QB「ハンバーグ食べたいな」(136)
QB「マミ、買ってきてよ」
マミ「買わなくても私が作ってあげるわよ」
QB「材料はあるのかい?」
マミ「これから買ってくるわ」
QB「そこからだと完成までかなり時間がかかるじゃないか」
マミ「そうねぇ…2時間くらいは待ってもらうことになるかしら」
QB「僕は今すぐハンバーグを食べたいんだ」
マミ「でも…」
QB「頼むよマミ」
マミ「…わかったわよ、買ってきてあげる」
QB「ほんとうかい?ありがとう!」
マミ「すぐ戻って来るから、お留守番よろしくね」
QB「任せてよ!デミグラスソースのかかったやつだよマミ!忘れないでね!」
マミ「はいはい」
ドア<ガチャッ バタン
外
マミ「デミグラスソースのハンバーグ…」ブツブツ
杏子「おっ そこにいるのはマミじゃないのか?」
マミ「あら佐倉さん、こんなところで奇遇ね」
杏子「何してるんだ?」
マミ「QBのお使いよ、ちょっと買い物を頼まれたの」
杏子「へぇ~」
30分後
杏子「じゃあなー」
マミ「あら?もうこんな時間」
マミ「楽しくてつい話し込んじゃったわ」
マミ「QBが待ってるしそろそろ行かないと」
マミ「…えっと」
マミ「何を買ってくるのだったかしら」
マミ「確か…丸くて美味しい…」
マミ「デ…デ……!」
マミ「だめ!全然出てこない!」
マミ「まぁいいわ」
マミ「多分商品を見たら思い出すでしょ」
マミ「QBが待ってるし、とにかく今は急いでお惣菜屋さんに行かなきゃ!」
総菜屋
店主「いらっしゃい」
マミ(なんだったかしら…見ても全然思い出せないわ)
店主「お嬢ちゃん何か探してるのかい?」
マミ「え、えぇ」
マミ「お使いを頼まれたんですけど…何を頼まれたか忘れちゃって」
マミ「確かこう…丸くて美味しいものを頼まれたような気がするんですけど」
店主「そりゃ参ったなぁ…うちには丸くて美味しいものはいっぱいあるぞ」
マミ「ですよねぇ」
店主「悪いがお嬢ちゃん、もう一度出直して…」
店員「先輩!これちょうど揚がったんですけどどうしたらいいっスか?」
マミ「!!!」
マミ(何これ…めちゃくちゃ美味しそうじゃない!)
店主「おう!そのへんに並べといてくれ!」
マミ(あれもよく見ると丸いわね…はっ!)
マミ(QBが買ってくるよう頼んだのはアレだったんじゃないかしら!)
マミ(なんだからアレだったような気がしてきたわ…いや)
マミ(アレに違いない!)
マミ「あ、あの!」
店主「なんだ思い出したのかい?」
マミ「はい!おかげさまで!これください!」
店主「これ?え~っと…商品名で言ってくれるとありがたいんだけど」
マミ「か…か……」
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ヽ Vハ / ィ.:.:下 不::.ヽ } ハ|
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r── ミミヽ//// | l V }ミヽ __ ノ
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マミ「~♪」
ドア<ガチャッ
マミ「ただいま~♪」
QB「遅かったじゃないかマミ、僕もうお腹ペコペコだよ」
マミ「ごめんなさい、途中佐倉さんと会ってついお話をちゃって」
QB「ふーん、杏子とねぇ」
マミ「でも安心して、ちゃんと買ってきたから」
QB「やったー!」
マミ「はい、QBの食べたがってたカニクリームコロッケよ」
QB「わーい!僕が食べたかったカニクリー…何だって!?」
マミ「えっ」
QB「えっじゃないよ!何だいこれは!」
マミ「何ってカニクリームコロッケだけど…」
QB「なんでだよ!」
マミ「だってQBが食べたいって言ったから…」
QB「ハンバーグだよ!」
マミ「!」
QB「僕が食べたいって言ったのはハンバーグだよ!」
マミ「!!」
QB「デミグラスソースがたっぷりかかったハンバーグを食べたいって言ったんだよ!」
マミ「そういえば…そうだった気がしてきたわ…!」
QB「気のせいじゃないよ!そう言ったんだよ!」
マミ「!!!」
マミ「ごめんなさいQB…ごめんなさいQB…」ポロポロ
QB「まったく…どう聞き間違えたらハンバーグがカニクリームコロッケになるんだい?」
マミ「ごめんなさいQB…ごめんなさいQB…」ポロポロ
QB「…もういいよマミ」
マミ「許してくれるの!?」
QB「うん、その代わり今度はちゃんと買ってきてよね」
マミ「わかった!私、頑張る!」
ハンバーグ編
完
数日後
QB「ねぇマミ」
マミ「なぁにQB」
QB「お好み焼き食べたいな」
マミ「そうなの」
QB「お好み焼き買ってきてよ」
マミ「買わなくても私が作ってあげるわよ」
QB「材料はあるのかい?」
マミ「余り物でなんとかできるんじゃないかしら」
QB「うどんはあるのかい?」
マミ「えっと…インスタントラーメンならあるけど」
QB「僕はうどんが入ったお好み焼きを食べたいんだ」
マミ「でも…」
QB「頼むよマミ」
マミ「…わかったわよ、買ってきてあげる」
QB「ほんとうかい?ありがとう!」
マミ「すぐ戻って来るから、お留守番よろしくね」
QB「任せてよ!シーフードミックスの関西風だよ!忘れないでねマミ!」
マミ「はいはい」
ドア<ガチャッ バタン
外
マミ「お好み焼き…おかにみ焼き…」ブツブツ
さやか「あっ そこにいるのはマミさんじゃないですか!」
マミ「あら美樹さん、こんなところで奇遇ね」
さやか「何してるんですか?」
マミ「QBのお使いよ、ちょっと買い物を頼まれたの」
さやか「へぇ~」
30分後
さやか「じゃあまた明日学校で」
マミ「あら?もうこんな時間」
マミ「楽しくてつい話し込んじゃったわ」
マミ「QBが待ってるしそろそろ行かないと」
マミ「…えっと」
マミ「何を買ってくるのだったかしら」
マミ「確か…丸くて美味しい…」
マミ「お…か……!」
マミ「だめ!全然出てこない!」
マミ「まぁいいわ」
マミ「多分商品を見たら思い出すでしょ」
マミ「QBが待ってるし、とにかく今は急いでお惣菜屋さんに行かなきゃ!」
総菜屋
店主「いらっしゃい」
マミ(なんだったかしら…見ても全然思い出せないわ)
店主「おっ 確か君はこの前のお嬢ちゃんじゃないか」
マミ「ど、どうも」
店主「またお使いかい?」
マミ「そうなんですけど…また何を買うか忘れちゃって…」
店主「そりゃ参ったなぁ 何か覚えてることはないのかい?」
マミ「えっと…丸くてその…美味しいものだったような…」
店員「先輩!これ揚げたてなんスけどどこに並べればいいっスかー?」
店主「おう!ここに置いてくれ!」
マミ「!!!」
マミ(何これ…めちゃくちゃ美味しそうじゃない!)
マミ(あれもよく見ると丸いわね…はっ!)
マミ(QBが買ってくるよう頼んだのはアレだったんじゃないかしら!)
マミ(…でもちょっと待って!)
マミ(確かこの前あれを買って失敗してしまったような気がするわ!)
マミ(でも…)
客「これください」
店主「まいどー!」
マミ(…このままじゃ考えているあいだに売り切れちゃう!)
マミ(もしかしたらアレじゃなかったかもしれないけど…)
マミ(いや、アレよ!アレに違いないわ!自分を信じるのよマミ!)
マミ(思い出せないんだから仕方もの!ここは一か八か)
マミ「あ、あの!これください!」
店主「これ?え~っと…商品名で言ってくれるとありがたいんだけど」
マミ「か…か……」
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マミ「~♪」
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マミ「ただいま~♪」
QB「遅かったじゃないかマミ、僕もうお腹ペコペコだよ」
マミ「ごめんなさい、途中美樹さんと会ってついお話をしちゃって」
QB「ふーん、さやかとねぇ」
マミ「でも安心して、ちゃんと買ってきたから」
QB「やったー!」
マミ「はい、QBの食べたがってたカニクリームコロッケよ」
QB「わーい!僕が食べたかったカニ…なな何だって!?」
マミ「えっ」
QB「えっじゃないよ!何だいこれは!」
マミ「何ってカニクリームコロッケだけど…」
QB「なんでだよ!」
マミ「だってQBが食べたいって言ったから…」
QB「お好み焼きだよ!」
マミ「!」
QB「僕が食べたいって言ったのはお好み焼きだよ!」
マミ「!!」
QB「関西風シーフードミックスうどん入りを食べたいって言ったんだよ!」
マミ「そういえば…そうだった気がしてきたわ…!」
QB「気のせいじゃないよ!そう言ったんだよ!」
マミ「!!!」
マミ「ごめんなさいQB…ごめんなさいQB…」ポロポロ
QB「まったく…どうかしてるよ君は」
QB「聞き間違えたのはこれで二回目だよ?」
マミ「ごめんなさいQB…ごめんなさいQB…」ポロポロ
QB「…もういいよマミ」
マミ「許してくれるの!?」
QB「うん、その代わり次はこうはいかないからね!今度こそちゃんと買ってきてよね!」
マミ「わかった!私、頑張る!」
お好み焼き編
完
数日後
QB「ねぇマミ」
マミ「なぁにQB」
QB「ホールケーキ食べたいな」
マミ「そうなの」
QB「ホールケーキ買ってきてよ」
マミ「買わなくてもケーキはうちにあるわ」
QB「それはホールケーキかい?」
マミ「チーズケーキとモンブランが1カットずつだけど」
QB「わかってないなぁマミは」
マミ「それはどういうことかしら」
QB「大きなホールケーキを独り占めするなんて女の子の夢そのものじゃないか」
マミ「でもQBに性別なんて…」
QB「頼むよマミ」
マミ「…わかったわよ、買ってきてあげる」
QB「ほんとうかい?ありがとう!」
マミ「すぐ戻って来るから、お留守番よろしくね」
QB「任せてよ!イチゴがいっぱい乗ったやつだよ!忘れないでねマミ!」
マミ「はいはい」
ドア<ガチャッ バタン
外
マミ「カニホールケーキ…ホールクリームコロッケーキ…」ブツブツ
まどか「あっ そこにいるのはマミさんじゃないですか!」
マミ「あら鹿目さん、こんなところで奇遇ね」
まどか「何してるんですか?」
マミ「QBのお使いよ、ちょっと買い物を頼まれたの」
まどか「へぇ~」
30分後
まどか「じゃあまた明日学校で」
マミ「あら?もうこんな時間」
マミ「楽しくてつい話し込んじゃったわ」
マミ「QBが待ってるしそろそろ行かないと」
マミ「…えっと」
マミ「何を買ってくるのだったかしら」
マミ「確か…丸くて美味しい…」
マミ「果肉…蟹栗……!」
マミ「だめ!全然出てこない!」
マミ「まぁいいわ」
マミ「多分商品を見たら思い出すでしょ」
マミ「QBが待ってるし、とにかく今は急いでお惣菜屋さんに行かなきゃ!」
総菜屋
店主「いらっしゃい」
マミ(なんだったかしら…見ても全然思い出せないわ)
店主「おっ 君はいつものお嬢ちゃんじゃないか」
マミ「どうも」
店主「またまたお使いかい?」
マミ「そうなんですけど…またまた何を買うか忘れちゃって…」
店主「そりゃ参ったなぁ 何か覚えてることはないのかい?」
マミ「えっと…丸くてその…美味しいカニクリームなんとかだったような…」
店員「先輩!揚げ物できましたー!」
店主「おう!ここに置いてくれ!」
店員「ういーっす!」
マミ「!!!」
マミ(何これ…めちゃくちゃ美味しそうじゃない!)
マミ(あれもよく見ると丸いわね…はっ!)
マミ(QBが買ってくるよう頼んだのはアレだったんじゃないかしら!)
マミ(絶対これよ!疑う余地なし!)
マミ「すみません!これください!」
店主「これ?え~っと…商品名で言ってくれないかな?」
マミ「か…か……」
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マミ「~♪」
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マミ「ただいま~♪」
QB「遅かったじゃないかマミ、僕もうお腹ペコペコだよ」
マミ「ごめんなさい、途中鹿目さんと会ってついお話をしちゃって」
QB「ふーん、まどかとねぇ」
マミ「でも安心して、ちゃんと買ってきたから」
QB「やったー!」
マミ「はい、QBの食べたがってたカニクリームコロッケよ!」
QB「…」
マミ「どうしたの?」
QB「どうしたの?じゃないよ…何これ」
マミ「何ってカニクリームコロッケだけど…」
QB「…」
マミ「だってQBが食べたいって言ったから…」
QB「…」
マミ「?」
QB「ホールケーキだよ…」
マミ「あっ」
QB「いちごがたくさん乗ったやつ…」
マミ「そういえば…そうだった気がしてきたわ…!」
QB「…」ポロポロ
マミ「!」
マミ「ごめんなさいQB…ごめんなさいQB…」ポロポロ
QB「もういいよ」
マミ「ごめんなさいQB…ごめんなさいQB…」ポロポロ
QB「もういいから」
マミ「許してくれるの!?」
QB「うん、許してあげるから小さいチーズケーキと小さいモンブラン持ってきて」
マミ「わかった!私、次こそ頑張る!」
ホールケーキ編
完
数日後
QB「ねぇマミ」
マミ「なぁにQB」
QB「お寿司食べたいな」
マミ「そうなの」
QB「お寿司買ってきてよ」
マミ「いやよ、お寿司は高いもの」
QB「ハンバーグ」ボソッ
マミ「!」
QB「お好み焼き」ボソッ
マミ「!!」
QB「あのときは辛かったなぁ」チラッ
マミ「でも…」
QB「ケーキ」ボソッ
マミ「…わかったわよ、買ってきてあげる」
QB「ほんとうかい?ありがとう!」
マミ「すぐ戻って来るから、お留守番よろしくね」
QB「任せてよ!ワサビが入ってないやつだよ!忘れないでねマミ!」
マミ「はいはい」
ドア<ガチャッ バタン
外
マミ「カニクリームコロッケ…カニクリームコロッケ…」ブツブツ
ほむら「そこにいるのは巴マミ」
マミ「あら暁美さん、奇遇ね」
ほむら「こんなところで何をしてるのかしら」
マミ「QBのお使いよ、ちょっとカニクリームコロッケを頼まれたの」
ほむら「そ、そう」
マミ「QBのお使いよ、ちょっとカニクリームコロッケを頼まれたの」
ほむら「そ、そう」
記憶と反応がオワてる
30分後
ほむら「じゃあまた学校で」
マミ「あら?もうこんな時間」
マミ「楽しくてつい話し込んじゃったわ」
マミ「QBが待ってるしそろそろ行かないと」
マミ「…えっと」
マミ「カニクリームコロッケを二人分ね!」
マミ「丸くて美味しい…カニクリームコロッケ…」
マミ「カニクリームコロッケ…カニクリームコロッケ……!」
マミ「よし!ちゃんと覚えてる!」
マミ「QBが待ってるし、急いでカニクリームコロッケ屋さんに行かなきゃ!」
総菜屋 r‐'`'ー‐┐ l二二l r─‐┐ r┐ r┐ /´〉
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マミ「~♪」
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マミ「カニクリームコロッケ!!」
QB「…」
お寿司編
完
おしまい
このSSまとめへのコメント
天丼って言いたいのにカニクリームコロッケって叫びたくなる、ヤバいわカニクリームコロッケ