小蒔「遊びに来ました」白望「真夜中なんだけど……」(126)

ID:HdXWKhu70の代行
頑張って

代行ありがとございまーす


シロと姫様のSSです
今週号読んでの見切り発車なので書き溜めないです。ゆっくりペースです
姫様のキャラ掴めてません。変なとこあったらごめんなさい

支援

―二回戦当日深夜―

白望「」スヤスヤ

ガサゴソガサゴソ……スタスタ……

白望(んん……?物音……?)

ユサユサ

白望(んー……?)

ユサユサユサユサ

白望(なんなんだ……)ムクリ

白望「だれ……」


小蒔「遊びに来ました」

白望「」

小蒔「こんばんわ」

白望「…………」

白望「…………おやすみなさい……」パタッ

小蒔「ちょ、ちょっと!寝ないでください!」ユサユサ

白望「……眠いから寝かせて……」

小蒔「ねーなーいーでーくーだーさーいー!」ユサユサ

白望「やだ……」

小蒔「せっかく遊びに来たんですから!」

白望「えー……」

白望(このまま放置するともっとダルいことになりそうだなぁ……一応話だけでも聞くか……)

白望「……なにしにきたの?」

小蒔「遊びにです」

白望「……遊びに来られるほど仲良くなった覚えはないんだけど」

小蒔「これから仲良くなりましょう」

白望「今度合同で海行く予定でしょ……そのときにして……」

小蒔「そう!それですよ!」

白望「…………?」

小蒔「永水女子と宮守女子で一緒に海水浴。とても魅力的です」

小蒔「他校の方と仲良くなれる機会はあまりありません。貴重な機会です」

小蒔「ですが、周りがどんどん友達を作っていく中、自分だけ他校の方とお話ができない。そんなことになったら……考えすぎて眠ってしまいました」

白望「そのまま寝てれば良かったのに……」

小蒔「するとどうでしょう。夢の中に神様が現われ、私に告げたのです」

小蒔「『だったら先に友達作っちゃえば良いじゃない』と」

白望「…………」

小蒔「『先鋒のあの人ならなんか友達少なそうだしいけるよ』とも」

白望「やな神様だなぁ」

小蒔「神様のお告げが終わると同時に目が覚め、そのまま行動に移りました」

白望「せめて明るくなってから行動して欲しかった……」

小蒔「思い立ったが吉日と言いますし」


白望「……そういえば、鍵掛かってたはずなんだけど?」

小蒔「……それは私にとっても誤算でした」

小蒔「苦労して目的地に辿り着いたにも関わらず、扉は堅く閉ざされているなんて」

小蒔「どうしましょうと悩んでいるうちに、寝てしまいました」

白望「またか」

小蒔「そして目が覚めると、なんと扉の鍵が開いていたのです」

白望「……」

小蒔「きっと神様が……ってなんで携帯電話を取り出してるんですか?」

白望「不法侵入犯を見つけたので警察に通報しようかと」

小蒔「それって私ですか!?」

白望「他に誰が……」

小蒔「わわわ、ま、待ってください!」

白望「観念してお縄にかかれー……」

小蒔「やめてくださいー!」


白望(……楽しくなってきた……)

白望「まぁ、そっちの言い分はわかった」

白望「海でぼっちになるのが怖いので、神様も認めるぼっち候補の私と事前に友達になりにきた、と」

小蒔「そうです」

白望「……寝ていい?」

小蒔「ど、どうしてそうなるんですか!?」

白望「だってダルいし……」

小蒔「せ、せめて私と友達になってから寝てください!」

白望「えー……ダルい」

小蒔「お話しましょう。楽しくお話すれば眠くなくなります」

白望「対局中すら寝てる人の言うことかなぁ……」

小蒔「わ、私のことは置いといてください」

白望「じゃあ……どうぞ」

小蒔「あ、はい」

小蒔「…………えっと……」

白望「…………」

小蒔「……あー……」

白望「…………」

小蒔「……うーん……」

白望「おやすみ」

小蒔「ま、待ってくださいー!」

小蒔「えーと……そ、そうだ、最近暑いですよね」

白望「うん」

小蒔「だんだん暑くなってきて、元気になってきますね」

白望「暑いとダルくなるなぁ」

小蒔「そ、そうですか……」

白望「うん」

小蒔「…………」

白望「…………」

小蒔「そ、その……あ、今年のインターハイはどこが優勝すると思います?」

白望「さぁ……白糸台だっけ、あそこじゃない?」

小蒔「私もそう思います。臨海女子が対抗馬でしょうか」

白望「あの留学生チームかぁ……」

小蒔「はい」

白望「ふーん……」

小蒔「…………」

白望「…………」

小蒔「そ、そういえば、小瀬川さんって3年生なんですよね。進路とか決まってるんですか?」

白望「別に……」

小蒔「そうですか……」

白望「うん……」

小蒔「大学には行かないんですか?」

白望「行くんじゃないかなぁ……」

小蒔「べ、勉強頑張ってくださいね」

白望「うん」

小蒔「…………」

白望「…………」

小蒔「」ジワッ

小蒔「会話続けてくださいよぉ!」

白望「ダルい……」

小蒔「お友達らしい会話を!」

白望「……そもそも友達ってそういうものじゃないんじゃないの?」

小蒔「えっ?」

白望「一緒にいると何となく居心地が良いとか、本音を言い合えるとか、そういうのが友達でしょ」

白望「一人ぼっちが嫌で一緒になったり、無理に会話を繋げたりするのは、友達とは違うんじゃないの?」

小蒔「そ、それは……」

白望「まぁ、なんでもいいけど」

小蒔「ごめんなさい……」

小蒔「……」シュン…

白望「……」

白望「……私は寝るから」

小蒔「……すみません、帰りますね……」トボトボ

白望「待って」

小蒔「……?」

白望「もう真夜中だし女の子の一人歩きは危ない」

白望「今日は泊まっていって」

小蒔「えっ!?」

小蒔「い、いいんですか?」

白望「構わない」

小蒔「で、でも……」

白望「……シングルベッドなのが気になる?」

小蒔「そ、そこじゃなくて……」

小蒔「真夜中に押しかけて、迷惑をかけてしまったのに……」

白望「……まぁ、確かに迷惑だったけど」

小蒔「うぅ……」

白望「そんなことは寝ればどうでもよくなる。それに、誘ったのは私のほう」

小蒔「……はい」

小蒔「……って、シングルベッドなんですか!?」

白望「ここでツッコミが入るとは」

小蒔「そ、そ、そ、それでは、私と小瀬川さんがどどど同衾することになりますよ!?」

白望「なんでそんなに慌てる……」

小蒔「だ、だって、私たちはお友達ですらないんですよ!?」

白望「友達になりにきたんでしょ」

小蒔「同衾はお友達の一線すら越えてますー!わ、私は床で!」

白望「……うるさいなぁ」グイッ

小蒔「えっ!?」パタン

白望「おやすみ」

小蒔「え、えー!?」

小蒔「こ、小瀬川さーん!?」

白望「耳元で大声出さないで……早く寝よう」

小蒔「ね、寝れませんよ!」

白望「大丈夫……」

小蒔「何が大丈夫なんですか……」

白望「んー……」

小蒔「んーって……」

白望「……」

小蒔「あのう……」

白望「……」スヤスヤ

小蒔「ね、寝てる……」

小蒔(お、お友達になりにきたはずが……、目標達成前に同衾なんて予想外にもほどがあります……)

小蒔(神様のお告げは正しかったのでしょうか……)

小蒔(………………)

小蒔(寝ればどうでもよくなる……)

小蒔(……私も、寝ましょうか……)

小蒔「おやすみなさい、小瀬川さん……」

ーーー

ーー

ドンドン!ドンドン!

小蒔「……んん……?」

塞「シロ、起きてる!?」

小蒔(宮守の副将の方の声……?)

小蒔(小瀬川さんは……ぐっすりお眠りですね)

小蒔(起こすのも忍びない……お急ぎのようですし、私が出ましょう)

小蒔「今開けます」ガチャッ

塞「シロ!永水の神代さんが行方不明なんだって!何か知らな……え?」

小蒔「え?」

塞「じ、神代……さん……?」

小蒔「は、はい……」

塞「なんでシロの部屋に……?」

小蒔「えっと、それは……」

塞「…………」

小蒔「…………」

小蒔(なんだか凄くまずい雰囲気です……!)


塞「……永水に、連絡しますね……」

小蒔「……は、はい。お願いします……」

小蒔(そ、そういえば、お泊まりの連絡をしてませんでした……)

小蒔(凄く大変なことになってそうです……)

小蒔(……とりあえず、小瀬川さん起こしましょう)

小蒔「小瀬川さん、起きてください」ユサユサ

白望「んー……あと1時間……」

小蒔「そんな場合じゃないですよ」ユサユサ

白望「なに……?」

小蒔「大変なことになってるんです!」ユサユサ

白望「……?」ムクリ

白望「なにかあったの?」

小蒔「実は……」カクカクシカジカ

白望「……だるっ」

小蒔「どうしましょう……」

白望「特に何かすることもないんじゃない?それより寝よう……」

小蒔「えぇー!?」

白望「たぶん永水から迎え来るから……今日はそれで帰って」

小蒔「でも、まだ……」

白望「……友達になるのは、海で」

小蒔「!」ぱあああっ

小蒔「はいっ!」

ーーー

ーー




白望「…………」

小蒔「…………」

塞「…………」

霞「…………」

トシ「…………」

白望(なんだこの空気……)

小蒔(視線が痛いです……)

トシ「私は悲しいよシロ……。まさかあんたがこんなことやらかすなんて……」

エイ「シロ……」

白望「え?」

胡桃「そんなに女の子に飢えてたなら、一言相談してくれれば良かったのに……」

白望「え?飢え?え?」

豊音「信じたくなかったよー、シロが女の子をホテルに連れ込むなんて……」

白望「……ホテル?……あぁ、ホテルか……」

塞「シロ……正直に罪を認めて」

白望「つ、罪?なんで!?」

ちょっと風呂入ってきます

夜食パクついてたら遅くなりましたー
続けまーす

霞「深夜に女の子をホテルに連れ込んで、同じベッドで一晩をともに過ごす……」

初美「犯罪ですねー」

白望「私も女なんだけど……」

春「……」ポリポリ

巴「姫様……おいたわしや……」

白望「えぇー……」


小蒔「ちょ、ちょっと待ってください!」

霞「小蒔ちゃん?」

小蒔「小瀬川さんは悪くありません!」

初美「どういうことですかー?」

小蒔「その……」

ーーー

ーー




霞「ふんふむ、つまり小蒔ちゃんから夜這いに行ったのね」

小蒔「夜這いじゃありません!」

初美「姫様にそんな積極的なところがあったなんて意外ですねー」

小蒔「誤解を招く表現はやめてください!」


豊音「疑ってごめんねシロぉー」ペコペコ

エイ「ゴメンナサイデシタ!」ペコペコ

白望「別にいいけど……」

トシ「私は信じてたよ」

胡桃「シロがそんなことするはずないからね!」

白望「どの口が言うんだ」

塞「…………シロ」

白望「んー?」

塞「何もなかったの?」

白望「……どういう意味?」

塞「神代さんと一晩寝て、何もなかったのかって聞いてるの!」

エイ「!」

胡桃「!」

霞「!」

白望「……何か?」

豊音「塞、何かってなにー?」

塞「き、決まってるでしょ……///」

初美「いわゆるセッ」春「くらえ」黒糖ドバア 初美「むぐぅー!?」


白望「何かもなにも、ただ寝ただけだけど……」

塞「本当に!?」

白望「本当だって……」

霞「本当に何もなかったのね小蒔ちゃん!?」ユッサユッサ

小蒔「な、何もありませんでしたよー!揺すらないでください!」

アカン、頭回らなくなってきたからジョギングしてくる
4時くらいには戻ります

すまない寝てもーた
さらにすまないことに、用事があって早くとも午後の7時くらいまでは帰って来れませぬ
マジですまぬ

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