さやか「暇だから安価でマミさんにタメ口きく」 (122)
――マミのマンション前――
さやか「というわけで……」
まどか「さやかちゃんにはこれからマミさんにタメ口をきいてもらいます!」
ほむら「……」パチパチ
杏子「……」パチパチ
さやか「あのさあ……」
まどか「……? なあに、さやかちゃん?」
さやか「これ、平気なの?」
まどか「平気……って何が?」
さやか「いや、だってさ……」
さやか「マミさんは先輩なわけじゃん?」
さやか「さすがに怒られないかな?」
ほむら「安心しなさい、美樹さやか」
さやか「……?」
ほむら「いざとなったら私たちがフォローするわ」
杏子「まかしときな!」ニッ
さやか「本当に!? 本当だよね!?」
まどか「まあまあ、おしゃべりはこれくらいにして……」
さやか「まどかはなんでそんなに軽いの!?」
まどか「罰ゲームなんだからしょうがないじゃん」ティヒヒ
ほむら「とりあえず、挨拶からね」
杏子「マミも待ってるだろうしな」
さやか「わ、わかったよ……」
まどか「うーん」
まどか「まず、マミさんに会ったら、>>18なんて言うのはどうかな?」
r‐'`'ー‐┐ l二二l r─‐┐ r┐ r┐ /´〉
\  ̄! | ̄! | くノ ̄! | |__! ! | l二二l / /__r┐
/ くノ くノ l二二二l くノ くノ く__,--、.」
\ l二二`! .i´二二`! 「`ー─┐ 「`| 「`|
く | | | | | | [][] i`! くノ ̄! |´ L/ L/
\ i二二..! |..二二..| くノ くノ O O
∠、 ./\ /\ /\. ./\/\
|/ \/ \ / \/ \/\/\
|/
, -───- 、
/: : : : : : : : : : : : : .\
ト、 /: : ,. -──- 、: : : : \
ゝ V( ))/ `ヽ: : : : \
/ 〃 Y^y'´ ) `ヽ: : : :〉
フ {{ / / / 人 \/
イ ヽノノ / / // ヽ ヽ
/ / 〃 / / / / ヽ\ !
|/ 〃 { >‐メ、 -‐ < リ ヽ !
ヽ Vハ / ィ.:.:下 不::.ヽ } ハ|
) /Vヽ \ ヒ.::::ソ ヒ.::::ソ ノ イ
ノ | / ( \| ,,,,,,.. ' ..,,, /イノノ ‐‐┐
|/ ) ヘ i⌒ヽ r イ __ }
/´  ̄ `ヽ > ‐' . イ,. '´ 〈
( \ > = < ノノ ,. ノ
ヽ``ヽ )VTT´  ̄ ̄`L ,. '´ -=< __
r── ミミヽ ,. ィ イ77´  ̄`7 //´ ̄`ヽ´ ̄ ̄`ヽノ
} ノ レイ ハ ´ ̄` l l '. (
r── ミミヽ//// | l V }ミヽ __ ノ
フ / く ///レ' `Y´ `ヽ\
/ { {:{ } Y )
マミ、あんたまた太ったでしょ
お前らマミさんに何の恨みがあるんだよ……
さやか「は?」
まどか「だーかーら! 太ったって聞いて!」
まどか「タメ口で!」
さやか「そ、それはタメ口とはちょっと違くない?」
まどか「えー、そんなことないよー」ニコニコ
さやか「いやいや、無理だって!」
さやか「タメ口っていうのは――」
さやか「『よっ! マミ元気?』みたいなことでしょ!?」
杏子「ま、確かにな」
ほむら「……」チラッ
まどか「よおし! 挨拶も決まったところで早速マミさんの家に突撃だよ!」タタタッ
ほむら「そうね、早く行きましょう」スタスタ
さやか「ちょ、待っ――」
杏子「……まあ、フォローはするよ」ポン
スタスタ
さやか「ま、マジですか……?」
…ピンポーン
ガチャ
マミ「はーい」ニコニコ
まどか「こんにちは! マミさん!」
マミ「ええ。みんな待ってたわ!」
マミ「今日はゆっくりして行ってね!」
マミ「夕飯の準備もしてあるし、なんだったら替えのパジャマもあるから!」
マミ「泊まっていってもいいのよ」ニコニコ
杏子(うれしそうだなあ……)
ほむら「おじゃまするわ」スタスタ
マミ「ええ、どうぞ」
さやか「……」ジッ
マミ「……?」
マミ「どうしたの? 美樹さん」
さやか「あ、いや……」
マミ「……?」
さやか「……」チラッ
まどか「……」プークスクス
さやか(人の気も知らないでえ……)ムッ
マミ「どうしたの?」
さやか「マミ、あんたまた太ったでしょ」
マミ「……え?」
さやか「……」
マミ(美樹さん、今なんて……?)
マミ(聞き間違いかしら?)
マミ(そうね、そうに決まってるわ)
マミ「ど、どうぞ美樹さんも入って?」
さやか(リアクション無し!?)
まどか(まだまだこれからだよ、マミさん)ティヒヒ
――リビング――
マミ「いま、お茶淹れてくるわね?」
まどか「さやかちゃんも手伝ってあげてよ!」
さやか「う、うん……」
まどか「ほら、手伝いますって声かけてあげて?」
さやか「わ、わかってるよ!」スタスタ
マミ「……? どうしたの?」
さやか「>>35」
彼氏できた?
さやか「彼氏できた?」
マミ「え……」
さやか「どうなんですか?」
マミ「そ、そうね……」////
マミ「……ひ、秘密よ」////
さやか「えー、教えてくださいよー」ウリウリ
マミ「も、もう、美樹さん、お茶淹れてるんだから危ないわ」////
さやか「>>40」
さっさと教えろやデヴ
さやか「さっさと教えろやデヴ」
マミ「……え?」
マミ「美樹さん、今なんて――」
さやか「……」
さやか「いいじゃないですかあ、教えてくださいよお」スリスリ
マミ「ちょ――、本当に危ないわ、美樹さん」////
さやか「ねえねえ、マミさあん」ニコニコ
マミ「ほらほら、もう淹れ終わったから、皆のところに行きましょう?」
さやか「はあーい」スタスタ
マミ「……」
マミ(き、気のせいなのかしら……)
マミ(美樹さんがタメ口を……)
まどか「……」フグッ
ほむら(まどか、堪えて!)ポンポン
ほむら「(二人が戻ってくるわ)」ヒソッ
まどか(ま、まだ笑うな……、堪えるんだ)プルプル
杏子「(なあ、もう、いいんじゃねえか?)」
まどか「(なに言ってるの! まだまだこれからだよ!)」
杏子(やれやれ……)
マミ「みんな、おまたせ」コトッ
まどか「わあ、おいしそう!」
マミ「みんなが来てくれるっていうから、少し張り切っちゃったわ」ニコニコ
ほむら「綺麗な色ね」
杏子「腹に入るなら一緒さ」グビグビ
さやか「ちょっと杏子! せっかくマミさんが淹れてくれたんだから!」
さやか「もっと味わって飲みなさいよ!」
杏子「うるせえなあ……)
マミ「……」ジーッ
マミ(別に美樹さんに変わった様子はないわね)
マミ(でも、さっきは確かに……)
マミ(どうしてなのかしら?)
さやか(……あ、砂糖がない)
さやか「>>61」
砂糖とマミのミルクくれ
さやか「砂糖とマミのミルクくれ」
まどか(……んがっ!)プルプル
ほむら(攻めすぎよ! 美樹さやか!)
杏子(……)グビリ
マミ「え?」
さやか「お砂糖、とってもらえますか?」
マミ「え、ええ……」スッ
さやか「あと、ミルク」
マミ「は、はい。どうぞ――」
さやか「どーも」ムニッ
マミ「きゃ!」////
さやか「あ! ごめんなさい! マミさん!」
マミ「あ、えっと……」
マミ「み、美樹さん、あの……」
さやか「……」ビクッ
マミ「なんだか美樹さん、さっきから少し――」
杏子「おかわりー」スッ
マミ「え?」
杏子「もう一杯」
マミ「え、ええ……」
スタスタ
さやか「あ、危なかった……」
さやか「サンキュー、杏子」
杏子「ああ、構わねえけどさ」
杏子「そろそろ潮時なんじゃねえか?」
まどか「なんで!? まだ始まったばっかりなのに!」ガタッ
ほむら「いくらなんでも早すぎるわ」
杏子「これ以上は罰ゲームっていうより嫌がらせだ」
杏子「さっさとネタばらししたほうがいい」
まどか「それじゃあ、さやかちゃんずるいよ!」
まどか「私の時はタガメ食べさせられたのに!」
ほむら「私はランジェリーショップで一番サイズの大きいブラを買わされたわ」
まどか「続行! 続行!」
ほむら「続行! 続行!」
杏子「……」
さやか「じゃあ、次で最後で」
まどか「ええー!」ブーブー!
さやか「その代わり、何を言うかはまどかが決めていいよ」
まどか「うーん……」
まどか「仕方ないなあ。じゃあ……、>>78で」
マミのパンツ穿いてみたけど、ブカブカすぎる
痩せろよ!や・せ・ろ!
さやか「あ、あんた……」
まどか「え? 決めていいって言ったよね?」
まどか「言ったよね?」ウヒャヒャ
ほむら(まるで悪魔ね……)
まどか「ほら! 早くしないとマミさん戻ってきちゃう!」グイッ
さやか「ちょ――」
杏子(まあ、これで終わるなら……)
杏子(ギリギリ許容範囲か?)
まどか「ほら! さやかちゃん!」
まどか「さっさとパンツ脱いで!」
まどか「さっさと!」
さやか「ひ、一人で脱げるから!」アセアセ
まどか「手伝うよ! 私も手伝う!」
まどか「手伝わせて!」モミモミ
さやか「上は関係ないでしょ!」////
まどか「え……?」モミモミ
さやか「キョトン顔披露する前にとりあえず手を止めなさいよ!」////
さやか「いいから、まどかは向こう戻ってて!」
まどか「ちぇー」
スタスタ
マミ「あら?」
まどか「あ……」
マミ「鹿目さん一人?」
まどか「は、はい……。マ、マミさんはどうして……」オドオド
マミ「二人がいないからどうしたのかと思って」
まどか「そ、そうですか」
マミ「美樹さん、お手洗いかしら?」
まどか「かも知れないですねえ」アハハ…
マミ「そう……」
まどか「わ、私、戻ってますね」タタタッ
――――
――――――
マミ「美樹さん、トイレにはいなかったわね……」
…ガサゴソ
マミ「……?」
ガサガサ
マミ(私の部屋から?」
マミ「誰!?」バタンッ!
さやか「あ……」
マミ「み、美樹さん、それ、私の……」
さやか「ち、違うんです、マミさん!」
マミ「だって、部屋の電気も点けずに……」
さやか「こ、これには事情が……」
マミ「……」
マミ「美樹さん……」
マミ(いま美樹さんは私のパンツを片手に私の部屋にいる……)
マミ(しかも、自分のパンツを脱いで……)
マミ(そういえば美樹さん……)
マミ(最近好きだった男の子に彼女ができたって言ってたわね……)
マミ(も、もしかして……)
マミ(わ、私のことを……?)
マミ(ありえない、と言いたいけど)
マミ(思い当たる節がありすぎるわ……)
マミ(今日の美樹さんはなにかおかしかったわ……)
マミ(彼氏がいるかを聞いてきたり……)
マミ(急に胸を触ってきたり……)
マミ(そして、いま私の下着を漁って……)
マミ(私はどうしたらいいの……?)
1.先輩として叱る
2.少しぐらいなら道を踏み外しても……
>>103
1
マミ「美樹さん……」スタスタ
さやか「……え?」
マミ「なんで、こんなことをしたの?」
さやか「こ、これは……」
マミ「残念だわ、まさか美樹さんがこんなことをするなんて」
さやか「……」
マミ「ごめんなさい、美樹さん」
マミ「……私のこと、好きになってくれたのは嬉しいわ」
さやか(……ん?)
マミ「でもね、私たちは女同士なのよ……」
マミ「だから……、ね? わかって?」
さやか「は、はあ……?」
さやか(なんか話がおかしな方向にいってるような……)
マミ「でも……」
さやか「……?」
マミ「思い出、ぐらいは……」スッ
マミ「いまなら誰もいないし……」
さやか「え? え? ええ!?」
マミ「動いたらダメよ?」スッ
さやか「ん……ッ!?」////
マミ「……」
さやか「マ、マミさん……」
マミ「ほら、もう行きましょう?」////
さやか(マミさん、顔真っ赤……)////
さやか(た、多分、私もだけど……)////
――――
――――――
マミ「……////」スタスタ
さやか「……」////
杏子「あ、きたきた」
ほむら「随分、遅かったのね」
まどか「あ、あの……」
マミ「……?」
まどか「さやかちゃんは――」
さやか「まどか」
まどか「……?」
さやか「いいから、お茶飲も?」
まどか「う、うん……」
杏子(なんだってんだ?)
ほむら「……?」
――――
――――――
まどか「ね、ねえ、さやかちゃん!」
さやか「なに?」
まどか「マミさんに説明しないで帰ってきて良かったの?」
ほむら「大事になっていないんだから、かえって良いんじゃないかしら?」
杏子「それに、お前、なんか変だぞ? ぼんやりしやがって」
さやか「うん……」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「あのさ……」
杏子「……?」
さやか「……マミさんって彼氏いるのかな?」
まどか「へ?」
ほむら「え?」
杏子「あ?」
おわり
このSSまとめへのコメント
痩せろよ、痩せろ!