久「……」ジー
洋榎「……」
久「……」ジー
洋榎「……な、なんやねん」
久「いえ、別に何も?」
洋榎「なんもないんやったら見るなアホ……」
久「ふふ、ごめんなさい」ジー
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:\
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: :ハ;/ \//i : :/ !: :/i: : : : : : :i′
:/ 气テテZ=, // -‐‐''" !: : : : : : :}
{. l::::;;;::::i テ=ェx_ /: : : : :.}:.;'
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ハ__,/》《∧_}\. |/
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/ハ! ,/ i
{ / .!
i/ |\
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洋榎「……なぁ久」
久「なに?」ジー
洋榎「喧嘩売っとるやろ?」
久「そんなことないわよ。洋榎が可愛いから見ていたいだけ」
洋榎「なっ……」
久「ふふ、あなた以外とウブよね。そういうところのギャップも可愛い」
洋榎「お、お前もう帰れ! だいたいなんでウチの部屋にしれっとおんねん!」
久「だって暇なんだもん。合同合宿なんて夜はやることないんだもん」
洋榎「まあ確かにそやけども……」
久「……」ジー
洋榎「っ……だ、だから! 見つめてくんなアホっ!」
久「ただ見てるだけじゃない、どうしてそんなにも恥ずかしがるの」クスクス
洋榎「じろじろ見られて気悪くせえへんヤツなんてそうおるかい……」
久「私は別に気にしないわよ? どれだけ見つめられても」
洋榎「……ほう、言ったな? それじゃ睨めっこで勝負や! ウチが勝ったら自分の部屋に戻ること、ええな?」
久「あら、面白そうね。いいわよ」
/ /: :.,ィ: : : : : : : : : : : : : : : \i
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i 「`7 /!: : : :∠」_ ハ: i: : : : : : : : :i
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ヽ_,/ ',__ |: :i
_/ ヘ .i \. !:/
》ェ≪ | \ /
.|| || 》__/ `ヽ
洋榎「ルールは顔を背けた方の負けや」
久「ふふ、絶対に負けないからなんでもいいわよ」
洋榎「そこまで言われたからにはこっちも負ける訳にもいかんな……勝負や、久」
久(こんなくだらないことで本気になれる洋榎が素敵だわ)
久「で、睨めっこはもう始まってるってことでいいのよね?」ジー
洋榎「まあ、スタートの合図なんていちいち要らんしな」ジー
久「それもそうね。洋榎がどれくらいまで持つか楽しみだわ」
洋榎「こっちのセリフや」
~数十秒後~
洋榎(……ヤバい、めっちゃ気恥ずかしい)
久「……」ジー
洋榎(久が顔を背ける未来が想像出来んというか、早々に限界が来てる気がするというか……)
久「ふふ、ねえ洋榎。目を背けるのはアリなのかしら?」
洋榎「あ、アリや! 顔はちゃんと向けてるんやからな!」
久「りょーかい」ジー
久(この状態の洋榎を観察するのってすごく楽しいかも……)
~数分後~
洋榎(アカン……ウチが折れんかったら何十時間でもこの状況が続きそうな気がする……)
久「……」ジー
洋榎(てかなんやねんコイツ……なんでここまで堂々と出来るねん、意味分からん……)
久(気まずそうな様子で顔を赤くして、視線をうつむけさせて……可愛い)
久(このまま進展が無いのもあれだし、少しからかってみようかしら)
久「ねえ洋榎。あなた好きな人とかいる?」
洋榎「は、はぁぁ!? いい、いきなりなんやねん!?」
久「だから、好きな人いるの洋榎?」
ハーヴェスト支援
洋榎「な、なんでそんな質問するねん! 今この状況で!」
久「うーん、前から気になってたし、特に理由はないけど」
久「それで、どうなの洋榎? 好きな人いるの? 付き合ってる人とかも」
洋榎「そんなもんおるかアホ!!」
久「そっか。それじゃあ私にも十分チャンスがあるってことね」
洋榎「……は?」
久「ま、別に洋榎に好きな人がいても関係ないといえば関係なかったんだけど」
洋榎「え……さ、さっきの、どういう……」
久「ところで。この勝負で洋榎が勝ったら私は自分の部屋に戻るわけだけど」
久「私が勝ったら洋榎は何をしてくれるのかしら?」
洋榎「っ……!?」
いいねェーーーーーーーーーッッ
とおらば支援
久「まあ妥当なところで言えば、今日はこの部屋で一夜を過ごす、って感じかしら」
洋榎「……ウチはどこで寝るねん」
久「一緒に寝ればいいじゃない。きっと気持ちいいわよ?」
洋榎「ほ、ホンマなに考えとんねんお前……」
久「今は洋榎のことで頭がいっぱいだわ。本当に好きになっちゃったのかも」
洋榎「っ……冗談は休み休み言えアホ……」
いいゾー
久「……しかし、なかなか顔をそらさないわね。予想外だわ」
洋榎「ふんっ……そう簡単に思い通りになってたまるか」
久「相変わらず目は合わせてくれないけど」
洋榎「……な、なあ久。たぶんこの勝負、決着つかんと思うねん」
久「そうかしら? 私的にはあともう一押しだど思うんだけど」
洋榎「そ、そんなことないわ! どない押されてもウチは揺るがん!」
洋榎「とにかく。終わらん勝負続けても時間の無駄や。ここは、その……引き分けで手を打たんか?」
久「ふむ。引き分けね。その場合私はどうなるのかしら?」
洋榎「今は部屋に戻らんでいいから、その代わりあと2時間くらいしたら帰って……」
久「却下するわ」
洋榎「なんでやねん!」
久「だって今、明らかに私が優勢なのにそれじゃあ損だわ」
洋榎「うっ……じゃあどういう条件やったらええねん」
久「うーん、そうね……洋榎が私にキスしてくれたら引き分けでもいいわ」
洋榎「……却下やアホ」
久「それじゃあキチンと決着をつけましょうか」ニッコリ
支援
麻雀は互角でもこっちは……
洋榎「うぅっ……」
洋榎(このまま勝負を続ければウチは負ける……負けて久と一緒に寝るんか、今キスして帰らせるか……一体どうすれば……)
久(ふふ、悩んでる悩んでる。楽しいわ♪)
洋榎(……負けるのはやっぱり嫌や。負けを認めるくらいやったら、引き分けにして適当な場所にキスして帰らせるのが一番……)
久「あ、そうそう。引き分けにするなら、キスはちゃんと唇にしてね?」
洋榎「はあ!?」
久「そりゃそうでしょ。だってキスだもん」
洋榎「お、お前頭おかしいんとちゃうか!? ウチら女同士やぞ!?」
久「むしろ女同士だから気軽だと思うんだけど、洋榎にとってはそうじゃないのかしら?」
洋榎「そそ、そんなわけあるか!」
久「なら問題ないわね」
ちょっと席外す
めちゃくちゃ適当に書いてるし急に終わらせる気マンマンだから
変に保守とかしなくていいよ
洋榎「ええいもう知らん! こうなったらなんとしてでもウチが勝って部屋に帰らせたる!」
久「ふふ、さすが洋榎。そうでなくっちゃ面白く無いわ」
洋榎「覚悟せえよ久……! もう目線そらしたり弱気吐いたりせんからな……!」
~数分後~
洋榎「……な、なあ久」
久「?」
洋榎「やっぱりさ……その……もう一度話し合って穏便に……」
久「目線そらしてるわよ? 洋榎」
洋榎「うぅ……もうええやん……こんなことしてもなんも意味ないって……」
久「私は楽しいから別にいいけど……洋榎が嫌ならギブアップすればいいんじゃないの?」
洋榎「……言い出しっぺやのに負け認めるなんて嫌や」
久(変な意地張って、子供みたいで可愛い)
久「えっと、洋榎は負けを認めたく無くて、でもこのまま長くゲームを続けるのも私の条件で引き分けにするのも嫌なのよね」
洋榎「せや」
久(ここまで虫の良いことってそう言えるものじゃないわね……)
久「それじゃあ……気持ちよく負けさせてあげるわ」
洋榎「へ?」
気持ち良く(意味深)
久(端にあるベッドに突き飛ばして)
洋榎「きゃあ!?」
久(洋榎の上に覆い被さってっと)
洋榎「なっ、ななな……!?」
久「ねえ洋榎……キス、したことある……?」
洋榎「はぁ!?」
久「無いんだったら……私が初めての相手ね」
洋榎「ちょ……おまっ……」
絹「お姉ちゃん、ウチとはお遊びやったんか……?」
洋榎(久の顔、近づいて……!)
洋榎「っ~~~!!」
久「はい、私の勝ち」
洋榎「……は?」
久「だってほら、私が顔近づけたとき、目をつむりながら顔を背けたじゃない」
久「だから私の勝ち」
洋榎「……」ポケー
久「ふふ、洋榎ってあんなにも可愛い顔も出来るのね。なんだか良いもの見ちゃった」
ひろえちゃんかわええ
洋榎「ふ、ふ、ふ……」
洋榎「ふざけんなぼけえええっ!!!」
久「うっ……」キーン
洋榎「もう帰れ!! 出てけ!! アホ! ボケ! 乙女心弄んで……このド外道っ!!」バシッバシッ
久「痛い、痛いっ。枕で叩かないで洋榎」
洋榎「やかましい!! 天誅やこの畜生!! 卑怯過ぎるやろ!!」
うえのさんはかせ゛こしのきゃふ゜てんとつきあっているのて゛こんなことしないて゛す
>>68
もういい、休め、キャップ……!
久「だってこうでもしないと勝負終わらないじゃない」
洋榎「それでもやっていいことと悪いことがあるやろ!」
洋榎「あ、あんな風に押し倒してキスするフリするなんて……!」
洋榎「このっ、ボケっ、アホっ!」バシッバシッ
久「ふふ、ごめんなさいってば……あっ、洋榎」
洋榎「はぁ、はぁ、はぁ……?」
久「顔、真っ赤よ?」
洋榎「っ~~~!?」
久「あはは、痛い痛い痛い」バシッバシッ
――――――
洋榎「はぁ、はぁ、はぁ……」
久「落ち着いた? 何か飲む?」
洋榎「なんもいらん! てか誰のせいやと思ってんねん……」
久「あんなに怒るとは思わなくて。もしかして洋榎ってそういうことまだしたことないの?」
洋榎「しょ、処女で悪いか! てか高校生なんやから当たり前やろ!!」
久「当たり前かどうかは分からないけど、キス一つであそこまで動揺されるとは思わなかったから」
洋榎「くっ……もうええ。次あんなふざけた真似したらどつき回すからな」
久「了解♪」
洋榎「はぁ、無駄な汗かいてもうた……風呂入ってくる」
久「お風呂?」キュピーン
洋榎「……おい」
久「はは、分かってるって。覗いたりしないから」
洋榎「当たり前や。……もし覗いたら半殺しやからな」
久「もう、怖いこと言わないでよ。……ところで、私ここに居てもいいの?」
洋榎「……まあ、手段は卑怯でも負けは負けやし。約束は守る」
久「さすが洋榎♪」
洋榎「その代わり! 変なことした瞬間退場! 寝るときは久は床! ええな?」
久「うーん、床かぁ……」
洋榎「……敷き布団くらい用意したるから」
久「心遣い嬉しいわ。一緒に寝れる方がもっと嬉しいけど」
洋榎「……アホ」
絹「」ギリギリギリギリ
~浴室~
洋榎「はぁ……」
洋榎(にしても久が何をしたいのかまったく分からん……)
洋榎(なんかウチのこと好きみたいな雰囲気出したり、冗談でキスしようとしてきたり……)
洋榎(ウチをからかってるだけやったらあまりにタチ悪いな……)
洋榎(変なことするなと釘刺したものの、久のことやから信用ならん……)
洋榎(……早めにあがろ)
洋榎「ふぅ。スッキリした。風呂まだやったしちょうど良かったわ」
洋榎「……あれ。ウチの脱いだ服ない。てか用意したのもないし下着も……」
洋榎「ってなんやこのやたらデカイTシャツ……こんなもん誰が……」
洋榎「ま、まさか……」
洋榎「久! 聞こえとんのか!? ちょっとこいアホ!」
久「はいはい。って洋榎、あなたちょっと口が悪すぎない? 女の子なんだからもっと慎みを持たないと」
洋榎「誰が慎み無くさせとんねん! ってそんなことより、ウチの着替えもろもろ持ってったのお前やろ!?」
久「ええ、そうよ」
洋榎「即答て……」
久「だって嘘ついても仕方ないし」
洋榎「……今やったらまだ許したる。だからウチの着替え持ってこい」
久「ふふ、やだ♪」
洋榎「」
洋榎「久ァ……!」
久「もう、そんな怖い声出さないでよ。ちょっとしたイタズラだし、着替えもちゃんと部屋に置いてあるから」
久「それに、代わりの服ちゃんと用意してあるでしょ? 洋榎にピッタリだと思うの」
洋榎「……なんやねんこのアホみたいに大きいTシャツ。どっから持って来た」
久「宮守の姉帯さんから借りて来たの。洋榎に着せたら可愛いかなー、って思って」
洋榎「……」
久「ね、だから早く着替えて出て来てちょうだい」
洋榎「ふざけんなボケ!! こんなもん着れるわけないやろ!!」
久「あら、Yシャツのがよかったかしら。用意してるけど持ってくる?」
洋榎「……久、悪いことは言わんから早くウチの服持ってこい。な? こんなことして誰が得するんや」
久「今、私はすごく楽しいわよ?」
洋榎「久ァ……! このことはしっかり覚えとけよ……! 絶対に許さんからな……!」
久「ふふ、洋榎の可愛い姿が見れるなら本望だわ」
洋榎「くっ……」
洋榎(このまま駄々こねてると、自分が着させるとか言い出しかねん)
洋榎(ここは一端これを着て、さっさと着替え回収するのが一番か……)
洋榎(うぅ、悔しい……! 久の思い通りに動くのが癪に触ってたまらん……!)
久「うふふ」
洋榎「くうぅ……ウチの部屋から追い出したるから待っとけよ久……!」
洋榎(……なんやねんこれ。ウチが来たらワンピース状態やん……微妙に丈短いし……)
洋榎(くそぉ……! おのれ久め……! 一発どつかな腹の虫がおさまらん……!)
洋榎「久!」
久「あ、やっと出て来た。……ふふ、やっぱりすごく似合ってる。丈は短そうだけど」
洋榎「ウチの着替え返せ……!」
久「そんなに怖い顔しないでよ。あ、一枚写メ撮っていい? すごく可愛いのにもったいないわ」パシャ
洋榎「りょ、了承得る前に撮るヤツがおるかアホ! 今すぐ消せ!」
久「あんまり動いたら下が見えちゃうわよ?」
洋榎「っ!?」
洋榎「くぅぅ……!」
久「ふふ、その顔も可愛いわ
洋榎「もうええ。その写メはあとや。だからウチの着替え返せ!」
久「分かってるって。はい、これ」
洋榎「お、おぅ……?」
久「ごめんね、子供みたいなイタズラしちゃって。ちょっと魔が差しちゃっただけだから」
洋榎(えらいすんなり返すんやな……返して欲しかったら~しろ、とか言われると思ったんやけど……)
洋榎「ま、まだ許したわけやないからな! 着替えたあと一発どついたるから待っとけよ!」
久「……」
洋榎(着替えを持って、また浴室横の洗面所に戻ろうとしたそのとき)
久「……」ギュッ
洋榎「へ?」
洋榎(久に、後ろから抱きしめられた)
洋榎「は、へ? えっ……?」
久「そんな無防備な背中、私に見せたらダメじゃない」
久「我慢出来なくなっちゃう……」
洋榎「ひ、久……? な、なにを言って……」
久「洋榎、とても良い匂い……肌も柔らかくて、温かくて……」
久「はは、どうしよう……私、自分が思ってるよりも洋榎のこと好きみたい」
洋榎「……は?」
久「洋榎……好き。大好き……」
誰か続き頼むわ
スマンな
/\___/ヽ
//~ ~\:::::\
. | (・) (・) .:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| は?
. | `-=ニ=- ' .:::::::|
\ `ニニ´ .:::::/
/`ー‐--‐‐―´\
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. | (・) (・) .:|
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::::| は?
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\ `ニニ´ .:::::/
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ヒサタゴは正義
http://i.imgur.com/Dz8oN.jpg
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i 「`7 /!: : : :∠」_ ハ: i: : : : : : : : :i
=-x /// : :/ ! 「 卞}: : : : : : : : :}
::::i. / / ==ェx、_ i/i: : : : : : : :/
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}: :.! )::) はよ
/\ ノ|: .:| //
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| ̄ !: :|/
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ヽ_,/ ',__ |: :i
_/ ヘ .i \. !:/
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やっぱ洋榎ちゃんは総受けやな。
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= ☆ ミ
\人_ ミ 竹井久Love ゙ミ ./ ̄ ̄ ̄ ̄\
_ノ ミ ゙ミ ./ i
_) ミ;==========:゙ミ,, .| で 保 あ |
). //: : : :7´「 ハ: : :| !:}.`メ;.: :.iミ \ | す 守 : |
{:{ .{: :i: : :ト,x=テ \i テミ=x!: :;} :iヾ::}、 | :. :. |
ゞ=:八: :.i .廴ノ .乂,ノ厶イ: :: ノノ: :. | :. :. |
((i :| 、、 、、 i.:|;イ: : : : :.} <. /
`'i ! 、 △ /!:! .|: : : :/i:i \____/
. リ ` ュ--‐t'" .リ i: : :/ リ
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r ''"´{._人_.} ` イ
/ i 《从》 i |
/ .! || l .!
>>101ィイイイイイ!!はやくきてくれぇええええええええ!!
まだか?
ヘタレ洋榎ちゃん支援
油断
大敵
まだか!
ほ
__
ヽ.=@〈 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚)<◎< >>1 に告ぐ!おとなしく投降せよ!
|っ ノ \_______________
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し^J ⌒⌒
(,,゚Д゚) (,,゚Д゚) (,,゚Д゚) (,,゚Д゚) (,,゚Д゚)
⌒⌒.. | || ̄| | || ̄| | || ̄| | || ̄| | || ̄|
~| || | | || | | || | | || | | || |
し.||_| し.||_| し.||_| し.||_| し.||_|
⌒⌒ ⌒⌒
俺は帰ってくると信じてる
保守
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はよ
ほ
俺は>>101を信じてる、今夜0時くらいまでには帰ってくるって
く…ッ!ここは俺が食い止めるッ!
お前らは先に行けッ!
お前らどんだけヒサタゴ好きなんだよ
帰ったら残ってて噴いたわ
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
洋榎「す、好きって……そ、そりゃウチも久のことは好きやけど……」
久「洋榎の好きはどういう好き?」
洋榎「えっ……」
久「こういう好き?」
洋榎「っ!」
洋榎(く、首筋にキスっ……)
久「ん……」
洋榎「っ~~~!!」
パンツ脱ごうと思ったら穿いてなかった
洋榎「や、やめっ」
洋榎「ひゃ!?」
久「洋榎……」スリスリ
洋榎「や、やめろアホ! 何考えてんねんお前!?」
久「洋榎のことを考えてる」チュッ
洋榎「やっ……」
久「私ね、人に好きになられることは今まで何度もあったけど……」
久「こんなにも人を好きになるのは初めてなの」
久「ねぇ、どうしよう洋榎……私、我慢出来ない……」
洋榎「ひ、久ぁ……!」
ちか゛いますうえのさんのはつこいはかせ゛こしのきゃふ゜てんて゛すうそはよくないて゛す
>>177
またキャプテンが病室から抜け出してるし
久「ふふ、洋榎可愛い……」
洋榎「ひっ……やっ、やめろボケ!!」
洋榎「ウチら女同士やぞ!? 頭のネジ飛んだか!?」
久「愛に性別なんて関係ないわ。……それに、ネジを飛ばしたのは洋榎だしね」
洋榎「しょ、正気か久……? こ、こんなことっ……」
久「洋榎は嫌?」
洋榎「あっ」
久「私にこういうことされるの」
保守したかいがあった…
洋榎「い、嫌とかじゃなくて! こんなんおかしいやろ!」ジタバタ
久(むう、やっぱちょっと強引過ぎたかも……まだ理性が働いてるって感じね)
久(でも、分の悪い勝負だからこそ燃えるわ)
洋榎「久、もう離せって……今やったら許したるから……」
久「やだ……離れたくない……」
洋榎「お前なぁ……」
洋榎「……どないせえっちゅうねん……」
久「洋榎が私を受け入れてくれればいいわ」
洋榎「受け入れろ言われてもんなこと出来るわけないやろ……」
久「どうして? 私じゃダメ?」
洋榎「久やからとかじゃなくて……」
久「私が女だから?」
洋榎「……」
久「じゃあ、私が男だったら洋榎は受け入れてくれたの?」
洋榎「……たぶん」
久「そっか……」
洋榎(久が、離れて……)
久「ごめんね、変なことしちゃって。もう帰るわ」
洋榎「え?」
洋榎「ひ、久……?」
洋榎「!」
久「あはは、ちょっと頭に血が上ちゃってたみたい」
久「今日のこと、忘れろなんて言えないけど……あんまり意識しすぎてくれないと助かるわ」
久「じゃあね」
洋榎「ま、待て!」
久「……なに?」
洋榎「……なんで泣いとんねん、お前……」
久「ふふ、らしくない? でも、私だって女の子だもん。悲しいときに涙は出るわ」
洋榎「っ……」
久洋史に残る良スレになる予感
これがきっかけで久タゴが流行ってほしい
気づいたらきてた
姫松の主将は清澄の部長と付き合うとるらしいですよ
久「なんかね、今、自分でもびっくりしてるの」
久「私でもこういうことで泣いちゃうんだな、って」
洋榎「……」
久「女の子を泣かせたことはたくさんあるけど、まさか自分が泣かされるなんてね……」
久「思ってたより、ずっと辛い……」
洋榎「久……」
久「どうしよう洋榎、涙、止まらな」
洋榎「お前それ嘘泣きやろ」
久「あ、ばれた?」
洋榎「……」
久「うーん、大阪の人は情に深いって聞いたんだけど、これもダメかぁ……」
洋榎「お前もう帰れや!!」
久「洋榎は手強いわね……勘の鋭さがすごいわ」
洋榎「ウチをそこらの女と一緒にすんなアホ……」
洋榎(わ、割とマジで騙されかけたけど……カマかけてみるもんやな……)
久「大体のお堅い子はこれで大丈夫だったんだけどなぁ」
洋榎「今までどない女遊びしてきたねん……はぁ。なんか気抜けたわ」
久「でも洋榎が好きって気持ちは本当よ?」
洋榎「はん、今まで何人の女にそう言ってきたのやら」
久「あはは……」
久(本当に手強い)
洋榎「ってもうこんな時間か……明日も合宿やし、そろそろ寝んとな……」
久「布団取りに行きましょうか」
洋榎「この期に及んでまだウチの部屋で寝ようとしとんのかお前は……」
久「もちろん。約束はちゃんと守ってくれると思ってるから」
洋榎「くっ……あんな勝負せんかったら突き返してるところやで……」
久「あは♪」
久(こういう妙に律儀なとこに付け入れそうね)
久「それじゃあ行きましょうか」
洋榎「の前にや」
久「?」
洋榎「このふざけた服の件について落とし前つけんとなぁ……」
久「あ、あはは……」
久(本当に手強いわー)
――――――
久「痛い……」
洋榎「自業自得や」
久「何も本気で殴らなくていいじゃない……たんこぶ出来たわ」
洋榎「ウチをからかった罰や。ふざけたこと言ってきた分もな」
久「洋榎が好きって言ったこと? 別にふざけてなんかないし、本気よ?」
洋榎「っ……! ホンマしれっと恥ずかしいこと言うなぁ、お前は……」
久「思ってることを口に出してるだけだわ。嘘も言ってないしね」
洋榎「嘘泣きはするようやけどな」
久「うるって来たのは本当よ? 私が男だったらなー、って思うと悲しくもなったし」
洋榎「……」
久「でも、まあ。そんな理由で諦められるほど私はお利口さんじゃないから」
洋榎「……ええ性格しとるわ」
久「ふふ、洋榎もね。こんなにも恋愛で燃えてるのは生まれて初めてだわ」
洋榎「その情熱を是非とも麻雀に向けてくれ、頼むから……」
久「だって拒まれてる理由が私にあるならまだしも、女同士だからって理由なんかじゃねー」
久「すごく気持ちよくなれるのに」
洋榎「なっ……なに言うとんねんお前!?」
久「ふふ、洋榎にもいつか知ってもらいたいわ……」
久(あと数時間後くらいに)
洋榎「謹んで遠慮願うわ……」
ふぅ・・・
―――――
洋榎「はぁ、酷い目にあったわ……」
久「まあ、私たち二人が一緒に敷き布団なんて探してればね」
洋榎「どうしてくれんねんホンマ……絹たちの前であんなこと言いよって……」
久「いやー、なんか面白そうだったから、つい」
洋榎「あの状況のどこが面白そうやねん! あんな血相変えた絹初めて見たわ……」
久「ふふ、洋榎ってやっぱりモテるのね。ますます手に入れたくなったわ」
洋榎「もうお前黙れ」
久「さて、寝る準備も出来たし……」カチャ
洋榎「おいコラ! なんで今の会話の流れで部屋の鍵締めんねんおかしいやろ!!」
久「だって誰か入ってきそうじゃない」
洋榎「誰か入ってきたら困るようなことをするつもりなんか? おぉ?」
久「まあまあ。さっきあんなことがあったし、私も怖いの。寝込みを襲われるようなことになると」
洋榎「寝込み襲われるようなこと抜かしたお前が悪いやろ……」
久「ま、洋榎なら守ってくれるって信じてるけど♪」
洋榎「はぁ……」
洋榎「電気消すで」
久「はーい」
洋榎「……ウチのベッドに上がってきた瞬間追い出すからな」
久「もう、そんな堅いこと言わないでよ」
洋榎「ってなんで早速あがってきとんねん!?」
久「だってこのベッド結構広めだし、二人でも十分寝れるわよ」
洋榎「なんのために敷き布団用意したか考えろアホ!」
久「私と洋榎の関係をアピールするため?」
洋榎「」
④
久「それじゃあお休みー」
洋榎「お、おい久!」
久「何もしないってば。意識しすぎよ? 洋榎」
洋榎「信用出来るわけないやろ!」
久「もう、じゃあどうすればいいの?」
洋榎「大人しく下で寝ろ」
久「嫌」
洋榎「話進める気あんのかコラ!」
久「本当に何もしないから。信用出来ないなら私にこれ付けていいわ」
洋榎「? なんやねんこのふわふわしたの……」
久「手錠」
洋榎「……」
洋榎「お前なんでこんなもん持っとるねん……」
洋榎「てかウチに使う気で用意したやろ!?」
久「まあそうだけど」
洋榎「おい! ちょっとは否定しろや!」
久「だってこんなもの持ってるなんて明らかにやましい気持ちがあるってことじゃない。言い訳のしようがないわ」
洋榎「あ、あのなぁ……」
久「まあ別になんでもいいじゃない。とにかく、私がこれを付ければ洋榎に何も出来ないでしょ?」
久「何も出来ないなら一緒に寝てくれるでしょ?」
洋榎「どんだけウチと一緒に寝たいねん……」
久「こんなもの自分に付けろって言うくらいよ」
洋榎「はぁ……」
絹→洋榎 お姉ちゃん
洋榎→絹 絹
でいいの? ちょっと不安だから確かめたい
じゃあ俺は洋榎ちゃんと結婚するわ
洋榎「わかったわかった……しゃあないなもう……」
久「やた♪」
洋榎「久の考えることがホンマに分からんわ……」カチャカチャ
久「洋榎と一緒に寝たい、それだけしか考えてないわ」
洋榎「さいで……ってこれ結構頑丈やな……」
久「ふわふわのおかげで手首も痛くならないし、よく出来てると思うわ」
洋榎「てか本来何に使うねんこれ」
久「そりゃ、そういうことでしょ」
洋榎「そ、そういうことって……」
絹恵「お姉ちゃん!!」バァン
絹恵「そんなに女に騙されたらあか……ん……」
洋榎「」
久「♪」
あれ?鍵かかってんじゃないの?
かけたフリしたの?
>>254
だって久部長だぜ・・・全部計算済みさ
絹恵「お、お姉ちゃん……?」
洋榎「な、なんで……か、鍵は……」
久「えへへ」
洋榎(こ、コイツ……!!)
末原「はぁ、はぁ……ちょっと待ちって絹……恵……」
末原「……」
絹恵「お、お姉ちゃん……?」
洋榎「な、なんで……か、鍵は……」
久「えへへ」
洋榎(こ、コイツ……!!)
末原「ちょっと待っちって絹……恵……」
末原「……」
洋榎「ち、違う。誤解や絹、恭子……こ、これは久が……」
ミス。
絹恵「お、お姉ちゃん……?」
洋榎「な、なんで……か、鍵は……」
久「えへへ」
洋榎(こ、コイツ……!!)
末原「はぁ、はぁ……ちょっと待ちって絹……恵……」
末原「……」
洋榎「ち、違う。誤解や絹、恭子……こ、これは久が……」
末原「あーっと……えと……」
絹恵「」
末原「ほどほどにしといてくださいね? この子連れ帰っときますんで、まあ、その……」
末原「ごゆっくり……」
洋榎「恭子ー!?」
久「ふふ、なんか誤解されちゃったわね」
洋榎「帰れ。今度こそ帰れ。もう絶対に許さん……!」
久「なんでそうなるのよ。鍵は洋榎が締めて欲しく無さそうだったから空けただけじゃない」
洋榎「嘘付け! 絶対にこうなるってこと計算してやったやろ!」
久「やあね、そんなこと出来るわけないじゃない」
洋榎「久ァ……!」
久「さて、早く寝ましょう。明日のことは明日考えればいいわ」
洋榎「いけしゃあしゃあとそんなことを……! ウチの人望と信頼を返せボケ!!」
久「いいじゃない。18歳にもなって恋人の一人もいないほうが人望なくなるわよ?」
洋榎「やかましい!」
久「ほら、クールダウンして。興奮してちゃ寝れないわよ?」
洋榎「誰のせいやと思ってんねん……」
洋榎「はぁ……」
久「うふふ」
席外します
今日完結させれるかも分からんし完結させれる気がしないし
落ちてもまた後日スレ立てて完結させるんで、無理して保守しないでください
>>270
いつくらいに帰ってくるん?
保守
洋榎「もうええわ、疲れた……寝るから大人しくしとけよ」
久「腕は使えなくでもキスくらいなら出来るわね」
洋榎「その状態で放り出したろか?」
久「ふふ、冗談よ」
洋榎「そもそもなんでウチと一緒に寝たいねん……」
久「好きな人と一緒にいたいと思う気持ちは普通でしょ?」
洋榎「……だからそういうこと言うのやめえ」
久「あぁ。焦れったいわ。洋榎が目の前にいるのに何も出来ないなんて」
洋榎「なんかされたら困るっちゅうに……」
洋榎「……」
久「……」スッ
洋榎「ひゃっ」
洋榎「お、おいコラっ……」
久「これくらい別にいいじゃない」
洋榎「よくあるかアホ。ひっついてくんな……」
久「せっかく一緒に寝てるんだからこれくらいさせてよ」
久「はぁ、洋榎良い匂い……手が使えたら間違いなく犯してるわ」
洋榎「……背筋さぶなるようなこと言わんとってくれ」
久「洋榎からならしてくれてもいいわよ? 今の私は何も出来ないし」
洋榎「……アホ言え。ウチにそんな趣味はない」
久「据え膳食わぬはなんとやらよ?」
洋榎「んな腹壊しそうな据え膳があってたまるか」
久「むぅ」
洋榎「はよ寝ろよ」
久(なんか悔しい)
久(でも……楽しいかも)
洋榎(……なんだかんだ眠くなってきた)
久「……」スリスリ
洋榎(今日はなんだかんだ振り回されっぱなしやったし、このまま気持ちよく夢の中に……)
久「……」クンクン
洋榎「……おい」
久「?」
洋榎「なにやっとんねん。てか顔近い」
久「頑張ればキス出来そうね。どうしましょう」
洋榎「はぁ。よっぽど寝る気ないらしいな……」
久「だってもっと洋榎と話したいもの」
洋榎「ホンマにそれだけか?」
久「さあ?」
洋榎「……なんか久と喋ってたら疲れるわ……」
久「私は洋榎と話してたら楽しいわ」
洋榎「さいですか」ハァ
洋榎(……ここまでまっすぐ好意向けられるってのも、初めてやな……)
洋榎「……なあ久。ウチのこと好きってホンマなんか?」
久「もちろん。愛してるわ」
洋榎「……その清々とした態度が胡散臭いねん」
洋榎「なんちゅうか、役者がドラマで臭いセリフ吐くような感じに似てるというか……」
久「つまり、洋榎は私の好きって気持ちが信じられないってこと?」
洋榎「……まあ。大体あっとる」
久「どうしたら信じてくれるのかしら?」
洋榎「どうしたって信用できん。そもそもウチと久は出会って数ヶ月も経ってないやろ?」
洋榎「そんな出会って間もないヤツに急に言い寄られてもやな……」
久「でもこうやって一緒に寝てくれるくらいには仲良くなれたじゃない」
洋榎「せやけどもやな……」
洋榎「……久、遊んでそうやし」
久「え」
洋榎「こう、星の数ほどの女を手込めにしてそうというか……ウチもその中の一人にされそうというか……」
久「風評被害だわ……」
久「あのねぇ。言っておくけど今まで誰かと付き合ったことなんて一回もないわよ?」
洋榎「嘘付け!」
久「なんで嘘だと思うのよ……」
洋榎「恋愛経験ない割りには手慣れ過ぎとる。お前みたいな処女がおるか」
久(なかなか鋭い……)
久「た、確かに恋愛経験がないと言えば嘘になるわ」
洋榎「ほれ見ろ」
久「ただ、それは私を好きになっちゃう子の相手をしてるだけであって……」
洋榎「やっぱり遊んどるやんけこのスケコマシ!!」
久「うっ」
久「ち、違うわ。洋榎は私のことを勘違いしてる」
洋榎「何をどう勘違いしとるんか説明してみいアホ」
久「私は今まで言い寄られることはあっても、一度も自分から言い寄ったことはないわ」
久「つまり、私が本気で好きになったのは洋榎が初めてなの」
洋榎「なっ」ドキッ
久「こうやって自分からアタックするのも初めて。本当よ?」
洋榎(……た、確かに。恋愛経験はあるけど自分からアプローチすることはなかったから、こんなネジの飛んだことしてくるってのは納得がいくような……)
久「だからこう、言葉の重みはないかもしれないけど、私の好きって気持ちを蔑ろにされるのは……ちょっと悲しいわ」
洋榎「うっ……ご、ごめん」
久「……」
洋榎「……」
洋榎(ってなんやこの空気……)
洋榎「え、えと、まあなんや。久がウチのこと好きなんは……信じる」
久「ホント? じゃあキスしましょう」
洋榎「なんでやねん! お前はサルか!!」
久「むぅ。洋榎はガードが固いのね……」
洋榎「最初から股開いとるような女と一緒にすんなアホ……」
訂正。ラストのセリフ
最初から股開いとるような女どもと一緒に~
久「でもそんなお堅い洋榎も大好き」
洋榎「……アホ。分かったからはよ寝ろ……」
久「洋榎がぎゅって抱きしめてくれれば、ぐっすり眠れるような気がするんだけど」
洋榎「どんだけ厚かましいねん。一緒の布団で寝てるだけ感謝しろ」
久(一向にデレが来ない……)
久「はぁ。抱きしめてくれないならくっつく」
洋榎「……暑いからやめい」
久「やだ」
洋榎「なんでお前がヘソ曲げんねん……」
久「だって私ばっかり好きって言ってるじゃない。不公平だわ」
洋榎「はぁ……友人としては好きやでー」
久「恋愛対象としては?」
洋榎「……何度も言うようにウチにそういう趣味はないし持つ気もないわ」
久「あらら」
洋榎「……ただ、久とはこれからも良い友人であり続けたいとは思うかな」
久「嬉しいような悲しいような」
洋榎「そこは素直に喜んどき」
久「良い友人とならキスくらい……」
洋榎「放り出すぞ」
久「……ねえ、洋榎」
洋榎「今度はなんや……」
久「私、ご存知の通り洋榎が好きだから、その、あんまり一緒にいるといつか我慢出来なくなっちゃうと思うの」
洋榎「……己の身を守りたければ突き放せってか?」
久「まあ、つまりはそういうことよね」
久「……私も洋榎と一緒にいたいから自重するようには努めるけど、何かの拍子に爆発しちゃうかもしれないし。だから、その……」
洋榎「……アホ。くだらん心配すな」
久「え?」
洋榎「例え久に襲われようとも、ウチが負けるはずないやろ」
洋榎「貞操奪われそうになったらこっちがボコボコにして目覚まさせたる」
久「洋榎……」
洋榎「だから。その……変なこと考えんな。一緒にいたいんやったら好きなだけ一緒におったらええやろ。ウチは絶対に拒んだりせえへんから」
久「……ふふ」
洋榎「な、なんやねん」
久「ありがとう、洋榎。愛してるわ」
洋榎「……だからそういうことゆーなって」
洋榎「ふわぁ……もう十分喋ったやろ。そろそろホンマに寝ようや……」
久「ふふ、そうね。私も今日はこれで満足だわ」
洋榎「今日はってなんやねんそれ……明日以降ももう満足せえ」
久「嫌よ。いつか絶対に洋榎とキスしてえっちするんだから」
洋榎「……こんだけ言ってもブレんのやな久は……」
久「待つのは馴れてるから。洋榎が私を受け入れてくれるようになるまでなんて、きっとすぐよ」
洋榎「きっとすぐ、ね……ウチは死ぬまでありえんように思えるわ……」
久「案外触れ合えば一瞬だったりするのよ? 恋に落ちるのって」ギュ
洋榎「……へ?」
洋榎(腕……? なんやこれ。ウチ、なんで抱きしめられて……)
洋榎「なっ……!!」
久「ふふ、やっと気付いた?」
洋榎「ひ、久お前っ……!?」
久「手錠の鍵について言及しなかったのが洋榎の最大のミスね」
久「ま、そのことを意識させないためにわざわざ部屋の鍵を開けておいたんだけど」
洋榎「や、やめろ! 離せボケ!!」
久「ふふ、洋榎は私が暴走したら止めてくれるのよね」
久「……止められなかった場合は、どうなるか知らないけど」
洋榎「ッ……!?」ゾクッ
久「我慢の限界なんて、洋榎と同じ布団に入った瞬間から来てたんだけど……」
久「ふふ、さっきの洋榎の言葉で爆発しちゃった」
洋榎「ふあっ……!?」
洋榎「や、やめろアホぉ!! 胸触るなぁ!!」
久「柔らかい……良い匂い……あぁ、洋榎、好き、大好き……」サワサワ
久「うなじも、とっても綺麗……」
洋榎「ひぁぁ……!!」ゾクゾク
久「んっ……ふふ、おいしい……」
洋榎「くっ……このっ……! いい加減に、せえっ!!」
久「っと」ガシ
洋榎「なっ!?」
久「酷いじゃない、殴ろうとするなんて」
洋榎「このっ……離せ……!!」
久「こんな悪いことしようとする手は……」
久「こうしないとね♪」カチャン
洋榎「!?」
久「さて、左手も頂こうかしら」
洋榎「こ、コイツ……!」
洋榎「ふざけんなボケ! 目ェ覚ませ久!!」
久「ごふ!? お、女の子に向かって本気で膝蹴り入れるなんてぇ……」
洋榎「はぁ、はぁ……! 貞操の危機やぞ!? 必死にもなるわ!!」
久「ごほっ、ごほっ……! うぅっ、いたい……」
洋榎「なっ」
洋榎「す、すまん。大丈夫か久……? さすがに感触良過ぎたと思ったんや……」
久「ごめんなさい……少し手を貸してくれたら嬉しいわ……」
洋榎「こ、こうか?」
久「そう、そんな風に」カチャン
洋榎「……おい」
久「ふふ、騙されやすい洋榎も好きよ?」
洋榎「久ァ……!」
久「油断は禁物ってね。あとさっきの膝蹴りは本当に痛かったわ」
洋榎「これ外せやボケ! ご丁寧に後ろ手にかけおって!」
久「正直ここまで上手くいくとは思わなかったわ。洋榎が優しくて本当に良かった」
洋榎「くっ……!」ギリ
久「ふふ、その反抗的な目がたまらない……」
洋榎「ウチに指一本でも触れてみろ! 蹴り飛ばしたるからな!!」
久「蹴られるってことが分かってるなら、足くらい掴めるわよ?」
洋榎「なっ……こ、こっちくんな!!」
久「むやみやたらに足を振り回したら疲れるわよ?」
訂正、ラスト
むやみやたらに足を振り回したら疲れると思うんだけど……
――――――
洋榎「はぁ、はぁ、はぁ……!」
久「……これで終わりね、洋榎」トンッ
洋榎「きゃっ……」ドサッ
久「呆気ない。どんな高い壁でも、頭と道具を使えばすぐに上れちゃうのね」
洋榎「や、やめろ久……この先はホンマに洒落にならん……今やったらまだ戻れる、だからっ……」
久「戻る、か……」
久「ただ戻っていつまでも前に進めないくらいなら、私はどこまででも前に進んでみたいわ」
洋榎「ひ、さ……」
久「こんなにも誰かを愛おしくなるなんて……こんな気持ち、初めて」
洋榎「な、なにを……」
久「顔を近づけてすることなんて一つしかないと思うけど?」スッ
洋榎「や、やめっ……」
久「教えてあげるわ」
久「女同士でも気持ち良くなれるってこと」
洋榎「んっ……!?」
「んぁ、んんっ……」
――――――
「んっ……はぁ、はぁ……ぁ……」
久「……どう? 初めてのキスの感想は」
洋榎「くたばれ……このクソレズ……!」ギリッ
久「……ごめんね。洋榎。本当に、ごめん」
洋榎「……なんでやねん……」
洋榎「謝るくらいやったら……泣くくらいやったら……最初からすんなや!!」
久「……」
洋榎「そんな顔されて……ウチはどうしたらええねん……」
久「……」
洋榎「なんで久が辛そうな顔しとんねん……泣くのは普通ウチやろ……ホンマ、意味分からん……」
久「……キスしたときね、すごく切なくなったの」
久「洋榎の唇も体も、今は全部私のものなのに」
久「心だけは手に入らないんだなぁ、って」
洋榎「……なに当たり前のこと言うとんねん、アホ」
洋榎「ウチのもんは全部ウチのもんや。久になんかやらん」
久「ふふ、それでこそ私が好きになった洋榎だわ」
久「ねえ。キス、もう一度してもいい?」
洋榎「……ウチに拒否権なんてないやろ」
久「それもそうね」スッ
洋榎「ん……」
「……んぁ……ん……」
久「……柔らかい」
洋榎「……」
久「ごめんね洋榎。もうすぐ終わるから、あと少しだけ……」
洋榎「……泣くのやめろ。涙が顔にかかって気持ち悪い……」
久「ふふ、こんな時でも口が悪いのね、洋榎は。でも優しい……」
洋榎「やかましい……」
――――――
久「……手錠、外すわね」
洋榎「……あぁ」
久「ありがとうね。なんか、私の我がままに付き合わせちゃって。これ以上は本当に何もしないから」
洋榎「当たり前や。……これ以上しようもんなら大声出して本気で暴れるわ」
久「キスしたときそれをしなかったってことは、少しは期待してもいいのかしら?」
洋榎「自惚れんな、アホ」
久「ふふ、頭と道具で手に入れられるものはむなしいだけね」
洋榎「……んなもん使わんと正々堂々かかってこい」
久「!」
洋榎「殴り飛ばしたるから」
久「ふっ……あはは。キスよりもそっちの方が満たされそうだわ」
久「さーて、寝ましょうか」ギュ
洋榎「暑いし窮屈やからくっつくなて……てかこの期に及んで一緒に寝る気なんか……」
久「この期に及んで突き放しもせず逃げ出しもしない洋榎の方がよっぽどだと思うわ」
洋榎「うっ」
洋榎(ぐうの音も出んとはこのことか……)
久「おやすみなさい。今日は最高の一日だったわ」
洋榎「おやすみ。最低の一日やったわ」
久「また明日もよろしくね、洋榎」
――――――
洋榎「ん、んぅ……」
洋榎「ん?」
久「……」スゥスゥ
洋榎(なんで久がここに……あ、そういえば昨日一緒に……)
洋榎「はぁ……。気持ち良さそうに寝て、ずいぶんとええ身分やな」
洋榎「……」
洋榎「……」ナデナデ
久「んぅ……」
洋榎「……」
『―――案外触れ合えば一瞬だったりするのよ? 恋に落ちるのって』
洋榎「……」
久「……」
洋榎「……んなわけあるか、アホ」
終わり
お疲れ様でした
途中で消えまくって保守させて申し訳なかったです
支援ありがとうございました
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