ハンジ｢エルヴィンも来るよね！｣

エルヴィン｢すまない、実は各兵団幹部の会合があって行けないんだ｣

ハンジ｢え―…｣

リヴァイ(自分だけ助かるつもりか)

ハンジ｢じゃあニケは？｣

ニケ｢｣ﾋﾞｸｯ

エルヴィン｢ニケは私に同行することになっている｣

ハンジ｢えーつまんないなぁ｣

ニケ｢｣ﾎｯ

ハンジ｢リヴァイは絶対来てね！｣

リヴァイ｢誰が行くか｣

エルヴィン｢私からも頼む。兵達がハメをはずし過ぎないよう見てやって欲しい。騒ぎになったときに止められるのはリヴァイくらいしかいないだろう｣

リヴァイ｢……俺に女装して恥を晒せと？｣ｺﾞｺﾞｺﾞ

エルヴィン｢そんなに嫌なら鬘をかぶるだけでも構わない｣

ハンジ｢うん、別にそれでもいいよ｣

リヴァイ｢チッ仕方ねぇな｣

ニケじゃねぇミケだった☆メンゴメンゴ

旧調査兵団本部

エレン｢皆さんは新年会に何を着て行くんですか？｣

エルド｢俺は貸衣装のドレスを着るつもりだ｣

グンタ｢殆どの奴がそうなんじゃないか？｣

ペトラ｢私は自分で衣装を作るつもり｣

エルド｢エレンはどうするんだ？｣

エレン｢俺も貸衣装にしようと思ったんですけどミカサ―…幼なじみが自分に用意させて欲しいと言ってきたんでお願いしました｣

ペトラ｢そうなんだ、どんな衣装なの？｣

エレン｢幼なじみの一族が大昔に着ていたものとしか聞いてません。俺に似合うものを作ってみせるって妙に張り切ってますよ。｣

エルド｢そうか、どんな衣装か楽しみだな｣

エレン｢はい！｣

貸衣装屋

アルミン(女装なんてしたくないけど…仕方ないか。どれにしよう)

クリスタ｢アルミン！｣

ユミル｢よぉ｣

アルミン｢二人も新年会の衣装借りに来たの？｣

クリスタ｢うん！もう選んで予約してきたとこ｣

ユミル｢アルミンは何着るんだ？｣

アルミン｢まだ決めてないんだ。こんなにあると迷っちゃって｣

クリスタ｢そうなの？じゃあよかったら選ぶの手伝おうか？｣

アルミン｢いいの？｣ﾃﾚﾃﾚ

クリスタ｢もちろん！｣ﾆｺｯ

アルミン｢じゃあよろしくお願いします///｣

クリスタ｢まかせて！えっとアルミンに似合いそうなドレスは…｣

新年会当日 会場

アルミン(クリスタに見繕ってもらったのはいいけど…)

アルミン(レースたっぷりのふりふりドレスは恥ずかしい)

ライナー｢お！良く似合ってるぞアルミン｣

ベルトルト｢……｣

アルミン｢ライナー…、ベルトルト…｣

アルミン(肩も背中も丸出しセクシー路線のドレスに縦カールの鬘…!きつい！これはかなりきつい！)

ライナー｢どうしたアルミン？俺達の色気に酔っちまったか？ﾊﾊｯ｣

ベルトルト｢違うと思うよ…｣

ライナー｢ガーターベルトも付けてるだぞ、ほら｣ﾋﾗｯ

アルミン｢｣(白目)

ジャン｢ライナー！汚いもん見せんじゃねぇよ！｣

コニー｢よっ！アルミン！｣

アルミン｢やぁ二人共｣

アルミン(ジャンとコニーは普通のドレスと鬘だ。女装の時点で普通じゃないけど)

ライナー｢汚いとは失礼だな｣

ジャン｢うるせぇ。それよりミカサはまだ来てないのか？｣

アルミン｢エレンもまだだね。早くしないともうすぐ始まっちゃうよ｣

ミカサ｢アルミン、遅くなった｣

エレン｢……｣

ふぇぇ誤字恥ずかしいよぉ/////

コニー｢二人共なんだその服！見たことねぇよ｣

ジャン｢そもそもどうやって着たんだそれ｣

ミカサ｢これはキモノといって私の一族の衣装。エレンが着てるのが女性用。私が着てるのが男性用｣

ベルトルト｢変わったズボンだね｣

ミカサ｢これはハカマ。腰で紐を結んで留めている｣

アルミン｢エレンの服の花の絵ってミカサが描いたの？初めて見る花だ｣

ミカサ｢それは特殊な塗料で私が描いた。サクラという春にだけ木に咲く花。私も母から教わっただけで見たことはない｣

アルミン｢へぇ、きっと綺麗なんだろうね｣

ミカサ｢あと髪型はとても悩んだのだけど、エレンの美しさを引き出すには黒髪ストレートが一番いいと判断した。それだけでは捻りがないので、後ろ髪を一房だけ結ってみた｣

アルミン｢もっもういいよ、ありがとう｣

エレン(ミカサに頼むんじゃなかった…、腹が苦しいしそれに…)

ジャン｢やけに大人しいじゃねぇか、死に急ぎ野郎｣

エレン｢うるせぇよ｣

コニー｢腰周りがピッチリした服だな｣

エレン｢ジロジロ見るな｣

ライナー｢中はどうなってるんだ｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ

エレン｢近づくな気持ち悪りぃ｣

ベルトルト｢何もはいてなかったりしてね…ははは｣