小鞠「(蛍の部屋に通ってなんとかあの急成長の秘密を暴くんだ!)」 (113)

小鞠(妹もお母さんも普通に身長あるし、私だって成長しないわけがないんだ……)
小鞠(その為にも蛍がたった一年でどうしてあんな急成長を遂げたのかを知らないと……)

蛍「センパイ、お待たせしました。アイスティーしかなかったんですけどいいですか?」
蛍「ありがと」

小鞠(さすが蛍……。普段から都会っぽいものを飲んでる……。うちじゃせいぜい麦茶だもんなー……)

蛍「それにしても、最近はよく遊びにきてくれますね」
小鞠「迷惑だった?」
蛍「そんな!とっても嬉しいです///」
小鞠「よかった。迷惑と思われてたら私も……」
蛍「とんでもないです!センパイがよければ毎日だって来て下さい!」
小鞠「あ、ありがと」

小鞠(優しいなー、蛍は。うちの妹とは大違いだ)

蛍「あ、他のアルバムも出してきたんです。見ますか?」
小鞠「ほんと!?見る見る!」

蛍(センパイが私に興味を示してくれて、私を知ろうとしてくれるなんて……///)

小鞠(やっぱりすごい成長だ……。すごい……)

                     / : ∨: . : . : . : . ` <二二】ト、
                   . : .'⌒. : . : . : . : . : . : . : . : .\二】: .\
                / . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :\: . : . `、
               . : : /: : : : : : : : : : \: : : : : : : : : : : : : ヽ : : : :.
                 / : : : : : : :∧|∨|∧: : : : : : : : : : \ : : : : : ∨/ハ
.                /: :イ |: : : :|:|    │: : : : : :| : : : : : : : : : : : : : : : l
               // | :| : : :i「\    | : : : :l: ∧: : | : : |: : : : : : | : :│
          ||\      | :|: :| :ル=ミ\.  |│: : |_ イ∨| : : |: : : : :|:│: : |
          ||\l     |八: Ⅵ  しハ  |∧: :7_,斗=ミ: : / : : : : lΝ.: :│ < ほたるんっ!ごめんね。あなたを殺して…私は大人の階段を昇るのんっ!
          .i'´ ̄`i.     {∧: |  Vソ     ∨ し小 Ⅵ:i: : : : :八: :|: :|  
      f⌒' | {⌒} |       ∧:.乂 Cー         ∨ソ   リ: : : :/ : : フ :|
.        ',  | {\} |     / 人:_>// '     ーC 厶: : :/ーァ'゙ : : |
.         ', | {\}    |   /: : : : i{       _  -‐v、//<: :__厶イ : : : : : .
       .| | {\} |^Y   /: 厶ィ : |>   〔/         /: : ∧|:八: : : : : : : .
       .| | {\} | ∨/: : : :八: :|_/> ゝ  ___,ノ イ厶: /  >\: : : : : : : .
       ノ'´ ̄ ̄\ヽ| : : : / ∧|_/ | |≧=‐r‐<__/∠イ  /  ,)-ヘ: : : : : : :\
      .〈  / ̄`'} |: : :/    マ| 〃 「` ≪厂≫===ァ《/  {__ / /∧: : : :\ : :\
      }    / ̄) l| : : /   \| {{ [__/{__}∧__У }}  / /   /∧ : : : : \ : :\
      ',    /ー' ノ|: :/      i| 个‐=彡'/|l>く/  〃  {__/    /∧.: : : : : :\ : :\
       ',   イ_ノ {  : /      j| │ ∨/,,]レ \/   / 丿     '/} : : : : : : : \ : :\
       〉    ノ .´        ii| │ /∧_,| |/ │  {__ノ      /人: : : : : : : : : :\ : :\    

あーこれはいただかれますね。

蛍「センパイ、お待たせしました。アイスティーしかなかったんですけどいいですか?」
蛍「ありがと」

小鞠「あれ、この写真……」

蛍「あ、これですか?これは家族でBBQした時の写真ですね」

小鞠「BBQかー……」

小鞠(なんか欧米みたいだな。あ、食生活に秘密があって、こんな欧米サイズに成長したのかも!?)

小鞠(そういえばよく差し入れとか作ってくれるけど、サンドイッチとか洋風な物が多かった……)

小鞠(まさか食生活に秘密が!?)

蛍「うちにBBQのできる豆腐なんかもありますんで、よかったら今度天気にいい日に
やりますか?」

小鞠「え!?いいの!?」

蛍「もちろんです♪よかったらみんなも誘って……」

小鞠「ダメ!」

蛍「えっ……?」

小鞠(私が大きくなるのはともかく、夏海がこれ以上大きくなったらヤダもん)

小鞠「二人きりでしようよ。その方が食材も安くて済むしさ」

蛍(センパイと二人きり……///)

蛍「わかりました、任せて下さい!では週末の日曜に私の家の庭に来て下さい」

                  / : ∨: . : . : . : . ` <二二】ト、
                 . : .'⌒. : . : . : . : . : . : . : . : .\二】: .\
              / . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . : . :\: . : . `、
             . : : /: : : : : : : : : : \: : : : : : : : : : : : : ヽ : : : :.

               / : : : : : : :∧|∨|∧: : : : : : : : : : \ : : : : : ∨/ハ
.              /: :イ |: : : :|:|    │: : : : : :| : : : : : : : : : : : : : : : l
             // | :| : : :i「\    | : : : :l: ∧: : | : : |: : : : : : | : :│
              | :|: :| :ル=ミ\.  |│: : |_ イ∨| : : |: : : : :|:│: : |
              |八: Ⅵ  しハ  |∧: :7_,斗=ミ: : / : : : : lΝ.: :│ にゃんぱす!
                 {∧: |  Vソ     ∨ し小 Ⅵ:i: : : : :八: :|: :|  
                 ∧:.乂 Cー         ∨ソ   リ: : : :/ : : フ :|
                  / 人:_>// '     ーC 厶: : :/ーァ'゙ : : |
              /: : : : i{       _  -‐v、//<: :__厶イ : : : : : .
                /: 厶ィ : |>   〔/         /: : ∧|:八: : : : : : : .
             /: : : :八: :|_/> ゝ  ___,ノ イ厶: /  >\: : : : : : : .
             . : : : : / ∧|_/ | |≧=‐r‐<__/∠イ  /  ,)-ヘ: : : : : : :\
.           /: : : : :/    マ| 〃 「` ≪厂≫===ァ《/  {__ / /∧: : : :\ : :\
        . : : : : : : /   \| {{ [__/{__}∧__У }}  / /   /∧ : : : : \ : :\
       /: :/ : : : :/      i| 个‐=彡'/|l>く/  〃  {__/    /∧.: : : : : :\ : :\
.      /: : '| : : : /      j| │ ∨/,,]レ \/   / 丿     '/} : : : : : : : \ : :\
     /: : :八: : .´        ii| │ /∧_,| |/ │  {__ノ      /人: : : : : : : : : :\ : :\

蛍「まずうちさぁ、BBQできる豆腐…あんだけど…食べてかない?」

小鞠「えへへ~♪」

夏海「姉ちゃん、帰ってきてからずっと起源いいけどなんかあったの?」

小鞠「な~いしょ♪」

夏海「ふ~ん……。ま、別にいいけどね」

小鞠(週末にBBQか~。BBQなんて日常的にすることじゃないよね?やっぱり良い服着てった方がいいのかな?)

小鞠(でも、脂とか飛んで汚れたらヤダしなー……)

夏海(姉ちゃんのあの浮かれよう、きっと何かいいことがあったんだ。なんとしてもそれが何かを知りたい……!)

小鞠「あ、そだ」

夏「何?」

小鞠「日曜に私出かけるから絶対についてきたりしないでよね」

夏海「!?」

夏海「へ、へー、夏海ちゃんもちょうど日曜は用事があったから気にしないでよ姉ちゃん」

小鞠「そ。ならいいけど」

夏海(日曜に……まさかデートか!?でも、この辺りに男なんて……。姉ちゃんになんかあったら危険が危ない!これは尾行するっきゃないな)

夏海「ってわけで兄ちゃん、姉ちゃんになんかあったら寝覚め悪いだろ?日曜一緒に姉ちゃんを尾行すんの手伝ってよ」

夏海「万一の事態なんてことがあったら、夏海ちゃんか弱いから姉ちゃんを助けることできないかもしんないしさ」

卓「……」コクリ

れんげ「うちも手伝うん!」

夏海「ありがとうれんちょん!れんちょんはこの辺の抜け道とかいっぱい知ってる頼りにしてるよ」

れんげ「でも、ほたるんは誘わなくていいのん?」

夏海「ほたるんは都会っ子だったし、こういう危険でハードな事には誘えないって」

れんげ「そうなん?」

夏海「そうそう。日曜が楽しみだな~」

れんげ(こまちゃんが危険かもしれないから尾行するのんに、何で楽しみにしてるのかわからないのん。なっつんはちょっおかしいのん……)

誤字脱字多くてごめん
このスレはもう落として下さい

終わる前に豆腐の説明だけはしてくれよ

>>22
                    __
                    ´: . : .\   _
                 / /⌒ヽ: .| /: . : \

          n:      {: ./     ': .|/ /⌒\: ヽ
          | |       ∨>―<:∨:/─-   : . }
         f「| |^ト ------、/: . : . : . : . : . ⌒丶\|: /
         |: ::  ! } \   : . : . : . : . : . : . : . : . :\|∧  --、___
         ヽ  ,イ  \/: . : . : . / . : . : . | : . : . : . : . :∨      ノ
          ゙、  ∧__//イ : . :、/|: ,'|: . : .∧ : . : . : . : Ⅵ ̄  ___/
           〔∨ / ∨__| : . : .∧|/│: . :| ¬、: . : . : . 〈゙ー< . : | 
           〕     ∨| : . |/x=ミ 八 : 八ム=ミ: . : . : . ∨    : |
             {/    〈|小: |/んハ三∨/ んハ`∨: . : . | |    〉 |   しぬのん
.            ∨      マ| :小 Vソ 三三弋ソ ノ: . /: ∧|\_,/ : |
              ∨      '|: .:|⊂⊃ ′   ⊂⊃厶イi∨  V/ : . : |
            ∨     | 从    ─イ    /: ./ノ    V/ : . |
              ∨   |: .:个 .        イ/: ./´      V : . |
              ∧   人: .:|/ ≫r‐=≦ {{/: ./ニ=-  _   | : . :|
               /: . \   ∧:| /ィ|    /レV__  _ァ=-_ | : . :|
            i : . : .∧  /じ/  l乂__,,/ /, 入//⌒Yハ | : . :|
            | : . :/ ヽ// /  |`'一ァ  // /  マニニ川 | : . :|
            | : .│   | /    V^∨  |_じ|    | __]|| | : . :|

日曜

小鞠「じゃあ行ってくるね」

夏海「いてらー」

卓「……」コクリ

夏海「れんちょん!姉ちゃんが家を出た!追跡をお願いします!」

れんげ『ラジャーなんな!』

卓「……」

夏海「ああ、これ?ほら、ウチらケータイ持ってないっしょ?だから、子供の頃使ってたトランシーバー。何でも大切にとっとくもんっしょ?」

卓「……」コクリ

夏海「しっかし、姉ちゃんのあのカッコ。あんなお洒落してどこ行くんだろ?街に買い物とかだったらバスで鉢合わせは確実だよね……」

卓「……」

夏海「ああ、電車ね。でも、それも一緒だよ。一両編成のしか走ってないじゃん。田舎だから」

夏海「さて、そろそろうちらも家出るかー」

小鞠「誰かついて来てると思ったられんげじゃない。どうしたの?そんな重装備で?リュックなんか背負ってるし、どっか行くの?」

れんげ「な、何で見つかったのん!?」

小鞠「何でも何も、こんな田舎の一本道で見つかるも何もないでしょ」

れんげ「たしかに!」

小鞠「一人で遠出は危ないよ?」

れんげ「こまちゃんと一緒だから大丈夫なん!」

小鞠「?」

小鞠「よくわかんないけど、よかったら一緒に来る?」

れんげ「いいのん?」

小鞠「うん」

小鞠(まあ、れんげはまだ子供だしね。さすがに一晩で夏海やれんげみたいに大きくなったりはしないだろうし)

れんげ(こまちゃんと一緒に行けば、見つかったとしても目的は達成できるのん。うちは策士なのん)

夏海「って、れんちょん早速姉ちゃんに見つかってるし!」

卓「……」

夏海「ああ、これ?子供の頃使ってた双眼鏡。さすがにこんな何もない田舎道を接近して尾行するのもアレじゃん?」

夏海「しかし、れんちょんがこうもあっさり姉ちゃんに見つかってしまうとは……」

卓「……」

夏海「確かに。れんちょんは我ら三大天王の中でも最弱、まだまだ尾行は始まったばかりだし何も問題はなし!」

夏海「あれ、でもこの道って……」

小鞠「お邪魔しまーす」

蛍「はい、いらっしゃいませ、センパイ♪」

れんげ「にゃんぱすー」

蛍「えっ……?どうしてれんちゃんが……」

小鞠「途中で見つけてね。連れて来たの」

蛍「そうだったんですか……」

小鞠「あれ?表情暗くなったけど、もしかしてダメだった?ごめんね」

れんげ「ウチ、もしかして邪魔なのん……?」

蛍「そ、そんなことありません!ただ、食材を二人分しか用意していなかったので……」

夏海「あー、なるほどね」

れんげ「食材ってなんなん?」

そしてだれもいなくなった

蛍「えっ?れんちゃん、何も聞いてないんですか?」

小鞠「ごめんごめん。れんげ、今日は蛍んちのこの庭でBBQするんだよ」

れんげ「そういえばBBQの道具が置いてあるのん!」

小鞠「ほ、蛍、食材が足りないなら何か買ってこようか?」

蛍「いえ、大丈夫です。家から何か適当に不足分を用意しますので」

れんげ「うちも手伝うん」

小鞠「れんげは危ないから椅子に座ってなよ」

蛍「あっ、それなられんちゃん。お金を渡すので何か駄菓子を買ってきてくれませんか?」

れんげ「任されたのん!……これは千円!お店ごと買占められるのん!?」

小鞠「一人で大丈夫?何だったら私が行ってくるけど」

れんげ「これはうちの仕事なんな!リュックはここに置いてっていいのん?」

蛍「はい♪」

れんげ「それじゃあ行ってくるのん!」

上手く追っ払ったな

駄菓子屋ファイト!

夏海「やっぱほたるんの家だ。でも、何であんなにおめかししてったんだろ?」

卓「……」

夏海「都会育ちの蛍の前で見栄を張りたかった?ないない。今更そんなの気にする間柄でもないっしょ、うちら」



れんげ「何を買いに行こうか迷うのん……」


夏海「あれ?れんげが出てきた!」

れんげ「あ、なっつん。にゃんぱすー」

夏海「にゃんぱすー、って、姉ちゃんたちは?」

れんげ「今日はBBQをするのんな。そしてうちは買出しという大切な用事があるからこうしてはいられないのん」

夏海「バーベキュー!?通りで姉ちゃんが絶対ついてくんなって言うわけだ!くっそー、二人だけでおいしい物を食べようだなんて許せない!」

卓「……」

夏海「あ、れんちょんもう行っちゃったんだ」

夏海「でも、ほたるんがいるならウチらを仲間外れにするような事はしないはずなんだけどな……」

卓「……」

夏海「ああ、姉ちゃんがうちらには用事があるとか適当な言い訳つけて誘わせなかったのか。確かに、有り得る!今日も絶対について来るなって言ってたし!」

夏海「うちら暇だなー」

卓「」ウン

夏海「トランシーバー何も聞こえない」

卓「」ウン

夏海「にーちゃーんひーまーだー」

卓「」ウン

夏海(今、夏海ちゃん幸せなのだ)

夏海「とりあえず、れんちょんが買出しに行ったなら戻ってくるまではBBQを始めないはず……。とりあえず張り込みだ!」

夏海「兄ちゃん、アンパンと牛乳買ってきて」

卓「……」

夏海「へ……?お金……?」

夏海「はっはっは、やだなー、兄ちゃん。夏海ちゃんがそんなの持ってきてるわけないじゃん」

卓「……」

夏海「ええっ、そんなー」

夏海「姉ちゃんの無事も確認できたからって帰ってっちゃった……」

夏海「寂しい……」

れんげ「駄菓子屋ー、来たのーん」

駄菓子屋「金はあんのか?」

れんげ「顔を見た瞬間にお金の話をする……。こういう大人にはなりたくないのん……」

駄菓子屋「そりゃこっちも商売やってるからな」

れんげ「でも大丈夫なんな!じゃーん!」ピラッ

駄菓子屋「うおっ、千円も!?れんげ、こんな大金どうしたんだよ?」

れんげ「買出しを頼まれたのん」

駄菓子屋「買出し?」

れんげ「ほたるんちで今日はこまちゃんとほたるんがBBQをするのんな。でも、それを知らずにのこのことウチが顔を出したせいで食材が足りなくなってしまったのん」

駄菓子屋「なるほど……」

ねぇねぇは何処いった

駄菓子屋(これはあれだな、二人で週末を過ごすのをれんげが邪魔した形になったんだな……)

駄菓子屋(れんげが戻って気まずい思いをするのもアレだよな……)

駄菓子屋「なあ、れんげ」

れんげ「なんなん!?今、ウチは駄菓子を真剣に選んでるのん!邪魔しないで欲しいのん!」

駄菓子屋「それなんだけど、一条の家には連絡するかられんげはうちで飯食ってけよ」

れんげ「……」

駄菓子屋「何でそんな憐れむような目をするんだ!?」

れんげ「駄菓子屋は何もわかってないのん。駄菓子屋の家のご飯と、ほたるんのBBQ。どっちを取るかはわかりきったことなのん」

駄菓子屋「くっ……」

れんげ「こまちゃんとほたるんを待たせるわけにはいかないから、駄菓子を選ぶ作業に戻るのん」

駄菓子屋(一体どうしたられんげを引きとめられるっていうんだ……。そ、そうだ、良心が痛むがこれなら上手く言いくるめられる)

駄菓子屋「なあ、れんげ……」

れんげ「もう、何なのん?」

駄菓子屋「お前、自分が来たせいで食材が足りなくなって買出しするハメになったんだよな?」

れんげ「そうなのん」

駄菓子屋「れんげが来なければ二人はちゃんとBBQができる。それなのにれんげは行くのか?二人の邪魔をするのか?」

れんげ「そんなつもり……なかったのん……」グスッ

れんげ「じゃあ……行かないことにするのん……」

駄菓子屋「そうだな。一条のとこには電話しといてやる」

れんげ「……じゃあ、うちは帰るのん」トボトボ

駄菓子屋「待った!」

れんげ「……?」

駄菓子屋「私は飯をご馳走するって言わなかったか?」

れんげ「うちは家でねぇねぇにご飯作ってもらうから気にしないで欲しいのん」

駄菓子屋「そんなこと言っていいのかな?」

れんげ「?」

(             〈    _∨/. : . : . : . : . :/: . : . : . : . : . : . : . :\_   〉
            /\ 〈∨: . : . : ./. : . : . : : . : . : . : . : . : . : . : . : .∨/⌒\
.            /: . : .\/: . : . : . : . : . : . : |: . : . : . :|: . : . : . : . : . : .〈 \:/:∧
             ′ :/⌒7: . : . : . : .|: . : . : /|: . : . : . :|: . : . :〈: . : . : . ∧   ∨/|
          |: .:/ ,,/:/: . : . : . : |: ./|: / : : . : . : ∧: . : . : . : . : . : . :  │:│

           |: / ∨/7: . : . : .:./∨人「\|: . : . :.:|/∨\ハ: . : . : . : |\_j: .│
            |: .⌒^|/ ]: . : . :│ ¬テ弍 八: . :.Ν‐ァ弍テ¬│. : . : .:|: . : . : .|   うち、どんまいん!!
          __|: . : . : .:/|: . : .:|人|:  うi{/|   : . :.|  うi{/|  |ノ|: . :.:/|: . : . : . : |__
.      /    ) . : ./八|\小   ∨ツ   \|  ∨ツ  ∧. :/ :|∧ . : . (   \
      '⌒¨  ̄ ̄ `'〈   \「| ム  :::::::.    .    .::::::  ゙: .|/| / ∧_,. ´ ̄ ̄¨⌒\
.   〃  /   /    \   |: . :..                 ムl . : |  〃    、 ヽ  }}
    {{  {   {   {        | : |人     /\     人| . :│ _{{   }  }   }
                      ∨人: . :〈〕>   ー一   <〔〉: . : .リ /   ノ  ノ     /
    \           } ∧ : 「\{  }`  ー=≦{   // : /∨ {           /
      ,、______,..    { / \|  マ=- ..,,___,,.. -=7厶イ  \/  ..,,____,,. イ
.     /: . : . : / ハ    く\  }  \____/  {,   /      ∧: . : . : |
     : . : . : ./   |     ヽ丶│      ∧      / /ア     / |: . : . :│
.     |: . : . : |           } 〉|       (___)     「〈  {         │: . : . :|
.     |: . : . : |     ヽ       /¨|                 |゙¨\     ノ   |: . : . :│
.     |: . : . : |      \__,,/  [               ]   \___/   :|: . : . :│)

駄菓子屋「今日は、『デパート』で飯を食う!」

れんげ「!?」

れんげ「で、でも、うち、そんなお金ないのん……」

駄菓子屋「言っただろ?ご馳走する、って」

れんげ「も、もしかしてハンバーグ!?ハンバーグなん!?」

駄菓子屋「ああ、好きなものを注文していいぞ」

れんげ「デザートも頼んでいいのん!?ウチ、パフェも食べたいのん!」

駄菓子屋「ああ、好きなだけ食え」

れんげ「わーい、なのん!」

駄菓子屋「じゃあ、向こうにはれんげは行けなくなったって連絡しとくな。あと、一穂先輩にも連絡しとくか」

れんげ「よろしくお願いしますなのん」

蛍「それじゃあ私は食材を冷蔵庫から出してきますので、センパイは庭で待ってて下さい」

小鞠「手伝おうか?」

蛍「大丈夫です。焼く食材を出すだけなので」

小鞠「そう?ごめんね」



蛍(はぁ……。せっかく今日はセンパイと二人きりだと思ったのに……)

蛍(センパイだって、あんなにおめかししてくれて来てくれたのに……)

トゥールル トゥルル トゥールル トゥルル トゥートゥートゥートゥートゥー

蛍「あっ、電話……。誰からだろう?」

小鞠(やっぱれんげを連れてきたのはまずかったかなー……?蛍、なんか見るからに暗くなってたし……)

小鞠(あれ?でも、何で……)

小鞠(蛍はれんげのこと嫌ってないし、むしろ二人で遊んだりしてるし仲もいいのに……。食材が足りないってのはそんな気にする事でもないし……)

小鞠(も、もしかして、私と二人きりが良かったとか!?)

小鞠(いや、まさかそんな……///)

小鞠(うん、女の子同士だし、それはさすがにないない)

蛍「お待たせしました」

小鞠「わぁっ!?」

蛍「きゃっ!?ど、どうしたんですかセンパイ……?」

小鞠「ううん、何でもない何でもない!蛍が急に前にいたからびっくりしただけで……」

蛍「そうだったんですか」

駄菓子屋「1000円はお駄賃に貰っておく」

                    ┏┓            ┏┓┏━┓  ┏┓
┏┓┏━━┓        ┃┃      ┏┓┏┛┗┫□┣━┛┗━┓
┃┃┗━━┛┏┓    ┃┃      ┃┃┗┓┏┻━┻━┓┏━┛
┃┃┏┓  ┏┛┗━┓┃┗━┓  ┃┃┏┛┗┓  ┏━┛┃┏━━━━━┓
┃┃┃┗━╋┓┏┓┃┃┏┓┗┓┃┃┃□┏┛  ┃□┃┃┗━━━━━┛

┗┛┗━━┛┃┃┗┛┗┛┗━┛┗┛┗━┛    ┗━┓┃
            ┗┛                          ┗┛
.              /  ア: . : . :/ : . : /: . : . |: . : \ :. : .ヽ  \
          /   7: . : . /): .⌒:| : . : . :⌒ . : . : . : . ∨   \
.           〈______|/|: ///〉:/|: /|: |: . :\|\Ν:. : . : .:|____〉
           /: . : . / ´ /l┬ぅ干八: . l干ぅ┬|: . : . : .|: . : . ':.
             / : . / 丿´人|弋。ソ   \|弋。ソ |: . : . .:リ : . : . :':.
         /: ./ ー ,..イ: ∧\::::   .   :::: /イ: /|∧ : . : . : ':.

          //   .:゙  | : 小            小 : |/∧. : . : . :':.
          '′   ゙   |: . :|人    / ヽ     人|: . :|/  ': . : . : . :.
.        /     /__ _|: . :[ ̄>   ̄   <___,|: . :|   ' : : . : . :.
.         〈    ノ'  〈〈 |: . :ト</_∧>‐<∧//∨ : /┐   :. : . : : !
       |> ._    | |八:. :∨//7       `ト<: .∧/|   │: . : . |
       | : . : . |> .,_| |  \[.//7\‐ 、 -- [厶イ ∨   | : . : .│
       | : . : . |\__/∧   //7\   ̄ ̄ ̄ [//], ハ.    | : . : .│
       | : . : . |  `ー-、_,,У)7   ̄厂「 ̄ ̄[//]  |   | : . : .│
       | : . : . |      [//    o│    マ'(]ノ ∧   | : . : .│

蛍「でも、ごめんなさい……。センパイの声にびっくりして、飲み物をセンパイにかけてしまいました……」

小鞠「いいっていいって、お水だったら乾けばいいだけだから大丈夫大丈夫」

蛍「あ、そういえばれんちゃんが来れなくなったって駄菓子屋さんから電話がありましたよ」

小鞠「えっ?も、もしかして事故……?」

蛍「いえ、何でも駄菓子屋さんがデパートに行くのについていって食事するんだとかで」

小鞠「良かった~……。もし事故とかだったらって思ったら……。結局一人で行かせちゃったしね」

蛍「れんちゃんはしっかした子ですから大丈夫ですよ」

小鞠「だよね」

蛍「そういえば二人きりになってしまいましたね……///」

小鞠「う、うん、そだね……///」

小鞠(ヤバい、何か、さっき変なこと考えてたせいで蛍の顔がまともに見れない……///)

小鞠(そういえば、何だか蛍の目が何だか熱っぽいような……?)

小鞠(いやいや、気のせい気のせい。このBBQの道具で火を起こしてるから、その熱だよね、きっと)

蛍(センパイの服に水がかかったせいで、うっすらと肌が透けて……///)

蛍(ジロジロみたらバレちゃうかな……?で、でも、ついつい目が行っちゃう……。いいな~……。水で服が透けてるセンパイいいな~……///)

小鞠「そ、そうだ、それじゃあそろそお肉焼こっか」

蛍「は、はいっ、そうですね」

小鞠「それにしても、事前に下準備されてあるからあとはもう焼くだけだなんて。蛍、苦労したでしょ?」

蛍「そんな、こんなの全然大したことないですよ」

小鞠「いやいや、大したことあるよ。私なんて料理得意じゃないから……」

蛍「で、でも、私は好きですよ!」

小鞠「ふぇっ……///」



蛍「い、いや、センパイの作るお料理が、です……///」

小鞠「そ、そう?う、うん、そうだよね、あはは」

蛍「え、えへへ……」

小鞠(いきなり好きです、だなんて言われたからどっきりしちゃった……///)

小鞠(そ、そうだよね、女の子同士で好きになるなんておかしいもん)

小鞠(あれっ、でも、だったらどうして私はこんなにドキドキしてるんだろう……)

蛍(もう、私のバカ……。変な間が空いちゃった……。センパイに変に思われてないといいけど……)

                  /7

               ┌‐┐  //
        く\  L.._」   〈/
         \>   

          (   -──-
            ⌒У: : :/⌒^\ \
          ハ  /:/ : : : : : : : : ヽ : .
       { VИ /^^レヘ|\: :│: |  こまくないよ!

          '  〉小|┃  ┃ N:ノフ |
.          ∨ノ人'' 、_,_, '' 乂|: : |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

のんのんびより    越谷小鞠

小鞠「なかなか焼けないなー」

蛍「そういうものですよ」

小鞠「そういうものかー」

蛍「はい。でも、こうしてじっくり焼けるのを待つのもBBQの楽しみですよ」

小鞠「なるほどねー」

小鞠(やっぱり蛍は大人だなー。まるで前に駄菓子屋に案内したお姉さんみたい……)

小鞠(私もお肉とかたくさん食べたら蛍みたいになれるのかな……?)

蛍「そろそろですかね」

小鞠「あ、それじゃあ私がひっくり返すよ」

蛍「あっ、ダメですセンパイ!?」

小鞠「えっ……?」

小鞠「熱っ!?」

蛍「ああっ、センパイの手が……。ごめんなさい、センパイ。金属製の串なので、ひっくり返すときはトングを使って下さいって言うのを忘れてました……」

小鞠「だ、大丈夫。一瞬だったから」

蛍「いえ、火傷や火膨れになったら大変です!指を出して下さい!」

小鞠「う、うん」

蛍「はむっ」

小鞠「えっ?」

蛍「おうひゅーひょひれふ、へんはい」

小鞠「い、いいよ、蛍、そんなことしないでも。私の手、汚いから……///」

蛍「……んっ」

蛍「そんなことありません、センパイ!これで大丈夫だと思います」

小鞠「あ、ありがと……///」

蛍「いえ、そんな……///」

小鞠(蛍に指、舐められちゃった……///)

蛍(センパイの指、舐めてしまいました……///)

小鞠(おかしい、こんなに顔が熱くなるなんて!?も、もしかして、私は蛍のこと……///)

蛍(センパイの指、小さくて柔らかくて可愛かったな~……///)

クレイジー

小鞠「……」

蛍「……」

小鞠(もしかして、蛍は私の事好きだったりするのかな……?)

小鞠(そうじゃないと、いくら火傷するかもしれないからってとっさに指を舐めてくれてまではしてくれないよね)

小鞠(そういえば、部屋に遊びに行って私が蛍のアルバム眺めてとき、蛍はずっと私の事を見てたような……)

小鞠(で、でも、勘違いかもしれないし……)

小鞠「あ、あのさ、そういえばさ、前に私の部屋に遊びに来てくれたことあったよね。ほら、このみちゃんも居たとき」

蛍「あ、はい。ありましたけど」

小鞠「その時さ、曖昧になっちゃったけどさ、蛍の好きな人聞いたよね!?あれ、誰!?誰の事好きなの!?」

蛍「えっ……?えぇ~っ……!?」

小鞠「教えてよ蛍!今すぐに!」

蛍「好きな人……ですか……///」

小鞠「!?」

小鞠(やっぱり、あれは恋しちゃってる目だ!?そして、それが向けられてるのは、私だった!これは間違いない!)

小鞠「あ、あの、やっぱり……言わなくていい……っていうか……///」ゴニョゴニョ…

蛍「いえ……そんな……///」

蛍(センパイはお洒落して家に来てくれて、そして、こんな話題を振ってくれて恥ずかしがって紅くなってる……!これは、告白を期待してる顔だ!)

はよセックスしろ

蛍「そ、そんな、言いますから……///」

小鞠「ううん……そんなのいいって……///」

蛍「いえ、言わせて下さい、センパイ……///」

小鞠「いやいやいや、そんな、何か恥ずかしいし……///」

蛍「わ、私だって恥ずかしいんですから……///」




蛍『私はセンパイの事が大好きです!……恋しちゃってます///』

夏海「なんだこれ……。何なんだこれ……!?」
夏海「姉ちゃんがうちらに内緒で日曜に出かけたと思ったら、ほたるんの家でBBQをする!と思ったら、れんげは駄菓子屋とデパート行ったとか!」
夏海「そうかと思ったら姉ちゃんはほたるんとイチャイチャしてて、告白までされてるし!」
夏海「みんなトランシーバーと双眼鏡が教えてくれたよ!」
夏海「……帰ろ」

そして、蛍と小鞠には春が来た

おい!!何か抜けてるぞ!!

このみ「こんにちは~」

卓「・・・」

このみ「あれ?メガネ君だけ?じゃぁ、二人で遊ぼっか・・・ね、イケナイ感じ系の事する?」

卓「・・・」



夏海「ただい・・・うわぁ!兄ちゃんとこのみちゃんまで変な雰囲気醸し出してる!!」

駄菓子屋(れんげが可愛すぎて辛い)

れんげ「なにたべるーんなにたのむーん」

駄菓子屋「なんでもたのめよー」

れんげ「ハンバーグセットにするん!」

一穂「うちは日替わりランチ」

れんげ「ボタン押すん!」

店員「ゴチューモッドッゾー」

れんげ「ハンバーグセットとパフェなん」

一穂「うちは日替わりランチ」

駄菓子屋「先輩と同じの」

店員「ハンバーグセットニパフェランチフタツイジョーッス」

駄菓子屋「先輩なんで居るんだよ」

一穂「いやぁ~教材の仕入れをね」

れんげ「ねぇねぇも一緒なーん!」

はよはよはよはよ

駄菓子屋「先輩帰ってください!」

一穂「いいじゃん、ね~れんちょん」

れんげ「ねぇねぇは仲間外れなん」ウルウル

駄菓子屋(くっ、そんな目で見るな)

一穂「」ウルウル

駄菓子屋(先輩も真似してるし)

駄菓子屋「先輩は自腹でいいですよね」

一穂「あっ!れんちょん飛行機雲だよ」

れんげ「すごいーんくもなーん」

駄菓子屋「せんp」

店員「オマタセシャシターゴチューモンノシナイジョーッス」

一穂「さてれんちょん食べよ食べよ」

れんげ「食べるんいただきますなん!」

れんげ「うちの舌を唸らせる味なん」

れんげ「中にはチーズなんすごいのん」

れんげ「この付け合わせも美味しいのん」

一穂「れんちょん食リポしないで食べな」

れんげ「ねぇねぇ説得力ないのんなー」

駄菓子屋(くっそ会話に入れねぇ)

れんげ「駄菓子屋つまんないん?」

駄菓子屋「そんなことはない」

れんげ「じゃあお話するのん!」

駄菓子屋「そうだな・・・」(話題が・・・)

  |   |     |.   |   |    !          .た
. |   |    |   |   |    |         ま
 | , -―- 、 |   , -―-、|   |        強   に
 i / _,二 |  | | 二_ i|  」      盗  は
 i ヽ.__.ノ ,,::;;,,ヽ___ ノ|   |     い  も
 |   i    |    i   |  |    い
 |   |   _!_  |   |   |    よ
 |   |  i´.__.`! |  |  |    ね

;;;,|    |  ヽ__.ノ  |  |  /
ヽ;;;,,  |     i     |  !/ヽ ._
\\;;,,.   ー┼―   // ̄  )
\\`          ´.// ̄ ̄|

ID:iQTlfmZr0
スレ立てしてあげようか?

突如レストランに謎の少女が!

???「あー疲れたちょっと休もー」

???「あれ?おーいれんちょーん」

れんげ「なっつんどうしてここにいるん」

夏海「皆に仲間外れにされたんよ」

一穂(道徳は寝ないでやろっかな)

夏海「あー駄菓子屋が奢ってくれんのー」

駄菓子屋「おまえは別だ自分d」

夏海「すんませーんこれお願いしまーす」

店員「っしゃーす」

夏海「れんちょんほら般若だよ」

駄菓子屋「誰が般若だ」

れんげ「今日も平和なん」

おしまい

ID:iQTlfmZr0が何か始めたんでスレ立ててやろうかと思ったら終わってた

れんげ「なっつんがイモムシになったのん…」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom