切嗣「宝具が冷凍マグロ限定だと!?」(163)

切嗣「…なんだこれは…」

アイリ「見ての通りマグロだけど」

切嗣「そんな事を訊いているんじゃあない」

切嗣「どうして置いてあった筈のアヴァロンが」

切嗣「一本釣りした冷凍マグロに変わっているのかと訊いているんだ」

アイリ「今回の聖杯戦争で使用してよい宝具は冷凍マグロだけなのよ」

切嗣「なんという事だ…」

アイリ「そろそろ時間よ、サーヴァントを呼ばないと」

切嗣「もうやる気無いよ」ブツブツブツブツブツブツ

デチューン

セイバー「問おう、あなたが私のマスターか」

切嗣「血気盛んで結構なことだ騎士王様」

セイバー「む、何ですかそのいい方は」

切嗣「君が持っている剣を見てみるんだ」

セイバー「えっ、何でですか」

切嗣「いいから」

セイバー「はあ、風王結界解除」フォォ

セイバー「な、何じゃこりゃあっ」

アイリ「マグロよ」

切嗣「マグロだね」

舞弥「マグロですね」

言峰「何だこれは」

アサシン「マグロですね」

言峰「見れば分かる」

言峰「ただどうして冷凍マグロがお前の周りに79個も散らばっているのか」

言峰「私には到底理解しかねるね」

アサシン「今回使用していい宝具はマグロだけなんで」

『うわあああああっ我の、我の宝具があああああっ』

言峰「な、何事ですか我が師よ」

時臣「困った事に王の財宝からマグロしか出てこないんだ」

AUO「我はこれからどうやって暮らしていけばいいんだ」

AUO「上書き保存になってるから永遠に宝具がマグロのままだ」

時臣「甚だ遺憾」

言峰「推移を見守りたい」

雁夜「なあバーサーカー」

バーサーカー「■■■?」

雁夜「なんでお前マグロ抱えて出て来たの?」

臓硯「今回使用していい宝具はマグロだけなんじゃ」

雁夜「そうなんだ、まあバーサーカーは強いから大丈夫だよな」

臓硯「ごもっとも。ところでバーサーカー、そのマグロくれ」

バーサーカー「■■■!?■■■■!■■■■!!」ブンブン

雁夜「イヤイヤをするな!」

臓硯「わしらはここ最近マグロにありついてないんじゃ!」

バーサーカー「■■■!」スタコラ

臓硯「に、逃げるな!」

ケイネス「………」モグモグ

ランサー「………」ムシャムシャ

ソラウ「………」パクパク

ケイネス「なんだ、その」

ケイネス「寿司って結構美味いものだな」

ソラウ「一瞬の迷いも見せず捌いてよかったわ」

ランサー「あの動きなら私よかソラウ殿のが戦闘に役立つのでは」

ケイネス「あいつ夫婦喧嘩の時私の水銀スライムちゃんをワンパンで機能停止にまで追い込んだんだ」

ランサー「どうして私を呼んだんですか?」

ケイネス「だって呼ばないと聖杯戦争にならんし…」

ソラウ「え、何の話です?」

ケイネス「なな、何でもないんだ美人のソラウ」

ランサー「何でもないんですよ、び、美人?のソラウ殿」

龍之介「ククッ、こうしてハラワタァかき混ぜてェ…」グシャッグシャッ

龍之介「うわぁ…すっげえ、綺麗だ…」パァァ

龍之介「マグロの解体、思ったより手間取ったけど苦労した甲斐があったってもんだ」

龍之介「いただきま…」

ドゴォーン

キャスター「………」

龍之介「………」

キャスター「何者なるや」

龍之介「雨竜龍之介っす、マグロとか魚介類とか好きです」

キャスター「よろしい」

龍之介「あ、自己紹介になったんだ…」

キャスター「マグロというものには鮮度があります」

龍之介「そうだね」

キャスター「ここに函館の朝市で仕入れてきた本マグロがあります」

龍之介「Cooooool!超クールだよあんた!」

龍之介「俺はあんたに着いて行く!」

舞弥『ああ、いけませんマダム、切嗣の部屋で、こんなっ』

アイリ『舞弥さん、私もう抑えられないのよ』

舞弥『や、やめて…!そこは…!』

ウェイバー「………………」ペラッ  ペラッ

グッパオォン

ウェイバー「うわああああっ!?」

ライダー「よっこらせ」

ウェイバー「あ、ありのままに今起こった事を話すよ!」

ウェイバー「百合小説に夢中になっていたらマグロにまたがった筋肉なオッサンが出て来た」

ウェイバー「頭がどうにかなりそうだ!アラララライ!」

言峰「さて、選ばれし1人のやたら筋肉質なアサシンよ」

筋肉質なハサン「ハッ」

言峰「時臣氏の家襲撃してきて」

ハサン「よろしいのですか?遠坂時臣とは同盟関係に」

言峰「そこは考慮しなくていい」

言峰「例えアーチャーが現れたとしても君なら恐るるにたらん」

ハサン「御意」

遠坂邸 庭

ハサン「他愛ない」

ブォンッ!

ハサン「ぬおっ!?」ヒョイッ

ハサン「これは………!マ、マグロ!」

ハサン「近くにサーヴァントが!」

AUO「人ん家の庭に勝手に入るなんて言語道断だ!」

ハサン「ひいっ、ア、アーチャー」

AUO「食らえ!王の財宝を!」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン

ハサン「ぐわあああああっ沢山のマグロがあああああっ」

ハサン「普通に避けれるけど危ない!危ない!」

AUO「ふはは、ほれほれまだまだあるぞ」ヒュンヒュンヒュン

ハサン「や、やめてくれ!マグロを人に向けて撃つなって習っただろ!?」

AUO「我がルールだ!我が学校だ!!世界の歪みを駆逐する!」ヒュンヒュンヒュンヒュン

ハサン「くっ、一かばちかだ!」

ハサン「元同僚だったマグロを渾身の力でたくさん投げてやる!」

元ハサン(えっ)

ハサン「オラオラオラ!」ブォンブォンブォンブォン

元ハサン達「う、うわああああああっ」ヒュー

AUO「ふはは、無駄無駄無駄!」ヒュンヒュンヒュンヒュン

ハサン「やったなこいつめ!」ブンブンブンブン

AUO「懐かしい!このような戯れ合いは久方ぶりだ!」

AUO「久方ぶりどころかマグロ合戦など初めてだ!」ヒュンヒュンヒュンヒュン

ハサン「くっ、少し楽しくなってきた!」ブンブンブンブン

AUO「ふははははは!興じさせるではないか!」ヒュンヒュンヒュンヒュン

ハサン「うおおおおおおっ」ブンブンブンブン

『こらーっ!!』

AUO、ハサン「!?」

???「食べ物を粗末にしちゃあ駄目でしょうが!!」

ハサン「な、何者だ!?」

凛(幼女期)「遠坂時臣の娘である私の言う事が聞けないの!」

AUO、ハサン「は、ははーっ!」

凛「分かったらさっさと片付けてちゃんと持って帰りなさい!」

AUO「は、はい…」シュン

ハサン「すみませんでした…」シュン

AUO「…拾うか…」ヒョイ

ハサン「…そっすね…」ヒョイ

AUO、ハサン「………」ヒョイヒョイ


アナウンサー「次のニュースです」

アナウンサー「なんか爆風が凄まじいから見に行ったら大人2人がマグロ合戦に興じていました」

イリヤ「物騒な世の中ねお母様」モグモグ

アイリ「そんなもんよ世の中なんて」パクパク

切嗣「3歳児が何を言うんだ」ムシャムシャ

舞弥「マグロおいしいです至福です」ガツガツ

セイバー「しかし城でのんびりマグロなどつついていていいのですか」ガツガツガツガツガツムシャムシャムシャムシャパクパクモグモグモグガツガツガツ

切嗣「お前はつつくんじゃなくて1匹をマンガのように食べきるだろ」

セイバー「そ、それはそうなんですが」

セイバー「私が言おうとしているのは聖杯戦争のことですよ」

切嗣「今回はパス、やる気出ない」

アイリ「5次になったら本気出すわ」

セイバー「え、ええええ…」

切嗣「いいじゃないか別に」

セイバー「いい訳ないじゃないですか!」ガタタッ

アイリ「あらセイバー、ほっぺにマグロの破片が付いてるわよ」ヒョイパク

セイバー「…っ///」カァァ

切嗣「…」イラッ

切嗣「とにかくセイバーはマグロ食うだけで一日が終わるんだから」

切嗣「それだけで願ったり叶ったりだろう騎士王様」

セイバー「それもそうですね」ケロッ

イリヤ「えー…」

舞弥「マグロおいしいです至福です」モグモグモグモグ

切嗣「舞弥、それは僕の分だ」

舞弥「マグロおいしいです至福です」モグモグモグモグ

切嗣「舞弥」

舞弥「マグロおいしいです至福です」モグモグモグモグ

セイバー「しっかしこんな大量のマグロはどこから」

切嗣「教会からクール便で…」

間桐の家

桜「………え…」

桜「な、なにこれ…」

ウゾウゾウゾウゾウゾ

桜「虫倉の虫が全部マグロになってる…」

ザバァーン

桜「!?誰!?」

バーサーカー「■■■」テヲフリフリ

桜「バーサーカー!どうしてあなたがマグロの海の中に?」

バーサーカー「■■■」ゼスチャーゼスチャー

桜「なるほど、おじさんとおじい様に追われていたからやむを得ず虫倉に飛び込んだのね」

バーサーカー「■」コクコク

桜「そして宝具のせいで虫が全部マグロになったと」

雁夜「な、なんだこれは!?」

臓硯「わ、わしの蟲倉がマグロ倉に!」

桜「うわっいざ入るとこいつら全員生きてるのが分かるわ」

バーサーカー「■■■」コクコク

雁夜「ど、どうするんだ爺さん!間桐のアイデンティティーが!」

臓硯「落ち着け息子よ!」

臓硯「何ら問題ははない!間桐の魔術は今日からマグロ魔術じゃ!」

雁夜「それはどうでもいい!今はとにかくマグロを食おう!」ガツガツ

桜「ダイレクトで食べるんですねおじさん…」

龍之介「競りって楽しいね旦那ぁ!」

キャスター「そうです!最高にCooooooolなのです!」

キャスター「マグロの素晴らしさは是非冬木の皆さまにも知っていただく必要があります」

龍之介「またなんか面白そうな事するんだね?!Cool!Cooool!!」

未遠川

キャスター「アーーーーッ!龍之介ェ!最高のCoooolを今お見せしましょう!」

龍之介「期待してるぜダンナぁぁぁ!」

キャスター「ブツブツ…」ゴゴゴゴゴ

商店街

ライダー「まさかヘタイロイの連中が全員マグロになっとるとは」

ウェイバー「その話と僕が女装カフェで働いてる事がバレた事となんの関係があるんだよ」

ライダー「…!川、だな」

ウェイバー「おい!」

セイバー「キャスターが何かしようとしてますよアイリ」モグモグ

アイリ「お弁当(ただしマグロ料理)でも食べながら見守りましょう」モグモグ

キャスター「お久しぶりですジャンヌうううううう!!」フリフリ

セイバー「私はジャンヌじゃないですがご無沙汰してまーす」フリフリ

キャスター「今、再び我らは救世の旗を掲げよう。
 見捨てられたるものは集うがいい。私が率いる、私が統べる
 我らマグロ愛好家達のマグロ愛は、必ずや神にも届く。
 おお、天上の主よ、私はマグロを以てマグロを讃えよう。
 マグロなるマグロよ、マグロなるマグロよ
 我らはマグロより引きずりおろす。アァーッ!マグロ!マグローッ!」

ランサー「くっ、つまりどういう事を言っているんだキャスターは!」

ライダー「いやあ、『マグロが好きです』と言っているんじゃあないのか」

バーサーカー「■■■」コクコク

ザバァァァァァアン

ランサー「ム、あ、あれは!」

ライダー「なんと巨大な…!」

セイバー「マグロですね」

バーサーカー「!Arthur!Arthur!」ピョンピョン

セイバー「おや、ランスロットではありませんか奇遇ですね」

バーサーカー「救う事をしなかった…(重低音)」

セイバー「!?」

バーサーカー「Arthur!Arthur!」ピョンピョン

セイバー「な、何だったんでしょう今のは」

攻撃手段マグロしかねぇんじゃヘラクレスのとっつぁん倒せねえじゃねえか

>>118
何回か倒さないと死なないってのも宝具扱いだから殺されて2回目以降はバサカはマグロになる

龍之介「すげえ!すげえよ旦那ぁ!!」

龍之介「主はいませりっ!!」

龍之介「主はいませりいいいいいい舞弥「マグロおいしいですよね至福ですよね」

龍之介「えっ?」

舞弥「マグロおいしいです至福です」スタコラ

龍之介「な、何だったんだ今のは」

龍之介「気を取り直してもう一度」スゥゥー

龍之介&切嗣「「主はいませりいいいいいいいいいいいいいいい!!」」

龍之介「うわっ、なんなんだオジサン」

切嗣「すまない、僕もマグロが好きなもんで取り乱してしまったんだ」

だいぶ疲れてきたからマグロFate短編をポロポロ書いてくよ

士郎「時にセイバーよ」

セイバー「どうしました」

士郎「どうして慎二のやつは最近うすら笑いを浮かべながらハンマー投げの要領でマグロをブン投げてるんだろうな」

士郎「しかも学校のグラウンドで」

セイバー「………」

士郎「お、おいどうして黙っちゃうんだよ」

セイバー(言うまい…何も言うまい…)

士郎「ところでお前の言うアヴァロンってマグロの事なの?」

セイバー「ど、どどどこ情報ですか?」キョロキョロ

士郎「いやこの前爺さんがいってた」

セイバー「騎士の誇りにかけて許さんぞ切嗣うううううっ」ドドドドド

士郎「ま、待って!待って!」

主は今競りいいいいいい!

桜(成長済み)「そういえばセイバーさん」

セイバー「はい、なんでしょう」

桜「前の聖杯戦争ではどうやって聖杯を破壊したんですか?」

切嗣「いやあ、なかなかどうして愉快な破壊方法だった」

桜「?」

――第4次聖杯戦争

切嗣「セイバー、令呪を以て命ずる」

セイバー「はあ」

切嗣「宝具、マグロを以てマグロを破壊しろ」

切嗣「重ねて命ずる」

切嗣「マグロをマグロでマグロっぽくマグロで破壊しろ」

セイバー「ま、マグローーーーーーッ!!」ドォォン


切嗣「そんで聖杯からは大量の新鮮ないくらが」

桜「うわぁ」

セイバー「……最後に、一つ、伝えなければ……」

士郎「……ああ。どんな……?」

セイバー「シロウ――」

セイバー「マグロを、愛している」 スゥ…

士郎「……ああ。本当にあいつらしい」

>>148
クスっときた

>>146は「やめろーっ」と「マグローッ」をかけています

>>145
クスっときた
だいぶネタが切れたのでそろそろ止めます
面白いと感じてくださった方々、ありがとうございました。
俺はまぐろよりはまちのが好きです

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