宥「いたいの…もっとぉ……」(248)

[[HOT]]
....
...
..
.





宥「うぅー…寒いよー…」ブルブル

宥「こんなに雪も積もって…学校行きたくないー……」ブルブルブルブル


ワイワイ キャッキャ


宥「わぁ…湖も凍って…その上で遊んでるんだ……」

宥「元気だなぁ…」


宥「……でも所々薄そうな所もあるし…なんか危なっかしいなぁ…」


バシャーン


宥「!?」

期待する。早くしろ
夏でも裸は寒いんだ

宥(………子供が……湖に…)

バシャバシャ ゴボッ ゴボッ

宥「…助けなきゃ…!」


.....
....
...
..
.


宥「はぁ…はぁ…なんとか…引き上げれた…」


ウワアアン ウエエーン


宥「大丈夫…もう大丈夫だよ…」ナデナデ

宥「…もう…寒く…冷たくないからね………」

...
..
.


宥「もう…こんな危ないことしちゃダメだよ…?」

宥「君の事を大事にしてくれてる皆を…悲しませちゃうから…」

宥「悲しいのは……凄く寒くて冷たいんだよ………」

宥「…だから……自分を大事にしなきゃ…ダメ…だよ…」



ピキッ ビキビキ


宥「…えっ……」


ピキピキピキ


宥「あっ…ダメっ………早くっ…! 早くここから離れてっ!!」


ガシャ バッシャーン

宥「あ…」


ゴボッ ゴボゴボ…



宥(………体が…まるで氷漬けになったみたいに…動かない)

宥(意識が薄れて………)


宥(凄く、暗い)


宥(つめたい…)

宥(さむい…)


宥(くるしい…よ…だれか…)


宥(あ…あ…)


プツン

[[HOT]]
....
[[HO*]]
...
[[H**]]
..
[[***]]
.
.
.
[[ ]]



宥(…ん…体が……動く……?)




宥「 ゴボッ! ブクブク!! 」


ザッパーン


宥「カハッ…! うっ…!はぁ…!はぁ………」

宥「!! …うっ…さむっ!さむぃ……」

宥「凄く寒いよぅ……」



宥「…あれ……でも少し…あったかくなった…のかな……?」


.....
....
...
..
.


宥「…って事があってね、学校に遅れちゃったの…」



穏乃「ゆ、宥さんかっけぇぇ!!」


玄「もう…学校で呼び出された時は本当にびっくりしたんだよ!」

宥「ごめんね…でも玄ちゃん先に学校行っちゃうし…」

玄「…だって…お姉ちゃん寒い寒い言って起きようとしないんだもん…」

憧「でも、宥さんも子供の方も無事でよかったですよ」

宥「うん…本当によかった…」


玄「………もう心配させるようなこと…しないでね…お姉ちゃん…」

宥「…うん…ごめんね、玄ちゃん」




宥「あっ…ところで!」

玄「ん…どうしたのお姉ちゃん?」

宥「私が湖に落ちた時にね、寒いのが平気になったの!」

「えっ…それって本当?」

宥「うん、本当だよ!この部屋の暖房だけでも十分あったかいし…」

穏乃「えっ…結構寒いと思うけど…」

憧「あんたはまずちゃんと服着ろ!」


宥「でもなんか体が震えちゃう…もしかして風邪引いちゃったのかなぁ…」ブルブル


宥「うー…さぶさぶ…」

玄「そんなに暖房に近づいたら危ないよー…」

宥「うー…」


ジュッ


宥「あつっ…!」

宥「あちち…熱いとこに触っちゃった…」

宥「あれ…でも…なんか…」


ジュッ ジュゥゥゥゥゥゥゥ


宥(気持ち……いい………?)










[[P_]]
....
[[PA_]]
...
[[PAI_]]
..
[[PAIN]]
.
.
.
.

宥「…」ボー


玄「お姉ちゃん何してるの!?」パシッ

宥「ふぇ?」

玄「そんなことしたら火傷するっ………え?」


宥「どうしたのー?玄ちゃん?」

玄「何も…無い…」

宥「んー?」


.....
....
...
..
.

玄「朝からずっとお姉ちゃんの様子がおかしい…」

玄「部室でもなんか変だったし…」

玄「事故でどうかしちゃったのかな…凄く心配だよ…」

ガラッ



玄「お姉ちゃん、体の調子は………ひいっ!!」


ズシャ ザシュ ズシャ ザシュ

宥「んー?どしたの玄ちゃん」ボタボタ


玄「ち…腕から…血が…出てるよ…?お姉…ちゃん…?」

宥「うふっ…うはっ…気持ちぃ…」グシャ グシャ グシャ


玄「………お姉ちゃんっ!!」

バシッ カランッ

宥「わあ!何するの玄ちゃん!」

玄「それはこっちのセリフだよ!!」

玄「そんなっ…そんなことしたら…痛いんだよ!」

宥「そんなの知ってるよー…むしろ痛いのがいいの……」

玄「………お姉ちゃん何言って…」

宥「だーかーらー…痛いのが気持ちいいの……」

玄「…だから訳分からないよ!……なんでっ…!痛いのにっ…」



宥「? 私にもよく分からないけど…」

玄「!?…だめ…包丁を置いてっ…!」

宥「あ^~」ザシュ

宥「気持ちいいわ…」ズッ ズッ

宥「いたいの…気持ちいいの……」グシャ グシャア

宥「いい…いいよぉ……」メチャッ

宥「凄くすてきぃ………」ベチャ

宥「いたいの…いい……!」ボタッボタッ



玄「………」ガクガクガクガク

玄「ダメっ…やめて…お姉ちゃん……」




玄「ダメえええええええええぇぇぇぇぇ!!」

ドンッ

玄「ファラリスの牡牛?」
宥「あったか~い♪」

宥「あ…」


ゴンッ


玄「あ…お姉ちゃん…」

宥「」

玄「ねえ…お姉ちゃん大丈夫…?」ユサユサ

宥「」ダラー

玄「…頭から…血……あ…ああ…いやあああああぁぁぁぁ!!」




宥「…いい…」ボソッ

玄「あっ…お姉ちゃん!大丈夫!?お姉ちゃん!!ねえ!!」

宥「凄く…気持ちいい…」

玄「………」



宥「凄いよ…まさか他人に痛くして貰うと…こんなに気持ちいいなんて…」

玄「」


宥「………ねえ…玄ちゃん」

玄「…なに…?」


宥「もっと…痛くして……」

宥「ほら、この包丁でちょっと切るだけでいいから」


玄「…」

宥「ほらぁ…刺すのも…いいよ…」

宥「無茶苦茶に…切り裂くのも…堪らないかな…」

宥「頭を首を肩を肘を腕を手を指を脇腹を腹部も下腹部も腰も背中も太腿も膝も脹脛も足も」

宥「五体全て、五臓六腑全て滅多刺し…なんて…凄い幸せだろうなあ…」ウットリ

宥「ほら…」

玄「………」

宥「いたいの…もっとぉ……」



玄「いやああああああああああああ!あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!」



宥「あっ…玄ちゃん飛び出しちゃった…」

宥「まあいいや この世界にはたくさんの痛みがあるんだもん」

宥「別に玄ちゃんに限ることじゃないもんね」

宥「あー…早くぅ…いたいの…いたくなりたいよぉ………」

.....
....
...
..
.



玄「うっ…うう…グスッ…お姉ちゃん…」

玄「お姉ちゃん…どうしちゃったの…?」

玄「なんで…あんな………」

玄「………」



玄「…はっ…! お姉ちゃんは今一人…!」

玄「泣いてる場合じゃない…私が止めなきゃ……!」

玄「…止めなくちゃ…!お姉ちゃんを…!!」

玄「大好きなお姉ちゃんを…守らなきゃ」

苦悩の梨を使うんだ!!

.....
....
...
..
.


玄(家にはお姉ちゃんは居なかった)

玄(部屋にはお姉ちゃんが残した夥しい量の血痕だけ…)


玄「…お姉ちゃん…どこ……ん?」


ワイワイ ガヤガヤ


玄「なんだろう…あの人集り…」




玄「…あの…すみません…何かあったんですか?」

?「ん?ああ…この店の裏にあったガス缶が全部爆発して今消火中らしいよ」

玄「ガス缶が…爆発…」

『うわぁぁぁっ!』『きゃぁぁぁ!』


玄「…何…悲鳴…?」


『お、おいっ!あの女の子!腹からなんか出てるぞ!』『てか、なんでまずあの大怪我で歩いてんだよっ!』
『ひっ…腕の骨が…!』『オェェェェェ!』『笑ってる…あの人…笑ってるよ…』『ばっ、化物だぁぁぁ!!』





玄「へ…あれって……お姉…ちゃん…」

玄「………」ガクッ


玄「何…なんなの…お姉ちゃんは…一体…」


玄「…って…混乱してる場合じゃないよっ…! 追わなきゃ!」

玄「すみません!通してください!」カキワケ カキワケ



玄「はっ…はあ…もうあんな遠くに…」

玄「早い…どうして…あんな怪我で…」




玄「…このルートって…はぁ…はぁ…」

玄「この道の方向って……まさか…!」

.....
....
...
..
.

晴絵「あー…残業とかないわ…つらいわ…」

晴絵「もう結構な時間だし…もう外も真っ暗…」

晴絵「あー本当に真っ暗………」




フッ     ドシャ




晴絵「ん…? えっ…? 今のって…人…?」




晴絵「おいおいおい…!冗談だろ!」ダッ

晴絵「神聖な学び舎で飛び降りとかするなよっ!」ダダッ

晴絵「いや、まず飛び降りる行為自体するなっ…!」ダダダッ

晴絵「はぁ…はあ…ふう…ようやく外に出れた…」


晴絵「…人が…飛び降りたんだよな…」

晴絵「見たところ…うちの生徒だった…」


晴絵「………この角を曲がれば…」


晴絵「…」ゴクリッ


晴絵「はっ…はぁ…ひっ…ひぃ…落ち着けっ…落ち着け……」

晴絵「人が、人、が、人がっ……子供が…死んでる…かも…しれない…」

晴絵「………恐れるなよっ…それでも教師かよっ!!」ダッ




晴絵「………おい…大丈夫…か…」

晴絵「………宥?」

晴絵(一瞬分からなかった)

晴絵「なんだよ、これ」

晴絵(だって頭が―――)

晴絵「おい、宥、怪我、して、る、ぞ」

.....
....
...
..
.


玄「やっとっ…着いたっ…」


玄「多分ここに………あれって…」


ピーポーピーポー


玄「救急車だよね…もしかして…」

玄「あれはっ…晴絵先生!」タッタッタッ



玄「先生!一体何が!」


晴絵「………」

玄「先生…?」


晴絵「宥だった」

玄「えっ…」

晴絵「飛び降りたのは、宥だった」

玄「やっぱり…! お姉ちゃんは今何処にっ…!」

晴絵「死んだよ」


玄「…へ…?」

晴絵「今さっき救急車が来たが、まず助からないだろうな」

玄「そ…んな…」


晴絵「はは、死ぬに決まってるんだろ、頭がグチャグチャたったんだぞ」

晴絵「でも…見つめてたんだ…」


玄「えっ…」

晴絵「その場から離れようとしても、目を逸らしても、見るなと言っても」

晴絵「ずっとずっとずっと見つめていた」

晴絵「満面の、笑みで」


玄「それってまさか……」

玄「先生、お姉ちゃんは救急車に乗せられたんですね!」

玄「ちょっと私追っていきます!」タッタッタッ

.....
....
...
..
.


晴絵「…見るなよ」



晴絵「こっちをみるなぁっ!!!」

晴絵「なんだ私が悪いのか?全部私の責任なのか?」

晴絵「だったら恨めよっ!蔑めよっ!罵れよっ!!」


晴絵「…なんで…笑ってるんだよ…」

晴絵「なんで…嬉しそう…なんだよ……」

晴絵「見るな…見ないでくれ…見ないでください…」

晴絵「頼むから…」

晴絵「み、るな」バタッ

晴絵「」ガクッ ガクガク

.....
....
...
..
.

『学校の屋上から飛び降りたんだってよ…』
『頭が無くなってる遺体を見たのは何時ぶりだろうな…』
『他にも切り傷、火傷痕、数えきれないほどの傷…』
『惨いもんだ…』
『あれ…さっき腕にあった熱傷が無くなってるような…』
『おいおい、そんな筈ないだろう』
『でも、組織が死んで壊死してたのに…』
『そういやさっき丸見えだった上腕骨の皮膚も…真っさらで綺麗になってやがる』
『おいそんな怖いこというなよ…そんなこと……』
『てかっ…この娘今動きませんでした…!?』
『……死後硬直か何かだろ』
『いや、脳が損壊しての即死じゃこんな早く死体現象は起きない……』
『……そんな馬鹿があるわけ…』
『………あの彼女起き上がってませんか?』
『はぁ?』
『ん?』

う、うむ…!

ムクリ



宥「んー……ここどこぉ…?」



『う…うわぁぁぁっ!!』
『おいおい…!巫山戯るのも大概にしてくれよっ!』
『…嬢ちゃん…なんで大脳がグチャグチャなのに喋れてんだ…?』


宥「んー 分からないです」


宥「ここ車の中…?」

『そうだ…今救急車で病院に…』

宥「それよりもまず…」

『おいっ!何バックドア開けてんだ!運転中だぞ!』

宥「いたーいの…」ピョン

キキーッ
ドン バコッ
グシャッ



『マジ、かよ…』

『もう訳分かんねえ』

『ああ…あの女の子…足が…』




宥「ああ…いたいのいいよぉ…」

宥「足がグシャグシャしててぇ…凄く…いい…」


宥「あはっ…あははははははははは!!」

宥「最高っ!幸せっ!もう何も要らないよっ!」

宥「痛みがあればもう!家族も友達も社会も要らない!」

宥「痛み…痛みだけ…もうそれが私の全て…あはっ…アッハァ!」





玄「…そんなのダメだよ…」


宥「ん?」

玄「もう何も要らないの…?」


宥「玄ちゃん………うん、何も要らないよ」ニコッ

玄「だからっ…そんなことダメだよっ…!」

玄「そんな自分を傷つけるお姉ちゃん見たくないよ…」

宥「…」

玄「お姉ちゃんが自分を傷つける度…苦しかったんだよ…」

玄「お姉ちゃんがどんどん壊れていって…」

玄「…私の心もどんどん壊れそうになって…」


玄「それでも…大切なお姉ちゃんの事を守りたいから…」

玄「お姉ちゃんを壊そうとするもの全部から守ってあげたいと思ったから…」

玄「ここまで頑張れたんだよ…」

玄「もう…こんなことやめて…」

玄「こんなことしなくても…幸せにするから…」

ギュッ

玄「私のこと要らないなんて…言わないで…」






宥(あれ…痛くない…?)

宥(どうして…痛くないのに…気持ちいいんだろ…)

宥(あった…かい…暖かい…心地いい…凄く…嬉しい………)


宥(なんで…私…あんな事が気持ちいいなんて思ってたんだろ)

宥(家族と一緒のほうが…ずっとずっと嬉しくて、楽しくて、気持ちいいのに…)

宥(玄ちゃん…ごめんね…お母さん…ごめんね…)

宥(大事な友達のみんな…ごめんなさい)

宥(心配かけてごめんね)

宥(悪い事して、ごめんなさい)

宥(やっぱり、みんなといたほうが、ずっとしあわせだったよ)





[[PAIN]]
.....
[[PAI*]]
....
[[PA**]]
...
[[P***]]
..
[[****]]
.
.
.
[[ ]]

まぎらわしいわwwwwwwww


宥「玄ちゃん…」

玄「お姉ちゃん…?」


宥「いたい…よ…」

玄「………」


宥「苦しいよお…」

玄「……!」



宥「うっ…ううううっ……助けて…玄ちゃん…たすけてっ…」



玄「…大丈夫…だよっ!すぐそこに救急車もあるし…」

宥「ああ…玄ちゃんどこぉ…もう…目の前真っ暗で何も…みえない…」

玄「居るよ!ここに!ずっとそばに居るから…」

宥「ごめんねぇ…こんな…心配掛けて…ごめんねえ…!」ボロボロ

玄「そんなことないよ!お姉ちゃんが元気ならそれで………」

宥「だいすき…大好きだよ…くろちゃ……」

玄「うん!私もだよっ!大っ好きだよ!!」


宥「…えへぇ…よか…っ…たぁ………」

玄「うん!お姉ちゃん…お姉ちゃん…?」



宥「」



玄「そんな…お姉…ちゃん……」


宥「」








玄「置いて…いかないでよ……一人なんて…」

玄「もうずっと…一人なんて…いやだよ……!!」ボロボロ

クロチャーレ○プ!死体と化したお姉ちゃん

.......
......
.....
....
...
..
.



ガチャ

「お姉ちゃん…起きてる…?」

「お姉ちゃん…?」ユサユサ

「…本当は起きてるんでしょ……」


「………」



「………」チュッ

宥「―――!!」

玄「えっ…起きて…あっ…あわわわわ…」

宥「わー!わー!わー!」

玄「ご、ごめんね…てっきり寝てたのかと…」

宥「嬉しいけどっ!すっごく嬉しいけど!不意打ちはズルいよー!」

玄「えっえへへ…面目ない…」




玄「ところで…体の調子は…?」

宥「うん!大丈夫だよ!元気一杯!」



玄「そう…よかったぁ…」ポロポロ

宥「……大丈夫だよ…玄ちゃんは私が絶対に一人にさせないから…」ギュッ

玄「うん…私も絶対にお姉ちゃんを守るから…」

宥「ありがとう……」

玄「こちらこそ………」

宥「・・・」

玄「えっ…起きて…あっ…あわわわわ…」

宥「・・・」

玄「ご、ごめんね…てっきり寝てたのかと…」

宥「・・・」

玄「えっえへへ…面目ない…」


玄「ところで…体の調子は…?」

宥「・・・」

玄「そう…よかったぁ…」ポロポロ

宥「・・・」

玄「うん…私も絶対にお姉ちゃんを守るから…」

宥「・・・」

玄「こちらこそ………」

----

医師「そうか、妹さんもまだ立ち直れそうにないか…」

玄「所でお姉ちゃん、お腹減らない?」

宥「うん、ちょっと小腹が空いたかな」


玄「そう思って今日は美味しいリンゴを持ってきたんだよー」

宥「わぁいリンゴ お姉ちゃんリンゴ大好き」

玄「えへへ、今剥いてあげるからね」



宥(本当に可愛いなー玄ちゃん)

宥(私の事を大事にしてくれて…凄く優しくて…最高の妹だよ…)

宥(私がおかしくなった時にもずっと守ろうと頑張って…)

宥(苦しんでた時もずっと励ましてくれて…)

宥(もう…玄ちゃんが居てくれれば私は…)

宥(欲しい)


宥(玄ちゃんをもっと欲しい…)


宥(玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん玄ちゃん)












[[K_]]
....
[[KU_]]
...
[[KUR_]]
..
[[KURO]]
.
.
.
.

やえ「にわにわにわかはあいあいあいあ相手になならならんよ……」

宥「」ブツブツブツブツ

玄「お姉ちゃん…?」

宥「ん?何?」


玄「それでねー、さっき見舞いに来てくれた晴絵先生がアイマスクなんて付けちゃってて…」

玄「ホント面白くて…いたっ…!」


宥「あっ…!玄ちゃん大丈夫…」

玄「大丈夫大丈夫…あー痛い痛い……」

宥「血…」


パクッ


玄「わっ!お姉ちゃんくすぐったいよー!猫じゃないんだから…」

宥「おいしい………」

玄「えっ?」


ドンッ
バタッ


玄「いてて…お姉ちゃんいきなり押し倒して何を……」


宥「…欲しい」

玄「えっ?えっ?」


宥「玄ちゃんの全部っ…!欲しいの!」

玄「えっ…えー……」

キ、キマシタワー……

宥「玄ちゃんの体、玄ちゃんの体液、玄ちゃんの排出物、玄ちゃんの心、玄ちゃんの記憶、玄ちゃんの快楽、玄ちゃんの不快心」

宥「玄ちゃんの意識、玄ちゃんのお気に入り、玄ちゃんの幸せ、玄ちゃんの存在、玄ちゃんに関するもの全般……」



宥「ぜーんぶ欲しいの」


玄「えっ、そ、そんな言われても…」ゾーッ




宥「それじゃあ…貰うね…玄ちゃんの………血」

玄「へえ?」



ブシャァ



玄「?? ゴボッゴボゴボ」プシャア



玄(首から何か吹き出て―――)

どうしてこうなった……

.....
....
...
..
.



宥「ゴキュッ ゴクッ んくっ… クチュッ ゴクゴクッ」

宥「おいしい…凄く…美味しいよぉ…玄ちゃんの血……はむっ…」

宥「もっとぉ…もっと飲ませてぇ………」


玄「」


宥「あっ…玄ちゃん死んじゃったか…」

玄「起きてー玄ちゃん起きてー」ペチペチ







玄「――――ん…」

おい

>玄「起きてー玄ちゃん起きてー」ペチペチ

宥「あっ!玄ちゃんおはよう!」


玄「えっ?えっ…?何…?何が…」

玄「さっきお姉ちゃんにナイフで首をっ…」



宥「あはぁ…死んだお人形さんみたいな玄ちゃんもいいけど…」

宥「やっぱり元気いっぱいな玄ちゃんの方がかわいいよぉー…」


玄「ひぃ…怖いっ…お姉ちゃん怖い…」


宥「えへぇ…玄ちゃんのちっちゃくてかわいい指で小腹満たそーっと…」

カプッ


玄「なに…なに…」

ゴリッ

玄「あっ…!あああ!痛い!痛いよお姉ちゃん!!」

ゴリゴリ

玄「あ"あ"あ"あ"あ"!!ゆびぃ!指取れちゃ…」


ゴリゴリゴリ ギリッ


玄「――――――!!!」

玄「あっ…!あああ…指が…」



玄「あ、あ、あ、あ、が"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ" ゆびぃ!ゆびぃぃぃ!」


宥「ゴリッ ボリボリ ゴクンッ あ~美味しい…」

玄「ああ!!あああああ!!!あああっうああああ!!」


宥「あっ…ごめんね…玄ちゃん凄く痛かったよね…」

宥「痛いの痛いの飛んでけー」


玄「あああ!あああっ…あれっ…指が…戻って……」

宥「ごめんね…自分勝手になっちゃって…」

宥「やっぱり玄ちゃんも幸せじゃなきゃダメだよね…」


玄「お姉ちゃん何言ってっ……」

玄「ビクッ あっ…あれ…なんか…すごく…きもちいいー…」


宥「気持ちいい…? 大丈夫だよ、これからはずぅーとこのままだから…」


玄「あへぇ… うれ…しー…」

宥「私も…だよ…凄く…嬉しい…」



宥「これからは何時までも幸せでいようね…」

玄「……う…ん…」


宥「うふふっ…大好きだよ…玄ちゃん…だーい好きぃ…」


[[槓]]

クロチャー……

さて、今回も使用済み核燃料並の廃棄物なSSを書いてしまいました

前回の書いたSSの事をご存知の方は変な既視感を感じたことでしょう
こんな感じのSSは今回で二回目ですがそれら以外にもいくつか悪性腫瘍の如くSSを書いていたりします

ですが今回の出来は半端ないです使用済み核燃料の線量が異常な数値を示すほど醜き出来です

少々面目無い事をつらつら書き連ねてしまいました

このSSを読んだことでクッソ可愛い宥お姉ちゃんのイメージに泥を塗ってしまったなら申し訳ないばかりです
いっそのことここで読んでしまったことはさっさと忘れて明日の仕事について気を移すのが先決だと考えます

それでは、明日も忙しい方、休日な方、どうぞ今すぐお休みになって英気を養いください


明日は皆さんにとっての吉日になる事を祈って、おやすみなさい

アヘダブピーEND乙

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