あやせ「どうしてわたしに酷い事をするんですか」 (34)






あやせが好きだ




CMでも流れるありふれた言葉なのに、口にするのがこんなにも難しいとは思わなかった




……また、いつもみたいに口先八丁ですか?




風に靡く髪を耳に掛ける彼女の瞳には昔のような怒りはなくて


それは今まで吐いてきた俺の罪の重さが彼女をどれほど苦しめたのかを知らしめて


少しでも気を抜けばその重さに俺は押し潰されるべきのだろう




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ははっ、そうだよな……

散々薄っぺらい言葉を吐いてきた俺の言葉が信じられるはずがないよな……




あの頃のあやせと俺なら軽口を叩き合って、それをスキンシップと笑えた


でも今のあやせは言葉の毒に蝕まれて、俺の言葉を冗談だと笑い話にする力も残っていない


そしてあやせの心をその毒で蝕んできたのは他ならない俺なのだ


微笑むあやせは誰が見ても痛々しく見えるだろう






……えぇ、お兄さんが嘘吐きで最低だということは昔から痛感されられていましたから




それなのに


そう言って微笑む彼女はなぜこんなにも美しいのだろうか


他ならぬ俺がこんな儚い微笑み方をさせるようになったのに


罪の重みを感じて土の上で額を擦り付けて罵られなければいけないのに


俺は初めて出会ったあの時よりも彼女が美しく見える






でも、俺は昔の少女だったあやせよりも、今の傷付いて脆い大人なあやせのほうが好きだ




俺はなんて残虐な言葉を彼女に投げ掛けているのだろうか


石を穿つ水滴の如く、彼女の心と身体を蝕んだのは他ならない俺なのに


最愛の妹や良き理解者である幼馴染から彼女の苦しむ姿を聞かされてきたというのに


それでも心の底の底から沸々と沸き上がってくる言葉は残酷な言葉しかない


そしてまたそんな言葉を彼女に投げ掛ける俺は最低の人間なのだろう






お兄さん……お兄さんはどうして私に酷いことが出来るんですか

……どうして私の好きになった人は、私のことを愛してくれないんですか?




彼女は……あやせは俺に優しく微笑みながら、一雫二雫と涙を流した


そして俺は


慈しむように微笑んで


静かに涙を流す彼女を見て


あぁ、やっぱり涙するあやせは綺麗だな


と、改めてそんな風に思った






そんなの、あやせを愛してるからだろ




そして彼女は公園で微笑む


これで終わるつもりだったけど続けたほうがいい?

ごめん
この話そんなに深く考えて書いたものじゃないんだ

あんまり後日談を増やしても収拾が付かなくなってしまうので
この話はこれで終わりにします


それで正直な話、こういう雰囲気のSSってどうなの?
あやせ「〜〜〜」京介「ーーー」みたいなのが主流だから
読みにくいのか、読みやすいのか分からないんだよね

こういうテイストのSSでも読んでくれるっていう人が居るなら
真面目に書いてみようかなって思っているんだけれどさ

実際どう?

ごめん
これで質問は最後です

次書くのはエロエロ?アマアマ?それともこんな感じのどれがいい?

何か題材とかあったらすぐに書けるからリクエストあればお願いします

ごめん
結局エロエロになっちったorz


続き

あやせ「どうしてわたしにエッチな事するんですか」

時系列的には最後から一年後の話です

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