インフィニットクリスマス (29)

シャル「一夏って冬休みはお家に帰るの?」

一夏「そうだぞ」

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シャル「そうなんだー…僕は寮でお留守番だよ…」

一夏「そっかシャルは…」

シャル「うん…あ~寂しいな」チラチラッ

一夏「あっ、良い事思いついた!」

シャル「な、なに!?」

一夏「い、いやシャルが良かったらでいいんだけど…俺の家…来るか?」

シャル「ほ、本当に!?」

一夏「あぁ、大晦日まで千冬姉は帰って来ないからなんか寂しいなーって思ってたんだ」

シャル(やった!一夏と二人きりだ!)

一夏「じゃあ学園の終業式が終わったら俺の部屋に来てくれよ、家まで案内するからさ」

シャル「うん!じゃあまた後でね!」

~ ~ ~

廊下…

シャル(♪一夏と二人きり~)

ポスッ

シャル「痛っ…ごめんなさい余所見してたら…って…皆…」

箒「シャー」

鈴「ルー」

セシリア「ロッ」

ラウラ「トー」

「「「さーん」」」

シャル「な、なにかな?皆して…あっそうだ僕忙しいから行くね?じゃあね!」ダダッ

箒「待て!」ガシッ

シャル「わー箒~離してよー」バタバタ

鈴「一夏と何を話してたのか…全部いいなさい!」

ラウラ「嫁の事については知る義務がある!さぁ話せシャルロット!」

シャル「あぅ…負けました…」

~ 説明後 ~

セシリア「ズルいですわ!」

ラウラ「全くだ!」

箒「あれ程抜け駆けするなと…」

鈴「言ったのに!」

シャル「ふ、フンッ早い者勝ちだよ!いいじゃん皆は帰る家があるんだから!」

鈴「でも一夏がお人好しなのを利用したわよね?」

シャル「そ、それは…」

セシリア「!…皆さん、いい事を思いつきましたわ!」

箒「なに?」

シャル「はぁ…」

~ 冬休み ~

セシリア「まぁ、ここが一夏さんの実家ですの?」

一夏「そうだぞ、でもいいのか?皆の家の方が広いだろ?」

セシリア「そんな事ないですわ、それに休みの度に飛行機に乗るのは億劫でしたの」

鈴「そうそう、行ったり来たりするの面倒くさかったのよねー」

ラウラ「夫として嫁の家に上がるのはなんの問題もない筈だ」

箒「たまにはこうやって過ごすのも悪くないとおもってな、それに一夏もいいと言ってくれたし…」

一夏「そっか、んじゃゆっくりしてってくれよな!」

シャル「むぅ~」

鈴「抜け駆けしようとした罰よ」フフン

セシリア「それでは一夏さん」

「「「お邪魔しまーす」」」

一夏「今お茶煎れるから炬燵に入って温まっててくれ」

シャル「お構いなくー」

ラウラ「シャルロット…なんだこれは…」

セシリア「なんですのこれは…」

シャル「炬燵って言うらしいよ?僕も現物は初めてみたよ」

箒「そうか」

鈴「あんたら海外組は見た事なくてもしょうがないわよね、私は日本にいたから知ってるけど…まぁとりあえず入ってみなさいよ」

スポッ

ラウラ「ん!?」ヌクッ

シャル「ナニコレ!」ヌクヌクッ

セシリア「暖かいですわ!」ポッカポカー

一夏「ハハッ、そっか3人は初めてか。良かったよ今日の為に一番大きいサイズに買い直したんだ。ほらお茶」コトッ

鈴「ありがとう一夏」

箒「すまないな一夏」

セシリア「はぁ~極楽ですわ♪」

ラウラ「布団より快適だぞ」

シャル「エアコン付けるより体に良いかもね~」

一夏「いやちゃんと布団で寝ないと体調崩すぞ?千冬姉は何回言ってもこの中で寝るんだけどな…」

ラウラ「うむ、あの教官が屈するとは…」

セシリア「それ程の物を秘めていますわ、この空間は…」

シャル「大袈裟だよ~」

一夏「炬燵には蜜柑はつきものだ。食べてくれ」

鈴「あっ美味しそう」

箒「うむ、ではいただこう」

ラウラ「シャルロット剥いてくれ」

シャル「うん、待っててラウラ」

ラウラ「スジも綺麗に頼む」

シャル「はいはい」ナデナデ

セシリア「そういえば明日は…クリスマスですわね…」

ガタッ

箒「クリ」

鈴「ス」

シャル「マス!」

ラウラ「クリス松村?」

一夏「その間違え方は逆に凄いぞ」

ラウラ「むぅ…クリスマスとはなんだ?」

シャル「えっとね…」

~ 説明中 ~

~ 説明後 ~

ラウラ「ほぅ、それは興味深い…で、嫁は誰とクリスマスを過ごすのだ?」

セシリア「コホン、一夏さん?私は明日空いていますわよ?」

鈴「私はって言うか私達全員一夏の家に泊まるんだから皆空いてるわよ」

一夏「ハハッ明日も皆で過ごす予定だぞ?」

シャル「皆、一夏に誰かを誘うような甲斐性があると思う?」

箒「ないな」

鈴「ないわね」

ラウラ「あったら苦労しないんだが」

セシリア「全くですわ」

一夏「な、なんだと!?…あ、あぁそういえば明日は予定があるから昼間はいないんだ」

箒「なに!?」

シャル「誰!?」

一夏「誰って…簪だよ」

鈴「ななななんですって!?」

セシリア「聞き捨てなりませんわ!」

ラウラ「浮気か嫁!」

一夏「違うよ、簪がアニメのグッズとか色々買いたいから手伝ってくれって言われたんだ、だから単なる荷物持ち」

シャル(クリスマスに女の子と買い物行くのに…)

箒(ただの荷物持ちと思うとは…)

鈴(コイツの頭はどうかしてるの!?)

セシリア(まぁある意味助かりましたけど…)

ラウラ(蜜柑美味しい)パクパク

一夏「でも良いよなぁ~俺もクリスマスに好きな奴とデートとかしてみたいな!」ニコッ

鈴「あぁ…簪が可哀想に思えてくるわ」

セシリア「簪さん…ドンマイですわ」

一夏「?」

ラウラ「シャルロット、蜜柑もう一つ…」

シャル「はーい♪」

一夏「因みに今日は来れないけど明日から簪も泊まりに来るって」

シャル「そうなの?」

一夏「あぁなんか楯無さんなどうしても泊めてやってくれって頼まれてさ」

セシリア「それで…OKしたと?」

一夏「まぁな!断る理由もないしな!」

箒「おい敵が増えたぞ」

鈴「仕方ないわよ、一夏だし」

シャル「一夏だしねー」

セシリア「ですがそういう優しい所も…」ボソボソ

ラウラ「誰にでも分け隔てないのが私の嫁だからな」フフン

鈴「そのせいで苦労してるけどね」

一夏「なんかお前らさっきから失礼な事言ってるだろ!」

一夏「さてと、そろそろ夜飯の支度でもするかな」

シャル「僕も手伝うよ、お世話になるんだからそれぐらいはさせて?」

一夏「あぁ、サンキューなシャル」

鈴「私も手伝うわよ一夏、この人数じゃ人手がいるでしょ?」

一夏「おう、頼むぜ鈴!」

セシリア「一夏さん、私も手伝います!」

鈴&シャル「セシリアは座ってて!」

セシリア「はい…」シュン

箒「一夏、私も手伝っていいか?そ、そのまた唐翌揚を作ってやりたくてな…」モジモジ

一夏「勿論だ。箒の唐翌揚は絶品だからな」ニコッ

箒「そ、そうか!よしっ、腕によりを掛けて作るぞ!」

ラウラ「一夏、私は何をすればいい?流石にもう料理に人員はいらないだろう?」

一夏「あぁ、ラウラには重要な任務を与える!」

ラウラ「な、なんだ!?」

一夏「千冬姉の部屋の掃除だ!」ババーン

ラウラ「な、なに!?教官の!?」

一夏「あ、あぁ…その…さ女性物の下着とか、あるだろ?流石に俺がやるわけにも行かなくてさ…」

ラウラ「なるほど…よし!任せろ!」

一夏「あぁ!2階上がって左の部屋だぞ」

ラウラ「わかった!」ダダッ

~ ~ ~

セシリア「暇になってしまいましたわね…」

セシリア「?この分厚いアルバムは…」

ペラッ

セシリア「!?こ、これは…」

セシリア「一夏さんの子供の頃の写真!?」

一夏「ん?セシリア呼んだか?」

セシリア「あ、いえ…その…」

一夏「あ、そのアルバム見てたのか?ハハッなんか恥ずかしいなー」

セシリア「子供の頃の一夏さんも素敵ですわ」

一夏「そうかぁ?」

セシリア「読んでいても構いませんか?」

一夏「いいぞ別に」

誰かみてくれてるかな?

ありがとう、わかってはいるんだけどレスないと不安になる

因みにシャルロッ党です

セシリア「これは…織斑先生…ですわよね?昔からとてもお綺麗ですわ」

一夏「昔から変わんないよな」

鈴「こら一夏、こっち手伝いなさいよ!」

一夏「おーう」

~ ~ ~

~ 千冬の部屋 ~

ラウラ「ふむ…ここが教官の…確かに少し散らかっているな。まずは洋服をたたむとしよう…ん、これは…」

ラウラ「教官の…下着!?」

ラウラ「大きい…こんな下着で迫られたら一夏はたちまち…」

千冬「一夏…」

一夏「千冬姉…今日の下着綺麗だね…めっちゃエロいよ」

千冬「下着なんかただの飾りだろう?」

一夏「そんな事ないさ、外していい?」

千冬「フフッ…外せるのか?」

一夏「馬鹿にしてる?」ギシッ

千冬「一夏…来い」

一夏「千冬姉!」ガバッ














ラウラ「って事になりかねんぞ!!」

ラウラ「だが教官は簡単に攻略できる様な…相手でわ…」

ラウラ「だがこんな事で負けてはいられない!」

ラウラ「そうとなれば一夏から課せられたこの大事な任務、完璧に遂行してやる!」

ラウラ「まずは散らかっている衣類を整理整頓だ!」

~ ~ ~

ガチャ

一夏「ラウラー、ご飯だぞー…ってうおっ!物凄く綺麗になってるな!」

ラウラ「うむ、きたるべき日の為にも私は努力を惜しまないぞ一夏!」

一夏「ん?なんの事だ?」

~ リビング ~

ラウラ「おぉ~凄い豪華だな」

鈴「腕によりを掛けたからね」

シャル「この人数だと作りがいがあるよね~」

箒「あぁ、たまには皆で料理をするのも悪くないな」

セシリア「不愉快ですわ」プンスカ

シャル「まぁまぁセシリア、どっちにしろあれより人数増えてもキッチンに入り切らなかったよ」

セシリア「まっ、私は1人でじっくりと一夏さんの子供の頃の写真を眺めていられたので役得でしたけど」フフン

シャルラウラ鈴箒「なんだって!?」

セシリア「子供の頃の一夏さんの可愛いさと言ったら…それはもう天使の様でしたわ///」

シャル「い、一夏!僕にも後でみせて!」

ラウラ「私もだ!」

鈴「私も見たーい!」

箒「いや…待て…私は家に一夏と二人きりの写真が…フフッ」

鈴「あ、箒ずるーい!」

シャル「いいなぁ~」

一夏「とりあえず飯食おうぜ?」

ラウラ「腹が減った状態で戦場に出かけるのは命取りだ」

箒「お前はどこでおっぱじめるつもりだ」

一夏「ほら皆、手を合わせて。せーの」

「「「いただきまーす!」」」

一夏「んー箒の唐翌揚は旨いな!!」

箒「そ、そうか///それは作った甲斐があったと言うものだ!どんどん食べてくれ」

シャル「一夏!僕が作ったポトフはどうかな?」

一夏「あぁ、旨いぞ!暖まるな」

シャル「良かった、おかわりもあるからいっぱい食べて?」

一夏「サンキューな、おっ!鈴の酢豚!久しぶりだなぁ」

鈴「そうだっけ?まっ、美味しいから食べなさいよ」

一夏「何言ってんだ鈴、鈴の酢豚美味しくなかった事なんてないんだからそんなん言うな」

鈴「そ、そう///」

セシリア「むぅ~」

一夏「ど、どうしたセシリア?」

セシリア「私も料理したかったですわ」

一夏「あ、ハハ…」

「「「ごちそうさまでした」」」

一夏「うわぁ食った食った」

箒「私はいつも姉さんがいなく、1人で過ごしていたようなものだからとても楽しい気分だ」

一夏「それは良かった。それより皆、冬休み中はずっとここにいるのか?」

鈴「そのつもりだったけど…」

セシリア「一夏さんのご迷惑になりますし」

一夏「俺は別に良いんだ!寧ろ嬉しいぐらいだ」

ラウラ「一夏、改めて世話になる」ペコリ

一夏「おう、よろしくな」

シャル「一夏、僕も改めてよろしく」

一夏「あぁゆっくりしてってくれ」

箒「皆、入り用の物があったら言ってくれ。私の家も近くはないが帰ってこれない距離じゃない。なにかあったら取りに行く」

鈴「ありがとう箒」

セシリア「助かりますわ箒さん、女の子は色々と大変ですものね」

一夏「そうなのか?」

シャル「一夏?そういう事はあんまり聞いちゃ駄目だよ?」

鈴「ほんっとデリカシーないわねー」

一夏「わ、悪い…」

セシリア「そうですわ一夏さん、私先程なにもできなかったのでお皿洗いぐらいはさせていただけます?」

一夏「おっ、じゃあ俺も手伝うよ」

クリスマスネタ書いてみたもののクリスマスが終わってしまった…

どうしよ

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