セイバー「士郎、お年玉をください」士郎「なんでさ?」 (18)

某日

セイバー「シロウ、そろそろ今年も終わりですね」

士郎「ああ、年末は色々行事があるからな楽しみだなセイバー」

セイバー「はい、ところでシロウ、日本には様々な風習がありその中でもオトシダマというものが特に気になったのですが」

セイバー「玉を落とす……、いったいどういう意味なのですか?」

セイバー「将棋では王は玉と使うときもあります、まさか落とし玉というのは下剋上のことなのでしょうか、それならば王として毅然とした態度で挑まないといけませんね」

士郎「いやいや元旦からそんな殺伐としたことしないからな」

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士郎「お年玉っていうのはめでたい日にあげるお小遣いみたいなものだよ」

セイバー「そうなのですか…、シロウ、差支えなければ私にもお年玉をください」

士郎「まあセイバーにはいつも頑張ってもらってるからな、考えてみるよ」

セイバー「ありがとうございますシロウ」




士郎「っていうことがあったんだカレン、働かせてくれ……!」

カレン「……話をするときはせめて起承ぐらい話しなさい駄犬」

カレン「……つまり行事やパーティーを開いてる間にセイバーにあげるだけの蓄えも使ってしまったと」

士郎「ああ……、クリスマスも終わったからそろそろ元旦の準備でも始めようと思ってたらセイバーとの約束を思い出してさ」

士郎「元旦で色々したらセイバーにあげるだけのお金が無くなっちゃってさ……」

士郎「頼む、金を貸してくれ!雑用でもなんでもするから!」

カレン「ん?」

書き溜めしてきまふ^q^

×「元旦で色々したらセイバーにあげるだけのお金が無くなっちゃってさ……」

○「元旦で色々準備したらセイバーにあげるだけのお金が無くなっちゃってさ……」

カレン「雑用などせずに楽にお金を稼ぐ方法がありますよ」

士郎「なっ、本当か!」

カレン「ええ、天井のシミを数えてるだけで済みます」

士郎「え?」

カレン「―――フィッシュ」

士郎「!?」

カレン「うふふふふ」

士郎「なんでさ!?」

カレン「お金が欲しいのでしょう?男娼婦でもすればよいのですよ」

士郎「なっ、駄目だ、そんなのっ」

カレン「何故です?セイバーを幸せにしたいのでしょう……?」

士郎「!?」

カレン「さあ、どうしますか……?」

省略

士郎「」げっそり

カレン「ふう」つやつや

セイバー「士郎、おかえりなさいそれにカレンこんにちわ」

士郎「あ、ああセイバーただいま……」

カレン「はいこんにちわ」

セイバー「士郎、それはそうとそろそろ年末ですね」そわそわ

士郎「お、おう」

セイバー「それでですね、お年玉の件で伝え忘れていたのですが」そわそわそわそわ

セイバー「」ぶちっ

セイバーオルタ「私にもお年玉を寄越しなさい」

士郎「」

カレン「おやおや……」

士郎「……セイバー、冷蔵庫に挽肉が入ってるからコネておいてくれないか?」

オルタ「おい、話をそらすな」

士郎「バケット買ってきたから晩御飯はハンバーガーにしようと思ってな」

オルタ「わーい」

士郎「……カレン、頼む…」

カレン「ふふふ、一度やって躊躇わなくなりましたね」

士郎「ああ、みんなを幸せにしないといけないからな(白目)」

省略

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