哩「宮永、あいつはトバん」(201)
咲が中学生の時
咲「うぇぇぇぇん、お姉ちゃんが東京に行っちゃったよぉぉぉぉぉ」ポロポロ
咲父「咲、すまん。俺達は福岡に引っ越すことになった」
咲「えっ!?」
支援するからっ、支援するから…っ!
現在
姫子「部長、インハイの先鋒、なんで一年の宮永とですか?」
哩「先鋒は捨てるやってさ」
姫子「えっ?」
哩「先鋒は飛ばない事が大事。そう監督ば言うけん」
哩「この前のプロとの親善試合覚えとっと?」
哩「あの二日間で、飛ばんかったのはたった二人。宮永と花田だけやったけん」
哩「聞けば花田は人生で一度も、宮永は幼稚園の時以来、点棒ば一度も失った事ないと言う」
姫子「は~、それで先鋒の候補が花田と宮永ですか」
哩「うむ。花田には悪いが、宮永の方がもう一つ特殊能力ば持っとる」
姫子「あぁ、一位にはなれんけど二位には高確率でなると言う能力ですね」
姫子「やけん、捨て駒的に一年の宮永が先鋒でオーダーされとっとですか」
哩「そいけん、うちは後ろの四人の火力で今年は勝負すっとよ」
哩(後、宮永と言う名前…。チャンピオンと関係あるんかね?まぁ、そうは思えんっと)
・
・
・
咲「・・・・・・」
煌「聞いちゃいましたねー」
咲「・・・」
煌「うわー、ショック!なんて、思ってはダメですよ。宮永さん」
咲「えっ?」
煌「貴方はこの伝統ある新道寺女子のレギュラー五人に一年で選ばれる快挙を成し遂げたのですよ!」
咲「そうですか…」
煌「はい、それはとってもすばらな出来事です」
咲「でも、私のせいで花田先輩が…」
煌「そんな事はお気になさらないで下さい!チームの優勝のためにオーダーを組むのはどこでも当たり前の事ですから」
煌「宮永さんが私に代わって、先鋒を務める。それでチームの勝率が上がる。そんなすばらな事はないですよ!」
咲「わかりました。どこまで出来るかわかりませんが、先鋒やってみますね」
煌「すばらです。私も先輩として、何でもサポートしますよ!」
咲「…。あの、一つ聞いて貰ってもいいですか?」
煌「はい、ぜひ」
咲「…。白糸台の先鋒の宮永照さんって…。実は…。私のお姉ちゃんなんです」
煌「なんと!?そんなすばらな関係でしたか。以前、部活内で顔は似てるって話にはなった事はありますが」
咲「先鋒をやるのは怖くありません。もし、白糸台高校とあたってしまうとヤダなぁ…って」
煌「ふーむ、それはすばらくないですね。新道寺女子が優勝をするには絶対に避けて通れない高校ですから…」
咲「…ですよね。実は仲違いして、ずっと絶縁状態で…」
煌「ふむふむ」
咲「東京に何度か会いに行ったのですけど、会ってくれなくて…」
煌「うーん」
咲「もし麻雀大会で会っても、どうゆう顔したらいいのかわかりませんし…」
煌「宮永さんは、チャンピオンと仲直りしたいのですよね?」
咲「は、はい。それはもちろん」
煌「だったら仲直りしましょうよ。仲直り出来たら、とってもすばらですよ」
咲「すばらです…」
煌「話してくれないなら、麻雀で語るしかありませんね」
咲「…麻雀で話す」
煌「はい。成長した宮永さんの力、ぜひチャンピオンに見せてあげて下さい!それでも話すら聞いてくれないようでしたら、私が白糸台の部室に乗り込みますよ!」
咲「そ、それはいいですよ!わかりました。お姉ちゃんと麻雀で話してみせます」ゴッ
煌(おや?一瞬、ものすごく寒気がしましたが、気のせいですかね)カタカタ
咲「花田先輩、今日はお話聞いて貰えてありがとうございました。楽になりました」
煌「私で良ければいつでも話して下さい。私は貴方の先輩ですから」
咲「はい!あ、あの…、お姉ちゃんの事は出来れば秘密にしてて貰えませんか?」
煌「えぇ、それはもう…。お口、チャックマンしてますね」
ピンピロリーン
煌「失礼。あっ、メールですね」
洋榎「エエハナシヤナーの予感がするから支援したる」
from~片岡優希~
私達、県大会負けちゃったじぇ。・゚゚ '゚(*/□\*) '゚゚゚・。 ウワァーン!!
煌「あっちゃー…、これはすばらくない…」
咲「どうしたんですか?」
煌「私の中学校の時の後輩達が残念ながら、県大会で敗退してしまったようです」
咲「あぁ…。それはお気の毒に…」
煌「ちょっと、電話して来ますね。では宮永さん、また明日」フリフリ
咲「はい。また明日」フリフリ
・
・
・
そして、全国大会、準決勝当日。
ちなみに二回戦は、咲が熱を出して、代打煌で原作通り。
病気・その他の緊急時の場合だけ、選手交代ありって妄想でオナシャス。
ころたん倒すのはムリゲーだもんな
そして試合開始
玄「!」
怜「!」
玄「宜しくお願いします」
怜「あぁ、またよろしゅうな。お互い、チャンピオンとは初対戦か…。緊張するな」
玄「しますねー」ブルブル
・
・
・
照「・・・」パラパラ
照「よろしく」ゴゴゴ
咲「大丈夫!>>1さんなら出来るよ、頑張ろっ!!」
恒子「さて、三名の選手が揃いましたね。後は新道寺女子の宮永咲選手が来たら、試合開始ですね」
15分後
恒子「あれ?遅くないですか?」
健夜「ほんとだね。来ないね。どうしたのかな?」
咲「ここ、どこー」ウロウロ
哩「あっちゃー、また迷っとるとかー。アイツはー」ウーン
姫子「大至急、私と花田で探して来ます」
煌「はい!」
・
・
・
咲「早くしないと試合、始まっちゃうよー」ウロウロ
和「そこの貴方。何やらお困りですか?」
煌咲かと思えば…
咲「あっ、あの実は私、この後試合があって…、かくかくしかじかで…」
和「私も昔馴染みの友人が試合をするので見に来たわけですが…。試合会場はこっちです。着いて来て下さい」
咲「ありがとうございます!」ペコリ
・
・
・
和「その制服、福岡の新道寺女子の方ですね?」
咲「はい、一年の宮永咲と言います」
※和は団体戦敗北しても、個人戦で出場してます
魔王×2だと今度こそ怜が死んでしまうw
和「私も一年生ですよ。長野県の清澄高校って言う」
咲「一年生ですかー。私と違ってしっかりしてますね」アハハ
・
・
・
和「着きました。この道を真っ直ぐ行けばいいはずです」
咲「ありがとうございました!」
和「私は阿知賀を応援するので、頑張って下さいとは言えませんが…。麻雀、楽しめるといいですね」
咲「うん!お姉ちゃんと久しぶりに打て…あっ!?」
>>39
咲さんは点数調整しますので寧ろ照との時より安心
和「お姉ちゃん?」
咲「い、いえ。何でもないです!」タッタッタ
和「宮永咲…。宮永。宮永。まさかですね」
・
・
・
パタン
咲「遅れてすいませんでしたーーーー!!!!!!!!!!」ペコペコ
照(相変わらずの迷子癖か…)
怜「一年坊主でインハイの決勝戦で、遅刻したヤツはそうそうおらんで。よっぽどの大物ルーキーかー」フフフ
玄「気にしないで下さい」
咲「す、すいません」
恒子「それでは、役者が揃った事ですし、試合スタート!!」
健夜(あの宮永咲って一年生の選手の牌譜見たけど、あれは異常だった…。あの二人、間違いなく姉妹だね)
東一局
照(いつもは照魔鏡で一局捨てるけど…。この試合、そんな余裕はない)
怜「リーチ」トン
玄(出た!園城寺さんの一発リーチ!って事は次順で…)
照「ツモ。ツモのみ」
怜(はっ!?未来が変わったやと!)
いやだから±0にする咲さんがアシストするだろって支援
玄「一発じゃないんだ…」ボソッ
咲「…はい。点棒です」ジャラジャラ
照「ん」
・
・
・
照「四本場、リーチ」トン
恒子「チャンピオン、最初からトップギア全開だーーーーーー!!!!!怒涛の連続和了です!」
怜(なんとしても止めな!一巡先!)
怜(おっ、一年坊主が、嶺上開花で上がってる。なるほど、ここが欲しいんか)
怜「」トン
咲「カン、嶺上開花のみです」
恒子「おぉぉぉぉぉ、珍しい役が飛び出しましたー。そして、チャンピオンの連続和了が止まったー!」
健夜「四本場で止められるのは、かなり珍しいですね」
白糸台控室
菫「珍しい。本当に珍しい」
淡「まだ照の親番、三回もあるじゃん!何言ってんのー」
阿知賀控室
穏乃「カンして貰って、ドラ8になったのに勿体ないよなー」
憧「上がれなきゃ、意味ないじゃん」
赤土「・・・灼、宮永咲の牌譜、今すぐ見せて」
灼「はい、これ」パサッ
赤土「なんだ…これ…」
灼「どうしたの?」
赤土「カンしたら必ず有効牌を掴むかな…。これなら玄と組み合わせてチャンピオンを狙えば」ブツブツ
・
・
・
南1局 親照
恒子「またチャンピオンの親番やって来たー!!始まってしまうのか!連続和了が!」
咲さんは敵なら恐怖可愛い
味方なら心強い可愛い
怜(最初やから、1000点のみ。早すぎて止められへんやろな)
咲「カン」
恒子「いきなりこんな序盤から、カン!?」
健夜「阿知賀の松実選手の配牌がとんでもない事になってますね」
咲「もう一個、カン」
玄「あわわわわわ」ゴゴゴ
照(くっそ、絶対に振り込めない)
怜(とんでもない事になってるんやろなー)
恒子「なんと、ドラ12だー!!」
健夜「役牌のみ、タンヤオのみで上がってもすごく高くなりますね」
咲「」トン→役牌中を打つ
玄「ポ、ポン!」
恒子「特急券来たー!」
怜(ん、待てよ。松実さんを聴牌させたら、チャンピオンも委縮して強気な打牌出来なくなるんちゃう?)
怜(一巡先)
怜(なるほど、ここが欲しいんか)トン
玄「ポンです!」
玄「むっふー」トン
怜(一巡先見なくても顔でわかるな。張ってますってドヤ顔や。ここはベタオリ)
照(もし振り込めば、倍満以上。ひょっとしたら数え役満かもしれない)
照(まずは現物処理か…)
照「」トン
.. ---- .
. ≦ ミ .
/ . . . . . . . . . . . . \
/ . . . : : : : : : : : : : : : : : : . . . . ヽ
/ ./../..:.:.:./:./:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:..:Vヽ: . ∨ハ
/ \′:.:.:.:.':.:′:.:.:.:.: |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.Vハ:....ノ i
/ .7T..ト....:.:i :i| :i:.:.:.:.{:.|、:{:.:.:.:.:ハ:.:.:.:ト::.i一:. . |
′/..:|..:|、:.:./|:.|{ :|:.:.:.:.ト:{ \:.、:.:.:/ : ヽ:|:.:.. i: .|
: / ..:i|..:{:.\ |:ハ:{、:.:.:.廴__ 斗<:.:|::.:.:.|:.:|:.:.. |: .
. |:il .:.::ii:八:{::{ |≧十\:∨ ,. `|:.:.:..ト:|:.:.: |: .{
. |:|!..:.::,| ..:.トド\ _, ` z.、__レ|::.:.:.|´j:.:.:..|: . ( \ / ) {_.}_} r‐
,|:{ .::/l| .:小≧==' '^ ´` ̄´`!:.:.: |' }:.:.:..|: . { \ \/ / _| |_/ )
八| :ハ| .:.:{:.i xxx , xxx |:.:.:.:|_,}:.:.:..|: . .i .> / (__ __ ヽ __
(__) | .:. 八 |:.:.:.:}V:.:.:..:: . . { / 〃 | | ) } (_ ヽ
.イ i! .:.:| :i::.. 丶 ノ ,:.:.:./:i::.:.:. :i: . . { {____. | | (_ ノ ) }
〃{ .}: :.:.{ :|::::i:>... イ/.:.:/i:,′:.::.八 : .l 乂 ___ ) ._ノ (__ノ
{:i.:{ ハ:.:.:V :::|l:.:.:.}:.r } ̄ __ ノ/:.:./:./:.:.:.:. ::i{: . . {
. 八从 ,: .∧ :.{:::::リ::::::ノ 入_/'i{ /ィ /::/:.:.:.:. /::{:. . . .
∨ .:.:.:.\V‐≦ムイ /》___.ノイ 7:.:.:.:. /廴:.. . .八
/;..:.:.:.:.:./ \}! r‐〉ォ´ ̄ }ノ /::.:.:.:./ , ヽ: .∧
. /:/ .:.:::::/ ノ{{ '介′ i{ ./::.:.:.:./ / ∨. ∧
ノイ ..:.:.:./! く 廴. / .|乂 __人/::.:.:.:./ / i: : . .:.
__ノ/ ..:..::厶}/ \ ノ{ /j__ 斗-/::.:.:.. / i / {: : . ∧
恒子「チャンピオン、降りましたよ!?」
健夜「ここは張ってても、降りた方がいいと思います。+1000点と、-16000点以上では期待値が全然違いますよ」
・
・
・
照「ノーテン」
咲「テンパイ」
怜「ノーテン」
玄「うぅ…、テンパイです」
恒子「なんとチャンピオンの親番で、チャンピオンが一度も上がれずに親を交代です!!」
健夜「何気に、宮永照選手がインハイチャンピオンになって、初めてじゃないかなぁ」
照「くっ…(この園城寺怜さんと、松実玄さん、咲に上手く使われたら、かなり厄介だ)」
咲「・・・」カチャカチャ
怜(この二人と結託すれば、チャンピオンを封じ込めれるんちゃうか?)
玄(えへへ、今日は調子いい日だなー)
南四局
怜「リーチ」
照「」トン
咲「」トン
玄「」トン
怜「ツモ、一発や」トン
恒子「前半戦、終了!白糸台と千里山の差がごく僅かです!阿知賀と新道寺もまだまだ離されてはいません!!」
ちょっと、お風呂に…。落ちてたら、また後日書きます
保守ありがとうだし!感謝してるし!
阿知賀控室
玄「ただいまー、私だけヤキトリ」ズーン
憧「そ、そんなに気にしなくても」
穏乃「そうですよ、今日はチャンピオンも園城寺さんも、そんなに上がれてないし!」
赤土「いや、あれは偶然じゃない。調子が悪いとか、運が悪いとかじゃないよ」
赤土「いいか、玄。後半戦の作戦は一つだ!とにかく速攻!役牌のみ、タンヤオのみでガンガン鳴いていけ」
玄「お、おまかせあれ?」
千里山控室
竜華「お疲れー、怜」
セーラ「なんや宮永照の調子だいぶ悪いみたいやな。これはチャンスやね」
船Q「データによると、公式戦でチャンピオンが最も獲得した点数が少ない一局になったようです」ポチポチ
怜「そっか…。麻雀は一人で戦わんでもええからな。まぁ、後半戦も何とか出来たらいいな」
セーラ「おー、期待してるでー。一位取ってくれても構わんで?」
怜「うち、死んでまうで」
新道寺控室
哩「こらぁ」ポコン
咲「うぅぅぅぅぅー、いたぁーい」
哩「これは遅刻した分ばい。まぁ、健闘に免じて一発にしといたと」
咲「親切な方が会場まで送ってくれまして…」
煌「それはすばらですね。ぜひ、もう一度会う事がありましたら、私からもお礼を言いましょうかね」
姫子「しっかし、後半戦もチャンピオンが調子崩しとってくれたら、うちの一位通過も全然ありえるね」
咲「後半戦も頑張りますねー」アタマ、サスリサスリ
白糸台控室
照「ただいまー」
淡「おかえりー」ギュ
淡「今日はどうしたの?随分、調子が悪いね」
菫「そうだな。プリンでも拾い食いして、体調悪いのか?」
照「違う。ところで、プリンを」
誠子「どうぞ」スッ
照「ありがとう」モグモグ
照「ねぇ…、もし私が大量リード取れなかったら、どうする?」
菫「そりゃ、団体戦だから、後ろの私らが頑張ればいいさ」
淡「そうそう、なんて言ったって白糸台の大将は、高1最強の私が控えてるんだからね」エッヘン
照「高1最強ね…」
淡「もー、自信ないなら、アレ使っちゃえば?」
照「アレは…。まだ使いたくない。アイツに見られたくないからな。さて、後半戦、頑張ってくる」
恒子「後半戦スタートです!」
東一局
照、順調に三連続で上がる。
しかし、満貫以上となってくる四本場。ドラ無しで、聴牌速度が必ず下がってしまう。
照(くっ…、ドラがないのがキツイ)
咲「カン」
玄「ふむふむ、なかなかのなかなかだね」キラッ
咲(赤ドラ持ちだから、5周辺をチーさせて上げれば…)
咲「・・・」トン
玄「チーです!」
咲(次はここかな)
咲「・・・」トン
玄「クゥ~!!おしい(*>ω<)b」
怜(宮永さん、完全にアシストしてるな。まぁ、これが最善か)
怜「ここで、ダブルや!」キュイーン
怜(おし、チャンピオンがまだ聴牌前。真ん中処理するで)
怜「」トン→5筒子
玄「ポンです!」
恒子「見えてるだけで、ドラが3つありますね…」
健夜「タンヤオ、ドラ3だけでも満貫。流石、高火力選手です」
玄(テンパイしてしまったー!お姉ちゃん、私、頑張るからね!)
玄「むふふ」ドン!!
怜(だから、バレバレやっちゅうねん。まぁ、うちが振り込む事はないからな)
照(チッ、回し打ちか…。聴牌が遠くなるな)
照「」トン
咲(トドメ)
咲「カン!」
恒子「おおっー、カンドラが4筒!松実選手が鳴いたポンがドラ爆になったー!!」
健夜「これは…。もう役満張ってても、降りてもいいくらいですね」
照(振り込まないように手を作り直すしかない)
怜(あーあー、ツモ上がりしてくれんかなー)
咲(阿知賀の人、居ると楽だなー)
玄「こい、こいこい、こいこい」ドキドキ
照「ノーテン」
咲「ノーテン」
怜「ノーテン」
玄「テンパイです」ガクッ
恒子「またも前半戦と同じで、チャンピオンの流局!?こんな事が、同じ日に二回もあるなんて!」
健夜「打点制限は、宮永照選手の唯一の弱点らしい弱点ですからね…。普段は、ドラがあるから簡単に4本場くらいクリアーしちゃうけど」
照(親がこうも簡単に流されるなんてね…)
照(最初から四本場スタートで行くか…)
照「」カチャカチャ
怜(うちは配牌が悪いから、ここは宮永一年に頑張って貰おう)
怜(一巡先)キュイーン
怜「…これか」
咲「ロン」
照(四本場縛りで、ドラ無しだと、やはりスピードが…。)
照(1000点でも多く持って帰る事にするか)
照「ロン、1000点」
・
・
・
こうして迎えた、ラス局。親、照。
恒子「さぁて!迎えました、最後のチャンピオンの親番。ここで一気に、10万点ほど差をつけれるかー!」
健夜「今、差が三万点ないくらいだし、8連荘でもしないとかなり厳しいよ」
照「ロン、一本場」
照「ツモ、二本場」
照「ツモ、三本場」
照「少し考えさせてくれ」
恒子「おっと、ここでチャンピオン、珍しいタイムだ!」
健夜「いつもならノータイムで親番を続行ですが…」
照(さて、どうする。ここで私が満貫を上がる確率と、阿知賀が満貫と言うか、ほぼ倍満以上に振り込んでしまう確率)
照(数え役満に振り込んだら、一気に最下位)
照(そして、リーチは絶対にかけられない。しかも、ドラがない。染め手、一気通貫くらいないと上がれない)
照「・・・。ここで逃げたら、またあの時と同じだ」
照「親、続行で!」
怜「えっ!?」
玄「望む所です!」
咲「・・・ふーん」
咲(12000点くらいかな。これなら、直撃行けるかな。ドラ無しで満貫以上、読みやすいしね)
・
・
・
照(よし、なんとかテンパイ)
照(もちろん、ダマで…)
照「」トン
咲「」トン
玄「」トン
怜(ダブル)キュイーン
怜(流石、チャンピオン。一発でツモるか…)
怜「けど…」
怜「」トン
咲「カン」
咲「カン」
咲「・・・」トン
玄(あわわわ、ドラだらけ!そして、これ超危険牌だよぉ!)
玄「…」
玄「…」
玄「…待ってるのは得意だから」トン→ドラ捨て
照・怜(阿知賀がドラを捨てた!?)
怜(予想外や…。しかしまぁ、チャンピオンもドラは出ないと考えて役作りしてるからな…)
怜(ドラ筋も絶対に通る)
怜「」トン
照(くっ、ツモれたはずなのに)
咲「それ、カン!」
恒子「おっと、宮永選手、またもカンだ!そして…、初の…」
健夜「ドラ乗り。ドラ4だね。阿知賀の選手がドラを捨てたからかな?」
咲「嶺上開花、三槓子、ドラ4。責任払いで、宮永さんお願いしますね」ニコッ
照「・・・はい、12000点」ジャラ
恒子「決まったーーーー!!!!!最後は無名の一年生が、チャンピオンから直撃だー!!」
健夜「責任払いはけっこう古いルールで、最近の傾向としては採用してない場合も多いですよね」
健夜「意図的にできる技ではないという点で、採用しないケースも多いんですが…。これは…」
白糸台 118000点
新道寺 100000点
千里山 99000点
阿知賀 83000点
恒子「白糸台が、先鋒戦終わって、18000点しかリードがありません!?こんな事、初めてです!」
健夜「どこの高校にもチャンスあるよね。白糸台が三位や四位通過もありえるね」
怜「・・・ありがとうございました」フラッ
玄「わわっ、大丈夫ですか」ドサッ
咲「だ、大丈夫ですか」
照「なぁ、咲。お前、何も変わってないな」
咲「えっ?」
照「やっぱり私に妹は居ないよ…。次の試合では、絶対に叩き潰すから」ギロリ
咲「お、お姉ちゃん」ビクッ
点数はだいたいこんな感じでって事でwww
プラマイゼロは、105000点が条件だっけ?
よくわからん
白糸台控室
照「みんな、すまない」
菫「いや、こんな事もあるさ。今まで私達はお前に頼り過ぎてたんだよ」
淡「そうそう!白糸台が照のワンマンチームじゃないって所を見せてやらなきゃ!」
菫「もう様子見なんて、言ってられないな」
菫「本気を出す」ゴッ
阿知賀控室
玄「・゚・(つД`)・゚・ ウェ―ン、みんなごめんなさい、ヤキトリでした」
赤土「よくやったー!玄」
憧「すごいよ!あのチャンピオンと園城寺さん相手に、-17000点だなんて!」
穏乃「ちょー、すごいですよー!」
灼「うん、これくらいなら私達が取り返すから」
宥「玄ちゃん、お疲れ」ギュッ
玄「えっ?えっ、えっ??」
千里山控室
怜「疲れたー、竜華、膝枕チャージやー」ポテッ
竜華「うん、お疲れ。後はうちらに任せてな」
セーラ「泉ィ!!白糸台が射程圏内に入ったぞ!」
泉「任せて下さい。撃ち落とせばいいんですね!白糸台を!」
・
・
・
セーラ「まぁ、中堅までに60000点くらいあれば、うちが何とか出来るかな」
船Q「えぇ、清水谷先輩も最高潮に仕上げて貰えれば、一位通過ありえますね」
新道寺控室
咲「ただいま、戻りました」ズーン
姫子「おぉ、英雄のお帰りとよ!」
哩「ようやった!宮永」ワシャワシャ
咲「えっ、えへへ//」
咲(こうやって二位でも喜んでくれ人達が居る、一位なんて必要ないんだ!私が大将じゃないんだし!)
咲(責任も重圧も何にもない!先鋒って楽だなぁー)
菫が本気出したら強いのか、淡の能力とは何なのか、竜華の最高潮がどれくらい強いのか、哩さんの縛りでどれくらい姫子がパワーアップするのか。
1には全く、わからないので、これにてカン!
このSSまとめへのコメント
咲ちゃんが幸せそうで何よりだ