P「伊織を一生涯イジる」 (35)



P「水瀬伊織、765プロ所属アイドル」

P「竜宮小町というユニットのメンバー」

P「年は15、バストサイズは77、ウエストとヒップは忘れた」

P「性格は高飛車でありながら、メンバーを大事にする面もアリ」

P「大人びたところもあれば、それが空回りしていることもアリ」

P「可愛い、チョロい、イジリ甲斐もある三拍子揃った女の子」
  
P「それが水瀬伊織だ」バァーン

P「そして俺は765プロのプロデューサー」
  

 P「アイドルを好きなようにできるんだっ☆」




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伊織「~♪」シャカシャカ

P「……」スタスタ

伊織「~♪」シャカシャカ

P「……」ピタッ


 伊織「~……、…なによ」スポッ


P「いや、気にしないでくれ。新曲は覚えられたか?」

伊織「今聴いてるわよ、ったく、邪魔しないでよね」

P「だから俺のことは気にするなって」

伊織「ふんっ」シャカシャカ

P「……──っ」

P「アル晴レタ日ノ事~♪ 魔法以上のユカイが~♪」フリフリ

伊織「っ!?」シャカシャカ

P「限りなく降りそそぐぅ 不可能じゃないわァテン、テン、テン、テテン♪」フリフリ

伊織「~~……!」シャカシャカ

P「明日また会うとき~♪ 笑いながらハミング~♪」フリフリ

伊織「ち、ちょっと! 集中できないわよ!」スポッ

P「気にするな、俺もお前のことなんか気にしちゃいない」

伊織「ぐ……こ、こっちのセリフよっ!」


P「ったく、せっかく楽しんで踊ってたのによ」

伊織「事務所で踊んなっ」シャカシャカ

P「……──っ」


P「アル晴レタ日ノ事~♪ 魔法以上のユカイが~♪」フリフリ


伊織「~~~~っ!」


P「限りなく降りそそぐぅ 不可能じゃないわァ~ テン、テン、テン、テテン♪」フリフリ


P(あっ、目ぇ瞑りやがった。まぁ、考慮済み)フリフリ

P「……フゥー…」

伊織「ひぁあ……!?」ゾクゾク

伊織「な、なにすんのよッ!///」

P「ダンス見てくれないと寂しいのん……」

伊織「気にしちゃいないって言ったのは──どこのどいつよッ!!」シュ─

P「ひょい」

伊織「~~~ッ! もういいわよっ、つかパンチよけんな!」

P「痛いのはキライだからな」キリッ

伊織「お、覚えてなさいよねっ!」

P「へいへい」

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伊織「」ガチャッ


 P「ディーフェンスッピッピwwwwディーフェンスッピッピwwwwww」


伊織「な、なによ朝っぱらからッ…!?」


 P「ディーフェンスッピッピwwwwwwwwwディーフェンスッピッピwwww」


伊織「ちょっと! どきな──」

 
 P「ディーフェンスッピッピwwwwディーフェンスッピッピwwwwwwww」


 P「いいぞー、そのまま喰らいついていけー!(裏声)」



 P「へいっ! 監督ぅ! ディーフェンスッピッピwwwwwwww」


伊織「~~~あーもうっ! どけって言ってんのよ!!」ドンッ

 
 P「うっ……!」


 P「あっ、ちょっと審判!(裏声)」


 P「ピーーーーッ!wwwwwwオフェンスファールwwwwwwww(ダミ声)」


伊織「はぁ!?」



 P「たいじょー!!wwwwww(ダミ声)」ガシッ



伊織「ちょっ、はな、放しなさいよぉ!」ジタバタ


 P「ディーフェンスッピッピwwwwディーフェンスッピッピwwwwww」スタスタ


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  ──

伊織「帰ってきて早々ウザったいわね~」

P「伊織のことが大好きだから、ついイジっちゃうんだよ」

伊織「冗談でもやめて」

P「本気だぞ、俺は」ズイッ

伊織「ち、ちょっと……近いわよっ」

P「伊織はどうなんだよ」

伊織「ど、どうって…そんなの……」

P「俺にセクハラされて、嬉しくないのは分かるよ。だけどさ、
  もしお前が俺のことを本気で嫌っているのなら、
  本来だったら取り付く島もないと思うんだ」

伊織「…………」


P「どうなんだ伊織、お前は俺に惚れているのか?」

伊織「……ああ、帰るわ」スクッ

P「ぇ、ちょっと待って伊織! 冗談、冗談だから~!」

伊織「引っ付くなぁ……! もう、はーなーせー!」

P「放さない、放さないぞーっ!」ガシッ


伊織「てか、結局冗談なんじゃない」ボソッ


P「え、なんだって?」

伊織「な、なんでもないっ」


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           ・   
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 ブーーーーン─

伊織「次の仕事って、ラジオだっけ?」

P「ああ、ニューシングルの宣伝も兼ねた大事な仕事だ。気合入れてけよ」

伊織「分かってるわよ」

 ブーーーーン─

伊織「……」

P「……」


 P「あ、そういえばさ伊織。お前、おっぱい大きくなった?」


伊織「普通にしてれば良いプロデューサーに見えるのに……」


P「おっぱい大きくなったなら、ちゃんと言わなきゃダメだろうが。
  俺がサイズ測ってやるから」

伊織「仮に大きくなってたとしても、アンタが測る義理なんてないわよ」

P「俺のおっぱいだぞ!?」

伊織「いつからアンタのものになってんのよ!!///」

P「お前が生まれる前から、俺はお前のプロデューサーだよ」

伊織「ここで言われても全然かっこよくないから!」

P「でも実際エロくなったよ伊織は」

伊織「あっそ」


P「……むぅ、イジリ甲斐がないなぁ」

伊織「アンタみたいに、いつまでもガキじゃないのよ」


P「 う さ ち ゃ ん 」


伊織「っ! な、なんのこと…?」

P「お気に入りのうさちゃんは今どこにいるのかなー? 家かなー?」

伊織「ぇ、そ、そう家よ! 家に置いてあるわよ!」

P「伊織はいい子だなー」ナデナデ

伊織「ぅあ…! や、やめなさいよナデナデなんてっ!
   てか片手運転っ!」


P「ふふふふふー。でもうさちゃんはバッグの中だろ?」

伊織「うぇっ? な、何故それを……」


P「俺はお前らアイドルのことなら、何でも知ってるからな」ナデナデ


伊織「ふ、ふーん……──って、ナデナデやめいッ」


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           ・   
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伊織「」ガチャッ

P「おかえりー」

伊織「ただいま。ふぅー疲れた」

P「どうぞお茶ですぅ」

伊織「口調雪歩にしてもキモイだけだから」ズズー…

P「……ちぇ、せっかく入れてやったのに」


伊織「ふぃー、落ち着──ヒック!」


P「おっ?」

伊織「しゃ、しゃっくり~? ヒック!」


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  ──

伊織「~♪」シャカシャカ

P「」ソロソロ

伊織「~ヒック!」シャカシャカ

P「えいっ」ツンッ

伊織「うっひゃぁ!?」ビクッ

P「おおぅ」

伊織「にゃ、なにすんのよいきなりッ!?///」

P「いや、びっくりさせてしゃっくり止めてやろうかと」


伊織「このヘンタイ! 事ある毎にこのヘンタ──ヒック!」

P「おや?」

伊織「な、何よその目は……」

P「擽ると、しゃっくり止まるって言うよね」

伊織「や、やめヒック!」

P「はい」ツンッ

伊織「ひゃ!?」ビクッ


P「ターッチ」ツンツンッ

伊織「ぅや……!」ビクンッ


P「イェイ!」コチョコチョ─


伊織「ひぇはあははははッ、ちょ、やめええひひひいいいーー……!」ビクビクン


P「コチョコチョコチョコチョー」コチョコチョ─


伊織「や、やめっくふふっぅ! ち、ちょっとタッ、タイム!///」ビクン


P「タイムバリアー」コチョコチョ─


伊織「こ、子供かひゃはははは!/// し、死んじゃうっうう!///」ビクビク


P「ハハハハハハーっ!」コチョコチョ─


伊織「や、ヤメッ…ギブギブぅううううう!!」ビクンッ


P「ハハハーっ、と。どうだ、止まったか?」

伊織「ハァ…ハァ……ヒック!」

伊織「っ! やぁ…もうダメ……」グッタリ

P「よし伊織、こうなったら最後の手段だ」

伊織「ぇ……? な、なに……っ?」

P「キスしよう」


伊織「ヒック! ……は?」

P「それも1分」

伊織「な、なに言って……///」カァッ…

P「聞いてくれ伊織。これはいつものセクハラとか、そういうことは一切関係ない。
  さっきのコチョコチョだって、お前のしゃっくりを止めるためにしたものだ」

伊織「……どうだか…ヒック!」

P「だからキスしてやる。俺とキスしている間は、お前は絶対に呼吸できない」

伊織「いや、そんなの自分で息止めればいい話じゃないの」

P「…………俺は、お前のためになりたいんだよー」

伊織「その間でお察しよ、ったく……ヒック!」


伊織「……」

伊織「素直に、そう言えばいいじゃなヒック!」ボソッ

P「え、なんて?」

伊織「……あーもー! アンタは本当に本当に……だからっ……──」


 伊織「──キスしてあげるから、こっちに来なさいっ!!///」


P「……え、はい」

伊織「…──っ」

 
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           ・・
       ──  ・・  ──
           ・・   
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P「伊織、ちょっと頼む」

伊織「はいはい」

P「悪いな、手伝いなんてさせて」

伊織「別にっ、謝るとか謝られるような間柄じゃないでしょ」

P「はははっ、確かに」

伊織「ったくもう」

P「あ、じゃあ伊織。おっぱい見せt──ぐほぁ!?」パンッ─

伊織「そんな間柄でもないわよっ!」


P「ぎぎぎ……っ!」

伊織「はいはい演技しなーい。さっさと作業に取り掛かるー」

P「ふぁい……」シュン─

伊織「……ふふっ」

P「…? なんだよ伊織、俺が萎えるのがそんなに面白いか…?」

伊織「それも面白いけど……なんか、
   アンタといるとずっと、変わらないままでいられるなって」

P「……そりゃそうだ。俺が定期的に、
  お前が寝ている最中に色々なところをマッサージしてるからなっ!」

伊織「プロポーションの話じゃないわよ!」

P「ふひひっ」

伊織「……ふんっ、このバーカ!」

P「バカじゃない、変態だ!」
 

 伊織「そういうところが変わらないって言ってんのよ! にひひっ♪」ニコッ




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          ・・・・
       ── ・・・・ ──
          ・・・・   
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P「伊織~」

伊織「何気持ち悪い声出してんのよ」

P「久々に耳フゥーってさせて」

伊織「いい年こいてなに言ってんのよ……」

P「おっ、その反応はいいのか?」

伊織「どの反応がいいと思ったのよこの変態」


P「“……”ってところが」

伊織「じゃあ今度から使わないわよ」

P「フゥーっ」

伊織「っ!///」ビクッ

P「お前がどう言おうと、俺は何も変わらないよ」キリッ

伊織「な、なにすんのよこの変態っ!」

P「おっ、久々いおりんマジいおりん」

伊織「もう、バカっ」

P「可愛いよいおりん」

伊織「……ほんと、バカっ…」


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          ・・・・・
       ─  ・・・・・  ─
       ─  ・・・・・  ─
          ・・・・・   
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P「伊織~、伊織~」

伊織「はいはい、何よもう」

P「伊織は可愛いなぁ、可愛いなぁ」サワサワ

伊織「なんですか、もうっ」

P「懐かしくないか? 俺がこうしてお前にスケベなことして」

伊織「ふふっ、懐かしいですね。ホントに……」

P「今でもお前はイジリ甲斐があるよ、はははっ!」


伊織「いつまで何言ってるのよ、このバーカっ」

P「バーカ……この上ない、嬉しい一言だ」

伊織「いくらでも言ってあげますよ。バーカ」



 P「ははっ。お前のためだったら、俺、いくらでもバカになれたよ」



伊織「…この上ない、嬉しい一言ですね///」ニコッ

P「はははっ」

伊織「うふふっ」


 

                  
                                      おしまい



いおりんマジ天使、それはもう、永遠に
そろそろ年が暮れるけど、
来年も伊織を愛でることをここに誓って、乙!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月27日 (月) 00:36:00   ID: FhVBzvnw

鬱展開前に終わって良かった

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