冬月「いいのか碇。あんな約束をして」
ゲンドウ「問題ない。すでに奴のシンクロ率は60を超えている」
ゲンドウ「仮に80台まで伸ばせたとしても200人程度だ。どうとでもなる」
赤木「最新のテスト結果です。シンジ君のシンクロ率が400%を超えました」
ゲンドウ「マジでか」
冬月「思春期を甘く見たな。どうするつもりだ?」
ゲンドウ「……約束は約束だ。しかし……」
赤木「現在彼は、エヴァ初号機の中に溶け込んでいます。サルベージ計画が必要かと」
ゲンドウ「サルベージは必要だ。だが、慌てずじっくり進めたまえ」
赤木「え?」
ゲンドウ「その間に奴への女を選定、用意する」
冬月「やれやれ。先延ばしの間に使徒が来ないことを祈るよ」
加持「で、どうなったんだ?」
ミサト「碇司令の号令で、各国ネルフ及び関連機関に協力要請。人員をかき集めてるところよ」
加持「新居も探さないとな」
ミサト「とりあえず、まだ住人の入ってなかったマンションを買い取って住ませるみたいだけど……」
加持「最終的にはざっと3000人以上。大事だな」
ミサト「アスカはずっと不機嫌だし、どーしたもんだか」
加持「肝心のシンジ君は?」
ミサト「まだエヴァの中」
ユイ「シンジ。ちょっとそこ座りなさい」
シンジ「はい……」
ユイ「なんなのあの約束は。お母さん、シンジをそんな風に育てた覚えないわ」
シンジ「そりゃ、3歳までしか育ててもらってないし……約束は、父さんが言い出して……」
ユイ「言い訳しない!」
シンジ「は、はいっ」
ユイ「ゲンドウさんもゲンドウさんだけど、それでやる気出したのはシンジ自身じゃないの?」
シンジ「そんなつもりじゃ……」
ユイ「つもりじゃなくても、無意識に張り切ったからこの結果が出たの。分かるわね?」
シンジ「……」
ユイ「まったくもう……とにかく、ここから出たらきちんと断りなさい」
シンジ「……」
ユイ「返事は?」
シンジ「はい……」
ユイ「そう、いい子ね。じゃあせめて、筆おろしだけは私がしておいてあげる」ヌギッ
シンジ「え゛?」
ユイ「大丈夫よ。母さん、肉体(?)的には葛城さんより若いくらいだし、シンジだって私のことなんてほとんど覚えてないから、赤の他人みたいなものでしょ?」
シンジ「いや、そういう問題じゃ」
ユイ「じっとしてて……全部してあげるから……」
シンジ「うあ、あ……ああああああああああ゛っっっっ!!!」
マヤ「シ、シンジ君が初号機から出てきました!」
赤木「こちらからはまだ何もしてないのに……」
シンジ「はぁ……」
ミサト「はいお水。よく戻ってきてわね、シンジ君」
シンジ「え、ええ。心配かけちゃったみたいで、ごめんなさい」
プシュ
ゾロゾロゾロゾロ
女達「「「「「…」」」」」
シンジ「? あ、ところで、僕がエヴァに溶けてから何日くらい経ってるんですか?」
ミサト「一週間よ。シンジ君不在の時に使徒が来なかったのは幸運だったわ」
ミサト「とはいえ予想以上にシンジ君の機関が早かったから、例の司令との約束の準備はまだ整ってないの。めんご」
シンジ「いや。まだならちょうど良かった……実は、その件なんですけど」
女1「んふ♥」ギュッ
シンジ「わっ」
女2「へえ。実物のほうが可愛いわねぇ」ギュゥ
シンジ「ちょっ。ミ、ミサトさん? あの、一週間で、本部に新しい人結構入ったんですか?」
女3「お肌つるつる~」ツンツン
シンジ「///」
ミサト「いやー、本部職員ってのとはちょっち違ってて。その人達はほら、例の」
シンジ「どっどこ触ってるんですか!?」
ミサト「シンジ君用性奴としてとりあえず準備した一部で―――」
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