アムロ「ビルドファイターズ」 (32)
・ガンダムシリーズとビルドファイターズのクロス物です
・途中、安価を取ることがあります
・戦闘時には地の分が入るのでご注意を
・Q.アムロがガンダム見てるっておかしくね?
A.SS内でのガンダムアニメでは登場人物が違うという事で。その辺はあまり触れません
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1388821899
──自宅──
アムロ「いいかい、フラウ? このRX78-2ガンダムは実弾兵器ならば殆ど防ぎ切る装甲。そして戦艦の主砲クラスのライフル。
さらにマグネットコーティングによる驚異の反応速度を誇るんだ。ただ、制作順番等の影響でセンサーにおいては量産型のGMに劣るんだけどさ」
フラウ「えと……そうなのね。解説ありがとうアムロ」
アムロ「だからさ、僕はこのガンダムを改良しガンプラバトル大会に挑もうと思うんだ」
フラウ「ガンプラバトル? ……聞いたことあるようなないような」
アムロ「……まさか知らないのかフラウ? ガンプラバトルはね、プラフスキー粒子を使って……」
─
──
───
フラウ「ふうん……でもアムロってば、プラモの制作は凄いみたいだけど。操縦の方は大丈夫なの?」
アムロ「問題はそこなんだよな。一応、出場前に近くで腕は磨いとく予定だけどさ」
フラウ「そう。それじゃ大会の日程決まったら教えてね。応援に行くわよ」
アムロ「そうか。じゃあ決まったら教えるよ」
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───
アムロ「さて、フラウも帰ったし早速作っていくとするかな
先ずはそうだな……手始めは兵装やブースターの強化か。最初からガンダムに備わっている武器は……っと。
ビームライフル、60mmバルカン砲、ビームサーベルorビームジャベリンか。決戦仕様ならハイパーバズーカも同時装備。
装備の付け替えでハイパーハンマーだな。うーん……何というか、そうだな」
アムロ「武装がシンプル過ぎる」
アムロ「このままだとこちらの手数が少な過ぎるな。切れる札が少なければ直ぐに手を読まれる。とはいえ……何を付けたものか。
ライフルのおかげで火力の心配はある程度クリアしている。なら、牽制に使えるような……ミサイルか?
ミサイルポッドを付けるとすれば脚部、肩になるが、重量による問題での機動力減少は確実だ。それだとブースターの強化も必須になる」
アムロ「そうなるとブースターの巨大化により被弾率の上昇が……
このままだとラチがあかないな。ここは一度、他のRX78シリーズを参考にしてみるか」
─
──
───
アムロ「うん……なるほどな。腕に仕込んでおくという方法か。
それならあまり邪魔にもならず、使い易さも十分だ。さて、そうとなればビームガンにするか、実弾のガトリング砲にするか、だが。
正直なところ、僕にはビームガンで狙い撃つような自信なんてものはない。ここは当てやすさを重視し、ガトリング砲を使うとしようか」
アムロ「とりあえず、ガンダムの腕をアレックスのものと取り替えて……よし。
一度この辺で止めておくか。明日、近くの店に出向いて動きを検証してみるとするかな」
─
──
───
──マグアナック模型店──
アムロ(さて、ここにバトルスペースがあるんだよな。今回のガンダムの装備は
基本兵装である頭部バルカンに腕部ガトリング。そして、ビームライフルとビームサーベルだ。後、シールドだな。
ハイパーバズーカとハンマーは置いといていいよな)
「おや、対戦希望者かな?」
アムロ「あ、はい。そうです」
ラシード「ほうほう。そうか。よし、奥のバトルスペースに案内しよう。
とはいえ、今は他に対戦希望者がいないのだが……カトル様に任せましょうか」
──バトルスペース──
アムロ「ここがバトルスペース……遠目で見たことはあったけどこんなに近くで見るのは初めてだ」
カトル「君が対戦希望者だね?」
アムロ「え、あ、はい」
カトル「ガンプラバトルの経験は?」
アムロ(ん……よく見たら僕より年下じゃないか。敬語で話す必要は無いよな)
アムロ「無いよ。今回が初めてなんだ」
カトル「そっか。それじゃ組み立てたばかりのサンドロックで相手をしようかな。
カスタム済み機体の相手は酷だろうからね」
アムロ「ん……なんでもいいけど、早く始めよう」
カトル「そうだね。それじゃそこにガンプラを置いて。そしたら起動させるよ」
アムロ「ああ、分かったよ。ここにだよな」
両者がガンプラを設置して直ぐ、マシンは起動した。
二人から見える世界は一変し、場所は市街地となる。
アムロ「凄い……これが」
互いの間には多数の建物が建っており、初期位置の段階では姿の確認がしあえなかった。
初めての経験に、驚き感動し、戸惑うアムロだったが、敵の機体の歩く事により起こる足音により気を取り戻す。
アムロ「見つかる前に発見しないと……」
アムロも敵を探すため、機体を動かし始める。
とはいえ、初めての操縦だ。先ずは軽く歩き、それから少しずつ慣らしつつ、足音の元へと向かっていく。
そして、アムロはようやく敵影を発見した。
カトル「おや、もう見つかっちゃったか。歩くのにはもう慣れたかな?」
言動から察するに、カトルは追いかけっこをさせる事によりアムロに操縦を慣れさせようとしてくれていたようだった。
アムロはカトルの言葉を無視し、ライフルを構えていく。
カトル「おや……好戦的だね。いいよ、ボクも構える」
それを確認したカトルも、片手に一つずつのヒートショーテルを構えた。
アムロ(馬鹿にして……ライフルで仕留めてやる)
ガンダムの手に持たれたライフルからビームが飛び出す。
スコープにより狙い、繰り出されたそれはサンドロック目掛け飛んでいく。
だが、
カトル「見え見えだよ……そこ!」
ヒートショーテルによりライフルは叩き落とされた。
そのまま、カトルはガンダム目掛けサンドロックを走らせる。
アムロ「っ……!? なら連続で!」
ライフルを連射し、アムロはサンドロックが近づけないよう弾幕を張った。
しかし、サンドロックは容易くビームを躱す、もしくはショーテルで弾いていく。
とはいえ、全てが防げたわけではなかった。一撃がサンドロックの装甲へと辿り着く。
アムロ「なんで……?」
カトル「サンドロックはね、ビームサーベルだって防ぐんだ。ライフルの一撃や二撃、防げるよ」
それによって与えられたダメージは極僅か、サンドロックの装甲へと黒い痕を付けるのがせいぜいだった。
そして、とうとうサンドロックはガンダムへと接近した。
ショーテルが振り下ろされる。
アムロ「不味い……!?」
咄嗟にシールドを前に投げつつ、アムロはガンダムを後ろへと後退させる。
シールドはショーテルを防ぎ、同時に目くらましとなったが、これによりガンダムは重要な盾を失う事となる。
カトル「やるね。けど、このサンドロックにどこまでやれるのかな?」
アムロ「く……何か決定打になる武器は無いのか……せめてライフルを直撃させる手段は……そうだ」
明らかに実力差がありすぎる。そんな不利な状況で諦めかけていたアムロだったが。
ガンダムへと取り付けたあの武器を思い出した。
アムロ(ガトリング……あれを使って隙を作れば)
戦況を有利にすべく、アムロは一旦マンションの屋上へと飛び乗った。
これにより、格闘武器は大幅に使い辛くなるはずだろう。
カトル「確かに、建物の上に行かれるとショーテルは当てにくいね。けど……」
カトルも追いかけ、建物の上へと飛び乗ろうとする。
だがそこへ、アムロはガトリング砲を浴びせる。狙いは背後のブースターだ。
建物の上を飛び回りながら狙っていく。
サンドロックはブースターを守るようにして、ガンダムの方を向きながら回る事を強制される。
結果的には、サンドロックを飛ばせないという目標はクリアだ。
カトル「ガトリング砲……けどそんなじゃサンドロックには」
アムロ「うん、そうだ。けどそれなら……!」
ガトリング砲を撃っていたのは左腕のみ、つまりガンダムのライフルを構える右手はフリーだった。
そして、動くことの出来ないサンドロックへと、アムロはライフルを浴びせる。
カトル「同時に二つの武器を……君、本当に初心者?
けど、このサンドロックにだって遠距離武装はあるんだ」
そう言うと、カトルはサンドロックの両肩を展開した。
肩の内部にあったのは、複数のミサイル。
そのミサイルはガンダム目掛け飛んでいく。アムロはそれを避けようとするが、ミサイルはホーミング式だった。
アムロに躱すほどの技量が無く、ミサイルは直撃した。爆発により、辺りに煙幕が立ち上がる。
カトル「君はよくやったよ。ただのサンドロックとはいえ、ここまでダメージを与えたんだから」
サンドロックは、先程のライフルによるダメージで一部の装甲がぐんにゃりとなっていた。
カトルの予期していたダメージと比べれば、かなりの致命打だっただろう。
そして、サンドロックを桃色の光が貫いた。
カトル「な……に!?」
アムロ「装甲が硬いのはガンダムだって同じなんだ。あの程度耐えて見せるさ」
ガンダムにはミサイルが直撃していた。しかし、ガンダムの堅牢な装甲へはダメージは限りなく薄い。
何度も直撃したなら突き破られるだろうが、数度なら耐え切れられる。
サンドロックは煙幕の中より撃たれたビームにより大破した。
ラシード「なんと……カトル様が負けた。しかもドがつくほどの初心者に」
カトル「いやあ、凄いね。この才能、世界を目指せるかもしれない。
次に対戦するときは、"僕の"サンドロックを使わせてもらおうかな」
アムロ(これがガンプラバトル……なんて激しい戦いなんだ。だけど、今回の事で分かったことも多い
これは直ぐにでも改良を始めないと。……帰るか)
カトル「おや、もう帰るのかい?」
アムロ「ああ、それじゃ」
ラシード「ご来店ありがとうございましたー!」
──自宅──
アムロ「先程の戦闘で分かった事は───」
アムロ「火力不足、だな
てっきりあれだけの威力のライフルならどんな機体にだろうと通用すると思っていたんだけどな。
まさか防がれるとは」
アムロ「となれば、4号機のようなビームランチャーが必要か。
しかしあれ程のサイズになれば、それはもう狙撃機と言ってしまっていい。それじゃ駄目だ。
ガンダムの良さはその万能性。ならそれを失っちゃ本末転倒だ」
アムロ「だがそれは、ランチャーを手に装備した場合の話だ。
なら、ランチャーを6号機のキャノン砲のように、肩へ装備したらどうだ?
もしくは腰部、だな」
アムロ「肩に装備した場合のメリットは、撃つまでの動きがスムーズに行えるということ。
腰の場合は位置の問題で、通常のランチャーのように撃てるから照準が合わせやすいってとこか。
どちらにせよ、邪魔にならないよう基本は背部にセットしておくという点では同じだな」
νガンダム系統は結構武器多いし(震え声)
それでは最初の安価を
ランチャーですがどうしますか?
腰につけるか肩につける、もしくは手に持っちゃう、いっそのことランチャーなんていらねえ
安価↓3
1.肩
2.腰
3.手で持つ(少し出力を抑え小型化)
4.ランチャーとかイラネ
加速下
アムロ「けどやっぱり……あまり武装が増えるのもな、混乱しちゃうよな
ここは小型化し、ライフルとの中間程度のサイズにするか
チャージ時間が少し心配だが、そこはリミッターをかける事により調整すればいいな」
アムロ「通常時はビームライフルのように扱い、場合によってはリミットを解除しランチャーを撃つ、って形式でいいな
よし、とりあえずはこのくらいでいいか。明日は学校もあるしな。寝るとしよう」
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