アムロ「ガンダム女子会……?」(174)

アムロ「なんだそれは」

シャア「噂によると、ガンダムの女子達が集まって色々やっているらしい」

ブライト「まんまじゃないか」

アムロ「……女子って呼べる人種がどれだけいるんだか」

シャア「だからだアムロ、こっそり見に行かないか?その貴重な女子会とやらを!」


アムロ・ブライト「………」


シャア「……なにか、言いたい事がありそうな目をしているな」

アムロ・ブライト「……別に」

―夜―

シャア「ここが女子会の会場だという」

アムロ「……スイーツバイキングだと」

ブライト「いかにもそれらしいな」

シャア「入るぞ」

アムロ「な、なに!?」

ブライト「こ、こんな場所に入るのか!恥ずかしい!!」

シャア「その点に置いては心配ない。もうすぐ届く頃か」

アムロ・ブライト「届く?」


「お待たせしましたー!クワトロたいいー!!」

シャア「来たか」



アムロ「なぁ…………!?」

ブライト「なあああ……………!」


カミーユ「頼まれていたものです。ご一緒しても?」

シャア「ああ。準備万端だな」

アムロ「か、か、カミーユ!」

ブライト「ど……どうしたんだ、お前のその格好は………!」

カミーユ「え、女装ですけど」

アムロ・ブライト「 」

カミーユ「三人の分もありますよ」

アムロ「え、え、え」

ブライト「な、なに、私も着るのか?」

シャア「ハハハこれなら目立つまい」

アムロ・ブライト(……逆に目立ちまくりだよ)

―10分後―

カミーユ「お似合いですよ三人とも」

クワ子「あら、そうかしら」

アム美「………」

ブラ江「………」

アムロ(………若干セイラさんに似ているのがムカつく)

クワ子「ウフフ、さすがブライト艦長、ご婦人にそっくりだな」

ブラ江「……貴様はミライを貶しているのかしら」

アムロ(何気にノリノリなんだなブライト……)

アム美「そうだ、そう言えばカミーユは名前を変えないんだな」

カミーユ「元々女の名前ですから」


アムロ・ブライト・シャア(強くなったな……カミーユ………)


アム美「バレたら恥ずかしいなんてもんじゃないぞ!」

クワ子「大丈夫だ上手くやる……私が下手に立ち回ったことなどないだろう」

アム美「下手に立ち回ったことしかないだろう」



カランカラン



店員「いらっしゃいま」

アム美・ブラ江「………」

カミーユ「キャハッ☆高校生1人大人3人でーす☆」

クワ子「ウフフ!窓側の広い席にしてねん☆」

店員「………ハイ」


ヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソヒソ

アムロ・ブライト(死にたい)

クワ子「……さて、情報によればガンダム女子会はあちらで開かれるらしい」ムシャムシャ

アム美「………」

クワ子「おいアムロ美!なんだそのデザートのセレクトは!葬式か!」

カミーユ「これだから素人はw」

アム美「……お前たち、さては初犯じゃないな」

クワ子「そんなことよりおかしいな。情報によればもう……」ムシャムシャ

ブラ江「……」

カミーユ「……あっ、来ましたよ」ムシャムシャ


カランカラン


店員「いらっしゃいませ」

ハマーン「予約していたカーンだが」

クワ子「帰る」

アム美「ちょ!お前!」

クワ子「話が違う!あれのどこが女子なんだ!ふざけるな!!」バンッ!

アム美「い、いや、それにしてもお前……」


ざわざわざわざわざわざわざわざわ

クワ子「げっ……」

カミーユ「…目立ってますよ」

ハマーン「………見た顔だな」

アム美「ほーらな」

クワ子「…………」

ハマーン「……」ジーッ


ハマーン「そうだ!お前は!」


クワ子(終わった)

ハマーン「なんだ、シャアの妹君ではないか。久しぶりだな」

クワ子「えっ」

ハマーン「そちらはお友達で?」

クワ子「え……まあ……」

アム美「……アム美」

ブラ江「ブラ江……よ」

カミーユ「カミーユです」

ハマーン「……カミーユ?」

クワ子「あの……カミーユの同名の妹だ」
ハマーン「ほぅ……」

カミーユ「はい。兄の母の旦那の子供の父親の妻の夫の長男のパパのママの孫の妹が私です」


ハマーン「………」


ハマーン「……確かにカミーユの妹だな」

カミーユ「はい」

ハマーン「そうだ、一緒にどうだ?シャアの妹君」

クワ子「えっ」

カミーユ「それはいいですね!クワトロ大尉……のお姉さん!」

クワ子「えっ、ちょ……」

ハマーン「決まりだな、どうぞこちらへ。おい店員さん!席を用意しろ!」

クワ子「か、カミーユ!」

カミーユ「だって面白そうじゃないですか」

アム美「それもそうだな」

ブラ江「私も超面白そうだと思うわよ」

クワ子「貴様ら………!ここぞとばかりに!」

アム美「第一、言い出したのはお前だろう」

クワ子「しかしだな……ハマーンがこんなにまで厚かましい女だとは想像も………」

カミーユ「何もくるのがハマーンだけなわけじゃないですよ。もしかしたら大尉の好みの女子とお近づきに」



クワ子「いくわよ!!みんな!!!!!!」スタッ



アムロ(そんな姿でお近づきになってどうするんだよ、シャア……)

クワ子「………」ソワソワ

ハマーン「……妹君」モグモグ

クワ子「なんd……なにかしら」

ハマーン「あー……そのだな………」

クワ子「だからなんだ」

ハマーン「……シャアは最近どうしているか」

クワ子「なんでそんな事を気にする必要があるのd……かしら」

ハマーン「それは……」モグモグ

ハマーン「………すまん聞かなかったことにしてくれ」モグモグモグモグ


シャア(……なら初めから聞くなハマーン)

アムロ・ブライト・カミーユ(あー……………)


カランカラン

店員「いらっしゃいませー」

「フフフ……なんだか安っぽい店だねぇ……」パシッパシッ

店員「あの……ご予約のお客様で?」

「案内しとくれ」


クワ子「女子が来た!!!!」ガタッ!!

アムロ(シャア……)


コツコツ……



ハマーン「……来たか」

クワ子「………」ソワソワ



「久しぶりだねぇ。ハマーン・カーン」


「いいや……」




シーマ「ヤッホーさね!ハマーンちゃーん!!」

ハマーン「シーマちゃーん!!私も超会いたかったぞー☆」



キャッキャッキャッキャッキャッ

アム美「 」
ブラ江「 」
クワ子「 」
カミーユ「 」

アム美「じょ………女子…………?」

シーマ「そうさね。あたしゃ、まだまだ心は清純だからね」

クワ子「アワワワワワワ」

シーマ「フフフ、まさかこの宇宙の蜻蛉シーマ・ガラハウが成虫となって宇宙各地のスイーツバイキングを飛び回っているとは誰も思いもよらないだろうよ……」

ハマーン「やだシーマちゃんカーワーイーイー」

シーマ「アーリーガートー」

シーマ・ハマーン「アハハハハハハ!!!!!!」

クワ子「女子ジャナイ……女子ジャナイ………女子ジャナイ………」

カミーユ「大尉が白目になっちゃってますよ……」

アム美「俺も脳波レベルが落ちそうだ……」

ブラ江「なんてこった……コレに比べりゃ我々の女装なんてかわいいもんだ………」

クワ子「と言うより、何故シーマ・ガラハウが生きている……」

アム美「そう言えばデラーズ紛争で死んだんだったな」

ブラ江「で、ではコイツは亡霊……」

シーマ「フフフ、そうさね。アタシは亡霊……」

「オイコラそこの白目なし!シーマ様が幽霊なわけないじゃないの!!!!!!」

一同「!?」

子ッセル「ちなみにアタシは通りがかりの女子だけど!!!!!!!!!!」

子ッセル「シーマ様はね神経も根性も図太いのよ!!!!伊達に40年も生きてないのよ!!なめんじゃないわよ!!!!」



シーマ「女子会についてくんなっていったろ!このウスラトンカチ!!!!!!「」」パシィッ!



子ッセル「いやーん……///」


アムロ・カミーユ・ブライト(うわあ………)

子ッセル「ごめんなさい、あたしシーマ様が心配で……」

シーマ「気持ち悪いんだよ!お節介な男はキライさね!!」

子ッセル「はああ…叱られちゃった……///」

クワ子「はぁ………はぁ………」

カミーユ「大尉!しっかりしてください!大尉!」

シーマ「ごめんねハマーンちゃん……部下が超バカで」

ハマーン「気にしないぞシーマちゃん。実はね私の部下もロクなものでは……」

マシュ美「やーね、ゴト江。シーマ艦隊ったら下品ねー」クスクス

ゴト江「流石は育ちがわるいですよねマシュ美さま。いやだわー」クスクス



ハマーン「ぞ…俗物……………」フルフル



シーマ・ハマーン「貴様ら出ていけーーーー!!!!!!」

マシュマー(仕方ないな……我々はハマーン様達がお使いになったと思われるフォークをペロペロする作業に戻るか……)

コッセル(そうだな……)



マシュマー「ハマーン様………ハマーン様………」ペロペロ

コッセル「シーマ様………シーマ様…………」ペロペロ



ちなみに両方ともクワ子が使用したフォークである

クワ子「………」ピキーン



カランカラン




クワ子「女子が来た!!!!!!」ガタッ

アム美「……お前さ、いい加減さ」



クワ子「次こそは……次こそは……」フルフル




「待たせたな」



クワ子「!」ガタッ!

ブラ江「あ……あれは………」


「フフフ……」


カミーユ「え、誰ですアレ」

シャア「 」

アム美「カツラがズレたぞ!シャア!」

キシリア「遅れてすまなかった」

ハマーン「キシリア様……」

シーマ「……ご機嫌麗しく」

キシリア「ああ。久々だな、ハマーンにシーマ」

ハマーン・シーマ「はっ……」

キシリア「いつも通りで構わん」


ハマーン・シーマ・キシリア「キャー!おひさーーー!」



えらく後ろ向きな女子会メンバーが勢揃いした瞬間である

クワ子「 」チーン

カミーユ「完全に白くなってますね……」

シーマ「またふけたー?キシリアちゃんw」

キシリア「シーマちゃんほどではないぞーw」

ハマーン「シーマちゃんもう40だもんねw」

シーマ「まだ30代だもんw」

ハマーン・キシリア「キャー!」

キャハハハハハハハ!!!!


アム美「………なんだろう、コレ」

カミーユ「………完全に見ちゃいけないものをみちゃいましたね僕ら」

クワ子「なんで!なんで!キシリア・ザビが生きてるのだ!なんで!なんで!バーンってなったのに!なんで!」バンッ!!バンッ!!バンッ!!

アム美「ちょ!お前!落ち着け!」

カミーユ「バレたら多分僕たち弱味握られるどころか皆殺しですよ!」

キシリア「……ん?こいつらは」

ハマーン「シャアの妹と愉快な仲間達です」

キシリア「ふぅん……アルテイシアお嬢ちゃんね」

クワ子「………ドウモ」

キシリア「………」ジーッ

クワ子「…………」


アム美「ああ………」

キシリア「ふぅん」

キシリア「でさ、シーマちゃんって彼氏出来たのーw?」

シーマ「やだ、今じゃスイーツが恋人さねw」

ハマーン「シーマちゃんカーワーイーイーw」

クワ子「……えっ」

シーマ「最近は焼き芋にハマってるんだよねぇw」

キシリア「やだwwくっさい毒ガスまきまくりwwwww」

シーマ「ちょ!やーめーてーwwwwwwwwwwwサイド3にコロニーぶつけちゃうぞwwwwwww」

キシリア「ジーク・ジオンwwwwwwwwww」

シーマ「やーだwwキシリアちゃん意地悪wwwwww」


キャハハハハハハハ!!キャハハハハハハハ!!


クワ子「………」

カミーユ「なんだか大尉のこと、眼中にもなさそうですね。バレなくて良かったじゃないですか」

クワ子「………ソウダナ」

アム美「……なんでちょっと泣きそうなんだよお前」

ブライト「…………」ムシャムシャムシャムシャ

アム美「ブライト、お前は素に戻ってるぞ」

ブラ江「ウフフ、いけない、いけない。家じゃふりかけご飯だものね」

カミーユ「……大佐なのに貧乏なんですか」

ブラ江「………子供の塾にスイミング、ピアノ、そろばんに習字、バレエにサッカー、スケートにヒップホップ」

ブラ江「ミライのヨガ教室にジム通い、手芸教室にお茶にお花。これらの月謝にいくらかかるとおもう?」

カミーユ「……ご愁傷様です」

カミーユ「でも確かに僕達、居辛いですよね。すごく面白い状況ではありますけど」

アム美「……居辛いというかな、なんだろうな……この気持ちは」


カミーユ「わかります。僕にも…なんだか胸が……チクチクする」

アム美「なんだこの感情の正体は………」


キャハハハハハハハ!!キャハハハハハハハ!!

ハマーン「キシリアちゃんこそホントはお兄ちゃん大好きで行き遅れたくせにーw」

キシリア「ち、ちがうし!」

シーマ「キャーwwwwwwwwww」

キシリア「ハマーンちゃんこそ、好きな人いないのか?」

ハマーン「えっ」

シーマ「あいつかwwwwwwあいつなんだよねwwwwwww」

ハマーン「や、やめてよ!マジやーめーてー!」


アム美「………そうか」

アムロ(こいつら………ひどく無理をしているんだ)

アムロ(まるで普通の……普通の女の子を………こいつらは無理をして…………)

キャハハハハハハハ!!キャハハハハハハハ!!キャハハハハハハハ!!

アムロ(誰一人として……普通の思春期を過ごせなかったんだ)

アムロ(彼女達の部下が『心配』だと言っていた意味が今なら理解できる)

キシリア「あいつってだーれwwwwwwww」

シーマ「シャ………」

ハマーン「やだwwwwwwwwマジやーめーてーwwwwwwww」

アムロ(………普通の女の子に自分は決してなりきれないことに、いつかは気がついてしまうからな)

クワ子「なんか期待ハズレも甚だしい………もう帰る」

アム美「そうだな。俺もそうしよう」

カミーユ「………僕もそうします」

ブラ江「…………え、ちょっと!」ムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャムシャ

アム美「ブライト……いくぞ………」

カミーユ「というわけで僕達はおいとまします」

ハマーン「もう帰ってしまうのか」

ブラ江「そうよもうちょっといましょうよー」ムシャムシャ

シーマ「ブラ江ちゃんたべっぷり最高wwwwwwwwww」

キシリア「キャーwwwwwwww」

ブラ江「ウフフwwwwwww」

アム美「馴染むなよ………」

そして



なかなか帰ることが出来ぬまま2時間が経った




ハマーン「ぞくぶつー!」プギャー

シーマ「キャー!そのポーズカーワーイーイー」

ブラ江「シーマちゃんのえくぼもカーワーイーイー」

シーマ「ヤダwwwwwwwこれシワさねwwwwwwww」

ハマーン・キシリア・ブラ江「キャー!!」

アム美「………」

カミーユ「………」

クワ子「………」

カミーユ「……やっぱりストレスなんですかね」

アム美「19の時から働きっぱなしだからな……」

クワ子「カエリタイ……カエリタイ……カエリタイ……カエリタイ……カエリタイ……」

カミーユ「こっちも相当なストレスかかってますけどね」




「プルプルプルプルー!」




クワ子「!!」ピキーン!!

アム美「なに、どうした……シャア………」

キャッキャッキャッキャッ

シーマ「……なにさね、急にあっちのテーブルが騒がしくなったねぇ」

ハマーン「本当だな。騒がしい」チッ

キシリア「文句を言ってやろうか!!」バンッ!



プル「えっと、それじゃあガンダム女子会をはじめるよ!プルプルー!」

ルー・エル「いえーい!」

ファ「アタシなんかが来てよかったのかしら……」

プルツー「遠慮するなよ。なあトゥエルブ」

「………」

プルツー「あれ、トゥエルブは」

キッカ「マリーダさんなら一目散にオードリーさんと一緒に『バイキングは数!』とか良いながら取りに行きましたよ」

プルツー「はぁ……」

チェーミン「な、なんか緊張しちゃうな……」

リィナ「リラックスしてね。みんな良い人ばっかりだから」

オードリー「おいひいわへ!まひーら」もぐもぐ

マリーダ「ほうれふ。おいひいれすお」もぐもぐ

プルツー「……お前はリラックスしすぎだトゥエルブ」

プル「リィナ!一緒にとりにいこう!」

リィナ「よーし競争よ!」

キャッキャッキャッキャッキャッキャッキャッキャッ

クワ子「これだ!これなんだ!これなのだよ!」

アム美「シャア………」

ハマーン「………」

シーマ「………」

キシリア「………」

ブラ江「あらどうしたの。急に黙っちゃって」ムシャムシャ

ハマーン「………っ」

キシリア「どうしたハマーン……」

ハマーン「うぐっ……ぅぅっ……うっ……」

シーマ「ちょっと情けないね。一国の摂政が…あれ、なんかアタシも……ぅっうっうぅっ……」

キシリア「や、やめい……二人とも………ウグッ………うっ………」


ハマーン「ぅぅっ……ぅぅっ…ふぇっ………」ポロポロ

シーマ「ぅぅっ……ぅぅっ…ふゎっ…」ポロポロポロポロ

キシリア「ぅぅっ……ぉぅっ……ぉぅっ……」ポロポロ

ハマーン・シーマ・キシリア「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!」

シャア「な……なんだ急に………」

アムロ「ああ………」

ハマーン「………」ごしっ


ハマーン「興醒めだ!帰る!」

シーマ「ふんっ!不愉快な会だった!」ごしっ

キシリア「もう二度と催すものか!」ごしっ

ハマーン「仕方ないから、少しばかり下々の気持ちを理解してやろうと努力してみたが」

ハマーン「我々が愚民同様に振る舞うなどハリボテにしか過ぎぬということだ!」

シーマ「女子会なんてアホらしい!アタシ達は老け役の汚れ役がお似合いってこったね!」

キシリア「もうピンクのマスクなんてするものか!」バシッ


シャア(本当だな……気がつかなかった……)

アムロ(一番張り切ってたのかコイツ………)


ブラ江「違う!そんなことはない!!」ガタッ!


一同「!?」

アム美「急にどうした……お前」

ハマーン「慰めはいい!ブラ江ちゃん!」

シーマ「そうさねブラ江ちゃん!」

キシリア「ブラ江ちゃん!」


チェーミン(隣のあの人ブラ江ですって。なんて下品な名前……)

ブラ江「私は…私の正体は……本当は………」バッ

ブライト「ブライト・ノアだ!」


ハマーン・キシリア・シーマ「!?」


チェーミン「………えっ」

シーマ「お、男だったのかコイツ!」

ハマーン「き……貴様!破廉恥な!!」


ブライト「私は男だ!お前たち同様女子ではない!しかし!」

ブライト「……貴様達とガールズトークを繰り広げるうちに……なんか、こう……自分がだんだん女の子になっていく事を感じた」

アム美「ぶ、ブライト……?」

ブライト「………形からと言うが……今は我々は偽物の女子かもしれない!しかし!」

ブライト「重要なのは、普通の女の子になりたい、その気持ちではないか?」


ハマーン・シーマ・キシリア「…………」

アム美「え、なんだコレは」

ファ(騒がしいわ……となりが)

カミーユ「感動しました艦長!!!!!!!!!!!」ガタッ

アム美「………カミーユ?」


カミーユ「僕はカミーユ!!!!男です!!!!!!」



ファ「えっ」


カミーユ「僕も……本当は女の子になりたかったのかもしれない。その裏返しで……女っていわれてイライラしていたのかもしれない」

カミーユ「……でも!なんていうかあなた達の会話にウキウキしていた僕がいるんです」


ハマーン「カミーユ・ビダン……やはり……」

カミーユ「ハマーン、今なら僕はあなたと分かりあえるかもしれない!」

ハマーン「………嬉しいよ、少年」



ファ「えっ」

オードリー「保護者としてついて来てくださってありがとうございます」

セイラ「いいのよ。わたしもひとりじゃこんなところ来られないから……」

セイラ「それにしても騒がしいわねぇ……隣が」



シャア「私はかつてシャア・アズナブルと呼ばれた男である!!!!!」ガタッ

アムロ「まさかシャア!お前も!!!!」

オードリー・セイラ「えっ」


シャア「私は………少女が好きというより少女になりたかったのかもしれない」

シャア「さっき……悲しみを覚えた事も……キシリア様達に混ざりたかった……その思いなのだ……アムロ………」


アムロ「えっ」


シャア「ハマーン!女子としてなら私は君と分かり合えるかもしれない!」ヒシッ

ハマーン「…………シャア大佐!」ヒシッ

シャア「キシリア様とも……」ヒシッ

キシリア「キャスバル坊や!!」ヒシッ


アムロ「………何だコレ」

シロッ子「実は私も!こっそら皆の会話を聞いていたのだが………!」ガタッ


アムロ「い……いたのかよ……」

ハヤ江「ごめんなさい実はあたしも……」ガタッ

キッカ「お父さん………」

ジェリ子「あたしも!」ガタッ

デラ美「あたしも!」ガタッ

ガト江「デラ美閣下がそうなら私も!」ガタッ

デラ美・ガト江「あの時はごめんねシーマちゃん!!!!」

シーマ「気にしてないよ!!!!!あたしは嬉しいさね!!!!!!」

ギレ美「実はあたしも………」ガタッ


キシリア「キャーお兄ちゃん!!!!!!!!」

ジュド子「あたしもアレから病みつきになっちゃって……///」ガタッ

イー乃「ぼくも………///」




私も私も私も私も私も私も私も俺も僕も





アムロ「……」


アムロ「あたしも?」

ブライト「見える……光が………」

シャア「これが…人類の……革新の光………!!」

カミーユ「ニュータイプって…こういうことだったんですね………」


アムロ「ああ………人は分かり合える!」




俺が………俺たちが





女子《ニュータイプ》だ!!!!!!!!!!







本物の女子一同「ふぇぇ………」ガクガク


色んな意味でおしまい

お付き合いありがとうございました



ハマーン様ばんざああああああああい!!!!!!!!
シーマ様ばんざあああああああああい!!!!!!!!!!!!

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