令がでているんだろ?」
朝倉「あ……う……」
キョン「つまり、今のお前は俺に逆らっちゃいけないんじゃあなかったかな?」
朝倉「うぅ……うぅぅぅぅぅ……」ポロポロ
キョン「わー待て待て、泣くな朝倉!」
朝倉「これがっ泣かずにっ、グスッ居られますかっ!」
キョン「つまりだな、今ので俺が何を言いたかったのかというとだな……」
朝倉「もうキョン君の変態っぷりは十分解ったわよ!」
キョン「だからそうじゃない!朝倉には酷い事はしないってことが言いたかったんだ」
朝倉「グスッ……………ホントに?」
キョン「勿論だ」
朝倉「……痛いこととか変な事とかしない?」
キョン「しないしない」
朝倉「…………」ジー
キョン(ダメ、か……?)
朝倉「わかった……それなら、いい」
キョン「ほっ、良かった」
朝倉「で、でも本当にエッチなこととかはダメなんだからね!」
キョン「当然だ、同意もなしにそういうことをするのは紳士ではないからな」
朝倉「紳士は人の水着盗んだりしないわよ」
キョン「こまけぇこたぁ」
朝倉「細かくないっ!!」
キョン「さて、綺麗に話もまとまったことだし早速本題に入るぞ」
朝倉「どこが綺麗なのよ……」
キョン「さて、今の朝倉の格好だが……パジャマだな」
朝倉「なによ、悪い?」
キョン「いや、クマさんのプリントが可愛らしくて非常にいい感じだ」
朝倉「そ、そう?長門さんとおそろいで買ったんだけど可愛らしすぎるかな、って思ってたんだけど」
キョン「ああ、長門はさっき見たがウサギさんだったな」
朝倉「あの格好で部屋に戻るのは止めなさいって言ってるんだけど、いつもお風呂入りに来るとあのパジャマなのよね」
キョン「なるほど、それだからお前も長門が来る時はそのパジャマなんだな」
朝倉「そうよ……………………………ん?」
キョン「ん?」
朝倉「なんか引っかかったけど、まいっか」
キョン「そうか、だったら早速で済まんがこれに着替えてくれ」バッ
朝倉「なにこれ……水着?」
キョン「違う、ハイレグスーツだ」
朝倉「水着と何が違うのよ」
キョン「おいおい、よく見ろ。それだけじゃないだろ?」
朝倉「ん?……あぁ、網タイツに………………何これ?」
キョン「なんだ朝倉、ウサ耳も知らんのか」
朝倉「知ってるわよ!なんでこんなのが一緒にあるのかってことよ」
キョン「ふっ、朝倉……そのハイレグスーツのお尻の辺りを良く見てみろ」
朝倉「え……あ、尻尾?」
キョン「そう!つまりソイツは……バニースーツ一式だ!!」
朝倉「……」
キョン「なんだ朝倉、その顔は」
朝倉「……何でこんなもんがサッと出てくるのよ?」
キョン「愚問だな、いつ何時朝倉がバニースーツを着てもいい、着たいと言った時に即座に提供するためだ!」
朝倉「どんな時よそれ……」
キョン「馬鹿野郎!可能性はいつだって0じゃないんだ!!」
朝倉「まぁ、確かに現に直面している訳だけどね……いつも持ち歩いているの?」
キョン「ああ、肌身離さず懐にいつも仕込んでいる」
朝倉「……」
キョン「どうかしたか?」
朝倉「……ていっ」ポイッ
キョン「おぃぃぃぃぃぃぃぃいいいい!?捨てんなよ!?」
朝倉「だって嫌よ、キョン君が肌身離さずに懐に仕込まれていたようなもの着るのなんて」
キョン「それについては安心しろ朝倉に着せるものに自分の汗やら臭いやらが染み付いたものなんか……」
朝倉「どうしたの?」
キョン「…………はっそうか!?」
朝倉「な、何よ……?」
キョン「いや、待て……それは紳士として…………だが、だがしかし!」
朝倉「一体どうしたって言うのよ……」
キョン「……………」
朝倉「キョン君……?」
キョン「……いや、なんでもない。一時の気の迷いだ……さぁ朝倉、バニーちゃんなお前を早く見せてくれ」
朝倉「う、うん?」
朝倉「あ、そうだ」
キョン「なんだ?」
朝倉「これサイズとかは……」
キョン「俺が朝倉の身長、体重、スリーサイズを知らないとでも?」
朝倉「…………そうね、愚問だったわ気持ち悪いから喋らないで」
キョン「おいおい、さっきから偉く辛辣だな」
朝倉「そりゃ辛辣にもなるわよ普通!」
キョン「そうか?」
朝倉「そうなの!!」
キョン「そうか……女の子ってのは難しいんだな」
朝倉「そこまで行ったら女の子とか関係ないわよ!」
キョン「う~ん……わからん」
朝倉「ほんとにもう……」
キョン「……」
朝倉「……」
キョン「どうした朝倉、着替えないのか?」
朝倉「そう思うんだったら部屋から出て行きなさいよ!!」
キョン「あ、すまんそうだったな悪い悪い」
朝倉「……ったく白々しい」ジトー
バタン
朝倉「よし、出て行ったわね……それじゃさっさと着替えちゃいましょ」
~朝倉さんお着替え中~
朝倉「……んっ?」
朝倉「思ったよりきついわねこれ……よっ、と」
朝倉「あ、あれ?」
朝倉「うそ……」
朝倉「う~……………んっ!」
朝倉「はぁっ……」
朝倉「む~…………ちょっとキョンくーん!」
ガチャッ
キョン「呼んだか、朝倉!?」
朝倉「早っ!ちょっと覗いたりしてなかったでしょうね!?」
キョン「……なんだまだじゃないか。というかその格好はちと胸のところ腕で支えてるだけとかエロすぎるぞ」
朝倉「し、仕方ないじゃない!ファスナーが上まで上がらないんだからっ!」
キョン「何……?」
朝倉「本当にサイズ合ってるのこれ?」
キョン「当然だ、俺が朝倉のスリーサイズを間違えるはずがないだろう」
朝倉「それにしてはキツすぎよこれ……」
キョン「そんな馬鹿な……いや、待てよ?」
朝倉「?」
キョン「朝倉ちょっといいか?」
朝倉「え?」
キョン「ちょっと胸をだな」
朝倉「きゃああああああああああああああああ!」ガスッ
キョン「げふん」
朝倉「ど、どこ触ろうとしてんのよ!」
キョン「ご、誤解だ!俺はただバストサイズを計ろうと……」
朝倉「だったら何でメジャーも用意せずに思いっきり鷲掴もうとしてたのよ!?」
キョン「お?おぉ、すまんすまんつい気が流行ってしまった様だ」
朝倉「油断も隙もないったら……」
キョン「まぁ今のお前の格好は隙だらけだけどな」
朝倉「う、うるさいっ!」
キョン「さて、メジャーをっと」
朝倉「じ、自分で計るから良いわよ」
キョン「そんなこと言ってもそこで腕を外したらポロリだぞ?」
朝倉「だからメジャーだけ置いて行ってよ!」
キョン「遠慮するな朝倉、俺がお前のサイズを測ってやるから」
朝倉「い、良いって言ってるじゃない!」
訂正
×キョン「お?おぉ、すまんすまんつい気が流行ってしまった様だ」
○キョン「お?おぉ、すまんすまんつい気が逸ってしまった様だ」
キョン「まぁまぁ、俺が好きでやるんだからお前は大人しくしてろって」
朝倉「私が嫌だって言っているの!」
キョン「……命令」ボソッ
朝倉「うっ……」
キョン「これでも俺的には随分我慢しているんだ、お前も我慢しろ」
朝倉「わ、わかったわよもう……」
キョン「さて、と……」
キョン(これはなんと表現したものかな……半開きのファスナー)
キョン(いや、違うな。『朝倉の背中のファスナーが半開き』……うん、これだ
この言葉の響きだけでご飯三杯いけるな。お百姓さんありがとう!)
キョン(この白く細く綺麗な背中がファスナーが開いていることにより見えている
パンツでもなくブラでもなくただの背中……なのに何故ここまで俺に感動を与えてくれるのだろうか……)
キョン(チラリズム、万歳……)
朝倉「ちょっとキョン君、早くしてよね」
キョン「あ、すまん」
キョン「っておい朝倉、腕が邪魔だぞ」
朝倉「そ、そんなこと言われても……」
キョン「大丈夫だって、こっちは後ろに居るんだし見えないだろ」
朝倉「う~……で、でも……」
キョン「早くしてくれないといつまで経っても終わらんぞ」
朝倉「わかってるわよ!」
キョン「だったら早くしてくれ」
朝倉「絶対に見ちゃダメよ?」
キョン「おう(見てぇ……)」
朝倉「絶対に絶対だからね!」
キョン「わかってるって(見てぇ)」
朝倉「絶対の絶対の絶対によ!?」
キョン「見てぇ!!(わかったから早くしろよ)」
朝倉「……」
キョン「し、しまった!?」
朝倉「う~……」ジッ
キョン「わかった、悪かった。確かに見たい願望はあるが絶対に見ない。だから泣くな、な?」
朝倉「……信じるわよ」
キョン「ああ、裏切ったりしない」
朝倉「ん……」ハラッ
キョン(おぉう、これはなんというエロス……しかしそれと同時に俺への信頼で成り立っている後姿……
エロさと同時に神々しさすら感じる……なんというかもう感無量だ)
キョン(そして真後ろからでもチラッと見える横乳の輪郭……全体が見えるわけでもない、いや違う
全体が見えるわけじゃないから掻き立てられる妄想力)
キョン(しかもそれが朝倉だって言うんだからたまりませんよねお兄さん?やっぱ朝倉は最高や!ハルヒなんて最初から要らんかったんや!!)
朝倉「ちょっとキョン君早くしてっていってるじゃないっ!」
キョン「わかったわかった」
キョン「この辺りか?」
朝倉「んー、もうちょっと上」
キョン「こうか?」
朝倉「んっ……上過ぎよ!もうちょっと下!」
キョン「はいはい下ね……」
朝倉「んんっ……行きすぎ!」
キョン「ああ、悪い悪い」
朝倉「ぁ……んっ!わ、わざとやってんじゃないでしょうね!?」
キョン「な、何がだ?」
朝倉「わかんないならいいのっ!」
キョン「?……おう」
朝倉「そう、そこ…………計れた?」
キョン「ああ、やっぱりサイズアップしてるな」
朝倉「あー……そうなんだ」
キョン「なんだその微妙な反応は?」
朝倉「それはホラ、私達って普通の人間じゃないじゃない?」
キョン「ああ、それは知ってるが」
朝倉「だから普通に成長するとかありえるんだなぁって思って」
キョン「それでも長門はぺったんだがな」
朝倉「そうなのよねー羨ましいわ。私もああいう風がよかったわ」
キョン「それを捨ててしまうなんてとんでもない!」
朝倉「もうそれはわかったわよ、もう……」
キョン「わかってくれたならそれでいい」
朝倉「はぁー……それでどうするの?」
キョン「どうするって?」
朝倉「このままじゃ着れないわよこれ、サイズぴったりすぎるから食い込んじゃうわ」
キョン「食い込む……ですって!?」
朝倉「なんでオネェ言葉になってるのよ……」
キョン「……朝倉」
朝倉「何よ」
キョン「多少の無理は仕方ない、俺は!どうしても!朝倉の!食いkバニーが!見たいんだ!!」
朝倉「食いって何?」
キョン「ちょっと噛んだだけだ、気にするな」
朝倉「はぁ……仕方ないわね、それじゃキョン君がファスナーあげてくれる?」
キョン「おうとも!」
朝倉「それじゃ息止めるからそのタイミングで一気にお願い」
キョン「わかったぜ!任せろ!!」
朝倉「何でそんな気合い入ってるのよ……」
キョン「俺のことはいい!お前は着ることに集中しろ!!」
朝倉「はいはい……はぁ、それじゃ止めるわよー」
キョン「来いっ!」
朝倉「ふっ」
キョン「ふんっ!!」
朝倉「ふはぁ~……な、何とか入ったわね……」
キョン「良くやったぞ、朝倉!」
朝倉「ぅう……やっぱりきついわね、サイズぴったりすぎよこれ」
キョン「ボディーラインが大事な衣装だからな、そこは我慢してくれ」
朝倉「あんまり長時間は勘弁してね……」
キョン「わかった。それはそうと何でそんな内股なんだ?」
朝倉「し、仕方ないじゃない!胸のせいで上に引っ張られてお尻とか、その……ま、股……とか食い込んじゃうんだから!」
キョン(……作戦通り!)ニヤリ
朝倉「それで?これからどうすればいいの?」
キョン「ああ、俺の要求はただ一つ……」
朝倉「ゴクリ……」
キョン「朝倉の!むっちむちなふとももで!膝枕を!されたいんだよおおおおおおおおお!!!」
朝倉「…………へ?そんなんで良いの?」
キョン「そんなん……だと……!?」
朝倉「もっと変なこと要求されるのかと思った」
キョン「……朝倉ぁ!!!」
朝倉「な、何よ……?」
キョン「そこに座れ!!!」
朝倉「う、うん」
朝倉「う……」
キョン「あぁ~ん、どうしたぁ~朝倉ぁ~?」
朝倉(しゃがもうとしただけでお尻のほうにかなりのテンションがかかる……破れないでしょうねこれ?)
キョン「はよせんかぁ!!!」
朝倉「わかってるわよ!……よっ……と、ふぅ~成功」
キョン「なんだその中途半端な座り方はぁ!?座れっつったら正座だろうがぁ!!」
朝倉「あーもうわかったわよ……はい!」
キョン「よーし、それでは……とぅ!!」
朝倉「きゃっ!?」ポスン
キョン「ほわぁ……」
朝倉「あ、本当に膝枕で良いんだ」
キョン「当然だろ~……」
キョン「これが夢にまで見た朝倉の膝枕……いや、これは膝枕なんてもんじゃないTHE膝枕だ!」
キョン「いやもうホント、『日本よ、これが膝枕だ!』って売り文句にしていいくらいの素晴らしさだぞ朝倉!」
朝倉「う、うん、そこまで喜んでもらえると流石に嬉しいけどその売り文句は止めた方が良いと思うわ……怒られそうだし」
キョン「しかしなんだこの膝枕は!?」
キョン「むっちりとしていてふわふわで、それでいてしっとりしていながらすべすべ!すばらしい柔らかさで包み込んでくれる一方で
そのまま沈んでいかないように支えるように反発するこの弾力との融合……」
キョン「これこそ正に、究極にして至高の膝枕!!」
朝倉「や、そんな目をキラキラさせながらそんなことを熱く語られても……」
キョン「いやいや朝倉、これほどの膝枕そうそうあるもんじゃない!誇っていいぞ」
朝倉「ふふっ、はいはい」ナデナデ
キョン「!?」
朝倉「な、なによそんな驚いた顔して……」
キョン「な、なんてことだ……THE膝枕はナデナデ機能まで付いているのか……!?」
風呂入る
朝倉「あら、いけなかった?なんだかキョン君子供みたいで可愛かったから」クスクス
キョン(どこの天国だこれは……後頭部には朝倉のむっちりふとももによる極上の感触……
そして頭頂部は朝倉の手によってナデナデされて目を開ければたゆんなおわんが2つ
しかピチピチなバニースーツによってピンと張り詰めた……そう射を構える弓道家の姿
を連想させる程に美しく張り詰めて……ああ、そういえばバニーも良いけど朝倉は袴も
似合いそうだな、袴に胸当て、手甲と弓そしてポニテ……次はこれで行こうそうしよう
っと話が逸れたいかんいかん。そう、たゆんだたゆん。そのたゆん二つの谷間から覗く
朝倉の慈愛顔に香ってくる朝倉のいい匂い……首から上がものっそい幸せやぁ~……)
朝倉「あ、そうだキョン君」
キョン「ん~……どうした~?」
朝倉「どうせだし耳かきしてあげよっか?膝枕には付き物なんでしょ?」
キョン「!?」
朝倉「だからなんでそんな驚いた顔するのよ……」
キョン「朝倉」
朝倉「はい?」
キョン「お前に教えることはもうない……これから先は自分で道を切り開くんだ、いいな?」
朝倉「何言ってるのか全然わかんないわ、キョン君……」
朝倉「とりあえず耳かきはしていいのね?」
キョン「ああ、一番良いところを頼む……」
朝倉「ちょっと本気で何言ってるかわからないから取り合えずやっちゃうわね」
キョン「ああ」
朝倉「それじゃまずはこっち」コロン
キョン(ふむ……横向きになることでふとももの感触が頬に……これもまた、善し)
朝倉「む~、意外と綺麗にしているのねキョン君」コリコリ
キョン「ん~……そうか?」
朝倉「そうよ、耳垢とかほとんどないからやりがいがないかも……折角の初体験なのに」
キョン「初体験!?」
朝倉「うん、そうだけど……痛かったりしない?」
キョン(初体験、いい響きだ……つまりあれか!?俺が朝倉の『初めて』を奪ってしまったというのか!?)
キョン「いやぁ、まいったなぁ……ハハハ」
朝倉「ちょ、ちょっとキョン君!急に動かないで危ないでしょ!?」
キョン「朝倉」
朝倉「はい?」
キョン「責任は取るからな」キリッ
朝倉「意味わかんないけど妄想は止めてね、気持ち悪いから」
キョン「はい……」
朝倉「はーい、それじゃ今度はこっち向いてー」コロン
キョン「!?」
朝倉「むーやっぱり綺麗ねぇ……」
キョン「こ、これは……」
朝倉「ん……お、これは……」
キョン(この向き……視界一杯に広がる朝倉ボディー。おなかのラインの美しさを見ているだけで満足してしまいそうだ
しかぁし!この向きにおいてそんなものに気を取られてばかりは居られない……そう、ふとももの付け根……
その更に奥に!朝倉の!魅惑の!デルタゾーンがあるっ!!)
朝倉「結構大きそうな耳垢はっけーん♪」
キョン(しかも……そう、しかも今日の朝倉はハイレグなバニースーツを着用していることで倍の威力を所持している
そればかりかそのスーツがちょっとした変化に伴いかなり食い込み気味ということで更に倍!!
つまりは4倍の破壊力を誇る形で俺の目の前に存在しているってことだ!!)
朝倉「ん……ちょっとキョン君鼻息荒い、気持ち悪い」
キョン「ああ、すまんすまん」
キョン(いかんいかん、静まれ俺のガイアよ……ここで激情のままに行動してはこの天国タイムが終了してしまう
ここは気を沈め心静にこの奇跡の光景を可能な限り楽しむんだ)
朝倉「む、手強いわねこいつ……」
キョン(そしてこの天国タイムは俺の耳垢が朝倉に屈した時終焉を迎えてしまうことが確定している
つまり、頑張れ俺の耳垢!負けるな俺の耳垢!俺の天国タイムを守るため、戦え耳垢!力の限り!)
朝倉「むむむ……」コリコリコリコリ
キョン(くっ、朝倉め流石に飲み込みが早い!大分手馴れてきた印象を受ける耳かきの動き……このままでは!)
朝倉「ん~……てりゃてりゃ」コリコリ
キョン(耳かきに集中するあまりてりゃてりゃとか言っちゃう朝倉が可愛すぎて負けてもいい気がしてきた)
朝倉「えいえい……………えいやっ!」コリコリコリ
キョン(朝倉は可愛いなあ!!!)
朝倉「…………あ」コリコリコ……ガリッ
キョン「アッー!!」
朝倉「ご、ごめんなさい!大丈夫、キョン君!?」
キョン「があああああああああああああ!耳が、耳がああああああああ!!」
朝倉「きゃ!?キョン君暴れないで、まだ耳に耳かきが……」
キョン「NOOOOOOOO!!!」ジタバタジタバタ
朝倉「んっ……ちょっと待ってキョン君。キョン君が動くとぁっ……服がんっ、ひっぱられっ、て……!!」
キョン「おぉぉぉおおおおおおおおお!?」
朝倉「キョン君、落ち着いて……んっ!本当にこのままじゃ服が……」
バツンッ
朝倉「あ……」
キョン「お?」
朝倉「……」
キョン「……」
朝倉「あ……あ、あ……」
キョン「oh……」
朝倉「い、い………」ウルウルウル
キョン(ヤバイ!朝倉の目が明らかに潤んできている!!このままでは爆発は免れない!!
ここは一つ何か気の利いた言葉をかけて朝倉を落ち着かせなければ!!)
キョン「朝倉」
朝倉「うっ……グスッ……」
キョン「ナイスプロポーション!綺麗な身体だな、最高だ!」bグッ
朝倉「いやああああああああああああああああああああああああああ!!」
ドグシャッ
キョン「はぶらっ!?」
朝倉「見られた見られた見られた……全部……全部、見られちゃった……」
朝倉「うぅぅぅぅぅ……………」
朝倉「キョ、キョン君が悪いんだからね!いくら宇宙人だからって女の子の裸見てあ、あんなこと言うなんて!」
キョン「」
朝倉「聞いてるの、キョン君!?」
キョン「」
朝倉「キョン君……?」
キョン「」チーン
朝倉「キョン君!?だ、大丈夫?」
へんじがない、ただのしかばねのようだ
朝倉「う、嘘……」
朝倉「ど、どうしよう……」ガタガタガタ
朝倉「そ、そうだ長門さん!長門さんに相談しないと!」
朝倉「長門さん!長門さーん!!」
長門「呼んだ?」
朝倉「あ、長門さん、大変なのよ!」
長門「何が?貴女の乳が?そんな丸出しにしてまで自慢したいか!!」グニッ!
朝倉「痛いっ!ちが、違うのよこれには事情があって……それよりキョン君が!!」
長門「ん、そういえば彼は?」
朝倉「その……そこに転がって……」
長門「? …………oh」
長門「顔が原型を留めていない」
朝倉「ごめんなさいごめんなさごめんなさい!」
長門「一体何が?」
朝倉「それがその……着ていたのが胸のせいではちきれちゃって」
長門「……ふーん、そういうことなら胸の小さい私は協力できない」
朝倉「あっ、ち、違うの!胸は関係なくて!!」
長門「……で?」
朝倉「それでその……裸を見られて気が動転しちゃって、つい……」
長門「リミッターをかけずに全力でぶん殴ってしまった、と」
朝倉「はい」
長門「それで彼を生き返らせたい、と」
朝倉「うん、できる?」
長門「幸いにもまだ辛うじて命は繋がっているので破損箇所を治すだけなので可能」
朝倉「よかったぁ……」
長門「とはいえこのままでは危険なので早速再構成を開始する」
朝倉「そ、そうね!」
長門「それにしても昔の貴女からは考えられない反応と行動」
朝倉「う……ごめんなさい」
長門「やはり再構成されたときに組み込まれた感情プログラムに不備が?」
朝倉「そう……なのかな?」
長門「であるならば私一人では対応しかねる。統合思念体にプログラムの削除を」
朝倉「これって不備、なのかな?」
長門「……朝倉涼子?」
朝倉「あのね、キョン君って良く何言ってるかわからないし変な妄想するし言動は気持ち悪いじゃない?」
長門「同意する」
朝倉「なのに不思議と、嫌っていう感情が働いている感じはしなくて……」
長門「うん」
朝倉「嫌は嫌なんだけど……うーん、上手く説明できないわね」
長門「そう……」
朝倉「うあー、なんかもやもやする~」
長門「朝倉涼子」
朝倉「うん?」
長門「彼と……何がしたい?」
朝倉「キョン君と?うーん、そうねぇ…………あ、膝枕」
長門「膝枕?」
朝倉「うん、今日……というかこんなになる直前までの話なんだけど、キョン君に膝枕してくれって言われてしてたのよ」
長門「……」
朝倉「そしたらキョン君がすっごく喜んでくれて……こっちまで嬉しくなっちゃってね
ああいう風にキョン君が喜んでくれるならまたしてあげたいなぁって」
長門「そう」
朝倉「あ、でも同じことを続けてやってもあんまり喜ばれないかしらね?」
長門「わからない」
朝倉「そっかぁ……」
長門「……」
朝倉「……」
長門「ん、再構成完了」
朝倉「よかった~……長門さん協力ありがとう」
長門「いい、問題ない」
朝倉「これで元通りね」
長門「訂正、問題はある」
朝倉「え……?」
長門「損傷箇所が頭部中心だった為記憶に関する部分で欠落がある」
朝倉「そうなの……それってどの位の?」
長門「本日のことは全て欠落していると思われる。それ以外については問題ない」
朝倉「そう、なんだ……」
長門「残念?」
朝倉「残念、か……そうなのかも。今日はなんだかんだ言っても楽しかったから……その楽しかったのをキョン君と共有できなくなったていうのは」
長門「……」
朝倉「うん……寂しい、かな」
長門「だったら」
朝倉「うん?」
長門「だったらまた、してあげれば良い」
朝倉「長門さん……」
長門「それで足りなければ次もその次も。そうしている内に他にしたいことも出てくるかも知れない」
朝倉「他の?」
長門「そう。貴女は他の個体と違って新しい規格で生産された個体。
感情と経験を積むことが出来る貴女だから何かが生まれるかもしれない」
朝倉「うーん、自分では良くわかんないわね……」
長門「成長と言っても差し障りない体形の変化があったこともその作用かもしれない
これは確実に他の個体では見られない変化だから」
朝倉「おぉ、そう考えれば確かに」
長門「朝倉涼子、今の貴女は厳密に言えば私達のような涼宮ハルヒの観察のために生み出されたのではなく
涼宮ハルヒ及び彼に関わることでどの様な変化をきたすのかを調べるための個体と言って良い」
朝倉「……うん」
長門「だから、自分の思うように禁止されている行為に抵触しない程度に好きにやればいい」
朝倉「それでいい、のかな?」
長門「貴女が望み、貴女がやりたいと思うならそれには全て価値があるということ」
朝倉「それって自由すぎない?」
長門「それで良いといわれているのだから問題はない」
朝倉「それはそうかもしれないけど……」
長門「朝倉涼子、貴女は真面目すぎる」
朝倉「あはは、長門さんに言われたくないわよ」
長門「む……」
朝倉「でも……ありがと」
長門「うん」
朝倉「さって、それじゃあキョン君にとっての今日を無かった事にする為に家まで送り届けますか」
長門「手伝う」
朝倉「良いわよ、これ以上迷惑かけても悪いし」
長門「構わない」
朝倉「私が構うのよ」
長門「そう」
朝倉「それじゃ行くわね」
長門「行ってらっしゃい」
朝倉「うん、いってきます」
~キョンの部屋~
朝倉「到着~」
朝倉「じゃ早速、キョン君の服をパジャマに構成して……ベッドに寝かせて……」
朝倉「……これで良し!」
キョン「Zzzzzz……」
朝倉「気持ち良さそうに寝ちゃって……ま、私たちがそうしたんだけどさ」
キョン「ん、んー……………あさ、くらぁ」
朝倉「ふふっ、私の夢、でも見てるのかな?……嬉しい、のかな?んーまだ良くわかんないわね」
キョン「Zzzzz……」
朝倉「それにしても本当に気持ち良さそう……」
朝倉「……」
朝倉「…………さっき長門さんともそんな話してたし、いいよね」
キョン「ん……んが……」
朝倉「ふふふ、お休みキョン君……」
~朝~
pipipipipipi…
キョン「ん、ん~……朝、か……」
キョン「なんだかすっげー寝心地良かったような……?」
朝倉「おはよう、キョン君!」
キョン「へ!?……朝倉の声が上から?」
朝倉「えへへ……良く眠れた?」
キョン「あ?ああ……それはいいとして朝倉?」
朝倉「うん?」
キョン「お前は朝っぱらから人の家で何やってんだ?」
朝倉「膝枕っ!」
おわり
何でこうなったんだろう?変態キョンと朝倉書いてたはずなのに
まぁいいや、寝る。お休み
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