P「亜美!真美!いい加減にしないとお尻ペンペンだぞ!」 (135)

亜美「え→?本気で行ってる→?」

真美「真美達もう中学生だよ→?」

P「だまらっしゃい!中学生にもなって毎度毎度しょーもないイタズラばっかりしやがって!」

P「亜美!よりにもよって、黒井社長にヒザカックンするな!」

P「真美も!黒井社長に追い討ちでカンチョーなんかするんじゃない!黒井社長ぶちギレてただろうが!」

亜美「だってぇ、黒いからウチの社長と間違えただけだもん!」

真美「そ→だよ!黒井社長が黒いのが悪いんどだよ!」

P「例え高木社長と間違えたんだとしても、高木社長にだったらイタズラして良いってワケじゃない!お前等もう中学生なんだから、年相応に落ち着きを持て!」


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P「俺はお前等のご両親に世話の一切を任されてるんだ!良い事をしたらとても褒めるし、悪い事をしたら遠慮無く叱る!」

P「今までは俺もプロデューサーとして新米だったから多少の事は見逃して来たが、もう許さん!」

亜美「えぇっ!?兄ちゃん本気でお尻ペンペンとかする気!?」

真美「セクハラだよ→!?じど→ぎゃくたいだよ→!?暴力はんた→い!!」

P「……言いたい事はそれだけか?」ポキポキ

亜美『あっ……』

真美『マジの目だ……』

P「……」ジリッ、ジリジリッ

亜美「……逃げろっ!」ダッシュ!

真美「ラジャ→!」ダッシュ!

P「逃がすかぁ!!」トランザム!

P「っしゃあ!捕まえたぞオラァ!」ガシッ!ガシッ!

亜美「うぎゃ→!オタスケ→!」ジタバタ

真美「べんごしをよべ→!」ジタバタ

P「逃げるな。まずは亜美からだ。おとなしく罰を受けるなら、手加減はしてやる。どっこいしょっと」ドサッ

亜美「ひゃっ!?」

真美「ちょ、ちょっと兄ちゃん!?」

?P、ソファーに座る。

?Pの膝の上に、亜美を腹這い状態にする。

?いわゆるO.T.K(over the knee)である。

P「よし。じゃあ行くぞ。とりあえず10回だ」

亜美「え、ちょ、じょ、冗談だよね?」

P「……」ニッコリ

亜美「え、えへへへ」

P「いーち!!」スパーン!

亜美「うぎぇっ!?」

真美「あ、亜美いいぃぃっ!?」

P「にーぃ!さーん!しーぃ!」スパーン!スパーン!スパーン!

亜美「いぎゃっ!?あひぃっ!?ひぎゃぁっ!?」

真美「兄ちゃんやめてぇ!亜美が痛がってるよ!」

P「そら痛いに決まってるだろ。ごーぉ!ろーく!しーち!」スパーン!スパーン!スパーン!

亜美「っ!……っ!うぅっ!!」

真美「あ、亜美ぃぃ……」ガクガクブルブル

P「はーち!くーぅ!じゅーぅ!はい、終了」

亜美「あぅ……あうぅぅ……」ヒリヒリ

P「さてと、次は真美だな」

真美「に、兄ちゃん……今日はこれくらいでやめにしない?ほ、ほら!兄ちゃんの手のひらも痛いでしょ!?」

P「まぁ確かに痛いが……まだまだ叩ける!」ガシッ!

真美「い、イヤだあぁぁぁっっ!!」ジタバタ

P「よいしょっと。おい、下手に暴れると変なトコに当たって余計に痛いぞ?」

真美「うっ……」ピタッ

P「はい油断したトコでいーち!にーぃ!さーん!しーぃ!ごーぉ!」スパーン!×5

真美「あぎゃあぁあぁぁぁっっ!?」

P「……じゅーぅ!よし、今日のところはこれくらいで勘弁しといてやる」

真美「ううぅぅ……」ヒリヒリ

亜美「ひどいよぅ兄ちゃぁん……」ヒリヒリ

P「信賞必罰が俺のモットーだ!これ以上尻を赤く染められたくなかったら、下手なイタズラは控える事だな」

P「うぅ、手ぇ痛えな……冷やそ」スタスタ

亜美「真美ぃ……大丈夫ぅ?」ヒリヒリ

真美「大丈夫じゃないよぅ……きっとお尻がサルみたいに真っ赤だよぅ……」ヒリヒリ

亜美「まさか中学生にもなって本当にお尻叩かれるなんて……」

真美「……おのれ兄ちゃんめ!このままでは済まさんぞ!こうなったら!」

亜美「ど、どうすんの!?」

真美「……しばらくはイタズラせずにおとなしくしてやる!」

亜美「……だよねぇ」

3日後。

P「……なぁやよい、一体どうしたんだ?」

やよい「うぅ……ごめんなさい……」

やよい「時間に間に合うように家を出たんですけど……」

やよい「偶然通りかかったスーパーで、もやしの特売セールをやってて……」

やよい「慌てて家に帰って、弟達を呼んで、そのスーパーのもやしを買い占めて……」

やよい「そうこうしてたら、現場に遅刻しちゃって……ごめんなさい!」ガルーン

P「それでかぁ……今日一緒の現場はジュピターとの合同ロケだったんで、ジュピターの時間が押しちゃったってワケだな……」

P「さっき黒井社長からクレームの電話が入ってたぞ?」

やよい「ごめんなさい……山積みのもやしを見たら、つい興奮しちゃって……」

P「んー……まぁ仕方ないか。やよい、今後は気をつけるんだぞ?」

やよい「はい!プロデューサー!すみませんでしたぁ!」ガルーン

亜美「あっれぇ→?兄ちゃんどうしたの→?」

真美「それはちょっと違うっしょ→?」

P「ん?何だお前等、そんなチンピラみたいな格好で……」

亜美「のうのう真美さんや。こないだこの兄ちゃんは何か言っとらんかったかのう?」

真美「言っとったのう亜美さんや。確か良い事をしたら褒める、悪い事をしたら叱るとか何とかのう」

P「あ……いや、それはだな」

亜美「やよいっちは確かに悪気は無かったのかも知れんがのう。しかしミスはミスじゃろう?のう真美さんや?」

真美「そうじゃのう亜美さんや。ワシ等にだけあんな激しいセッカンをしといて、やよいっちだけ見逃すのは理屈に合わんのう」

やよい「……?」

P「っつーか積み重ねて来たモノが違い過ぎんだろ!やよいは普段とても良い子にしてんの!お前等みたいな悪ガキとは天と地ほどの差があんの!」

亜美「そんなのひいきだよ!」

真美「そうだよ!えこひいきだよ!」

亜美「エコバッグだよ!」

真美「エコエコアザラクだよ!」

P「うっせえ!散れ散れ!」シッシッ

やよい「あ、あの、プロデューサー!」

やよい「亜美と真美の言う通りだと思います!」

P「えっ」

やよい「よ、よく解らないけど、私がお仕事でミスをしたのは本当です!だから、2人の言う通り、私は罰を受けないとダメだと思います!」

P「い、いや、やよいさん?」

やよい「お願いしますプロデューサー!!」

P「うっ……」

亜美「ほらぁ、せっかくやよいっちがそう言ってるんだからさぁ、ね?」

真美「やよいっちの覚悟を無駄にしちゃダメだよねぇ?」

P「お前等……」ワナワナ

P「あーもう仕方ない!やよい!こっちに来い!」ドサッ

やよい「は、はい!」

亜美「ほらやよいっち、兄ちゃんの膝の上に寝そべるんだよ」

やよい「え?ね、寝そべる?」

真美「ほら、こうやって腹這いになるんだよ!」

やよい「う、うん……こ、こうですかぁ?」

P「お、おう……」

P「よ、よし……じゃあ行くぞ?」

やよい「え?な、何するんですかぁ?」オロオロ

亜美「まぁまぁww」

真美「おとなしくしてたらすぐに終わるからww」

P「……いーち!」ペチン

やよい「あぅっ!?」ビクッ

亜美「ちょっと兄ちゃん!?こないだの亜美達の時より弱くない!?」

真美「不公平だよ!そんなんじゃやよいっちも反省しないよ!?」

P「だーかーらー、お前等とやよいとでは普段の行いがだなぁ……」

やよい「だ、大丈夫ですプロデューサー!悪いのは私なんですから、本気で叩いてくれないと意味が無いです!」

亜美「ほ、ほらぁ!やよいっちもこう言ってるよ?」

真美「兄ちゃん!情けは人のためならずだよ?」

P「……その使い方は間違ってんぞ」

P「……じゃあ、本気で行くぞ?」

やよい「は、はい!」

亜美「……」ドキドキ

真美「……」ゴクリ

P「……いーち!」スパーン!

やよい「ぅあっ!?」

P「にーぃ!さーん!しーぃ!」スパーン!スパーン!スパーン!

やよい「ひあっ!?えぅっ!!んんっっ!!」

P「ごーぉ!ろーく!しーち!はーち!くーぅ!じゅーぅ!」スパーン!×5

やよい「は、はぁ、はぁ……」

やよい「あ、ありがとう、ござい、ますぅ……」プルプル

亜美「や、やよいっちぃ!!」

真美「だ、大丈夫!?」

やよい「大丈夫、だよ……私も、ちゃんと、お尻、ペンペン、されたよ……えへへ……」

亜美「やよいっち……」

真美「……えらいよやよいっちいぃぃぃ!」

P「お前等……」

ガチャッ

伊織「おはよう。あらやよい、おはよう」

やよい「あ、伊織ちゃん……おはよう……えへへ」ヒリヒリ

伊織「……?どうしたのやよい?何だか元気がないじゃない?」

やよい「え?そ、そんな事無いよ!?」ヒリヒリ

伊織「ちょっとアンタ達!?やよいに何かしたんじゃないでしょうね!?」

やよい「な、何でも無いよ伊織ちゃん!悪いのは私だから!」

伊織「やよい、正直に言って。こいつ等にどんなひどい事をされたの!?」

P「ひでぇ言われようだなオイ……」

亜美「いおりん!兄ちゃんも亜美達も悪くないよ!やよいっちはちゃんと罰を受けただけだよ!」

真美「逃げずに罰を受けたやよいっちは立派だったよ!後世の語り草だよ!」

伊織「はぁ!?やよいに罰ぅ!?ふざけんじゃないわよ!」

やよい「い、伊織ちゃん落ち着いて!私は何でも無いから!」

伊織「やよい!詳しい事情はよく解らないけど、やよいが罰を受けるような事は何も無いのよ!」

伊織「どうしてもやよいに罰を受けさせたいなら、代わりに私が受けてあげるわよ!」

亜美「ん?」

真美「ん?」

亜美「今代わりに罰を受けるって言ったよね?」

真美「その言葉に嘘は無いかね?」

伊織「この水瀬伊織に二言は無いわ!!」キリッ

亜美「そうか……まぁ自分で言っちゃったからね……」

真美「ちかたないね……じゃあいおりんはこちらへどうぞ」

伊織「へ?ど、どうすんの?」

亜美「ほら、兄ちゃんの膝の上に寝そべって。早く!」

真美「じゃあ兄ちゃん!お願いします!」

伊織「え?え?な、何するワケ?」

P「おい……これは別にやる必要なくね?」

亜美「何言ってんの兄ちゃん!いおりんはやよいっちの為に身代わりを買って出たんだよ!?」

真美「この美しい友情の前に、無粋な事は言いっこ無しだよ!」

P「……まぁ良いか。っつーか何か暴れそうだな。亜美は伊織の手を抑えといてくれ。真美は足だ」

亜美「ラジャ→!」ガシッ!

真美「ラジャ→!」ガシッ!

伊織「ちょ、な、何するの!?今更だけど何するのか全然知らないんだけど!?」

やよい「い、伊織ちゃん……」オロオロ

P「はいそれでは行きまーす……いーち!」スパーン!

伊織「あひっ!?」ビクッ

P「にーぃ!さーん!しーぃ!ごーぉ!ろーく!しーち!はーち!くーぅ!じゅーぅ!」スパーン!×9

伊織「あ、あが、あががが……」ビクッビクッ

やよい「伊織ちゃん!大丈夫!?」

伊織「ふ、ふ、ふ、ふ……」

亜美「ん?いおりんどったの?」

真美「叩かれた直後にそんなに笑えるなんてヨユ→だね?」

伊織「ふっっっざけんじゃないわよぉぉぉっ!!」ドッカーン!

伊織「こ、この、スーパーアイドルの伊織ちゃんに、こんな真似してタダで済むと思ってんじゃないでしょうねぇ!?」

伊織「訴えてやるわ!水瀬財閥の最強弁護団の力で、アンタの人生を終わらせてやるんだから!!」

P「おおぅ……めっちゃキレてらっしゃる……」

亜美「いおりん……大人げないよ?」

真美「ちょっと冷静になろうよぅ」

P「アンタ達も同罪よ!2度とアイドルとして活動出来ないようにしてやるわ!!」

あ、ミスった。>>28の最後の台詞はPじゃなくて伊織ですわ。

やよい「伊織ちゃん!伊織ちゃんもお尻ペンペンされちゃったね。やよいと一緒だね?」

伊織「え?」

やよい「伊織ちゃん大丈夫?お尻痛くない?」

伊織「え、あ、いや、大丈夫よ……痛くなんかないわ!」

やよい「スゴーい!伊織ちゃんつよーい!」

伊織「そ、そうかしら?」

やよい「やっぱり伊織ちゃんはスゴいね!そんけーしちゃうなぁ!」

伊織「え?そ、そんな大した事じゃないわよ!」テレテレ

亜美「これでやよいっちといおりんはお尻とお尻で結ばれたお尻姉妹だね!」

真美「よ!ご両人!やんややんや!」

伊織「ちょ、やめなさいよぉ!そんなんじゃないからぁ!」テレテレ

やよい「伊織ちゃん!また一緒に頑張ろうね!」

伊織「フ、フン!仕方ないから、またやよいが罰を受けたりする時は、一緒に叩かれてあげるわよ!」

亜美「イエーイ!ヒューヒュー!」

真美「いおりんの自己犠牲マジ仏陀!」

P「……何これ?」

翌日。

P「……」

春香「……」

雪歩「……」

P「えっと……まず雪歩がまたテレビ局の床に穴を掘っちゃった、と?」

雪歩「す、すみません……」

P「そしてたまたまそこを通りかかった黒井社長がその穴に落ちた、と?」

雪歩「は、はいぃ……」プルプル

P「深さ3メートルの穴に落ちてよく無傷だったよなあの人も……」

P「で、やっとの思いで穴から這い出た黒井社長だったが、今度はたまたまそこを通りかかった春香が案の定転んで、その穴にまた黒井社長を突き落とした、と?」

春香「はい……」

P「黒井社長は頭から真っ逆さまに落ちたが、奇跡的に無傷で済んだワケだ、と……本当にあの人の悪運の強さは半端無いわ」

P「黒井社長は大層お怒りで、さっきわざわざウチの事務所まで怒鳴り込んで来たぞ?殺人未遂で起訴するとかどーのこーの」

P「まぁ最終的に高木社長が買って来たひよこ饅頭を受け取って、渋々帰ったワケだが……」

P「……一歩間違えたら765プロは跡形もなく吹っ飛んでたよ?」

春香「すみません……」

雪歩「ご、ごめんなさい……」

P「はぁ……ま、済んだ事を言っても仕方ない。次からは充分気をつけて……」

春香「あ、あの!プロデューサー!」

雪歩「わ、私達に罰を与えてください!」

P「……ん?」

春香「亜美と真美から聞きました!プロデューサーからの罰を受けてみんな生まれ変わってるって!」

雪歩「こんなダメダメな私ですけど……プロデューサーにちゃんと叱ってもらえる事で少しでも変われるなら、どんな罰でも耐えてみせますぅ!!」

P「えっと……」

春香「お願いします!プロデューサーさん!」

雪歩「プロデューサーぁ!お願いしますぅ!」

P「ちょ、待って!一旦落ち着こう!とりあえず先に言っとくけど、罰ってお尻ペンペンの事だぞ?まさか高校生にもなって、お尻ペンペンなんかされたくないだろ?しかも男にだぞ?」

春香「私は!一向に!構いません!」

雪歩「わ、私も我慢出来ますぅ!」

P「何なのお前等!?何でそんなに叩かれたがってんの!?」

春香「プロデューサーさん、最近亜美と真美がイタズラせずに真面目に仕事をこなしてるってご存知ですか?」

雪歩「やよいちゃんも伊織ちゃんも、前より一層仕事に真剣に取り組んでて、まるで別人みたいだって言われてるんです。知ってましたか?」

P「え?いや、それは初耳だな……」

春香「私達も不思議に思ってて、一体何があったのかって亜美達に聞いてみたんです。そしたら……」

雪歩「プロデューサーにお尻を叩かれて、それで反省してるんだって……私も春香ちゃんも、今のままのドジでおっちょこちょいな所を改めたいよねって話してたんです!」

P「……それで、俺にお尻を叩かれたいと?」

春香「お願いします!」

雪歩「お願いしますぅ!」

P「うん。君ら馬鹿なのかね?」

雪歩「……亜美ちゃん達はちゃんと叱ってあげるのに、私達には何もしてくれないんですか?」

P「え?」

春香「……私達って、ほったらかしなんですか?プロデューサーにとって、叱る価値も無い存在なんですか?」

P「いや、っつーかそれとこれとは話が……」

春香「私達の事を大事にしてくれるなら、それと同じくらいダメな所は叱ってほしいんです!じゃないと不安なんです!」

雪歩「ワガママなのは解ってますぅ!で、でも……プロデューサーになら、どんな罰を与えられてもへっちゃらなんですぅ!」

P「……あーもう解った解った!じゃあ2人ともこっちに来い!」ドサッ

春香「は、はい!」

雪歩「あ、ありがとうございますぅ!」

P「じゃあまずは……雪歩からだ」

雪歩「は、はひぃ!」

春香「雪歩!頑張って!」

雪歩「あ、あの、どうすれば……?」

P「とりあえず、俺の膝の上に寝そべる感じで」

雪歩「え?こ、こうですかぁ?」

ムニュッ。

P「うっ……」

雪歩「あ、ご、ごめんなさい!私、変な乗り方しちゃいました!?」ガバッ

P「い、いや、大丈夫……さぁ、早くやるぞ!」

雪歩「は、はい……」ムニュッ

P「うぅっ……よし、じゃあ行くぞ?準備は良いか?」

雪歩「お、お願いしますぅ!」ドキドキ

P「……いーち!」スパーン!

雪歩「はひぃっ!?」

P「にーぃ!さーん!しーぃ!」スパーン!スパーン!スパーン!

雪歩「は、はぁっ!ひゃっ!プ、プロデューサーぁ!!」

P「ん?大丈夫か雪歩?つらいならやめようか?」

雪歩「はぁっ!はぁっ!はぁぁ……」ビクッ!ビクビクッ!

春香「ゆ、雪歩?大丈夫?」

雪歩「……だ、大丈夫です!やめません!続きけてください!」

P「なら……ごーぉ!ろーく!しーち!」スパーン!スパーン!スパーン!

雪歩「ふひいぃぃっっ!!」

P「はーち!くーぅ!じゅーぅ!」スパーン!スパーン!スパーン!

雪歩「は、は、はぁ、はひゃぁぁぁ……」

春香「ゆ、雪歩おぉぉぉっっ!?」

雪歩「は、は、はるかひゃあぁぁん……こ、こ、これ、しゅごぉぉいぃぃぃ……」ガクッ

春香「雪歩?雪歩おぉぉ!?」

P「よいしょっと……はい、次は春香だな」

春香「え?い、いや、私は、あの、やっぱり……」

P「うん?やめとくか?まぁ俺はそれでも別に構わんけど」

P「やっぱりこんな事無理してやらなくて良いんだからな?」

春香「……いえ、やります!やらせてください!」

P「……あぁ、そうなの?まぁ良いか。ならさっきの雪歩みたいに、腹這いになってくれ」

春香「はい……あの、こうで良いんですか?」

むにょん。

P「うぅっ……た、大変結構です……」

P『やっべ……JKの柔らかさナメてたわ……こりゃ短期決戦でやるしかねぇ!』

P「じゃ、じゃあ行くぞ?」

春香「はい!」

P「……いーち!にーぃ!さーん!しーぃ!ごーぉ!ろーく!しーち!はーち!くーぅ!じゅーぅ!」高速スパーン!

春香「んぎいぃぃぃぃっっ!?」



春香「は、はにゃあぁぁ……こんなのって……こ、腰が……ふるえ……」ガクガクガクガク

雪歩「ふひっ……が、がまんできなかったよぉ……もうダメぇ……」ガクガクガクガク

P「何かドンドン泥沼に嵌まってるような気がする……」

その日の夜……

春香「それじゃプロデューサーさん!今日はありがとうございました!何かあったらまたお願いしますね!」

雪歩「つ、次からは失敗しないように頑張ります。けど、も、もし失敗しちゃったら……その時は……お、お願いしますぅ!」

P「はいはい、気をつけて帰るんだぞー」

P「はぁ……」

小鳥「プロデューサーさん♪お疲れ様!はい、コーヒーです」

P「あ、どうもありがとうございます……熱っ」ズズズー

小鳥「とーこーろーでー、どうなんですか?」

P「ん?何がですか?」

小鳥「誰のお尻が1番柔らかかったですか?」

P「…………誰から聞きました?っつーかそう言えば特に口止めはしてなかったような……」

小鳥「まさかプロデューサーさんがアイドルにスパンキングしてるなんて……意外でした♪」

P「いや、あの、スパンキングって言うと一気にアブノーマルになるからやめてほしいんですけど……」

小鳥「いえいえ。あのですね、スパンキングって上手く使えばすごく大事なコミュニケーションなんですよ?」

P「……と言いますと?」

小鳥「プロデューサーさんってみんなのミスとかには割りと寛容じゃないですか。でも、時にはきつく叱ってあげた方が良い場合もあるんですよ?」

P「はぁ……」

小鳥「叱られたっていう事を引き摺らせず、パッと次に切り替えられる叱り方って意味では、スパンキングは良い選択だと思いますよ?」

P「……そうなんですかね?」

小鳥「でも、私、不安なんです……プロデューサーは上手くアイドル達を叩けてるのかなぁって」

P「え?」

小鳥「これは私の愛読してるSM漫画『セブン&フレグランス』からの受け売りなんですけど」

P「アンタなんちゅー漫画読んでんの?」

小鳥「お尻の叩き方って、技術じゃないんです」

小鳥「叩かれる側の体の奥……お尻のもっと奥……子宮を叩くんです」

小鳥「肉と脂肪に守られた、生の女を揺さぶるつもりで叩く!」

小鳥「ノックして……こじ開けて……わずかに開いた叩かれる側の生の部分へ言葉をかけてあげる……それがスパンキングなんです!」

P「やだ……この人怖い……」

小鳥「と、言う事で……よいしょっと」ドサッ

むにゅにゅっ。

P「ちょ、な、何してるんですか!?」

小鳥「今のプロデューサーさんのスパンキングがどれ程のレベルなのか、私にちょっと味見させてくれませんか?」

P「は、はぁ!?」

小鳥「ほら、若い子のお尻には勝てないかも知れませんけど、私のお尻も中々のものだと思いませんかぁ?」フリフリ

P「ちょ、尻を振るな!膝の上でモゾモゾすんな!」

小鳥「ほらほらぁ、お尻の表面を叩くんじゃなくて、衝撃を子宮に伝えるつもりでた・た・い・て♪」

P「ううぅっ……あーもう!じゃあ行きますよ!?」

小鳥「あいバッチこーい!」

P「……おらぁっ!!」スパーン!

小鳥「うんっ!?」ビクッ

小鳥「……」ジーン

小鳥「うーん……でもまだまだかなぁ」ヒョイッ

P「……何がまだまだなんですか?」

小鳥「私を満足させるにはまだまだかなぁって」

P「本当に何言ってんだアンタは……」

小鳥「プロデューサーさん、もっともっと色んなアイドルのお尻を叩いて、スパンキングのレベルアップに努めてください」

小鳥「そしてプロデューサーさんがいつかスパンキングマスターになったら、改めて私のお尻を好きに叩いても良いですよぉ♪」フリフリフリフリ

小鳥「ひょっとしたら、それ以上の事も……ね♪」ペロリ

P「…………何言ってんだよ」ペチン

小鳥「あたっ!?」

P「馬鹿な事ばっか言ってないで、仕事を片付けなさい!残業したくないでしょうが!」

小鳥「はぁい……」トボトボ

P『……まぁ確かに良い尻してんだよなぁこの人』

P『出るトコはしっかり出てるし、フトモモも良い感じでムッチムチしてるし、年相応のフェロモン出してるし……』

P『さっきももう少しでおっきしそうだったし……』

P『あの尻を好きにして良いとか……』ゴクリ

P「……うがあぁぁぁっ!!」

小鳥「ピヨッ!?」ビクッ

P「あ、す、すみません。何でも無いです」

小鳥「は、はぁ……?」

3日後。

P「ふぅ……事務仕事も一段落ついたか」

P「今日に限って小鳥さんが休みなのが痛いよなぁ……思ったより時間かかっちまったよ」

ガチャッ

千早「プロデューサー、お疲れ様です」

P「おう、千早か。レコーディングは終わったのか?」

千早「……実はその事でご相談があるんですが、よろしいですか?」

P「うん?どした?」

千早「せっかくのレコーディングなのに、自分の歌に納得出来ず、結局今日だけでは終わりきれませんでした……」

P「え?そうなの?」

千早「はい……色々な方に迷惑をかける事は承知しているんですけど、どうしても自分が納得出来ないものを世に出したくなくて……」

P「そうか……解った。まぁあそこのスタジオならある程度顔がきくから、また改めて再レコーディングするって事で良いぞ」

千早「すみません……完全に私のワガママなのに……」

P「構わん。お前のそういう完璧主義な所まで折り込み済みなんだから、フォローは俺達に丸投げしてくれて良いぞ」

千早「はい……」

P「なぁ千早、もしかして最近ストレスとか抱えてないか?」

千早「ストレスですか……確かに、最近は歌っていても手応えを感じてないって言うか、でも私が自分自身のパフォーマンスに満足出来なくても、周りの人達が手放しで褒めてくれるのが不満って言うか……」

P「ふむ……何かストレスを手早く発散出来るような方法があれば良いんだろうけどなぁ……」

千早「あ、あの、プロデューサー?そ、それで、あの、その……」モジモジ

P「うん?」

千早「……は、春香と萩原さんに、聞いて……その……」モジモジ

P「…………千早、まさか?」

千早「は、春香達が言ってました……プ、プロデューサーに、その、お、お尻を叩いてもらった、って……」

P「……はあぁぁ」ドヨーン

千早「すごく、痛かったけど……終わった後、すごく、何て言うか、その……き、気持ち良かったかも、知れないって……」

P「……何言ってんのアイツ等」

千早「で、でも!実際に春香もミスがすごく少なくなって、萩原さんも以前より心なしか堂々としてて……多分、プロデューサーに、お尻を叩いてもらえたからなんじゃないかって、思いました……」

P「……千早、ひょっとして……叩いてほしいのか?」

千早「………………」モジモジ

P「どうなんだ?」

千早「プ、プロデューサーに私のお尻を叩いてもらう事で、何か新しいものを掴めるんだとしたら、是非叩いてもらいたいんです!お願いしますプロデューサー!私のお尻を叩いてください!」

P「ち、千早さん?もうちょい声を落としてくださる?」

千早「あ……くっ////」

P「……やるからには手加減はしないぞ?それでも良いか?」

千早「は、はい!」

P「ん。じゃあこっちに来い。俺の膝の上に寝そべるんだ」ドサッ

千早「え?え、あ、はい!」

千早「プ、プロデューサー?私、その……重くないですか?」

P「全然。千早はむしろもっと太った方が良いと思うぞ?ちゃんとメシ食ってっか?」

千早「最近はあまり……」

P「そんなんじゃダメだぞ?お米食べろ!!」

千早「ひゃっ!?は、はい!」ビクッ

P「よし。じゃあ、行くぞ?」

千早「はい……」ギュッ

P「……」

千早「……」ゴクリ

P「……」

千早「……あ、あの、プロデューサー?」チラッ

P「いーち!」スパーン!

千早「くっ!?」

P「にーぃ!」スパーン!

P「さーん!」スパーン!

P「しーぃ!」スパーン!

千早「くっ!くっ!くぅっ!!」

千早『な、何なの……これ……』

千早『プロデューサーに、お尻、叩かれる、度に……』

千早『お腹の中に……熱い塊が……走り抜けるみたいに……!』

P「ごーぉ!ろーく!しーち!」スパーン!スパーン!スパーン!

千早『お、お尻を叩かれてる、だけ、なのに……』

千早『何で……こんな……!?』

P「悪いもの、余計なもの、無駄なものを全部吐き出せ!千早!」

P「はーち!」スパーン!

千早「くぅっ!!」

P「くーぅ!」スパーン!

千早「うっ、うっ、うぅっ!!」

P「ラスト!じゅーぅ!」スパーン!

千早「んあぁあぁあぁぁぁっっ!?」

P「……千早?おい?」

千早「はぁ、はぁ、はぁ……」

P『……エロ過ぎなんですけどぉ!』

P「ご、ごめんな千早?ちょっとどかすぞ……よいしょっと」

千早「あ……」

P「大丈夫か千早?何か目の焦点が合ってないけど?」

千早「……プロデューサー」

P「ん?どした?」

千早「とっても、すごかった、です……」カクン

P「ち、千早?おい千早?」

P「……寝てやがる」

千早「くぅ……くぅ……」

P「そんなに疲れてたのか……叩かれた事でトドメ刺しちまったのかもな」

P「……とりあえずこのまましばらく寝かせとくか。えっと、毛布はどこだったかなっと……」


P「」

千早、陥落す。

この報せは、765プロのアイドル達の間にさざ波の如く拡がった。

『えぇ→?亜美達の時はただ痛いだけだったのにぃ?』

『あんのド変態……何してんのよ?』

『お、お尻を叩くとか……やっぱプロデューサーは変態だったのかぁ!?』

『あらあら??』

『面妖な……』

『ひょっとしたら私は、とんでもない才能を目覚めさせてしまったのかも知れないピヨ……』

そして当の本人は……

P「何か最近アイドル達の調子が良いなぁ。波に乗ってるっつーか」

P「でも、ちょっとだけ浮き足だってる感じもするんだよなぁ……何でだろ?」

あんまり解ってなかった。

律子「それで?他に何か言う事は?」ゴゴゴゴゴ

P「いえ、あのですね?とりあえず落ち着きません?」

律子「何がですか?私はかつて無いほど落ち着いてますよ?」ゴゴゴゴゴ

律子「まるでガンジス河の流れのように穏やかな心持ちですよぉ?」ゴゴゴゴゴ

P「……ですよねー」

ガチャッ。

小鳥「おはようございまー……て、どうしたんですかプロデューサー?正座なんかして……」

律子「小鳥さん、今この不埒な男の罪を数えている最中なんです」ゴゴゴゴゴ

小鳥「え?え?プロデューサーさん、何をやらかしたんですか?」

P「いや、その……」

律子「聞いてください!このプロデューサーは、事もあろうに説教という名目で、アイドル達のお尻を好き放題叩いていたんです!!」

小鳥「あ、なぁんだ。その事かぁ」

律子「……今、何と?」ゴゴゴゴゴ

小鳥「……ピヨ?」

律子「なるほど、つまり小鳥さんもそのような行為があった事を把握していたと?」

小鳥「はい……その通りです……」

小鳥『何で私まで正座させられてるんだろう……?』

P「律子、そうは言っても小鳥さんがそれを知ったのは、おそらく春香と雪歩の件の後なんだ。だから大目に見てやってくれ」

律子「……解りました。まぁお二人の説明で大体の流れは掴めました」

律子「それにしたって……何で尻叩きなんですか?小学生相手じゃあるまいし」

P「っつーか亜美と真美は小学生みたいなモンだし」

律子「亜美も真美ももうれっきとした中学生です!いつまでも子供扱いしてて良い年齢じゃありません!」バンッ!

律子「良いですかプロデューサー?あの子達は正真正銘のアイドルなんです!」

律子「それなのに何がどうなってプロデューサーにお尻を叩かれるなんて事になったんですか!?」

律子「これは醜聞です!スキャンダルです!この事が世間に知れたらあの子達のアイドル生命も、我が765プロの命運も終わりなんですよ!?解ってます!?」バンバンッ!

P「はぁ……」

小鳥「……律子さん、要はバレなきゃ良いんじゃないですか?」

律子「はぁ?」

小鳥「プロデューサーさんが何故そんな事をしたのか、私には解ります……きっとそうする事が、765プロのアイドル達を正しく導く為の方法だったんだと思います!」

P「えっ?」

小鳥「律子さん、全ての答えが知りたければ……方法は1しかありません」

律子「……何ですか?」

小鳥「律子さん自身がスパンキーとして、プロデューサーさんのスパンキングを受ける事です!」ドヤァ

律子「え?」

P「え?」

律子「な、な、何でこの私が!プロデューサーなんかにお尻を叩かせなくちゃいけないんですか!?」

小鳥「律子さん、プロデューサーさんにスパンキングされたアイドル達がどうなったか、知っているでしょう?」

小鳥「亜美ちゃんと真美ちゃんは誰彼構わずイタズラを仕掛けなくなって、やよいちゃんや伊織ちゃんも、仕事に対して真摯に取り組むようになっています」

小鳥「春香ちゃんのうっかりミスも減って、雪歩ちゃんは自信が芽生えて、穴を掘る回数が激減しました。千早ちゃんも歌に対するモチベーションが明らかに向上しました」

小鳥「つまり……そういう事です!」ドヤァ

P「……どういう事?」

小鳥「プロデューサーさんのスパンキングは、受けたアイドルのやる気や能力を著しく向上させる、愛の鞭!言わば魔法のスパンキングなんです!」

律子「小鳥さん……」

P「馬鹿だ馬鹿だとは思ってたけど、これ程とは……」

小鳥「そ、そんな憐れみの目で見ないでくださぁい!」

小鳥「まぁ言い方を変えるなら、プロデューサーさんのスパンキングは『説教』でも『体罰』でもなくって、ただの『ご褒美』なんですよ」

律子「お、男にお尻を叩かれるのがどうしてご褒美になるんですか!?」

小鳥「『男』じゃありません!『プロデューサーさん』です!説明するまでもなく、立派なご褒美です!!」

律子「うっ!…………いやいやいや!その理屈はおかしい!おかしいですよ小鳥さん!」

小鳥「まぁ百聞は一見に何とやらと言う事で、さぁ律子さん!プロデューサーさんに叩かれると良いですよ!」

律子「イヤです!」

P「っつーか俺の意見は無視なの?」

小鳥「律子さん、歌の批評をするにはその歌を聞くべきだし、料理の批評をするならその料理を食べるべきでしょう?」

律子「つまり、スパンキングにあれこれ言うのなら、まずスパンキングを受けろ、と?」

律子『……実際、お尻を叩かれたくらいであの亜美と真美があんなにおとなしくなるのかという疑問はあるけれど……ねぇ』
  

小鳥「はい!では律子さんはこちらのプロデューサーの膝の上にどうぞ!」

律子「え、いや、あの、まだ心の準備が……」アタフタ

小鳥「そんなの良いですから!はいドーン!」

律子「う、うわあぁっ!?」ヨロヨロ

もにゅにゅん。

P「うぅっっ!!」ビクン!

律子「あああぁあ!す、すみませんプロデューサー!お、重かったですよね!?」

P「だ、大丈夫だから!何とも無いっつーか羽根のように軽いから!」

小鳥「ち・な・み・に♪律子さんのバストは85のDですって!」

律子「ちょ!?何で今その情報を出したんですか!?」

P「道理で……この弾力……」ムラムラ

P「んっんっ、んんっ!」ゴホンゴホン

P「じゃあ、行くぞ?」

律子「ちょ、ちょっと待ってください!し、深呼吸しますから!」スーハースーハー

律子「あ、あの……プロデューサー……?」

P「うん?」

律子「い、痛くしないでくださいね?」

P「……善処する」

小鳥「はい、それじゃあ行ってみよう!レッツスパーンキーングっ!」

律子「……」イラッ

P「……」イラッ

P「……いーち!」スパーン!

律子「んぎゃっ!?」ビクッ

P「にーぃ!」スパーン!

律子「うぎゃっ!?」ビクッ

P「さーん!」スパーン!

律子「ぴぎゃっ!?」ビクッ

小鳥「律子さぁん……せっかくのスパンキングなんですから、もう少し色っぽい鳴き声をですねぇ……」

律子「無理言わないでください!こんなの痛いだけでしょ!?」

小鳥「むぅー……プロデューサーさん、ちゃんとこないだ教えた通りに叩いてますぅ?」

P「そのつもりなんですけど……」

P「多分、律子はお尻の肉が厚いから……」

律子「ちょ、ちょっとプロデューサー!?それってどういう意味ですか!?」

小鳥「あーなるほど……」

P「ですよねぇ?」

律子「うぐっ!ど、どうせ私は寸胴でだらしないスタイルですよ!胸もお尻も無駄に大きいだけだし!千早みたいなモデル体型にはなれませんよ!フンだ!!」プンプン

P「……それ千早には言わないであげてくれよな?アイツ絶対に泣くから」

小鳥「プロデューサーさん、お尻の肉厚感に惑わされないでください!」

小鳥「確かに律子さんは上から85・57・85の超ナイスバデーで、胸は元よりお尻もとても柔らかくてプルルンで、まるでつきたてのお餅みたいです!」

小鳥「今叩いてみて、まるでプロデューサーのスパンキングを弾き返すかのような弾力!流石は律子さんだと感心するがどこもおかしくありません!」

小鳥「でも、柔らかい特上のお尻という鎧の中の、女の子の大事なパーツを撃ち抜くように叩くんです!それが大切なんです!」

小鳥「さぁプロデューサーさん!それらを踏まえて律子さんのお尻を叩くのです!思う様プルンプルンさせて、律子さんを痛みの向こう側へと導くのです!今こそ!リツコサンノオシリヲタタクノデス!」

律子「何これ……何でこんな辱しめを受けてんの……//////」

P「……」サワサワ

律子「ひぃっ!?ちょ、プロデューサー!?何を普通にお尻触ってるんですか!?完全にアウトじゃないですかぁ!!」

P「……ごめんな律子、痛いよな?」サワサワ

律子「と、当然じゃないですか!」

P「今度は痛いだけじゃないと思う。そうなるように叩いてみる」サワサワ

P「俺の想いを感じ取ってくれ……」サワサワ

律子「わ、解りましたから!だからお尻を撫でないでくださぁい!!」

P「……しーぃ!」スパーン!

律子「!!」ビクン!

P「ごーぉ!ろーく!」スパーン!スパーン!

律子「や……!」ビクン!

P「しーち!はーち!くーぅ!」スパーン!スパーン!スパーン!

律子「……っつ!うぅ!!」ビクビクビクゥッ!

P「これで最後……じゅーぅ!」スッパァーン!!

律子「…………!!」プルプルプルプル……

律子「はぁ、はぁ、はぁ……!」グッタリ

P「だ、大丈夫か律子!?」

小鳥「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!!」

P「……」イラッ

律子「はぁ、はぁ、だ、大丈夫です……」

P「律子……どうだった?」

律子「どうもこうも……こんなの痛いだけですよ!決まってるじゃないですか!」

P「そうか……」

小鳥「もしかして律子さんて……不感症?」

律子「ていっ!」ガスッ!

小鳥「へなっぷ!?」

律子「……ま、まぁでも!反省を促すという意味では、これも1つの方法としてアリかも知れませんね」

P「えっ?」

律子「アイドルとプロデューサーという枠を越えなければ、お尻叩きを許可してあげようかと思ってます」

P「……その言い方だと、俺がどうしても尻叩きしたいみたいじゃね?」

律子「違うんですか?」

律子「散々アイドル達のお尻を叩いておいて?」

律子「私のお尻までエンリョ無く叩いておいて?」

P「……すみません」

律子「はぁ……とにかく!アイドル達にケガをさせるような酷い叩き方だけはしない事!ミスしてないのに適当な理由をつけて叩かない事!この2点だけ守ってくださいね?」

P「……なし崩し的に許可がおりてしまった」

P「どんどん外堀が埋まって行く……」

律子「じゃあ私は営業回って来ます。頼みますから2人共、仕事はちゃんとしてくださいね!」

バタンッ!

小鳥「アタタタ……顔面にフルスイングは酷いなぁ」ヒリヒリ

P「……何かもう後戻り出来ないトコまで来てるような気がするんですけど?」

小鳥「でもプロデューサーさん!凄いじゃないですか!以前私を叩いた時より進化してますよ!」

P「そ、そうなんですか?」

小鳥「これならすぐになれますよ!伝説のスパンキングマスターに!」

P「あ、そういうの良いんで」

小鳥「(´・ω・`)」

P「それに進化してるって言いますけど、律子にはあんまり効果が無かったみたいですけど?」

P「スパンキングマスターとかはどうでも良いけど、やっぱり俺はまだ未熟なんですかねぇ?」

小鳥「……そう思います?」ニヤリ

(屋上でへたりこむ律子)

律子「はぁ、はぁ、む、無理ぃ……」ガクガクガクガク

律子「あ、あ、あんなの……耐えられるワケないぃ……」ガクガクガクガク

律子「こ、ここまで這いずりながら登るので精一杯だったわ……」ガクガクガクガク

律子「腰が……ぬ、抜け……ふわぁぁ……」ガクガクガクガク



小鳥「……今頃大変なんじゃないかしら?」クスクス

P「ん?何か言いましたか?」

翌日、765プロにて。

P「あー疲れたぁ!もう20時かぁ……」

P「律子も小鳥さんももうとっくに帰ってるし、俺もそろそろ切り上げて帰らないとなぁ」

P「うっし、この書類を仕上げたら帰るとするかぁ!」

ガチャッ

P「ん?誰だ?」

あずさ「あ、あの……プロデューサーさん?」

貴音「夜分遅くに失礼します……」

P「あれ?あずささん、どうしたんですか?貴音も一緒って、珍しい組み合わせですね?」

あずさ「えっと、あの……」

貴音「実は……」

プルルルルル、プルルルルル……

P「ん?電話だ。すみません、少し待ってください」

あずさ「ど、どうぞ……」

貴音「……」

P「お電話ありがとうございます。こちら765プロの……」

???『貴様あああぁあ!高木を出せえええええっっ!!』

P「うおっ!?ど、どちら様でしょうか?高木は本日は帰宅しましたが……」

???『私が誰かなど、どうでも良いわ!貴様のトコではアイドルにどんな教育を施しとんじやあっ!?』

P「は、はぁ?我が社の所属アイドルが何か……?」

???『事もあろうに、この私に出会い頭にラーメンを頭から浴びせてくれやがったのだぞ!?765プロではそんなどこの土着の風習とも知れん挨拶方法でも教えとんのかゴルアァアッ!?』

P「……」ジーッ

貴音「……」シュン

???『おまけに私があまりの熱さにのたうち回っていると、そのラーメン女と一緒にいたもう1人の女が私の手を引いて走り出したのだ!』

???『どこか手当てをする場所に行くのかと思っていたら、あれよあれよと言う間に着いたのが三重県だぞ!?何っっでやねん!?』

???『そしていつの間にかその女も消えているし!仕方ないから自腹で新幹線のチケット買って、赤福食いながら帰ったのだぞ!』

???『携帯電話もラーメンの汁で壊れとるしよぉ!?お前んトコのアイドル共には最近立て続けに被害を被っとるんだが、私に何か恨みでもあんのかオルアアァアアッッ!?』

P「そ、その件については後日、高木と共にお詫びに伺います!申し訳ありませんでした!」

???『許してほしければ名古屋の風来坊の手羽先を持って来い!それで手打ちにしてやるわ!!』ガチャンッ!

あずさ「……」

貴音「……」

P「……」

P「えっと、すみません……順を追って説明してくれませんか?」

あずさ「は、はい。まず、今日はテレビのバラエティー番組の収録だったんです」

あずさ「隣のスタジオでは、貴音ちゃんが大食い大会の収録をやってて……」

貴音「ですので、あずさとわたくしの終わり時間が近いという事もあり、共に帰社しようと約束し合いました」

貴音「あずさが先に収録を終えて、わたくしの方のスタジオまで迎えに来てくれていたのですが……」

貴音「わたくしはその時、うっかりらあめんを食したまま歩いていまして……」

P「何で?ねぇ何で?」

貴音「その時わたくしは、春香ではありませんがうっかり何も無い所でつまずいてしまい……」

P「あ、俺の疑問は無視なの?」

貴音「このままではあずさに、らあめんの熱々の汁がかかってしまう!と思った刹那!」

貴音「突然あずさを押し退けるように、黒井社長がスタジオに入って来たのです」

P「あ、もしかしてその時に?」

貴音「はい。自らの身を省みず、あずさの身代わりとなるとは……わたくしはあの黒井社長という男を誤解していたのかも知れません」

P「あ、うん、それは別に誤解したままでも良いと思うぞ」

あずさ「それで、頭から熱いラーメンをかけられて苦しんでる黒井社長が可哀想で、急いで医務室に連れて行かなきゃ!って思って……」

あずさ「無我夢中で黒井社長の手を引いて走り出したんです!」

P「……それでどうして三重県に?」

あずさ「……さあ?」

P「……あずささんはどうやって帰って来たんですか?」

あずさ「……さあ?」

P「…………」

あずさ「そ、それでですね?あの……」

貴音「プロデューサー、わたくし達を……」

P「あ、みなまで言わなくても解る。大丈夫」

P「はぁ……ついにこの時が来てしまったのか……」

あずさ「プロデューサー!みんなと同じように、私と貴音ちゃんのお尻も叩いてください!お願いします!」

貴音「わたくしとあずさは罰を受けるべきなのです!その罰をプロデューサーから与えて欲しいのです!」

P「ちょ、2人共落ち着いて!頼むからそんなに押しつけないで!」

あずさ「プロデューサーさん!」ドタプニュッ

貴音「プロデューサー!」プルムニュッ

P「やめてぇ!エレクチオンしちゃうからぁ!!」

伝説のスパンキングマスターで昔みた糞SS思い出した

高木社長とクロちゃんは昔は伝説のスパンキングマスターでPとあまとうがそれぞれの社長が技術を教わりスパンキング勝負する内容のがあったな…
なんでだろ若干引いてるはずなのに内容が気になって仕方ない

P『お前の罪を数えろ』スパン
黒い社長「ナニィ!?」ビクン

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