小鞠「通報しました」蛍「!?」 (50)

ピーポーピーポー

蛍「しょ、しょんな…」

蛍「私がたまたま手を伸ばしたら、なぜかそこにセンパイのパンツがあって」

蛍「たまたま手をグーにしたら、なぜか手の中にセンパイのパンツがあって」

蛍「そして、たまたま鼻の頭がかゆかったので、パンツ越しに鼻の頭をかこうとしただけなのに」

小鞠「じゃあ何で嬉しそうに匂いまで嗅いでたの?」

蛍「そ、それはえーと…その欲望の赴くままに行動したというか…」

小鞠「確信犯じゃん!」


蛍「と、とにかく、通報なんて酷すぎます!」


ガララララッ


警察「またお前か…」

■次の日

夏海「こまちゃんがトイレに行ったぞ!れんちょん隊員!こんにゃくをドアの上に設置して驚かそう!」

れんげ「ラジャーなん!黒板消しじゃない所に優しさを感じるのん!」

蛍「…」


夏海「…と思いましたが、やめましょうか?」

れんげ「ら、ラジャーなん」

れんげ(ほたるんがすっごい顔でこっちをにらんでるのん)



蛍「あっ、センパイ。どうですか?トイレで欲望のままにぶちまけてきましたか?」

小鞠「えーと…通報通報」

蛍「しょ、しょんな!」

■次の日

蛍「センパイが使った鉛筆鉛筆!!」

ガララッ

小鞠「!」

蛍「!?」


小鞠「………寝よ」

蛍(え?あれ?…あっ、これが噂に聞く放置プレイ…)

蛍(…)


蛍「センパイ!無理です!放置プレイはレベルが高すぎます!無視しないで!」

小鞠「いや、ごめん。普通にドン引きしちゃって…ってか、何で鉛筆で興奮できるの?」


蛍「え?あぅ…乙女の口からそんな…でも、どうしてもセンパイが聞きたいって言うなら…//」

小鞠「いや、別に聞きたくないから」

■次の日

小鞠「蛍…何で廊下で仰向けで寝てるの?」

蛍「い、いえ。特に意味はないんです。さあ、気にせず私の上を通過して、パンツをさらけ出してください」ハァハァ

小鞠「……………」

フミフミ


蛍「ああっこれはこれで気持ちいいかも!」

小鞠「えーと、蛍のお母さんに買って貰った衛星携帯で…」

蛍「ちょっ!ちょっと待って下さい!今回は私何もしてませんよ!?どちらかというと踏んだセンパイが通報されるのでは!?」

小鞠「…は?」


蛍「す、すいません。謝りますから、そんなゲスを見るような目だけは止めてください」

小鞠「ほら、もう帰るよ。学校終わったし」

蛍「はーい♪」


小鞠「ったく、蛍は都合がいいんだから」

蛍「えへへ♪」

■次の日

蛍「明日が終業式なので、今日は学校の大掃除です…………………………」

れんげ「ほたるんが超集中してるのん!」

夏海「ああ、れんちょんは見たらダメだよ。ほら、廊下じゃなくて教室を掃除しよう」

れんげ「?」


小鞠「って、何で廊下のぞうきん掛けで後ろから付いてくるの!?」

蛍「いえ、お気にせずに」

小鞠「ちょっと恥ずかしいからやめてってば!蛍!」

蛍「はぁはぁ…顔真っ赤にして恥ずかしそうにしているセンパイもいいし」

蛍「センパイ身長の割にスタイルいいから、ここからの眺め抜群だよぉー」

………

小鞠「どう?廊下の腐って抜けた穴に落ちた気分は…」

蛍「はい!ここからの眺めも最高ですね♪生足見放題です♪」

小鞠「やっぱり通報するか…」

蛍「ああっそんな!」

■次の日

小鞠「クリスマスイブ…蛍と町でクリスマスパーティー用のお買い物…」

小鞠「いつもは寂れた駅前なのに…」

カップル共「今日は町の方で楽しむぞ」イチャイチャ

小鞠「…」


蛍「センパイ。お待たせしました」

小鞠「蛍!遅い!」

蛍「え?で、でも、待ち合わせの2時間前…」

小鞠「いいから!罰として私の手を温めて!!」

蛍「え?え?」

ギュッ

蛍「え?センパイ何で手を繋いで?」

小鞠「ほら、行こう。早く!」

蛍(よくわからないけど、センパイから手を繋いでくれて嬉しいなぁ~)

小鞠(うぅ…ニヤニヤしないでよ…もぅ)

■次の日

小鞠「ふわぁー。よく寝た…」

小鞠「あっ♪枕元にクリスマスプレゼントが!」

プレゼント「」ハァハァ

小鞠「どうせプレゼントを置くのは、お母さんって知ってるんだから、手渡しでもいいのに」

プレゼント「」ハァハァ

小鞠「そうだっ。あとでお兄ちゃんと夏海と一緒に空けようかな?」

小鞠「こんなに大きいプレゼントだから、みんなと一緒に空けるのもいいよね?」

プレゼント「はぅっ!」


プレゼント「やめてください!センパイ以外に見られるのは嫌なんです!」

小鞠「やっぱり、中身は全裸か…」

プレゼント「あ、あと!トイレ!お願いします!トイレ!空けてください!限界が近くて!」

小鞠「はいはい。今空けるからちょっと待っててね」

プレゼント「わぁーい♪」

■次の日

夏海「姉ちゃん何なの?みんなを集めて」

れんげ「遊びに来たのん」

このみ「なにー?」

蛍「センパイからお呼ばれ嬉しいな」ハァハァ

小鞠「実はスパゲティを焼いてみたんだー♪」

蛍(パスタを…や、焼く?…そ、そういう、おつまみがあると聞いたことはあるけど…)


蛍「って、夏海センパイ達がもういない!」

小鞠「まったく今日のは自信作なのに…」シュン

蛍(落ち込んでいるセンパイなんて見たくない!)


蛍「うわぁー、実は昨日からパンツしか食べてないんで、お腹ぺこぺこだなー。さっそく食べてもいいですか?」

小鞠「う、うん。もちろん」パァァァ


ピーポーピーポー

小鞠「蛍大丈夫!?蛍!返事をしてってばーーー!」

■次の日

蛍「ぱんつぱんつ」くんかくんか

小鞠「通報通報」めるめる

夏海「…」

………

夏海(パンツってそんなにいいのかな…)

夏海(脱衣所に…のパンツが…)

夏海(…)

蛍「って、夏海センパイ!?何をやってるんですか!?」

夏海「え!?いやっ、これはその洗濯の手伝いを!」

蛍「パンツはこうです!」

夏海「って、ほたるんがポケットの中から姉ちゃんのパンツを取り出して…」

蛍「股の部分を重点的にくんかくんか…はぅ//」

夏海「なっ!?」


小鞠「ええ、はい。ついにパンツの使い方のレクチャーまで…はい。至急お願いします」

■次の日

蛍「今日は一緒のお布団でお世話になります」

小鞠「蛍の親は今日は用事でいないし…仕方ないよね」

蛍「はい、仕方ありません♪」


小鞠「…で」

蛍「え?」


小鞠「何で全裸なの?」

蛍「はい、うちの家では全裸で寝るのが基本で」

蛍「あっ、センパイもどうですか?気持ちいいですよ?」



小鞠「露出狂が…はい。よろしくおねがいします」

蛍「そ、そんな!?今回通報のハードル低すぎじゃないですか!?」

■次の日

蛍(今日は大掃除の日…センパイに会えないけど…仕方ないよね…はぁ…)

ピンポーン

蛍「はぁーい」


ガララッ


蛍「って、センパイ!?」

小鞠「大掃除なんでしょ?手伝いに来たよ?」

蛍「えっ?いえっ。そんな…」

小鞠「あっ。言い方を変えるね」

蛍「え?」


小鞠「私のパンツを回収に来たよ♪」ニコッ

蛍「しょ、しょんな…」


小鞠「えーと、ここかな?」

蛍「や、やめてください!私は…私は…明日からどうやって生きればいいんですか!ああっ、そこはやめてぇっーーーーーーーーー」

■次の日

蛍「東京にいたころ、よく男子が私の笛を盗んだりしていたんですよ?」

蛍「何でこんな酷い事するんだろう…って思ってたんですよ?」

蛍「でも、私…今ならその気持ちが分かるかも……ピョー」

蛍「…」

小鞠「いいから、口の中の笛の先端を返して!!」

蛍「あっ、このビチョビチョになった笛をセンパイが味わうんですね。わかります」



小鞠「もしもし、警察ですか。はい、いつものです。年末に…はい…お世話になります」

蛍「じょ、冗談です。ごめんなさい!」

■次の日

ゴーンゴーン

「こんばんわー」

「こんばんわ」

「あれ?みんなは?」

「夏海達は初日の出見るからって、れんげの家に行ったよ」


「それより寒いでしょ?こたつに入りなよ」

「はい。おじゃましまーす」


「って、何で隣に入るの!?」

「えへへ~」

「まぁ、いいけど…」

ゴーンゴーン

「今年も終わりますね」

「そうだね」


「…」


「蛍?」

「はい?」


「来年もよろしくね」

「はい!来年もよろしくお願いします!センパイ♪」

ゴーンゴーン

「でも、変態行為はほどほどにね?」

「…が、がんばります」


「あ、あれ?『ほどほど』って事は…少しぐらいなら?」

「ち、違う!勘違いしないで!」


「えへへ。顔真っ赤ですよ?センパイ♪」

「つ、通報!」

「される理由がありませんよ」

「っ!?」

「えへへ//」



       終わり

                                                                                       . -‐‐-ミ
       /´                                                                             / /⌒:::::.`ヽ
    ⌒≫' ⌒ ヾ¨ : :、                                                                         / /.:::/.:::/∧::::::.
    〃 . : : : : : . \: .:.       ____                                                              i ≧彡'彡 /⌒j::: i  
    .' .:.i f^^}イi: i: i:. .ヽi      /ニニニニ=\                                                         {::::{乍:T彡乍丁:::|
   i :从j⌒j从人从人〉!     =ニニニニニニニ\                                            〃ニニニニニニニニニヾ:::〉ゞ゚'   ゞム::::l
    !:{ r=ミ  r=ミj : }:|      /ニニニニニニニニニニ\                                           rー┐ ゝニニニニニニニニニニノ::::ゝ. 、 ,  イ.::/
   人:.ミ r─┐彡:イ l!    /ニニニ/___\ニニニ=i                                  r──|ニニ|─‐┐   /ニニ/人从r≧=≦从人
   | :j从≧=-=≦:ノ从:|   /ニニニ/ニニニニニニ}\ニノ          rー┐    iニニi                   l=ニニニニニニニニi  /ニニ/    /  |`¨゙| ヽ
   人: : i:〃f父i ヽ : : 八 /ニニニ/ニニニ二二ノ              |ニニ|── |ニニ|ー‐┐fニニニニニニヽfニニニニニニヽ──|ニニ|─‐┐ /ニニ/ fニiニi / 1 `|  '.
  i: : : : i |_| |: : : : : :.{=ニニ/  _____ ________,|ニニ|ニニニニニニニニニi 'ニニニニニニニ} 'ニニニニニニニ}ニニニニニニニニニi /ニニ/   |ニ|ニ|人 イ  |__| ト、_〉
  |: i : i L.」//L.」 i: : i :i !彡゙  〃ニニニニニニニニ=iニニニニニニニニニニ|ニニ|   _|ニニ|__       (ニニ/      (ニニ/   _|ニニ|,__ lニニ'    |ニ|ニ|_/ |__,|   |__j \,ゝ
  |从从i∪//∪i人从イノ    ゝニニニニニニニニニ}ニニ{ r-─┐|ニニ|ニニ|〃ニニニニニニニ)‐┐      r‐┐      〃ニニニニニニニニ)|ニニ|    `´`´  《-‐-‐-‐- 》
     ///////∧                 /ニニ/ニニ| |ニロニ| |ニニ|ニニ|ニニロニニ厂 ̄{ニニ{     r‐┐={     r ┤ニロニニ厂 ̄ !ニニ!       《-‐-‐-‐-ー-》
       `¨T TT T'¨´              /ニニ/ lニニ|└─ ┘lニニ|ニニ|,ニニニニノ     '=ニ\_/ニ/=ニ\_/ニ∧=ニニニノ    'ニニ\___   `¨T TT T¨´
         |__| |__|               (ニニ/ ∟ニニニニニニニニ」`¨´  ̄ ̄       \ニニニ/  \ニニニ/   ̄ ̄        \ニニニニノ     lー| |ーl
        '┛┗'                  ̄                           ̄ ̄      ̄ ̄               ̄ ̄      ┗┷┛

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom