男の子「俺、大きくなったら女の子ちゃんと結婚する!」 (153)

女の子「うん! 私もそうなればいいって思ってた!」

男の子「約束しよう!」

女の子「うん!」

男の子、女の子「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ーます、指切った!」

男の子「女の子ちゃん大好き!」

女の子「私も男の子君のことだーい好き!」

男「おら針千本のめよ」

女「らめぇ...そんなに入らないよぅ...//」

2013/12/24

女「あんっあんっ!!!イケメン君のチンコ気持ちいい!!」

男「サンタコスAVええわぁ…」シコシコ

それから月日は流れ俺達は同じ高校に進学した。

男の子「女の子、お前何組だった?」

女の子「私は一組だったよ。男の子君は?」

男の子「俺も一組だった」

女の子「じゃあ一緒だね!」

男の子「よかっ……痛っ」

女の子「どうしたの? 大丈夫!?」

男の子「うん、大丈夫大丈夫。最近よく突然頭が痛くなるんだ。でも大丈夫」

女の子「全然大丈夫じゃないよ!」

男の子「まあ勉強のしずきかな」

女の子「冗談言ってる場合じゃないよ! はやく病院に行った方がいいよ!」

男の子「分かってる分かってる」

男の子「女の子、一緒に帰ろう」

女の子「うん!」

家が隣ということもあって俺達はいつも一緒に帰っていた。

男の子「……」

女の子「どうしたの男の子君?」

男の子「……なあ女の子、幼稚園のとき俺とした約束覚えてる?」

女の子「約束?」

男の子「うん」

女の子「男の子君とは幼稚園からずっと一緒だったんだから、どの約束かなんて覚えてないよ」

男の子「そう……だよな」

女の子「どんな約束?」

男の子「なんでもないよ。はやく帰ろう」

女の子「? 変な男の子君」

俺と女の子は付き合っているというわけではなかった。

学校への行き帰りは一緒でいつも一緒にいるけど、どちらからも告白なんてしたことはない。

幼稚園のときこそお互い好きって言いあってたりしてたけどあれはきっとノーカンだろう。

女の子「男の子君?」

男の子「ん? 何?」

女の子「今日の男の子君、なんか変だよ。上の空って感じ。何か考えごと?」

男の子「なんでもないよ」

女の子「ふーん。あっ、そうだ! 明日は遅れずに家から出て来てよ」

男の子「分かってるよ」

男の子「ただいま」

J( '-`)し「お帰り。お腹空いてるだろ? すぐご飯にするからね」

男の子「うん」

俺の家には父さんがいない。

俺が中学生のときに事故で死んでしまった。

家が隣で俺と女の子の家は仲が良かったため女の子の家族も葬儀には参列した。

葬式に来た女の子も泣いていたのを覚えている。

―学校―

クラスメイト「なあなあ、男の子、お前って女の子ちゃんと付き合ってるね?」

男の子「は? 別に付き合ってないけど」

クラスメイト「でもお前って登下校いつも女の子ちゃんと一緒じゃん」

男の子「あ、あれは家が隣だからだよ」

クラスメイト「そうなんだー。ならよかったー」

男の子「お前、女の子のこと好きなの?」

クラスメイト「まあ狙ってるかな」

男の子「……」

クラスメイト「えっ……もしかしてお前も……」

男の子「ち、違うよ。あいつはその……ただの幼馴染だし」

女の子「男の子君、一緒に帰ろう」

男の子「……うん」

女の子「また何か考えごとしてるの?」

男の子「女の子、ちょっと一つ聞いてもいいかな」

女の子「なになに?」

男の子「女の子ってさ……好きな人とかいるの?」

男、女にしてくれ

女の子「えっ? ……いるよ」

男の子「誰?」

女の子「そ、そんなの秘密だよ!」

男の子「そっか」

女の子「そういう男の子君はどうなの?」

男の子「いる」

女の子「! ……誰?」

>>21
男の子、女の子表記には理由がある

男の子「……女の子が教えてくれたら俺も教える」

女の子「そんなのずるいよ」

男の子「……もうすぐ体育祭があるだろ?」

女の子「うん」

男の子「体育祭が終わったら俺その人に告白しようと思ってる」

女の子「なんで体育祭の後なの?」

男の子「体育祭でいいとこ見せてたら成功率あがるだろ」

女の子「なにそれ」

男の子「実際、うちの高校って体育祭のあとそういうのが多いらしい」

女の子「そうなんだ」

男の子「そうなんだよ」

女の子「ねえ、男の子君」

男の子「何?」

女の子「格好いいとこ見せたらってことは、普段好きな人に格好いいとこ見せれてないってこと?」

―体育祭当日―

日程はあっという間に消化されていった。

最後の男女混合クラス対抗リレーで足の速かった俺はクラスのアンカー、女の子は最後から二番目、つまり俺の前を走ることになっていた。

女の子「もう最後の種目なんだね」

男の子「俺達のグループの得点だとこの種目で一位をとれれば優勝だな」

女の子「じゃあ、アンカー男の子君の責任重大だあ。好きな人に格好いいとこ見せなきゃいけないんだよね?」

男の子「うん」

一組から六組までがスタート地点に並んだ。

女の子「いよいよだね」

男の子「そうだな」

リレーがはじまった。

一組はスタートが遅れて結局、第一走者は四番目に第二走者へとバテンを渡した。

一組の第二走者も追い上げることはできず、そのまま四番目の順位で第三走者にバトンを渡した。

女の子「四番目かー。私も責任重大だね」

男の子「順位あげてから俺にバトン渡してくれよ」

女の子「頑張る! でもいざとなったら男の子君がなんとかしてくれるよね?」

男の子「まあ、そのときは任せろ」

女の子「格好いいとこ見せてなきゃいけないんだもんね!」

女の子は第三走者から変わらず四番目の順位でバトンを受け取った。

俺はアンカーのタスキをつけ、バトンを受け取る位置に移動し、戦況を見守った。

女の子は三番目の六組の走者との間をどんどん縮めていた。

その姿を見て観衆の歓声が大きくなる。

とうとう三番目の走者を抜き去り順位を一つあげ……

男の子「あっ」

抜き去る瞬間に女の子がこけた。

五番目、六番目……。

女の子が体制をたて直している間に後ろを走っていた二人の走者に抜かれ、一組は最下位になった。

女の子は遅れを取り戻そうとして再び走り出す。

すでにトップの二組はアンカーへとバトンを渡そうとしていた。

二組、五組、六組、三組、四組……。

結局、女の子が俺にバトンを渡したのは最下位の六番目。

女の子「ごめん」

女の子が俺にバトンを渡す瞬間そう言った気がした。

……こいつに格好いいとこ見せなきゃ。

俺は走り出した。

全力疾走した。

すぐにそれほど距離が開いてなかった六組、三組、四組を抜き、三位につける。

走りながらでも歓声が大きくなったのが分かる。

女の子もきっと今は俺を見てる。

そう思うと力が出た。

五組を抜き去り二位につける。

残された距離は4分の1ほど。

女の子「頑張って!」

女の子の声援が聞こえた。

ギアをまた一段あげる。

そしてとうとう一位の二組をとらえようとしたとき。

突然、俺は目の前が真っ暗になった。

男の子「……あれ」

男の子「ここ……どこだ?」



J( '-`)し「先生、男の子の容態は?」

医者「詳しい検査をしてみないと分かりませんが、男の子君の脳には異常があるようです」

J( '-`)し「脳? そんな……でも、もちろん治るんですよね!?」

医者「詳しい検査をしなければ分かりかねます」

J( '-`)し「そんな……」

J( '-`)し「それならはやく検査をして下さいよ!」

医者「まだ手続き等が……」

J( '-`)し「患者を救うのがあんた達先生の仕事なんだろう!?」

医者「そう言われましても……」

J( '-`)し「お願いですから……もう私にはあの子しかいないのよ……」

医者「……」

J( '-`)し「先生、お願いします。お願いですから男の子を助けて下さい……」

医者「検査の結果がでましたらすぐにご報告します。今日のところはお帰り下さい……」

J( '-`)し「はい……」



バタンッ

J( '-`)し「あら、女の子ちゃん……」

女の子「……」ペコッ

女の子「あのおばさん……男の子君の病状は……」

J( '-`)し「し、心配いらないわよ」

女の子「……本当ですか?」

J( '-`)し「と、とにかくせったくだから男の子の顔でも見てあげてちょうだい」

女の子「……頭」

J( '-`)し「えっ?」

女の子「男の子君、頭が悪いんですか?」

J( '-`)し「どうして……」

女の子「男の子君、前からずっと頭が痛いって言ってたから……」

男の子「あれ? 母さんに女の子?」

J( '-`)し「!? あっ、あんたなんで起きてきて歩いてるんだい!」

男の子「えっ? というかなんで俺病院に?」

J( '-`)し「いいからアンタははやくベッドで寝てなさい!」

女の子「……ほら、病室に戻ろう、男の子君」

男の子「お、おう」

―病室―

男の子「なんで母さんはあんなに怒ってんだ?」

女の子「ほら、寝なきゃ」

男の子「う、うん」

女の子「ねえ、男の子君」

男の子「なに?」

女の子「……ううん、やっぱり何でもないや」

男の子「? そういえば俺ってリレーのときに倒れたんだよな? あのときいきなり目の前が真っ暗になって……」

女の子「そうだよ。突然倒れたから私、びっくりした」

男の子「てか病院に居るってことはもしかしてなんか俺ヤバいの?」

女の子「ただの貧血だよ」

男の子「先生がそう言ってたの?」

女の子「違うよ」

男の子「じゃあなんで?」

女の子「私、分かるもん。男の子君のことなら何でも」

男の子「怖えよ」

女の子「ふふふ」

―数週間後―

医者「検査結果がでました」

J( '-`)し「……」

医者「単刀直入に申し上げます。男の子君の脳に腫瘍が確認されました」

J( '-`)し「そんな……でも、治るんですよね!?」
医者「現在は抗生物質を投与しています。ですが腫瘍がかなり成長しているため手術が必要で……」

J( '-`)し「ならすぐに手術をして下さい!」

医者「私達もそうしたいのですが、手術費用は一千万円かかります」

J( '-`)し「一千万……そんな大金うちには……」

医者「お金がなければ手術はできません。基金を設けて募金を呼びかけてみればいかがでしょうか?」

J( '-`)し「そんな……」





女の子「……嘘。そんな一千万なんて……」

女の子「……」(タタタッ

男の子「なあ母さん、俺いつになったら退院できるの?」

J( '-`)し「もう少しだよ。我慢しなさい」

男の子「はあ、はやく学校行きたいなあ」

J( '-`)し「(ごめんね男の子、母さん一生懸命働くから待ってて……)」





女の子「すみません。私ここで働きたいです」

「えっ? お嬢ちゃんが?」

女の子「はい」

「歳はいくつかな?」

女の子「16歳です」

「16歳……」(ニヤッ

―数ヶ月後―

男の子「俺、やっぱり何か悪い病気なのかな……。女の子とも最近全然会ってないし……」

男の子「女の子……会いたいなあ……」

ダダダッ

男の子「なっ、なんだ?」

J( '-`)し「男の子!」

男の子「なんだよ母さん、そんなに慌てて」

J( '-`)し「世の中には優しい人もいるんだねえ」

男の子「どういうこと?」

J( '-`)し「もう全部話しても大丈夫だね。実はお前は悪い病気でその手術費用が一千万円必要だったんだよ」

男の子「えっ……」

J( '-`)し「それで母さん、アンタを助けるために基金を作ってたんだよ。そしたら今日口座にちょうど一千万円振込みがあって……。本当優しい人がいるんだねえ」

俺の手術は無事成功した。

その後のリハビリも順調に進んだ。

そして今日は久しぶりに学校に行く日だ。

J( '-`)し「いってらっしゃい男の子」

男の子「行ってきます」

J( '-`)し「あら、久しぶりねえ」

女「おはようございます。男の子君、その……久しぶり……」

男の子「久しぶり!」

女「その……ごめんね。お見舞いとかほとんどいけなくて……」

男の子「気にするなよ! てか女の子少し痩せた?」

女「えっ? う、うん。少し痩せたかも」

J( '-`)し「女の子ちゃんは元々細いんだからちゃんと食べないと駄目だよ」

女「は、はい」

男の子「まあいいや。はやく学校行こう!」

女「男の子君、学校行く前に話があるんだ」

男の子「なに?」

女「……男の子君ってその水商売とかしてる人ってどう思う?」

男の子「なんだよ突然」

女「ごめんね」

男の子「まあ、はっきり言ってなんでそんなことまでして金が欲しいのか理解できないな。汚いし」

女「そう……だよね」

男の子「あーあ、女の子が学校行く前にこんなこと言ってたら遅刻だよ」

女「ご、ごめんね」

男の子「まああれだけ休んでたんだから一日ぐらい延長してもいっか!」

女「えっ? でも……」

男の子「俺も女の子に話があるんだよ」

女「……なに?」

男の子「本当はあの日言わなきゃいけなかったんだけどな」

男の子「女の子、俺、お前のことが好きだ」

女「えっ……」

男の子「小さい頃からずっとお前のこと好きだったんだ」

女「……」

男の子「俺と付き合ってくれ!」

女「ごめん」

男の子「女の子……」

女「私も男の子君のこと大好きだよ。でも今の私に男の子君と付き合う資格なんてない」

男の子「資格って……どういう意味? 嫌いならはっきり……」

女「男の子君のことは本当に私も大好きだよ」

男の子「……資格っていうのは?」

女「言えないよ……」

男の子「意味が分からないよ。どうして俺も女の子が好き。女の子も俺のことが好きっていうなら付き合えないの?」

女「ごめんね……ごめんね……」(ボロボロ

男の子「な、泣くなよ……俺の方こそなんかごめん」

女「ううん、ごめんね。私、なんか気分悪くなっちゃった。男の子君、先に学校行ってて……」

男の子「う、うん」

―学校―

男の子「久しぶり」

クラスメイト「久しぶり。あれ? 女は一緒じゃなかったの?」

男の子「なんか気分悪いって途中で帰った」

クラスメイト「そっかー。まあそりゃもう学校なんて来れないよなー」

男の子「は? 何で?」

クラスメイト「お前が休んでる間、女もほとんど学校来てなかったんだよ」

男の子「何で女の子が?」

クラスメイト「学校行かずにその間風俗で働いてたんだってよwwww」

男の子「お前、出鱈目言ってんじゃねえぞ」

クラスメイト「本当だぜ。実際見たって奴がいるんだから」

男の子「女の子がそんなことするわけねえだろ」

クラスメイト「知るかよ。でももう学校中の噂になってるぜwwww」

男の子「……」ダダッ

クラスメイト「おっ、おい! どこ行くんだよ?」

女「汚い……か」

女「ふふふ」

女「……」

女「せっかく両思いだって分かったのにどうしてこうなっちゃうんだろう……」

女「家にも帰れないし……」

「献血にご協力お願いしまーす」

女「暇だしちょうどいいかな……」

「ありがとうございましたー」

女「なんで上限が400mlなんだろ。私の血なんかいくらでもあげるのにな」

女「でも私の血も汚れちゃってるのかな……」

女「男の子君……」(ボロボロ

女「うっ……うぅ……」(ボロボロ

男の子「女の子ーーー!!!!!」

女「男の子君……?」

男の子「探したよ……」

女「男の子君、学校は?」

男の子「今はそんなもんどうでもいいよ」

男の子「女の子、お前なのか?」

女「……」

男の子「俺の命を救ってくれたのはお前なのか?」

女「うぅ……うっ……うぅぁ……」

女「男の子君、ごめん。私汚れちゃった……」

男の子「女の子……」ギュッ

夜食落ち

すぐ戻る

女「男の子君……?」

男の子「ごめん。俺知らなくて……女の子にあんなひどいこと……」

女「ありがとう。男の子君」

男の子「女の子は汚れてなんかない。女の子は誰よりも純粋で優しい……なのに俺は……」

女「もういいよ。男の子君。男の子君からそい言われただけでもう大丈夫」

男の子「女の子……」

女「男の子君、私、男の子君のこと大好き」

男の子「女の子……」ギュウウウ

女「痛いよ。男の子君」

男の子「女の子、一緒に学校行こ!」

女「えっ……でも……」

男の子「俺が女の子を守るから」

女「……」

男の子「女の子は俺のことを守ってくれただろ。今度は俺の番だよ」

女「……うん!」

―一ヶ月後―

俺に一通のメールが届いた。

『AIDS陽性でした。もうこれ以上男の子君に迷惑かけることはできません。ごめんなさい。私のことは忘れて下さい。さようなら』

足が自然と動いた。

女の子はきっとあそこに居る。

10年前、約束した場所。

女「……」ピチャ

女「……」ザブザブ

女「……」ザブザブ


男の子「女の子!」


女「男の子君……?」

男の子「なにやってるんだよこんなところで」

女「もう……駄目だよ……」

男の子「何が駄目なんだよ」

女「もう男の子君のお嫁さんになれない。男の子君のこどもも生めない」

男の子「なんで女の子は俺のことだけ考えてんだよ」

女「ふふふ、だって私は男の子君のことが好きだもん」

女「好きな人のために行動することって悪いことなのかな?」

女「どうしてこうなっちゃったんだろうね」

男の子「……」

女「さようなら。男の子君。最期に男の子君の顔を見られてよかった」

男の子「女の子、どうしてもそうするならお前の全部俺にくれないか?」

女「えっ?」

男「なあ女」

女「なに男君?」

男「10年前の約束覚えてるか?」

女「うん。本当はね。あのときも……ううん、ずーっと覚えてるよ」

男「むこうにも世界があるならさあ……俺はあの約束を女と果たしたい」

女「うん、私も同じこと思ってた」

男「女、大好き」

女「私も男君大好き」

男「……またきっと会おう」

ザクシュッ



Fin

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