ひろし「会社クビになってしまった…」(225)

ひろし「そんな…」

部長「申し訳ない、野原君。私としても出来るだけ尽力したんだが…」

ひろし「いえ、部長仕方ありません。この不況では…」

部長「ああ、確かに千億単位の赤字が3年連続とあっては…しかし管理職にまで手を出すとは」

ひろし「商社ですからね。円高の影響はとても受けやすいですし」

部長「しかし、こんなトカゲの尻尾切りのようなことを続けていては、この会社も先がないだろう」

ひろし「そうですね…」

ひろし「よくも、あんなことがいえるよ」

ひろし「どうせ、高みの見物って所なんだろうが…」

ひろし「…いかんいかん! 俺は俺にできることをしなければ!」

ひろし「妻1人に手のかかる子供2人か…」

ひろし「とりあえず、退職金と雇用保険で当座は凌げるか…あとはみさえに頑張って働いてもらうしか」

みさえ「いやよ!」

ひろし「」

ひろし「なんでなんだ! こんな状態なんだぞ? こんな時こそ一家で団結して頑張る時なんじゃないのか?」

みさえ「契約違反よ」

ひろし「はぁ?」

みさえ「私は、あなたに貞操を捧げた。その見返りとして安息を手にいれたの」

ひろし「なんなんだよ、その女性様理論は!」

みさえ「あなたが契約を破ったのよ?」

ひろし「素直に働きたくないっていったらどうなんだ!」

みさえ「いい加減にして!」

ひろし「おめーがだよ!」

ひろし「とにかく当面はなんとかなるかもしれないから、大丈夫かもしれないけどいざとなったら頼むよ…」

みさえ「嫌よ!」

ひろし(くそ! なんでこんなカス女と)

次の日

しんのすけ「とーちゃん、とーちゃん! 早く朝飯作るんだゾ!」

ひろし「はぁ…みさえは?」

しんのすけ「とーちゃんがクビになったから、とーちゃんにやらせなさいって!」

ひろし「はぁ…」

ひろし「これから毎日これかよ…」ガチャガチャ

ひまわり「おぎゃーおぎゃー」

ひろし「ひま起きたか…、おーいみさえ! ひまわりのお守り頼むよ!

ひまわり「ぎゃーおーす、ギャオース!」

ひろし「なに、やってんだよみさえは!!」ガラ

ひろし「寝てるし…みさえ、いい加減起きろよ!」

みさえ「嫌よ。あなた今日から無職なんだからあなたが全部家事くらいやりなさい」

ひろし「はぁー? 専業主婦はおまえだろ!?」

みさえ「うだうだ、うるさいなぁ! せっかく無職兼業主夫にしてやるっていってんのに」

ひろし「…」

ひまわり「おーん!おーん!」

ひろし「よちよち」

それから、ひろしは毎日家事をこなしながら求職活動をした。
しかし、その成果が実る事はなかった。
アルバイトもしていたが、子供達にかかる金に加え、みさえの無駄遣いが追い討ちをかけ
退職時に800万程あった貯蓄はあっという間に目減りしていったのだった。

みさえ「たっだいまー」

しんのすけ「かーちゃん!お帰り!」

ひろし「…みさえ」

みさえ「なによ」

ひろし「今、何時だ? おい? 毎日毎日、朝帰りしやがって!どーいうつもりなんだ!」

みさえ「あらー?無職の人間がいえるセリフかしらそれ?」

ひろし「カードの請求きてたぞ? みて見ろ」

みさえ「そうねー今日、カード使えなくなってたからもしやと思ったけどw」

ひろし「どーするんだよ!!!!このままじゃ来月の生活はどうにもならないぞ!?」

ひろし「子供達のこと思って離婚だけは避けてきたけど、もう限界だ!」

ひろし「ひまわりにあげるミルクだって薄めて使ってる! どうすればいいんだ!!」

みさえ「そんなのあなたが無職なのが悪いのよ?それに、パンがなければケーキを食べればいい」

ひろし「なにがいいたい?」

みさえ「粉ミルクがなければ」

ひろし「! オチンポミルクをあげればよい!」

みさえ「いや、私の乳を…」

ひろし「…」

みさえ「…」

みさえ「…あなた、頭イイじゃない! それよ!」

しんのすけ「とーちゃん! 最近ネネちゃんがねー」ガラ

みさえ「しんのすけ! 話が終わるまでは外に居なさいって言ったしょ?」

ひろし「ネネちゃん? 後で聞くから、待ってなさい」

ひろし「で?」

みさえ「ひまわりの児童ポルノを作るわよ」

ひろし「! な、何を! そんなことしたら…」

みさえ「ええ、捕まるわね。でも仕方ないわ。この日本の現状をみて」

みさえ「尻尾切りにされるのはいつも弱者よ。確かに競争原理の元では正しいといえるわ」

みさえ「しかし、長引く不況のせいでゆるやかな搾取が出来なくなっている。私達みたいな人間が生まれるのは自然の原理」

みさえ「そんな人間が法律だけを規範にして生きていけると思う? 愛国心なんて保っていられるかしら?」

ひろし「…」

みさえ「四の五の言ってられないのよぉ!!!」

ひろし「だったら、無駄遣いすんなやー!!」

みさえ「じゃあ、始めるわよ」

ひまわり「あーう」

みさえ「ほーら、パパのおちんちんですよーひまちゃん。ビデオ撮ってるからねーw」

ひまわり「ぎゃ!バッチィ!!」

ひろし「なぁ、やっぱり…」

みさえ「なーに怖気づいてんのよ! ほら、イケメンのお面して!」

ひまわり「ウキャウキャ!!イケメンチンポジウム!!」

みさえ「ほーら喜んでるw」

ひろし「うっ、ひまわりあんまり舐めるなwww」ピュ

ひまわり「あーうwwwイケメン精子まいうーwww」

みさえ「オチンポミルク美味しかったねーw」

こうして、ひろし達は困窮から、児童ポルノの製造を始めた。
データはインターネットにて配布された。それによってひろし達は大金を得ることに成功した。
夫婦仲は急速に回復し、元の円満家庭に戻ったのだ。
また、バリエーションを考えみさえ×しんのすけ、しんのすけ×ひまわりのビデオも撮影された。

ひろし「さーて!今日の結果はwww」

みさえ「1位ひろし×ひまわり オチンポミルクでチュウ!駅弁が簡単な理由!」

ひろし「はっはっはwww」

ひろし「最下位しんのすけ×みさえ チョコビチンポの冒険!みさえのクサマン気絶のすけ!」

ひろし「やっぱりかwww」

ひろし「みさえはクズすなぁwww」

みさえ「」ゲンコツ!

みさえ「? でもおかしいわ? 総ダウンロード数は減ってる?」

ひろし「! 本当だ? なぜだ?」

みさえ「! これ見て?」

ひろし「? まさお×かざま×ぼーちゃん 3体合体!伝説の無限SEXトライアングル?」

みさえ「すごいわ…まさお君が風間君のケツにいれて、風間がぼーのケツにいれて、ぼーがまさおのケツに?」

ひろし「三体合体トライアングルか!! えぐい事考えやがる!それでも人の親かよ!!」

みさえ「まったくよ!! 子供の気持ち考えた事あるのかしら!?」

この20XX年、民主○政権の末期であった。数多の売国法案、売国外交を推し進めた結果
多くの企業は潰れ、民衆は飢えた。同じように児童ポルノで稼ごうとした人間が山ほどいたのである。
公安は次々と検挙するも、新たな作品がUPされその様相はまさにイタチごっこというに相応しいものであった。
また、山ほどのデータが溢れたため、質の悪い動画は自然淘汰されていった。

ひろし「今月の収入は…3万か…」

みさえ「最盛期の100分の一…」

ひろし「短い夢だったな」

みさえ「なによ!! どうせわたしがひまわりをもっと可愛く生めばよかったって言いたいんでしょ?」

ひろし「そんなことは…しかし、このままじゃどうにもならない」

しんのすけ「母ちゃんー!!SEXしたい!」

みさえ「うるさいわね! 金にならないSEXなんて意味ないのよ!!」

しんのすけ「ううーじゃあメシくいたいー! 栄養つくもの食いたいゾ!」

ひろし「我慢しろ! もしくは自分のオチンポミルクで我慢しろ!」

みさえ「私はなに食べればいいのよ!!」

ひろし「…それは」

そしてそれから、3ヶ月が経った。
相変わらず、児童ポルノは売れない。また困窮していた。

みさえ「…」ジュー

ひろし「ん? なんだこの香ばしい匂いは?」

しんのすけ「母ちゃん、久しぶりに肉だって言ってたゾ!」

ひろし「そうか? やったな!」

しんのすけ「そうだぞ! 最近は父ちゃんと69で精子交換しかしてなかったもんなぁ」

みさえ「…」ジュー

ひろし「さて、そろそろかなw」

みさえ「できたわよー」

ひろし「よし、よし!」

しんのすけ「! これは?」

みさえ「焼きひまわりよ」

ひろし「」

しんのすけ「」

みさえ「あんまり大きいから、ホットプレートで焼いたの。頭ははみ出しちゃうから切って血を抜いてサラダにしたわ」

ひろし「みさえ…おまえ」

しんのすけ「うげー」

みさえ「こら! ゲロはくな! もったいない!」ペロペロ

みさえ「ほら、食べないの?」ブチッ

みさえ「腕を取って…焼肉のたれをかけて…」ボリボリボリっ

みさえ「はむっ」ムシャムシャ

ひろし「」

みさえ「うまーい!!!!!!」ボリボリ

ひろし「ほ、本当か?」

みさえ「ええ、本当に美味しいわ!! 骨まで食べれるわ」ムシャムシャ

みさえ「ほら、しんちゃんも!」

しんのすけ「おら、おら…」

ひろし「うまい!!!」 ボリボリボリ

みさえ「しんのすけ! いい加減にしなさい!」

みさえ「ここでひまわりを食べることによって、ひまわりは私達の血と成り、肉となり私達の中で生き続けるわ」

ひろし「そうだぞ! しんのすけ! 自分の中の常識に囚われるな! 俺達はこのクソみたいな世界で生きなくてはいけない!」

しんのすけ(…オラも?)バタン

ひろし「おら!みさえ! 卵巣は俺のものだぞ!」バリバリ

みさえ「やっぱり肉は美味いわねー!!」

それから5日後

しんのすけ「熱い!!!」

みさえ「これが最期の苦痛よ。育ててあげられなくてごめんね」

ひろし「オッパッピー!」

しんのすけ「とうちゃん!おら、しんじゃうよ!!」

ひろし「大丈夫だ! しんのすけは俺の一部になるんだそんなの関係ねぇ!!」

しんのすけ「オラ…オラ…」

しんのすけ「…忘れないぞ…この痛み」

しんのすけ「苦しみ」

ひろし「美味いなー煮込みしんのすけは!!」ボリボリ

みさえ「ホントね!精子と卵子がこんなに美味くなるんだから生命ってのは不思議よねーw」バリバリ

それから1年、○主党政権はついに崩壊する。
日本経済は急速に回復に向かっていった。

みさえ「あなた! 今日も仕事でしょう?」

ひろし「ああ、良かったよ。まさかこの年で大企業に再就職できるとは!」

みさえ「本当ね! 今日もごちそう用意して待ってるわ」

ひろし「ああ! 頑張ってしんのすけ達の分もいきなちゃな!」

ピンポーン!!!

ひろし「俺でるよ」ガチャ

ボー「しんちゃんが生まれる」

ひろし「ん? ぼーちゃん?ゲイ3Pトライアングルの?」

ボー「しんちゃん、我らが王」

ひろし「ぼーちゃん? しんのすけの行方はまだ分かってないんだ」

ぼー「証拠がない。…あなたの一部となった王」スゥ

ひろし「消えた…?…一部?なぜそれを?」

みさえ「どうしたの?」

ひろし「いや、ぼーちゅんがさっきそこに…」

みさえ「ぼーちゃん? ずっと前から行方不明よ?」

ひろし「なに!?」

みさえ「ぼーちゃんだけじゃないわ。風間君も、まさお君も、ネネちゃんも。この1年で園児の半分は行方不明になったはずよ」

ひろし「おい! それってまさか…」

ひろし「…そしてさっき見た奴は誰なんだ?」

みさえは妊娠した。ボーが現れてから1月後に判明した。
しかしひろしはぼーと良く似た子供を見たことを忘れていた。

みさえ「この子の名前決めたわ」

みさえ「にせのすけよ」

ひろし「にせのすけか…いいな!! 偽者みたいで!」

ひろし「俺の考えたしんのすけver2よりずっといい!」

にせのすけは生まれた。
にせのすけはすくすくと成長していった。
しかし、彼は笑わない子供だった。
ひろしは一度もにせのすけの笑顔を拝むことはなかった。

そして幼稚園に入園したその日、ひまわりver2と共にひろし達の前から姿を消した。

廃ビル

王!!!王!!!!王!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

??「ついにこの日がきた…」

?「待ちわびたぞ…」

風間「王!!!!! あなたこそこの世界救世主!!」

まさお「世界に変革をもたらす者」

ボー「我らが指導者」

ネネ「私たちの希望!!!!!!!!!!!!」

ひまわり「世界に痛みをあたえしもの」

しんのすけ「オラがしんのすけだゾ!!!」

群集「王ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」

しんのすけ「オラたちは今一度、世界に痛みを与える必要があるぞ!」

しんのすけ「世界にもっと未来の重要性を知らしめる為に!」

しんのすけ「よって、ここにコドモ帝国の設立を宣言する!!!」

風間「まっていた。この時を」

まさお「ああ、我々は未来になる」

ボー「老害を駆逐し、新世界を作るのは私達だ」

??「くくっ」

ネネ「して、最初の任務は何になる?」

群集「内乱だー!!!」

しんのすけ「馬鹿者!!この情勢で大規模な内乱など起これば、円の信用は落ち再び恐慌が起こる可能性がある」

しんのすけ「核だ。核を押さえる」

風間「核?」

しんのすけ「ああ、核ならば9対1の総量でも対等の交渉ができる」

しんのすけ「ましてや、核を所持していない日本という国ならばなおさらだ」

まさお「しかし、どうやって?核となると、テロリスト風情ではとても調達など」

しんのすけ「なんだ、答えを言ってしまっているではないかまずは国を乗っ取る」

風間「!!!」

ぼー「!!!」

まさお「どうやってだ!!…宗教を利用し洗脳させ、日本を乗っ取るほうが楽ではないか?」

しんのすけ「それではいままでと変わらん!! 激的な変化が必要なのだ!!それに洗脳では意味がない」

しんのすけ「自分で考え結論をだす。それが大事なのだ」

風間「そうだ、それに我々の能力を考えればそちらのほうが手っ取りはやいに決まっている」

まさお「能力?」

?「昨日生まれ変わったばかりだから分からないみたいだね」

風間「私が説明する。我々は自分の生まれ変わりだ」

まさお「ああ、天の国で修行をしたな」

風間「実は天の国での能力を我々は現世でも1つだけ扱うことが可能なのだ」

まさお「なに!?」

??「試してみろ」

まさお「デスノート!」ブワッ

群集の内の1人「うっ」

?「おいおい。味方殺してどうするんだ?」

風間「いいさ、あいつは組織の金に手をつけたクソ野郎だ。俺が指示した」

しんのすけ「…ククク。お前の能力はデスノートか…」

風間「これが、我々が少数精鋭で活動できる理由だ」

ひまわり「…」

しんのすけ「さぁ真春日部防衛隊の発足だ!!!」

一同「ファイヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

ひろし「ひまわり達がいなくなって、はや3ヶ月」

みさえ「そうね…せっかく好景気がやってきたのに」

テレビ「ニュース速報。扇首相暗殺」

ひろし「扇首相が?」

みさえ「そうみたいね」

テレビ「また、犯行声明が出されていたことが判明しました。読み上げます」

テレビ「我々は真春日部防衛隊。日本を真の開放させるために発足した」

テレビ「未来を奪い!国民より巻き上げたものをで私腹を肥やす連中に我々は…」

しんのすけ「天誅を下す!!!!!!!!!!!!!!!」

 
      


そしてしんのすけは紆余屈折の末、改革を成功させ納得のいく人生を過ごしたらしい。
                おしまい

これがコードギアスの世界への前哨戦となるわけです。

ブリタニアとの戦争を避けた場合デスノートの世界へ続きます。

じゃ、焼きひまわり食べに言ってくるのでさようなら。

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