える「仮面の告白」 (6)
える「わたし目撃したんです!」
ほうたろう(また面倒くさそうだな)
える「私、昨日まやかさんと一緒に映画館に行ったのですが、
まやかさんが映画館で携帯を開いてる所を見てしまったんです。」
ほうたろう「なんだと!それはほとんど犯罪にも等しいねえ・・・・
その時に注意しなかったのかい?
その時に、おめぇが注意しなかったのなら、おめぇも同罪という事になるなあ。
僕、根が正義漢にできているから、どうにも看過できないねえ。
まったく、映画館で携帯を開くなんて大罪だね。」
える「驚いてしまって・・・何も言えませんでした。しかし!
私の正義感はまやかさんを許せないのです・・・・
まやかさんは親友なのでどうしたらよいかわからないのです」
ほうたろう「じゃあ我が部のデータベースに聞いてみよう」
さとし「それはまずいぜ!その犯罪は懲役10年だ!
となると犯罪者とつきあうのは、ちと厄介だなあ。
まったく僕という人間は根が真面目にできているから、こいうことに寛容じゃないんだ。
犯罪者とは付き合えないのでこれからは、まやかを無視しよう!
うん、それが良い考えに思えるぞ。
『映画館では携帯とポップコーンは禁物である。』良い言葉だねえ。
まあ、とにかく映画館で携帯を開くのは地球上で最も重い罪だ!」
える「それは、やりすぎではありませんか?
まやかさんも悪気があったわけじゃないかもしれません!」
ほうたろう「なにが、やりすぎ、だ!
おめぇは社会のルールっていうもんを学ぶべきだぜ。
映画館で携帯を開くことは許されないんだ。」
える「あ!私が間違っていました。私無視します!!」
ほうたろう「OK!」
ガラッガラッ
まやか「みんな!こんにちは!」
死ーーーん
まやか「あれっ 聞こえていないのかな?」
さとし「無視しているんだよ。
この、経血女めが!!」
える「死んでください。
私まやかさんの膣臭にはうんざりです。」
ほうたろう「死ねよ。
おめぇは最低だ。俺に見下されるんだから相当のもんだぞ。
くせぇから金輪奈落、僕に近づいてくるなよ。
臭いが服にでもついたら大変だからなあ。」
まやか「えっ!なんで酷いこと言うの!
そんな、いきなり酷いじゃない。
私が何かしたなら言ってくれる?」
さとし「よく考えてみるといいよ..僕からはあえて言わない
あと、夏だから僕たち古典部の合宿に行くけどマヤカは来ないでね。」
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