チョー「そんなこと言ったってお前やすなはもう…!」
ソーニャ「これがやすなだ…」(やすなの腕を取り出す)
チョー「ひぇっ…」
ソーニャ「なぁ…やすな…私は待ってるぞ…今何処にいるんだ…? 早く来てくれよ…」ぼとぼと…(やすなのもう一本の腕、足を次々と取り出し地面に落としていく)
チョー「なぁ…ソーニャ…もう…ダメなんだよ」
チョー「やすなはもう…あいつにやられちまって…」
チョー「俺たちも早く逃げないと…なあ! 早く逃げようぜソーニャ!」
ソーニャ「黙れ!そんなことない!あいつが死んだりするもんか!やすなは生きてる!」
ソーニャ「生きて…きっとここに来てくれる!」
ソーニャ「それまで…私はここを離れないぞ!」
チョー「うっ…うっ…もうダメだ…死んじまうんだ…皆…俺も…」
ソーニャ「なぁ…? やすな…何処にいるんだ? 早く来てくれよ…」なでなで(やすなの腕を拾い上げ愛しげに撫でる)
ああ…やすな…何処にいるんだ? 早く来てくれよ…ずっと待ってるからな…
そうだ、ここから逃げたら何処か遠くで暮らさないか? あいつらの手の届かないような場所で。
ハワイなんてどうだ? やすなはハワイに行ったことがあるか? どうせ行ったことないだろう。
私は仕事で行ったことがあるぞ。海は青いし空も綺麗で、こんな寂れた街とは大違いだ。言葉のことなら気にしなくていい。私は英語もペラペラだからな。それにお前ならきっと何処へ行ってもやっていけるだろう。
暮らしのことなら気にしなくていい。私が殺しで稼ぐからな。毎週部屋も模様替えするぞ。お前は私が働いてる間そこらをほっつき歩いて、何かを見つけたり拾ったりしていればいい。
帰ってきたら毎日豪華なディナーを用意してやるぞ。お前が腹一杯になるまでおかわりも用意してやるからな。それに晩飯の後には新鮮なフルーツも用意してやるぞ。
なぁやすな…
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