小鞠「見た目は子供、頭脳は大人!名探偵こまちゃん!」 (55)

代行

>>1ありがとう!

???「ハァハァハァ、リコーダー…憧れの人のリコーダー凄いよぉー」ペロペロ

???「今は外で体育の授業中だから…えへへ。お着替えもある…」

???「!?」

???「ま、まさか…パンツ!?小鞠パンツ…その名もこまパン!?」

???「…」

???「わぁい♪こまパンゲットぉ~♪」

???「くんかくんか…えへへ。幸せの匂いだぁ~♪」


ガラララッ

夏海「すいません!遊んでました!でもウチが悪いんじゃないんです!ウチの遊び心を刺激する雪が悪いんです!」

夏海「…って、なっ!?」

???「!?」

夏海「アヘ顔で笛を舐めながらパンツかぶって何やってんの!?」

???「きゃあああ!見ないで!!!!!」


バキッバキッバキッバキッ

夏海「…」バタン

???「そ、そんな…死んでる」

???「し、証拠を隠滅しなきゃ…事故に見せかけなきゃ…」

 
………


ガラララッ

小鞠「どうしたの!?悲鳴が聞こえたんだけど!?」

蛍「せ、センパイ…夏海センパイが!夏海センパイが!!」

小鞠「…え?」

兄「!?」

蛍「どうして…夏海センパイが…」

小鞠「し、死んでる!?」

れんげ「何でなっつん、すぐ死んでしまうん?」

一穂(先生)「と、とりあえず警察に連絡を!」



蛍(警察が調べた結果、近くにバナナが落ちていたため、バナナに滑って死んだのだろうという扱いになった…)

小鞠「違う…これは殺人だ!」

蛍「え?」

小鞠「蛍!みんなを学校に集めて!あと警察も!」

蛍「はい!」

ネタバレ:ほたるん

■夜

夏海「」

蛍「…現場はまだそのままなんですね…」

兄「…」

れんげ「眠いのん…」

一穂「なに?どうかしたの?」

目暮「小鞠君こんな時間に何の用だね?」

高木「お子様はもう寝る時間だよ?」

小鞠「…高木刑事。鑑識の結果は出ましたか?」

高木「え?出てるけど…」

小鞠「内容を教えて頂けないでしょうか?」

高木「えーと、後頭部を鈍器のようなもので複数回殴打されており……なっ!これって」

目暮「も、もしかして!」

小鞠「ええ!事故ではなくこれは立派な殺人です!」

兄「!?」

高木「そうだったのか…被害者の血と蛍ちゃんの指紋が付いた先端がないリコーダーが落ちていたけど…まさか殺人だなんて」

小鞠「まずは夏海の右手に注目して下さい…」

れんげ「何か書いてあるのん」

目暮「これは…」

高木「赤い文字…血で『レズ』と書いてある!?」

蛍「そんな!証拠は全部消したはずなのに!」

一穂「レズね…ということは…」

兄「…」

小鞠「そうです。これは夏海が最後の力で書いた文字…悲しいけど…犯人は…ほ」

蛍「そうです!犯人はお義兄さん…いえ、卓センパイ!あなたです!」

兄「!!」

れんげ「犯人は兄にぃなん!?」

一穂「そ、そういわれると、夏海が死んだ体育の授業中に一度トイレに行ったかも…」

目暮「アリバイは無し…か」

兄「!」

蛍「証拠ですか?…それはまさしくこの夏海センパイの『ダイニングメッセージ』です!」

一穂(ダイニング?)

小鞠「え?どういうこと!?」

蛍「私知ってるんです。最近、卓センパイが『ゆるゆり』にハマって『ラムレーズン』のアイスを買いあさってる事を!」

れんげ「そういえば駄菓子屋が毎日たくさん売れるって喜んでたのん!」

目暮「ラムレーズン…ラム『レーズ』ン…『レズ』か…なるほど…」

兄「!?」

小鞠「そんな…お兄ちゃんが犯人だったなんて…」


れんげ「でも、動機がないのん!」

小鞠「そ、そうだよ!私はお兄ちゃんを信じてるもん!」

蛍「私知ってるんです!卓センパイが夏海センパイを恨んでいた事を!」

兄「!?」

蛍「原作の沖縄旅行で、みんなが水着に着替えようとした時」

一穂「ああ、海に行ったときね」

蛍「ホテルの一室でみんな着替えようとしたのですが…」

小鞠「も、もしかして!?」

蛍「そうです。卓センパイが堂々と覗きをやろうとしたら、夏海センパイが卓センパイの存在に気付いて!覗きが失敗したんです!」

目暮「な、なんだと!!」

高木「犯行の動機としては十分ですね」

蛍「普段の体育や水泳の授業の時も、必ず夏海センパイが卓センパイの存在に気付くせいで、覗きができないのを私は知っています!」


小鞠「そ、そんな…お兄ちゃん…が?」

兄「!?」ウウン

 
………


蛍(目暮警部が連れて行っちゃった)

れんげ「兄にぃがパトカーでウインウインって行ったのん!」

一穂「まさかお兄ちゃんだったとはね…」

小鞠「夏海…大好きだったお兄ちゃんに殺されるなんて可愛そう…」

一穂「刑事さん刑事さん。せめて夏海を仰向けにしてやってもいいですか?」

高木「事件は終わったので構いませんよ」


一穂「ごめんね。遅くなって…血の海の中にうつぶせで死んでたら苦しいよね…」

小鞠「私も手伝います…」

蛍(二人が夏海センパイを仰向けにして…顔を拭いて…え?)

小鞠「なっ!」

一穂「夏海の体の下に、夏海からのメッセージが!」


『犯人は小五』


小鞠「ま、まさかこれって!」

れんげ「ダイニングメッセージなん!?」

高木「小五?小学五年生!?犯人はお兄さんじゃない!?」

小鞠「ま、まさか…そんな……犯人は…ほた…」

蛍「…センパイ、そんな不安そうな顔しないでください。ええ。わかりましたよ。真犯人が!」

小鞠「え!?」

れんげ「一体誰なのん!?」

蛍「犯人はあなたです!一穂先生!」

一穂「なっ!?」



小鞠「え?なんでそうなるの?犯人は…ほ…」

蛍「よく考えてください。小五といえば…そうロリです!」

高木「たしかに」

れんげ「ロリって何なん?」

一穂「後で教えてあげるからちょっと静かにね?」

いいですか?みなさん
       ( ゚д゚)
      (| y |)

小五とロリでは単なる単語ですが
 小五  ( ゚д゚)  ロリ
   \/| y |\/

二つ合わされば悟りになります
     ( ゚д゚)  悟り
     (\/\/



小鞠「なっ!?」

蛍「この中で一番悟りを開いてるっぽい人は…」

小鞠「ま、まさか…そんな…かず姉が?」

蛍「そうです!先生!あなたが犯人です!!!」

一穂「なっ!?」

                   !            よ
                  |            く
   , -―- 、   , -―-、   |        ス   な
  / _,二 |   | 二_ i   !        ル   い
  ヽ.__.ノ ,,;;,,ヽ___ ノ   |    ダ   |
                  |    メ   は
        __          |    だ   よ
       i´.__.`!      |    ぞ   く
;;;,,     ヽ__.ノ     /     お    な
ヽ;;;,,              /ヽ ._       い
\\;;,,    ー――   // ̄  )
\\`          ´.// ̄ ̄|

れんげ「でも、動機がないのん!」

小鞠「そ、そうだよ!私はかず姉を信じてるもん!」

蛍「私知ってるんです!先生が夏海センパイのお義母さんを恨んでいた事を!」

小鞠「なっ、なぁ!?」


蛍「最近、先生の冬眠時期が近くなってきたせいで、先生の睡眠時間が長くなってきました…」

蛍「そのために授業はおろそかに…夏海センパイの成績は落ちる一方…」

小鞠「そ、そういえば…その件で、もうちょっと夏海に勉強を教えてくれって…かず姉を家に呼び出して…」

蛍「ええ、お説教を毎日していました!盗撮カメラで私も毎日見ていたので知ってるんですよ!」

高木「な、なんだってー!?」

一穂「ふっ。まだまだだね。ほたるん」

蛍「え?」

一穂「だったら夏海じゃなくて、夏海の親…雪子さんを直接殺せばいいじゃん」

小鞠「そ、そう言われると…」

蛍「ふふっ。騙されませんよ先生!」

一穂「え?」

蛍「先生はお義母さんを恨んでました。でも普通に殺しただけじゃ面白くありません…」

小鞠「ま、まさか…お母さんを悲しませるために…娘を?」

蛍「そうです!バカな子ほど可愛い!だから夏海センパイを殺したんですね!あなたは!」

れんげ「な、なんですと!?」

小鞠「そ、そんな…信じていたのに…」

一穂「え?何でウチって空気なの?ち、違うよ。ね、ねえ刑事さん?」



高木「言い逃れできませんよ。防犯カメラに蛍ちゃんの犯行シーンが一部始終映っていたのですが、これもあなたの偽装だったんですね?」

高木「生徒に罪をきせようとするなんて、教師として最低です!」

一穂「ち、違っ」

 
………


蛍(暴れた先生を高木刑事と数名の警察が連れて行った…)

れんげ「…姉ねぇ…」

小鞠「れんげ…」

蛍「三人になっちゃいましたね…」


蛍「でも、大丈夫です。これからは私と小鞠センパイがアダムとイヴのように頑張って生きてけば!」

小鞠「蛍…」

れんげ「ウチもいるのん!」

蛍「じゃあ、れんちゃんは子役ね」

れんげ「頑張るのん!」

蛍(そして、私達は幸せに暮らしたのでした)


蛍(めでたし、めでたし)



       終わり


------------------------------------------------------


楓(駄菓子屋)「なんだこれは?」

夏海「どうだったでしょうか?分校チームによる自作映画上映会は」

楓「いや、忘年会で見るような内容じゃないな」

れんげ「ウチも頑張りましたん!」

夏海「ちなみに兄ちゃんが台本書いたんだよね~」

兄「」フフン

このみ「すごいね!みんなでビデオ撮影したの?」

小鞠「うちにビデオカメラがあったから、それで撮影したんだ」

蛍「うぅ…」

このみ「あっ、蛍ちゃん良いノリしてたよ。グッジョブ!」

蛍「い、いやああああ、死にたいーーーーー」


楓「…なんで、あいつはああなってるんだ?」

夏海「ビデオ撮影の時はアグレッシブほたるんになって、楽しくやってたけど」

小鞠「終わった後、急に恥ずかしくなったらしいんだよね…」

蛍「いやあああ、誰か殺してー」

夏海「姉ちゃんのパンツかぶって笛舐めてる時なんて、ノリノリだったくせに」

れんげ「何も言ってないのに、自分からこまちゃんのパンツをくんかくんかして凄かったのん!」

一穂「いやー、迫真の演技だったよねー」

蛍「いやあああ、言わないでーーーーセンパイに変な所見られたーーーーうわあああん」

小鞠「大丈夫。気にしてないって。ちょっと恥ずかしかったけど、笛とかパンツとかちゃんと洗って返してくれたし」

蛍「いやああああああ」

一穂「はいはい。じゃあ次の出し物に行こうか」

このみ「ふふふふ。次は私達の番だよ!ひかげちゃん!」

ひかげ「え……あれやんの?」

このみ「高校生チームによる出し物…『ひかげちゃん一発芸特集!』」

このみ「さあ、後は任せたよ。ひかげちゃん!」

ひかげ「お前はやらないのかよっ!!というか打ち合わせと違うぞ!」

れんげ「駄菓子屋、映画どうだったん?どうだったん?」

楓「つまらんかった」

れんげ「…そうなん…」シュン

楓「でも、演技はよかった。よく頑張ったな」

れんげ「うん、頑張ったのん!みんな頑張ったのん!」


楓「だが、ああいう内容は止めろ。人が死ぬとか簡単にやったらダメだ」

れんげ「?」

楓「今度やる時は、みんなが思わず笑顔になるようなのを作れ。いいな?」

れんげ「駄菓子屋は注文が多いんな」

楓「うっせえ」

れんげ「でも、わかったん!今度はみんながにこにこっになるのを頑張るん!」

楓「ああ、頑張れよ。れんげ」

れんげ「うん♪」

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