P「そしてかーがや~くっ」(295)
P「ウル!」 シュバッ
P「トラッ」 シュババッ
P「ソウッ!」 シャキーン
P「へぁいっ!」
P「ふふ、誰もいないとき無性にやりたくなるんだよな…」
千早「……コホン。」
P「……え?」
千早「あ、あの…プロデューサー…」 プルプル
P「み、みてたのか?」
千早「す、すみま、せん…」 プルプル
P「ど、どこから?」
千早「あの、最初から…です」 プルプル
P(は、はずかしい……)
P「っていうか、傷つくから笑い堪えるのやめてくれないか」
千早「すみま…ぶふっ」
P「吹き出すなよ!?」
千早「すみ…ふふふ…」
P(何でおれこんな目にあわなくちゃいけないんだよ…)
千早「ふ、ふ、ふ…、……もう、大丈夫です」
P「早いな」
千早「仕事の前にツボにはいってしまったりすることがよくあるので、切り替えができるようになっておこうとおもいまして」
P「…ウルトラソウッ!」
千早「ぶふっ…!」
P(…ちょっと面白いな、これ)
数時間後
千早「ふぅ…、やっと落ち着きました」
P「今度はえらく時間かかったな」
千早「プロデューサーのせいです」
P「しかし、まさか千早にみられてるとは」
千早「まさか、私もあんな姿をみるなんて…、ふふ、ふふふ…」
P「あー、もう、思い出すな。せっかく落ち着いたのに」
千早「申し訳ありません。…それはそうと、プロデューサー」
P「ん」
千早「なんで私たちの歌じゃないんですか?」
P「え」
千早「誰もいないときに、大声で歌いたい気持ちはわかります」
千早「でも、なんで私たちの歌じゃないんですか?」
P「え、いや、特に理由は…」
千早「やっぱり、プロデューサーは私たちみたいな小娘の歌うクソ甘ったるい曲なんぞ歌えるか!」
千早「…とか思ってるんですね」
P「思ってない、思ってないから。ウルトラソウルでそこまで怒るなよ」
千早「くっ」
P「こっちがくっていいたいんだけど…」
千早「もういいです、しばらく私に話しかけないでください」
P「え、えぇ…?」
千早「こんな形で裏切られるなんて思いもしませんでした」
P「いや、まさかこんな形で裏切ったことになるなんて俺も思わなかったよ」
千早「…まさか、あんな裏切りを……ぶふっ!」
P「あー、もう。思い出すな、思い出すな」
P(っていうか、ツボに入っておきながらなんでここまで怒ってるんだよ)
P「というかさ。話しかけるなって、プロデュースできないだろ」
千早「ああ、…それじゃあ、オフでいいです」
P「なんでそんな投げやりなんだよ」
千早「プロデューサーが私たちの歌を歌ってさえくれれば…!」
P「…なあ、千早」
千早「……なんでしょう」
P「イライラしてるみたいけど。お前、もしかして…」
千早「その続きいったら殴りますよ」
P(…図星か、これ。それとも女子として普通の反応なのか?)
P「千早、落ち着け」
P「わかった、俺が悪かったよ」
P「次からはお前たちの歌を歌う」
P「それで許してくれないか」
千早「…まあ、そこまでいうなら」
P(ゆーめじゃないあれもこれもー)
千早「私も、少し神経質すぎましたし」
P(その手でドアを開けましょーぉ)
千早「すみません、プロデューサー)
P(しゅーくふくがほしいのなら~)
千早「……あの」
P(かなしみをしりひとりでなきましょー)
P(そしてかーがや~くっ)
千早「あの、聞いてますか?」
P「ウルトラソ…あ、ごめんごめん、聞いてる、聞いてる」
P「まあ、そう怒るなよ、千早」
P「なかなかいいもんだぞ、B'zも」
P「ほら、音無さんも別の意味で好きっていってたし」
千早「…そうですね」
千早(別の意味…?)
P「…あ、ちなみに」
P「この事は皆には内緒だぞ?」
千早「あ、はい。わかりました、プロデューサーがオリジナルの振りつきで……ふふふっ」
P「思い出すなっていってるだろ」
千早「…ヒュー、ヒュー…」
P「ヘンな呼吸だしてまで必死に笑い堪えるなよ」
P「…ほら、今日はもうこんな時間だし、また明日な」
千早「…そうですね、プロデューサー、おやすみなさい」
P「ああ、おやすみ」
次の日
P「こーごえそーな、きせーつにきーみはっ」
P「あーいをどーこーゆーの」
P「そんなんどーだっていいじゃない」
P「ゆふのせーいにして」
P「あーたためあーおぉー」
P「やっぱマフラーがないとモノ足りないな」
真「 」
P「……」
真「……」 チラ
P「目をそむけないでくれ」
真「い、いや、僕もたまーに大声で歌いたいことってありますよ」
P「だ、だよな!?」
真「で、でも。さすがに裸の上に上着きるのは…」
P「そういうPVなんだよ。ホントはマフラーも巻いてるけど」
真「PVを再現する必要ってあるんですか?」
P「ほら、何かの曲をきいてるとするだろ?」
真「はい」
P「ギターソロ流れるだろ?」
真「はい」
P「ギター弾いてる自分を想像するだろ?」
真「いや、僕はしない、かな…」
P「やっぱりお前は女か」
真「だから何度もそう言ってるじゃないですか!」
P「揺れて揺れていまここーろがっなーにも信じられないーまーまー」
P「さーいーてーいーたーのーがー」
P「ROSIER!!!!!!!!!」
P「するんだよ、男の子はするの!」
P「逆転満塁ホームランをうってお立ち台にたってる自分を」
P「ハットトリックきめて次の日のスポーツ新聞で一面とってる自分を」
真「一般紙じゃないんですか?」
P「男の子はそういう部分ではちょっと謙虚なんだよ」
真「へえ、そうなんですか」
P「あとはな、でっかい会場でライブやってたり」
真「それなら、僕たちも普通にやりますよ?」
P「いや、男の子の場合はバンドだ。それも何故かギターかボーカル」
真「ベースとかドラムはしないんですか?」
P「いや、ほら。やっぱボーカルとかの方が…」
真(男の子の考えることってよくわからないな…、よかった…やっぱり僕は女の子だ)
真「あ、あのプロデューサー」
P「どうした?」
真「いまさらですけど、服をちゃんときてくれませんか?」
P「…うわっ!」
真「僕、あっち向いてますんで!」 クルッ
P「お、おう。悪いな…」 イソイソ
真(いま、プロデューサー上半身裸なんだよね…)
P(いま、真はあっちむいてるんだよな)
真(ちょっとくらい、見てもいいよね?)
P(踊ってもばれないよな?…踊ろう)
真(よし、見ちゃえっ!) チラッ
P(ヒーラリヒヒラリ ヒヒラリラ~)
真「え」
P「え」
真「え、え…?なんですか…、それ」
P「い、いや…、キタキタ…、いや、その…」
真「なんでズボン脱いでパンツだけなんですか?」
P「いや、出来る限り踊りを再現したくて…」
真「早く服着てくださいよ!」
P「ちょっとまて、お前覗いただろ!」
真「……ノゾイテマセンヨ」
P「…まあ、あいこってことで。」
真「…はい」
ポイズンくるで
キタキタキタキタ福がキタ
めでたいものはなんですぞ?
めでたいものはなんですぞ?
真(でも、プロデューサーがブリーフ派としれただけでもよしとしよう)
P(勃ってなくてよかった…)
P「…コホン。真、今日のことは内密にな」
真「……どこまで?」
P「全部だ、全部。歌も踊りも下着も」
真「……くっ」
P「千早みたいに悔しがらなくていい。どれを広めようとしてたんだ」
真「下着以外ですよ、そりゃもう」
P「もしばらしたら、さっきの踊り踊ってもらうぞ?」
真「そ、それだけは勘弁してください!僕、なんでもしますから!」
P「よし、なら黙っていろ。そして…ちょっとハグさせてくれ」
真「いやです。いま下着一枚じゃないですか」
P「ああ、そうだよな」
P「…もうこんな時間か」
真「あ、じゃあ僕帰りますね」
P「ああ、おやすみ真」
真「はい、おやすみなさい!」
真「……服着ないんですか?」
P「いや、なんかちょっと気分がよくて」
真「目覚める前に着てください」
P「真、もっと見てくれ」
真「 」 ダダッ
P「あ、逃げるな!」
次の日
P「ララララブッサムバディトゥナイ~」
P「ララララララブッサムバディフォラーィ~」
P「エンアイウィ ネバネバネバネバネバネバネバーレッラブゴー」
P「アイワナラブ サムバディトゥナイッ」
P「…この機会にDVD借りようかな…」
春香「 」
P「え」
P(またかよ…!)
P(だか、選曲もまだマシだ)
P(…そのうえ、今回は抑え目に歌っている!)
P(しかも、いまCMで流れてるから、歌っていても不自然じゃない!)
P(完璧だ、完璧すぎる!)
春香「その歌、いまCMで流れてますよね」
P「そうだ、そうなんだ!」
春香「ちょっと気になって、私なんて曲なのか調べたんですよ」
春香「プロデューサーさんも調べたんですね♪」
P「え?」
P「…い、いや、違う違う…、俺は…」
春香「あれ、すごくいい曲ですもんね」
P(その前に、逆にいままであの曲しらないっていうのが意外だな)
P(あー、どうしようかな、映画だけにしようかな)
P(でもなあ、伊集院の出てくる話とか面白いんだよな)
P(……あと、吾郎ちゃんでてるヤツもみたいな)
春香「プロデューサーさん?」
P(もう関連のヤツ全部借りるか、スピンオフのやつとか)
P(…いや、でも見る時間ないか…)
P「…あ、春香。まだいたのか」
春香「いましたよ!」
P「……いやぁ、最近ほんとついてないわ」
春香「?」
P「千早や真にも歌ってるところ見られてさ」
春香「プロデューサーさん、学習しませんね」
P「は、はっきり言うなよ…」
春香「千早ちゃんの時は何を歌ってたんですか?」
P「あー、ほら、ultra soul」
春香「あ、知ってます。ウルトラソウッ!」
春香「ってやつですよね?」
P「そうそう。あー、でもそれ千早の前で歌うよ?」
春香「?」
ブフッ…フフ、フフフ、ウフフフ…
P「ああなるから」
春香「…なるほど」
P「で、真の時が…なんだと思う?」
春香「えぇ!?え、えーっと…、WHITE BREATH?」
P「なんでわかるんだよ!?」
春香「メインヒロインですから!」
P「さいですか」
P「…どうしよう、これじゃもう俺歌えない…!」
春香(歌わないっていう選択肢はないんですか…?)
P「…なんでだよ、なんでなんだよ!俺だって歌いたいんだよ!」
春香「だ、だったらほら、カラオケいきましょうよ、カラオケ!」
P「このまえ恋をはじめよう歌ったらお前ら3日くらい無視したじゃないか」
春香「それは…、その、その時はカチンときたので」
P「いいじゃないか、なんで961の歌うたったくらいであんな仕打ちを!」
春香「た、確かにやりすぎたかもしれませんけど…」
P「くそ、俺には自由がないのか、だれか俺に自由と愛をくれよチキショウ!」
春香(うわ~…)
P「ううっ…、ぐすっ…、もうこんな時間だし、お前もう帰えれよ…」
春香「な、泣かないでくださいよ」
P「ぐす…、ほら、もう暗いし、いけよ…」
P「この事は誰にもいうなよ…、ぐす…」
春香「あ、は、はい…」
P「……あーあ、…自由をくれ、だれか…」
春香(ダメだコイツ…、はやくなんとかしないと…)
P(…俺は学習した)
P(そうだ、歌うからダメなんだ)
P(…つまり、脳内で歌う!)
P(鼻歌ですらない、頭のなかで歌う、それが最善の策)
P(フフフ、なんて天才なんだ、俺は…)
P(フフフ、ハハハハ…)
P「ハーッハッハッハッハッハ!」
社長「……んんっ!」
P「 」
社長「君がそこまで追い詰められていたなんてね…」
P「いや、違う、違うんです!」
P「えっとですね、ちょっと色々ありまして」
P「ちょっと頭の中で哄笑していたんですが」
P「思わず声にでてしまってですね…」
社長「ちょっと待っててくれないか、今すぐに知り合いの医者に…」
P「医者はいらないです、大丈夫ですから!」
社長「そうかい?」
P「……はい」
社長「もしも、プロデューサー業務がきつくなってきたら、遠慮なくいっておくれよ」
P「お、おれがくたばったら、誰がアイツらのプロデュースするんですか!」
P「律子に任せるだなんて事したら、男がすたるってもんですよ!」
P(…あれ、なんか自分でいってて死にたくなってきた)
P「社長、男ってなんですか、男って」
P「生物学上の話ではなく、こう…、これぞ男みたいな」
社長「ふむ…、難しい問題だね」
P「俺に、廃るだけの男があるのでしょうか…」
P「アイドルたちに3日無視されただけで、凹む俺なんかが男なんでしょうか!」
社長「…ふむ、それはさすがに落ち込んでもしかたないと思うけれどね」
P「…くそ、俺が何したっていうんだ!俺が、俺が一体、何をしたんだ!」
社長「やっぱり君は数日休んだほうがいいね…」
P「いえ、大丈夫です」
社長「これは社長命令だ」
P「そ、そんな殺生なァ!」
一週間後
P(やっと復帰できた…)
P(よし、やっぱり声にだして歌おう…)
P(フフフ、誰もいないことは再三確認したんだ)
伊織「…………」
P(よしっ)
P「βカロチーンッ!」
伊織「!?」
P「カロチンカロチンカロチン摂取♪」
伊織(え、え!?)
P「カロチンカロチン♪アハハ、エハハハ♪」
伊織(何をやっているの…?)
P「カロチンカロチンカロチン摂取♪」
P「最も身体に必要なえいよ~♪それはぁぁぁぁあ♪」
P「ベネチア国際?」 クル
伊織「……」
P「……」
P「すみません」
ゆるさん
P「いや、ほんと、もう、すみません」
P「見苦しいところ見せてしまって、いやほんと…」
伊織「まあ、番組だったら苦情の電話くるわよね」
P「ほんともう、…すいません…死んで詫びます」
伊織「死ぬって、アンタそこまで自分を追い詰めなくてもいいわよ」
P「いや、もう復帰して早々こんな姿みせてしまって…、もう俺なんかダニだわ」
P「…ダニ」
P「伊織、お前を血を吸っていいか、俺ダニだから」
伊織「 」
P「いや、そんな絶句せんでも」
伊織「するに決まってるじゃない!このスーパーアイドル伊織ちゃん血を吸おうだなんて!」
P「スーパーアイドル(笑)」
伊織「…………」 ゴゴゴゴ
P「す、すいません」
>>40
P「くーちーづーけーでーそーそーぐせーつーなーさーはー」
P「ふたりだけの夜を今日も狂わせるー」
P「ぽーいずんー」
P「いや、なんていうか」
P「俺も人間なんで、たまにはハメを外したくて」
伊織「毎日外してる気がするのはきのせいかしら」
P「……」 シュバ
伊織「な、何よ…。いきなり片足で立って」
P「木の精」
伊織「 」
P「いや、ホントすいません…」
P「久々の出勤で、テンションあがってたっていうか…」
P「調子のってたっていうか…」
P「何にせよ、すいません、ほんとすいません…」
P「伊織、こんな俺でも「にひひ、プロデューサー大好き」って言ってくれるか!」
伊織「言うわけないでしょ」
P「…伊織、アイドルがしちゃいけない覚めた目になってるぞ」
伊織「アンタ以外にはしないからいいのよ」
P「でも、嫌いじゃない」
伊織「 」
>>82覚めた目じゃなくて、冷めた目だわ
P「時に、伊織」
伊織「……」 プイ
P「ごめん、放置プレイはさすがに守備範囲外だ」
伊織(あー、今日のコイツ、ホントイライラするわね…)
P「……さっきノリノリで歌っていた曲だがな」
P「あれより狂気じみた歌もあるんだぞ」
伊織「え…」
P「伊織、そんな本気で戦慄せんでも」
P「せっかくだから、歌ってやろう」
伊織「やめて!」
P「…ちっ」
伊織「そんな本気で悔しそうな顔するんじゃないの」
P「歌いたかったのにな…」
伊織「また今度にしなさい」
P「…うん、そうするよ」
伊織(この訳のわからない部分さえなければ…)
P(あー、伊織のおでこをなめまわしてぇ…)
P「…伊織」
伊織「何よ」
P「…いっその事、踏んでくれ」
伊織「 」
P「この3日で気づいたんだ」
P「ああ、扱い悪いのもそう捨てたもんじゃないなって」
伊織(…変な境地にたどり着いたわね)
P「だから、踏んでくれ。踏みしめてくれ」
伊織「断る」
P「…そうですよね」
それって
友情?
愛情?
亀参上!!!IYAAA!!!!
P「ほら、もう時間だ、帰れよ…」
伊織(そんな露骨に落ち込まなくてもいいじゃない)
P「……ああ、その哀れみの目線、すげえいい」
伊織「ひっ…、わ、わかったわ…、か、か、帰るわね…」
P「あぁ、もっとみてくれ!」
伊織「 」 ダッ
P「…逃げられたか。しかしそうやって拒否られるのもいい」
次の日
P「ZIG ZAG まよーいつづーけてる」
P「ちかみちーなんてないーのかなっ」
P「だけど たーのしいだけならばきっとしあわせみうしなう~」
P「……いるんでしょう、わかっていますよ」
P「音無さん!」
小鳥「ピヨッ!?」
P「更に当てましょうか」
P「あなたは、この歌をきいて」
P「橙次と藍チョウのカップリングを妄想しましたね?」
小鳥「あ、黄純と風助でした」
P「くそっ!」
小鳥「でも、橙次と藍チョウもいいですよね」
P「まあ、そっちの嗜好は俺にはないですが」
P「…しかし、もしかして」
P「事務所で歌うこと自体間違っていたりするんですか?」
小鳥「よくわかりませんが…、聞かれたくないのならそうなんじゃ?」
P「いや、もうむしろ聞かれること自体はかまわない、心地よい羞恥」
小鳥「なるほど、いいですね」
P「……だめだ、音無さんは波長が合いすぎる」
小鳥「ピヨッ!?」
P「俺のダメなところを包み込んでくれる」
P「それじゃだめなんだ、俺のマゾヒズムが渇きに渇いて…」
P「水分求めて涙流しちゃうんですよ!」
小鳥「普通にありですね、そういうのも妄想済みですし」
P「ほら。ほーら!」
小鳥「…妄想が現実になるって、なんとも心地よいですね」
P「まあ、一種の無常もありますがね」
小鳥「……確かに」
P「決めました、俺……妄想しまくります」
P「それも、実現不可能なものを!」
P「たとえば、…俺を王にしたハーレムとか!」
小鳥(それもう築いてるようなものですよ…とかいったらどうなるんだろう)
小鳥「ほら、もうこんな時間ですよ」
P「本当だ」
P「……帰って頭冷やしたほうがいいですかね」
P「音無さんと波長あうって結構やばいきがするんですけど」
小鳥「問題ありませんよ」
P「…そうですよね」
小鳥「はい♪」
P「ありがとうございます、自信がつきました」
次の日
P「そしてかーがや~くっ」
P「ウル!」 シュバッ
P「トラッ」 シュババッ
P「ソウッ!」 シャキーン
P「へぁいっ!」
P「…うーん、ちょっとキレが悪いな」
P「どう思う、千早」
千早「…っ、…!っ、…!、っ……ッ!」
P「ふむ、やっぱキレが悪いか」
P「理想としては」
P「ソウッ!で、全部の力を解き放つんだ」
P「で、その余韻にひたりつつ、へぁいっ!だ」
P「そのためには、ウル!トラッで力をためなくてはいけない」
P「ふふ、奥が深いじゃないか、ultra soul」
千早「…っ、……!、……ッ!」 バンバン
P「千早、声もでないほど笑われると、俺興奮するわ」
千早「 」
P「そしてその引き方もいい、最ッ……高ッだ!」
P「そしてかーがや~くっ」
P「ウル!」 シュバッ
P「トラッ」 シュババッ
P「ソウッ!」 シャキーン
千早「ぶふっ…」
P「へぁ…ああっ!」
P「くそ、〆なのに!〆なのに!」
千早「ふふ、ふふふ…、ふふふふふふふ…」
P「うーん。どうしようかな…、もっとキレをあるのやりたいしな」
千早「…っ、ふ…、っ……!」
P「…うーん」
P「そしてかーがや~くっ」
真「ウル!」 シュバッ
P「トラッ」 シュババッ
真「ソウッ!」 シャキーン
2人「へぁいっ!」
P「おお、二人でやるとぐぐっと引き締まったな!」
真「やりましたね、プロデューサー!」
千早「ッ…、ふふ、あは…、……っ!」
P「千早がもうこの歌きくだけで笑うんだけど」
真「それだけプロデューサーの振りが衝撃的だったんじゃないですか?」
P「うーん、それは光栄なことだ」
P「千早、大丈夫か?」
千早「あ、…はい、落ち着きました」
P「ほら、ジュースのんで一息つけよ」
千早「あ…、ありがとうございます」
P「……」 チラ
真「……」 ニヤ
千早「……」 ゴク、ゴク…
P「そしてかーがや~くっ」
真「ウル!」 シュバッ
P「トラッ」 シュババッ
真「ソウッ!」 シャキーン
2人「へぁいっ!」
千早「ブホァアッ!?」
P「ああ…、千早から噴出したジュースが俺にかかってくる…」
千早「げほっ、げほ…、ひ、酷い…」
千早「ケホ、ケホ…」
P(女の子がむせてるのって、何でこんなにエロいんだろ)
真「プロデューサー、タオルもってきました!」
P「ああ、ありがとう。もうちょっと浸ってから拭くよ」
真「…プロデューサー、そんなにジュース浴びてうれしいんですか?」
P「だって。千早の唾液付きだぞ…!」
真「…!」
P「これを浴びて喜ばない男がいるだろうか!」
真「……いや、いると思いますよ」
P「そこはノってくれないのか」
千早「…ふう、なんとか落ち着けました」
P「モガ、モガ、モググ、モガ」
真「んーっ、んぐぐ…」
千早「さすがにガプテームで口をふさいでロープでしばるのはやりすぎかしら…」
P(…やべえ、この姿の真だけで一週間はいける)
真(こういう苦難の共有っていいなあ…)
千早「心なしか、二人ともうれしそう…」
千早「さて、お仕置きとしてこの二人は放置するとして」
千早「私は帰りましょう…」
P(お し お き だ と !)
真(え、ちょっと、さすがにそれは…!)
千早「一晩そうやって、反省しなさい」
P(アハハハ、エヘアハハハハ!ひゃっほー!)
真(お腹すいたらどうしよう…)
P(明日の朝まで夢のような時間だぜー!)
数時間後
P(…やべえ、やっぱ放置プレイは性にあわない)
P(真も動けないみたいだし…)
P(くそ、どうしよう…)
真(おなかすいたな…)
真(ガムテープで口がふさがれてるから、何も食べれないし…)
真(…そうだ!ガムテープを高速で舐め続ければ、その内破れるかも!)
真(そうと決まれば、やるぞー!)
P(……!)ピキーン
P(あれ、なんかいま、無性にガムテープになりたくなってきたぞ)
P(それも、真の口のガムテープに!)
P(いや、それよりも真に俺のガムテープになってほしい!)
P(このガムテープが真か…、そう思えば無性に舐めたくなってきたぞ)
P(……やるか)
数秒後
真(し、舌が……)
P(思った以上に粘着つええ…、それがなくなってもざらざらしてて痛い…)
P(あとは、ガムテープ越しに真とキスするくらいか…)
P(唇の感触はないけど…なんとかなる!)
P(しかし、それをどうやって伝えよう…?)
P(喋れないし、手もふさがっている…、うーん)
P(そうだ!)
P(……)トンダントンダンダン
P(……)トントントンダントン
P(……)トントンダントンダン
P(……)トントン
P(……)ダンダントン
真(…?どうしたんだろう、いきなりわずかに動く足で床を叩いて)
真(しかも、強弱があるみたいだし…)
真(…まさか、これは、暗号?プロデューサーは僕になにを伝えたいの?)
真(考えなくちゃ、えっとうーんと…)
真(…もしかして、これは…)
真(モールス信号?)
真(そうか、これはモールス信号だ!)
真(……あ、でも僕解読法わからないや)
P(…うーん、やっぱこの方法はムリがあるか)
P(そもそも、この状態でキスをするというのが間違っているのか?)
P(いや、それは違う。一組の男女が同じ場所に軟禁されてる」
P(つまりこれは、セックスするということ!)
P(そうなれば、意地でもこの縄を解かなくては…!)
P(く、う…うぉおおおおおお) ブチブチ
P(滾れ、俺の中のエロスよ、燃えあがれ、俺の穢れなきパトスよ!)ブチブチ
ブチンッ!
P(よし、手は開放されたぞ…!) ベリベリッ
P(よし、これで喋れる)
P(ふふ、我ながら凄い底力だ)
P(あ、真のガムテームもとってやらねば)
P(その前に、足の縄も解かないと)
P「…って喋れよ俺」
P「よし、これで開放されたな」
真「よかった…、一時はどうなるかと思いましたよ」
P「それでさっそくだが、真。俺とセックスしよう!」
真「あ、はいっ。……え、えぇええ!?」
P「うぉっしゃああああああ!」
真「ちょっと待ってください、今のナシ!」
P「えー、だめ?」
真「だめですよ!その、できればもっとムードがあったほうが」
P「ちっ、女ってめんどくせーな」
真「!?」
P「…あれ、でも、ヤる事自体はかまわないと」
真「 」カアァァァァ
P「どうなんだ?ん?」
真「……」 コクン
P「オッケィ、ベイビ。アイムソウハッピー、イエア」
P「とりあえず、ムード、ムードか」
P「ムード、……この状況でムードか」
P「つり橋効果でそれなりに高まってるはずなんだが」
P「やっぱ、身体がこう、うずかなきゃだめか、キュン、じゅわっと」
真(ムードがどんどん壊れていく…)
じゅわ…
真(…いやいや、ちょっとまて、僕。さすがにこれはおかしい)
真(確かに、プロデューサーに誘われてちょっと想像しちゃったけど…)
P「…よし、ムードとかどーでもいい、…ヤらせろ!」
真「ちょ、いまこっち見ないで!」
P「ゲヘヘヘ、なんだよ、そんな顔真っ赤にして…」
P「生娘ってわけじゃなかろーが…」
真「は、はじめて…です」
P(…そうか、弾道があがったの意味をようやく理解した)
弾道がMAXになった!
P「俺はいま、至高の境地にいる」
P「ああ、誰が否定できようか、この幸福を」
P「いいや、否定などさせない、俺が法だ、黙って従え」
真「あの、すいません、もうやるならさっさとしてくれませんか!?」
P「その言葉をまってたぜ、ハァニィ…」
真(ど、どうしよう…すごく怖い…!)
P(…でも、セックスってどうすればいいんだ)
P(ただ単に穴に挿入して動けばいいのか?)
P(いや、でも濡れてなきゃ痛いって聞くし…)
P(…しかし、ここまできて童貞ってばれるのは恥ずかしいし)
P(落ち着け…、まずはもっと濡らしてやればいい)
P(そうだ、この手で、この指で!)
P(そうとなれば、加藤鷹よ、俺に力を貸してくれ!)
P(よし、きてる、きてる。多分たかさんのパゥワァが俺のこの手に宿ってる)
P(よし…)
P「まぁことぉ…、パンツを脱げ」
真「 」 ビクッ
P「ここまできて引き下がれるのか!はやくしないと皆が来るぞ!」
真「は、はいっ!」 スルスル
P(…うわ、生で初めてみたぞ…、どうしよう、やべ、…あっ) じわ
P(…あ、ちょっと先に出しちゃった…)
真「プ、プロデューサー…?」
P「な、なんでもない、大丈夫だ」
P(そうそう、ノリにノってるときは、三発くらいティッシュを孕ましてるんだ)
P(口と中、口と中だ!うん、十分すぎる…)
P(よし) スッ
P「真、…触るぞ、肩の力を抜け、そして足を開け」
P「…そして、俺だけを見ろ」
P(ちょ、いまの決まりすぎだろ…!もうこれ濡れ濡れだろ…!)
真「プ、プロデューサー、…早く…」
P「おっと、そーだな、早くしないと皆が来ちまう」
P「じゃ、いくぞ…」 チュク
真「ん…っ」 ビクン
P(…ぬ、濡れてる!)
P(濡れる濡れるとは聞いていた)
P(しかし、指で弄る前にこんなものなのか…)
P(妄想でここまで濡れるのか…?)
P(もしや、真…!)
P(…よしよし、ならばよし。ああ、何も不満はないさ)
P(涙を流してこの歓喜に震えようじゃないか)
P「……」 チュク、チュク
真「んっ…ふ…」
P(…イエスッ!イエス!イエースッ!)
P(ふふ、もう止まるものか。ああ、そうさ、止まってなるものか!)
P(アイドルとセックスするのは厳禁?しるか馬鹿たれ)
P(芸能界に不祥事は付き物!)
P(世間からの非難の声?真のファン?知らぬ知らぬ聞こえぬ見えん!)
P(目の前の肉を食わぬ獅子がどこにおる!)
P「…真、中に指、いれるぞ?」
真「は、はい…」
P(おぉ、中あったけぇ…、うっほぉーい!) ヌプッ、ツプ…
真「ひ…、あ…ん…」
P(いいね、いいね、最ッ高だねえ…!)
P(どうだ、全国20万の女共!そして5万の男共よ!) チュク、クチュ
P(お前たちの愛する女は、いま!俺のモノとなる!) チュク…
P(ああ…いいね!)
真「ふぁ…、ん…あぁ…」
P(ああ、あまりの歓喜に頭がおかしくなりそうだ)
P(これだとまるで、たちの悪い変質者だが)
P(事実は小説より奇なり)
P(アイドルと共に軟禁され、性行為にいたってもよい、よいのだ!)
真「んっ、あ…、ぷろ、りゅ…さぁ…」
P(もう、脳内麻薬ドッパドッパだ)
P(いまの俺なら不治の病にかかっても、プラシーボでいけしーぼ!)
P「真、いい声で鳴くじゃないか…」
P(これ、一回でいいから言ってみたかった…)
真「プロ、デューサが…、そんなこと、する、からぁ…」
P(言われてみたかったぁあああああ!!)
P「なあ、真、真よ…、そんなに気持ちいいのか?」 チュ、ク
真「ん…あ…、きも…、ち…」
P(男の本懐。男の矜持。…ここに在り)
P「真、…さあ、お前ばかり気持ちよくなってはダメだぞ」 チュク
真「んっ…、ふ…、ふぁん…、ん…」
P「さあ、俺も気持ちよくしておくれ…、俺の〝オレ〟を…」
P「真の口で、舌で、唾液で、吐息で、愛で、声で、目線で、気持ちよくさせておくれ」
真「……」 コクン
P「うむ、いい娘だ。えらい、そしてエロい。」
P「では、頼もうか」 ポロン
真(こ、これがプロデューサーさんの……、お、雄々しい…)
真「……」 ゴクリ
P(さあ、初だ、初のおしゃぶり、それも生…!)
P(ああ、クレオパトラよ、オレはあなたに感謝する!)
P(エジソン?ダヴィンチ?ベル?そんなヤツらの発明などしらぬ)
P(この偉大なる行為を始めてやったという、クレオパトラこそ人類でもっとも偉大なのだ)
真「それじゃ、いきますね…」 ぺろっ
P「あひゃっ…」
真(……)
真(いまの声、可愛い) キュン
真「……んっ、ちゅ…」
P(やば…、まだキスと舌だけなのに…!)
P(まだ、咥えられてないのに…!)
真「ちゅっ…、れろ…」
P(それにコイツ、…慣れてやがる!)
P(ふははは、このためにアイスを買いまくった甲斐があったぜ!)
真「ん…、れろ…、ちゅっ…」
P「あ、ひゅぅ…ぁ…」
P(いい、いいぞ、ブロージョブ!)
P(千鳥の曲、口取り、雁が音、尺八…)
P(……くぅうううぅ、いい、いい!)
真「ん…、れろ…」
P「真、…そろ、そろそろ…咥えてくれないか?」
真「……」
真「……」 コクン
P(くる、くるぞ…)
真「……」 アーン
P(来るか…、来るか…、…来い!)
真「……」 パク
P「あひゅっ…」
真「ひ、ひもちいい…、でふふぁ…?」
P(やべ…、これ、舌が、絡み付いて、きて…)
P(この女ァ、生意気にもオレから精を搾り取ろうと?)
P(ふっふっふ、おもしろい、やってみせろよ!)
真「んっ…、ぅ…、じゅ…、ん…」
P「あ、ふぁ…」
真(プロデューサー、可愛い…)
P(やべえ、気持ちいい、これ…)
P「あ、そうだ。真、鼻で息しろ、鼻で」
P「このまま出すだろ?口で呼吸してたら、気管にはいっちまうから」
P(って話を昔きいた)
真(プロデューサー、僕のこと思ってくれてるんだ…)
真(よーし、僕、がんばってプロデューサーに気持ちよくなってもらおう!)
P(…!?い、いきなり快感があがっただと…)
P(緩急、緩急をつけはじめやがったんだ…!)
P(さすが真、行為の最中に進化するとは…)
真「ん…、ちゅ…、じゅる…、んぐ…」
P「う、ふぁん…ひゃ…」
真「んむ…、んぐ…んぁ…」
P(やばい…、絡む舌、唾液が…)
P(俺の〝オレ〟を扱く唇が…!)
P(悲鳴だ、悲鳴をあげている…)
P(くそ、なんだこのエロさは…)
P(先生、オレはこのエロさに耐えられない!)
真「…ふろふぅふぁー…、…ふぉうですふぁ?」
P「……」
P「…最高。」
真「……よかっふぁ…」
P(オレはもう、一生分の幸せを使い果たしたかもしれん)
P「くぅ…、あ…、やば…、出る…」
真「…だひて、いいれふよ…?」
P(よーし、いい子だ、おにいさんが出してあげよう、けがしてあげよう)
P(ほら、年長者から施しだ)
P(ちと苦いが、ティッシュはすぐそこにある)
P(すぐに吐き出させてあげよう)
P「あ、…で、でるっ…、あ、ひゅあぁ…!」
ドピュッ、ビュクッ、ビュルルルッ
真「……ッ!!」
P「ふー、よしよし。待てよ。真」
P「苦いだろう、ネバネバするだろう」
P「安心しろ、今すぐ吐き出させてやるからな」
真「…ん、んく…ん」 コクコク
P「…え、飲んだ、の?」
真「へへ、ちょっと苦かったですけどね。プロデューサーのですから」
P(母さん、オレ来世はカマドウマでも文句いいません!)
真「…プロデューサー、僕ので気持ちよくなってくれたんですね」
P(いや、むしろもう便所でいい。カマドウマが大量発生してる便所になってもいい)
P「ま、真。幸いまだ時間はある…」
P「真の初めてを、オレにくれ」
P「代わりにオレは、真に愛をささげよう」
真「プロデューサー……、はいっ!」
P「いい返事だ。互いに全裸になろう。オールヌードだ」
真「なんだか、緊張しますね…、いまさらですけど」
P「お、オレもだ…どきどきするよ…」
P(うおー、ついに、童貞卒業できる!)
P(しかも相手は真だ、真!ウヘヘヘヘヘヘヘ)
P(正直、765プロの誰かっていうなら、ダントツで真だった!)
P(普段ボーイッシュな真が、女の子らしく喘ぎ、乱れ、求める…)
P(抱くっきゃねーよ、抱くっきゃねーよ!まちがってねーよ、オレ!がんばれ、オレ!)
真「プロデューサー、脱ぎました!」
真「その、プロデューサー…、さっきプロデューサーに色々されたとき」
真「物凄く、ふわふわっとしたカンジがしたんです」
P「それが、イきそうというやつだ」
真「…じゃあ、僕さっきイキそうになってたんですね」
真「じゃあ、今度こそ、…いかせてください!」
P「『イカせる』…そんな言葉は使う必要がねーんだ。」
P「なぜなら、オレや、オレたちの仲間は、その言葉を頭の中に思い浮かべた時には!」
P「実際に相手をイカせちまって、もうすでに終わってるからだッ!」
P「だから使った事がねェーッ。(童貞だし)」
P「真、オマエもそうなるよなァ~~~、オレたちの仲間なら…」
P「わかるか?オレの言ってる事…え?」
P「『イカせた』なら、使ってもいいッ!」
P「『イカせる』と心の中で思ったならッ!」
P「その時スデに行動は終わっているんだッ!」
P「…コホン。」
P「では、行くぞ、真」
P「…あー、あー、肩の力を抜け」
P「オレだけを見ろ」
真「……」コクン
P「いざ、尋常に…」ヌプ、プヌ、グググ
真「は…、んくぅ…、あ、…ああ…」
P「勝負しようかァ!」 ぐぐぐ、ズンッ
真「は…、あぁ…っ!」
P(根元までいった…、やばい…、これがセックス!)
P(都市伝説なんかじゃ…なかったんだ!)
P「この事務所という、ひとつの宇宙で」
P「あなたという海に溺れてみたい…」
P(そして、もう溺死しちゃってもいい…)
P「真、動くぞ…」 ずっ、…ぐいっ
真「あ、…んっ…ふぁ…」
P(…いいじゃないか、これで少子化ってまじか?)
P(どンだけ命中率低いンですかァ?)
P(オレだったら、スケジュールと折り合いをつけて、やれそうな日は毎日するぞ!?)
P「やばいな、真…、そんなエロイ表情すんなよ…」
P「歯止めがきかなくなるじゃないか…!」
真「僕、たちが…、気持ちよくなるのに、ジャマなものは、いりません…よ」
P(…まじか、まじか、まじなのか)
P(これはもう、行くしかない、ガンガンいこうぜ)
P(オレはとことん止まらない!)
P「…はは、真の中、あったかいぞ?それに、絡み付いてきてっ…あひゅ…ん」
真「ん、ひゃ…、い、いわな、…いでっ…」
P「事実なんだから、いいだろう?誰が否定できようか…この悦楽を」
真「プロ、デュー、サの…ばかぁ…ひゃん…」
P「…それにな、真、狭くてすごく、きもちいいぞ…?」
真「んっ…、ぁ…、あ…くぅ…、は…」
P「さあ、真。もっと、もっとだ!」
P「千早のせいにして、温めあおう!」
真「プ、ロデュ…サ…、キス、して…」
P「 」 ズキューン
P「よよよよ、よし、キスだな、よーし」
P(そういや、キスしてなかった…)
P(やばい、過去最高に緊張している、どうしよう…!)
P(がんばれ、おれ。真の唇を奪うんだ…!)
真「してくれない、なら…、僕からぁ…んっ、…ちゅぅ」
P「 」
真「ん、ちゅっ…ちゅ、ん…ちゅぅ…」
P(まさかの、ファーストキスが女の子からだとは…!)
P(母さん、オレを生んでくれてありがとう…!)
真「ん…、ちゅ…、れろ…、むぅ、はむ…」
P(舌…っ)
P「…ちゅ…、むぅ…れろ…」
P(これ以上の至福があっていいのか)
P(オレは今──生きている!)
P「ん、ちゅ…、はむ…、ん…」
真「んっ、は…ふぁ…、ちゅ…」
P(抱き合い、キスをしながら腰を打ち付ける)
P(初エッチでここまでできていいの?)
P(…しあわせ)
真「ンン、…は…んっ」
P(ちょっと、胸触ってやれ) フニ
真「……っ!」
P(お、…じゃあ、乳首は…) クニ
真「~~~~ッ!!」
P(感度良好)
真「…あ、…あ…あん…ふあ…」
P(可愛いわ、俺の真かわいいわ、もうだめ、独り占めしたいわ)
真「ん…、は…、はぁ…、ん…」
P(だって、処女奪って童貞ささげたんだ、結婚だろう?)
真「ん、ちゅ…、れろ…、は…ひゃぁ…」
P(キスしながら、腰うちつけ、ハグして、おっぱい触ってんだ)
P(……これはもう、結婚だよね)
真「…ぷ、ろ、でゅ、…さ、…、だめ、なんか、キちゃ…」
P「ふわっふわか!?ふわっふわきてるのか!?」
真「だめ、も…ぅ…」
P「よしよし、俺もそろそろだ…一緒にいこうな、真ォオゥ…」
P「真…、だ、すぞ…」
真「は、は…い、中に、くだ、さ…い……あ…、も、む、りぃ…」
P「くっ、…あ、…くぅうっ…!」
ドクッ、ドピュッ、ビュクッ、ビリュルル
真「ひっ、あ、…あ───~~~~~ッ!」
真(プロデューサーのが、僕の、中、に……)
P(…な、中出し…しちゃったぜ…、これでもう、誰にも童貞とはいわせんぞ)
真(うれしい…、プロデューサーが、僕の中に…)
P(イエス、イエス!…やばい、すげえ幸せ…)
数分後
P「さて、服も着たところで」
P「真に、折り入って話がある」
真「?なんですか、プロデューサー?」
P「……俺と結婚してくだひゃい!」
P(…あ、噛んだ)
P「ごめん、今のなし、今の」
真「…プ、クク、アハハハハ、いいですよ、プロデューサー」
P「へ?」
真「僕のお婿さんになってください」
P「へ、いいの?俺噛んだんだけど」
真「大事なのは、言葉じゃなくて、それにこめられた気持ちでしょ?」
P(この娘男前すぎる…)
P「よし、そうと決まれば…」
真「?」
P「二回戦だ!」
真「またですか~?しょうがないな、もうプロデューサーったらぁ」
P「よいではないか、よいではないか」
真「もう、そこはまだちょっと敏感なんです~」
千早「 」
P「……」
真「……」
P「………そしてかーがや~くっ」
真「ウル!」 シュバッ
P「トラッ」 シュババッ
真「ソウッ!」 シャキーン
2人「へぁいっ!」
千早「いや、誤魔化せませんから」
千早「まったく、さすがに監禁はやすぎたと思って」
千早「ちょっと早くにきてみたら…」
千早「どういうことですか、プロデューサー」
P「い、いや、その、…つり橋効果といいますか、その…」
P「……すいません」
千早「真、あなたは?」
真「…い、いやあ、プロデューサーにさそわれたら、断れないし…」
真「ごめんなさい」
千早「まさか、事務所で淫行だなんて」
千早「プロデューサー、これは問題ですよ」
P(お前が言うなよ…)
真(千早には言われたくないよね…)
千早「…まったく、プロデューサーもそういったことをしたいなら私にいってくだされば…」
P「なんかいったか?」
千早「なんでもありません」
P「真、お腹すいてないか?」
真「あ、ぼく縛られてからさっきのアレしか口にしてないんで、ペッコペコです」
千早「アレ?」
P「千早は気にしなくていい」
P「そうだな、せっかくだし、千早も一緒に何か食べにいかないか」
千早「私は、もうすませてきたので…」
P「そうか?じゃあ、真、二人でいこうか」
真「はーいっ」
千早「…っ!まってください、そうでしたそうでした、今日は朝いつもの半分も食べてませんでした」
千早「ですので、私もいきます」
喫茶店
P「モーニングセット、3つで」
ウェイトレス「かしこまりましたー」
P「ふう、それにしても、すごい腹ペコだな」
千早「そりゃあ…、何も食べないで、その、淫行にいそしんでいたら…」
真「半分は千早のせいですよねー、プロデューサー」
P「そもそも、監禁されてなければ俺たちはセックスしてなかった」
真「ねー♪」
P「ねー♪」
千早「くっ」
P「まあ、朝飯も届いたし、食え食え。今日は俺のおごりだ」
真「いっただきまーすっ」
千早「いただきます……」
真「あ、そうだ、プロデューサー」
千早「……」 ずずず
真「式の日取りは何時にします?」
千早「ブホァッ!?」
P「 」
P「……うん、コーヒーはギリアウトだな」
千早「ゲホ、ゲホ、…すみま、せん、プロデューサー…」
P「いや、まあ、どうせ着替えには帰らなくちゃいけなかったし、いいよ」
千早「でも…」
真「あ、なら僕も一緒にいっていいですか?」
P「へ?」
真「だって、僕たち婚約者ですよ!」
P「それもそうだな…」
千早「…くっ」
千早(私がなにをしたの…?)
千早(ちょっとお仕置きをしただけなのに)
千早(そしたら一晩で好きな人をとられたあげくに)
千早(婚約者…)
千早(くっ…)
P「あー、でも、このことはみんなにはまだ内緒だぞ?」
P「変に不安にさせたくないしな」
千早(手遅れですよ)
真(…あ、手遅れだ)
P「ふう、ごちそうさま」
P「二人とも食べ終わってるようだし、そろそろ出ようか」
千早「……」
千早(でも、ここままじゃだめね)
千早(…ふたりがあんなに幸せそうなんだし、私は祝福してあげないと)
千早「あの、プロデューサー」
千早「立場上、大変な関係だと思いますが、…がんばってください」
P「…あ、ああ。ありがとう」
千早「真も、発表してから色々なこといわれるでしょうけど、気にちゃ駄目だから」
真「千早…」
千早(これでいいのよね、そう、これで)
千早(私には、歌う以外にも出来ることがあった)
千早(この二人が結ばれる手助けができたのなら、それはきっと、誇っていいことよね)
数日後
P「これって純情?正常?亀参上?」
P「イェア……」
伊織「お、おねがい…、もうやめて…」
P「おいおい、まだ7ループしかしてないぞ」
伊織「1ループで十二分よ…」
P「あまいな、そんなんじゃトップアイドルにはなれないぞ?」
伊織「え…?」
P「アイドルになれば、芸人のネタを無理やり何度も聞かされるハメになる」
P「その耐性をつけるための、亀ラップだ」
伊織「え、そうだったの?…今考えたんじゃないでしょうね」
P「まさか、そんな」
千早(…ちゃんと考えていたんですね…)
真「さすが僕のダーリンだな~♪」
千早「真、事務所でそれは言わない」
P「さて、今日も一日、がんばるか、てめぇらの力を俺にかせー!」
真「はいっ」
伊織「にひひ♪しかたないわね~」
千早(…なんだかんだ、真が異常なまでに張り切りだしたこと以外は、かわりはないし)
千早(これでいいのよね。後は、二人が幸せになってさえくれれば)
千早(やっぱり、ちょびっとくやしいわね)
伊織「…?千早、泣いてるの?」
千早「!…だ、大丈夫、大丈夫よ」
千早「それじゃ、がんばりましょう…」
3人「エイ、エイ、オー!」
P「トップアイドル!」
3人「あーあ…」
P「あ、あれ…?」
fin
…なんでこうなった
>>278
「こんな結末は認めない」なら回帰しちゃってもいいのよ
このSSのお陰でまこっちゃんが好きになりましたがあずささんはもっと好きです
>>282
でもこうなるとはおもってもなかったし
至高の未知ってことにしておく。
千早に「お前じゃムリ」とか「あずささんの物まねとかできる?」やらせようとしたがやめた
>>284
ありがとう、うれしいよ。
ツー訳で寝る、ありがとう。
芝居は終わりだ
Acta est Fabula
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