大和撫子「不束者ですがどうぞよろしくお願い致します」 (17)

撫子「女さん女さん」クイクイ

女「ん?どうかしたの?」

撫子「乗客のみなさんは電車の中で一体何をいじっているのですか?」

女「あーあれはスマホだよ」

撫子「すまほ?」

女「スマートフォン」

撫子「すまぁとふぉん?」

撫子「げぇむ機の一種でしょうか」

女「いやいやこれの事だよ」

撫子「これがすまぁとふぉんですか」

女「一種の携帯電話だよ」

撫子「まあご冗談を」

女「本当だよ。これ一つでテレビがみれたりインターネットに繋げられたり出来るんだよ」

撫子「いんたぁねっと?」

女「そこから知らないのかよ!」

撫子「おぉ…!電車が空を走ってます!」

女「あーモノレールの事ね」

撫子「まさかあんな電車が存在するとは…」

女「撫子ちゃんの田舎には電車もないの?」

撫子「失礼ですよ女さん」

女「さすがに田舎でも電車位はあるか」

撫子「二日に一回は来ます」

女「どんなダイアログ!?」

<<昼食>>
女「一緒にお弁当食べよー」

撫子「そうしましょうか」

女「おぉ相変わらず美味しそうな手作り弁当だねぇ」

撫子「よろしければ食べますか?」

女「おぉありがとう」

撫子「では口移しで」

女「ちょっと待ちなさい」

女「なぜそんな単語がでる」

撫子「しかし箸渡しは不衛生なので口移しで食べさせなさいと…」

女「どんな教育を受けたんだ…」

撫子「お父様から」

女「どんな教育を受けたんだ!?」

撫子「一流の大和撫子を目指すには相手への気遣いが最も重要だと」

女「そんな気遣いは扱いに困るよ…」

『雑談1』

女「撫子ちゃんの家って結構すごい名家なんだよね?」

撫子「えぇそうです」

女「箱入り娘って奴かー」

撫子「一人娘ですしずっと実家で礼儀や作法を教えて頂きました」

女「それにしても社会の事を知らなすぎでしょ」

撫子「大切な一人娘なのだから外出はなるべく避けなさい。外には危ない人がたくさんいるのだからと…」

女「ふむふむ」

撫子「お父様が」

女「その一言で違う意味に思えてくるから不思議だね」

『遭遇』

撫子「いぇすいぇす」

外人「~~~~」

撫子「いぇーおーけー」

外人「~~~!~~~?」

撫子「いぇーざっつらいと」

外人「~~!~~~~」ブンブン

撫子「おーけーしーゆぅあげいん」フリフリ

女「よく英語が分かったね」

撫子「あの人はなんと言っていたのでしょう」

女「わからなかったのかよ!!」

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