マリオ「誘拐事件とか!何度目だと思ってるんだ!!」(385)

ルイージ「ああ、もう兄さんったら。紅茶がこぼれちゃったよ」

キノピオ「」ガタガタ

マリオ「百歩譲って。毎回俺たちを頼るのは百歩譲って目をつぶろう。」

ルイージ「不本意だけど……強くなったよね僕達。はい、新しい紅茶」

マリオ「でもちったぁお前等も戦えやあ!!それでも近衛兵かああ!!」

ルイージ「ほんとに不本意だけど……無駄に強くなったよね僕達」

ルイージ「最初はたったの二人……増えたと言ってもヨッシーが一匹だからね……」

マリオ「お前等!俺たち二人と一匹が戦ってる時、何やってるんだいつも!!」

キノピオ「えーっと……お城で皆さんお帰りをお待ちしてお―
ドンガラガッシャーン!

ルイージ「ああ、もう机をひっくり返さないでよ兄さん。器とクッキーのお皿は安いのにしといたからいいけど、紅茶とクッキーが勿体無い」

マリオ「はぁ…はぁ…はぁ……」

キノピオ「でも……私たちには、お二人とヨッシーさんだけが頼りなんです!!」

マリオ「夢で見た扉……鍵持ったら追っかけてくる仮面……蛙っぽい化物が親玉」

キノピオ「えーっと……ああ、そう言う事もありましたね」

ルイージ「あの時はさぁ……キノピオ君も普通に僕等と戦ってたよね」

ルイージ「兄さん、作り置きのマフィンと冷蔵庫の水出し紅茶で良い?お湯沸かすの面倒だから」

キノピオ「あの時は、ピーチ姫がおりましたので……意外と勇気が出てきて」

マリオ「だから近衛兵の本分は姫を守る事だっつってんだろうがぁ!!」ガァン

キノピオ「ひぃ!」

ルイージ「ああ、もう兄さん。また机をひっくり返して」

マリオ「でさぁお前等。今回はあの馬鹿共が城にやってきた時、何してたわけ」

キノピオ「馬鹿共とは?」

ルイージ「クッパと愉快な仲間達しかいないでしょ。兄さん、次は机ひっくり返さないでね」

キノピオ「怖くて怖くて……」

マリオ「」ガッ!

ルイージ「兄さん!物に当たるんなら、家の外の物にして。結構重いんだよ、この机」

マリオ「む……すまんルイージ」

キノピオ「」ガタガタ

ルイージ「はい、水出し紅茶、喉渇いたでしょ。ちょっとこれ飲んで落ち着きなよ」

マリオ「ああ、有難うルイージ」

ルイージ「で、怖くて怖くてどうしたのさ?」

キノピオ「はい、怖くて怖くて……姫に助けを求めに行きました」
ドンガラガッシャーン!

マリオ「な、ルイージ。机の一つも引っくり返したくなるだろう」

ルイージ「君ほんとに近衛兵?」

ルイージ「あ……机の上のティーポット」

マリオ「大丈夫だ、ルイージ。多分そろそろお前も切れる頃だろうと思ってずっと俺が持っていた」

ルイージ「ああ、有難う兄さん……これ使いやすいしデザインも良いから。気に入ってたんだ」

マリオ「しかし、クッパの馬鹿は懲りんな……」

ルイージ「僕この間配管工時代に使ってた教科書読んだんだけど……何書いてるか分からなかった」

キノピオ「ピカチュウさんやリンクさんと……スマブラルールで戦ってた時もありましたからねぇ……」

ルイージ「いや、それは大して影響ないよ」

キノピオ「」

ルイージ「クッパは兄さんの携帯電話の番号は……」

マリオ「知っている。それだけじゃなくて、メルアド、住所、誕生日、固定電話、俺の好物。全部知ってる」

マリオ「多分ルイージ。お前の次に俺の事を知っているはずだ」

ルイージ「素直じゃないなぁ……ワルイージはたまに挑発に見せかけた遊ぼうメール送るのに」

マリオ「だがな。クッパの馬鹿は確かに大概だが」

ルイージ「それ以上に、キノピオ君達が大概だよね」

キノピオ「あの……それは私たちだけでクッパと戦えと?無茶言わないで下さい!」

マリオ「勝てとは言っていない」

ルイージ「でもさ。ノコノコやクリボー。ハンマーブロスとも、やりようによっては十分タメはれると思うんだよね」

マリオ「ぶっちゃけクッパには勝てなくても当然だ。あいつ体もでかいから意外と強いし」

ルイージ「少なくともさぁ……一日二日程度は時間稼げって話なんだよね」

マリオ「姫に助け求めるってのがよぉ……論外通り越してるんだよ」

ルイージ「まぁ、過ぎた事は仕方が無いよ。とりあえず、慣例通り助けに行こう」

マリオ「ああ、そうだなルイージ。ただし……今回は少しやり方を変えよう」

ルイージ「そうだね、兄さん」

キノピオ「あの……何でお二方は私を見ているんですか?」

二人「「決まっている。お前達キノピオ兵も戦え」」

マリオRPGはやってないから。そっちでのキノピオの性能分からん

キノピオ「いやいやいや!!!」

マリオ「夢で見た扉の向こうでの戦いっぷり見た感じだとよぉ……センスは悪くないはずなんだ」

ルイージ「テニスも出来るし……カートも操縦できるし。運動神経や体力に関しては問題はまるで見当たらないんだよね」

キノピオ「でも!でも!クッパは今回も、妙な魔法を使っていまして」

マリオ「城が浮いてるんだろ?」

キノピオ「えっ!何故それを……」

ルイージ「昨日、僕達の家の周りを二時間くらいかけてゆっくり周ってたから」

キノピオ「」

マリオ「新しいおもちゃを見せたかったんだろうな……」

ルイージ「遊びたいなら遊びたいって言えばいいのに……」

キノピオ「でも……それだけじゃ」

マリオ「海を出て、大分行ったところに陣取ってるから。陸路は無理」

ルイージ「そこに行くには、虹色の玉を七つ集めて、虹の橋をかけなければならない」

キノピオ「あの……何故そこまで」

マリオ「落としていったんだよ、これを。へったくそな絵で説明してるけどよ」

ルイージ「斬新な犯行予告だよね」

キノピオ「」

キノピオ「あのう……こんな物があるのに……なんでお二方は何も?」

ルイージ「決まってるじゃない」

マリオ「昨日の時点で決めてたんだよ。今回は是が非でもお前等も戦わせるって」

ルイージ「今回、慣例通りなのは姫を助けに行く部分だけって事もね」

マリオ「アイツにはそろそろ……素直になるように矯正しないとならないと思ってな」

キノピオ「あのう……仰っている意味が分からないのですが」

マリオ「今回は……虹の玉だっけ?重要アイテムは」

ルイージ「それは絶対に集めない。集めてやるものか」

マリオ「いきなりクッパ城に乗り込んでやる」

キノピオ「えええええ!!!?」

キノピオ「え!?でも!じゃあどうやってクッパ城に!?」

マリオ「それはお前らが考えろ」

キノピオ「えええ!!?正気ですか!?何で私達が!!」

ルイージ「あのさぁ……テニスコートが作れて、レース用カートが作れて、サーキット場まで作れるんでしょ君達」

マリオ「そんだけの工業力があるならよぉ……何とかできるだろ」

ルイージ「船でも、飛行機でも……何とかできるでしょ」

マリオ「あとさぁ……ずっと気になってたんだが。お前等キノピオ兵って合計何人?」

キノピオ「えっ?」

ルイージ「端数まで答えなくていいよ。その代わり、役職や組織図を教えて欲しいんだ」

マリオ「まぁ、そらで言えとは言わんよ。組織図を書き記した紙一枚でいいから」

キノピオ「え?え?」

マリオ「槍とか、剣とか……管理している部署があるはずだろ」

ルイージ「それ以外にもさぁ……炊事班とか、補給班とかぁ……」

キノピオ「……さぁ?私には分かりません」

マリオ「ルイージ、堪えろ。想定の範囲内だ」

ルイージ「」

マリオ「お前等……毎日食ってる物の。調理前の食材とかどうしてたんだ?」

ルイージ「発注とか、仕分けとか、保管とか。食材に限った話じゃないけど」

キノピオ「うーん……少なくなった頃に、倉庫見たら増えてますね」

二人「…………」

キノピオ「あの……なんでお二方は頭を抱えて?」

マリオ「噂、マジっぽいな」

ルイージ「うん。これ間違いなくクッパが城の運営に相当な手助けしてる」

マリオ「埒があかん……ピーチ城に行くぞルイージ」

ルイージ「そうだね、兄さん。とりあえず僕は戦闘要員の総数だけでもまずは調べるね」

マリオ「そっちは、昨日話したとおり、ルイージがやってくれ。俺は工業に詳しい奴を探す」

ルイージ「絶対にいるはずなんだよ……誰か作っているキノピオが」

キノピオ「」エヘン

マリオ「てめぇの手柄じゃねぇだろうがあああ!!!」

クッパ城

クッパ「姫、どうですか紅茶の味は。ルイージ程じゃなくても、大分入れるのは上手くなったつもりなんです」

ピーチ姫「ええ……温度もミルクの量も、かなり練習しましたね。所でクッパさん。携帯電話はお持ちですよね?」

クッパ「最近、スマートフォンに変えました」

クッパ「へへ、作曲アプリ何かも入れて……各ステージのBGMなんかも作ったり」

ピーチ姫「それはどうでもいいんです!!」

クッパ「」ビクッ

ピーチ姫「あるなら今すぐ電話でもメールでもどちらでも構いません!」

ピーチ姫「マリオに今日一緒に遊びませんかと連絡をなさい!!」

クッパ「いや……でも」

ピーチ姫「でもじゃありません!」

ピーチ姫「マリオは割と暇ですし、貴方の事は好いています!よほどの理由がない限りは一緒に遊んでくれます!!」

クッパ「しかし……ワシはガタイもでかいし顔も怖いし……」

ピーチ姫「嫌っているなら!テニス大会やカート大会!そしてスマブラには誘いません!!」

ピーチ姫「誘い続けていると言う事は!マリオは貴方の事を1人の友人としてみていると言う事です!!」

クッパ「しかし……うう」

ピーチ姫「ああ、もう!じれったい!!」

カメック「クッパ様……ピーチ姫の言うとおりです」

クッパ「しかし……ワシはガタイもでかいし顔も怖いし……」

ピーチ姫「嫌っているなら!テニス大会やカート大会!そしてスマブラには誘いません!!」

ピーチ姫「誘い続けていると言う事は!マリオは貴方の事を1人の友人としてみていると言う事です!!」

カメック「クッパ様、ピーチ姫の言うとおりです」

クッパ「カメック……お前まで」

すまん、コピペミスった

クッパ「カメック……!お前も、ワシと同じで……恥ずかしくてヨッシーの近くに寄れないではないか」

カメック「ええ、確かに私もそうでした。でもそれは昔の話です」

ヨッシー「ウィッキー!」

クッパ「!?」

カメック「この間……マリオさんがヨッシーを散歩させている時にですね。私、見つかってしまったんです」

カメック「私を見たマリオさんは追いかけてきました。最後はヨッシーの舌で絡め取られてしまいました」

カメック「ですが、マリオさんは私を捕まえた後こういいました」


マリオ「今日はヨッシーの好物の果物を探しに来たんだ……お前も一緒に探すか?」

マリオ「ほら見ろ。ヨッシーもお前の事を甘がみしたりしてじゃれている」


カメック「その言葉はとても……とても嬉しかったです。ヨッシーも私を受け入れてくれました」

カメック「赤子のルイージさんの世話を独り占めして、興味を引いていたあの頃の自分を殴ってやりたい気分になりました」

ピーチ姫「クッパさん……もうお分かりでしょう?」

カメック「さぁクッパ様。勇気を出しましょう」

ピーチ姫「電話でも、メールでも構いません。連絡を入れて挙げなさいな」

クッパ「…………」

ピーチ城

ルイージ「おらぁ!並べぇ!並べっつってんだろうがぁ!!!」

キノピオ達「「「ワイワイガヤガヤ」」」

ルイージ「くっそ……カービィからマイクを借りてこようかな」


マリオ「だーかーらぁ!!俺が使ってたカート、誰が作ったか聞いてるんだよ!」

キノピオ「さぁ……」

マリオ「さぁじゃねぇだろうが!!キノピオの顔マークが底部にあるんだから!この国の誰かだろ!!」

マリオ「あと!サーキット場と、テニスコート、後ゴルフ場!これらの保守と整備は誰がやってるんだ!!」

キノピオ「さぁ……」

マリオ「キィー!!」



マリオ「よぉ……ルイージ酷い顔だな」

ルイージ「ああ、兄さん。兄さんも、一日で凄い疲れた顔してるよ」

マリオ「疲れもするさ……で、戦闘要員の数は分かったか?」

ルイージ「槍とか、剣とか……とにかく武器を持ってる奴を集めようとしたんだけど。駄目だった」

ルイージ「明日朝一でカービィの所に行って……マイクを借りようか本気で考えてる。点呼よりも気絶した奴等を数えた方が早そう」

マリオ「そうしろそうしろ、俺の分の耳栓も頼む」

マリオ「ぶっちゃけこっちも似たような物だ……カートもある日いきなり城の前に置いてあったとか言い出すし」

マリオ「サーキット場なんかも、よく分からない内に作る人たちがやってきたっつってる」

ルイージ「……クッパに聞く?多分全部知ってると思う」

マリオ「……駄目だ。今回、あいつと会うのは説教する時だ」

クッパ城

クッパ「……」ピッ

クッパ「……」プッ

クッパ「……」ピッ

クッパ「……充電をしなければ」

クッパ「アドレス帳の開け閉めだけで……電池を使い切ってしまった」



ルイージ「何か悪いねぇ……デデデさんに気球まで借りちゃって」

マリオ「俺なんて、ハンマーまで貸してくれたぞ。多分ぶん殴る必要があるでしょうからって」

ルイージ「カービィも。ああ……、って顔でマイクを渡してくれたよね」

マリオ「そして箱一杯のマキシマムトマトに栄養ドリンク……」

ルイージ「有名なんだね……」

マリオ「悪評がな……」

マリオ(すげぇ。この耳栓、ほんとに何も聞こえなくなった)

ルイージ(兄さん、耳栓見せて。うん、ちゃんとはまってるね。じゃあ行くよ)

マリオ(おう、やっちまえ)ここまでハンドシグナル

敵が星になっちゃうような例の大音量

マリオ「もう外してもいいな……しかしとんでもない威力だなおい」

ルイージ「さすが……カービィが自発的に回数制限を設けるだけはあるね」

マリオ「空からやったからな……余計広範囲に渡ったんだろう」

ルイージ「あれ……兄さん、何か浮かない顔してるよ」

マリオ「いや……クッパ城にまで届いてないかなと思ってな」


クッパ城

ピーチ姫「あら……ろうそくの火が消えたわ」

カメック「こっちも消えてしまいました……風も吹いていないのに」

クッパ「今マッチをすろう」

ピーチ城

ルイージ「じゃあ、僕はこいつ等を数えて回るね」

マリオ「1人で大丈夫か?」

ルイージ「その為のマキシマムトマトに元気ドリンクだよ」

マリオ「それもそうだな。じゃあ俺はこのハンマーで大臣をぶっ飛ばしてくる」

ルイージ「ちゃんと話も聞いてね。あと、ぶっ飛ばすのをメインにしないでね」

マリオ「分かってるよ。でも一発ぐらいはいいだろ」

ルイージ「うん。ばちは当たらないと思うよ」

マリオ「当てる方がどうかしてらぁ」

ルイージ「て言うか……昨日あんだけ騒いだのに。会えなかったの?」

マリオ「ああ、出てきすらしねぇ。キノピオも何処にいるか分からんとよ」

ルイージ「……まぁ想定内か」

マリオ「んじゃ、行って来る」

マリオ「おらぁ!!大臣はどこだぁ!!」ボッコーン!

ルイージ「あーあ……正門通らず壁壊して行っちゃったお。まぁ良いか」

ボッコーン!ドゴォン!!ゴガガガガ!!!
マリオ「大臣は何処だぁ!!寝てんじゃねえええ!!!」

キノピオ「ううう……」

マリオ「中にいる奴は半起きって感じみたいだな……おいお前大臣見なかったか」

キノピオ「ああ、マリオさん。おはようござなんじゃこりゃああ!!」

キノピオ「マリオさん!敵襲です!!」

マリオ「安心しろ。全部俺が壊した跡だから」

キノピオ「え……ご乱心!マリオさんがご乱心ンンン!!!」

マリオ「てめぇらが乱心させたんだろうがあ!!」ブゥン!

キノピオ「ぐぇ!」

ドゴォン!
マリオ「おお……広い部屋に出たな。書類だらけで整理の概念なんかないが。でも机の上で寝てるのは」

大臣「」

マリオ「ビンゴ!!オラ起きろぉ!!」ブゥン!

大臣「ごば!!」

マリオ「おはよう、大臣殿」

大臣「おおマリオ殿!助けに来てくれたんですな!!」

マリオ「その他人任せの根性を叩き直しに来たんだよ」
マリオ「考えようによっちゃあ。お前等の助けにはなるけどな」

大臣「マリオ殿?」
マリオ「大臣。俺の使ってたカートは一体誰が作った」

大臣「おお!あれはわが王国一番の出来ですじゃ!!」
マリオ「だから、誰が作ったか聞いてるんだ」

大臣「あれほどの物はわが王国でなければ―
マリオ「誰が作ったんだ?」

大臣「……はて?」
マリオ「誰が作ったんだ?」

大臣「わが王国一番の職人……かのう?」
マリオ「その職人は何処にすんでいる」

マリオ「つーか。この国の工業力は誰が支えているんだ」
大臣「それは……職人達が」

マリオ「その職人達は、何処に住んでいる。工業の集積地もあるはずだ」
大臣「はて?職人達ではないのか?

マリオ「」イラッ

マリオ「ふん!!」ドゴォン!
大臣「ひいい!わしの机がぁ!!」

マリオ「うっせぇ!つー過去の机を買った税金はどうやって管理……
マリオ「いや……この話は難しすぎてまだこいつ等には理解できんか……」

大臣「マ、マリオ殿!一体どうなされた!正気にお戻りをを!!」
マリオ「正気を失わせた元凶がぁ!ナマ言ってんじゃねぇ!!」ビュン!!
大臣「ごばあ!!!」


ルイージ「876、877……」パリーン
ルイージ「うん?何だ、ただのフライング大臣か……888、889」

マリオ「あー……やっちまった。聞きたいことの1%も聞けてないのに」
マリオ「でも、あいつから聞きたいことを聞き出せるのかぁ……」

マリオ「しかし……書類が多いな。ファイリングすらしてないとは」
マリオ「あん……これ俺たち兄弟の名前が載ってるな」

マリオ「こいつにも……上の方にあったってことは、どっちも比較的最近の書類だな」
マリオ「ん……?んああ!?」

マリオ「こいつらぁ!!俺たち兄弟に払う慰労金!止めてやがるじゃねぇか!!」
マリオ「何だよこの数字ぃ!うちの銀行は第8ストリート前だ!何だよ第800ストリートって」
マリオ「そんな数字のストリートねぇよ!よしんば銀行とストリートがあっても!そこに俺の口座はねぇぇ!!」

マリオ「何が振り込めませんでしただぁ!!」

マリオ「くっ……そおお!!」
マリオ「腹は立つが……今は工業力が何処にあるかの調査だ!」

マリオ「この様子だと……下に行くほど古い書類のはずだ。第一回のレースは大分昔だから」
マリオ「掘り進める……にしてもだ」

マリオ「この書類の山を種類ごとに仕分けた方が……」
マリオ「しかし、1人では……」

マリオ「……仕方が無い」ピポパ


ワリオ「おー!マリオかぁ!?新しいミニゲームまた沢山作ったんだ……え?手伝ってくれ?」

マリオ「かくかくしかじか」
ワリオ「うまうまうしうしか……もうクッパ城に移住しろよ」

マリオ「そうも行かん。カート何かが作れて、それらを維持出来てるってことは」
マリオ「俺達が知らない場所に、まともなキノピオがいるはずなんだ」

ワリオ「俺がまともなキノピオなら見限るね。そんな場所」
マリオ「まぁそれが普通の反応かも知れんが……俺たち兄弟まで見限ると、姫が余りにも不憫でな」
ワリオ「あー……あのお姫様」

マリオ「彼女がここに居続ける限りは、俺たちも出て行くつもりは無いんだ」
ワリオ「義理堅いよなぁ……分かったよ、ワリオランドのスタッフ何人か連れて来よう」
マリオ「恩に着る……ありがとう」

ワリオ「ワルイージには俺から伝えよう。人手は欲しいだろ」
マリオ「いや、ワリオ。ワルイージにも俺が伝える、それが筋ってもんだ」

ルイージ「数え間違えた気がする……一応10人を一列にしたから振り出しからではないけど」
ルイージ「何人いるんだよ……こいつら」ブツブツトボトボ

ワルイージ「ひでぇ顔してやがるな」
ルイージ「!?」
ワルイージ「こんなしょうもない理由で……倒れるなよな」

ルイージ「ワルイージ!何で……どうしてここに」
ワルイージ「お前の兄貴に頼まれたんだよ。つーかルイージよ、何でお前は俺を頼らない」

ワルイージ「お前の名前をもじって使うってことは。お前には少なからず憧れてるんだぜ俺は」

ワリオランドスタッフ「せっせっせーの」
ワリオランドスタッフ「よいよいよい」

マリオ「有難う……本当に有難う」
ワリオ「気にすんなって。しかし整理の概念が存在してないとは聞いたが……」

マリオ「予想以上だろ」
ワリオ「ああ、ファイリングはおろか。来たのを適当に読んで、地面に放ってるだけだなこりゃ」

ワリオ「ああ、そうだ。金庫を見つけたから、暴いといたぞ」
マリオ「仕事が速いな……」
ワリオ「お前は兄弟で抱え込みすぎなんだ……未決済の慰労金、分かってる分だけ自宅に届けさせといたから」

マリオ「すまない……」

深夜

ルイージ「終わったあああ!!!」
ワルイージ「10人の列が532。5320人か」

ルイージ「有難う!マジで有難う!!」
ワルイージ「で、次は何をやるんだ?」

ルイージ「こいつ等のヘタレ根性を叩きなおそうと思う」
ワルイージ「……相当なスパルタになるぞ」
ルイージ「望む所だよ」
ワルイージそりゃあ・・・そうだわな。随分苦労させられてきたみたいだからな」

クッパ城

カメック「クッパ様……ご報告いたします」
クッパ「うむ……」

カメック「マリオ達は、いまだピーチ城から動いていません」
クッパ「そうか……」

ピーチ姫「気にする事はありませんよ。クッパさん」
クッパ「……姫、それはどういう」
ピーチ姫「恐らく……というよりほぼ間違いなく。マリオはキノピオの体たらくに切れたのでしょう」

ピーチ姫「その体たらくぶりは……知っているでしょう?」
クッパ「それは……よく存じています」
ピーチ姫「電話をしないのも、クッパさんからのかけてくるのを待っているだけです」

クッパ「……」
ピーチ姫「……カメックさん。申し訳ありませんが明日から私の食事は、部屋までお願いします」
ピーチ姫「クッパさん……私に部屋から出てきて欲しければ。まりおに連絡を入れて、まりおと二人で私の部屋にお出でなさいな」

早朝

マリオ(耳栓、やってるか?)
ワリオ(おうよ!)

ワルイージ(いつでもいいぞ)
ルイージ(じゃあ行くね)

カービィシリーズ恒例のマイク音

キノピオ達「「「ぎゃあああ!!」」」

マリオ「おはよう、クソヤロウ」
ルイージ「まさかマジでずっと寝てるとは思わなかったよ君達」
ワリオ「お前達に近衛兵としての何たるかを教えてやる」
ワルイージ「心してかかりやがれ!」

行軍訓練

ワリオ「じゃ、俺は書類整理に戻る」
マリオ「ああ、頼む」
ルイージ「ぼくらはここで訓練をやってる。何か合ったら呼んで」
ワルイージ「んじゃ、手筈どおり。俺は後ろからこいつ等のケツ引っぱたいてるな」

マリオ「お前等!足元に敷いた線が見えるな!!」
ルイージ「見えないとは言わせないよ?」
ワルイージ「テメェら全員!その線に沿って並べぇ!!」

キノピオ「「「ワイワイガヤガヤ」」」
マリオ「」スッ
ルイージ「兄さん、もう使うの?」
マリオ「ああ、時間が惜しい」ガブリ

ファイヤマリオ「早く終わらせて……クッパと遊びたいんでな」
ルイージ「それもそうだね……それなら僕も」ガブリ
ファイヤルイージ「早く家でゆっくり、紅茶が飲みたい」

ボボボボ
キノピオ「ぎゃー!!」
キノピオ「あっちぃー!!」
ワルイージ「線に沿って、並んで歩けぇ!!」

ファイヤマリオ「そこだけは燃やさない!そこだけだ、安全なのはぁ!」
ファイヤルイージ「お前らはやく線の上に戻れぇ!!」


ワリオ「おーやってんなぁ……」
ワリオランドスタッフ「あらほらさっさー」
ワリオ「俺も、早くマリオの目当ての品を見つけんとな」

やはり即興は粗が出るな

昼前

ボボボボ
キノピオ「ひぃ……ひぃ……」
キノピオ「ううう……」

ワルイージ「大分綺麗になったな」
ファイヤマリオ「逃げる奴もいなくなった」
ファイヤルイージ「でも、まだ燃えてるから大人しいだけかも」

ファイヤマリオ「今日一日でどうこうしようとは思わん」
ファイヤマリオ「とにかく、クッパ城に整然とした出で立ちで今は迎えればそれでいい」

ファイヤルイージ「それ以上はその後?」
ファイヤマリオ「ああ、時間的にもな」

ワリオ「む……こいつは」
ワリオランドスタッフ「シャチョー」
ワリオ「うむ……これもだな!こっちはホッチキス止めまでしてある!」

ワリオ「マリオー!!見つけたぞぉ!!」
マリオ「おっしゃあー!!!」

ワリオ「この一番上、サーキット場建設の為の……資材類に関する書類だ。ホッチキス止めまでしてある」
ワリオ「で、だ。こいつを上から読み進めていくと。最後に来たのは」

マリオ「資材の引渡し書!」
ルイージ「この住所は……どこだろう」
ワリオ「今スタッフに地図を探させている」
ワルイージ「ホッチキス止めしたのは誰なんだろうな……」

ワリオ「うむ、俺もそこは少し気になっていた」
ルイージ「他にホッチキス止めした書類はあった?」
ワリオ「数は少ないが、いくつか。他にはホッチキスらしき穴があるのもいくつか見つけた」

マリオ「ここのキノピオは……やらんな。じゃあ誰が」

やばい、眠い……スレってどのくらい持つ?

ワリオランドスタッフ「シャチョー」
マリオ「そいつは……」
ルイージ「地図帳!」

マリオ「ワルイージ……」
ワルイージ「行って来い。こっちは1人で何とかまわすさ」
ワリオ「訓練はうちのスタッフにも手伝わせよう。もう何十人か来る様に指示する」

マリオ「二人とも……有難う」
ルイージ「恩に着るよ……」

ルイージ「気球が役に立ったね」
マリオ「ああ……あの時は、帰るのが楽になったぐらいにしか思っていなかったが」

ルイージ「デデデさんに……何かお礼しないとねぇ」
マリオ「うちの特産品って何だろうな」

ルイージ「……カート」
マリオ「カービィ達はエアライドっつー空飛ぶ乗り物があるぞ……」

ルイージ「……ファイヤーフラワーでも」
マリオ「カービィは……火の玉になって攻撃できるぞ」
マリオ「ついでにUFOにもなれるし、レーザーも撃てる」

ルイージ「……」
マリオ「……後で考えよう」

すまない……少し、眠らせてくれ
でも今日は仕事だから。下手しなくても、完結できるのは今日の夜になる恐れが

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

まず落ちないだろうが一応

~数日後~

マリオ「今日は戦闘訓練をするからな。これをみろ」

ルイージ 「ちょっと改造したピッチングマシンだね」

キノピオ達「ひぃぃぃ今日は何をするんだ・・・・」

マリオ 「今からこれに球をこめるから避け続けろ」

ダンッダンッ

キノA「痛いッ」

キノB「うわぁぁ」

キノC「ぐはっ」

キノD「逃げろぉぉぉ」

キノ達「この部屋から出られない!!」

ルイージ「魔法が掛かってるからね」

怒らないで聞いてくれ



乗っ取ってもいいかな?

すいません
なんか調子乗って

つまらないとか言われちゃったよ

すごく申し訳ない
はやく帰ってきて>>1

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