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霞×小薪と聞いて
小蒔「熱が出て寝込んでいる霞ちゃんに夜伽します!」
巴「……姫様、意味わかって言ってますか?」
小蒔「もちろんです!」
小蒔「夜伽とは、看病などのために夜通し眠らないでそばに付き添うことです!」ドヤァ
>>7
続き!続き!
書いてくれよー
もういい俺が書く
巴「夜通しは合ってますけど……」
小薪「いつも霞ちゃんのお世話になってるので今夜は私がお世話しようと思います」
巴(まあ看病なら平気かな……)
小薪「行ってきます!」
霞「」コホツ
小薪「失礼します」
霞「小薪ちゃん?」
小薪「調子はどうですか?」
霞「相変わらずよ、心配してくれてありがとう」
霞「でも移しちゃうと悪いから、私に構わなくていいわよ」
小薪「いえ、今日は夜伽に来ました」
霞「……夜伽?」コホッ
小薪「今夜私はずっとここに居ます!」
霞「あらあら」
霞(意味分かって……ないわよね。小薪ちゃんだし)
素で間違えた
小蒔「霞ちゃんは私に何かして欲しい事があったら何でも言ってください!」
霞「そうねぇ……」
霞「じゃあこのタオルの水変えてきてくれる?」
小蒔「分かりました!任せて下さい!」
霞(看病っていっても微熱よりちょっと高いくらいだからやること無いのよね)
小蒔「ええっと水道……零さないようにしなくちゃ」テクテク
小蒔「こんな時広いお屋敷は不便ですね……」テクテク
初美「あれ姫様何してるんですかー」
小蒔「!わっ、とっと」ワタワタ
初美「大丈夫ですかー? 」
小蒔「大丈夫ですっ」
小蒔(零すところだった……)
最高
支援
初美「洗面器なんて何で運んでるんですかー?」
小蒔「これを霞ちゃんの部屋に持って行くんです」
初美「どうしてですかー?」
小蒔「夜伽をする為です!」ドヤッ
初美「……夜伽?」
小蒔「はい!あ、霞ちゃん待たせているのでごめんなさい!」トコトコ
初美「姫様が夜伽……」
初美「これは一大事ですよー」
小蒔「持ってきました!」
霞「ごめんなさいね、大変だったでしょう?」
小蒔「これくらい何でもありません!」
霞「そう?ありがとう」
小蒔「他に何かありませんか?」
霞「そうねえ……」
小蒔「はいっ」
霞(正直もう無いんだけど……)チラッ
小蒔「」キラキラ
霞(すごく言い辛い……)
霞「そうねえ……」
小蒔「はいっ」キラキラ
霞(この時間帯なら巴ちゃんが厨房に居るはず……)
霞「厨房に巴ちゃんが居るはずだから、お粥を作ってくれるようにお願いしてくれると助かるわ」
小蒔「お粥ですね!分かりました!」
小蒔「巴ちゃん……居ますか?」
巴「姫様?看病の方は?」
小蒔「霞ちゃんのおつかいです」
巴「ああなるほど。それで霞ちゃんは何だと?」
小蒔「お粥を作って欲しいとのことです」
巴「そういえばお昼に食べたっきりですね。分かりました」
巴(えーっと、あの人卵好きだった気がするな)
小蒔「」ジーッ
巴(あとネギとかかな)
小蒔「」ジーッ
巴「……あの、姫様?」
小蒔「」ジーッ
巴「……一緒に作ります?」
小蒔「!」
小蒔「はいっ」
巴「姫様お米を研いだことはありますよね?」
小蒔「それは平気です」
巴「じゃあ大丈夫ですね。私はちょっと納屋のほうにネギを取りに行ってきますから」
小蒔「はい!」
小蒔「えーっと、お米を研いで水を捨てて……」
小蒔「あっ、お米は捨てないようにしなきゃっ」ワタワタ
小蒔「」ワシャワシャ
小蒔(そういえば)
小蒔(前見たアニメ……何と言いましたっけ)
小蒔(あんぱんのヒーローがみなさんに施しをする……)
小蒔(それの職人のおじいさまがパンをこねる時にやってた……)
小蒔「お、美味しくなーれー 」ワシャワシャ
小蒔「えへへっ」
霞「小蒔ちゃん遅いわね……」
霞「巴ちゃんと一緒に作ってるのかしら」
ガラッ
初美「失礼するのですよー」
春「」ポリポリ
霞「あらあら」
霞「どうしたの?」
春「姫の手伝い……」ポリッ
初美「姫様のサポートですー」ズルズル
霞「……ねえ、引きずってるそれは何?」
初美「姫様のお布団ですよー」
春「」ポリッ
初美「はるるも黒糖食べてないで手伝って下さいー」
春「ん」ポリポリ
霞「ねえ、お布団の距離近過ぎない?」
初美「当たり前ですよー」
春「今夜はついに初めての姫様の夜伽」ポリポリ
初美「私たちは全力でサポートしますよー。霞ちゃんが相手なのはビックリしましたか」
霞(……私風邪引いているのだけれど)
霞「2人とも誤解しているけれど、」
初美「お布団の準備終わりましたー」
春「うん」ポリポリ
霞「あのね、」
初美「おっと、はるる大事なものを忘れていましたね」
初美「これが無いと始まりませんよ」
春「……はい、これ」ポリポリ
霞「……」
初美「ティッシュここ置いときますねー」
春「ここが定位置って昔から決まってる」ポリポリ
初美「明日はお赤飯ですよー」
春「……頑張って」グッ
霞(はっちゃん、治ったら覚えていてね)
小蒔「美味しくなーれー」ボソッ
巴「姫様、お米出来ました?」ヒョコッ
小蒔「っ!」ビクッ
巴「あれ、どうしたんですか?」
小蒔「な、何でもないですっ」
小蒔(聞こえていたらどうしようかと思いました……)ドキドキ
巴「あ、出来てますね。じゃあお鍋に入れましょう」
巴「後はネギ切って……」
小蒔「」キラキラ
巴「……姫様やります?」
小蒔「はい!」
巴(本当は姫様に包丁持たせたって知られると叱られちゃうんだけど)
巴(まあいいか)
いやここはあえて指を切ってしまってぺろぺろすべき
小蒔(包丁を持つの……そういえば初めてですね)
巴(……大丈夫かな)ドキドキ
小蒔「ふーっ」キラーン
巴「ひ、姫様そんな包丁を振りかぶらないで下さいっ」
巴「ええっとですね、包丁を使うときは左手で抑えながら手を丸めて猫の手みたいにするんです」
小蒔「猫の手……」
巴「包丁はそんなに振りかざさないでも切れますから」
小蒔「はい!」
小蒔「慎重に……」トンッ
巴(緊張するなあ……)
小蒔(なかなか大変な作業ですね……)トンッ
巴「」ドキドキ
小蒔「」トンッ
巴「」ドキドキ
小蒔「!っ」
巴「ひ、姫様!」
小蒔「あっ……切れちゃいました……」タラーッ
巴「大丈夫ですかっ?絆創膏……」
小蒔「でもネギもちゃんと切れましたよ!」
巴「それ所じゃないです!」ワタワタ
巴(姫様に怪我させちゃった……)
巴(霞ちゃんに殺られる……!)
小蒔「何とか出来ましたね」
巴「はい」
小蒔「迷惑かけて本当にごめんなさい……」
巴「いえ、姫様の気持ちは分かっているつもりですから」
巴「後片付けは私がやっておくので、姫様は持って行ってあげてください」
小蒔「はい、ありがとうございますっ」
小蒔「零さないように……水のときより緊張しますね……」ソロソロ
初美「姫様ー!」
小蒔「」ビクッ
初美「あれ、お粥ですかー」
春「部屋に運ぶの?」ポリポリ
小蒔「びっくりしました……」ドキドキ
よいぞ
初美「霞ちゃんのところに行くのですよねー」
小蒔「はい」
初美「そして夜伽にー?」
小蒔「?はい」
春「間にあった」ポリポリ
小蒔「何がですか?」
初美「姫様に大事なアドバイスですよー」
春「姫の夜伽の為に私達で沢山調べた」
小蒔「わっ、本当ですか?ありがとうございますっ」
初美「夜伽にはやるべき事があるのですよー」
小蒔「やるべき事ですか?」
春「これをすれば間違いない」ポリッ
初美「あのですねー……」
霞「」コホッ
霞(出来れば片付けておきたいのよね……小蒔ちゃんに移しちゃうし)
霞(でも今お布団を運ぶ程元気では無いし……)
霞(巴ちゃんが来てくれれば片付けて貰うのだけど)
ガラッ
小蒔「持ってきましたー」
霞「ありがとう小蒔ちゃん」
小蒔「?どうしてお布団が増えているのですか?」
霞「はっちゃん達が置いていったのよ」
小蒔(そういえば夜伽に必要だとか言ってましたね……)
小蒔「でも今はそんなことよりお粥です」
小蒔「はい、霞ちゃん」
霞「ありがとう」
風呂入ってくる
霞「……」
小蒔「……」
霞「あの、器渡してくれないと食べられないのだけれど……」
小蒔「巴ちゃんが教えてくれたんです」
小蒔「看病と言ったらこれだって」
小蒔「霞ちゃん、あーん」
小蒔(実はこれに憧れていたんです!)キラキラ
霞「あらあら……」
小蒔「ほら、霞ちゃんっ」キラキラ
小蒔(霞ちゃんに初めてのあーんです!)
霞「……あーん」
小蒔「美味しいですか?」
霞「ええとっても。……でも恥ずかしいわね」
小蒔「私は凄く嬉しいですっ」
霞「もしかしてこれ、小蒔ちゃんが作ったの?」
小蒔「どうして分かったのですか?」
霞「そりゃあねぇ」
霞(凄く期待を込めてこっちを見てるし、指に絆創膏あるし……)
霞「小蒔ちゃんの事だから分かるのよ」
小蒔「えへへ」
小蒔「はい、あーん」
霞「あーん」
巴「……そういえば姫様にお薬渡すの忘れてたな」
巴「2人で居るのにそこにお邪魔するのも悪い気がするけど……うーん 」
巴「ちゃっちゃと渡して去ればいいか」
巴「……」
初美「……」
春「……」ポリッ
巴「2人とも部屋の前で何してるの……」
春「静かに。バレちゃう」ポリッ
初美「六女仙の1人として私達はこれを見届ける義務があるのです」
巴「ていうか襖に穴開けちゃって。後で霞ちゃんにバレたら怒られるよ」
初美「それはそれ、これはこれですー」
巴「もうっ」
巴「入りますよー」ガラッ
初美「ああっ」
春「」ボリィッ
小蒔「あ、巴ちゃん」
霞「……はっちゃんに春ちゃん?」
巴「お薬渡すの忘れてました。食後に二錠ですよ。はいどうぞ」
霞「ありがとう」
巴「いえいえ。ほら、2人とも覗き見なんてしないで帰るよ」
初美「あーバラさないで下さい!」
春「……私は通りかかっただけ」ポリッ
初美「はるるが私の事売りましたー!」
巴「ほらほら。霞ちゃん、ちゃんと早く寝てね」
霞「ええ」
巴「姫様もよろしくお願いしますねー」
小蒔「はい」
巴「ほら、行くよ」ズルズル
小蒔「という事で霞ちゃん、もう寝ましょう」
霞「確かに巴ちゃんは早く寝ろって言ったけれど」
霞「まだ8時よ?」
小蒔「早く寝れば寝るほどきっと早く治りますよ」
小蒔「私が添い寝しますから!」ニコニコ
霞(添い寝したいのね)
小蒔(あ、その前に初美ちゃんから聞いた事しなきゃ)イソイソ
霞「?小蒔ちゃん正座なんてしてどうしたの」
小蒔「えーっと、」
小蒔(いざ言うとなると緊張しますね……でもこれをやらなくては夜伽にはならないと聞きました)
小蒔「ふ、不束者ですがよろしくお願いします」
霞「」
よきかな
霞(小蒔ちゃん夜伽のもう一つの意味ちゃんと知ってたのかしら?)
霞(……どうしようかしら)
霞「いきなりどうしたの小蒔ちゃん」
小蒔「あの、夜伽にはこれが必要だって聞いて……」
霞(吹き込んだのは、絶対はっちゃんよね)
霞(ていうかあの子私の部屋の襖に穴開けていったわね)
小蒔「」イソイソ
霞「小蒔ちゃん、どうして私の服を脱がそうとしているの?」
小蒔「初美ちゃんから聞いたんですっ」
小蒔「よ、夜伽にはお互い服を脱ぐんだって」
小蒔「私それを知って驚きました」
霞(一応私風邪引いてるのだけれど)
霞「ちょっと待って、ね、小蒔ちゃん」
霞「それはっちゃんから全部聞いたの?」
小蒔「はい」
霞「夜伽についてあの子は何てあなたに言ったのかしら」
小蒔「えーっと、お互いに裸になって寝ると」
霞「それで?」
小蒔「その先は霞ちゃんに任せれば大丈夫だって言ってたんです」
霞「」
小蒔「あ、それで思い出しました」
霞「……なあに? 」
小蒔「霞ちゃんに……しょじょ?を捧げるんだそうです」
小蒔「しょじょって何ですか?」
霞(薄墨初美ぃ……)
霞(本家って性教育してないのかしら)
霞(知識があのはっちゃん以下だなんて思ってなかったわ)
霞(本当のこと言ったら……ふむ……)
霞「……初めてのことよ」
小蒔「初めて?」
霞「ほら、作家さんの初めての作品を処女作とか言うでしょう?」
小蒔「そう言えば……じゃあそこから来ているんですね」
霞「人が今まで未経験なことを経験したとき、処女を失うことになるの」
霞(我ながら上手いわ)
小蒔「なるほど……つまり私の初めてを霞ちゃんに捧げるってことですねっ」
霞「(語弊はあるけど)まあそういうこと」
霞「でもね小蒔ちゃん。それをするのは好きな人じゃなきゃ駄目なのよ」
小蒔「?私は霞ちゃんの事が好きですよ」
霞(うーん……伝えるのが難しい……)
小蒔「とにかく初めてなことをやればいいんですよね」イソイソ
小蒔「裸で寝たことは無いのでそれは私の処女ですねっ」
霞(激しくズレてるわ)
霞「こ、小蒔ちゃんっ」
小蒔「……霞ちゃん」
小蒔「私と夜伽をするのは嫌ですか?」ウルウル
霞「そ、そういう訳では無いけれど」
小蒔「じゃ、じゃあ私の処女を貰うのは嫌ですか?」ウルウル
霞(とんでもない殺し台詞を吐くのね……)
霞(どうしようこのまま曖昧にしたらとんでもない事がいつか起きるわ)
霞(でもここで小蒔ちゃんを泣かせるのも……)
霞「夜伽については裸で寝るとだけ聞いてるのね?」
小蒔「はい」
霞「……はぁ」
霞「分かったわ」スルッ
小蒔「え、霞ちゃん?」
霞「ほら小蒔ちゃんも脱いで」
小蒔「か、霞ちゃん……」
霞「さて、そんな話しているうちに9時になっちゃったわね」
霞「もう寝ましょうか」
小蒔「はい!」
小蒔(裸で霞ちゃんと寝るの凄いドキドキする……)ドキドキ
霞「おやすみなさい小蒔ちゃん」ナデナデ
翌朝
小蒔「ん……」
霞「おはよう小蒔ちゃん」
小蒔「……!?な、なんで裸……」
霞「昨日小蒔ちゃんが裸で寝たいって言ったじゃない」
小蒔「え、あ、そうでした……」
小蒔(つまり私は夜伽に成功したんですね)
なるほどなるほど
小蒔(やり遂げました!)グッ
霞「ほら小蒔ちゃんも服を着て。朝ご飯に遅れちゃうわ」
小蒔「はいっ。あ、霞ちゃん熱は……」
霞「起きたら下がってたから小蒔ちゃんのおかげかしらね」
小蒔「えへへ」
霞「じゃあ朝ご飯に行きましょうか」
小蒔「はいっ!」
ザワザワザワザワ
霞(何かザワザワしてるわね)
小蒔「遅れましたー」
ザワザワ ヒメサマダ ヒメサマガキタゾ カスミサンモイッショダ ザワザワ
霞(……何かしら)
初美「姫様ー」
小蒔「初美ちゃん、おはようございます」
初美「昨夜はどうでしたかー?」
シーン……
霞(まわりが静まった……)
小蒔「昨夜ですか?」
小蒔「無事に役目を終える事が出来ました」
オオオオオオオ
ワイワイ ワーマツリダー オセキハンモッテコーイ! ワイワイ
霞「!?」
春「おめでとう」ポリポリ
初美「やりましたね姫様ー!」
小蒔「??はいっ」
霞「いっ、一体これは何の騒ぎ……なの?」
巴「お赤飯持ってきましたー!」
巴「いやー驚きましたよ!」
巴「てっきり私は姫様が意味を勘違いして看病するものだと思ってましたよ」
霞「え」
巴「はっちゃんが懲りずに覗き見してたみたいで」
初美「霞ちゃんが姫様の服を脱がしてるのを見ましたー 」
小蒔「改めて言われると恥ずかしいですね」
春「めでたい」ポリッ
アトツギダー コレデアンタイダー コンインノジュンビイソゲー
霞「こ、これ……まさか私と小蒔ちゃんのを皆知って……?」
初美「姫様の一大イベントですから。私がみんなに知らせました」ドヤッ
巴「これで霞さんが跡継ぎですね!」
霞「」
小蒔「何だか皆さん楽しそうですね」
霞「婚姻ってちょっと待って。小蒔ちゃんは子供を残さなきゃいけないのよ?」
春「心配ない」ポリポリ
巴「はるるがこの新聞を今朝方持ってきてからずっとお祭りなんです」
霞「……」ガサガサ
小蒔「何が書いてあるのですか?」ヒョコッ
霞「……iPS細胞?」
カン
乗っ取りしたのに話逸れてってすまん迷走したわ
夜のは一応してない設定
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