アルミン「どうしていじめはなくならないと思う?」
アニ「ん?何さ突然」
アルミン「いいから答えてよ」
アニ「...それが人間の本質だからでは?」
アルミン「正解じゃない」
アニ「...」
アルミン「あるいは君なら理解しているかと思ったが...」
アルミン「まあいい、今の質問は忘れてくれ」
アニ「そう言われたら気になるんだけど」
アルミン「仕方ないな...IQの低い君にもわかるように教えてやろう」
アニ「...っ」イラッ
アニ(我慢するんだ私...アルミンに逆らったら宿題の答えを教えてもらえなくなる)
アニ(それがいったい何を意味するか考えればこんな侮辱の一つや二つ...)
アルミン「一瞬すごい怖い顔してたよww」
アルミン「でもまあ、自分の立場を理解したみたいだねw」
アニ「...」ギリッ
アルミン「どうしていじめがなくならないのか?」
アルミン「なぜ人は互いに争い、時には殺し合いすらするのか?」
アルミン「この虚偽の安寧と絶望に満ちた狭い檻の中でさえ...だ」
アルミン「答えは簡単だよ」
アルミン「弱肉強食」
アルミン「それがこの世界の理だからさ」
アニ「...」
アルミン「今の答えに不満かい?」
アニ「...別に」
アルミン「いや、その顔は」
アルミン「は?弱肉強食がこの世の理だなんて今日び六歳のガキでも知ってることじゃないか。さんざんもったいぶった挙句そんな分かりきった下らないことが答えでした-なんて言われたら失笑が顔に出ないようにするのも一苦労ってもんだよ。そんなことだから同期の女の子たちにナルシストだの頭でっかちだの言われて気持ち悪がられるんだよこの変態童貞豆もやしが」
アルミン「って思ってる顔だよ」
アニ「...」
アニ(こいつ人の心が読めるのか?)ゾッ
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