橘純一「花園聖治が安価で行動するらしい」(177)
花園「ちくしょう!森島先輩にふられた!どうして?わからない!」
花園「まぁいい。先輩より僕に相応しい彼女なんていくらでもいるはず!」
花園「そうだ!>>5を狙おう!」
>>1代行ありがとうございます
ksk
マヤちゃん
花園「やっぱり年上だよね。」
廊下
花園「あ、先生。おはようございます」
高橋「あら、花園君。おはよう」
花園「先生って彼氏いるんですか?」
高橋「へっ?は、花園君?……何言ってるのかしら?」
花園「先生みたいなお綺麗な方。きっと素敵な男性がいるんだろうなって」
高橋「そう?もうっ綺麗だなんて~♪でも、いないのようねぇ」
花園「え?いないんですか?不思議です!」
高橋「ま、まぁ?その気になればいつでもできるけどやっぱり仕事優先だし」
花園「さすが、教師の鏡ですね!」
高橋「って!花園君!何、教師をからかってるの!」
高橋「まったく……そういう媚を売るようなまね、そろそろ卒業しなさいよ」
花園「あの、いやぁ……」
高橋「だいたいあなたは(ry」
――
―
花園「はぁ……朝から説教をくらうなんて僕らしくない」
花園「でも、初めはこんなものかなっ。」
花園「よ~し!がんばるぞぉ!」タッタッタ
ドンッ
>>14「いたっ」
樹里路美雄
森島「いたっ」
花園「ひゃんっ」ドサッ
森島「いたたた」
花園(はっ!この人は昨日僕がふられた……森島先輩!なんてことを!僕の不注意で!)
花園「だいz」
橘「森島先輩!大丈夫ですか?」
――決して見てはいけない光景を目にしてしまった。
一瞬で砕け落ちるプライド。
一晩中、自分を元気付け、朝にようやく立ち直ろうと決心したハートも
目に映るあまりにも眩しい光景に焼きただれた。
森島「ありがとう!橘くん」
森島「私は平気だよ♪」
橘「それはよかった!」
森島「それより、君」
花園「は、はい……」
森島「廊下を走っちゃ駄目だよ」
花園「はい……」
橘(ハナヂ王子じゃないか、昨日森島先輩にふられた。まさか、まだ先輩を諦め切れていないとか?)
森島「って、あれ?君、どこかで見たことあるような……う~ん」
花園「そんなっ」ウルッ
花園(僕のことを覚えてないのか!?まさかっ!?)
森島「気のせいだよね♪とにかく、廊下を走るのは危ないから」
森島「もうやめてねっ」
花園「す、すいませんでしたぁぁぁぁ」タッタッタッタ
森島「こ~らぁ!だから走っちゃだめって」
花園(うわぁぁぁぁ!ありえないありえないありえない!!)
花園(僕だぞ?花園聖治だぞ!?)
花園「まぁいい……いまのは無かったことに……しよう」
花園「よぉし!昼休みに>>23でもするか!」
黒沢に告白
ロミオは駄目だったのか
昼休み
花園「やぁ黒沢さん。」(今の僕には心の支え、すなわち彼女が必要なのだ!)
花園(家柄もいい黒沢さんなら僕と気が合うはず)
黒沢「こんなところに呼び出して何のよう?」
花園「ふふ、それはだね――僕と付き合ってくれないか?」
黒沢「何に?」
花園「え?いや、何に?じゃなくて……」
花園「」コッホン
花園「僕の彼女になってくれないか!?」
黒沢「お断りします。」
花園「そうか!ありが……へ?」
黒沢「私、好きな人いるから」
花園「えぇ!そんな!好きな人!?」
>>24
あ、すまん。本気で見間違えてた……
安価は絶対なのにごめん。以後、気をつけます!
黒沢「それじゃぁね」
花園「ちょ、ちょっと!誰なの?好きな人って!教えてよ!」
花園(この僕を振ってまでも黒沢さんが好きな人って……そうか!撃墜王のミッキーか!)
黒沢「なんで、あなたに教えなくちゃいけないのよ!」
花園「そんなっ!お願い!――だって、君はこの僕を振ったんだよ?」ギョロッ
黒沢(うわっ、気持ちわる…)
黒沢「はぁ…橘君よ」
花園「え?」
黒沢「だからっ!橘純一よ!//////」
花園「なっ!ちょ!」
黒沢「それじゃ!もう戻るから!」タッタッタッタッタ
花園「えぇぇ!待ってよ!黒沢さん!黒沢さぁぁぁぁん!!」
教室
花園(またしても……橘純一)
花園(何者なんだ?あの森島先輩とイチャイチャして)
花園(それに……黒沢さんまで)
花園(しょ、食事がのどを通らない……)
花園(いつもなら、女の子たちが寄ってきてくれるのに……)チラッ
「花園くんふられたんだってー森島先輩に」 「うそー花園くんがー?」
「ハナヂ王子がついに撃沈www」 「さすがに森島先輩はきついだろwwww」
花園「」
花園(駄目だ……僕はどうすれば)
花園(き、気分転換に>>35)
お宝本を鑑賞しよう
花園(そうだっお宝本!)
花園(気休めにはちょうどいい!昼休み残りはトイレの個室で過ごすか)
ガサガサッ
花園(確か、鞄に…あれ?)
ガサガサ
花園(バレないようにそっと持ち出そう……)
ソーッ
ガサッ ガサッ
花園「あれ?引っかかってる?」
花園(くっ!貴重な昼休みが!)
花園「えいっ!」スッ
バッサー
花園「うわっ!鞄の中身が!」
「あ、花園君!拾ってあげる!」 「おいおい大丈夫か」
花園(やめてっ!来ないで!見ないで!おねがいぃぃ!!)
ご飯食べてきます
シーン
花園「あ、あぁぁ…」
「花園君……これ」 「おま……」
「最低!」 「さすがハナヂ王子wwwww」
「趣味悪い……」 「これはさすがに……」 「ぶっはwww花園www」
花園「違うんだよ!これは!えっと……違うんだって!」
――
―
放課後
花園「はぁ……今日はさんざんだったなぁ」
花園「部活は休もう……とてもじゃないけど行く気にはなれないよ」グスンッ
花園「ん?あそこにいるのは>>51」
梅原
花園「確か、A組の……」
花園(今日はお宝本の件があったから2年生には出くわしたくない……)
花園(いっきに切り抜けて校門をでよう!!)
梅原「ん?あっ!!はなぢ王子!!」
花園(どうして……)
梅原「またやらかしたらしいな!」ポンポン
花園「ほっといてくれよ!」
梅原「お宝本の話はもうかなり噂になってるぜ?」
花園「そ、そうか。ま、噂なんて一ヶ月もすればみんな忘れるさ」
梅原「ハナヂ王子らしいね~」
花園「やめてくれないか。そのあだ名」
梅原「いやぁ、それにしても話せてよかったぜ」
花園「え?」
梅原「昨日、ふられたんだろ?」
花園「この僕が?まさか」
梅原「いや、これもかなり噂になってるから。ちなみに相手は森島先輩」
花園「はぁ……」
梅原「ふられた上にお宝本がバレて」
梅原「花園が元気ないって話も聞いてな~」
花園「そ、そうなのか」
梅原「まぁ、いつも通りのお前で何よりだよ」ポンッ
梅原「それじゃな~」
花園「なんなの?君は」
梅原「心配してやったってことよぉ。」
花園「はぁ……」
梅原「あとそれと、お宝本とか健全な男子ならみんな読むし」
梅原「そんなに気にするなよ~」
花園「梅原……――ありがとう」
次の日
花園(よしっ!下がってしまったみんなの好感度を上げるために!)
花園(今日はがんばるぞー!)
花園「今日、この日から新しい花園聖治が誕生するんだ!」
花園「さっそく>>65をしよう!」
みんなに爽やかにあいさつ
教室
ガラガラ
花園「みんなおはよう!」
シーン
「お、おはよう」 「おはよう花園君」
「ちーす」 「ようwwはなぢ王子ww」
花園(緊張したけど……少しずつでいいから、がんばろう)
花園(出だしは好調。次の休み時間には>>70で好感度アップだ!)
次の授業の予習
花園「勉強を疎かにしてはだめだな。よし!」
カキカキ
花園(む、難しい……予習なんて、習ったこともないことを自分で学習しなくちゃいけないなんて)
カキカキ
花園「ふぅ、これくらいでいいかな」
花園(廊下に出て気分を切り替えよう)
廊下
花園「ん?あれは>>75」
梅原
梅原「よぉ、王子さま」
花園「その、昨日はありがとう」
梅原「なにが?」
花園「君のおかげで少し元気が出たよ」
梅原「いいってことよ~」
花園「でも、どうして僕の心配なんか?クラスも違うのに」
梅原「そうだなぁ、昔の誰かさんに少し似てたからかな」
花園「え?それって誰?」
梅原「それは言えないな。けど、そいつもクリスマスに振られて」
梅原「すげぇ落ち込んでたんだよ。それで」
橘「お~い、梅原」
梅原「お、大将。わりぃ!俺、行ってくるわ」
花園「あ、うん」
花園(クリスマスにふられるなんて)
花園(その人もきっと相当ショックを受けたんだろうなぁ……)
花園「クリスマスかぁ」
花園(クリスマスといえば創設祭。なら……)
花園(創設祭までに絶対に彼女作るぞ!)
花園(そのためにも昼休みに>>86をしよう!!)
泳ぎの練習
プール
花園(体を鍛えるために来たものの……)
花園(水着を持ってきてないぃ!)
花園(はぁ、これは諦めて教室に戻るか)
七咲「あの」
花園「いや!その気になれば全裸ででも!」
七咲「あのぉ…」
花園「ひっ!!!!」
七咲「何してるんですか?」
花園「い、いやぁ……ちょっと泳ぎに」
七咲「ここは今、水泳部以外使用禁止なんですけど」
花園「そ、そうなの?ごめんうっかりしてたよ」
塚原「七咲、どうしたの?」
七咲「あ、塚原先輩」
花園(この人……)
塚原「あら、君は確か」
花園「その節はどうも……」プイッ
塚原「花園聖治くんね」
花園「貴方は僕のこと、覚えてたんですね」
塚原「どういうことかしら?」
花園「いいえ、別に」
塚原「もしかして、はるかに振り回されちゃった?だとしたら、謝るわ」
花園「いえ、そういうわけじゃないです……」
花園(謝る?同情でもするつもりか?この僕に?冗談じゃない!)
花園(あの事は無かったんだ。早く記憶から消し去りたい)
塚原「それで、水泳部に何の用かしら?」
花園「もう用事は済みました。それでは」スタスタ
スタスタ
花園(何してるんだよ!僕は!先輩にあんな態度とっちゃ駄目じゃないか!)
花園(塚原先輩は何も悪くないし、それに今日から新しく生まれ変わるんじゃないのか!?)
花園「しっかりしろ!花園聖治!」
花園「……」
花園(はぁ……やっぱり、まだ立ち直りきれてないのかな)
七咲「あ、あの!」タッタッタ
花園「へ?」
花園「どうしたの?」
七咲「これ、渡しておきます」
花園「この紙は?」
七咲「プールを開放している時間帯が書いてあるんです」
七咲「この時間なら誰でも自由に使えますよ」
花園「わざわざ、ありがとう」(これは僕に対する好意なのか?)
七咲「いえ、あとそれと」
花園「あと?」
七咲「ちゃんと水着もってきてくださいね。は、裸で泳がれるのは///困りますから////」
花園「え?あ?うん!当たり前じゃないか!あっはははは」
花園(聞かれてた聞かれてた聞かれてたぁぁぁぁ!!!くそぉぉ!!)
花園(でも、この子ならいけるかも!いや!いけるぞ!)
花園「そうだ、今度の」
七咲「あ、先輩」
橘「七咲、部活の練習は?」
七咲「今から練習に戻るところです」
橘「そうか、それはちょうどいい!じゃぁ一緒に戻ろう」
七咲「先輩!この前!次はありませんって言ったでしょ!」
橘「え?そうだっけ?」エヘヘ
七咲「そうですよ!とぼけても無駄ですから」
――
―
放課後
花園「橘純一……僕の、僕の邪魔ばかりして!」
花園「こうなったら>>112をして橘純一を!!」
二股ばらし
花園「ふふふ、七咲さんと森島先輩」
花園「両方にアプローチする橘純一……」
花園「僕が全てを明かして、この三角関係を崩壊させてやる!!」
花園「これで!僕の邪魔をするものは!」
上崎「そんなことさせない!」スタッ
花園「え?君は?ど、どこから!?」
上崎「橘くんの恋の邪魔はさせないっ!!!」
花園「ど、どういうことかな?」ニコッ
花園(今の話……聞かれてたのか?)
上崎「橘くんを傷つけるような真似は私が許さないんだから!」
花園「くっ……」
花園「きみは橘くんとはどういう関係なのかな?」
上崎「私は……その」
――
―
花園「なるほど、ストーカーじゃないか!」
上崎「ちがうっ!」
花園「でも、おかしいよね?」
上崎「なにがよ!」
花園「君は橘純一が好きなんだろ?」
上崎「愛してる!」
花園「だったら、僕に手を貸すのが普通じゃない?」
上崎「それは……」
上崎「橘君には幸せになってほしいから」
花園「それなら」
上崎「私には橘君を幸せにすることはできないと思うから……」
上崎「私だって最初は!がんばったの!」
上崎「橘くんに近づこうとする女の子を邪魔してきた」
上崎「でも……そんなことしても橘くんは幸せにはなれないって気付いたの」
花園「僕にはわからない。理解できないね」
上崎「そうよ。あなたが理解できるはずないわ」
花園「え?」
上崎「本気で誰かを好きになったことのない貴方にわかるはずなんてない!」
花園(な、何を言ってるんだ?この子は……)
花園(本気で誰か好きになったことがない?まさか!だって僕は森島先輩に)
上崎「知ってるわよ!はなぢ王子!」
花園「なっ」
上崎「女の子にちやほやされることにしか脳がない!」
上崎「そして!自分の存在を周りに知らしめるために学年一の森島先輩を手に入れようとして!」
花園「違う!違う違う違う!」
花園「違う。違うんだ……」
上崎「そう?だって、あなた振られた後も立て続けに」
上崎「黒沢さんに告白して、さっきは七咲さんをどこかに誘おうとしてたじゃない」
花園「違う、違う……僕はただ」
花園「違うんだよ……そうじゃない」トボトボ
上崎「ちょっと!どこ行くの!」
花園「僕は……僕は」
トボトボ
花園「僕は何をすればいいんだ……どうしろっていうんだよ」
どうすればいい?
>>140
橘さんが森島先輩や七咲など相手に浮気やめるよう説得
上崎「待ってよ!まさか!二人に」
花園「ううん、違うよ」
花園「橘純一に直接言うことにしたんだよ」
上崎「そ、そう……」
花園「それなら、どう転ぶかも橘純一しだいでしょ?」
上崎「でも、そしたら今度こそ橘くんが」
花園「どちらかにプロポーズするだろうね」
上崎「それは……」グスン
花園「君が望んだことでしょ?」
上崎「そうだけど!あなたにはメリットもデメリットもないんじゃない?」
花園「僕だって君と同じなんだよ!」
上崎「私と……同じ?」
花園「僕は本当に森島先輩が好きだったんだ」
花園「憧れだったんだ……」
花園「だから、僕は先輩には幸せになって欲しいと思う。だから」
上崎「でも!さっきも言ったけど貴方は振られた後だって」
花園「忘れたかったんだ!全部!なにもかも!」
花園「先輩が他の男と一緒にいるところなんて見たくなかった!」
花園「こんなに辛い思いをするくらいならいっそ全部忘れてしまおうって」
花園「だから、彼女さえ作ってしまえば忘れられるのかなって……最低だよね」
花園「でも、今は違う。君と同じでただ、好きな人に幸せになってほしい」
花園「そう思うんだ。」
――
―
その後、橘純一は一人の女性を選んだ。
その人は彼の年上でとても美しく、まるで幼い子供のような
無邪気な笑顔を振りまく明るい女性だった。
二人はいつでも一緒にいてとても楽しそうで
――とても幸せそうで
創設祭
花園「ついに創設祭かぁ」
花園「結局彼女は出来ずじまい」
花園「と言うより、本当は誰かを好きになるのが怖かったのかもしれない」
花園「僕らしくないね」クスッ
花園「でも、折角の創設祭だし!何しようかな!」
ラスト安価
>>160
屋上からルパンダイブ
屋上
花園「さて、僕の17年の人生を盛大に終わらせるとしますか」
花園「僕は幸せにはなれなかったけど、先輩は幸せになれたし」
花園「橘が先輩と付き合った後、上崎さんは学校に来なくなったし……」
花園「僕だって上崎のおかげで恋愛と言うものが怖くなって」
花園「誰かを好きになるのが怖くなって……」
花園「もういいよね?」
花園「がんばったよね?」
ピョーン
終わり
最期まで見てくれありがとう!
花園も天国で幸せだと思います!
最近アマガミssが少なくて
ぼかぁ悲しいのです
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