杏子「何かにつけて、さやかがすげー心配してくるんだけど」
ほむら「ちょっといいかしら?」
杏子「なんだ?」
ほむら「それは『あたしはさやかとイチャイチャしてるけど、ほむらには無理だろーな』という自慢かしら?」キッ
杏子「い、いや、そんなわけねーだろ」アセアセ
マミ「それで?佐倉さんは何が不満なのかしら?」
杏子「心配してくれるのは悪い気しねーし、住まわせてもらってるから文句なんてねーんだが」
杏子「ちょっと、ほんのちょっとだけうざったい」ボソッ
ほむら「好きな子と1つ屋根の下の、何がうざったいのかしら?」イラッ
杏子「なんで今日のほむらはこんなに機嫌悪いんだ?」ヒソヒソ
マミ「鹿目さんと痴話喧嘩でもしたんじゃないかしら?」ヒソヒソ
ほむら「なに内緒話してるのよ!ハブられるのは、巴マミの役目でしょ!」ガタッ
マミ「ちょっと待ってくれる?」ガタッ
ほむら「あら、どうかしたの?」
マミ「暁美さん?先輩は敬うものよ」
ほむら「他に敬ってくれる後輩がいないから、敬ってほしいのかしら?」ニヤァ
マミ「・・・・・・・ちょっと表でお話しましょうか」イラッ
杏子「コイツらは駄目だ」ハァ
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ーーー
杏子「という訳で、まどか!あんただけが頼りだ!」ペコリ
まどか「え、ええー」
杏子「あれ?もしかして嫌だった、のか?」アセアセ
まどか「あっ、ううん!ちょっとビックリしただけで」アセアセ
杏子「そ、そうか!まどかに断られたらどうしようかと・・・・・・・」
まどか(杏子ちゃんもお友達少ないんだね)
まどか「それで杏子ちゃんはどうしたいの?」
杏子「うーん、もう少しだけほっといてくれねーかなって」アハハ
まどか「そっかー。ずっと楽しい事ばかりだと思ってたけど、そうじゃないんだね」
杏子「・・・・・・・まどかはほむらといつも一緒にいたい、とか考えてるのか?」
まどか「ち、違うよ!そんなことないよ!」アセアセ
まどか「うーん、実はさやかちゃんが寂しいんじゃないかな?」
杏子「さやかが?まさか」
まどか「けどさやかちゃんの家に住み始めた時は、一緒の部屋だったんだよね?」
杏子「そうだな。ビックリしてたけど、良くしてもらってるよ」
まどか「部屋が離れ離れになっちゃったから、やっぱり寂しいんじゃない?」
杏子「そうかな?あのさやかがねー」
まどか「さやかちゃんって、自分の思い込みだけで行動しちゃうことがよくあるから」アセアセ
まどか「あんまり突っぱねると、杏子ちゃんに嫌われたって思われるんじゃないかな」ティヒヒ
杏子「そ、そうか。それは・・・・・・・」アセアセ
まどか「じゃあさ、こんなのはどう?」ニヤニヤ
ーーーさやかの部屋ーーー
杏子「あっ、もうこんな時間かー」チラッ
さやか「そろそろ、寝る?」シュン
杏子「そうだな。その前に風呂入ってくるか」ガチャ
さやか「あっ、1人で大丈夫?シャンプーとリンスは・・・・・・・」
杏子「もう大丈夫だって!」
杏子「じゃあな、さやか」バタン
ポツーン
さやか「杏子」ボソッ
さやか(前はあんなに、さやか、さやかって頼ってくれたのに)
さやか「今日はおやすみって言ってくれなかったし」
さやか「さやかちゃん、とうとう嫌われちゃったのかなー」アハハ
さやか「はぁ」グスン
シーン
さやか「あたしもそろそろ寝ないと」ウトウト
さやか「でも杏子におやすみって」ウトウト
ーーー
杏子「ふぅー!サッパリした」フキフキ
杏子「よ、よしっ!」ドキドキ
杏子「さ、さやかー?起きてるかー?」ガチャ
さやか「すーすー」
杏子「なんだ寝ちゃったのか」アセアセ
杏子「おーい、こんな所で寝ると風邪引くぞー」ユサユサ
さやか「んー、きょーこー?」ウトウト
杏子「ベッドまで歩けるか?」
さやか「すーすー」ムニャムニャ
杏子「駄目だな。よいしょっと」オンブ
杏子「ほら、さやか。ベッドだぞー」ゴロン
さやか「すやすや」
杏子「もう起きねーな」
さやか「きょーこー」グイッ
杏子「さ、さやか?!」
さやか「きょーこー」ギュウ
杏子「お、おい!はーなーせー!」テレテレ
さやか「えへへー」ニンマリ
杏子「まあいっか」テレテレ
杏子「本当に寝てるのか?」ジー
ーーー翌日・放課後の学食ーーー
まどか「それで相談って?」
さやか「うーん、えっと・・・・・・・」
さやか「今朝ね、あたしのベッドの中に杏子が居たんだけど」
まどか「・・・・・・・うん」ニヤニヤ
さやか「杏子があたしに抱きついて寝てたんだけど」
まどか「・・・・・・・」ニヤニヤ
さやか「杏子ってあたしのこと、その、す、好きっ!なのかな?」
まどか(そうだよって言ってあげたい)
まどか「さやかちゃんの言う、好きっていうのは友達として?」
さやか「・・・・・・・ううん。たぶん違うと思う」テレテレ
まどか(照れてるさやかちゃん可愛い!)ニヤニヤ
まどか「えーっと、それは直接杏子ちゃんに訊いた方がいいんじゃないかな?」ティヒヒ
さやか「で、でも、あたしの勘違いだったら・・・・・・・」テレテレ
まどか「あっ!杏子ちゃーん!」ブンブン
さやか「えっ?!ちょっ!ま、まどかっ!」アセアセ
杏子「おっ、まどかじゃん!」
杏子「あっ」ドキドキ
さやか「あっ」ドキドキ
まどか「ほらほら、杏子ちゃんも座って」ニヤニヤ
杏子「お、おう」
まどか「私の隣に座ってどうするの?」ニヤニヤ
杏子「へっ?」キョトン
まどか「さやかちゃんの隣に座らないと」ニヤニヤ
さやか「ちょっと!?まどか!」アセアセ
杏子「さ、さやか?隣いいよな?」テレテレ
さやか「かっ、勝手にすれば」プイッ
ほむら「まどか、私も座っていいかしら?」
まどか「っ?!ほむらちゃん、いつの間に」ビックリ
ほむら「ふふっ」ニコニコ
マミ「私も一緒にいいかしら?」
ほむら「ごめんなさい。この席は4人用なのよ」ファサー
ほむら「ところでまどか、この2人はどうしたのかしら?」
ほむら「顔を真っ赤にして俯いたままだけど」
まどか「それがね・・・・・・・」ヒソヒソ
ほむら「ほむほむ」ヒソヒソ
マミ「椅子を持ってくれば、問題ないわよね」フフン
「あの、ここは通路なので椅子は置かないでもらえますか?」
マミ「あっ、ごめんなさい」シュン
ほむら「だから4人用だと言ってるでしょう?」
ほむら「カツ丼が食べたければ、向こうのカウンターの”1人用の”席に座るといいわ」フフッ
マミ「・・・・・・・別に私はカツ丼を食べに来たんじゃないわよ」イライラ
ほむら「あら、そうだったの?」
ほむら「お腹に無駄なお肉が付いているから、毎日カツ丼でも食べていると思っていたわ」
マミ「・・・・・・・そうね。お腹にも”胸にも”お肉が付いてないあなたは、毎日にぼしでも食べているのかしら?」フフッ
ほむら「・・・・・・・ちょっと表で話ましょうか」ニコニコ
マミ「ええ、臨むところよ」ニコニコ
ほむら「ごめんなさい、まどか」
ほむら「ちょっと贅肉を片付けてくるわ」
まどか「うん。あと1時間ぐらいは戻って来なくてもいいよ」ティヒヒ
まどか「邪魔な2人はどっか行ったし、2人ともそろそろ顔を上げて?」
杏子「お、おう」ドキドキ
さやか「う、うん」ドキドキ
シーン
まどか「・・・・・・・杏子ちゃんはさやかちゃんの事が好きなんだよね?」
杏子「ま、まどかっ!?」ドキドキドキドキ
さやか「え、えええええっ!」シュボ
まどか「実はね、昨日杏子ちゃんから相談されてね」ニヤニヤ
杏子「ちょっ、ちょっと待った!」アセアセ
まどか「どうしたの?」ニヤニヤ
杏子「あ、あとは私が話すっ!」ドキドキ
まどか「そうだね。その方がきっとさやかちゃんも喜ぶよ」ティヒヒ
さやか「えっ、えっ!」コンラン
杏子「さ、さやか」ガシッ
さやか「ちょ、ちょっと!どうしたの?急に真顔で肩なんて掴んで」アセアセ
杏子「最近さやかがあたしに対して、その、しつこいっていうか・・・・・・・」
さやか「そ、そっか。やっぱりあたしっておせっかいだよね」ショボン
杏子「それでまどかに相談したら、一緒のベッドで寝たらさやかも安心するかもって言われて」
さやか「あっ、それで昨日はベッドに杏子が」
杏子「ち、違う!それはその、一緒に寝ようって言おうと思ったらさやかはもう寝てて」テレテレ
さやか「そういえば、ベッドに入る前に寝ちゃった気が・・・・・・・」
杏子「そうだよ!それであたしが仕方なくベッドまで運んでやったら」ドキドキ
さやか「やったら?」ドキドキ
杏子「その、さやかがいきなり抱きついてきて、そのまま離してくれなくて」テレテレ
さやか「」シュボ
まどか「さやかちゃんも部屋が別々で寂しかったんだね」ニヤニヤ
まどか「じゃあ、今日からも一緒に寝られるね」ティヒヒ
杏子「そ、っそうだな」テレテレ
杏子「だからな、さやか?」ドキドキ
さやか「う、うん」ドキドキ
杏子「なんでもかんでも、1人で大丈夫?って心配しなくていいからな」
杏子「あたしはさやかのそばから、絶対に離れたりしないからな!」ニコッ
さやか「は、はい」///
まどか「私はもうお邪魔だし、帰るね」ティヒヒ
ーーー翌日ーーー
杏子「さやかが更に過保護になった」
まどか「だろうね」
おわり
つづく
さやか「ねー、杏子?今日も一緒に寝る?寝ちゃう?」ニコニコ
杏子「お、おう」ドキドキ
さやか「ひとりぼっちは寂しいもんね」ニコニコ
杏子「・・・・・・・そうだな」
ーーー
まどか「それで毎日ギシギシ・・・・・・・」
杏子「ギシギシ?」キョトン
まどか「なんでもないよ」ティヒヒ
まどか「それで今日はどうしたの?」
杏子「寝不足、なんだよな」
まどか「・・・・・・・どうして?」
杏子「その、さやかが隣にいるとな」テレテレ
まどか「いつもどうやって寝てるの?」
杏子「こう、仰向けになって、手を繋いで」
まどか「手を繋いで?」
杏子「え?もしかして変なのか?」キョトン
まどか「う、ううん。全然変じゃないよ」アセアセ
まどか「ちなみにどんな風に繋いでるの?」
杏子「ん?普通だと思うけどな、こうやって」
まどか「あー」
まどか(恋人つなぎかー)ウィヒヒ
まどか「それでドキドキして眠れないの?」
杏子「う、うん」ウツムキ
まどか「けどさやかちゃんに抱きつかれた時は、眠れたんだよね?」
杏子「そういえば、そうだな」
まどか「じゃあさ・・・・・・・」ティヒヒ
ーーーさやかの部屋ーーー
さやか「そろそろ、寝よっか」ニコニコ
杏子「えっと、それなんだけどさ」
さやか「どうしたの?」キョトン
杏子「きょ、今日はあたしの部屋で寝よーぜ」ドキドキ
さやか「う、うん。いいけど、急にどうしたの?」
杏子「べっ、別にいいじゃねーか!」ドキドキ
さやか「けど、杏子のベッドって」
ーーー杏子の部屋ーーー
杏子「せまっ!」
さやか「そっちは大丈夫?はみ出してない?」ゴソゴソ
杏子「お、おう」ドキドキ
さやか「じゃあ、寝よ」ニコニコ
杏子「さ、さやか?」ドキドキ
さやか「ん?どうしたの?」キョトン
杏子「な、なんでこっち向いてるんだ?」ドキドキ
さやか「えっ、駄目だった?」シュン
杏子「い、いやじゃねーよ!」
杏子「で、でも・・・・・・・」ドキドキ
さやか「でも?」
杏子(もう、いいよな)
杏子「その、最近ドキドキしてあんまり眠れねーんだ」テレテレ
さやか「それって・・・・・・・」テレテレ
杏子「そ、それ以上は言うなっ!」ドキドキ
さやか「・・・・・・・うん」テレテレ
杏子「でも、さやかに抱きつかれた時は眠れた」ボソッ
さやか「じゃあ・・・・・・・」ドキドキ
ギュウ
杏子「っ!」ドキドキ
さやか「これで眠れるよね」ドキドキ
杏子「・・・・・・・っ!」ギュウ
さやか「っ!?」///
さやか「ありがと」ボソッ
杏子「すーすー」
さやか「ってもう寝ちゃってるし」ニコニコ
さやか「大きな子どもだね」ナデナデ
さやか「おやすみ」
ーーー翌日ーーー
まどか「あっ、さやかちゃーん」フリフリ
さやか「おはよーっ!」
杏子「おはよう、まどか」
まどか「バッチリだったみたいだね」ヒソヒソ
杏子「お、おう」テレテレ
さやか「2人で内緒話ですかなー?」ニヤニヤ
さやか「あたしにも聞かせろー!」ガシッ
まどか「わっ!?もう、さやかちゃんってばー」アハハ
杏子「さやかー!あぶねーだろっ!」アセアセ
さやか「わー、杏子が怒ったー」ニコニコ
キャッキャッ
おわり
次回予告
ほむら「私って本当にバカね」グスン
ーーー放課後ーーー
ほむら「相談があるのだけど、少しいいかしら?」
杏子「いやだ」テクテク
ほむら「待ちなさい」ガシッ
杏子「なんだよ、ほむら」
ほむら「相談があるのだけど、少しいいかしら?」
杏子「なんで2回も言うんだよ」
杏子「いやだって言ってるだろ」テクテク
ほむら「待ちなさい」ガシッ
杏子「うぜぇー!あたしはこれからさやかと帰るんだよ」
ほむら「相談があるので、聞いて下さい」ペコリ
杏子「」
ーーーファミレスーーー
さやか「ほむらが相談って、珍しいこともあるんだね」
杏子「そうだな。あたしはもっと珍しいモノを見たけどな」
ほむら「早速だけど、聞いてくれるかしら?」
杏子「そうだな。ケーキも美味いしな」モグモグ
ほむら「奢るつもりはないわよ」
杏子「・・・・・・さ、さやか?」アセアセ
さやか「ん?さやかちゃんに任せない!」ドンッ
杏子「さやかあああっ!」ダキッ
さやか「ちょっ?!杏子っ?」ドキドキ
さやか「みんな見てるって」テレテレ
ほむら「聞いてくれるかしら?」イラッ
さやか「うんうん、なんでも聞いてくれたまえー」ススッ
ほむら「私もあなた達のような関係になるには、どうしたらいいのかしら?」ファサー
杏子「ん?」
さやか「あたし達みたいな?」
ほむら「そうよ」
杏子「どういう事だ?」
さやか「あたし達ってそんな特別な関係じゃないよね」ハテナ
杏子「そうだな」モグモグ
ほむら「食事中もピッタリくっついてる2人が、特別じゃないとでも言うのっ?!」ガタッ
杏子「え?これって変わってるのか?」
杏子「さやかがこうやって食べた方が、礼儀正しいって言ってたけど」チラッ
さやか「そ、そうだって!ほむらもなに言ってんだか」アセアセ
杏子「そうだよなー。こうやって腕を組むのも普通なんだしな」ニコニコ
さやか「・・・・・・」テレテレ
ほむら「私の前でイチャイチャするのは、やめてくれるかしら?」イライラ
杏子「いちゃいちゃ?」
さやか「そ、それでっ!ほむらは誰と仲良くなりたいのさ」アセアセ
ほむら「まどかよ」キリッ
杏子「なんだ、マミじゃねーのか」
さやか「あれ?ほむらってマミさんと仲良しだっけ?」
杏子「よく言うだろ?喧嘩するほど仲が良いって」ニコニコ
さやか「・・・・・・喧嘩する度に事件沙汰になるのはさすがに」アセアセ
ほむら「あんなぼっちと仲良しなんて、まっぴらごめんだわ」
さやか「なんでこんなに仲悪いの?」ヒソヒソ
杏子「前からこんな感じだったぞ」ヒソヒソ
さやか「じゃあ・・・・・・いっか」
さやか「まどかと、その、特別な関係になったとして、どんな事がしたいの?」
ほむら「そ、そんなの言えるわけないでしょ」テレテレ
さやか(何をしたいんだろう)
杏子「さやか?どうしてほむらはこんなに照れてるんだ?」
杏子「あたし達みたいになりたいんだろ?手を繋いだり」
さやか「さ、さあ」
ほむら「・・・・・・そ、そうね。まずはそこからよね」アセアセ
さやか(どこから始めようとしたんだろう)
ほむら「じゃ、じゃあ、放課後に手を繋いで帰りたいわ」テレテレ
杏子「そんなの簡単じゃねーか」
さやか「おっ!」
杏子「まどかに手を繋いで帰ろうぜって言えばいいだろ」
さやか「」
ほむら「・・・・・・それが出来れば苦労しないのよっ!」バンバンッ
杏子「うぉっ?!ど、どうしたんだよ、いきなり」アセアセ
さやか「いや、まあ、うーん。杏子?先に帰っててくれる?」
杏子「え?一緒に帰るんじゃねーのか?」シュン
さやか「あ、あたしはまだほむらと話があるからさ」アセアセ
杏子「・・・・・・そうか。じゃあ帰る」トボトボ
ほむら「・・・・・・大丈夫かしら?」
さやか「きょ、杏子は1人でも大丈夫だから」ウルウル
ほむら「あなたのことよ、美樹さやか」
ほむら「まあいいわ。ところで佐倉杏子に聞かれたくない案があるんでしょう?」
さやか「そ、そうっ!まずは告白だよね!」
ほむら「こ、告白っ!」
ほむら「そ、それはど、どどうしたらいいのかしら?」ドキドキ
さやか(これだけ隙だらけのほむらも珍しい)
さやか「うーん、定番としては放課後の校舎裏とか誰もいない教室とか?」
ほむら「ほむほむ」メモメモ
さやか「あとは、ほむらの気持ちをドーンと言えば、伝わるんじゃない?」
ほむら「ほむほむ」メモメモ
ほむら「お礼を言うわ、美樹さやか」ファサー
ほむら「さっそく明日、実行してみるわ」ハァハァ
さやか「う、うん。まどかの前で、その息遣いはやめたほうがいいと思うけどね」
ほむら「ここは私が持つわ」キリッ
さやか「あ、ありがとう」ハハッ
ーーー次の日・放課後ーーー
ほむら「ま、まどか?」ドキドキ
まどか「どうしたの?ほむらちゃん?」
ほむら「ちょ、ちょっと、2時間後ぐらいに屋上に来てくれるかしら?」ドキドキ
まどか「ほむらちゃん、ごめんっ!」ペコリ
ほむら「・・・・・・えっ」
さやか(ジェムの真相を知った、マミさんみたいな顔してる)
まどか「その、今日はダメなんだ」
まどか「明日じゃダメかな?」
ほむら「そ、そう。それなら仕方ないわ」
ほむら「私の用事は明日でも問題ないわよ」ドキドキ
まどか「うん、本当にごめんねっ!」タッタッタッ
さやか「良かったね、ほむら」ニコニコ
ほむら「盗み聞きとは、最低ね」
さやか「教室の真ん中で、あんな上ずった声で話かけてたら誰でも聞いちゃうって」ニヤニヤ
ほむら「っ?!」
ほむら「へ、変だったかしら?」アセアセ
さやか「ううん。それよりも大事なのは明日だよ」
ほむら「解ってるわ」
さやか「じゃあ、あたし達も帰ろっか」
さやか「あれ?杏子?」キョロキョロ
さやか「ほむら、途中まで一緒に帰ろっか」
ほむら「嫌よ」
ーーー校門ーーー
ほむら「付いて来ないでくれるかしら?」
さやか「えー、たまにはいいじゃん」
ほむら「・・・・・・寂しいのかしら?」ニヤァ
さやか「ち、違うしっ!」ソワソワ
ほむら「あっ、佐倉杏子」
さやか「えっ、杏子?!」キョロキョロ
さやか「はっ!?」
ほむら「嘘よ」ニヤァ
さやか「ほ、ほむらっ!」ガシッ
ほむら「ど、どうしたのよ。いきなり肩掴んで」ビックリ
さやか「きょ、今日はあっちの方から帰らない?」アセアセ
ほむら「なにを言ってるの?こっちの方が・・・・・・」
さやか「だ、ダメっ!」アセアセ
さやか「ほむらは見たら、ダメだって」アセアセ
ほむら「・・・・・・あああ、あ、あああ、あれはなにかしら?」ブルブル
さやか「あ、ああ、あたしは何も見えないなー」キョロキョロ
ほむら「しっかりと見なさいっ!」ガシッ
さやか「ちょ、ちょっと痛いって!顔掴まないでよっ!」アセアセ
ほむら「ほら、あれよ」
さやか「ま、まどかと杏子が歩いてる」
ほむら「手を繋いでね」ワナワナ
ポツーン
ほむら「ま、ま・・・・・・」ウルッ
さやか「す、ストップ!」ガシッ
さやか「まだ解らないでしょ!ふ、2人が付き合ってるって」ウルウル
ほむら「そ、そうね。あなたも辛いのね」ゴシゴシ
さやか「後を追いかけよう」コソコソ
ほむら「盗み聞きのうえに尾行なんて、まるでストーカーね」
さやか「あんただけには言われたくないっ!」
ーーー尾行中ーーー
ほむら「なんだか楽しそうね」
さやか「う、うん」
ほむら「さすがに会話までは聞こえないわね」
さやか「どこかに寄り道しそうだね」
ほむら「よ、寄り道っ?!」
さやか「ほ、ほむら?」
ほむら「ままま、まさか、ほ、ほ、ほ、ほて」ドキドキ
さやか「ほて?」
ほむら「なな、なんでもないわっ!」
ほむら(い、一体なにを考えているの)
ーーーまどかの家ーーー
ほむら「どこにも行かなかったわね」
さやか「そうだね」
ほむら「よし、佐倉杏子を捕縛するわ」ビシッ
さやか「どこからロープ出したんだ」
ほむら「よしっ」
さやか「よしっ!じゃなーい」ガシッ
ほむら「は、離しなさいっ!」
さやか「あたしが杏子に聞いてくるから、あんたはここで待ってること。いいっ?」
ほむら「仕方ないわね」
ーーー
さやか「きょーこー」ブンブン
杏子「おー、さやかじゃねーか!」
杏子「こんなところでどうしたんだ?」
さやか「た、たまたまこっちに来る用事があって」アセアセ
杏子「そうか。じゃあ一緒に帰ろーぜ」ニコニコ
さやか「きょ、杏子?ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
杏子「ん?どうしたんだ?」
さやか「その、たまたま、たまたまなんだけね」
さやか「さっき、まどかと歩いてなかった?」
杏子「そうだな」
さやか「そ、そうだなって」アセアセ
さやか「じゃあ、なんで手なんて繋いでたのっ!」
杏子「ど、どうしたんだよ。今日のさやか、ちょっと変だぞ?」
さやか「答えてっ!」
杏子「別に意味はねーよ。この前にほむらがそんなこと出来るわけねーだろって言っただろ?」
さやか「そういえば、そんなこと言ってたね」
杏子「だからあたしが実際にやってやったんだよ」
杏子「やっぱり簡単じゃねーか」
さやか「そ、そう」キョトン
さやか(そういえば、恋人繋ぎじゃなかった)
杏子「これでいいか?」ハァ
さやか「う、うん」コクン
杏子「それじゃあ、帰ろーぜ」バッ
さやか「う、うん」ギュッ
ゴソゴソ
さやか「あっ」
杏子「どうしたんだ?」
さやか「ううん、なんでもない」///
杏子「やっぱり今日のさやか、変だぞ」
さやか「そ、そんな事ないって」ニコニコ
ーーー
ほむら「まだかしら」ポツーン
ーーー翌日ーーー
さやか「っていう事らしいよ」
ほむら「そう、それは良かったわ」
ほむら「それにしても、なんで報告が今なのかしら?」イラッ
さやか「そ、それは・・・・・・。まあいいじゃん」アハハ
さやか「じゃあ放課後、頑張ってね!」タッタッタッ
ほむら「逃げたわね」
ほむら「今は美樹さやかのことなんて、気にしている場合じゃないわ」
ーーー放課後・教室ーーー
ほむら「」ドキドキ
さやか「待ってる、待ってる」ニヤニヤ
杏子「なー、さやかー。早く帰ろーぜー」ウダウダ
さやか「帰りにお菓子買ってあげるから、もうちょっと待ってて」
杏子「おーっ!」キラキラ
さやか「あっ、まどか来た」カクレカクレ
まどか「ほむらちゃん、ごめんね。待たせちゃったかな?」
ほむら「い、いいえ。私も今きたところよ」ファサー
まどか「それでどうしたの?」
ほむら「単刀直入に言うわ」
ほむら「私、まどかの事が好きなのよ。大好きよ」テレテレ
まどか「そ、それって・・・・・・本当?」ウツムキ
ほむら「ええ、本気よ」ニコッ
まどか「・・・・・・うん、それはとっても嬉しいなって」ニコニコ
ほむら「ほ、本当にっ!?」
まどか「う、うん」ウツムキ
ほむら「まどかっ!」ギュッ
まどか「あっ、ちょっと待って」グイッ
ほむら「ご、ごめんなさい、いきなりは嫌だったわよね」アセアセ
まどか「う、うん。けどね、私はそういうのってまだ早いと思うんだ」テレテレ
ほむら「そ、そうね。こういう事はゆっくりと」ニヤニヤ
まどか「うん、だからね。私は今のままでも良いと思うの」
ほむら「まだ中学生だし、マイペースでいいわよね」
まどか「う、うん」ティヒヒ
まどか「それにね」
ほむら「ん?」キョトン
まどか「私もほむらちゃんのこと、好きだよ」
ほむら「」ポワワーン
まどか「あっ!もちろん、お友達としてね」ティヒヒ
ほむら「まどかが、私のこと、好き」ポワワーン
まどか「わ、私、そろそろ行くね。またね、ほむらちゃん」タッタッタッ
ほむら「まどか、まどかまどか」ポワワーン
さやか「もうまどかいないよ、ほむら」
ほむら「はっ?!まどかは?」キョロキョロ
さやか「もう帰ったって」ハァ
ほむら「私って本当にバカね」グスン
ほむら「ずっと1人で悩んでて」
さやか「普通に相談されたけどね」
ほむら「それまでずっと悩んでたのよ」
さやか「あっ、そう」
さやか「杏子、帰るよー」
杏子「むにゃむにゃ」スヤスヤ
ほむら「ふふっ、ふふふふふ」ニヤニヤ
ーーー数日後ーーー
ほむら「まどかが手を繋いでくれない」
さやか「だって友達同士だったら、繋がないし」
ほむら「・・・・・・え?」
おわり
つづく
次回予告
マミ「私が出るわよ」
>>26
このまどかと杏子は付き合ってるの?
ほむら「どうしてまどかは、私と手を繋いでくれないのかしら?」
さやか「ほむらだって友達とは、手を繋がないでしょ?」
ほむら「でもまどかは私の事を、す、きって言ってくれたわっ!」ガタッ
さやか「その後に”お友達としてね”って言ってたし」
ほむら「・・・・・・え?」キョトン
さやか「だ・か・ら、遠回しに振られたんだよ。ほむら」
さやか「まどかもまどかだけどさ」
ほむら「そうだ、魔女になりましょう」ズーン
さやか「えっ?!ちょっとほむらっ!」
ほむら「私はもう魔女になるのよ、ふふふふふ」
さやか「まだ諦めるのは早いって!」ガシッ
ほむら「まどかに嫌われた、嫌われた。まどかまどかまどか」ブツブツ
さやか「まどかは、”友達として”好きって言ったんだよ?」
ほむら「いいのよ、美樹さやか。私はまどかと恋人同士になりたかったのよ」ズーン
さやか「これからの行動次第で振り向かせられるって!」
ほむら「・・・・・・本当かしら?」
さやか「当たり前じゃん!ほむらだって、その、美人だし!」
ほむら「そうね。私は美人だったわ」ホムッ
さやか「」
ほむら「それじゃあ、まず何をしたらいいかしら?」
さやか「あんたさー、少しは自分で考えたらどうなの?」
さやか「まどかにも、ほむら自身で考えた方が伝わると思うけど」
ほむら「・・・・・・一理あるわね」
ほむら「今度は私だけで考えてみるわ」
さやか「もうすぐクリスマスだしね。クリスマスパーティの時にでも、もう1回告白ってのがいいかもね」
ほむら「ほむほむ」メモメモ
ーーーさやかの家ーーー
杏子「ただいまー」ガチャ
さやか「今日は随分と遅いね」
杏子「ま、まあな」アセアセ
さやか「あっ、杏子?」
杏子「わ、悪い。今日は先に宿題終わらせるから!」タッタッタッ
ガチャバタン
さやか「今日って宿題出てたっけ?」キョトン
さやか「それに杏子が勉強って・・・・・・怪しい」ウーン
ーーー
コンコン
さやか「杏子?ご飯だってー」
杏子「お、おう。すぐに行く」
ーーーリビングーーー
杏子「おーっ!今日もうまそーっ!」キラキラ
杏子「あれ?まどか?」
まどか「お邪魔してます」ニコニコ
さやか「まどかより先にご飯って、あんたどんな目してんの」アハハ
杏子「あははっ、悪い悪い」
杏子「それで、なんでまどかが居るんだ?」
さやか「まどかが泊まりに来るって、昨日も言ったでしょ?」
杏子「そうだっけ?」
さやか「そうだって!せっかく来てくれたのに、杏子はずっと部屋に閉じこもってるし」
まどか「あっ、私は大丈夫だからね」ニコニコ
杏子「ご飯を食べたら、あたしもさやかの部屋に言っていいか?」
さやか「いいよね?まどか」
まどか「もちろん」ニコニコ
ギュルルルー
さやか「杏子のお腹が限界みたいだから、食べよっか」ニヤニヤ
杏子「い、今のはあたしの腹の音じゃねー!」テレテレ
さやか「いいって、いいって」ニヤニヤ
>イタダキーマス
ーーーさやかの部屋ーーー
さやか「そういえば、杏子?」
杏子「んー?」
さやか「部屋に篭って、何してたの?」
杏子「だ、だから宿題だって」
さやか「ほんとにー?」ジー
杏子「なんだよ」アセアセ
さやか「別にー」
さやか「杏子が宿題なんて珍しいなーって思っただけ」
杏子「・・・・・・あたしだって、真面目にやる時だってあるってーの」
まどか「けど今日って宿題出てたっけ?」ハテナ
杏子「そ、それは・・・・・・」アセアセ
さやか「杏子は授業中も寝てるし、宿題もやってないから特別な宿題もらったんじゃない?」
杏子「じ、実はそうなんだよなー」アハハ
さやか「今度からはちゃんとやりなよー」ニヤニヤ
杏子「わ、分かってるって」アセアセ
杏子「それじゃあ、まどかには悪いけど宿題やってくる」ガチャ
まどか「あんまり無理しちゃダメだよ」ニコニコ
杏子「さやかも悪いな」
さやか「いいって」ニコニコ
さやか「あとで紅茶とお菓子でも持って行こうか?」
杏子「・・・・・・集中したいから、いいや」
さやか「そっか」シュン
杏子「あ、あと、今日は・・・・・・」モジモジ
さやか「解ってるって」ニヤニヤ
杏子「じゃ、じゃあな」バタン
まどか「なんだか新婚さんみたい」ティヒヒ
さやか「まっ!まどかっ?!」ドキドキ
まどか「なんかね、家でも仕事している夫を心配してる妻みたいだよ」ニヤニヤ
さやか「そ、そんな顔してないって」アセアセ
まどか「この前だって」
さやか「この前?」
まどか「私と杏子ちゃんが一緒に帰っただけで、大騒ぎだったみたいだし」ティヒヒ
さやか「えっ?!まどか、気付いてたのっ?!」アセアセ
まどか「あんな綺麗な黒髪をなびかせてたら、誰でも判るよー」ティヒヒ
さやか「ああ、ほむらのせいか」
まどか「だけど、ごめんね?さやかちゃん」
さやか「どうしたの?いきなり」
まどか「さやかちゃんと杏子ちゃんが仲良しなの知ってて、あんな事しちゃったし」
さやか「あー、手を繋いでたこと?」
まどか「う、うん」
さやか「全然大丈夫だって!あのあと杏子に理由はちゃんと訊いたから」ニコニコ
さやか「それに杏子こそまどかに無理言って、付き合ってもらってたみたいだしさ」
まどか「突然、「あたしと手を繋いで帰ってくれー」って言われた時はビックリしたよー」ティヒヒ
さやか「あー、やっぱりそのまま言ったんだね」ハハッ
まどか「うん、でもね。私はちょっとだけ杏子ちゃんが羨ましいな」
さやか「どうして?ガサツだし、宿題も部屋の掃除もしないような奴だよ?」
まどか「そ、そうじゃなくて」アセアセ
まどか「自分の気持ちを素直に伝えられるって、すごい事、だよね」テレテレ
さやか「確かに」
シーン
さやか「まどか?」
まどか「ん?」アセアセ
さやか「杏子は自分の部屋に行っちゃったけど、そろそろいいんじゃない?」
まどか「・・・・・・さやかちゃんには、なんでもお見通しなんだね」
さやか「当たり前でしょ、あたし達は親友なんだから」ニコニコ
まどか「じ、実は、少し前にほむらちゃんに、その、こ、こ、告白されちゃったの」
さやか「へ、へえー」
さやか(知らないフリ、知らないフリ)
まどか「ほむらちゃんの真剣な眼差しが、その、怖くて、逃げちゃったんだ」ドキドキ
さやか「じゃ、じゃあ、返事はしてないってこと?」
まどか「ううん。混乱しちゃってて、なに言ったか覚えてなくて」ドキドキ
まどか「もしかして、ほむらちゃんに酷いこと言っちゃったんじゃないかなって」シュン
さやか(確かにあれは酷いよね)
さやか「それで、なんかほむらの事を避けてたの?」
まどか「うん」ウツムキ
さやか「あたしはね、まどかの気持ちを解っているつもりだから言うね」ガシッ
まどか「うん」
さやか「逃げてちゃ何も解決しないよ?」
さやか「ほむらも目つきは怖いけど、そんなに悪い奴じゃないし」
まどか「うん」ウルウル
さやか「まどかがこんなに心を痛めてるって分かったら、ほむらも許してくれるって」ニコニコ
まどか「ほむらちゃん、許してくれる、かな?」グスン
さやか「謝るまでは、あたしも一緒に行ってあげるから」ヨシヨシ
まどか「・・・・・・うん」ポロポロ
さやか「謝れたら、ちゃんと”まどかの”返事をするんだからね」
まどか「うん、うん」グスン
さやか「もう泣かなくて大丈夫だって」ナデナデ
まどか「だって、だってー」ウルウル
さやか「まどかも辛かったんだね」ナデナデ
ーーー後日ーーー
まどか「という訳でほむらちゃん、ごめんなさい」ペコリ
ほむら「えーっと、少し整理したいんだけど」
ほむら「あの時のまどかの返事は、本心じゃなくて」
まどか「うん」
ほむら「それで今から、本当のまどかの返事を聞かせてくれるのよね?」
まどか「う、うん」ドキドキ
ほむら「その時は、後ろのお邪魔虫はもちろんいないわよね?」
さやか「邪魔って言うな」
まどか「さやかちゃんは、その、私がお願いして付いて来てもらってるだけで」
さやか「気にしなくていいって、ほむら」
さやか「この後はちゃんと、いなくなるって」
ほむら「そう、それなら早く消えてちょうだい」
さやか「・・・・・・まどかの前でそんなこと言っちゃっていいのかな?」イラッ
ほむら「はっ?!」
まどか「・・・・・・」ウツムキ
ほむら「あれ?美樹さん、向こうで佐倉さんが待っているわよ」
さやか「うへー、気持ち悪い」
ほむら「」イラッ
さやか「・・・・・・これ以上は本当に野暮だし、帰るね、まどか」テクテク
まどか「う、うん。ありがとう」ニコニコ
さやか「頑張って」グッ
まどか「うんっ!」
シーン
まどか「ほ、ほむらちゃん!」
ほむら「・・・・・・はい」
まどか「私、あの時からずっと考えてたの」
まどか「考えて、考えて、考えて」
まどか「やっと、自分の気持ちに気付けたの」
ほむら「」ドキドキ
まどか「わ、私・・・・・・」テレテレ
まどか「私もほむらちゃんの事が好きっ!」///
ほむら「まどかーっ!」ダッダッダッ
まどか「キャーッ!」
バチンッ
まどか「あっ、ほむらちゃん?!大丈夫?」アセアセ
ほむら「・・・・・・ごめんなさい。また我を忘れていたわ」ヒリヒリ
まどか「ううん、私もその、びっくりしちゃって」アセアセ
まどか「いきなり抱きつかれるのは、その、まだ怖いかなって」テレテレ
まどか「だから、ここからお願いします」アクシュ
ほむら「ええ、もちろんよ」ギュッ
まどか「ティヒヒ」テレテレ
ーーー数日後ーーー
ほむら「私、幸せ過ぎて死んじゃいそう」ニマニマ
マミ「私が今すぐに殺してあげるわ」チャキ
おわり
つづく
次回予告
マミ「次はオチ要員じゃないわよ」
>>27
基本的にさやかと杏子、まどかとほむらのセットです。
さやかと杏子を中心に書いていきたいですが、マミさんもちゃんと出てくる予定です。
叛逆の物語を観た前提で話を進めていくことがあるかもしれません。
渚とかゆまは、出せそうなら出したいです。
さやか「あれ?」キョロキョロ
まどか「どうしたの?さやかちゃん」
さやか「杏子と一緒に帰ろうと思ったんだけど」キョロキョロ
まどか「本当だね」キョロキョロ
まどか「さやかちゃんを置いて、1人で帰っちゃう事はないと思うけど」ウーン
ほむら「まどか、帰りましょう」
まどか「あっ」
さやか「あたしの事は気にしなくていいから」ニコニコ
まどか「ごめんね、さやかちゃん」ペコリ
ほむら「まどか」ニヤニヤ
さやか「何度見ても、ほむらのニヤけた顔は違和感ありまくりだわ」
さやか「それにしても、杏子はどこに」ウーン
さやか「ここ最近、家に帰るのも遅いし学校終わっても先に帰っちゃうし」
さやか「・・・・・・あたしの事を避けてる?」ガーン
さやか「杏子に限ってそんなことは・・・・・・」ブツブツ
マミ「お困りのようね」フフッ
さやか「マミさんっ?!どうしてここに?」
マミ「美樹さんが困ってるって、鹿目さんから言われたのよ」
さやか「そうですか。突然だったんでビックリしましたよー」アセアセ
マミ「詳しい話は、私の部屋でお茶でもしながら聞きましょう」ニコッ
さやか「は、はい」
さやか(やっぱりマミさんは頼りになるなー)
ーーーマミの家ーーー
マミ「なるほどね」コトッ
さやか「あたし、杏子に嫌われるような事したのかな」シュン
マミ「それは違うと思うわ」
さやか「どうしてですか?」ショボン
マミ「いくら相思相愛の2人でも、私達はまだ中学生よ」
マミ「自分の時間が欲しいと思う時ぐらいあるわよ」
さやか「自分の時間、ですか」
マミ「そうよ。話を聞く限りは、美樹さんは佐倉さんにベッタリだったみたいだしね」ニヤニヤ
さやか「そ、そんな事は・・・・・・」テレテレ
マミ「自分の部屋で宿題じゃなかったとしても、何か没頭できる趣味でも見つけたんじゃないかしら?」
さやか「うーん、杏子に趣味ねー」
マミ「そうよ。一緒に住んでいても、週末にデートしたりするぐらいがちょうどいいんじゃないかしら?」
さやか「解りました。さすがマミさんですね、頼りになります」ニコニコ
マミ「また悩みがあったら、いつでも相談に乗るわよ」ニコニコ
さやか「はいっ!」ニコニコ
さやか「ところで」
マミ「ん?どうしたの?」
さやか「マミさんもそういう経験があったんですよね?」ニコニコ
マミ「・・・・・・そうよ」キリッ
さやか「ですよね!マミさんはあたしより、何もかも先輩ですもんね」ニコニコ
マミ「・・・・・・」
さやか「それじゃあ、美味しいケーキと紅茶をありがとうございました!」テクテク
マミ「え、ええ。またいつでも来てね」
さやか「はいっ!」バタン
シーン
マミ「はあー」ドンヨリ
ーーーさやかの家ーーー
さやか「趣味ねー。なんだろ」ウーン
さやか「帰ってきたら、訊いてみよう」
>タダイマー
さやか「おっ、噂をすれば!」タッタッタッ
ーーー
さやか「杏子、おかえりー」
杏子「ただいま」ボソッ
さやか「今日はどこ行ってたの?って大丈夫?!」アセアセ
杏子「これぐらい大丈夫だって」テクテク
さやか「あっ、そうだっ!杏子?」
杏子「悪い、ちょっとやることがあるから」バタン
さやか「ちょっと!?杏子?」コンコン
シーン
さやか(杏子のあんな疲れた顔、初めて見た)ショボン
さやか「部屋に篭もるのは、趣味だとしても外でなにやってるんだろう」
さやか「よしっ!」
ーーー翌日・放課後ーーー
さやか(よし、杏子はまだいる)
さやか(杏子には悪いけど、後をつけよう)カクレカクレ
杏子「あれ?さやかは?」キョロキョロ
まどか「トイレじゃないかな?すぐに戻ってくると思うよ」
杏子「あー、すぐに行かないとダメなんだ」アセアセ
杏子「悪いけど、さやかに今日も遅くなるからって言っといてくれ」タッタッタッ
まどか「分かったよ」ティヒヒ
まどか「あっ!杏子ちゃん、前見ないと危ないよー!」アセアセ
杏子「じゃあー、頼んだぞー」タッタッタッ
まどか「あんなに急いで、どこ行くんだろう」
さやか「よしっ。私も」タッタッタッ
まどか「あれ、さやかちゃん?」
まどか「あっ!杏子ちゃんが今日も遅くなるってー」
さやか「はーい!ありがとー」タッタッタッ
まどか「2人で競争でもしてるのかな?」ハテナ
ーーー
さやか「杏子、走るの速いって」タッタッタッ
さやか「けど、あたしも速さでは、負けないよっ!」タッタッタッ
マミ「あら、美樹さん?そんなに急いでどうしたの?」ガシッ
さやか「うわっ?!」ビックリ
さやか「すみません!今ちょっと急いでるのでっ!」
マミ「そんなこと言わないで、少しいいわよね?」ニコニコ
さやか(マミさんってこんな力強かったっけ?)
さやか「・・・・・・解りました」
さやか(杏子を追いかけるのは、今度でいいよね)
マミ「ちょうど美味しい紅茶が手に入ったのよ」ニコニコ
マミ「ご馳走するわ」
さやか「そ、そんな悪いですよ。昨日もご馳走になりましたし」アセアセ
マミ「いいのよ、気にしないで」
さやか「それじゃあ、まどかとほむらも呼びましょうか?」
マミ「そうね!賑やかな方が楽しいものね」ニコニコ
さやか(明日こそは・・・・・・)
ーーー翌日・放課後ーーー
さやか(今日こそ、杏子の放課後の行動を)タッタッタッ
マミ「あら、美樹さん。奇遇ね」ガシッ
さやか「あっ、マミさんっ!今日も急いでるのでー」タッタッタッ
ほむら「待ちなさい!」ガシッ
さやか「ってほむらっ?!」
ほむら「まどかがあなたに用があるのよ」
さやか「まどかが?」ピタッ
さやか「どうしたの?」
まどか「そ、その大したことじゃないんだけど」
まどか「ちょっとだけ相談があるの」
ほむら「っ!?それは大変ね。巴マミの部屋を貸してもらえるかしら?」
マミ「もちろんよ!」ニコニコ
さやか(あれ?この2人ってこんなに仲良かったっけ?)はてな
ほむら「一刻の時間も惜しいわね。時間を止めて行きましょう」ホムッ
まどか「ほ、ほむらちゃんっ?!」ビックリ
さやか(明日こそは・・・・・・)
ーーー翌日・放課後ーーー
さやか(今日こそ。誰もいないよね)キョロキョロ
ほむら「そんなにキョロキョロしてどうしたのかしら?」
さやか「」タッタッタッ
ほむら「無視しないでくれる?」ガシッ
さやか「あたしは忙しいんだって!離せっ!」ブンッ
ほむら「私から離れると、止まるわよ」
さやか「っ?!いつの間に」
さやか「はぁー。それで今日はなんの用?」
ほむら「巴マミに呼ばれたのだけれど、まどかは用事があるらしいのよ」
さやか「じゃあ、あんた1人で行けばいいでしょ!」
ほむら「巴マミの話し相手になるなんて嫌よ」
さやか「じゃあ断ればいいでしょ」
さやか「マミさんなら、用事があるって言えば快く許してくれるって」
ほむら「巴マミはしつこいのよ。断れば、次はいつ来れるだの、なにかにつけて家に呼ぼうとするわ」
ほむら「だから、せめて美樹さやかに付き合ってもらおうと思ったのよ」ファサー
さやか「・・・・・・じゃあ一緒に行ってあげる代わりに、今度杏子を追いかけるの手伝ってよね」ハァ
ほむら「・・・・・・解ったわ」
さやか「じゃあ行こっか」テクテク
ーーー翌日ーーー
さやか「今日は協力してもらうからねっ!」
ほむら「なんの事かしら」
さやか「あっ、あんた、昨日はあたしに協力してくれるって言ったよね?!」イラッ
ほむら「記憶にないわ」
まどか「どうしたの?2人とも」アセアセ
さやか「おはよー、まどか」
さやか「それがさー、ほむらが約束破ろうとするんだって」
まどか「本当なの?ほむらちゃん」
ほむら「そんな事はないわ。ちゃんと覚えてるわよ」
さやか「・・・・・・まあ、いっか」
ーーー放課後ーーー
さやか「ほむらっ!行くよっ!」
ほむら「ぐっ!」バタリ
まどか「ほむらちゃんっ!?」
まどか「どうしたのっ?!ほむらちゃんっ!」ユサユサ
まどか「せんせーっ!」
ザワザワ
さやか(まどかに抱きかかえられて、ほむらの息荒いし)
さやか(・・・・・・なんか、すごい嘘っぽい)シラー
さやか「それよりも杏子はもういないし」ハァ
さやか「尾行は諦めよ」
ーーー数日後・さやかの家ーーー
さやか「あっ!忘れてたっ!」モグモグ
さやか「杏子?今度の土曜日って空いてる?」
さやか「たまたま遊園地のチケットが手に入ったんだけどさ」
杏子「悪い、その日は用事があるんだ」
さやか「じゃ、じゃあ!日曜日でも・・・・・・」
杏子「ごめんな、さやか」
杏子「ごちそうさま」テクテク
バタン
ーーー数日後ーーー
さやか「あたしが何をしたって言うのよーっ!」イライラ
まどか「杏子ちゃんにも何かあるんだよ、きっと」アセアセ
ほむら「そうよ、落ち着きなさい」
さやか「うるさいっ!あたしの相談乗る振りして、イチャイチャするなーっ!」バンバン
まどか「そ、そんな、イチャイチャなんて」テレテレ
ほむら「まどか、ほっぺに付いてるわよ」
まどか「ほんと?」アセアセ
ほむら「ほら」ペロッ
さやか「だからイチャイチャするなーっ!」
つづく
あげわすれ。すみません
ほむら「そういえば、巴マミがクリスマスパーティをするって言ってたわね」
まどか「そうそう。もちろんさやかちゃんも来るよね」ニコニコ
さやか「あー、どうしようかな」
まどか「家族と過ごすの?」
さやか「いや、そういうんじゃないんだけど」
ほむら「佐倉杏子が来ないからでしょ」
まどか「あー、杏子ちゃん忙しそうだもんね」
さやか「ち、違うって」アセアセ
ほむら「それでも来るといいわ」
まどか「そうだよ!杏子ちゃんも、もしかしたら来るかもしれないしね」ティヒヒ
さやか「・・・・・・そうだね、行こうかな」
さやか(杏子は来ないだろうけど)
ほむら「そうね。部屋で1人で泣いてるよりいいわね」
さやか「泣かないって!」
ーーークリスマス当日・さやかの家、朝ーーー
コンコン
さやか「杏子?いる?」ボソボソ
シーン
さやか「杏子?入るよ」ガチャ
さやか「あれ?・・・・・・いない」キョロキョロ
ーーー夕方ーーー
まどか「さやかちゃん、驚くかな?」ティヒヒ
ほむら「泣いて喜ぶでしょうね」
まどか「そうだよねっ!楽しみだなー」ニコニコ
ほむら「さっ、着いたわよ」
ほむら「私はここで待ってるわ」
まどか「どうして?一緒に行こうよ」
ほむら「美樹さやかも、私よりまどかに迎えられた方がいいに決まってるわ」
まどか「そうかなー?」
ほむら「そういうものよ」
まどか「そっか。じゃあちょっと行ってくるね」タッタッタッ
ピンポーン
>はい
まどか「あっ、さやかちゃん?準備できてる?」
さやか「うん。すぐ行くから待ってて」ピッ
まどか「さやかちゃん、すぐに来るって」
ほむら「そっ。それなら良かったわ」
まどか「さやかちゃんには絶対に来てもらわないとね」ティヒヒ
さやか「お待たせー」
まどか「それじゃあ、行こっか」テクテク
ーーーマミの家ーーー
ピンポーン
ガチャ
マミ「いらっしゃい。もう準備はできてるわよ」ニコニコ
>お邪魔しまーす
バタン
さやか「・・・・・・きょう、こ?」ドサッ
杏子「よ、よお」テレテレ
まどか「うまくいったみたいだね」ティヒヒ
ほむら「全く、世話が焼けるわね」ファサー
マミ「・・・・・・」
バチンッ
杏子「っ?!」
まどか「さっ、さやかちゃん?!」
さやか「あんた、今までなにやってたのっ!」
さやか「何回聞いても教えてくれないし、帰って来てもまともに話してくれないし」ウルウル
さやか「あたしがどれだけ心配したと思ってるのよっ!杏子のバカッ!」グスン
さやか「うあああああっん!」エーンエーン
さやか「杏子のバカあああああっ!」エーンエーン
杏子「ごめんな、さやか」ギュウ
さやか「っ?!バカ杏子っ!もう知らない!」ビクビク
杏子「さやか・・・・・・」シュン
マミ「もうサプライズとか言ってる場合じゃないわね」
ほむら「全て話した方がいいんじゃないかしら?」
杏子「そう、だな」
杏子「さやか、聞いてくれ」
さやか「いやだっ!バカ杏子の話なんて聞きたくないよっ!」ワーワー
ほむら「まるで駄々っ子ね」
まどか「さ、さやかちゃん?私たちの話は聞いてくれるよね?」アセアセ
さやか「・・・・・・まどか?」グスン
まどか「実はね・・・・・・」
・・・
さやか「えーっ!みんなグルだったの!」
マミ「ごめんなさいね」フフッ
ほむら「私はまどかがやるっていうから、仕方なくよ」フンッ
まどか「本当にごめんねっ!さやかちゃん」ペコリ
さやか「じゃ、じゃあ、杏子を尾行しようとした時って」
マミ「ごめんなさい、佐倉さんに頼まれていたのよ」
さやか「ほむらも?」
ほむら「ええ」
さやか「まどかもっ?!」
まどか「う、うん」アセアセ
さやか「・・・・・・じゃあさ、杏子は今日までなにしてたの?」
杏子「・・・・・・」チョコン セイザ
さやか「きょーこー?」
杏子「・・・・・・」ショボン
まどか「杏子ちゃん、さやかちゃんに怒られて拗ねてるんだよ」ティヒヒ
さやか「きょ、杏子?さっきは、その、ごめんね」ナデナデ
杏子「いい、あたしが悪いから」
さやか「うん、あたしも子どもみたいに泣いてごめん」ナデナデ
杏子「ううん、大丈夫」
さやか「それで、杏子はここ最近、なにしてたの?」
杏子「どこから話せばいいのか・・・・・・」
ーーー回想ーーー
マミ「アルバイト?」
杏子「そうなんだ!どこか働けるところ知らないか?」
マミ「ま、待って!どうしたの?いきなりアルバイトなんて」
杏子「実はな・・・・・・」
・・・
マミ「そう。美樹さんにクリスマスプレゼントねー」
杏子「いつも世話になってるし、さやかとさやかの両親に」
マミ「そうねー。どんな仕事がしたいとかあるかしら?」
杏子「特にはねーな」
マミ「期間はクリスマスまでずっと?」
杏子「そうだな。けど学校の時間は無理だしな」
マミ「そうねー」ウーン
マミ「少し待っててくれるかしら?」
杏子「おっ!心当たりがあるのか!」
・・・
マミ「明日からでも来てほしいってらしいんだけど、どうかしら?」
杏子「明日からっていうのは別にかまわないんだけどな」
杏子「どんなアルバイトだ?」
マミ「ケーキ屋さんの裏方よ」
杏子「裏方ってどんな事するんだ?」
マミ「うーん、フルーツ切ったりとかじゃない?」
マミ「明日言った時に詳しく説明してくれると思うわよ」
杏子「そうだな、他に行く宛もないし」
マミ「それじゃあ、決まりね」
マミ「返事してくるわ」
ーーー回想終了ーーー
さやか「そっか、あたしの為に・・・・・・」
杏子「どうせならサプライズにしようと思ってたんだけどな」
さやか「けど部屋に篭ってたのはなんでなの?」
杏子「それは・・・・・・」モジモジ
マミ「それは、美樹さんへのプレゼント選びよ」
杏子「ま、マミっ!」
マミ「いいじゃない。この際、全部話してしまいましょ」フフッ
さやか「本当にごめんっ!」ペコリ
杏子「いや、もういいって」アセアセ
杏子「それにプレゼントは・・・・・・」グスン
さやか「どうしたの?プレゼント買えなかった?」アセアセ
マミ「それがね・・・・・・」
杏子「失くした」
さやか「失くしたっ?!」
マミ「話を訊くにどうやら、スられたみたいなのよ」ウーン
さやか「スリっ?!」
杏子「因果応報ってやつだな」ウルウル
さやか「そんなことないって!だって杏子は仕方なく・・・・・・」
杏子「いや、いいんだ。さやか」グスン
杏子「ま、まあプレゼントはねーけどよ。マミに教えてもらって作ったケーキがあるんだ」
さやか「おーっ!」
まどか「杏子ちゃんが作ったの?」
杏子「まあ、マミに教えてもらいながらだけどな」テレテレ
ほむら「食べられる物が出てくるといいわね」
まどか「ほ、ほむらちゃんっ?!」
さやか「ほーむーらーっ!」イラッ
ほむら「冗談よ」
マミ「それじゃあ、早速持ってくるわね」フフッ
まどか「どんなケーキ作ったの?」
杏子「普通のショートケーキだ」
マミ「はい、おまたせ」コトッ
まどか「み、見た目より味だよねっ!」
ほむら「けど料理は見た目も大事って言うわ」
さやか「杏子が作ってくれたんだから、美味しいって」ニコニコ
杏子「さやか・・・・・・」テレテレ
マミ「それじゃあ」
>イタダキマース
>ウッ
さやか「お、美味しいよ」アセ
杏子「け、けど、なんか硬くないか?」
まどか「ちょ、ちょっとだけね」アセアセ
ほむら「食べれなくはないわね」モグモグ
マミ「初めてにしては、上出来じゃないかしら」モグモグ
杏子「本当はプレゼントも・・・・・・」フルフル
さやか「ううん。ありがとうね、杏子」テレテレ
さやか「こんな事なら、あたしも何かプレゼント用意しとけばよかったかなー」
まどか「じゃあさ、こういうのはどう?」ヒソヒソ
さやか「ん?」ヒソヒソ
さやか「っ?!まどかっ!」///
まどか「まだしてないんでしょ?せっかくのクリスマスなんだから」ティヒヒ
さやか「ほ、本当にっ?!」ドキドキ
まどか「うんっ!」ニヤニヤ
さやか「っ!」///
さやか「きょ、杏子っ!ちょっとこっち来てっ!」グイッ テレテレ
杏子「どうしたんだ?急に」ハテナ
さやか「いいからっ!」ドキドキ
テクテク
杏子「どうしたんだよ、さやか」
杏子「キッチンで何するんだ?」
さやか「きょ、杏子!」ガシッ
さやか「今からあ、あんたにプレゼントあげるからっ!」
杏子「お、おう」
杏子「でもなんでわざわざ・・・・・・」
さやか「・・・・・・瞑って」ボソッ
杏子「えっ?なんだ?」
さやか「目を瞑ってっ!」
杏子「なんでだ?」キョトン
さやか「いいからっ!プレゼント渡すからっ!」テレテレ
杏子「もー、なんなんだよ。今日のさやかおかしいって」
杏子「ん、瞑ったぞ」
さやか「じゃ、じゃああ、わ、渡すからねっ!」
杏子「分かったから早くしろって」
チュッ
杏子「・・・・・・んっ?」
さやか「・・・・・・ありがとう、杏子」ボソッ
杏子「さやか、今のって」ドキドキ
ゴトッ
「ん?」クルリ
まどか「ちょっと、ほむらちゃん押さないで」カクレカクレ
ほむら「私じゃないわ、巴マミが押してくるのよ」カクレカクレ
マミ「私も押してないわよっ!」
まどか「そ、そんな大きな声出したら、バレちゃうよ」
ほむら「あっ」
さやか「あんた達、なにやってんの」キッ
まどか「ほ、ほむらちゃんが、その・・・・・・」アセアセ
ほむら「落ち着きなさい!全ては巴マミが覗こうと言い出したのよ」
マミ「ちっ、違うわよっ!鹿目さんが最初に」
さやか「こらあああっ!」ドタドタ
>キャーッ
杏子「・・・・・・」///
おわり
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