モバP「幸子をからかってみよう」(169)

幸子「おはようございます、プロデューサーさん! 今日も世界で一番可愛いボクが来てあげましたよ!」

P(相変わらず尊大な態度だ。だからこそからかいがいがあるわけだが)

幸子「何を黙ってるんですか、早くボクの可愛さを享受して下さいよ! こっちを見て下さい!」

P(さて、どうからかってみようかな)


>>3
1 愛でる
2 無視する

1

P(まずは調子を合わせてやるか)

P「おはよう幸子、今日も元気そうだな」

幸子「当然です。ボクから少しでも可愛さが損なわれたら世界の損失ですからね!」

P「それもそうだな。可愛くない幸子なんてまるで想像できないよ。その調子で今日も一日頼んだぞ」

P(こんな感じか。問題はどう愛でたものか)


>>8
1 頭を撫でる
2 そのまま褒めまくる

P(さりげなく頭を撫でてみよう) ナデナデ

幸子「プ、プロデューサーさん! いくらボクが可愛いからって子供扱いはやめてくれませんか!」

P(ほんのり頬を染めているようだ。怒っているのか?)

P「悪い悪い、少しやり過ぎたか」ヒョイッ

幸子「あっ……ふ、ふーん。分かればいいんですよ、分かれば。なんせボクは誰にも負けないくらい可愛いですからね、思わず手が出ちゃうこともあるでしょう!」

幸子「……そうですよね、プロデューサーさん?」ジーッ

P(幸子が物欲しそうな目でこちらを見ている。どうしよう)



>>13
1 さらに撫でてみる
2 気付かない振りをして仕事に戻る

P「そりゃあ、俺も男だしな。幸子みたいに可愛い娘がいたら手を出したくもなる」ナデナデ

幸子「き、今日はやけに素直ですねプロデューサーさん。まあ、これもボクが可愛すぎるせいですけど、ね!」

P「でもいいのか? 頭撫でられるのイヤなんだろう?」ナデナデ

幸子「仕方なくですよ、仕方なく! 珍しくプロデューサーさんがボクのことを可愛いって言ってくれたから……その」

幸子「そ、そう、ご褒美です! どうですかプロデューサーさん、ボクみたいな可愛いアイドルの頭をナデナデする感想は!」

P「悪い気はしないな」

幸子「むー、急に素直じゃなくなりましたね? 本当は嬉しいんでしょう?」

P「>>20


1 いや、別に
2 いつまでもこうしてたい

1

P「いや、別に」

幸子「……」

P「……」

幸子「よく聞こえませんでした。えっと……今、何ておっしゃいました?」

P「これくらいは他の娘にもしてるしな、特別撫で心地がいいってわけでもないぞ」

幸子「ボクにだけこうしてくれたわけじゃなかったんですか……」

P(本当はそんなことないけどね)

幸子「……もういいです。そろそろレッスンにいかなければならないので、それでは」

P「おう、行ってらっしゃい」



P(ふむ、上げて落とされた時の幸子の表情はなかなかに良かったな)

P(この調子でどんどんからかってみよう)

トレーナー「あら、こんにちはプロデューサーさん」

P「そろそろ終わる頃かと思いまして。もうよろしいですか?」

トレーナー「構いませんよ。ああ、それとですね」

P「?」

トレーナー「幸子ちゃんがやけに張り切っていたといいますか、今日のレッスンは完璧でしたよ」

P「幸子が? ほう」

トレーナー「何でも誰かを見返したいみたいで。一体誰のことでしょうね?」

P「さあ、ライバルがいれば向上心にも繋がりますからね。いいことじゃないですか」

P(幸子がやる気になっているらしい。探してみよう)

P「お、いたいた」

幸子「? ああ、プロデューサーさんですか。いつからいらしてたんですか?」

P「ついさっきな。聞いたぞ幸子、今日のレッスンはパーフェクトだったみたいじゃないか」

幸子「まっ、ボクにかかればこの程度わけもないですけどね」

P「この分ならあっという間にトップアイドルになれるかもな」

幸子「任せてください。……えと、それでですね」

P「?」

幸子「レッスンも完璧にこなすボクは、何かしら報われるべきだと思うんですよ」

P「まあ、頑張った分は報われるべきだ」

幸子「プロデューサーさんもそう思いますか? ならですね、何かご褒美をください!」

P「ほう。……ん?」

幸子「ですから、プロデューサーさんがボクにご褒美をあげてもいいんですよ?」

P「なるほど。よく頑張りました(棒」

幸子「全く心がこもってないですね。じゃなくて、そこはもっとボクをやる気にさせるようなご褒美をくださいよ」

P「そう言われても」

幸子「……誰のために頑張ったと思ってるんですか」ボソッ

P「何か言ったか?」

幸子「何でもないです!」

P(さて、どうしたものか)


>>30
1 とりあえず頭を撫でる
2 何が欲しいか聞いてみる
3 そんなことより食事に行こう

P「そんなことより食事に行こう。もういい時間だ」

幸子「ちょ、まだ話は終わってません! 待ってください!」

P(なかなか食らいついてくるな)

P「幸子は先約とかあるのか? それなら俺は一人でどこか食べに行ってこよう」

幸子「全然人の話を聞いてませんね!? ボ、ボクも行きますからそこで待っててくださいよ!」

P「待ってろって言われてもなー、時間掛かるだろ?」

幸子「すぐに着替えてきますから、それと……出来ればシャワーを浴びてからの方が望ましいですよね?」

P「>>35


1 仕事も押してるし、先に行くわ
2 仕方ないな、待っててやろう
3 10分だけ待つ

2

P「仕方ないな、待っててやろう」

幸子「言いましたね、絶対ですよ! ……なるべく急ぎますから、どこにも行かないでくださいね?」

P「わかったてるよ、ほら行った行った」

幸子「で、では後ほど……」



P(焦った幸子もなかなかおつなものだったな)

P(……待ってる間、どこに食べに行くか考えておくか)

幸子「お待たせしました。プロデューサーさん?」

P「ん、案外早かったな」

幸子「あまりお待たせするのも気が引けますしね、じゃなくて」

幸子「ボクと食事をするなんて名誉なことなんですから、待ってる時間なんて苦になりませんよね!」

P(落ち着いたのか調子を取り戻してきたみたいだ)

P「それはさておき、何か食べたいものとかあるか?」

幸子「そこはプロデューサーさんがエスコートしてくれるんじゃないんですか?」

P「まあ、そうだよな」

P(どうしよう?)


>>42
1 近くのファミレス
2 あえて事務所で出前
3 オシャレなレストラン

3

P「こことかどうだ?」

幸子「……へー、なかなか良いセンスしてますねプロデューサーさん♪」

P「せっかくの幸子との食事だしな、喜んでもらえて何よりだ」

P(俺の財布は悲しいことになりそうだけど)

幸子「ま、まあボクくらいになるとこのお店も及第点ってところですけどね。でもプロデューサーさんにしてはよく頑張った方だと思いますよ?」

P「はいはい、じゃあ中に入ろう。どうやら俺に話もあるみたいだし?」

幸子「……そうでした。時間もないことですし、早く入りましょう!」

P(機嫌が良いのか完全にいつもの幸子だな)

P「幸子は小食なのか?」

幸子「普通だとは思いますけど、大食いなアイドルなんてあまり可愛くないじゃないですか」

P「お前その発言、すごい勢いで敵を増やしたと思うぞ」

幸子「問題ありませんね。だってボクは世界一可愛いんですから!」

P「おうおう、凄い自信ですこと。それより本題に入ろうか」

幸子「そうですね。では、プロデューサーさん。ボクの頑張りを讃えて何かご褒美をください!」

P「食事に連れてきてあげたじゃないか」

幸子「それはそれ、これはこれです。それとも毎度このくらいのお店に連れてきてくれるんですか?」

P「……いつか俺、破産するだろうな」

幸子「そうでしょう」

途中送信しちゃった


幸子「そうでしょう? ですから、プロデューサーさんの気持ちがこもってさえいれば、それで手を打ってあげようと思いまして」

P「気持ちねぇ。よし、日本男児の誠心誠意、土下座を見せてやろう」

幸子「そんなのされても嬉しくないですよ! その、例えばですね」

幸子「頭なでなではプロデューサーさんにとって、どうやら特別なことではないみたいですので……えっと」

幸子「ボクにだけしてくれることとかあれば、まあ、それで勘弁してあげます」

P「?? どういうことだ?」

幸子「ですから、他の誰にもしないような、ボクにだけするような特別な何かをしてくださいってことです!」

P「ふむ……よくわからんが、じゃあ>>55とかすればいいのか?」


1 ハグ
2 キス
3 たかいたかい

からかうんだし3を推す

幸子「……プロデューサーさん、ボクのこといくつだと思ってます?」

P「14歳だよな」

幸子「そんなのはあのニートみたいな人にやってあげてください!」

P「ちょっと待て杏はお前より年上だぞ!」

幸子「知りませんよ! もう、せっかくボクが妥協してあげてるというのに……」

P「わかったわかった。この件はちゃんと考えておくから、そろそろ時間だし店を出よう」

幸子「最優先事項ですからね、今日ボクが家に帰るまでには答えを出しておいてください。いいですか!」

P「はいはい」

幸子「はいは2回じゃ物足りません!」

P「そんなに言質取らんでも……」

P(だんだん焦らしプレイみたいになってきたな)

P「事務所に帰ってきたわけだが」

幸子「……」ムスー

P(食べる前はあんなに上機嫌だったんだがなぁ)

P「幸子は午後のスケジュールどうなってるんだっけ?」

幸子「……プロデューサーなら把握してるものだと思ってましたけど」

P「すまんすまん。なんせ多いからなぁ人数」

幸子「あー、それは一理ありますね。仕方ないなぁ」

幸子「午後は特に何も入ってませんでしたよ。用事が出来たのでまだここにいますけど」

P(さっきの件か。参ったな)

P「こっちはこっちで仕事してるから、あまり構ってやれないけどいいな?」

幸子「わかってますよ。好きに過ごさせて貰いますね」



P「……」

幸子「……」ジーッ

P(背後から視線を感じる……)

P「なあ」

幸子「はい?」

P「仕事しにくいんだけど……」

幸子「邪魔はしてませんよ? むしろ、ちゃんと仕事してるのか監視してあげてるじゃないですか」

P「それがやりにくいんだよ」

幸子「そうですか」

P「……」

幸子「……」ジーッ

P(やりづらい……)

幸子「プロデューサーさん、今はどんなお仕事してたんですか?」

P(ん? なんだ内容までは把握してなかったのか)

P「今は>>68してたところだ」


1 他のアイドル(指定あり、なくても可)についてチェック
2 来月のスケジュールを作成
3 幸子が気になって手につかなかった

2

P「来月のスケジュールを作ってたんだよ」

幸子「そうでしたか。ちゃんとお仕事してたんですね?」

P「俺を何だと思ってるんだ……」

幸子「まっ、ボクの監視の目を誤魔化せるほど、プロデューサーさんは賢くありませんからね」

P「その割には俺が何してたか分かってなかったみたいだな」

幸子「い、いいんですよーだ。ちなみに、ボクのスケジュールってもうできてますよね?」

P「まあできてるけど、幸子のはこれだな」タタッ ターン

幸子「ふむふむ……って画面がよく見えないです。プロデューサーさん、ちょっとどいてもらっていいですか?」


>>75
1 席を譲る
2 どかない
3 膝に座らせる

P「だめだめ、他の娘のも作ってる最中なんだ。今じゃなくてもいいだろう?」

幸子「むー、ちょっとくらいいいじゃないですか。お願いします」

P「俺の邪魔はしないんじゃなかったか」

幸子「融通が利かない人ですね、こんなに可愛いボクが頭を下げてるんですよ?」

P「ふーん」

幸子「興味無さげですね!? こうなったら実力行使です!」

P「わっ、ちょ、やめろ! 椅子を回すなああああ」グルグルグルグル

幸子「どうですか、早くボクに見せたほうが賢明だと思いますが!」


>>82
1 降参する
2 意地でも席を譲らない
3 叱る

2

P「ぐううう、負けるかああああ」グルグルグルグル

幸子「意地を張るところじゃないと思いますよ、プロデューサーさん!」

P「お前もなああああ」グルグルグルグル


 数分後


ちひろ「……なにしてるんですか?」

P「いや……ちょっとハイになっちゃいましてね……うっぷ」

幸子「プロデューサーさんが聞き分けの無いのがいけないんですよ?」サスサス

P(何やってんだ俺……)

幸子「気分はどうですか、プロデューサーさん」サスサス

P「少し良くなってきた気がする……うぷ」

幸子「まったく、このボクが背中をさすってあげてるんですからもう少し早くよくなってください」サスサス

P「そうは言ってもな……どうしてこうなった」

幸子「ボクに意地悪したのがいけなかったんじゃないですか?」サスサス

P「それはお前が……いや、やめておこう。ありがとう、楽になってきたよ」

幸子「これに懲りたら、ボクを邪険に扱わないことですね」クスクス

P「……今笑ったか?」

幸子「いいえ、別に?」サスサス

P「さて、仕事を再開しよう。っとその前に」

P「幸子、スケジュールが見たいなら見ていいぞ。用事とか都合が悪かったりするなら今のうちに調整しておく」

幸子「本当ですか? って、それなら最初から見せてくれたら良かったじゃないですか!」

P「いいからいいから、見るなら早く見てくれ」

幸子「わかりましたよ……ふむふむ」

P「どうだ? 都合が悪い日があれば言ってくれ」

幸子「いえ、特に問題はなさそうです。それと、もう一つ確認しておきたいことが」

P「なんだ?」

幸子「プロデューサーさんのオフの日っていつですか?」

P「……それを聞いてどうする」

幸子「さあ、どうなるんでしょう」


>>93
1 教える
2 教えない
3 まだ決まってない

3

P「この日とこの日と……こんなもんかな」

幸子「結構お忙しいんですね。貧乏暇なしってやつですか?」

P「うるさいよ! 反論できないけどさ」

幸子「そうですね……この日ならボクと……なるほど」

P「また良からぬことを考えてるんじゃないだろうな?」

幸子「それはプロデューサーさん次第です。さてプロデューサーさん、ボクはそろそろ帰ろうと思います」

P「うん、どうぞ。またな」

幸子「……どうやらお忘れのようですね。お昼にお話した件、聞かせていただこうかと」

P「ん? ああ、ご褒美の件か」

幸子「そうです。まだお答えできないようであれば、もう少し待ってあげますけど?」

P「いや、仕事にならんから幸子にはここで帰ってもらうよ」

幸子「ふふっ、ちゃんと懲りてるようですね。それで、ボクにどんなご褒美をくれるんですか?」

P「そうだな……>>100


1 ご褒美はもっと結果を出してからだ
2 買い物にでも付き合ってやろう
3 (自由安価)

諭吉さんを何枚か投げ渡す

P「俺の答えは……これだ!」バサァ!

幸子「ひゃっ、な、何ですか一体!? これは……お札?」

P「もっと諭吉さんが出せればよかったんだが、あいにく今はガス欠だ」

幸子「野口英世の方がたくさんいますね。じゃなくて、これはどういうことですか!」

P「だから、これが俺の答え」

幸子「言葉で返してくださいよ! ……このお金を、どうしたいんですか?」

P「それはもちろん>>107


1 お小遣い
2 幸子に使ってあげられる予算
3 ただ何となく投げただけ

1

P「それを好きに使ってくれていいぞ。どうしたらいいか分からなかったから、これなら外れはないと思って」

幸子「……」

P「どうした? あー、もう少し丁寧に渡したほうがよかったか」

幸子「……お返しします。こんなの、ボクは要りません」

P「む、そうか? しかしそうすると俺は――」

幸子「ボク、言いましたよね? プロデューサーさんの気持ちがこもっていたら、それで許してあげますって」

P(……幸子は肩を震わせているみたいだ)

幸子「なのに、お金なんか渡されたって……そんなの嬉しくも何ともないですよ。嬉しくなんか……ないです」

P(元々小さい体だ、うつむかれたら表情なんか見えない)

幸子「……プロデューサーさん、いえ、Pさん。ボクってそんなにPさんにとってどうでもいい存在でしたか?」

P(だけど、たしかに今、一筋の光が零れたのを俺は見逃さなかった)

幸子「Pさん……ボクってそんなに、可愛くなかったですか……?」


>>115
1 そんなことない、と諭す
2 ただ抱きしめる
3 (自由安価)

投げる

文字通り幸子をぶん投げるの? 俺が匙を投げるの?

P「しかし金は受け取れん! 受け取れんぞ!」バサァ!

P「……ここでこの諭吉もとい英世を受け取ったら、また何度でも簡単に間違えそうだからな」

P「幸子、その、なんだ……すまなかった。今日はもう遅くならないうちに帰った方がいい。なんなら送るぞ」

幸子「……一人で帰れます。それでは、失礼します」

P「あ、ああ……。またな」

P(……いや、このままじゃ帰らせたらだめだ。そんな気がする)

P「幸子!」

幸子「……なんですか」

P「今日は渡せなかったけど、今度は必ずお前の欲しがるようなご褒美、考えとくから!」

P「だから、欲しくなったらいつでも取りに来ていいぞ! それだけだ、気をつけて帰れよ!」

幸子「……ふふっ、まったく、こんなに気の利かない人がボクのプロデューサーだなんて、お笑いものですよ」

幸子「わかりました。今度は必ずくださいね。宇宙一可愛いボクが欲しがるような素敵なご褒美、期待してますよ!」



P(なんとかフォローできたのか、最後は幸子らしい笑顔が垣間見れた)

P(それにしても、涙目になった幸子はグッと来るなぁ。写真に取っておきたかった)

P「今度こそ仕事の続きするかぁ」

ちひろ「下ですれ違いましたけど、幸子ちゃんこれから用事があるんですかね? せっかく新しいお茶請け買ってきたのに」

P(さすがにあの後で一緒にお茶する気にはなれないよなぁ)

ちひろ「今お茶を淹れますね。ってお金が! どうして英世さんがこんなに散らばってるんですか!?」

P「少しは諭吉さんと樋口さんもいますよ。ああっと、そうですね。このお金片付けてもらっていいですか?」

ちひろ「それは構いませんけど、プロデューサーさんのお金ですよね? どうしたんですか?」

P「うーん、説明するのはちょっと手間がかかりそうなので、何ならちひろさんに差し上げますよ」

ちひろ「訳ありのお金を渡されても困りますよ! よくわかりませんが、事務所で保管しておきますね?」

P「じゃあそうしてください。さて、仕事の遅れを取り戻さないと――」

数週間後――


 ピンポーン

P「……うん? せっかくのオフくらいゆっくり寝かせてくれよ……」

 ピンポーン

P「……うーん、しつこいな。誰だ?」

『プロデューサーさーん、いるのは分かってますよー』

P「この声は……幸子か?」

『開けてくださーい。開けてくれないと、ボクがもっと可愛くなっちゃいますよー』

P「なんだ、俺には実害無さそうだ。もう一眠り――」

 ピンポンピンポンピンポーン

P「今開ける! 開けるからピンポンやめて!」

 ガチャッ

P「どうしたんだよ、こんな朝っぱらから……」

幸子「やっと起きたんですか? だらしないですね、もう9時ですよ」

P「まだ9時だよ……。しかしよく俺のオフの日知ってたな」

幸子「そんなことはどうでもいいんですよ! ほら、ボクに何かくれるものがあるんじゃないですか?」

P「あー……えーっと、挨拶? おはよう幸子」

幸子「おはようございます、ってそうじゃなくてですね! もっと大事なものを受け取りに来てあげたんです!」

P「大事なもの? ……まさか、ご褒美?」

幸子「他に何があるんですか? プロデューサーさん、いつでも取りに来ていいって言いましたよね!」

P「そうだっけ?」

幸子「そうですよ! だからわざわざ早起きして、じゃなくて、ちょっと通りかかったから来てあげたんじゃないですか」

P「そう言われてもな、あまりに急すぎて頭が追いつかんのだが」

幸子「じゃあ10秒だけ目が覚めるのを待ってあげます」

P「せめてあと3分待ってくれ……」

P(うーん、忙しくて忘れてたなんて言えないぞ……)

P「えっと、そうだな。とりあえず……うちあがってく?」

幸子「……」

P(しまった、まずったか!?)

幸子「ちなみにお聞きしますが、他の子をおうちにあげたことはありますか?」

P「いや、それはまだないな。幸子が初めてってことになる」

幸子「そうですか、ボクが初めて……ふふっ」

P「あー、でも散らかってるし急いで着替えるからどこか落ち着けるところにでも」

幸子「お邪魔しまーす♪」

P「ああ、いつの間に!」

幸子「うわぁ……これが人の住む部屋だとは思えませんね。本当にここで生活してるんですか?」

P「帰ったら寝るだけの生活が結構続いたるんだよ、ってだめだ幸子! そっちは物色したら、らめええええええええ」


その日、幸子は暗くなるまでずっと俺の部屋で過ごした。
幸子が欲しがったご褒美が何なのかよくわからなかったけど、楽しそうで何よりだった。


「ご褒美? これぐらいじゃまだ満足してあげませんよ、当然じゃないですか。ね? プロデューサーさん!」

おしまい

綺麗に終わったように見せかけていろいろ投げっぱなしなのは内緒

おまけ 腹パン幸子


P「世間ではお前を腹パンしたいという豪の者がたくさんいるそうだ」

幸子「穏やかじゃないですね、何を考えてるんでしょう?」

P「実は俺もその内の一人なんだ」

幸子「……え? じょ、冗談ですよね? こんな可愛いボクに腹パンだなんて、そんな」

P「幸子、もう限界だ……腹パンさせてくれないか?」

幸子「」

P「一回でいいんだ、な? な?」

幸子「い、嫌ですよ! アイドルに何をしようっていうつもりですか!」

P「腹パン」

幸子「迷いがない!? あの、落ち着いて聞いてください。まずボクが世界一可愛いというのはOKですか?」

P「ああ、それで」

幸子「そんな可愛くて、か弱い女の子のお腹を殴りたいなんて、どうかしてると思いませんか?」

P「だからこそ殴りたくなるんじゃないか」

幸子「お腹より頭が痛くなってきました……」

P「頼む、幸子! どうか、どうか俺に腹パニストの悲願を達成させてくれ!」

幸子「ボクは警察を呼ぶべきなんでしょうか?」

P「早まるな幸子! たしかに見知らぬ人にいきなり腹パンされたら即通報でいい、しかしだな」

P「俺とお前の仲だろう? ……わかってくれるな?」

幸子「全然わかりませんよ! ま、まあ100歩譲って殴られるならプロデューサーさんがいいですけど」

P「よっし! じゃあ早速腹を出してくれ」

幸子「誰も殴っていいなんて言ってないです! ちょ、プロデューサーさん、目が怖いんですけど……」

P「俺は本気だ、これでも精一杯堪えてるんだ。それももう限界を迎えようとしている」

幸子「そんなに……ボクのことが嫌いなんですか?」

P「嫌いじゃない! むしろ嫌いだったら腹パンなんぞするものか!」

幸子「じゃあどうしてそんなことしたがるんですか!」

P「わからん。しいて言うなら、愛ゆえに、かな」

幸子「……」

幸子「……わかりました。いいですよ、腹パンでも何でも好きにしたらいいじゃないですか」

P「本当か!」

幸子「ただし、ただでというわけにはいきません。世の中そんなに甘くはないんですよ」

P「そうだな、たしかに幸子にも何らかのメリットがなきゃ後々気が引けそうだ」

幸子「そこでですね、ボクのお腹を殴りたいのであれば――」

幸子「責任、取ってくださいね?」

P「……責任?」

幸子「そうです、責任です。こんなに可愛くていたいけな少女に欲望のまま襲いかかろうとしてるんですよ?」

P「まあ、そう言えなくもないな」

幸子「だから、責任はちゃんと取ってくださいってお願いしてるんです」

P「……その責任って、あれか? そういうことなのか?」

幸子「さあ、言葉の意味くらいご自分で考えてください。その上でしたいというなら、どうぞ?」

幸子「ふふっ、どうしました? ボクのお腹はここですよ。殴るなり蹴るなり、出来るというなら好きにしてください♪」


ここまで言われて腹パンできる人はきっと疲れているのでもう寝ましょう

おまけ おしまい

小さいからロリ体型だと思ってたのにCカップくらいあるらしい幸子ペロペロ

幸子を腹パンして寝るとするか。お休み幸子

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