千川ちひろ「情熱的なクリスマスですね」 (79)
愛野渚「ハッピークリスマス、プロデューサーッ!」
モバP「ハッピークリスマス、渚。えらくご機嫌だな」
渚「今から大事な一戦があるからね。興奮するに決まってるよ」
P「テレビ中継で、バスケの試合でもするのか」
渚「違う、違う。試合をするのは、私とプロデューサーさッ!」
P「……なんで?」
渚「まず、プロデューサーにはお世話になってるから、今日のためにプレゼントを用意したんだ」
P「おう、ありがとう」
渚「けど、タダ渡すだけじゃ、面白くないでしょ? だから、私と1on1で勝てたら、その場であげる!」
P「まあ、構わんが、俺が負けたら?」
渚「そうだなァ……一緒に街をぶらついてから、あげることにしようか」
P「勝てるイメージが浮かばないんだが……」
渚「当然、負ける気はないよッ! ほら、早く行こう、プロデューサー!」
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相葉夕美「おはよう、Pさんっ」
P「おはよう、夕美」
夕美「ねぇ、Pさん、今日の夜は空いてる?」
P「ん? あー、そうだなぁ、クリスマスなのに、すっかり空いてるよ」
夕美「やった♪ それじゃあ、一緒に見たいものがあるんだけど」
P「見たいもの?」
夕美「うん。今の時期しか、見れない植物なの」
P「冬に見れる植物……思いつかないな」
夕美「Pさんも、見たことがあると思うけどねっ」
P「俺が? 俺でも見たことがあるものなら、わざわざ見に行くものじゃ、ないんじゃないか」
夕美「一人ならね。でも、それは一緒に見に行くものだから」
P「……分からんなぁ」
夕美「えへへっ、正解は――クリスマスツリーでしたっ!」
P「え」
夕美「予定、無いんだよね? 楽しみにしてるからね♪」
P「鈴帆、なにをしてるんだ?」
上田鈴帆「ん、見て分からんね? 着ぐるみの仕上げをしとーと」
P「ずいぶん大きいのを作ったな」
鈴帆「今宵限りの、特別製やけんね! 気合ば入れて、縫うとるばい」
P「今宵……ああ、クリスマスか!」
鈴帆「その通りたい! みんなに、上田クリスマスをお見舞いしちゃるけん」
P「あれ、それなら、俺が見るのはまずかったかな」
鈴帆「Pしゃんなら、問題なかとよ。ウチと一緒に、みんなを笑わせるけんね!」
P「……待て、俺も一緒って、どういうことだ?」
鈴帆「くっくっく、そこが今回の着ぐるみのミソたい!」
P「嫌な予感がするんだが」
鈴帆「この特大着ぐるみは、二人で着れるように縫っとるとよ」
P「あ、分かった。とりあえず、待て! その針の動きを止めろ!」
鈴帆「――さあ、完成ばい! Pしゃん、二人で一緒に、爆笑の渦を作りに行くっちゃ!」
P「勘弁してくれぇ!」
大槻唯「ほらほら、Pちゃん、カンパーイ!」
P「はしゃいでるなぁ」
唯「クリスマスだもん、はしゃがなきゃねー☆」
P「まあ、それもそうだが」
唯「でしょ? ゆいと一緒に、テンション上げてこー!」
P「ああ、ちょっとくらい、羽目を外すか」
唯「そうだ、そうだ。羽目を外して、ゆいとハグしちゃおう!」
P「ま、まあ、それくらいなら」
唯「そのままクリスマスデートだー☆」
P「ん、ん……ギリギリセーフ?」
唯「夜はお持ち帰りしちゃえ!」
P「羽目を外しすぎだ!」
唯「もう、ジョークだってばぁ。あ、でも、デートはオッケーなんだよね?」
P「え、あー、それは」
唯「言質は取ったんだから、やっぱなしはダメだよ? 聖夜の街へ、レッツゴー☆」
P「ただいま帰りまし――な、なんだこれ?」
P「……大きな、靴下? しかも、なにか入ってる」
イブ・サンタクロース「メリークリスマス、プロデューサー!」
P「ぎゃ、なにをしてるんだ、イブ!?」
イブ「プロデューサーに、サプライズですよ~」
P「いや、確かに驚いたが」
イブ「うふふ、準備したかいがありました~☆」
P「というか、サンタの仕事はいいのか」
イブ「ブリッツェンに任せちゃいました~。心配ないですよ」
P「心配しかないんだけど」
イブ「あ、プロデューサーにプレゼントもあるんですぅ。受け取ってくれますか~」
P「お、それは素直に嬉しいな! ありがとう、もちろん貰うよ」
イブ「はい、どうぞ~!」
P「ん?」
イブ「クリスマスプレゼントは、靴下に入ってるものですから……私自身がプレゼントです~」
イブ「受け取ってくれますよね、プロデューサー?」
赤城みりあ「クリスマス、クリスマス、プロデューサーとのクリスマスっ♪」
P「まあ、仕事なんだけどな」
みりあ「お仕事でも、みりあはプロデューサーと一緒だから、嬉しいの!」
P「はっはっは、俺もみりあと一緒で、嬉しいぞ」
みりあ「それにね、ママがPさんと一緒なら、ちょっとだけ遅くに帰っても良いって!」
P「そうなのか! それじゃあ、お仕事が終わったら、プレゼントでも買うか」
みりあ「本当に!? えへへ、楽しみだなっー♪」
P「みりあは良い子だからな。それくらいは当然だ」
みりあ「みりあは良い子……なら、プロデューサーになでなでしてほしいなーって」
P「ああ、お安い御用だ」
みりあ「やった! クリスマスって良い日だね、プロデューサー! えへっ♪」
市原仁奈「P、P! 見やがってください!」
P「どうした、仁奈――いや、トナカイ」
仁奈「そうでごぜーます。今、仁奈はトナカイの気持ちになってるです!」
P「そこはサンタじゃないのか」
仁奈「仁奈は、サンタさんをサポートしてやるですよ」
P「うむ、仁奈は偉いな」
仁奈「それで、サンタさんに良い子だとアピールするです」
P「意外と打算的だな……」
仁奈「だから、P、サンタさんのところへ連れて行ってほしーですよ」
P「そうか、それじゃあ電話してみるか」
仁奈「Pはサンタさんの電話番号を、知っていやがりますか!」
P「当然だ。大人だからな。ちょっと待っててくれ」
P「あ、市原さんの……ええ、はい――仁奈、ちょっと待っていれば、事務所に来てくれるぞ」
仁奈「おお、本当でごぜーますか!」
P「ああ、サンタさんが、すぐに行くってさ」
仁奈「楽しいクリスマスに、なりそうでやがりますね!」
P「そうだな。それまでは、こたつにいるサンタと遊んでいようか」
仁奈「イブお姉ちゃんは、サンタさんなのに、事務所にいるですか……」
衛藤美紗希「手帳にはお仕事の予定……でもぉ、これってある種のデートですよね♪」
P「いや、仕事だ」
美紗希「えー、男女で二人っきりなんですよぉ? しかも、クリスマス!」
P「それはそうだけど」
美紗希「クリスマスに二人で、なんてぇ、携帯小説じゃ定番ですしぃ♪」
P「二人で仕事に行くのに、定番もなにもないだろう」
美紗希「もぉー、さっきから、水差してばかりじゃないですかぁ」
P「仕事に行くのに、デート気分でいられちゃ、困る」
美紗希「なら、お仕事が終わったら、デート気分でも良いですよねぇ?」
P「ん、まあ、それなら……」
美紗希「それじゃあ、手帳に予定を入れときます~♪」
P「……飯を食べに行くだけだぞ」
美紗希「お店に行くまでにぃ、イルミネーションとかにも寄っちゃうかも?」
P「――あー、もう、分かった。デートしようじゃないか! ただ、仕事にも気合を入れてくれよ?」
美紗希「もちろん! お仕事大好きですもん♪」
海老原菜帆「ケーキ、とっても美味しいですね~。Pさん」
P「ああ、甘くて美味いな。それにしても、悪いな。わざわざ差し入れで」
菜帆「Pさんと私の仲じゃないですか。気にしないでください~」
P「そのお礼というわけでもないが、これ、クリスマスプレゼントだ」
菜帆「わ、ありがとうございます~。開けて良いですか」
P「ああ、いいぞ」
菜帆「――甘そうな和菓子……嬉しいです、Pさん」
P「そうか、よかった。喜んでくれて、なによりだ」
菜帆「でも、私はPさんにプレゼントを用意してなくて~」
P「それこそ、気にしないでくれ。俺だって、明日渡す予定だったし」
菜帆「ダメですよ~。クリスマスは今日なんですから」
P「……菜帆、なんで距離を詰めてくるんだ?」
菜帆「ねえ、Pさん。欲しいものはありませんか~。今、ここで、私が用意できるようなもので」
P「お、おい?」
菜帆「例えば、とっても柔らかくて、プニプニして、ふわふわしてるような~」
菜帆「ね、Pさん? 欲しいって、言ってくれますよね~?」
及川雫「アイドルになる前のクリスマスは、牛さんと一緒だったんですよー」
P「農家ってのは、クリスマスまで大変なんだなぁ」
雫「大変ですけど、牛さんと過ごせるのは、とっても幸せですから」
P「はっはっは、なら、牛の代役を務めれるよう、頑張るよ」
雫「本当ですかー。……あ、それなら、お願いが一つあるんですけど」
P「おう、なんでも言ってみろ。クリスマスだし、何でもやるぞ」
雫「Pさんが、牛さんの格好をしてるのを、見たいですー」
P「え」
雫「前に私が着た衣装で、牛さんとおそろいになれる物がありましたよね?」
P「雫、仕事が終わったら、一緒に飯でも食べようか」
雫「わ、本当ですかー。行きましょ、行きましょー!」
P「クリスマスだし、俺もちょっと奮発しちゃおうかなぁ」
雫「楽しみですねー。ご飯も、その後の牛さんもー」
P「……そうだな」
片桐早苗「クリスマスを祝って、乾杯っ!」
P「乾杯! ……クリスマスなのに、事務所で飲むんですか」
早苗「クリスマスって、めでたいでしょ。めでたいなら、飲むしかないじゃない♪」
P「めでたくなくても、飲んでるような」
早苗「なによ、P君はセクシーなお姉さんのお酌より、若い子とイチャコラしたいわけ?」
P「めっそうもないですよ。早苗さんとクリスマスを過ごせるなんて、俺は幸せ者だ!」
早苗「なんか釈然としないけど、今日くらいは許してあげるっ♪」
P「いつも許してほしいです」
早苗「そしたら、P君、調子に乗るじゃない。……今だって、指摘しないのをいいことに、私の際どい部分を舐めるように」
P「見てません!」
早苗「もう、冗談だってばぁ――あ、もしかして、本当に見てたとか」
P「み、見てないですよ。もう酔ってるんじゃないですか」
早苗「確かに酔ってきたかも。体もポカポカするし、ちょっと一枚脱いじゃったり……」
P「ああ、もう、からかわないでくださいよっ」
早苗「初々しいわねー。オトナの時間は、まだまだこれからよ? うふっ♪」
北川真尋「Pさん、おっはー! 差し入れ持ってきたよ」
P「真尋か。ありがとう――ん、なんだそれ」
真尋「なにって、見たら分かるでしょ。フライドチキン!」
P「それは分かる。問題は量だ、量!」
真尋「ありゃ、やっぱり買い過ぎだった?」
P「俺とお前で食べるとしても、両手に提げるほどは無理だろう」
真尋「まあ、いいじゃん。あ、シャンメリーもあるよ? 乾杯しよ、乾杯!」
P「用意周到だな。というか、こんなに飲み食いしたら、太るぞ」
真尋「どうせ走って消費するし、大丈夫だよー! ほらほら、グラス持って」
P「はいはい」
真尋「テンション低いなぁ。クリスマスなんだから、上げてかなきゃ!」
P「……それもそうだな。それじゃあ、クリスマスを祝って」
真尋「乾杯!」
P「乾杯!」
真尋「よーし、あとはチキンノルマを消化するだけだね!」
P「やっぱりテンション下がってきたわ」
喜多日菜子「むふふ、クリスマスの夜、Pさんと日菜子は事務所で二人っきり……これは何かが」
P「起こらない」
日菜子「分かりませんよぉ。日菜子の妄想では、我慢の利かなくなったPさん、いや、王子様が」
P「こんな雰囲気のない状況で、なにを我慢しろと言うんだ」
日菜子「なんでしょうねぇ? Pさんはなにを妄想したんでしょうか~」
P「……よし、日菜子。外に出るぞ」
日菜子「クリスマスデートですか~。むふふ、とうとうPさんも、その気になってくれましたねぇ」
P「ここにいたら、お前が妄想を吐き散らかすからだ! ほら、さっさと行くぞ」
日菜子「むふふ、イルミネーション……モミの木の下……二人は……」
P「いつまでそうやってるつもりだ!」
日菜子「Pさんがその気になってくれるまで、ですね~」
P「妄想をやめたら、その気になれるだろうさ」
日菜子「それじゃあ、今日だけは、日菜子の王子様になってくれますか」
P「……ひ、日菜子?」
日菜子「――むふふ、行きましょうかぁ~」
P「むぐぐ、ああ、行くぞ! その気になんて、なってたまるかぁ!」
日菜子「いけずですねぇ、Pさんは。むふふ……」
喜多見柚「出会ったときと同じだねー」
P「クリスマスのことか」
柚「そうそう。運命の聖夜の奇跡とも言う!」
P「語呂が悪いし、大げさじゃないか」
柚「それなら、Pサンはアタシと出会ったの、運命じゃないって?」
P「それは、あー……運命と思いたいな」
柚「なら運命なんだよ♪」
P「ノリの軽い運命だなぁ」
柚「ノリは軽くても、私には重要なんだよ? 大事な人と出会えたんだもん!」
P「はっはっは、嬉しいねぇ。俺も、柚は大事だぞ」
柚「両思いだねー。……今年の聖夜は、どんな運命が待ってるんだろう?」
P「また奇跡が起きるのか」
柚「Pサンと会えたこと以上の奇跡なんて、そうは起きないと思うけどね。へへっ!」
木村夏樹「クリスマスなのに、わざわざ来てくれてありがとな。Pさん!」
P「どうせ暇だったし、構わないよ。しかし、意外だな。てっきり夏樹は、李衣菜と過ごすものだとばっかり」
夏樹「そう思ってたんだけど、だりーが突然予定が出来たらしくてさ」
P「李衣菜にねぇ」
夏樹「色々準備してたから、無駄にしたくなかったんだ。ごめんな、Pさん。代わりみたいに……」
P「そうだな、ならお詫びに、一曲聞かせてもらえるか」
夏樹「一曲……ああ、分かったぜ! 最高に熱い曲を聴かせてみせるよ」
P「クリスマスに、夏樹のミニライブを独占できるんだ。李衣菜に礼を言わなきゃな」
夏樹「ははっ、そうだな。李衣菜も来ればよかったのにな」
「――どうしよ。なんか、中で盛り上がってる感じだし、入りにくいなぁ」
「ロックなサプライズ計画が……うう、なつきち……」
小関麗奈「P、今日はクリスマスねッ!」
P「そうだな。……すまんな、クリスマスに仕事を入れたりして」
麗奈「べ、別に責めてるわけじゃないわよ――じゃなくて、これ、プレゼントよ」
P「おお、あのレイナサマからのプレゼントとは」
麗奈「それも、レイナサマ手作りのプレゼントよ。感謝しなさい!」
P「手作り! ありがとな、麗奈」
麗奈「礼なら開けてから言いなさいよ。……ふっふっふ」
P「それもそうだな。それじゃあ――」
麗奈「アーッハッハッハ! 引っかか」
P「すごいな! ホールケーキじゃないか!」
麗奈「え」
P「美味しそうだなぁ! 仕事が終わったら、一緒に食べような」
麗奈「そ、そうね。アタシが作ったんだもの。アタシも食べるに決まってるわッ!」
麗奈「――おかしいわね……最初にびっくり箱を渡してから、ケーキを渡すはずだったのに」
P「そんな計画を立ててたのか……」
小松伊吹「良い映画だったね、P」
P「クリスマスにぴったりの、恋愛映画だったな。ちょっとこそばゆいが」
伊吹「あんな風になれたら良いなー。楽しそうだし、幸せそうだしっ」
P「そのうち、できるんじゃないか」
伊吹「ふーん……い、一緒に?」
P「なに?」
伊吹「あ、いや、なんでもないよっ! それよりさ、クリスマスなのに、Pも暇だよね」
P「それを言うなら、伊吹もだろう。友達とも遊ばずに……」
伊吹「だって、みんな予定があるんだもん。嫌になっちゃうよ!」
P「お、俺だって、みんな予定があるって言うから」
伊吹「へー、そうなんだー」
P「……見栄を張りました」
伊吹「だよねっ♪ そんなかわいそうなPとは、アタシが一緒にいてあげる!」
P「はいはい、ありがたいよ」
伊吹「それじゃ、次はダンスクラブにでも行こっか! 聖夜を明かすような、情熱的なダンス、見せてあげるねっ!」
冴島清美「はいはーい、注目!」
P「なんの騒ぎだ、清美」
清美「よくぞ聞いてくれました! プロデューサー、今日はクリスマスです」
P「そうだな。俺たちは仕事だが」
清美「そう、その仕事が、なくなってしまうかもしれません!」
P「な、なに!?」
清美「クリスマスという行事は、アイドルたちの風紀を大きく乱す行事! 今日、なにかあれば、すぐにでも仕事がなくなるでしょう」
P「まあ、確かにそうかもしれないな」
清美「そうならないためにも、私たち風紀委員が、見回りを強化しなければならないんです」
P「……そうだな。みんなにも、あまりハメを外さないよう、言っておくか」
清美「それだけでは足りませんよ!」
P「そ、そうか。それじゃあ、なにをするんだ?」
清美「仕事が終わり次第、ふ、二人で街を見回りに行きましょう!」
P「なあ、清美。それ」
清美「ショッピングモールや、レストランなんかが怪しいですよね! ルートに入れておきます」
P「あー、うん、そうだな。そうと決まれば、早くお仕事を済ませなきゃな」
清美「そうです、お仕事が済んだら、超☆デートですよ!」
P「……今、デートって」
清美「い、言ってません!」
沢田麻里菜「クリスマスの海って、どんなものかしら」
P「はい?」
麻里菜「Pくんは気にならない? クリスマスの海」
P「見たことはないですけど、いつもと変わらないんじゃないですか」
麻里菜「もう、情緒がないわね! お姉さんがそう言ってるんだから、見に行きましょうか、くらいは言わないと」
P「え、ああ、誘ってくれてたんですか」
麻里菜「そうよ。せっかく会いにきたのに、Pくんったら、ずっとお仕事してるんだもの」
P「だって、仕事ですし」
麻里菜「なら、終わったら、行きましょうか」
P「ぜひとも。クリスマスに一人は、ずいぶんと寂しいので」
麻里菜「決まりね。うふっ、海だけじゃ済まないかもね!」
P「……手はだしませんからね」
麻里菜「どうかしら。クリスマスは、異性が魅力的に映る日だから」
P「クリスマスじゃなくても、麻里菜さんは魅力的ですよ」
麻里菜「あら、口説かれちゃった! 仕事終わり、楽しみにしてるからね♪」
首藤葵「プロデューサー、鍋の具合はどうかなー?」
P「悪くないんじゃないか」
葵「沸騰しとるかどうかを、聞いとるの!」
P「あ、そうなの。少し泡だってきたな」
葵「それじゃあ、弱火にしてから蓋を閉めて欲しいっちゃ」
P「分かった。……なあ、もっと簡単なもので良いんだぞ? カップラーメンとか」
葵「クリスマスに、なにを言っちょるとね。今日くらい、ご馳走させんさい!」
P「けど、葵の帰りも遅くなるし」
葵「プロデューサーが送ってくれれば、問題ないっちゃ」
P「それはそうだけど」
葵「それに、あたしだって今日くらいは、だ、大事な人といたいし……」
P「はっはっは、葵はおませさんだなぁ」
葵「ませとるだけかは、今日分かるっちゃ」
P「え」
葵「いっぱいおもてなしするから、覚悟しといてね、プロデューサー?」
城ヶ崎美嘉「さっぱり進まないねー」
P「先方に連絡はしてあるが、こうも渋滞が酷いとはなぁ」
美嘉「ま、仕方ないよ。二人きりのクリスマスを、満喫しちゃおっか♪」
P「狭い車内で、なにを満喫できるんだか」
美嘉「色々あるっしょー★ ……あ、プロデューサーが考えてるような、エロいことじゃないよ?」
P「考えてないやい! ――おっと、少し進んだな」
美嘉「この分だと、まだまだ時間がかかりそうだね」
P「せっかくのクリスマスなのに、なんかすまんな」
美嘉「お互い様でしょっ! それに、ドライブデートみたいで、悪くないし★」
P「それにしては、雰囲気が足りないけど」
美嘉「うん、出して良いのー?」
P「出せるのか」
美嘉「……プロデューサーしだい、かな」
P「じゃあいいや」
美嘉「なにそれ、ノリが悪い!」
P「ノリで出されてたまるか!」
城ヶ崎莉嘉「今年はブリッチャンもいないんだねー」
P「あいつなら、イブと一緒にコタツのとりこになってるぞ」
莉嘉「Pくんとクリスマスデートにも行けないし!」
P「Pくんならコタツで」
莉嘉「ここにいるでしょっ! もう、適当な返事ばっかりするんだから」
P「そうへそを曲げるんじゃない。仕事が終わったら、少しくらいは付き合ってやるから」
莉嘉「本当!? やったー! Pくんとクリスマスデートだー☆」
P「門限があるから、本当に少しだけどな」
莉嘉「えー、クリスマスだよ? ちょっとくらい大丈夫だってば」
P「クリスマスだから、余計にダメだっての」
莉嘉「ちぇっ、Pくんのイジワル! ――あ、でも、プレゼントはあるんだよね?」
P「……も、もちろんだ」
莉嘉「だよねっ☆ えへへ、楽しみだなー♪」
P「そ、そんなに良いものじゃないかもよ?」
莉嘉「とか言って、Pくんのことだから、とっておきを用意してるんでしょ!」
P「え、いや」
莉嘉「よーっし、そうと分かれば、今日のお仕事はバリバリやっちゃうよっ☆」
P「……どうしよ」
杉坂海「おはようございますっ! Pさん、いるー?」
P「おう、いるぞ。どうした、海」
海「どうしたって、クリスマスなんだから、Pさんにプレゼントをあげにきたのさ」
P「本当か! わざわざありがとうな」
海「包み方が分からなかったから、そのままだけど……はいっ」
P「おお、マフラーか。それも手編みの」
海「男の人が欲しいものとか、思いつかなかったんだ。えっと、どうかな?」
P「嬉しいぞ、すごく嬉しい!」
海「そっか、良かった! ……まだ、仕事なの?」
P「いや、ちょうど終わったところなんだ。――海、これから暇か」
海「悲しいことに、暇なんだよね。実家だったら、家族で過ごすんだけど」
P「それなら、一緒に飯でも食べないか」
海「……ウチも一応女だし、クリスマスに誘われたら、期待するよ?」
P「アホ、飯を食べるだけだ」
海「もしかしたら、熱い夜になっちゃうかも? へへっ!」
P「なってたまるかっ!」
仙崎恵磨「うおぉー、スゲー! イルミネーションがキラッキラしてるよ!」
P「凄いだろ、凄いだろ? いやぁ、良い場所を探したかいがあるよ」
恵磨「サンキュー、プロデューサー! クリスマスに、こんなに女の子っぽいところ、来れるとは思わなかった!」
P「俺も、恵磨とここに来れるとは、思ってなかったなぁ」
恵磨「休みが被ってて、良かったね!」
P「まったくだ! ……そうだ、近くに商店街があるんだ。ついでだし、そこでプレゼントも買ってやるよ」
恵磨「マジで!? っしゃー! プロデューサーとショッピング、テンション上がってきたぁー!」
P「こ、これ以上に上がるんだな」
恵磨「もちろん! ……もしかして、声が大き過ぎた? でも、嬉しくてさっ!」
P「まあ、いいだろう。クリスマスくらい、みんな大目に見てくれるさ。ただ、ファンに見つからないようにな」
恵磨「うん、気をつける! ――あ、プロデューサー、ほら、あそこ! あそこ行こうよ!」
P「……ほ、本当に気をつけてるのか」
相馬夏美「サンタの衣装とか、着てみたいわね」
P「ちひろさんみたいな?」
夏美「そうそう、そういう感じ! Pさんが思わず見ちゃうような、セクシーなのをね♪」
P「まるで俺が、スケベのように」
夏美「違うの? Pさんにだったら、私は気にしないのになー」
P「否定はしません」
夏美「うふふ、正直者には、クリスマスデートをプレゼント!」
P「サンタ衣装で?」
夏美「してほしいの?」
P「……まさか! でも、仕事を早くに終わらす、理由ができましたよ」
夏美「サンタ衣装が、そんなに好きなの!」
P「違います。夏美さんとの――あー、いや、言わせないでくださいよ」
夏美「言ってもいいのよ? そしたら、サンタ以外の衣装だって、ね♪」
ナターリア「プロデューサー、大丈夫カ。疲れてるなら、今度でも良いヨ?」
P「心配ないさ。ちょっと事務で時間がかかっただけだからな」
ナターリア「そっか……でも、良かった。今年のクリスマスも、プロデューサーといたいと思ってたからナ!」
P「ああ、俺も思ってたぞ!」
ナターリア「ん? プロデューサーもプロデューサーといたいと思ってたノカ」
P「いやいや、ナターリアといたいんだよ」
ナターリア「そっか、そっかー♪」
P「それじゃあ、寿司でも食べに行くか」
ナターリア「おお、スシ! 高いヤツ、食べていいノ?」
P「もちろんだ! ……回る寿司だけどな」
ナターリア「ナターリア、気にしないヨ! プロデューサーと食べれるなら、それでイイヤ♪」
並木芽衣子「クリスマスに旅行って、素敵だよねっ!」
P「フィンランドにでも行くのか」
芽衣子「イブちゃんなら、案内してくれるかも?」
P「どうだろうな、日本で追い剥ぎに遭う奴だし……」
芽衣子「そ、そんなにスリリングなのは、怖いかな」
P「というわけで、外国はやめて、近場で済ませようじゃないか」
芽衣子「近場かー……、クリスマスに巡るとしたら、やっぱりイルミネーションとかかな♪」
P「ふむ、イルミネーションか。他には?」
芽衣子「他? そうだねー、ショッピングとか! 旅行って感じじゃないけどねっ」
P「……それじゃあ、仕事が終わったら、そこら辺を回ってみるか」
芽衣子「え、二人で?」
P「あ、いや、嫌なら別に」
芽衣子「嫌じゃないよ! 今からワクワクしてきちゃう♪」
南条光「次で最後のお仕事だねっ」
P「そうだな、光。……なあ、クリスマスなのに、こんなに仕事を入れて、良かったのか」
光「もちろん。クリスマスにも、アタシの活躍を求めてる人は、たくさんいるから!」
P「それはそうだけど、家族と一緒に過ごしたりとか」
光「家族とは、仕事が終わってからでも、過ごせるよ。でも、ファンはアタシと過ごせないんだ」
P「……光は、ヒーローだもんな」
光「そう、アタシはアイドルでヒーローなんだ。求めてくれる人には、手を差し伸べなきゃね!」
光「――それに、アタシはPとだって一緒にいたいしさっ」
P「そっか、そっか。それじゃあ、気合を入れて、お仕事をするか!」
光「ああ、クリスマスを明るく照らす、アイドルヒーローの登場だね!」
難波笑美「Pはん、Pはん! このままやとまずいで!」
P「なんだ、なにがまずいんだ?」
笑美「笑いがとれへんくなってしまうの」
P「えっと、クリスマスパーティーのことか」
笑美「せやせや。ちらっと敵情視察をしてきたんやけど、敵は恐ろしいもんを用意しとったんや!」
P「……ちなみに、敵って?」
笑美「鈴帆っちにきまっとるやないの。なにを今さら言うとんのよ」
P「決まってるのか」
笑美「ともかく、このままやと、みんなの笑い収めが、鈴帆っちに持ってかれてしまうんや!」
P「そうか、残念だったな」
笑美「なにを諦めてんねん!」
P「いや、俺にどうしろって言うんだよ」
笑美「よくぞ訊いてくれましたー! ウチ一人だと、鈴帆っちに負けてまう。けど、二人なら?」
P「心中できる」
笑美「スベる前提で話すなや! 二人なら、爆笑間違いなしやねん!」
P「もしかして、その二人に俺が入ってるの?」
笑美「よく分かってるやないの。もう時間も惜しいし、はよネタ合わせしよ?」
P「どんなネタなんだ?」
笑美「まず、Pはんが食い倒れ人形の衣装を着て」
P「どうも、ありがとうございましたー」
笑美「オチてへん、オチてへんよ!? あ、こら、ほんまにどっか行くな! 待ってー!」
浜川愛結奈「街中がキラキラして、すごくキレイね……」
P「そうだな。クリスマスは、街が着飾る日だから」
愛結奈「なら、その街と比べて、ワタシはどうかしら?」
P「もちろん、引けをとらないぞ。愛結奈もキレイだ」
愛結奈「……街よりも、とは言ってくれないのね」
P「度合いが違うんだよ。街のそれは、つい目が惹かれるキレイさで、愛結奈のはじっと見ていたいキレイさだ」
愛結奈「ふふっ、なにそれ? でも、見ていたいなら、見てていいのよ」
P「ありがたい許可だな」
愛結奈「許可したからには、見てくれなきゃ、嫌だからね?」
P「ああ、今日は目をそらせないな」
愛結奈「それじゃあ、いつも以上にオトナなワタシを、見せつけてあげる!」
浜口あやめ「P殿、大変です。空が雪模様となってまいりました!」
P「天気予報みたいな話し方だな」
あやめ「あやめはいつも通りですよ!?」
P「あー、それで、雪が降ってきたって?」
あやめ「はい。傘なしでは、外に出ることもままならないほどで」
P「ううむ、困ったな。今日は傘を持ってきてないぞ」
あやめ「安心してください、P殿。あやめは正宗を持っております!」
P「お、本当か!」
あやめ「ええ、正宗の下で、一緒に帰りましょう」
P「それなら、ついでだしどこかに寄るか。今日はクリスマスだしな!」
あやめ「それは良い考えですね! 行きましょう、行きましょう!」
あやめ「――それでは、正宗を……あれ?」
『正宗は隠した。せいぜい探すといいわ! レイナサマ』
P「……タクシー、呼ぶか」
あやめ「……そうですね」
日野茜「どこもかしこも、人でいっぱいですね! プロデューサー!」
P「クリスマスだからなぁ」
茜「誰もかれも幸せそうで、とっても良い光景だと思います!」
P「俺も、茜といれて幸せだな」
茜「はい! 私もプロデューサーと一緒で、幸せです! ところで、お腹が減ってきましたね!」
P「そうか、そうか。それじゃあ、早く食べに行こうか」
茜「私、ご飯が良いです! ――あ、ご飯が食べれる場所が良いですっ!」
P「たぶん、どこでも食べれると思うけど」
茜「それなら、あっちに行きましょう! なんだか、みんなあっちに行ってますし!」
P「え、向こうはラブ……いや、カップルが行く場所だぞ」
茜「か、カップル……? あ、そっか、今日はクリスマスで……!」
茜「クリスマスに、私とプロデューサーが二人で! ……ぷ、プロデューサー! ちょっと走ってきますね!?」
P「な、なに? あ、こら、待て、茜!」
姫川友紀「野球中継もないし、特番ばっかりで暇だなー」
P「だからって、事務所で管を巻くんじゃない」
友紀「家にいても暇だし、外に出ても寒いし……でも、事務所にはプロデューサーがいるっ!」
P「仕事の邪魔だ」
友紀「酷くない!? それが担当アイドルにかける言葉なのー?」
P「……分かったよ。ちょうど切りも良いし、どっか飲みにでも行くか」
友紀「さっすがプロデューサー! 緩急のつけ方が良いねっ」
P「ピンとこない褒め方だな……。それで、どこで飲む?」
友紀「プロデューサーの家」
P「クリスマスに、男の家に行く意味を考えなさい」
友紀「私なりのサインだってば」
P「分かった、近くの居酒屋にでも行くぞ」
友紀「えー、そんなの暴投も良いとこだよっ!」
P「いいから、行くぞ。置いてくぞ」
友紀「待って、待って! 行く、行くから置いてかないでぇー」
堀裕子「さあ、プロデューサー、見てください!」
P「なんだ、なんだ」
裕子「今日は知っての通り、クリスマスです。けれども、雪が降っていませんっ」
P「そうだなぁ。ホワイトクリスマスには、ならなかったな」
裕子「そこで、サイキックアイドルとして、私は雪を降らせようと思います」
P「おとなしく、スプーンで遊んでなさい」
裕子「遊びじゃないです。超能力鍛錬ですよ!」
P「そうか、そうだな。知恵の輪もあるぞ」
裕子「そうやって馬鹿にできるのも、今だけですからねっ!」
P「……わー、裕子の超能力だー。楽しみだなー」
裕子「その反応を待ってました。それでは、サイキック雪降らし、ご覧あれ!」
裕子「――ぐむむむむっ」
P「どうせまた……ん、ん!?」
裕子「え、どうかしました? ……あ、成功ですよ! 雪が降ってます、降ってますよ!」
P「さ、サンタからのプレゼントかなにか?」
裕子「常日頃の鍛錬の成果です。ほら一緒に外へ見に行きましょう!」
P「いや、たぶん偶然――おい、引っ張るな。行く、行くから!」
本田未央「――おっと、ずいぶんな遅刻だぞ? プロデューサー君」
P「すまん。仕事が少し長引いて」
未央「冗談、冗談♪ そんなに待ってないから、今日のご飯を奢るだけで良いよっ」
P「冗談になってないぞ……。まあ、言われなくても、今日くらいは奢るよ」
未央「よっ、太っ腹! それじゃ、行こっか」
P「ああ。それにしても、去年とは逆になったな」
未央「そうだね。あ、だからって、支度の手を抜いたわけじゃないからねっ!」
P「見れば分かる。気合が入ってるな」
未央「二度目のクリスマスだから、そりゃあ気合も入るってもんよ! ほらほら、感想を言っても良いよ?」
P「まるでアイドルみたいだ」
未央「アイドルでしょ! かぁーっ、ダメだなぁ。そこはきちんと褒めないと」
P「悪かったよ。似合ってる、すごく可愛い」
未央「おざなりだね……まあ、許してあげるかな♪」
P「よし、じゃあ走るか」
未央「はい? ――あ、なるほど。これは走らないとね!」
「あ、未央ちゃんとプロデューサーが!」
「卯月、私たちも走るよ」
星輝子「Pもキラキラ、私もキラキラ、キノコもキラキラ……お揃い、だね」
P「なあ、これ大丈夫? 熱くなったりしない?」
輝子「大丈夫、えっと、火傷はしないから」
P「熱くはなるんだな!?」
輝子「熱くなるのも、お揃いだから……フヒヒ、お揃いっていいね」
P「笑えない、笑えないぞ」
輝子「今年のクリスマスも、楽しめそう……フヒッ、Pのおかげ……」
P「そうか、それは良かった。じゃあ、これは外そうな」
輝子「え、でも……お揃いじゃなくなる……」
P「いや、危ないからさ」
輝子「――ファーッ〇! お揃いだって言ってるだろうが! ちょっとくらい我慢が利かねぇのか!」
P「落ち着け」
輝子「あ、はい。うるさいですね、すいません……」
P「お揃いの代わりに、鍋でも突こう、な?」
輝子「鍋、フフ……いいな、それ。ボッチじゃできないし……」
P「ちなみに、具は事務所の机下のキノコだ」
輝子「ま、マイフレーンズッ!」
槙原志保「どうです、Pさん。美味しいですか」
P「美味い。けど、えらく甘いなぁ」
志保「スイーツですから、当然ですよ♪」
P「しかし、クリスマスにスイーツ巡りとは」
志保「嫌でしたか」
P「いや、むしろ一人で過ごさなくて済んだから、ありがたいかな」
志保「良かった~。それじゃあ、次のお店に行きましょうかっ」
P「それは良いが、何軒くらい回るんだ? あんまり遅いと、志保も困るだろう」
志保「そうですね……開いてるお店がなくなるまで、ですね!」
P「なに、それは大丈夫なのか!」
志保「大丈夫ですよぉ。それに、Pさんに食べてほしいスイーツは、それくらいの時間じゃないと、食べれないんです」
P「深夜じゃなきゃ食べれない……ううむ、どんなものなんだ?」
志保「たぶん、とっても甘くて、病み付きになっちゃうくらいに美味しいものですよ♪」
P「たぶんって、志保は食べたことがないのか」
志保「はい。自分で自分は、食べれませんし~」
P「そうか……」
P「え?」
松山久美子「ピアノ?」
P「ああ、パーティーのときに、聴かせてほしいんだ」
久美子「いいけど、突然どうしたの」
P「前に弾けるって言ってただろ。それで、ちょっと気になってな」
久美子「そっか。……ピアノに興味を持ってくれたのは、嬉しいかな」
P「ピアノというより、久美子がピアノを弾くのが見たいんだけどな」
久美子「そう。ふーん、私が、ね」
P「あー、すまん、変なこと言ったな」
久美子「全然変じゃないよ。むしろ幸せだね!」
P「なに、幸せ?」
久美子「ピアノを弾く私なら、きっとキレイだからさ」
P「ああ、なるほど。それなら、俺も幸せだな」
久美子「楽しみにしててよね。もしかしたら、見惚れちゃうかもよ!」
的場梨沙「――もしもし、パパ? 今日は、え……うん、そっか」
梨沙「うん、待ってるね! だから、早く帰ってきて欲しいかな。それじゃあね」
梨沙「……ちぇっ」
P「どうだった?」
梨沙「なによ、アンタには関係ないでしょ!」
P「パパさん、遅くなるみたいだな」
梨沙「……そうよ」
P「それじゃ、それまでどうする? 事務所にいるか」
梨沙「そうするわ。――本当に最悪! パパとのクリスマスのはずだったのに」
P「仕事なんだから、仕方ないじゃないか。パパさんだって、急いでくれるんだろう」
梨沙「ふんっ、分かってるわよ。パパの代わりみたく、アンタと一緒なのがしゃくなだけ」
P「じゃあ、帰るか」
梨沙「……それでも、一人や、他のオトナよりはマシだから、アンタといてあげる」
P「はいはい」
梨沙「適当に返事して――あ、またパパにメールするつもりでしょ!?」
P「実は、俺もパパさんとクリスマスを過ごしたくて……」
梨沙「キモイこと言わないでよ! アンタといるのは、パパが来るまでなんだから」
P「ああ、だからパパさんが来たら、梨沙は先に家へ」
梨沙「なんで、アンタとパパが一緒なのよ。あ、こら、メールを打つな、話を進めようとするな!」
真鍋いつき「あ、あれ? プロデューサー、どうしてここに?」
P「それは俺の台詞だ。トレーニングルームから声が聞こえてきたから、何事かと思ったぞ」
いつき「あー……ごめんなさい。オフで落ち着かなくて、つい、来ちゃいました」
P「クリスマスだっていうのに、わざわざ自主練って……」
いつき「き、今日はたまたま会える人がいなかったんですー!」
P「たまたまって、クリスマスなんだから」
いつき「それは、そうですけど」
P「……あと、その、なんだ、隠せ。直視できん」
いつき「え、わ、わ、汗で透けて!?」
P「プレゼント、ありがとうな」
いつき「そんなつもりは、まったくありませんでしたよ!」
三好紗南「くぅ、燃えてきたね、Pさん!」
P「……俺はなんで、クリスマスにゲーセンにいるんだろう」
紗南「強いて言うなら、フラグが立ったから?」
P「お前が、強引に、連れてきたんだろ!?」
紗南「し、仕方ないじゃん! 親はついて来てくれないし、この大会に出るには、保護者が必須なんだよ」
P「なんでクリスマスに大会が」
紗南「いやぁ、それはそういうものだとしか」
P「くそっ、出るからには優勝しろよ! せっかくのクリスマスを使ってるんだから」
紗南「もちろんだよ! ゲームで負けるわけには、いかないからね」
紗南「――あ、試合中は後ろで応援しててよね。どっかに行ったら、嫌だから」
P「えー」
紗南「Pさんの応援で、あたしの実力は引き出されるの!」
P「ゲーム脳め……まあ、いいや。応援してやるよ」
紗南「よっし! それじゃあ、優勝したら、記念にプリクラでも撮ろうね、Pさん?」
向井拓海「おい、Pよォ、今日くらいもっと高いもんを奢ろうとは思わないのかよ」
P「夜景の見えるレストランにでも、連れて行けばよかったのか」
拓海「……アタシに合わねぇな。やっぱファミレスで十分だわ」
P「まあ、なんだ、ステーキくらいなら頼んでいいぞ」
拓海「言われなくても、頼むっつうの。今日は覚悟しとけよな!」
P「ああ、よく食べて、よく成長してくれ」
拓海「どこ見て言ってやがんだ? 返答によっちゃ……」
P「拓海、デザートもあるぞ! クリスマスだし、ケーキ頼むか、ケーキ!」
拓海「ったく、調子の良い奴だな」
拓海「――つうか、デザートはいらねぇ。Pも頼むんじゃねえぞ」
P「でも、せっかくだしなぁ」
拓海「いいから、頼むな」
P「別に値段は気にしなくていいぞ。どうせファミレスのケーキだし」
拓海「ああ、もう、分かんねぇ奴だなッ! 作ってきたんだよ!」
P「え、マジで!?」
拓海「マジだ、大マジだ。――っくそ、こういうのは、もっと雰囲気があるもんだろうがよォ……」
P「す、すまん。拓海の乙女心を汲んでやるべきだったな」
拓海「乙女心とか言うんじゃねぇ! さっさと食って、ウチに行くぞ」
P「拓海の家に行っていいのか」
拓海「そ、そういう意味じゃねぇからな! ケーキ冷やしてあんだよ。それだけだからな!」
村上巴「P、飾りつけは、こんなもんでええんか」
P「ああ、十分だ。それより、その服、気合入れてきたんだろ? 汚れたりしてないか」
巴「ん、大丈夫じゃ。……そうえば、感想を聞いてなかったのう」
P「服のか。よく似合ってるぞ。可愛いな」
巴「そ、そうか。あー、うん、よく聞こえんかった。もう一回頼む」
P「よく似合って、可愛いぞ」
巴「ムズムズするけえ、何度も言うな!」
P「えー……」
巴「あ、そうじゃった。これ、渡しとくわ」
P「プレゼントか! ありがとう。でも、すまん。俺、用意し忘れてて」
巴「なんじゃ、義理の通らん奴じゃのう。……なら、約束せえ」
P「ん、なんだ?」
巴「うちが大人になったら、さ、杯を交わしてほしい」
P「え」
巴「言うな、ともかく約束せえ! 指きりげんまんじゃ!」
龍崎薫「せんせぇ、どうだった!? 薫、上手くできてた?」
P「ああ、良い音色だったぞ。よく練習したんだな」
薫「この後ね、お歌も唄うんだよ。聞いててねっ!」
P「楽しみにしてるぞ」
薫「それでね、上手く唄えてたらね、ご褒美が欲しいなって」
P「どんなのだ?」
薫「せんせぇと一緒に、お料理が作りたいの! 鶏のやつ!」
P「……七面鳥か」
薫「そうそれ! ね、一緒にしてくれる?」
P「も、もちろんさ。そのためにも、お歌頑張らないとな」
薫「やったー! それじゃあ、行ってくるねっ」
P「おう、頑張ってこい!」
薫「はぁーい、いってきまーっ!」
P「……チキンライスじゃ、だめだろうなぁ」
トレーナー「あの、Pさん。私でよかったんですか」
P「なにがですか」
トレ「アイドルのみんなは、Pさんとのクリスマスを、楽しみにしてたので」
P「ええ、パーティーではみんな、はしゃいでいましたね」
トレ「いえ、そうではなくて、個人的な付き合いで、ですよ!」
P「クリスマスに男と二人でいたら、スキャンダルですよ」
トレ「あー、それは、そうなんですが……」
P「だから、これで良いんです。独身同士、一緒に憂さを晴らしましょう」
トレ「独身は余計ですよ! ……その、よければ一緒に独身ではな」
「あ、プロデューサーさん、いましたよー!」
「……独身だから呼ばれたんだろうが、怒ればいいのか、複雑な気分だ」
「P殿も、深い考えがあるわけではあるまい。今日くらいは許してやれ」
P「皆さーん、こっちですよー!」
トレ「あ、あれ? 姉さんに妹も……」
P「どうせなら、人数が多いほうが良いですから」
トレ「あはは、そ、そうですよね……。はぁ……」
残りのカ行1人、サ行2人、タ行3人、ナ行2人、マ行2人、ヤ行1人、ワ行1人
は明日のこの時間に!
クリスマスには間に合わなかったよ……
キャシー・グラハム「Pさーん、ミカン取ってー」
P「みっかんなーい」
キャシー「さぶっ!」
P「お前が言ったギャグだからな」
キャシー「自分で言ったときも、同じこと言った気がする」
P「しかし、クリスマスにコタツって……」
キャシー「じゃあ、スケートにでも行くー?」
P「寒いし、人多そうだし」
キャシー「えー、あたし、なんか行きたくなってきたんだけどっ」
P「……じゃあ、行くか」
キャシー「でも、日本の冬はコタツで過ごすべきだし」
P「どっちだよ!」
キャシー「ジョークだよ、アメリカンジョーク♪」
P「どこがアメリカなんだ……ほら、行くなら、早く行くぞ」
キャシー「分かってるってー! 着いたら、Pさんの華麗な横転を、期待してるよっ!」
P「転ぶこと前提かよ!」
斉藤洋子「あれ、プロデューサー。今、帰りですか!」
P「おう、洋子。クリスマスなのに、ランニングか」
洋子「クリスマスなのに、は余計です! 新年のマラソンに向けての、特訓ですから」
P「そうえば、出場するって言ってたな。……まだ、続けるのか」
洋子「いえ、そろそろ終わろうと思ってますけど」
P「それなら、一緒にそこら辺を回らないか。俺もクリスマスに、一人なんでな」
洋子「え、でも、汗かいてますし……」
P「事務所に寄って、シャワーを貸してもらえばいいさ。――あ、いや、疲れてるなら、べつに」
洋子「いえ、行きますよ! さっそく、事務所に行きましょうっ」
P「そうか! いやぁ、嬉しいな」
洋子「ちょっと、聞いてるの?」
P「聞いてる、聞いてるから」
洋子「なら、こっち向けぇー。美肌のお姉さんが話してるんだぞー!」
P「……居酒屋は、選択を間違ったか」
財前時子「クリスマスなのに、一人で仕事なんて……貴方、男としてどうなの?」
P「時子様も、ついさっきまでは仕事だったでしょう」
時子「そうね。貴方がグズグズしている間に、終わらせてしまったけど」
P「俺だって、もう終わりそうですよ」
時子「なら口を動かす前に、手を動かしなさい。私をいつまで待たせるつもり?」
P「……待っててくれたんですか」
時子「貴方が愚かにも、聖夜に仕事を入れたから、私は暇を持て余しているの。早く終わらせて、せいぜい私を楽しませることね!」
P「はいはい」
時子「あら、なにかしら、今のおざなりな返事は」
P「ぜひとも、ご一緒させてください。時子様」
時子「クックック、それで良いのよ! ……終わったの?」
P「はい。それじゃあ、行きましょうか」
時子「期待はしないけど、貴方にエスコートは任せるわ」
P「とりあえず、商店街に向いますね」
時子「あそこは良い場所ね……クリスマスに、私を称える歌を流すから!」
P「聖歌は、時子様を称える歌じゃないです」
高森藍子「ありがとうございます、Pさん。お散歩に付き合ってくれて」
P「いいさ、いいさ。俺も仕事にうんざりしてたところだ」
藍子「うふふ♪ そうですね、息抜きも大事ですから」
P「しかし、クリスマスなのに、昼間は静かなもんだなぁ」
藍子「夜になったら、きっと綺麗なんでしょうね。……か、カップルも、いっぱいで」
P「なんなら、俺の仕事が終わったら、夜にまた来るか」
藍子「良いんですか! 嬉しいです♪」
P「はっはっは、それじゃあ、下見でもするか」
藍子「はい。ゆっくり見て回りましょう」
P「――と、そうえば、今は何時……な、もうこんな時間か!」
藍子「あれ、そんなに歩きましたっけ?」
P「ま、まずい。ここから事務所まで、少しかかる! ちひろさんにどやされる!」
P「すまん、藍子。また夜に!」
藍子「……行っちゃった。でも、また夜に、か」
藍子「――今日も、日記に幸せだって書けるかな♪」
土屋亜子「Pちゃん、メリークリスマス! プレゼントちょうだーい♪」
P「事務所に来るなり、なんだお前は……」
亜子「いややわ、今日はクリスマスよ? クリスマスといえばプレゼントやないの」
P「だからって、催促するなよ。渡されるまで待てよ」
亜子「だって、Pちゃんもったいぶりそうだしー」
P「確かにもったいぶるけど……そうえば、泉とさくらは一緒じゃないのか」
亜子「二人は、後から来るって」
P「……全員事務所に集まるのか」
亜子「当然! だって今からパーティーよ?」
P「え」
亜子「独り身で寂しいPちゃんのために、私たちからのプレゼント!」
P「それは、まあ、嬉しいな。ありがとう」
亜子「お礼なら、二人にも言ってあげてね。あと、個人的なプレゼントもあるから、そのつもりで」
亜子「――今日は色々、サービスしてあげるからね、Pちゃん♪」
P「寒い、寒い! 早く事務所に戻らないとな」
P「――ただいま帰りました。まあ、俺一人のはずだけど」
十時愛梨「あ、お帰りなさい、Pさんっ」
P「……愛梨、なにをしてるんだ?」
愛梨「Pさんに、クリスマスプレゼントを届けにきたんですよ!」
P「そうじゃない! なんで服を脱いでるんだ!?」
愛梨「え、あ、見ちゃダメですよっ~!」
P「不可抗力だ。早く服を着ろ」
愛梨「でも、先にプレゼントを」
P「優先順位がおかしいぞ」
愛梨「それじゃあ、着ますから……こっち見ちゃ、ダメですからねっ♪」
P「見ない、見ないから早く着なさい」
愛梨「よいしょっ――はい、着ましたよ」
P「そうか。……おい、上を着ろ!」
愛梨「えへへ、Pさんに私をプレゼント♪」
P「後ろにケーキが見えてるぞ。早く服を着て、そっちを渡しなさいっ!」
西島櫂「プロデューサーとクリスマスを過ごすとは、夢にも思わなかったな」
P「俺も櫂と過ごすとは、さっぱりと思ってなかった」
櫂「お互い様だねっ――わ、人が多い!」
P「クリスマスに考えることは、みんな同じだなぁ」
櫂「人ごみを泳ぐって感じかな」
P「俺は櫂ほど泳げないから、置いて行かないでくれよ」
櫂「プロデューサーも、水泳始めなよ。そしたら、私が教えてあげるからさっ!」
P「はっはっは、櫂に教えてもらえるなら、悪くないかもな」
櫂「でも、出会ったときみたいに、女の子目当てはダメだよ?」
P「……おっと、あっちに良さそうな店が。先に行ってるぞー!」
櫂「あ、待て、プロデューサー! ――人ごみを泳ぐの、よっぽど得意じゃないか!」
野々村そら「はろー、プロデューサー! 今日ははっぴーくりすますだよ~☆」
P「おはよう、そら。そうえば、今日はクリスマスか」
そら「プロデューサー、くりすます忘れてたの? あたしお手柄?」
P「ああ、そらのおかげで思い出せたよ。今日は事務所に来る子が少ないし、明日にでも、みんなにプレゼントを渡すかな」
そら「ぷれぜんとっ、みんなに渡せばはっぴーだね! プロデューサーもほしい?」
P「なにか、用意してくれてるのか」
そら「もっちろん! ――じゃじゃ~ん☆ くりすますと言えば、そら!」
P「お前はいつから、クリスマスの代名詞になったんだ」
そら「間違えちった☆ さあ、プロデューサー、けーきかそらか!」
P「ケーキ」
そら「おう、しっと! 選ばれなかったそらちんは、はっぴーになるためにプロデューサーと一緒☆」
P「結局、両方もらえるんだな……」
メアリー・コクラン「ダーリン、どっちのほうが似合うかしら!」
P「ダーリンと呼ばなかったら、選んでやる」
メアリー「もう、細かいんだからっ。Pはどっちが似合うと思う?」
P「両方、メアリーに似合ってると思うぞ」
メアリー「どっちかを、Pの好みで選んでほしいのヨ」
P「好みで選んで、両方だ。クリスマスだし、両方ともプレゼントしてやるよ」
メアリー「ホント!? 嬉しいワ、さすがダーリンネ♪」
P「こら、ダーリンはやめなさい。店員さんに不審な眼差しを向けられるだろ!」
メアリー「あら、なら言ってあげればいいワ。メアリーはダイジなハニーですって」
P「不審から確信に変わるだろうが」
メアリー「アタシは構わないけど?」
P「俺は構う。そういうのは、メアリーがもっとセクシーになってからだ」
メアリー「それなら、もうすぐネ! 次のクリスマスには、アタシはPのハニーになってるワ♪」
P「言ってろ、言ってろ。――うわ、この服高い……」
諸星きらり「Pちゃん、大丈夫? なにか飲みたかったりすゆぅ?」
P「大丈夫、ちょっと疲れが出ただけだよ。……すまんな、きらり。せっかくのクリスマスに」
きらり「きらりは、Pちゃんと一緒なだけで、とぉーってもハピハピだにぃ☆」
P「そっか、そっか。俺もきらりと一緒で、幸せだなぁ」
きらり「うきゃー☆ 嬉すぃ! 今日は一緒に、ゆっくりしよーね?」
P「そうだな。でも、せっかくだし、少しくらいは外に……」
きらり「ダメダメ、Pちゃんの体調を優先するの!」
P「ん、悪い。無理しちゃダメだな」
きらり「きらりんパワーを分けてあげるから、きっとすぐに良くなるにぃ☆ だから、良くなったらデートしよーね♪」
きらり「――それじゃあ、まずはハグハグすゆー☆」
P「……ちょっと苦しいけど、良いもんだ」
きらり「今夜はずぅーっと、きらりとPちゃんは一緒! うぇへへへ☆」
矢口美羽「Pさん、パーティーで披露できるギャグって、なにかありませんかっ」
P「美羽、まだ考えてなかったのか……」
美羽「やっぱり、着ぐるみとかですかね?」
P「着ぐるみなら、鈴帆がなにか用意してたが」
美羽「ええ!? それじゃあ、コントとか……」
P「笑美が、笑い収めだって、張り切ってたぞ」
美羽「そんなぁ! ――なら、駄洒落でいくしかないですねっ」
P「そうえば、楓さんが考え事をしてたな」
美羽「……ど、どうしましょう、Pさん!?」
P「もう打ち止めかよ……楓さんと一緒に、披露したらどうだ」
美羽「あ、その手がありましたね!」
P「ついでに、キャシーも誘ってやれ。コタツで暇そうにしてたから」
美羽「はいっ♪ よーし、聖夜だし気合入れなきゃ……せいやっ!」
P「美羽、今日は諦めようか」
美羽「え」
若林智香「あ、Pさん、雪が降ってきましたよっ」
P「ホワイトクリスマスだな。……けど、仕事か」
智香「ファンのみんなは、クリスマスでも待っていますから☆」
P「まあ、確かに、ある意味では、元気づけられるファンも多いだろうな」
智香「よく分かりませんけど、元気づけられるなら、嬉しいですね!」
P「それでも、智香は余裕もあるし、仕事を入れなくても、良かったんだぞ?」
智香「アタシがお仕事をするのは、ファンのためもありますけど、Pさんのためでもあるんですよ?」
P「俺の」
智香「はいっ! 今日だって、アタシがお仕事をしなくても、Pさん一人で頑張るつもりでしたよねっ」
P「あー……そうだな」
智香「だから、アタシも一緒にお仕事をして、Pさんを応援するんです! 一緒に頑張って、元気づけるんですよ☆」
P「そうか……。ありがとな、智香」
智香「アタシもPさんに元気を貰ってますから、お互い様ですっ。えへへ☆」
ちひろ「いかがでしたか! クリスマスは過ぎましたが、みんな魅力的でしたねっ」
ちひろ「パッション以外にも、クールやキュートと、他にも大勢のアイドルがいますよ」
ちひろ「え、彼女たちに会うには、どうすればいいかって?」
ちひろ「それならもちろん、ガチャが一番っ!」
明日のこの時間、と言ったな。あれは嘘だ
クリスマスには間に合わなかったけど、これでパッション全員のはず
765? オチ? ……ほ?(威圧)
みんなも、質を量で誤魔化すSSを書こう!
読んでくれて、あざました
それじゃあ、依頼出してくる
このSSまとめへのコメント
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