モバP「38度5分…風邪だ」(305)

代行:4fcNjrf0

代行サンクス

前回かけなかった娘投下していくわ
連投規制を防ぐために感想とかリクエストとか書いてくれたら嬉しい

ID間違えたわ

―神谷奈緒(17)の場合

奈緒「(来ちゃった…プロデューサーの家の前まで)」

奈緒「(べ、別に緊張するようなことじゃねーだろ!風邪ひいたプロデューサーのお見舞いに来ただけじゃねーか!)」

奈緒「(そうだ!ちひろさんに頼まれただけでアタシの意思じゃないし!)」

奈緒「(まぁプロデューサーには普段お世話になっているし、そのお礼だ!ただそれだけなんだからな!)」

奈緒「(それに風邪ひいてるのに一人きりなんてプロデューサーが可哀想だよな…よしっ!)」

<ピンポーン!

P「……はぁ~い、どなたですか~?」ガチャ

奈緒「よ、よう」

P「…奈緒?どうしたんだ?」

奈緒「ど、どうしたってなんだよ!?せっかくお見舞いに来てあげたのに!」

P「あぁそっかゴホッ!ありがとなゴホッゴホッ!」

奈緒「おいおい大丈夫なのかよ!プロデューサー!」

P「なんとかなケホッ!まぁ明日には治すさ」

奈緒「…馬鹿っ!アタシがどれだけ心配したと思ってるんだよ!?」

奈緒「風邪ひいて寝込んでるって聞いてから気が気じゃなかったんだからな!」

奈緒「そんな青白い顔して明日治るとかアホなこと言ってんじゃねーよ!この馬鹿プロデューサー!」

P「ご、ごめんゴホッゴホッ!」

奈緒「もういいよ…とにかくアタシがお見舞いに来たからにはプロデューサーを元気にしてあげるからさ!」

P「でもゴホゴホッ!奈緒に風邪移すかもしれないし」

奈緒「そんなの気にしなくていいんだよ!ほらほらっ!いいから家に入るぞ!」グイグイ

P「分かったよ!分かったからゴホッ押すなって!」

奈緒「(うわー!アタシ男の人の家に入っちゃったよ!)意外と綺麗にしてるんだな」

P「モノが無いから綺麗に見えるだけだよゴホゴホッ!」

奈緒「確かにベッドとテレビくらいしか無いもんな…冷蔵庫見せてもらってもいい?」ガチャ

P「いいよーってもう空けてるじゃんか」

奈緒「何も入ってないじゃん!水と…卵と…ビールだけじゃんかよ!」

P「だから差し入れめちゃくちゃ助かるよ、おぉ果物もたくさんある」

奈緒「…食べる?」

P「うん?何を?」

奈緒「だから果物食べたいのかなって」

P「食べたい」

奈緒「…じゃあアタシが切り分けるから少し待っててよ」

P「え?奈緒が?」

奈緒「な、なんだよ!あたしが切り分けるのが不満なのか!?」

P「いやぁあんまり料理するイメージないからさ」

奈緒「バ、馬鹿にすんなよな!果物の皮を剥くくらいアタシにも出来るっての!見とけよプロデューサー!」

P「そうか?じゃあお願いするわ」

奈緒「(私にだってりんごの皮むきくらい出来るっての!この前事務所でかな子がりんごの皮むきしてるの見たし!)」

奈緒「(え~っと確かこんな風に包丁に手を添えて…っつう~~!血出てる!バンソコバンソコ…かばんに入れてたはず)」

奈緒「(っかしいな…もう一回だ!こうして…痛っ!)」

奈緒「(ちくしょう!なんでこんなことも出来ないんだよ…プロデューサーにアタシも女の子だってとこ見せたかったのに)」

P「ゲホッ!そういえば朝から何も食ってなかったわ」

奈緒「(プロデューサーも待ってるし、とにかく早く準備してあげないと!)」

奈緒「お、お待たせ」

P「わざわざサンキューなゲホッ」

奈緒「はい、これ!あとスプーンな!」

P「りんごにみかんに桃に盛りだくさんだな、そんじゃあいただきます…うん美味しい!」

奈緒「別に…アタシはりんごの皮剥いただけで…みかんと桃は缶詰空けて盛り付けただけだし」

P「その一手間が嬉しいんだよ、ありがとな奈緒」

奈緒「お礼なんていいよ!お見舞いに来てるんだからこれくらい当然だっての!」サッ

P「…奈緒、なんで右手隠すんだ?」

奈緒「なんでもない!それよりプロデューサー!早く食べなよ!」

P「奈緒、いいから右手見せろ」

奈緒「気にしなくていいから!ってもう!覗き込むなよ!」

P「絆創膏だらけじゃないか…奈緒の手」

奈緒「し、仕方ねーだろ!慣れてないんだから!どうせアタシは女の子らしくないからさ!」

P「そんなことないさ、苦手なのに必死にりんごの皮むいてくれた奈緒はとっても可愛いよ」

奈緒「か、かわいい!?何言ってんだよプロデューサー!風邪でおかしくなったんじゃねぇか!?」

P「かもなー傷だらけの奈緒の手見たらキュンと来ちゃった、どうしてくれるんだよ」

奈緒「知らねーよ!もう!いいから早く食べろって!」

P「はーい、あ、桃うめぇ」

奈緒「(か、かわいいって言われた///うぅ~嬉しいけど恥ずかしんだよもう!)」

P「ごめんな、皿の片付けまでさせて」

奈緒「だからお見舞いに来てるんだからこれくらい当たり前だっての」

P「なんやかんやでもう7時…こんなに時間を持て余すの大学生の時以来だなぁ」

奈緒「そうなの?」

P「事務所に入ってからは怒涛のような毎日だったからさ、こんな風にダラダラ過ごすの久しぶりだよ」

奈緒「たまにはいいだろ、いつも頑張ってるんだからさ」

P「そうか…そうかもな、こうやって奈緒に看病してもらえるなら風邪も悪くないかもな」

奈緒「なにいってんだよ!さ、さっきから変だぞプロデューサー!」

P「風邪のせいだよ、俺のせいじゃねーもん」

奈緒「なんか仕事の時とキャラ違うな」

P「こっちのほうが素だっての、奈緒はこんなめんどい俺は嫌か?」

奈緒「べつに嫌じゃないけど…急にかわいいとか言われるのは…困る」

P「嫌ではないんだ、じゃあこのままでいよう。奈緒の困り顔もっと見たいし」

奈緒「んだよっ!もうプロデューサーのことなんか知らねーから!」

P「怒った奈緒も可愛いなぁ」

奈緒「あぁあああ!調子くるうなああ!元気じゃねぇかよ!アタシそろそろ帰るからな!」

P「今日はありがとな、奈緒」

奈緒「別にいいって…アタシが来たくて来たんだし」ボソッ

P「何か言ったか?」

奈緒「なんでもない!早く風邪治せよ!ちひろさんやみんなも心配してるんだから!」

P「そうだな、奈緒が俺のことが心配で気が気じゃないらしいから早く治さないとな」

奈緒「ふんっ!そうやってアタシのことからかう元気があるなら大丈夫そうだな」

P「からかってないよ、奈緒が俺のこと心配してくれて嬉しい」

奈緒「そ、それってどういう意味だよ?」

P「そこは自分で考えてくれよ、じゃあまた事務所でな」

奈緒「…あっ!後これも持ってきたんだ!暇なら見なよ!」

P「ん?これは?」

奈緒「暇してるかと思ったからアニメのDVD持ってきたんだよ、無理して見なくてもいいからな」

P「おぉ!ありがとうケホッ!今から見るわ!」

奈緒「そう?へへっ♪じゃあ今度事務所に来たときに本当に見たか確認するからな!」

P「いいぞ、余すことなく見てくれる!」

奈緒「じゃ、じゃあお大事にな!早く風邪治してまたアタシのプロデュース頼むからね!アタシのプロデューサーはPさんだけだから!」

終わり

―輿水幸子(14)の場合

P「ゴホゴホッ…あーきつい、そういや今日幸子の付き添いだったのになぁ」

<ガチャガチャ!…ガチャキィイ

P「うんっ?なんでドアが開く音が、どうしていやつーか誰だ?」

幸子「プロデューサー、ボクのプロデュースを風邪ごときで休むなんていい度胸ですね?」

P「幸子…お前どうやって俺の部屋に入ってきたんだ?」

幸子「そんなことどうだっていいじゃないですか、今はプロデューサーがボクとの仕事を休んだことが問題です」

P「どうでもよくないけどな、俺的にとても重要なことなんだけどなゴホゴホッ!」

幸子「…顔色も悪いしどうやら本当に風邪みたいですね」

P「仮病使ってまで仕事休んだりしないよゲホゲッ」

幸子「まぁこのボクもプロデューサーのボクにかける情熱だけは認めてますからね」

P「仕事な、俺が情熱を燃やしてるのは」

幸子「ボクのプロデュースはどうするんですか?まさかこんなに可愛いボクを放っておこうと言うんですか?」

P「仕事は休むようにちひろさんに言われたから、風邪が治るまでお休みかな」

幸子「…じゃあ風邪はいつ治るんですか?」

P「分からんゲホゲホ!」

幸子「ふざけないでください、今すぐ風邪を治してボクのプロデュースをしてくださいよ」

P「んなこと言われても、俺の意思でどうこう出来るもんじゃないしゲホッ!」

幸子「ふぅ、仕方ないですね。このままだとボクの可愛さに陰りが出てきてしまうのでこのボクが看病してあげますよ」

P「え?いいってそんなゴホゴホッ!」

幸子「何を勘違いしてるんですか?プロデューサーの看病をするのはボクのためですよ」

幸子「ボクの可愛さを最高に引き出してくれるのは今のところプロデューサーしか居ませんからね、それにペットの世話をするのは飼い主の役目です」

P「ペットって…まぁいいや、じゃあお願いするよ幸子」

幸子「末代まで誇りにしてくださいね?この究極美少女『輿水幸子』に看病してもらったことを」

P「分かりました幸子様、では看病をお願いします」

幸子「それで看病って何をすればいいんですか?」

P「はい?」

幸子「このボクが看病なんかしたことあると思うんですか?」フフンッ

P「そんなドヤ顔で言われましても…とりあえず飲み物、取ってくれないか?」

幸子「飲み物ですね、ちょっと待っていてください」

P「(看病したことないのか…やっぱり幸子って蝶よ花よと育てられたお嬢なんだなぁ)」

幸子「はいどうぞ。プロデューサー」

P「…これは何かな?」

幸子「飲み物ですよ、ほらっ」

P「俺さ風邪だから、ドクターペッパーはちときついな」

幸子「そういうものなんですか?」

P「うん、できれば水とかスポーツ飲料がいいんだけど」

幸子「それならそう言ってくださいよ全く」

P「(これは大丈夫なのか?つーか幸子に看病なんてそもそも無理だったのでは?)」

P「…腹減った」グゥウウウ

幸子「お腹空いてるんですか?プロデューサー」

P「(この流れはアカン)いや大丈夫!食欲無いんだよ!」

幸子「どうして嘘をつくんですか?お腹鳴ってますよね?お腹空いてるんですよね?」

P「空いてるけど空いてないというか」

幸子「空いてるんですね?ではこのボクが手ずから料理を作ってあげますよ、泣いて喜んでください」

P「無理しなくていいって!本当に食欲無いから」

幸子「…ボクに無理なんてことはありませんよ?」ゴゴゴゴッ

P「(負けず嫌いスイッチ入ってしまった…これはもう止まらない)」

幸子「お待たせしましたプロデューサー」

P「…これはなんという料理ですか?」

幸子「見て分かりませんか?オジヤです」

P「(オジヤ?俺が知ってるオジヤは少なくともこんなに黒くないんですが…なーんて言ったら更にメンドイことになるな)」

P「そうか、オジヤだな、うん言われてみればオジヤに見えてきた」

幸子「でしょう?風邪で頭までやられましたか、プロデューサー?」

P「それでは、いただきまーす」アムッ

幸子「味のほうはどうですか?ボク的に自信作ですが」

P「(火は通ってるから食べれないことは無いんだが…!ただお焦げが苦い!ふぇええ…吐き出したいよぉ)美味しいよ、幸子」

幸子「ほっ……と、当然ですよ!ボクが作ったんだからまずいわけが無いんです!」

P「(とにかく早いとこ処理しよう)いやぁスプーンが進むよ」ガツガツ

幸子「…このボクが生まれて初めて作った料理なんですから、味わって食べてくださいね」

P「そうなのか?」

幸子「今まで料理を作ってあげたいと思った人なんていませんでしたから」

P「…ちとがっつきすぎたな、ゆっくり味わって食うわ」

幸子「そうですよ全く、このボクの手料理を食べれる機会なんてもう無いと思っておいたほうがいいですよ」

P「もう無いのか、そりゃ残念だ」

幸子「ま、まぁプロデューサーがどうしてもと言うならまた作ってあげてもいいですよ」

P「じゃあ今度また作ってくれ」

幸子「…仕方ないですね、プロデューサーは特別ですからね」

P「ごちそうさま(味とかどうでもいい!幸子の気持ちが最高のご馳走だ!)」

幸子「ふふっ♪全部食べましたね、そんなに美味しかったですか?」

P「あぁ最高だったよ(幸子の気持ちが)」

幸子「プロデューサーを餌付けするのも悪くないかもしれませんね♪」

P「怖いこと言わないでくれよ、幸子飲み物取ってくれ」

幸子「ドクペですね」

P「先生、幸子さんが意地悪しまーす…」

幸子「ふふふっ♪冗談ですよ、はい」

P「(機嫌いいな、このまま何事も無くいけばいいが)サンキューな」

(幸子のキャラが違う・・・)

>>43
所詮俺の妄想だから細かいところは見逃してくれ

P「(ぐぅ、今になって胃がムカムカしてきた…かなり無理して食べたからな)幸子、俺ちょっと横になるわ」

幸子「構いませんよ、ボクは食器を洗っておきますので」

P「色々悪いなゲホッ」

幸子「これくらいはしてあげますよ、今日のボクは気分がいいので」

幸子「(プロデューサー、ボクの料理を美味しいって言ってくれた…本当はあんまり自信なかったけど)」

幸子「(どんな味になってるのかな?…少しだけ残ってるし一口だけ食べてみようかな)」アムッ

幸子「(……んっ~~~~~~~~!何これ…すごく不味い!ボクこんなものをプロデューサーに食べさせたの?)」

幸子「(でもプロデューサーは美味しいって…はははっボクってば馬鹿みたい、嘘つかれて一人で舞い上がって)」

P「ぐぅ~…!(ムカムカするぅ!吐きそうだ!でもここで吐いたら幸子に申し訳ない!)」

幸子「プロデューサー具合悪そうですね?吐きそうなんですか?」

P「いや少し頭が痛いだけだから」

幸子「そりゃそうですよね、なんてたってあんな不味いもの食べたんですから吐きたくもなりますよね」

P「だから美味しかったって」

幸子「そんな下手な嘘をつくのは止めてください!なんですか?ボクに同情してくれたんですか?」

P「…それは違うよ」

幸子「楽しかったですか?ボクをからかって、浮かれてるボクを見て心の中では笑っていたんでしょう?」

P「幸子、俺の話聞けって」

幸子「聞きたくありません!プロデューサーも本当はボクのことを馬鹿にしてるんでしょう!変なやつだって!」

幸子「…所詮プロデューサーもその辺を歩く愚鈍な連中と同じですね、それではそろそろボクは失礼します」

P「でぇえええええい!だから俺の話を聞けー!」ダキッ

幸子「何するんですかプロデューサー!?もうっ!離して下さいよ!」ジタバタ

P「嘘ついたのは悪い!正直不味かった!あぁ不味かったよ!食えたもんじゃなかった!」

幸子「それなのに…わざわざ全部食べてまで、僕を騙して楽しかったですか!?」

P「騙そうとか思ってないんだって!幸子が俺のために作ってくれた料理を残せないと思ったから全部食ったんだよ!」

幸子「同情は嫌いです…!不味いなら不味いとその場で言ってくれたほうがまだよかったです!」

P「男にはな、女の子が作ってくれた料理は意地でも全部食べないといけないっていう不文律があるんだよ」

P「特に気になる女の子の手料理は絶対残しちゃいけないってルールがさ」

幸子「…なんですかそのちんけなルール、そんな下らないことのためにプロデューサーはボクに嘘をついたんですね」

P「まぁそういうことになる」

幸子「ふざけないでください…このボクを騙すなんて万死に値する大罪ですよ、一生許しませんからね」

P「一生かぁ、それは困るな」

幸子「…許して欲しいですか?」

P「もちろん、俺に出来ることならなんでもするよ」

幸子「だったら早く風邪を治してボクだけのプロデューサーに戻ってください、それで許してあげます」

P「まぁ努力するよ…うぅうマジで吐きたくなってきた」

幸子「吐く?ご主人様が自ら作ってあげた料理をまさか吐き出すつもりですか?」

P「いやだって俺病人なんだけど」

幸子「そんなのボクが許しませんからね」ニッコリ

P「…マジすか」


P「うぐぐぐ、幸子頼む…吐かせてくれぇ」

幸子「駄目ですよ、これは罰なんですから」

幸子「(ボクの心を射止めた罪は重いですよ?一生かけて償ってもらいますからね♪)」

終わり

飯食う
30分ほど離れます

―及川雫(16)の場合

雫「プロデューサーさん!風邪は大丈夫ですかー?」

雫「…出ませんねー、寝ているのでしょうかー?」

雫「プロデューサーさぁーん!起きてますかー!」ドンドンッ

P「雫、起きてるから」ガチャ

雫「プロデューサーさーん、ちひろさんにプロデューサーさんが風邪をひいたと聞いたのでお見舞いに来ましたー」

P「ありがとな、あとさ雫」

雫「はーい?なんですかー?」

P「俺を呼ぶときはチャイム押してくんないかな?近所迷惑だしさ」

雫「あっー!そうですねーごめんなさーい、田舎だと声で呼ぶのが当たり前なんですよー」

雫「あわわわっ!大丈夫ですかー!?プロデューサーさん、私をお家に上げてくれませんかー?」

P「ゴホゴホッどうしてだ」

雫「うふふふっ♪風邪ひきさんのプロデューサーのために私がお料理を作ってあげますからー!」

P「気持ちは嬉しいけど、雫に風邪を移すかもしれないし」

雫「私は大丈夫ですよー!だって毎日牛乳飲んでますからー!」

P「(なぜだろう…屁理屈なのにものすごい説得力を感じる)本当に大丈夫なの?」

雫「はーい♪牛乳飲んでますからー♪」ボヨン

P「(恐るべし…牛乳パワー!)じゃあお願いしていいかな」

雫「任せてくださーい!プロデューサーさーん!」

P「それじゃあどうぞ、何のおもてなしも出来ずに」

雫「いえいえお構いなくぅ、それでは早速お料理始めますねー♪」

P「おっ牛柄のエプロン」

雫「えへへへぇ♪かわいいからつい買っちゃったんです!どうですプロデューサー!もぅー!」

P「雫によく似合ってるよ」

雫「そうですかぁ?それだと嬉しいですぅー牛さんかわいいですもんねー」

P「牛より雫のほうがかわいいよ…なぁんてな」

雫「も、もっーーー!///プロデューサーさん!冗談でもそんなこと言わないでくださーい!」

P「ははっごめんごめん(冗談じゃないけどなー雫かわいいけどなー)」

雫「それではプロデューサーさん!まずこれを飲んでくださーい!」

P「ゲホッありがと、牛乳か」

雫「ただの牛乳ではありませんよー!私の実家の牛さん達からしぼった牛乳ですー!」

P「そうなんだ、実家から送ってもらうのか?」

雫「はぁい♪しぼってからすぐに瓶詰めしてるのでとってもおいしいんですからー!」

P「それじゃあいただきまーす…プハッ味が濃いし、なにより甘い!こんな美味しい牛乳初めて飲んだよ!」

雫「うふふふっ♪そう言ってもらえたら牛さんもきっと喜んでますー!おかわりもありますのでたくさん飲んでくださいねー!」

P「じゃあもう一杯もらおうかな」

雫「どうぞーではその間にお料理作っちゃいますねー♪」

雫「まずはにんじんとぉたまねぎを切りましてー♪その間に牛乳も温めておきましょうねー♪」ユッサユッサ

P「(エプロンに包まれた二つの丘が揺れている…上下にユッサユッサと)」

雫「たまねぎが目にしみてもー泣いてはいけないんですー♪…これって何の歌でしたっけーまぁいっかー」ユッサユッサ

P「(牛柄のエプロン…おっぱい…牛乳!まさに牛乳!牛乳とかいてうしちち!牛乳アイドル!)」

雫「プロデューサーさぁん、胡椒ってありますかぁ?」

P「……はっ!ど、どうした雫?」

雫「いえ胡椒はどこかなってー」

P「胡椒はえとどこだっけ?…あったあった、はい」

雫「ありがとうございまーす、すぐに出来るのでもう少し待っててくださいねー♪」

P「もうさっきからいい匂いで腹がグーグー言ってたよ」

雫「そうみたいですねー♪ではでは雫特製のシチューを食べてくださーい!これを食べれば風邪なんてすぐに治っちゃいますからー♪」

P「うっまそーいやこれは絶対にうまいな、もう匂いで分かるわ」

雫「食べたらもぅーっとおいしいですよ♪」

P「そんじゃあいただきまーす……雫、これ売り物にしないか?」

雫「えぇえー!?それはちょっと大げさじゃないですかー?」

P「いやだって超美味いぞこれ、店で3000円くらい取ってもおかしくないレベルだもん」

雫「でもこのシチューは特別なものですからーあんまりたくさんの方に食べてもらうと困っちゃうんですー♪」

P「困る?なんで?」

雫「このシチューは雫の家に伝わるシチューで特別な人にしか食べさせないって決めてるんですー」

P「じゃあ俺は雫にとって特別な人なのか?」

雫「はぁい♪プロデューサーさんは私の特別な人ですよー♪もぅー!言わせないでくださいー///」

P「(照れる雫可愛い、そしてシチューうめぇ)」

美味しいシチューが食べれるシチューエーションですね……

神谷奈緒

輿水幸子

及川雫

P「ごちそうさまでした」

雫「おそまつさまでしたー♪たくさん食べましたねー♪」

P「いやぁ自分でもびっくりだよ、まさかお替りまでするとは」

雫「これでプロデューサーさんの風邪はもぅーすぐに治りますよー♪」

P「ゴホッだといいなぁ……くわあああ腹が膨れたら眠くなってきた」

雫「すごいあくびでしたねー牛さんみたいでしたよー♪」

P「雫、悪いけど俺少し寝てもいいかな?」

雫「いいですよー♪それではプロデューサー、はーい♪」

P「…両手を開いてそれは何してるのかな?」

雫「プロデューサーは眠いんですよねーだから雫を枕にしてもいいですよー♪」

P「(72ぃいいいいいいいい乳枕ぁ!?いやそれは夢だけど夢だけどもおおお!まさか雫のほうから言ってくるなんて!)」

雫「男の人はー私みたいにおっぱいが大きい娘を枕にしたいんですよねーだからプロデューサーさん、はーい♪」

P「…その知識は誰に聞いた?」

雫「川島さんから聞きましたー」

P「(あの人は岩手から出てきた純朴な16歳に何を教えてんだよ…)雫、男の人が喜ぶからってそういうことを簡単に言ったら駄目だぞ」

雫「も、もぅー!それくらい分かってますよー!私だって恥ずかしいんですからー!」

雫「でもプロデューサーさんにならいいかなーって思ったから勇気を出したんですよー!」

P「そ、そうなのか!ゴホゴホッ!いやその気持ちは嬉しいんだが」

雫「遠慮しなくていいんですよー?私がいいって言ってるんですからー!プロデューサーさーん、はーい♪」

P「……それでは遠慮なく(風邪で冷静な判断を失ってるんだ!全て風邪のせいだから!)」ポフッ

雫「プロデューサーさーんどうですかー?雫枕は気持ちいいですかー?」ヨシヨシ

P「(フカフカで暖かくて…なんつーか落ち着くわ本当に子供に帰った気分だ)」

雫「うふふふっ♪寝ちゃってもいいですからねー♪」

P「(エロい気分になるかと思ったけど、そんなの全然だわ…もう本当に…眠っちまいそう…だ)」


P「スー…スー…」

雫「プロデューサーさん、寝ちゃいましたー♪いつもはきりっとしてるのに今日は子供みたいですねー♪」ヒソヒソ

雫「私はどっちのプロデューサーさんも大好きですからねー♪」ヨシヨシ

P「ムゥウウ…ウェヘヘヘ」スリスリ

雫「きゃあー!もぅー甘えんぼさんですねー♪でも許してあげますーだってプロデューサーさんは私の大切な人ですからー♪」

終わり

―北条加蓮(16)の場合

<キラメキラリ!ズットチュ-ト!チュチュ!

P「うあ…電話、どこだ?…あった」

『着信 加蓮』

P「加蓮からか…はいもしもしゲホッ!」

加蓮『あ、プロデューサー。風邪ひいたんだってね、ちひろさんから聞いたよ』

P「そうなんだよゴホッゴホッ!」

加蓮『あんまり急いで治そうとしないほうがいいよ、安静にしてないと』

P「そうも言ってられないさゲホッ!みんなが頑張ってるんだからな」

加蓮『はああああ…ちひろさんの言ってた通りだね』

加蓮『プロデューサー、窓から外見て』

P「あん?どうして?」

加蓮『いいからさ、騙されたと思って』

P「はいはい、今窓から外見てるぞ」

加蓮『あ、プロデューサー見っけ!おーいプロデューサー!』

P「おーい…って加蓮!お前何してんだよ!?」ガラガラッ

加蓮『わざわざベランダから出なくてもいいよ!今からそっち行くからさ!』

P「えぇ!?ちょっと待て!俺の部屋片付いてないんだけど!」

加蓮『アタシそういうのあんまり気にしないから。あ、でも下着とかは片付けといてね、じゃあすぐに着くから!』

P「ちょっと待てって!おい!加蓮!?また切れてるし!とにかく最低限は綺麗にしておかんとゲホゲホッ!」


<ピンポーン

P「これなら加蓮に見られても問題無いな…はぁ~い」ガチャ

加蓮「やっほプロデューサー、驚かせてごめんね、びっくりした?」

P「驚くに決まってるだろ、まさか加蓮がうちのマンションの近くに居るなんて思ってもなかったし」

加蓮「ちょっとしたサプライズのつもりだったんだけど」

P「来てくれたことは嬉しいよゴホゴゴッ!」

加蓮「咳が多いね。プロデューサーマスクしなよ、買ってきたからはい」

P「そだな、加蓮に風邪を移しでもしたら大事だ」

加蓮「それもあるけどマスクしてると口の中の水分が乾燥しないから喉にもいいんだよ」

P「え?マスクって風邪を移さないためにするものじゃないの?」

加蓮「プロデューサーってあんまり風邪ひかないでしょ」

P「軽いのならたまにあるけど、ここまできついのは久しぶりだな」

加蓮「じゃあ知らないのも仕方ないね。でもこれくらい常識だよ、大人なんだから覚えておくよーに」

P「了解しましたゴホゴホッ!色々持ってきてくれたみたいで悪いな」

加蓮「そんなん気にしなくていいって!前にお見舞いに来てくれたお返しだよ!」

P「そんなこともあったな、あん時は焦ったよゲホッ!急いでお見舞いに行ったら凜と奈緒からポカーンとされたし」

加蓮「それは仕方ないでしょ、だってただの風邪なのにプロデューサーってば血相変えて部屋に飛び込んで来るんだもん」

P「うっせ、何かがあってからじゃ遅いって言うだろがゴホゴホッ!」

加蓮「ごめんごめん!にしてもプロデューサー、意外と可愛らしいパジャマ着てるんだね」

P「着心地いいんだぞこれ」

加蓮「ふ~ん…自分で選んだの?」ジロジロ

P「そんなに意外か?あんま見ないでくれ!なんかむず痒くなってきた!」

加蓮「私のパジャマはマジマジと観賞してたくせにぃ~」

P「観賞とか言うな!俺が変態みたいじゃねーか!」

加蓮「違うの?」

P「ちげーよ!」

加蓮「とりあえずプロデューサー、朝からまともなもの食べたの?」

P「買い置きのカロリーメイトゲホッ」

加蓮「そんなのまともな食事に入らないって、他には?」

P「以上」

加蓮「以上って朝からカロリーメイトしか食べてないの!?」

P「だって食欲無いからゲホッ!」

加蓮「生活能力無いねー、一人暮らしなのに」

P「最近は寝るだけのスペースになりつつあるからなケホッ」

加蓮「風邪早く治さないとみんなも困るんだからね、アタシがまともなもの食べさせてあげるよ」

P「無理しなくていいってゲホゲホッ!それに加蓮がまた風邪ひいたら困るよ」

加蓮「予防接種ならもうしてるから大丈夫だって。いいから部屋入ろ、ね?」

P「分かった、ただあんま長居すんなよ?」

加蓮「この部屋、空気が乾燥してる。加湿器とか無いの?」

P「そんなものがあると思うか?」

加蓮「だね、見事にすっからかんだもん。本当に駄目な大人だなーもう!コンロ借りるからね!」

P「どうぞ、もう好きにしちゃってください」

加蓮「大き目の鍋とかある?」

P「これくらいで大丈夫か?」

加蓮「ん~…少し小さいけどこれでもいいか」


加蓮「はい、加湿器の代わりにこれ部屋に置いておくね」

P「実家の石油ストーブの上にこんな鍋置いてたなーあのお湯でカップラーメン作ったらしこたま怒られたわ」

加蓮「そりゃそうだよ、何のためにお湯沸かしてると思ってんのさ?」

P「ただ単に熱エネルギーを無駄にしないためと思ってた」

加蓮「プロデューサーって実は仕事のこと以外はテキトー?」

P「どうだろな、ただ学生時代に友達からお前は一人暮らしに向かないとは言われた」

加蓮「だろうね、アタシもちょっと驚いてるもん」

P「俺としては加蓮がこういうこと知ってるほうが意外なんだが」

加蓮「ふふん♪惚れ直した?」

P「少し見直しましたです、はい」

加蓮「昔から病気だけは人一倍かかってたからね、って何の自慢にもならないけど」

P「んなことないさ、自慢にはならないかもしれんがこうして立派に看病が出来るんだ。何事も経験つうのは無駄にならん」

加蓮「まぁこうしてプロデューサーの看病が出来るんなら、病気がちだったのも損だけじゃなかったかもね♪」

P「そうそう、ものは考え方ってやつだ」

加蓮「ふふっ♪そんなこと言ってくれたことプロデューサーが始めてだよ」

加蓮「さてと、それじゃあ次は本命に取り掛かろうかな」

P「お?料理作ってくれんの?」

加蓮「まともなもの食べさせてあげるって言ったからね」

P「ありがたやありがたや」

加蓮「なんかいつもとキャラ違くない?」

P「風邪のせいだゴホゴホッ!ぶっちゃけ普段は少しかっこつけてるからな」

加蓮「はははっ!やっぱりそうなの?」

P「あたりきよ!女だらけの職場に男一人だから見えないところで色々と気遣ってるんだからな!」

加蓮「そっか、言われてみればうちの事務所ってプロデューサーと社長以外みんな女の人だもんね」

P「社員は俺とちひろさんだけだし、後はみんなアイドルだからな」

加蓮「男性アイドルとかプロデュースしたりしないの?」

P「それは俺が決めることじゃないからなぁ…今は加蓮やみんなのプロデュースで手一杯だよ」

加蓮「あんまり無理しないでね?風邪だって病気なんだからさ」

P「担当アイドルに心配されてるようじゃプロデューサー失格だな」

加蓮「そんなこと無い!…アタシのプロデューサーはPさんだけだよ」

P「加蓮にそこまで言われたらあんま無理するわけにはいかないな、風邪治ったら少し仕事を見直すよ」

加蓮「うん、そうしてね。アタシPさんが倒れたりしたら嫌だよ」

加蓮「お待たせー、料理出来たよー」

P「おぉ!雑炊か!これなら食える気がするわ」

加蓮「でしょ?アタシが風邪引いたときもお母さんがよく作ってくれたんだ」

P「家庭の味ってやつか、それではいただきま~す」

加蓮「待って、プロデューサーは病気なんだよ?だからはい、あ~~~ん」

P「いやいや加蓮!自分で食えるって!」

加蓮「病人は安静にしてないと駄目だから、あ~~~~ん」

P「…アムッ、うん!具沢山で美味いよ!」

加蓮「栄養たくさん取らないとね、あ~~~ん」

P「…アムッ、そろそろ恥ずかしいんだけど」

加蓮「我慢我慢♪はい、あ~~~ん♪」

P「いや普通に食えばいいだけ…アムッ」

P「ご馳走様でした、いや~美味しかった」

加蓮「つまんな~い、途中からレンゲ取ってふつーに食べるんだもん」

P「やっぱ楽しんでたな…悪いけど少し横になっていいか?腹一杯になったら眠くなってきた」

加蓮「ん、いいよ。あたし食器の片付けしてるから」

P「何から何まですまん、じゃあ遠慮なく休むわ」

P「(雑炊美味かったなぁ…食欲と睡眠欲は密接な繋がりがあるって何かで見たけど本当だな…ウトウトしてきた)」

P「(加蓮が家に居るってのも不思議な状況だけど、たまにはこんなのも悪くないか…ってなんか重い!)」

加蓮「よいしょっと」ヨジヨジ

P「加蓮!?お前何してんだよ!なんで俺の上で寝転んでんだよ!?」

加蓮「アタシもなんだか眠たくなってきちゃった♪」

P「風邪移したくないから離れてくれよ」

加蓮「大丈夫だって、Pさんマスクしてるじゃん」

P「そうは言うけどなぁ(風邪うんぬんより俺の理性がオーバーヒートォオオオしそうなんだが)」


加蓮「…ねぇPさん、アタシね子供のころからずっーとアイドルに憧れてたんだ」

加蓮「病院や家のベッドで寝てるときは何度も何度も繰り返しアイドルが出てる歌番組を見てたの、こんなにもキラキラ輝いてる人が外の世界には居るんだって思って」

加蓮「それで病気も治って、普通の生活が送れるようになってさ、高校生になって少しずつ自分の可能性ってのが分かってきたんだけど、心の奥のほうにはずーっとあったんだ」

加蓮「あの時憧れてたアイドルになりたいって想いがさ。でもね出来っこないって諦めてたの、そんなときにPさんがアタシをスカウトしてくれた」

加蓮「嬉しかったんだよ、すんごく。最初はどうせ無理だって思ったからテキトーにやってたけど、それでもPさんはアタシの手を引いてアタシをステージに立たせてくれた」

P「まだまだ小さい箱だったけどな、それにここまで来れたのは加蓮自身の努力のおかげだよ」

加蓮「うぅん、そんなこと無い。Pさんはアタシの夢を叶えてくれたよ、それでねもう一つの夢も叶えてほしいんだ」

P「もう一つの夢?」

加蓮「そ、アタシのもう一つの夢はね、年上の男の人に思いっきり愛されることなの」

P「おいおい加蓮、流石にそれは駄目だ」

加蓮「駄目なことなんてない。今ここに居るのはアタシとPさんだけだよ、お願いアタシの夢を叶えて」

加蓮「Pさんになら何されてもいいよ?」ヒソッ

P「(俺の理性ぃいいいいいいいいいいい!耐えろおおおおおおお!)駄目だって、加蓮」

加蓮「はははっ…あはははっ!ごめんねPさん!ちょっとからかいすぎちゃった!」

P「…加蓮、お前なぁ。人によっては冗談でしたーじゃすまないぞ」

加蓮「こんなことPさんにしか言わないって」

P「俺がお前を襲わないって保証は無いんだぞ」

加蓮「Pさんになら襲われてもいいよ♪」

P「はいはい、分かった分かった」

加蓮「…ねぇPさん、起きてる?」

P「寝た」

加蓮「起きてるじゃん…ギューットして欲しいな」

P「……」

加蓮「…ごめんね、また冗談だから…きゃああ!?」

P「さっきの仕返しだ」ギュウウウウ

加蓮「仕返しなんだ、それじゃあしょうがないね」ギュウウ

P「風邪移っても知らないからな?」

加蓮「そしたらまたお見舞いに来てくれる?」

P「どうかな?次は行けないかも」

加蓮「とか言って来てくれるくせに♪」

P「分かってるなら聞くな」

加蓮「(ありがとね、次はアタシがPさんの夢を叶えてあげるから!トップアイドルになって!)」

終わり

―榊原里美(17)の場合

P「グアー…グアー…」

<ピンポーンピンポンピンポン

P「んあ?…うぅん…むぅ」

<ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン

P「グアー…グアー…」

<ピンポーン…ガチャ

「プ……サーさん!…ロ…デュー…さん!」

P「(なんだぁ?…誰かが俺のこと呼んでる?)」

「プロデューサーさん!起きてくださいよぉ!プロデューサーさん!」

P「んあああああ…里美?なにしてんだお前?」

里美「…ふぇえええ!よかったですぅう!」ギュウウ!

P「うわっ!?里美!?」

SSで初めて見た

里美「生きてるんですねぇ、エグップロデューサーさぁん」ポロポロッ

P「おいおい、泣くことないだろう。ただの風邪だよ」

里美「お兄様もそう言ってぇヒグッ私を一人ぼっちにしたんですぅ~」ギュウウ!

P「大丈夫だって里美!大丈夫だから離れてくれ!」

里美「…いやですぅ」

P「里美に風邪を移したくないんだよ」

里美「プロデューサーさんの風邪が治るならぁ里美に移してくださぁい」

P「我がまま言わないでくれよ、な?」

里美「プロデューサーさんの風邪が治るまで離れたくありませんの」

P「気持ちは嬉しいんだけどさ………分かったよ、里美に俺の看病をお願いしていいかな」

里美「ほわぁ…はぁい♪プロデューサーさんの風邪は私が治しますのぉ~」

P「里美…分かったらとりあえず離してくれないか?少し熱くなってきた」

里美「はわわわわぁ!ご、ごめんなさ~い」

里美「プロデューサーさん、お洋服が汗でビショビショですよぉ~」

P「あぁ、寝汗がひでーな」

里美「はわぁ…わかりましたぁ♪ちょっと待っていてくださいねぇ」

P「里美?どこ行くんだゲホゲホッ!」

里美「私が汗をフキフキしてあげますのぉ~」

P「…それはまずいかなぁ」

里美「ほえぇ…今日は私に看病させてくれるんですよねぇ?」

P「(この誘惑に負けてはいけない、なぜなら俺はプロデューサーだから!)」

里美「だめですかぁ?プロデューサーさん」ウルウルッ

里美「プロデューサーさん、気分はどうですかぁ?」

P「(仕方ないじゃない、だって男の子だもの)いい気持ちだよ」

里美「お兄様が居るときは私が体を拭いてあげてたんですよ~」

P「(里美のお兄さん…前々から気にはなってたけど聞いていいものかな)」

里美「プロデューサーさんの背中大きいですね~…お兄様にそっくりですぅ~」ピトッ

P「うひゃああ!?何してんだ!?(柔らかい感触が背中に当たっているぅううう!)」

里美「ほあああ…プロデューサーさんの背中あったかいですぅ~」

P「里美、これだとまた汗かいちゃうから(違う汗がダラダラ出てきそうなんだが)」

里美「はわわぁそうですねぇ~、それじゃあプロデューサーさん次は前ですよぉ」

P「いいって!前は自分でやるから!」

里美「…でもでもぉ私が看病するって言いましたの~」

P「そこはいいから!出来るところは自分でするから!えぇと…替えのパジャマ取ってきてくれないかな?脱衣所にあるからさ!」

里美「ほわぁああ…分かりましたぁ♪」

P「(看病されてるはずなのに…なんか違うことで体力を使ってる気がする)」

里美「はぁい♪プロデューサーさん、お着替えお手伝いしますよぉ~」

P「だからそこまでしなくていいからぁ!」

里美「プロデューサーさん、晩御飯はどうしますかぁ?」

P「晩飯か…あんまり食欲が無いんだよ」

里美「そうなんですかぁ?でも食べないと元気になれませんよぉ」

P「だよなぁ、それは分かってるんだけどさゴホゴホッ!」

里美「プロデューサーさん、私が晩御飯作りますので食べてくれますかぁ?」

P「里美がか?うん、作ってくれたら食べるよ」

里美「はぁ~い♪それじゃあ少しだけ待っててくださいねぇ~」

P「(里美が料理を作るイメージ無いんだけどなぁ、何作ってくれんだろ?)」

里美「お待たせしましたぁ~プロデューサーさん♪」

P「おぉ!本当にすぐ出来たな!」

里美「簡単なものですのでぇ♪さぁ召し上がってくださぁい」

P「これって蜂蜜レモンか?」

里美「はぁい♪風邪にはこれが1番なんですよぉ~」

P「アムッ、あぁすっぱいのが美味い……これ久しぶりに食べたな」

里美「お兄様も私が作る蜂蜜レモンが大好きだったんですぅ」

P「そっかぁ…美味しいよ、ありがとな里美」ナデナデ

里美「ほわぁああ…えへへへっ♪」

P「里美、そろそろ帰らなくていいのか?」

里美「ほわぁ…私は今日プロデューサーさんの看病に来たんですよぉ」

P「…うん、でももう9時だから帰ったほうがよくないか?」

里美「プロデューサーさんの風邪は治ってませんよぉ?」

P「あれ?」

里美「ふえぇ?」

P「…どういうこと?里美は俺の風邪が治るまで帰らないってこと?」

里美「はぁい♪私がプロデューサーの風邪を治してあげるんですからぁ」

P「里美!ゲホッ!それだけは駄目だゴホゴホッ!」

里美「お願いですプロデューサーさん、里美に看病させてください」

里美「私はぁもう大事な人に居なくなってほしくないんですぅ」

P「(ここで止めなければいけない…!でないと俺は大きな過ちを犯すことに!)」

里美『プロデューサーさぁん、もう少し待っていてくださいね~』

P「(なんて意思の弱い人間なんだ俺はぁああ!社会人だぞ!あそこは冷静に話し合って家に帰すべきだろうが!)」

P「(でも里美のあの顔見てると…家に帰そうって気が無くなるんだよなぁ)」

P「(もう後は寝るだけだし、俺がソファーで一人寝すればいいだけの話だ!間違いなんて起こらんさ)」

里美「お待たせしましたぁ~♪プロデューサーさん」

P「ぶはっ!?な、何だよその格好!?」

里美「ほぇええ…なにかおかしいですかぁ?」

P「だってネグリジェはまずいって!」

里美「でもぉ私寝るときはいつもこのネグリジェですのぉ♪」

P「そうなのか(ま、まぁいいさ。最終的に俺が何もしなければ問題はないんだから)」

P「じゃあ寝るか、里美はベッド使ってくれよ俺はソファーで寝るから」

里美「プロデューサーさん駄目ですのぉ、いっしょに寝ないと看病になりませんよぉ」

P「いやいや看病ってそういうのじゃないから!」

里美「…いやぁですぅだっていっしょにねないとまたどこかにいっちゃうんでしょ?」ギュッ

P「里美?」

里美「おねがいおにいちゃん…もうさとみのそばからはなれないでよぉ」ギュウウ

P「俺はどこにも行かないよ…うしっ!それじゃあ里美!一緒に寝るか!」

里美「はぁい♪いっしょにねようおにいちゃん」


里美「えへへへっ…おにいちゃん」

P「(人の気も知らずに幸せそうな顔で寝ちゃってまぁ…俺がどんだけ我慢してるのか分かってるのかねこの子は)」

P「(里美の体暖かいな…これなら俺も気持ちよく寝れそうだ)お休み、里美」

里美「ほわぁああ…おにいちゃん♪ずっといっしょだよぉ…」

P「あぁ安心しな里美、俺は居なくならないから」ナデナデ

終わり

里美の兄貴が病気で死んだっぽくしたのはワイの妄想やでーwww
飯と風呂だわ

あとこれで書き溜め半分消費したわ
残りは楓さん、比奈、小梅、拓海、まゆゆの5人ニキーwww

ヨネID晒せよ

―向井拓海(18)の場合

P「うあーダルい…ゲホッそれに暇だー」

「ニャー」

P「ん?どうした?ご飯ならさっき食べたろ?」

「ニャー」

P「喉乾いたのか?ゲホッちょっと待ってな、今水汲んでやるから」

P「…ってタンクにまだ水入ってるじゃないか」

「ニャー」ダダッ

P「おい!ちょっと待て!どこ行くんだよ!?」

「ニャー」カリカリ

P「今日は外は駄目だっての、大人しくしててくれよ」ヒョイ

<ピンポーン

P「うお!?びっくりした!誰か来たのか?」

拓海「プロデューサー!大丈夫かー!?おーい!」ドンドン

P「拓海か?どうしたんだ?」ガチャ

拓海「うわっ!?いきなり出てくるなよプロデューサー!ビックリしたじゃねぇか!」

P「悪い悪い、こいつが外に出たがってたから玄関まで出てたんだ」

「ニャー♪」

拓海「おっ!久しぶりだなゼファー!ちゃんと飯食ってるか?」

「ナーオ」

拓海「へへっ♪元気そうで安心したぜ、プロデューサーもちゃんとゼファーの世話してくれてるみたいだな」

P「当然ゲホッ!拓海から預かったものだからな」

拓海「猫の世話はちゃんとしてたみたいだけど、自分の世話は出来なかったみたいだな」

P「全くだなゲホッ情けない限りだよゴホゴホッ!」

拓海「おいおい!?本当に大丈夫かよ!?」

P「平気だってのゲホッ!すこし咳が酷いだけだ」

拓海「…しゃーねーな、情けねープロデューサーの世話は私がしてやるよ」

P「看病してくれるってことか?」

拓海「か、勘違いすんなよな!プロデューサーの看病はゼファーの世話のついでだ!ついで!」

P「それでも嬉しいよ、ありがとな」ニコッ

拓海「なっ!?///ま、まぁ病人を放っておくのはアタシとしても気分よくねーからな!仕方ねーから看病してやるよ!」

P「制服のままってことは学校帰りか?」

拓海「そうだよ、ったく急にちひろさんからプロデューサーが風邪で休みってメールが来た時は驚いたぜ!」

P「…しかしその改造制服はどうにかならんのか?」

拓海「いいだろ別に!校則違反でもねーんだからよ!」

P「いや拓海に似合ってるんだけどな、もっとこう可愛らしい着こなしも有りじゃないか?」

拓海「うっせー!そんなんアタシに似合わねーっての!それに今さら洒落た格好して学校行ったら笑いものになるだけだろーが!」

P「そうか?きっと学校中の男子が拓海に振り向くと思うぞ」

拓海「…そんならなおさらお洒落なんか出来るかよ」

P「なんでだよ?」

拓海「アタシの見てくれが変わって群がってくるような男なんかとアタシは仲良くしたいとは思わねー…だからこのままでいいんだよ」

P「まぁ拓海がいいならいいんだ、それに今のスケバン制服も十分可愛いぞ」

拓海「うっせーなーもう!」

P「はっはっは照れるな、愛い奴め」ナデナデ

拓海「頭撫でるなっての!プロデューサー、熱でおかしくなってんじゃねぇのか!?」

P「拓海が可愛いから仕方ないんだ!な、ゼファー?」

「ナーオ」スリスリ

拓海「うひゃあ!?ちょっとゼファー!くすぐったいっての!」

拓海「あんま調子のんなよな…ハァハァ…プロデューサー」

P「はーいゲホッ反省してまーすゴホゴホッ!」

拓海「さっきより咳が酷くなってるじゃねーか!病気なのに悪ふざけするからだっての!」

P「うむ、確かにはしゃぎすぎたなゲホッ!少し大人しくしてよう」

拓海「最初からそうしててくれよ…そんじゃあプロデューサー少し台所借りるぞ」

P「おっ!なんか作ってくれんの?」

拓海「どうもまともに飯も食ってねーみたいだからな、風邪のプロデューサーでも食えそうな簡単なもの作ってやるよ」

P「ありがとう拓海ゲホッ!マジで嬉しいよ」

拓海「た・だ・し!飯が出来るまで大人しく待ってろよ!さっきみたいなこと言ったりやったりしたら飯作ってる途中でもアタシ帰るからな!」

P「分かった!ゼファーと二人で静かに待ってますゴホッゴホッ!」

「ナーオ」

拓海「返事だけはいつも一丁前なんだよな…20分くらいで出来るからさ」

P「いやー楽しみだなー」

拓海「~~~♪うしっ出汁もいい味付けだな」

「ナーオ」スリスリ

拓海「うひゃああ!?ってちょっとプロデューサー!ゼファーの面倒見ててくれよ!」

P「あ、なんか大人しいと思ったら拓海のほうに行ってたか」

拓海「もうっ!いたずら野郎になりやがって!初めて会った日は雨の中で震えてたのに元気になっちまってよ…ほらっプロデューサーのとこに帰りな」

P「はいはいゼファーこっち来な、拓海を怒らせたら美味い飯食いそびれるぞー」

「ニャー」

拓海「ゼファーの分もちゃんと用意してるからよ!楽しみに待っててくれよ!」

拓海「二人とも待たせちまったな!ご飯出来たぞ!」

P「ひゃっほー!待ってましたー!」

拓海「そんなに大層なものじゃねぇからな、期待しすぎてがっかりすんなよ」

P「何言ってんだよゲホッ!拓海の手料理ってだけでご馳走だよ」

拓海「さっきから恥ずかしいことばっか言いやがって、ほらよ」

P「これは、肉じゃがだな」

拓海「だから言っただろうが!あんまり期待すんなよって!」

P「女の子の手作り肉じゃがだぞ!これ以上のご馳走があるかっての!いただきまーす!」

拓海「ってちょっと食い始めるのが早いっての!まだ白飯もよそってないのに!」

P「美味いよ拓海!出汁も良い味だし、じゃがいもがまたホクホクで美味い!」

拓海「落ち着いて食えって!むせるぞ!ほらっ水!」

P「んむゴクゴク…いやー美味い、しかし拓海が料理こんなに上手とはなー知らなかったよ」

拓海「昔から家に一人のことが多かったからな…自然と家事の腕も上がったんだよ、アタシの柄じゃないってことは分かってるさ」

P「何言ってんだよ、柄じゃないとかそんなこと気にしてるとな自分の可能性が狭まっちまうんだぞ」

P「周りの目なんてものはな、所詮他人の価値観で見た拓海でしか無いんだ。自分が自分をどう思うかが1番大事なことだと俺は思う」

拓海「プロデューサー、急に真面目な顔すんなよな…ドキッとするだろ」

P「ん?まぁあんまり周りがどうとか気にするなってことだよ」

「ニャー」

拓海「おっとゼファーの分忘れてたな、ほらお前の分の飯だぞ」

「ナーオ」ガフガフ

拓海「だからお前もゆっくり食えっての!ったく変なところばっかり飼い主に似やがって!」

P「その飼い主ってのは俺のことか?」

拓海「他に誰がいるんだよ!食い意地張ってるしわけわかんねー悪戯もするしよ!」

P「拓海の反応が可愛いから悪戯したくなるんだよ」

「ニャーオ」

拓海「この飼い主にしてこのペットありか…預ける先間違えちまったかもな」

P「ほらっゼファー!こっちこい!ツナ缶あるぞ!ほら!」

拓海「餌で釣るのはずりぃぞ!ほれほれ~猫じゃらしだぞ~うりうり~」

「ニャー」トテトテ

拓海「へっへー♪やっぱプロデューサーよりアタシに懐いてるみたいだな♪いい子だなーゼファーは!」

P「この堕猫め…!飼ってる恩を忘れるとはなんつー恩知らずな!」

拓海「そう落ち込むなって!こいつだってプロデューサーに受けた恩を忘れたわけじゃねーよ、ただアタシのほうが好きってだけだろ」

「ニャーオ」ゴロゴロ

拓海「へへっ♪どうしたんだ甘えてきて?しゃねーから撫でてやるよ!ほら、どうだ?」ナデナデ

「ナーオ」ゴロゴロ

P「気持ちよさそうな声上げやがって…最近じゃ俺が撫でようとしたら逃げるときもあるのに」

拓海「猫は気まぐれだからな、自分が撫でられたい時しか撫でさせてくれない奴もいるらしいぜ」ナデナデ

「ニャー」ゴロゴロ

P「それにしても拓海には気持ちよく撫でられてる気がするんだけどな」

拓海「今はそういう気分なんじゃねぇの?…だーもう!そんなに落ち込むなよ!プロデューサーも撫でればいいじゃねぇか!」

P「じゃあ失礼して」ナデナデ

「ニャァ」ステステ

拓海「あ、逃げちまった」

P「明日から餌のグレードを1ランク落としてやろうかな」

拓海「そんなことしたらアタシが許さねぇからな?」

拓海「ゼファー!どこ行ったんだー?お、居た居た!ほれほれ~そんなとこで丸まってないで出てきなー!」

「ニャー」

P「(拓海がかかんでるから自然とお尻が強調されるような姿勢に…うーむロングスカートに包まれたお尻もいいなぁ)」

P「(初見だと胸に目が行ってしまうが、拓海はバイクに乗ってるおかげかお尻も引き締まってるんだよなぁ…眼福眼福)」

拓海「お!やっと出てきたなお前!ほらっ今度はボールだぞ!取って来な!」ヒョイ

「ニャー!」シュタタタ

P「拓海はペット飼わないのか?そんなに好きなのに」

拓海「飼わないんじゃなくて飼えないんだよ、ウチは狭いからペットが走り回るスペースなんて無いしさ」

拓海「それに猫を可愛がるのなんてアタシのキャラじゃねーだろ、だから結果的にプロデューサーに押し付けちまったんだ、悪かったな」

P「拓海、ちょっと来い」

拓海「なんだよ?」

P「てぃ!」デコピシ!

拓海「痛っ!なにすんだよ!」

P「馬鹿なことばっか言うやつにはデコピシだ!まず一つに俺はゼファーを押し付けられた気など無い!俺が飼いたくて飼ってるし、今では俺の家族だ!」

P「そしてもう一つ、これはさっきも言ったが周りの目なんか気にすんじゃねーよ」

P「アイドルしてる拓海も、バイク乗り回してる格好いい拓海も、動物が大好きで放っておけない優しい拓海も、全部がお前なんだ。それを自分から否定するな」

P「もし拓海のことをよく知りもしないくせに笑う奴が居たら俺の前に連れて来い、拓海の魅力を俺が懇切丁寧に一から説明してやる」

拓海「…ば、馬鹿っ!///そんなの恥ずかしいだろうが!」

P「それだけ俺が拓海の魅力を知っているってことだ、覚えとけ」

拓海「本当に馬鹿だよなプロデューサーって…そんなところがきっとアタシは好き…なんだろうな」ボソッ


「ナーオ」スリスリ

拓海「おっ!ボール持ってきたな!偉いぞ!言っとくけどプロデューサー!ゼファーはあたしの家族でもあるんだからな!」

P「ということは俺と拓海も家族ってことになるな」

拓海「な、なんでそうなるんだよ!」

P「俺が親父でゼファーが娘だからなぁ、母親と姉貴のポジションが空いてるけど拓海はどっちがいい?」

拓海「プロデューサーが親父で、アタシがお母さん…///さ、さっきから馬鹿なこと言ってんじゃねーよ!この変態プロデューサーが!」

P「ちょっと待て!拓海!そのボールはゼファー用で人に投げるものじゃないぞ!ってうごあああああああ!」

終わり

ちなゼファーはカワサキのバイクで特攻の拓から取った
晩飯食って腹が満たされた結果www書き溜めにナンジョルノが追加されたンゴwww

―高垣楓(25)の場合

P「くああああ…さっき寝たと思って起きたらもう7時かゲホッ」

P「にしては明るくないか?…あぁ今日は朧月夜か、いい月だなぁ…ってしんみりしてる場合じゃない明かりつけないと」カチッ

P「うぅうううう寒いゴホゴホッ!なんか暖かいもん食いたい…冷蔵庫に何かあったかな?」

<ピンポーン

P「誰だこんな時間に…もしかしてちひろさんがお見舞いに来てくれたとか?はーい」ガチャ

楓「こんばんは…プロデューサー」

P「楓さん!?一体どうしたんですか!?」

楓「…分かりませんか?」

P「もしかして俺のお見舞いに来てくれた…なぁんてことはありませんよね」

楓「ふふっ♪…そのまさかですよ、プロデューサーのお見舞いに来てあげました」

P「いやぁわざわざありがとうございますゴホゴホッ!」

楓「…顔色が優れませんね、具合のほうは大丈夫ですか?」

P「う~んぼちぼちですねゲホゲホッ!」

楓「そうですか…色々と風邪にいいものをプロデューサーのために持ってきましたよ」

P「気を遣わせちゃいましたね」

楓「…そんなことはありません。使ったのはお金ですから、木を使うのは大工さんです…くくくっ」

P「それは申し訳ありませんでした、お金は後で払いますので」

楓「…冗談ですよプロデューサー、いつもならするどく突っ込んでくれるのにやはり調子が悪いですね」

P「風邪の時までキレのいい突込みを求めないでくださいよ」

P「とりあえず家に入りませんか?玄関で話すのも何ですし」

楓「…それではおじゃましますね」

P「すいません、全然片付いてなくて」

楓「いいえこちらが押しかけたんですもの、それに片付いてるほうが落ち着きません」

P「奇麗すぎると逆に落ち着かないって人居ますよね」

楓「えぇ、あまり奇麗にしていると頻繁に女性が出入りしているのではないかと勘ぐってしまいますもの」

P「はははっわざわざ家に呼ぶような人なんて居ないよ」

楓「…それならば安心ですね」

P「ゲホゲホッ!寝ていたおかげか体調も少し回復したんですよ」

楓「プロデューサー…何かお薬は飲まれましたか?」

P「いえゴホゴホッ朝から栄養剤しか飲んでないです」

楓「…ふふふっ♪それならばよかったです」

P「何かあるんですか?」

楓「…風邪の時はやはりこれでしょう♪」

P「これって日本酒ですか」

楓「…えぇ♪」

P「熱燗でお願い出来ますか?」

楓「…分かりました、では準備をしますので少しお待ちになってください」

楓「プロデューサー、晩御飯は食べられそうですか?」

P「軽いものなら、なんとかいけそうですねゴホゴホッ」

楓「それではまずはお通しを」

P「おぉ!キャベツの塩昆布和え!いやー本当の居酒屋みたいですね」

楓「雰囲気だけでもと思いまして、いかがですか?」

P「最近はあまり居酒屋にも行けてませんでしたからね、この前に楓さんと居酒屋に行ったのは…えぇと確か」

楓「4ヶ月前ですよ」

P「もうそんなに経つんですね、もっと最近のことだと思ってました」

楓「私もまるで昨日のことのように思い出します…あんなに楽しいお酒は初めてでしたから」

P「俺も楽しかったですよ、あんなに羽目をはずしたのは初めてかもしれません」

楓「…あの時のプロデューサーは可愛かったですよ♪普段からは考えられないお姿でした」

P「忘れてください…あれは酔いの席での過ちです」

楓「忘れたくても忘れられません…私とプロデューサーの大切な思い出ですから」

楓「プロデューサー、お次は裂きイカです…お『サキ』に『イカ』がですか?…くくくっ」

P「…俺はその駄洒落にどこから突っ込めばいいんですか?」

楓「やはり今日のプロデューサーはご気分が優れないようですね…いつもなら抱腹絶倒の返しをしてくれるのに」

P「なんか俺に求められるハードルがぐいぐい上がってる気がする」

楓「…プロデューサーなら私の期待に応えてくれますよね?」

P「楓さん、今度バラエティ番組出ますか?プロのお笑い芸人が容赦なく突っ込んでくれますよ」

楓「それもいいかもしれませんね、でも私プロデューサーと話しているときが1番楽しいんです」

P「ははっ俺もこうして楓さんとゆったり酒飲みながら話すの好きですよ、大切な時間です」

楓さんと箱根で2泊3日くらいしたい

楓「プロデューサー、熱燗出来ましたよ」

P「ありがとうございます、楓さんも一杯いかがですか?」

楓「私は看病に来たので遠慮しておきます」

P「まぁまぁそういわずにほらほら」トクトクッ

楓「…それでは一杯だけもらえますか?」

P「…くっ~~~~!いい味ですね、これ中々良いやつじゃないですか?」

楓「…少しだけ奮発しちゃいました」

P「ってそれ『万寿』じゃないですか!わざわざ買ってきてくれたんですか?!」

楓「気になさらないでください、これはお見舞いの品ですから」

P「お土産にしては高級すぎるでしょうに…本当に申し訳ありません」

楓「プロデューサー、こういう時は『ありがとう』と仰ってください。プロデューサーのためを思って買ってきたんですから」

P「そうですね…ありがとうございました!では有り難く頂きます!~~~プハッ!っ美味い!」

楓「では次の料理を用意してきますね」

P「楓さん、料理するときは髪をまとめるんですね」

楓「…えぇ、邪魔ですので」

P「なんつーかうなじが色っぽいです」

楓「…プロデューサー、酔ってますか?」

P「ゲホッ!かもしれませんね、でも本心ですから」

楓「それでは明日からは髪を結って出勤しましょうか?」

P「いえ駄目です、この楓さんを見るのは俺だけにしておきたいから」

楓「…分かりました、この髪型にするのはプロデューサーの前だけにしておきます」

P「楓さんもそろそろ休んでくださいよ」

楓「もうすぐ片づけも終わりますので…はい、今行きますねプロデューサー」

P「せっかくいい月夜なので月見酒と洒落込みませんか?」

楓「…それは風流でいいですね」

P「ベランダに出ましょう、小さいですけど椅子も二つ置いてるんですよ」

楓「…準備がいいですね、女性が来ないなんて嘘ではありませんか?」

P「嘘じゃないですよ、いつか誰かと夜酒が出来ないかと思って置いてただけです。ベランダで飲むのは楓さんとが初めてですから」

楓「…ふふふっ♪例え嘘でもそう言われるのは嬉しいです」

楓「…綺麗な朧月夜ですね」

P「たまにはこういうお酒もいいでしょう」

楓「…えぇ、都会でもこんなに綺麗な月が見れるんですね」

P「気付かないだけで月はいつも変わらず空にあるんですけどね、一緒に見上げる人が居るとこうも違って見えるから不思議なもんです」

うちもマンションだけど先週の台風で隣とのついたてがふっとんでお隣のおばさんと良い雰囲気だよ

楓「…雲に隠れようとも闇夜を照らすあの月のように、いつか私も輝けるでしょうか?」

P「楓さんは今でも十分に輝いてますよ」

楓「…いいえ、アイドルの頂点には到底届かないような小さくて儚い光です」

P「高垣楓という原石はこれからまだまだ輝けますよ、一目見たときから俺は確信してるんです」

P「だから待っていてください、楓さんが誰にも負けないくらい輝けるように俺が磨き上げてみせますから」

楓「…はい、その日まで私も絶えず努力していきます」

P「といっても磨く側の人間がどうにも未熟なんですけどね」

楓「…そんなことはありません、私のことをいつも輝かせてくれるのはプロデューサーだけです」

P「それだったら光栄ですねゲホッ」

楓「…少し寒くなってきましたね」ブルッ

P「そうですね、そろそろ中に戻りましょうか…楓さん?」ギュッ

楓「…もう少しこのままではいけないでしょうか?」

P「それもいいですね、こんなに月が綺麗な夜ですから」グイッ

楓「…あっ」

P「これなら寒くないでしょう?それに俺も少し寒かったので丁度良かった」

楓「…えぇ、本当にプロデューサーは私に丁度良い人、ですね」

P「なんか都合のいい男みたいで嫌だなぁ」

楓「…都合がいいのでレッ『ツゴー』」

「 「 ……… 」 」

P「…ぶはぁああ!」

楓「…くくくっ」

「はははははっ!もうせっかくのムードが台無しですよ!」「ふふふふっ♪」

終わり

―佐久間まゆ(16)の場合

P「スー…スー…」

??「ふふふっ♪プロデューサーの暖かい吐息を感じます、まゆのほっぺをくすぐっていくの♪」

P「ンムゥ…ムー…」モゾモゾ

??「駄目ですプロデューサー…そんなに動いたらまゆのイケナイところに当たっちゃいますよ?でもプロデューサーならまゆのどこを触ってもいいですよ?」

P「フッ…ニヘヘヘ…」

??「笑ってる、プロデューサーどんな夢を見てるんですか?プロデューサーの夢の中でまゆはどうしてますか?他の女の子の夢なんて見てませんよね?」

P「ングッ…ガー」

??「寝顔のプロデューサーもとっても可愛いです♪一生このままでもまゆは構いませんよ♪」

P「んーなんかさっきから寒気がするな、布団でもずり落ちたのか?」

まゆ「お早うございます、プロデューサー♪」

P「…お早う、まゆ」

まゆ「プロデューサーの寝息と体温に包まれてまゆはとても幸せでした、これはきっとまゆとプロデューサーの想いが一つだからですよね?そうに決まってます」

P「色々と聞きたいことがあるんだけどもケホッ」

まゆ「まゆのことを知りたいんですね?いいですよ、プロデューサーにならまゆの全てを教えてあげます」シュルル

P「脱がなくていいからケホッ!どうやって俺の家に入った?」

まゆ「事務所にある合鍵を借りてきました♪ほらっ」チャラ

P「俺の合鍵ってちひろさんが管理してるんじゃなかったっけ?」

まゆ「まゆとプロデューサーの愛にはそんな障壁は存在しませんよ?スタドリを20本買ったら快く貸してくれました♪」

P「(あの銭ゲバが…!)あ~それは分かった、次になんで俺の布団に入ってたんだ?」

まゆ「プロデューサーが寝込んでいたのでまゆの温もりを分けてあげようと思ったんです」

まゆ「温もりを分かち合い、そしてまゆとプロデューサーは一つになるんです♪そうすればもう誰もまゆ達の邪魔は出来ない…」

P「まゆに風邪が移るかもしれないから、こういうのは止めてくれないか?」

まゆ「移してくれて構いませんよ?まゆの許可なしにプロデューサーの体内に異物が入り込むなんてまゆは耐えられません」

まゆ「ですからプロデューサーの風邪はまゆが全て受け取りますから♪さぁどうぞプロデューサー」

P「『どうぞ』じゃないから!あと移そうと思って移せるものでも無いし!」

まゆ「プロデューサーとまゆの愛に不可能なんてありませんよね?愛は全てを乗り越えてみせますもの」

P「…あとなまゆ、さっきから気になってるんだが」

まゆ「まゆのことが気になるんですね?まゆもプロデューサーが気になってます、具体的に言うと他の女の子と今日は何回話したかを毎日記録しているくらいです」

P「いきなり恐怖のカミングアウトしないでくれよ…俺の足に体を擦り付けるのを止めてもらえるかな?」

まゆ「これは無意識の行動です、知らず知らずのうちにまゆの体はプロデューサーを求めてしまうんです」スリスリ

P「分かってるんなら意識的に止めてくれ!とにかく、まゆは俺の看病に来てくれたんだな?ゲホゲホッ!」

まゆ「はい、そうです。まゆとプロデューサーは運命の相手だから片時として離れることも許されませんから」


P「運命うんぬんは置いといて、ありがとうなわざわざお見舞いに来てくれて」

まゆ「お礼なんて水臭いですよ?まゆとプロデューサー永遠を誓った間柄なんですから」

P「誓った覚えねーから!まゆ、俺そろそろ起きたいから離してくれよ」

まゆ「駄目です、プロデューサーは風邪なんですから寝ていてください」

P「いや、まゆに全部任せっきりってのも申し訳ないしさ」

まゆ「そんなことプロデューサーは気にしなくていいです、まゆがプロデューサーのお世話を嫌がると思いますか?」

P「色々とお世話してくれるのならそれは有りがたいけれどもゲホゲホッ!」

まゆ「でしょう?それならまゆに任せてください、まゆが居ない生活が考えられなくなるほどにご奉仕させてもらいますから♪」

P「ははははっ…それは楽しみだなゴホッ!」

まゆ「プロデューサーお腹空いてますよね?まゆがお料理作ってきたので食べてください」

P「食べるよ、腹も減ってるし。まゆは料理が上手だから楽しみだな」

まゆ「うふふふっ♪では今から暖めますので少しだけ待っていてください、プロデューサーと離れたくありませんがこれも美味しいご飯のためなので我慢してくださいね?」

P「いいから早くしろっての」

まゆ「プロデューサーに命令された…まゆはプロデューサーの愛の奴隷としてずっ~とプロデューサーに飼われ続けるのね」

P「もう黙って料理始めてくれよ!」


まゆ「出来ましたよ、プロデューサー♪まゆの愛が一杯こもった手料理ですからね♪」

P「え?もう出来上がったの?」

まゆ「はい、家で作ってきたのをここで暖めなおしただけですから」

P「面倒かけて悪いなゴホッ!」

まゆ「プロデューサーを想ってのことですから面倒だなんてこれっぽっちも思ってませんよ?さぁプロデューサー、お口を開けてください」

P「…自分で食いたいんだけど」

まゆ「まゆがプロデューサーのために作った料理だからまゆの手で食べさせてあげたいんです、それとも嫌なんですか?」

P「(せっかくまゆが作ってくれたわけだし、ここはまゆの我侭を聞いてやるか)分かった、あーーーん」

まゆ「あぁ…あのプロデューサーがまゆに向かって口を開けておねだりしている、口移しで食べさせても構いませんよね?」

P「それをやったら本気で追い出す」

まゆ「うふふっ♪照れ屋さんなんですから♪分かりました、今日のところは普通に食べさせてあげます。はい、あーーーん」

P「…アムッ、うん美味しい!この料理なんて名前だっけ?トマトベースの煮物…名前が出そうで出ない」

まゆ「ミネストローネです、まゆの愛がこもった手料理はどうですか?美味しいの他にも何か感想はありませんか?嫁にしたいとか一生まゆの料理を食べたいとか」

P「そういうのは抜きにして本当に美味しいよ、これならいつ嫁に行っても大丈夫だな」

まゆ「今のはプロポーズですね?そうですよね?プロデューサーに嫁に来いと言われてしまいました、これは明日にでも和久井さんのところに婚姻届を貰いにいかなくちゃ」

P「例えばの話だ!例えば!迂闊な発言をした俺が悪かった!だから本気にしないでくれ!」

まゆ「プロデューサー、もしこんなことがもう1度でもあったらまゆは何の迷いも無く役所に婚姻届を提出しますからね?」ニッコリ

P「(目が一切笑ってないんですけど…)すまんかった、以後気をつけるよ」

嵐子は生活能力なさそうだけどどうなの

蘭子な

できる>>1なのに毎回不幸だな、あんたも……
ネタが被らないところでちょっと書いて待とうかな

大槻唯(17) の場合


P「寒い……ヘックシッ」

P「ぁー、人肌恋しい……」

 ピンポーン

P「……ん? 誰だ?」

 ピンポーン ピンポンピンポーン

P「あぁもううるさいなぁ、どちらさまですかー?」ガチャッ

唯「やっほー☆」

P「……唯?」

唯「Pちゃん元気ー?」

P「元気ー? じゃないよ、何しに来たんだよ……」

唯「何って、看病に決まってんじゃーん? んっふふー♪」

P「……唯が?」

唯「むーっ、信用してないなー?」

P「いや、そういうわけじゃないけどな……ゲホッ、風邪ひいてるのに……」

唯「だから看病しにきたんだよ?」

P「そう言われてもなぁ……」

唯「遠慮せずに、ささー、あがってあがって!」

P「俺の家だ」

唯「いいのいいのっ♪」

唯「おっじゃまー……うわぁ」

P「勝手にあがるなよ……」

唯「ねぇ、流石にこれはどうかとおもっちゃうな~?」

P「男の一人暮らしはこういうもんなの」

唯「えーっ、ゲンメツしちゃーう」

P「幻滅ついでに帰れ。風邪うつるぞ?」

唯「ん? だいじょぶだいじょうぶ! へーきだよ?」

P「平気じゃないって……」

唯「まぁまぁ、飴でも食べて落ちつこうぜーい?」

P「……はぁ」

P「もういいや……マスクつけとくから」

唯「あいあい、そのほうがのどにもいいらしいよ?」

P「……そうなのか?」

唯「加蓮っちが言ってたー」

P「へぇ……相変わらず交友関係が広いな」

唯「ゆいは誰とでもお友達になれちゃうんだよねー♪」

P「まぁ、アイドルとしてその愛される力ってのは強みだけど……ゴホッゴホッ」

唯「はいはい、Pちゃんは横になってて?」

P「いや、でも流石に悪いし」

唯「ゆいがせーっかく看病に来てあげたんだから、甘えてみればいいじゃん?」

P「……じゃあ、ちょっとだけ」

唯「うんうん、素直がイチバンだよ?」

唯「そんじゃあ、いっちょやっちゃうよーっ!」

P「なんだか不安だが……頼むよ」

唯「ちなったん直伝のメニューだからだいじょぶ!」

P「あー。うん……それなら」

唯「そこにゆい流アレンジも加えたとっておきを……」

P「なんか不安な単語が入ったんだが?」

唯「おーっとPちゃん? これでもゆい、料理できちゃう方なんだよ?」

P「……本当か?」

唯「自分ではそう思ってる、的な?」

P「おいおい……」

唯「ま、ここはゆいにまかせて先にいけー! ってヤツだよ、ゆっくりしてて?」

P「先にいけってどこにいくんだよ……」

唯「ん? んー……どこだろ?」

 Cu | Co | Pa |
 04人| 05人| 04人|
16.0歳|17.8歳|15.4歳|

9歳 : 龍崎薫(Pa)

10歳 : 
11歳 : 
12歳 : 
13歳 : 
14歳 : 輿水幸子(Cu)

15歳 : 渋谷凛(Co)
16歳 : 佐久間まゆ(Cu) / 藤原肇(Co) / 北条加蓮(Co) / 及川雫(Pa)
17歳 : 榊原里美(Cu) / 双葉杏(Cu) / 神谷奈緒(Co) / 大槻唯(Pa) / 城ヶ崎美嘉(Pa)
18歳 : 向井拓海(Pa)

19歳 : 
20歳 : 
21歳 : 
22歳 : 
23歳 : 
24歳 : 
25歳 : 高垣楓(Co)



ままゆと唯は途中

P「まぁ……そこまでいうなら少し楽にさせてもらおうかな。汗もかいたしちょっとシャワーでも」

唯「あっ」

P「ん? どうかしたか?」

唯「……先にシャワー浴びて来いよ」キリッ

P「ブフォッ!? ゲホッ、おま、なにをっ……!」

唯「ほら、一度は言ってみたいセリフじゃんかー?」

P「男側のセリフだし、そういうのは好きな人に言ってあげなさい! いや、今はダメだけど!」

唯「んん? ゆいはPちゃんのこと大好きだけどなー?」

P「はいはいありがとう、だけどそうじゃなくてだな……」

唯「……そこはもっと照れてくれてもいいんじゃなーい?」

P「いや、嬉しいけど流石に冗談だってわかるからな」

唯「ふーん……」

唯「まぁいいやー、あんまり長湯しちゃだめだよー?」

P「うん、わかってるから……じゃあ、料理期待してるよ……ゲホッ」

唯「あいあいさー! まーかせて?」

P「うん……じゃぁ」ゴソゴソ

唯「……」

唯「お風呂入っちゃったかー。うーむむ」

唯「まったく、Pちゃんてばドンカンっていうかイケズっていうか……」

唯「ま、そこもカワイイんだけどー♪ お料理で骨抜きにしちゃうじぇー☆」

唯「お米お米ー♪」

P「ゲホッ……ちょっとさっぱりした……」ガララッ

P「ふぅ……」

唯「お、お帰りー♪ お茶どうぞ?」

P「あ、ありがとう」

唯「いえいえ、どういたしましてー」

P「……ってなんで脱衣所にいるんだお前は!?」

唯「ちゃんとパンツはいたの確認してから来たからだいじょぶだよ?」

P「だいじょばねーよ!?」

唯「もー、Pちゃんてばウブなんだから」

P「アイドルがしていいことじゃな……ゲホッ、ゴホッ!」

唯「はいはい、大人しく部屋に戻ろう?」

P「はぁ……ゼェ……」

唯「んでもって、できあがりましたー! お手製おじやだよー☆」

P「お……おぉ? まともだ」

唯「ふっふーん、まぁねっ? ちなったんに教わったから」

P「そうか、今度千夏には礼を言っとかないとなぁ……」

唯「……いけずー」

P「冗談だよ、ごめんごめん……うん。ありがとうな」

唯「ま、これぐらいカンタンなのさー♪ 鰹節ってどっかある?」

P「ん? あぁ……台所の横の棚の中にあったかな」

唯「ん、じゃあそれだして、かけたら完成だねっ♪」

P「これだけでもうまそうだし十分っぽいけどなぁ」

唯「できるオンナはツメまできっちりしてるもの、ってるーみんが言ってたよ?」

P「るーみんってお前……」

唯「はい、改めてかんせー♪」

P「おぉー……ありがとう」

唯「へい、あーん」

P「は?」

唯「照れなくてもいいのよん?」

P「……大人をからかうもんじゃありません」

唯「ぶーっ、ケチー」

P「別にそこまでしてもらうほどひどいわけじゃないからな、ほらスプーン貸してくれ」

唯「……じゃあ、はい」

P「ん、いただきまー」

唯「じゃんけんぽんっ!」

P「へ? おっ……」

唯「……はい、じゃんけんに買ったからゆいがあーんしてあげるねー?」

P「いやいや、今のは卑怯だろ?」

唯「いいのいいの♪」

唯「はい、あーん?」

P「……あーん」

唯「おいしいでしょ?」

P「うん、確かに美味いよ。ありがたい」

唯「ふっふーん? まぁねー?」

P「だけどやっぱり自分で食べたほうが……」

唯「ちっちっちー、甘いねPちゃん」

P「何がさ?」

唯「ゲーノーカイは弱肉強食なんだよ? だから勝った方には従わなきゃなの」

P「とんでもない理屈だなぁ……」

唯「まぁ、弱ってる時ぐらい頼りにしてくれてもいい、ってこと……だから、ね?」

P「……うん。ありがとう」

唯「えっへへー、どういたしまして」

P「はぁ……うん、少し楽になった」

唯「うんうん、任務かんりょーだねっ☆」

P「改めてありがとうな、唯。元気出たよ」

唯「ホント? よかったぁ……やっぱり元気がイチバンだもんね?」

P「あぁ、明日までには頑張って治すから」

唯「っていって、悪化させたりしちゃダメだよ?」

P「わかってるって……ケホッ」

唯「……んー、心配だなー」

P「そんなに信頼ないか、俺?」

唯「じゃなくて、Pちゃんはすぐに無理しちゃいそうだもん」

P「……まぁ、でも皆のためだし?」

唯「ほらそういうこというー、もう」

P「わかったよ、じゃあもう少し頑張らないように頑張るから」

唯「なにそれ、変なの」

P「だって唯が言ったんだろ? 無茶はしすぎないようにするさ」

唯「約束だよ?」

P「わかってるって……」

唯「ならよし! ……じゃあ、最後に元気がでるようにおまじないしてあげる」

P「おまじない?」

唯「うん」

P「へぇ、どんな――」

 チュッ

P「!?」

唯「風邪ひいてるからマスク越しだけど、治ったら直接してあげてもいーよっ♪」

P「お、お前なぁ!」

唯「じゃあPちゃん、またねーっ!」


おわり

ゆいにゃん可愛いけど書かないし書かれないから……
酔いに任せるもんじゃないなぁ、>>1はすごいよ、うん

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