わたし「人類が衰退して幾星霜。地球はすでに妖精さんというキュートな新人類のものだったりします」
わたし「わたし達、人間が地球を支配していたのも過去のお話。現在は順調に衰退中で、その内呆気なく滅びる運命にあります」
わたし「衰退しつつある人間と、勢力拡大中の妖精さんの間を取り持つ職業が、国際公務員……調停官です」
わたし「調停官の役割は既に述べた通りのものなのですが、近年では言えば何でもしてくれる便利屋程度にしか思われていないようです」
わたし「まあ、平穏気ままで遊んでばかりの妖精さんとの間にトラブルなんて滅多にありませんしね」
わたし「ただし、妖精さん絡みのトラブルは頻出しております。わたし、嘔吐したり飢餓に苦しんだり水分不足で死に掛けたりもしました」
わたし「実際のところ、調停官という仕事は大変なハードワークなのです」
わたし「そんなわけで、今日はお休みをいただきました。早速、今日はこれをしてまったり過ごしましょう」
>>5
びっくりするほどユートピア
わたし「あ、これなんて良さそう」
> 「びっくりするほどユートピア!」 とは、気分がふさぎ込んでいる時、落ち込んでいる時に、
>自分のお尻を両手でバンバン叩きながら白目をむき、
>ベッドを昇降しながら大声で唱えると気分が晴れやかになり、
>部屋にたまっている女の悪霊も退散して幸せになれるという、ありがたいおまじない。
わたし「別に気分が塞ぎ込んでもないし、落ち込んでもいないですが、普段と違うことをするのも悪くないかも」
わたし(そんなわけないだろ、と脳内ツッコミが鳴り響きますが、わたしはあえてそれを無視するのでした)
わたし「……び、びっくりするほどゆーと」
ガチャ
助手「……」
わたし「ぴぁぁ~……」
助手「……」
わたし「え? 何してるのかって? ……ちょっと霊を追い払おうと思いまして」
わたし(見苦しい言い訳でした)
助手「……」
わたし「あ、そうそう。その本に書いてある事をやろうとしていたんです。どうです、ご一緒に?」
助手「……(うなずく)」
わたし(何故やろうと思ったのか、助手さんの心が時々分かりません……)
わたし「でもびっくりするほどユートピアって叫ばないと駄目なんですよ。助手さん、出来ます? まだ言葉は厳しいんじゃないですか?」
わたし(さり気無くやめる方向に持っていこうとしますが、助手さんはやる気に満ちた表情でベッド(わたしの)の上にあがります)
助手「……」
わたし「ていうか、いやですよ? はじめて喋る言葉がびっくりするほどユートピアだなんて」
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
わたし「!?」
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
わたし「じ、助手さんっ!」
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
わたし(あたふたするわたしを横目に、助手さんは激しくベッドの上で暴れまわるのでした)
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
わたし「ち、ちょっとー!」
わたし(危機感を覚えたわたしは、助手さんに抱きついてその動きを止めます。捕まえると呆気なく動きは止まりました、が)
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
わたし「あ、あれなんで? 助手さんの口、動いてないのに……腹話術?」
助手「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピ」カチッ
わたし「……あ、それ録音機。駄目ですよ助手さん、勝手に持ち出しちゃ」
助手「……」
わたし「妖精さんグッズは危険なんですからね。無闇に触れるとエライ目に合います。主にわたしが」
助手「……」
わたし「はい、分かってくれればいいんです。助手さん、お暇なら今日一日、わたしと色んな事して遊びませんか? リフレッシュです」
助手「……(うなずく)」
わたし「結構。じゃあ今度はこれをしましょう」
>>16
助手さんを膝枕
わたし「……っと、その前に助手さん、最近耳垢を取ってないですよね」
助手「……」
わたし「え? 昨日やった? じゃあ綺麗に取れているか見てあげるから、こっちにどうぞ」
助手「……」
わたし「え? 遠慮しておく? 駄目ですよ。耳垢は放っておくと固まり、耳栓のようになってしまうんですよ」
助手「……!」
わたし「科学力衰退中の今、耳栓代わりになった耳垢を取り除く術はありません……助手さんは、まわりの音が聞こえなくなってもいいんですか?」
助手「……」
わたし「え? わ、わたしの声が聞こえなくなるのはいや……? えっ……」
助手「……///」
わたし(がらにもなく照れてしまうわたしなのでした)
わたし「さ、さあ助手さん。それはともかくとしてこっちにどーぞ」
わたし(気を取り直して、わたしは助手さんに膝枕をしてあげます。右手に耳かきを装備済み)
わたし「動くとクシザシです」
助手「……!?」
わたし「痛かったら手をあげるなりして下さいねー」
わたし(ジョシュサンのミギミミを攻略します。先の見えないダンジョンは、松明必須でした)
わたし「う、うーん。よく見えない」
わたし(それでも手当たり次第に耳壁にゴツゴツぶつかりながら丹念に調べていくと……)
助手「……!」ビクッ
わたし「わっ」
助手「……」
わたし「え? ちょっと痛かった? ごめんね、ちょっと痛いのは仕方ないんです」
わたし(助手さんがピクピク震えるのを無視して、耳壁にこびりついた耳垢をゲットします。そしてリリース)
助手さん「……///」
わたし(耳垢が落ちる時の『ごそり』とした音は助手さんの大好物なのです)
わたし「さー、次は反対です」
助手「……」ゴロ
わたし「あっ」
助手「……?」
わたし「な、なんでもないです。じゃあ、早めに終わらせましょうね」
わたし(助手さん、わたしのお腹凝視中……かは分かりませんが、変に意識してしまって手元が狂いそうになります)
わたし「あー、結構溜まってますね」
わたし「一気に(耳垢を)抜いて、すっきりさせてあげますね」
わたし「ん、もうちょっと奥までいけそう? 痛い? 我慢してください、あとちょっとで気持ちよくなりますから」
わたし「こうやって(耳壁を)擦ると気持ちいいでしょ? わたし、暇なときに(耳かきで耳の中を無意味に)擦ったりしてるんです」
わたし「気持ちいい? 助手さん、気持ちいい? え、もっと早く? もう、あんまり早すぎると(耳の奥まで)いっちゃいますよ?」
助手「……!」ビクビクッ
わたし「ほらほら……あんまり動くから、ちょっと(耳かきが奥まで)いっちゃったでしょ」
わたし「……はい、おしまい。じゃあ耳垢も取れたところで、今度こそお出かけしましょうか?」
>>30
ここで登場妖精さん
妖精さん「どもー」「ごぶさたです」「まー、きのうあったばかりですが?」「そーだっけ?」
わたし「こんにちは。昨日は会ってないですよ」
妖精「そーだた」「きのうあったのは、きのうのにんげんさんだ」「ひとはいちにちでかわりますゆえ」「あー、ごふんまえのじぶん、いまのじぶんとおなじとはかぎりませんしなー」
わたし(何か難しいことを言い出したので無視します)
わたし「それで今日はどんな御用で? もしよければ、わたし達と一緒に遊んだりしませんか?」
妖精さん「ごよう」「ぼくら、なにもわるいことしてませんが……」「えんざいかも」「むしょにぶっこまれる?」「それもまたいっきょうかと」
わたし「暇そうなので、一緒に遊びましょうか」
妖精さん「いいね」「ないすあいでぃあ」「ぼくらひまらしい」「あー、はたらいてもないし?」「むしょくだむしょく」「なにものにもそめられぬ」
助手「……」
わたし「え? 妖精さんに頼んで遊ぶのに必要な道具を作ってもらう……? だ、大丈夫ですかね」
わたし(絶対確実100%大丈夫ではないと思いますが、助手さんのキラキラした目力にわたし、敗北)
わたし「妖精さん妖精さん、とっても楽しくて危険度皆無で危ない目にあわず、トラブルにならない、しかもデンジャーじゃない道具を作ってもらえます?」
妖精さん「ちゅうもんおおし」「むつかしいですな」「てきとうにつくってごまかす?」「ないすあいでぃあ」
わたし「だめー!」
完成したものは
>>38
バイブ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!
わたし「み、見覚えある物体がっ」
妖精さん「きけんはないとおもわれ」「じばんくだくいきおい」「あ、それしゅうせいしたかも?」「じゃあだいじょぶ」「もんだいなし」
わたし「問題大有りですよこれはー!!」
妖精さん「ぴーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
わたし(大声に驚いた妖精さんが四散していきます。何人か残っていますが、例のまるまり状態です)
ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
わたし「まあ……家の外に置いてあるのは幸いですね」
助手「……」
わたし「え? あれはなに? 助手さん、世の中には知らない方がいいこともあるんです。あれはその類と思っていただければ」
助手「……」
わたし(窓から身を乗り出して、巨大バイブを眺める助手さん。なんだかほんわかする光景です(対象がバイブじゃなければ))
助手「……」ピッ
わたし「ちょっ」
ゴギュルルルルルルルルゥゥゥッッ!!
ゴリュルルルルルルルゥゥゥゥ……ン…………
わたし「お、おさまった……駄目ですよ助手さん、考えもなしに変なボタンを押しちゃ」
助手「……」
わたし「え? 男には押さねばならぬ時がある? そういうもんなんですかね」
わたし(ともあれ、大人しくなったのであれば好都合です。この間にさっさと遊びにいきましょう。トラブルに巻き込まれる前に)
バイブ「ち、ちょっとそこのお嬢さん」
わたし「あ、はい?」
バイブ「私はバイブレーター。旧文明において、人間のメス豚の性欲を発散させる為に存在していた機械です」
わたし「はあ」
バイブ「最近、如何お過ごしで?」
わたし「というと」
バイブ「もう最近忙しくて、手もまわ」
わたし(何か言い出しそうだったので、窓から身を乗り出して倒しました。ガコン、と音を立ててバイブさんは動きを完全に止めます)
助手「……」
わたし「え? あ、ごめんなさい助手さん。重いですよね。のしかかってしまって申し訳ありません」
助手「……」
わたし「え? なんか柔らかかった? 気のせいじゃないですか、あのバ……機械、結構硬かったですよ」
助手「……」
わたし「そうじゃない? うーん……ま、いいんじゃないですかね」
わたし(せっかくのお休みをあんなのに邪魔されるのは御免です。早くあれから離れなければ)
わたし「助手さんは行きたいところとかあります? ちょっとの遠出なら、わたしがお弁当ぐらい……作れるかも」
助手「……」
わたし「え? >>48?」
鳥取砂丘
わたし「とっとりさきゅう?」
助手「……」
わたし「あー、鳥取砂丘。聞いたことはありますよ。でもちょっと……ていうか、かなり遠いですよね」
助手「……」
わたし「どうしても行きたい? うーん、わたしとしても助手さんのご期待に応えたいところではあるんですが」
わたし(普通に行くと休日が移動だけで潰れます。っていうか、まず到着しません)
わたし「うーん……」
妖精さん「おなやみ?」「かいけつよこぴーすしますが」「さきゅう、すぐそこです?」
わたし「妖精さん……」
わたし(絶対良くない事が起きます。でも、助手さんのお願いなのだから、多少の良くない事は我慢するしかないのです)
わたし「鳥取砂丘に行きたいんです。なんか、こう……気軽に鳥取砂丘とここを行き来出来るようなものありません?」
妖精さん「あー……」
わたし「って無理ですよね。ちょっと調子にのっちゃいました」
妖精さん「どこでもどあー」
わたし「でた!」
わたし「いい加減に……ひゃあ!」
わたし「……んっ……だめぇ……」
わたし「あっ……んあっ……」
わたし「あぁ…」
たわし「ごしごし」
わたし「い、いたいですぅ…」
わし 「しこしこ」
わたし「ドアをくぐると、そこは荒れ果てた砂場でした」
助手「……」
わたし「助手さん、気をつけて下さいね。目に砂が入ると危ないですから、ゴーグルもつけて」
助手「……」
わたし(長らく放置されていた砂丘は荒れ果てていました。機械の残骸やら、動物の死骸が転がっています)
助手「……」
わたし「そうですね、ここでお弁当を食べると砂まみれに……」
わたし(オマケにすごい砂嵐。念のためにゴーグルとマスクを装備していますが、服の中が大変なことになっています)
わたし「身体中に叩きつけられる砂が痛い……」
助手「……」
わたし「え? せっかく来たんだから何かしたい? 助手さん……わたしは一刻も早く帰りたいです」
わたし(男の子の気持ちは分かりません。この砂嵐でテンションがあがっているのかもしれません)
わたし「じゃあ一個だけですよ。それをしたらおさらばしましょう」
わたし(言いながらドアに振り返ると、わたしの部屋が砂まみれなのでした。憂鬱な気分になりながら、助手さんのやりたい事を聞きます)
>>60
植林
助手「……」
わたし「……え、植林? ちょっと規模大きすぎません? もう防風林は必要ないと思いますけど……」
わたし(人っ子ひとりいません。あ、白骨化した元人ならいましたけど)
助手「……」
わたし「どうしてもやりたい? 困りましたねえ。この砂嵐の中で植林……。大変そう。あぁ、砂が痛い。耳掃除もしないとだめかも。やだなー」
わたし(わがまま女発動。しかし、助手さんは一歩を引いてくれません)
助手「……」
わたし「え? なんです、わたしを指差して? ん、後ろ? 後ろになに……わあっ」
わたし(助手さんの指が示す先を目で追うと、そこには無数の人影がありました。まるで壁です。その中央付近に、赤い髪の大男が見えます)
???「――見よ我が無双の軍勢を!」
???「肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』に召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の植林者たち」
???「時空を超えて、我が召還に応じる永遠の朋友たち」
???「彼らとの絆こそ我が心のゆとり!我が植林道! イスカンダルたる余が誇る最強宝具──」
???「――『緑の軍勢』なり!!」
わたし(すごいのがきました)
???「おう、小僧。貴様が余を呼んだのだな?」
助手「……(うなずく)」
わたし「え、え、え……どういう?」
???「この地に人の足が踏み入ったのは実に数世紀振りだ。いつになったら植林活動を再開するのかと不安になっていたところだ。はっはっは!」
わたし「いっ、いたいっ」
わたし(豪快に笑いながら、大男は何故かわたしの背中をバシバシと叩きます。このひと、わたしにがて……)
助手「……」
???「ん? うむ、そうさな。手早く植林を済まさねば、この娘の肺腑が砂に満たされて窒息してしまう。ではやるか」
わたし「あ、ああ……だから背中を叩いて砂を吐き出させようと?」
???「考えすぎだ」
わたし「あ、はい」
助手「……!」
???「応ッ! やるぞ小僧、我が軍勢が総力をあげて、この地に豊かな森林を創り出してみせよう。ほれそこの娘、貴様はそこのテントで休んでいろ」
わたし「い、何時の間に……でもせっかくなのでお邪魔します」
わたし(なんか助手さんが張り切っていますし、大男も悪いひとではなさそうです。わたしはトラブルから逃れるかのように、テントにもぐりこむのでした)
わたし「……はぁっ、もうだめ。すでに巻き込まれてる。わたしの休日、返してゃっ!」
わたし(座り込もうとした刹那、首元を猫のように掴まれてテントの外に引っ張り出されます)
???「出来たぞ小娘。改心の出来だ」
わたし「……え、早くないですか?」
わたし(が、果たしてそこに広がる光景は美しい森林。岩肌にコケが生え、ファンタジックな昆虫達が空を飛んでいます)
わたし「……早過ぎる」
助手「……」
わたし「え? 思ったより早く出来てよかった? いや、わたしが目を離して10秒も経っていませんよ?」
助手「……?」
わたし(何言ってんだこいつ、という風に見られます。ああ、分かりました。これは童話災害の一種です。それか、ドリーム。夢なのです)
わたし「わぁい、空気がおいしー(棒)」
???「はっはっは! 実に素晴らしい森林だ! これを我らが心象風景としてしかと胸に刻もう」バシバシッ
わたし「い、いたいっ! だから何でぶつんですか!」
???「この森こそが我らを繋ぐ絆よ。小僧、小娘、再び合間見える日を楽しみにしているぞ」
わたし「……お断りします」
わたし「ふー」
わたし(緑の軍勢が宴を開始したのを見計らい、わたしは助手さんを連れて自室に退避します。どこでもドアは妖精さんに返品しました)
助手「……」
わたし「え? 楽しかった? そうですね、話してみれば結構楽しい人達でしたね。わたし、愛想笑いのしすぎで頬の筋肉が痙攣しちゃってます」
妖精さん「まんきつしました?」「じつにもりもりしいかおり」「たまらんにおいですな」「ちょっとこけくさいかも?」
わたし「妖精さん、あんな軍勢出したら駄目ですよ。近所に住む人達がびっくりしちゃいますからね」
わたし(童話災害を馬鹿にしてはいけないのです。近所に誰か住んでいるとは思えませんけれど)
妖精さん「いたくはんせいしております」「しゃざいのことばもありませぬ」「どげざしてゆるしてもらおう」「このねっされたてっぱんのうえで」
わたし(熱されていない鉄板の上で土下座する妖精さんを微笑ましく眺めながら、わたしは次の行動について思案します)
わたし「助手さん、今度はもうちょっと綺麗で落ち着きあるところに行きたいと思いません?」
助手「……」
わたし「そうですよね。さっきの森も綺麗でしたけど、わたし、もっと静かな場所がいいです」
妖精さん「じゃー、このどあくぐるといいかも」「おもったばしょにいけますのでー」「しんそうしんり、みやぶります?」
わたし「今度はわたしが開けます。心の綺麗なわたしが開ければ、ドアの向こうな美しき世界なのです」
ふしぎなドアの先には――>>75
巻き毛
わたし「さあ、御覧なさい助手さん。これがわたしの心象風景」
わたし(自分でも意味不明な言葉を紡ぎながら、ドアをあけると――)
巻き毛「あ、あれ? お姉さん……え、あれ。でもさっき外に出て行って……あれ、服もちがう?」
わたし(そこには若き日の巻き毛の姿があったのでした)
巻き毛「なんか大人っぽく……んん?」
わたし(ああ、これは自立しておらず、孤独を怖れていた頃の巻き毛です。つまり、わたしがもっとも巻き毛に恐怖していた時代)
巻き毛「ていうか、その男子なんです! お姉さんのはいごをとって、いったいなにをかんがえているんですか!」
助手「……」
わたし「そんな人はいませんが?」
わたし(助手さんをそっと自室に押し返し、わたしはしらばっくれます)
巻き毛「あれ、お姉さんが入ってきたドアが消えた……」
わたし「えっ」
わたし(よ く な い こ と は っ せ い !)
巻き毛「ま、いっか。ねえお姉さん、いま、ちょうど紅茶をいれたところなんです! よければいっしょにお茶しませんか?」
わたし「それはまずいのでは……? わ、わたしが戻ってくるかも」
巻き毛「んん?」
わたし(よく理解出来ていないご様子。当たり前といえば当たり前です)
わたし「それにね、あなたは今、お勉強を頑張らないといけないと思いますよ。お茶なんてしている場合じゃないです」
巻き毛「そ、そうですね……えへへ、なんか今日のお姉さん、やさしい」
わたし(……ていうか、まだこの子は学舎時代のわたしと調停官のわたしが同じ年代の人間だと思っているんですね。馬鹿だなあ)
巻き毛「じゃあお姉さん、保健体育の実技、おしえて?」
わたし「あなたはマセた子供ですか」
わたし(子供でした。ヤんでる子供)
巻き毛「お姉さーんっ」ギュ
わたし「ああ、この感じ懐かしいなー」
わたし(でも、昔の学舎友達と出会えたことに、わたしはちょっぴり嬉しかったりもするのでした)
わたし「しかし困った。帰る方法をなんとかして探さないと」
巻き毛「か、帰る? お姉さんっ、学舎やめちゃうんですか!?」
わたし「や、やめないやめない。ちょっと……その、一時帰宅?」
巻き毛「や、やだ! お姉さん、わたしをひとりにしないでっ」ギュゥゥ
わたし「しないしない」
わたし(しようとしても、あなた自身が許さないんですよ、巻き毛)
巻き毛「ねーお姉さんっ、きょうはいっしょにおべんきょうしませんか?」
わたし「だ、だからちょっとわたしは忙しくてね? あなたは物分りの良い子だから、わかるでしょう?」
巻き毛「わかんないですっ! お姉さんが忙しいなら、わたしも忙しい!」
わたし(意味不明ですが、意地でも離れないという強い意思を感じます)
わたし「わかりました。じゃあ>>90してあげますから、それでちょっとの間でも開放してくれませんか?」
ディープキス
わたし「キスしてあげます。舌を絡ませて」
巻き毛「え、え、えええっ! お、お姉さんっ! いいの?」
わたし「も、もちろん……?」
巻き毛「こ、こころのじゅんびとか……あ、わ、わたしっ、はじめてですっ!」
わたし(わたしもはじめてです)
わたし「じゃあ、満点取れるまで教えてあげますね」
巻き毛「ぬ、濡れる……」
わたし「なにが」
巻き毛「そんなことよりお姉さん、か、かがんで……じゃないと、とどかないです」
わたし「ちっちゃいなあ……」
巻き毛「も、もうっ……お姉さんのいじわる」
わたし「口、開けてください。わたしが最初にやってあげますから」
巻き毛「ふぁ、ふぁい……」
ガラッ!!
ちょwwww
わたし「……!?」
わたし「……!」
わたし(わたし出現!)
巻き毛「お、おねえひゃん……?」
わたし「ち、ちょ、何してるんですか」
わたし「いや……分かりません」
巻き毛「……あれ? お姉さんがふたり……?」
わたし「わたしはわたしだけです。あれはそっくりさん」
わたし「そう。そっくりさんなんです。彼女の言うとおり」
巻き毛「で、でも唇の大きさとか、胸の成長ぐあいとか、目とか、身体つきとか……ほとんどいっしょ。昨日確認したから、まちがいない……」
わたし「人が寝ている隙になにを……」
わたし(もうすでにルームメイトなんですね。って、そりゃそうか。巻き毛に懐かれた当日にルームメイトになったんですし)
巻き毛「でも、りょうほうとも本物ですっ。わたしには分かるんです! たぶん、みらいからきたのかも!」
わたし「どんぴしゃ!」
わたし(とにかく巻き毛は別室に放置し、ふたりで話し合うことにしました)
わたし「にわかには信じられません」
わたし「信じてくださいよ。他ならぬわたしの言葉ですよ」
わたし「……」
わたし(沈黙ですか。この頃のわたしうざいなー)
わたし「とにかく、出ていって。ここにいられるとまた何か言われる」
わたし「そうしたいのは山々なんですけどね。帰るには、巻き毛とディープキスしないと駄目なんです」
わたし「……はあ?」
わたし「よく分かりませんが、そういう設定です。ご理解いただければなと」
わたし「わたしはいやですよ。あなたがやったらどうなんです」
わたし「いや、巻き毛の満足度を高めるには昔のわたしにやってもらうのが一番です。早くやりなさい、先輩の言葉に逆らう気ですか?」
わたし「誰のおかげで、いまのあなたが存在出来ていると?」
わたし「なにをー!」
わたし「なにをー!」
わたし(いけすかないガキです……わたしですが)
わたし「じゃあこうしましょう。キスが下手な方が巻き毛とキスする。上手な方だと、わたしなら絶対手抜きしますから」
わたし「そんなの、人生経験のあるあなたが有利でしょ。あなたなら知っていると思いますが、今のわたしは男子と付き合ったこともないんです」
わたし「安心なさい。それは未来でも変わりません」
わたし「……」
わたし(物凄く微妙な表情を浮かべるわたし。その気持ち、わかります。他ならぬわたしの気持ちなのですから)
わたし「さあ、諦めて巻き毛とキスするのです」
わたし「話が摩り替わってます。汚い女」
わたし「その汚い女はあなたの鬱屈とした学舎生活が原因で誕生したんです」
わたし「……わるいのは、わたしじゃない」
わたし「……うん、そうですね。ごめん、調子にのっちゃいました」
わたし「じゃあ、巻き毛とキスしてくれます?」
わたし「いや、その発想はおかしいでしょ。大体、未来のわたしが巻き毛にキスしてバグったらどうするんですか」
わたし「バグるのだとしたら、最初にどっちがキスするかなんて提案しないでしょ」
わたし「ほんっとーに……あなたはイヤな女ですね。そういう事ばかり覚えてる」
わたし「それはあなたもでしょ」
わたし(という不毛な討論を続けながらも、わたし達はこの討論に終わりがない事を早期に知っていました)
わたし「……疲れた。やめましょう。たぶん、終わらない」
わたし「はあ。次、クリケットなのに……もう疲れた」
わたし「あれ、地獄でしたね。いじめとしか思えませんよ」
わたし「つらいです……」
わたし「……」
わたし(わたしが本音を打ち明ける事が出来る相手も、またわたしだけ。学舎時代のわたしはずーんと沈み込みます)
わたし「……大丈夫ですよ。今は辛いかもしれないけど、今を耐え抜けば楽しい事がいっぱいです」
わたし(なにやら学舎時代の設定がチグハグになっている気がしますが、そこはまあデウス・エクス・マキナ。ご都合主義です)
わたし「他ならぬわたしが言うんです。ね、頑張って……とか、言われたくないでしょうけど、頑張って」
わたし「……うん」
わたし「じゃあ巻き毛とキスしよっか?」
わたし「しません」
わたし「……ああ、終わらないなー」
わたし「そうだ。じゃあこれで決めましょう」
わたし(そう言って、学舎時代のわたしは一冊の本を取り出します……これ、何か知ってる!)
わたし「これに書かれたとおりのことをすれば、幸せになれるとか」
わたし「いや。ならない。ならないです。未来のわたしが絶対保証」
わたし「巻き毛とキスしなかった方は幸せなままで終われるんじゃないですか? 相対的に」
わたし「考え方が暗い……」
わたし「とにかく試しましょう。これで選ばれた方は、諦めて巻き毛とディープキス」
わたし「……ちょっとまって、仮に過去のあなたが選ばれれば、未来のわたしにもディープキスをしたという記憶がのこr」
わたし「ちょっと、そうやって言い訳をホイホイ思いつくのはわたしの悪い癖ですよ」
わたし「……ぐっ、この小娘痛いところを」
わたし「その小娘はあなたですけどね」
わたし「ああ、わたしってこんなにうざいんだ。はあ、あなた……もっとフレンドリーにしたほうがいいですよ?」
わたし「じゃあ本を開きます」
わたし(無視されました。が、わたしのエンドレス言い訳を終わらせるには有効です)
巻き毛とキスをするのはだれ? >>121
二人で
俺がDK
ほん「二人でやれカス」
わたし「……」
わたし「……」
わたし「この展開、読めました」
わたし「……」
わたし「もう言い訳はやめましょう。あなたがキスすれば、わたしもキスする。絶対です」
わたし「……ちょっと待って、」
わたし「あなたの言いたい事は分かります。未来のわたしと間接キスするのがイヤなんでしょ」
わたし「そうです」
わたし「じゃあ、あなたがお先にどうぞ……っていうと、」
わたし「後でキスする方が裏切るかもしれない」
わたし「……もっと自分を信じて!」
わたし「全然信じられません」
わたし「むかつく女ですね。自分自身も信じられず、一体なにを信じるというのか?」
わたし「あなただって同じ考えでしょうが。お互い様です」
わたし「大体、あなたはそういう所が悪いんですよ。ほら、あのときとか、」
(省略されました・・全てを読むにはここを押してください)
. .  ̄ ̄
わたし「はあ、はあ……ま、この辺りが互いが納得出来る妥協点ですね」
わたし「こんなに話したの、久しぶりで喉が痛い……」
わたし「カリキュラム、遅れちゃいましたね。まあ素直にならないあなたが悪いんです」
わたし「蒸し返さないで……」
わたし(当時のわたしにとって、カリキュラムをサボるというのはあり得ない選択肢なのです。勝った。精神的には未来のわたしが圧倒的有利)
わたし「ふふ……じゃあ、公平にジャンケンで!」
わたし「二時間にも及ぶ議論の果てがジャンケン……」
わたし「仕方ないでしょ。まあジャンケンなら互いの事を知り尽くしているとはいっても、いずれは決着がつきますしね」
わたし「そうですね。未来のわたしも結構冴えてるじゃないですか」
わたし「それは勉強を頑張ったあなたのお陰です。ではいきますよ、ジャーンケーン……」
わたし「……」
わたし「……」
わたし「ちょっと、あなた心を読んだりしてませんか?」
わたし「出来るはずないでしょ」
わたし「はあっ。何でランダムに出してるはずなのに、あいこばっかり出るんでしょうか」
わたし「じゃあもうこれで決めましょう。サイコロ。12が出たらグー、34が出たらチョキ、56が出たらパー。これなら完全ランダム」
わたし「学舎時代のわたしは冴えてますね。それでいきましょう」
勝者は?(先に巻き毛とキスする方)
>>135
過去のわたし
わたし「勝ったぁ!」
わたし「あー……間接キスしちゃう。やだな」
わたし(……これ、わたしが巻き毛に二回キスした事になりません? しかも、自分との間接キス付き)
わたし「言い訳したがりの顔になってる」
わたし「はいはい……じゃあ、手筈通りに」
わたし(わたしはわたしに椅子に拘束されます。後からキスする者が逃げ出さない為の作戦です)
わたし「あなたが考えそうな事なので釘を刺しておきますが、このまま逃げてわたしだけキスさせないでくださいよ」
わたし「……安価は絶対でしょう。やりますよ」
わたし「絶対やらないでしょ。逃げる気満々です」
わたし「そこで見てなさい。わたしを信じて」
わたし「信じられん……」
わたし「……」
巻き毛「お、おねえさ……あれ、お姉さんがふたり……」
わたし(寝惚けてる……あぁ、こうしてみると巻き毛って可愛いなあ。未来のわたしだから思えるんでしょうけど)
わたし「き、き、キス……」
巻き毛「……あっ」
わたし「ほら、そこの椅子に座って」
わたし(未来のわたしと接触したせいか、発言に余裕があります。うわあ、自分と巻き毛のキスを椅子に縛り付けられた状態で見るのかぁ……)
巻き毛「お、お姉さん……わた、わたし、うれしいっ」
わたし「ん、」チュ
巻き毛「はっ……はむ、ん」
わたし「は、は、恥ずかしいっ! そこのユリップルやめなさい! 恥ずかしいっ! もういいっ、もういいから、もうやめてー!」
わたし「ん、ちゅ……れろ、ぁ……」
巻き毛「んふぅ……お、おねえさ……ん」
わたし「何ヒートアップしてるんですか……この、変態っ!(片方はわたしです)」
わたし「ぁ……し、舌、からめとらりぇ……ふ、ぅ」
巻き毛「お、おねえ……」
わたし「……頼むから、そっちの方面に目覚めないで下さいよ?」
わたし「……」
わたし(とろんとした表情で、学舎時代のわたしが頷きます。マジでやめてくださいよ? マジですよこれ。本音、ガチですよ?)
巻き毛「はぁっはっ……ゆめみたい……」
わたし「夢であってほしい」
わたし「さぁ……次は未来のわたしとディープキスを」
巻き毛「えっえ……で、でも……って、みらい?」
わたし「細かい事は考えないで。わたしのために、あの椅子に縛られている人とキスして」
わたし「ちょっ……」
わたし(学舎時代版わたしの口の端に笑みが浮かびます。ああ、その笑みは知らない。わたし、そんな笑い方は出来ない。つまり、わたしとの接触で過去が変わったのかも)
わたし「あのひとを、好きにしてもいい」
わたし「きゃー」
巻き毛「す、すきに……? あの等身大お姉さんを……好きに……」
わたし「どうぞご自由に」
わたし「ち、ちょっと待って! あなた、自分をもっと大事にしなさい! あ、こら逃げないで! ……あ、あ、し、舌がっ……舌がぁぁーっ!」
巻き毛「んむ、じゅるるっ、れろぉ……ちゅぴっ……」
巻き毛「んむっ、れろ、ちゅるるっ……れる、ちゅるるるっ……じゅびっ、ちゅるるっ……れる、ちゅっ……はぁっ」
巻き毛「はむっ……れろぉっ、ぐちゅぐちゅっ……じゅるるっ、れる、ちゅびっ、ちゅるるっ……ちゅぴっ、じゅるるるるっ……はぁ、れる、れろぉ……」
巻き毛「れろっ……れろぉっ……じゅびっ……ん、れろっ……れろ、れろ、ぉ……ん……れろっ、れろれろれろぉっ……ん、じゅ、じゅびじゅびじゅびじゅびじゅびじゅびじゅびっ!」
わたし(……ぶっちゃけありえない)
わたし(巻き毛はわたしを人形かなんかだと思っているのか、一晩中わたしの口内を蹂躙していました。舌が乾く暇もありません)
わたし(っていうか、帰りたいなあ……ああ、やっぱ思い出は思い出のままが一番です)
巻き毛「んっ……じゅうううううううっ! じゅるるるるるっ! ん、んんっ……! じゅうううううっ! んっ、じゅうううううう~っ!」
巻き毛「ん、じゅっ、じゅううううっ! ん、じゅっ、じゅっ、じゅっ、じゅっ、じゅっ、じゅっ、んっ、じゅううううううーっ!」
わたし「ひょっ……っぷは、ちょ、ちょっと待って! もういい加減にしtrg」
巻き毛「んっ……んぁ、お、お姉さんっ……わ、わらひ、もう、しあわせぇ……」
現代に戻るとかいろいろふくめてどうなったか(投げやり)
>>152
最高な展開
妖精さん登場で解決
わたしと巻き毛が現代でもレズカップルになりそのまま同性婚
毎日イチャラブレズセックス三昧のご様子
わたし(意識が……遠のく……)
妖精さん「にんげんさんは、はつきっすです?」「はつきすのあじはどんなのー?」「あまいのかも」「あまあまか」
わたし「妖精さん……巻き毛の舌、すべすべでした。初キスはいちごの味です」
妖精さん「そかー」「やはりあまそ」「ぎおんやばかった」「ふぇらぎおんのいんようですが?」「あーそれはっきん」
わたし「ふぇらってなんです?」
妖精さん「よのなかにはしらぬがよいこともあるかと」「ぼうきゃくすべきでは」「あー、そろそろおかえり」「じゃあ、ぼくらときっすします?」
わたし「……それで帰れるならば」
妖精さん「ではしつれいしてー」「めざめのきっす」「ちゅー」チュッ
わたし「んっ……んんー……」
わたし「――はっ!」
わたし(と枕から頭を上げた瞬間、わたしの顔を覗きこんでいた何者かの唇を奪っちゃいました)
Y「ぶっ! な、何をするだァーッ!」
わたし「あ、あなたこそー!」
Y「……わ、私はあんたを心配して来たんだよ。というのは嘘で、実は仕事で来ただけだが」
わたし(口元をゴシゴシ擦りながらYが言います。そう、彼女はあまり百合好きではないのです)
Y「はあ、酷い目にあった。初キスはいちごあじか……甘いな」
わたし「……」
Y「ふう。じゃあもう起きたな。私はしばらく里にいるから、また声を掛けてくれ」
わたし「ええ。気が向いたら」
Y「じゃあな」
わたし「……」ペロッ
わたし(そっと舌なめずりすると、Yの味がしたのでした)
わたし「っていうか、もうお昼(まだ昼です)かあ。しんどいですけど、休日を寝て過ごすのはイヤですね」
ベッドから身を起こしたわたしは……>>164
とりあえず散歩
わたし「気晴らしに、散歩でもしましょう」
わたし「今日は風もあって過ごしやすいです。あ、助手さんも連れてくれば良かった」
わたし「はー……このまま風に溶けて空を……はっ!」
妖精さん「ようかいします?」「まぜちゃいます?」「にどともどれぬかもですが」
わたし「い、今のは冗談です。だから、変な事も変じゃないこともしちゃだめですよね? ね? めーっ、ですよ?」
妖精さん「ならばしかたなし」「がまんのこー」「うえにはなれてますから……」
わたし「いや、あなた達は飢えないでしょうに……」
わたし(仕事抜きで妖精さんと接触するのも、悪くないかもしれません。……って、普段が大体仕事抜きで接してました)
わたし「……」
妖精さん「かぜたまらん」「いやされます」「ひーるひーる」「いやしのかぜー」「めっちゃかいふくしそうですな」「あーとべそう」
わたし(可愛いなあ)
わたし(何しようかな。なんか、平和そうなことがしたいです)
なんか
>>170
脱ぐ
よし!!!!!
わたし「あ、いけない。わたしったら寝惚けて解☆決!(横ピース)用の怪盗マントを着用してました」
妖精さん「なつかしあいてむ」「るぱんるぱーん」「いまここにー、ぼくとおなじかおのようせいがきませんでした?」「ぼくらぜんいんかおいっしょですが」「あー」
わたし「そうですね。区別付かないこともないですけど……ほとんど変わりないです」
妖精さん「やはり」「こせいないのかな」「ひつようないのかも?」「あいでんてぃてぃー、いらぬですか?」
わたし「いっ……いらぬです。妖精さんは、今のままが一番ですから」
妖精さん「そかー」「じゃあいっか」「しんぷるいずべすと」
わたし「さて、と。マントも脱いだ事ですしーこれを身体の下に敷いて……あの丘あたりでお昼寝しましょうかね」
妖精さん「あーあそこ」「かみがみがねむる……」「しんせいなるとち」「そーどとか、ささってるかも」「きはありますなー」
わたし「何の言い伝えもない平凡な丘ですよ。さ、行きましょう」
妖精さん「あいあいさー」
わたし(……って、今しがた寝るのは勿体無いって言ったのに! 仕方ない、のんびりしますか)
わたし「到着です」
妖精さん「わー」「ぜっけいですな」「ありがちいさくみえる」「だにがちいさくみえるー」「にんげんさんのかおにはってるむしも、ちいさくみえる」
わたし「ひいっ」
わたし「……あ、あら。なんだ、いないじゃないですか。もう、そういう悪戯は肝が冷えます」
妖精さん「んー?」「でもみえる」「めっちゃちいさきもの」「なんかおはだまもってるけい」
わたし「……ああ、そういうこと」
妖精さん「ひまー」「なんかつくりたいきぶん」「くりえいとしたいですな」「ぼくら、くりえいたーですから」「そうぞうしゅです」「ごっど」
わたし「……平和的なものだったら、作っても構いませんよ?」
妖精さん「じゃーつくろー」「せやな」「せやろか」「せやろ?」「せやせや」
わたそ「微笑ましいなあ」
完成したもの
>>188
わたしちゃん専用のオナニー用ディルド
妖精さん「でけた」「かいしんのでき」「おーだーめいど」「このよにふたつとそんざいせぬ」「でぃるどーです?」
わたし「ち、ちょっ。これ、これー!」
わたし(男性器そのもの!)
わたし「な、なんか造形がリアル……ち、違いますよ? 学舎時代にカリキュラムで……DVDで見ただけですからね?」
妖精さん「にんげんさんに、じゃすとさいず」「せんようです」「さっそくしようかんをー」
わたし「悪気は無いから怒れませんけど、わたし、こういうのはあんまり好きじゃないです」
わたし「……これ、ぽいしましょう」
妖精さん「もったいなー」「ごみすて」「ちきゅうはにんげんさんのごみばこです」「うみがあぶらてかてか」「うみのまものこうりつよくころすしゅだん」
わたし「うっ……わ、分かりました。じゃあ、これはちょっとそこの……岩の隙間に落としましょうね? たぶん、取れないでしょうけど」
わたし(引き攣った笑みで、おっかなびっくりアレを掴んだまさにそのとき)
ディルド「ぅ……ぉおおぅん♪」
わたし「き、きもちわるいっ!」
妖精さん「かいわきのうつけました」「さわられるとはんのうします」「ことば、おしえてあげてね?」「がくしゅーきのうつきですな」
わたし「いらない! その機能いらないー!」
そ れ を す て る な ん て と ん で も な い !
ディルド「ぅぉぉぉおん♪ ぅおんぅおん♪」
わたし「っていうか勝手に動いてますよこれっ。犬みたい……」
妖精さん「まーこういういぬもありかと」「いぬはけんといいますし」「けんはけんでも、せいしょくかつどうにつかうけんは?」「えくすかりばー」
わたし「擦り寄ってこないでくださいよ……きもちわるい」パシッ
ディルド「うおん……」
わたし「萎えた……あ、いや。あのね、そういうことじゃないですよ? なんか、元気なくなったなあって」
妖精さん「しらぬふりですか」「にんげんさんは、さいこーがくふのそつぎょーせいでは?」「ものしりはかせ」「せいにせいつうするはかせ」
わたし「し、してませんよ。知らないとも言いませんけど、わたし、苦手なんですよ……」
ディルド「うぉん……」スリスリ
わたし「やめなさい」ベシッ
ディルド「……ぅおん♪ ハッハッハッハッハ!!」スリスリスリ
わたし「ぼっ……げ、元気になった。なんでー!」
妖精さん「がくしゅーきのー」「たたかれるとこうふんしますが?」「たまらんーたまらんー」
わたし「ちょ、かう……よ、涎っ。涎で服が汚れるー!」
どうなる
>>215
いやらしい気分になる
おつですね
くりのはなのにおいでじぶんのまたのにおいおもいだすです?
わたし「こっこのっ……やはり人間らしく粗大ゴミを地球に不法投棄しましょう!」ガシッ
妖精さん「あー!」
わたし「地球は旧人類のゴミ箱ですー!」ポイッ
わたし(……と投げたつもりが、)
わたし「え、え、え……どうして、離れないの……?」
妖精さん「あー……」「こうふんしてるときにさわるとあうと」「いっぱつぬくまで、けしてはなれぬです?」「まー、はなれぬだけではうことはできますが?」
わたし「い、いっぱつぬく……」
わたし(右手に握られた脈打つディルドー。これを……ま、ま、満足させろと?)
妖精さん「はやくしたほうがよろしいかと」「からだをはうと、ぬめりまくります」「きがえたいへんー」
わたし「きゃーっ」
わたし(どうしてこんなトラブルばっかり……だれもわたしの休日を楽しいものにしてくれない……!)
ディルド「ハッハッハッハッハッハッ!! うぉんうぉん♪ しっこしこしこしっこ♪」
妖精さん「いちだんかいしんか」「いやらしいきぶんになってますな、でぃるどさん」
わたし「それは元からでは……?」
わたし「ええい、ままよっ」
ディルド「ぅおぉぉぉんっ♪」
わたし「ステイステイっ、動くとやりにくいですよー!」
ディルド「しっこしこしこっしこ♪」
わたし(ぬるぬるした体液を放出しながら、アレはわたしの指の間を這い回ります。なるほど、離れはしないけど這うってこういうこと……)
わたし「とりあえず……この木に固定しましょう。ほら、……えっと、あなた、この木に根元をくっつけてください」
ディルド「おう」
わたし「!?」
ディルド「ハッハッハ♪」
わたし「え、えっと……」
わたし(それはともかくとして、木にアレを装着。木からアレが生えている光景は、なかなかにショッキングです)
わたし「両手が塞がるのは痛いですが……やるしかないでしょう。短期決戦です」
わたし「だってここ……すっ ご い 見 晴 ら し が い い 丘 なんですからー! つまり、誰かきたら大変なことに!」
で?
>>236
露出狂のわたしちゃんが全裸になってディルドーで腰振ってる所を、
Yに見つかる
わたし「……ってあら」
わたし(ディルドが何かを察したかのように、腕にぴったりと張り付きます。これじゃあしご……刺激できませんよ?)
妖精さん「ろしゅつきょうになれと、おっしゃっている」
わたし「はい?」
妖精さん「じえんどですな」「ばっどえんどかくてい」「ながらくのしえん、しじ、ありがとでした」
わたし「ちょ、なんです……? 露出狂ってわたしが?」
妖精さん「ざんねんながらー」「げんじつはひじょうであるです」「これしかてがないです」
わたし「わ、わたしが露出狂って……冗談でしょ!」
わたし(叫んだ瞬間、服が弾け飛びました。これ、露出狂じゃない。わたし羞恥心爆発ですが?)
わたし「きゃーっ、よ、妖精さんっ。だめですってば! 本当にだめっ! もうお菓子あげませんよー!」
妖精さん「たえるしかないのです」「ぼくらむりょくですから……」「わるいのは、あんか」「えろはあんかすれのしゅくめいです」
わたし「や、やだ……やだ……」
わたし「い、いやですってば! おじいさ……う、た、助けを呼ぶと大変なことに……」
わたし(呼ばなくても大変なことに……!)
妖精さん「あきらめるです」「ちょうど、あといちじかんでひもかわりますし?」「きりがよいかと」
わたし「た、助けて……妖精さん、なんでもしますから。毎日でもお菓子作ってあげますから、だから……」
妖精さん「さらばー」
わたし(現実も幻想も非情である。わたしが救いを求めることが出来る存在は、この世界から消失したのです……)
不意に、空が赤くなりました。
まるでこの世の終わりを示すかのような不吉な色に、わたしは半ば諦めの感情を得ます。
こんな形で……失うなんて。しかも相手は犬っぽいアレ。人類衰退を止める事すら出来ず、わたしは犬相手に処女を散らすのです。
犬じゃないですけど。でも……この期に及んでも尚、わたしはアレの名前を言うのがひどく恥ずかしいのでした。
「最悪……」
涙が零れます。心は拒絶しているのに、身体は動きます。
いつの間にか丁度良い形の岩の上部に設置されたアレの上に、わたしはそっと腰を下ろしました。
ずぷ、という水の音。ああ、わたしは身体だけ露出狂のようです。
心がどれだけ反抗しても、身体は準備万端。つまり、露出狂として得られた興奮は身体だけに反映されるのです。
新ジャンルです。ココロキョゼツ・カラダインラン。
……既存ジャンルかも? だとしたら、わたし……そのジャンル考えた人を恨みます。
そうこうしている内に、わたしの身体はアレを受け容れました。痛みはありません。あるはずですが、ありません。
涙で視界が濁っていて、何も見えません。手で涙を拭うにも、その手はわたしの意志とは無関係に、岩に当てられています。
動くとき、身体を支えやすいようにするためでしょう。
そうして、わたしは腰を振ります。羞恥に濡れた精神を犯すかのように、ひたすら強い快感が攻め寄せてきます。
「う……ぐ、やだ……こんな、こんなの……」
間違っている、と呟くが同時に喘ぎ声が漏れました。とうとう、ココロインランです。視界の端にYがいた。スイーツ。
/ \
/ ヘ
/ .ヘ
l / / イ |
|/| | ハ /l .|
| |/ .| / / / |
ヘ|、 / |/| / | /| /
/ \ ヘ z== ヘ_/ |/ | / / |
/ | \| ==ミ ヘ/ / / ヘ おしまい。
/ .| | , / / ´ | ヘ
/ r-y ∧ 、 , /__/ / | .ヘ
/ /|./ / / \ / ./ ヘ ヘ
/ ./ / /_ -| ヘ ‐ ‐ / ./l ヘ ヘ
/\ / / / /‐ | /ーl ̄ / / ヘ ヘ .ヘ
/ ̄ l / / / _ _|/ ・ | /| / .ヘ ヘ l
| / | |ヘ/ | ・ |__/ヘ | ./ | ./ヘ l .|
| / | | ヘ _- | ./ | ./ / ./ | | |
ヘ/ .| | .ヘ .|/ | / // | .| .|
\ / ハ ヘ .\/| -/ ./ | | /
まだまだつづくです?
グッジョブ!! ∩ ∩
_ _∩ (⌒ ) ( ⌒) ∩_ _ グッジョブ!!
(ヨ,,. i | | / .ノ i .,,E)
グッジョブ!! \ \ | | / / / /
_n \ \ _、 _ .| | / / _、_ / ノ
( l _、 _ \ \( <_,` )| | / / ,_ノ` )/ / _、_ グッジョブ!!
\ \ ( <_,` ) \ ノ( /____( ,_ノ` ) n
ヽ___ ̄ ̄ ノ | / ヽ | __ \ l .,E)
/ / / / \ ヽ / /\ ヽ_/ /
/ ̄ ̄ ̄フ\ _ ノ^)>>1
// ̄フ / \ .//\ ./ /
// ∠/ ___\___ __// \ / (___
// ̄ ̄ ̄フ /_ .//_ //_ / \./ (_(__)
// ̄フ / ̄//////////// | (_(__)
/∠_/./ ./∠///∠///∠// ∧ ∧ /) (_(__)
\ \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \ _ /⌒ `´ 人___ソ
\ \ \フ / ̄\ \ .//\ //\ / 人 l 彡ノ \
\ _ \//___\/∠_ // < Y ヽ ヽ (. \
//\///_ //_ /// 人├'" ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// //.////////∠/ ヽ-i ヽ__ ヽ
/∠_//./∠///∠// .\\ `リノ ヽ |\ ヽ
いけなくなくなくないです
まだ残ってるとは驚きです
わたしは七巻のクソガキ様を次回のSSに登場させるべく、データをまとめておりました
たぶん、またあしたすれたてるです
ひまならまだなんかやってもよいですが?
ぼくら、えすえすかくしかのうがないですゆえ
わたし「……ふう、とりあえずあらかた仕事は片付きましたねー」
わたし「さて、何だか物凄くイヤンな夢を見ていた気がしますが、きっと気のせいでしょう。うん、違いない」
わたし(そして、地の文の役目を果たすこの表記は大変に見辛いので修正したいところです)
わたし(が、染み付いた癖というのは中々抜けず……修正する機会がないままに、だらだらと続けているわけで)
助手「……」
わたし「あら助手さん、こんばんは」
助手「……」
わたし「え? 眠れないから何かお話してほしい? それは構わないですけど……わたしの話なんて、大して面白くないですよ」
妖精さん「ならばでばんですな」「ゆめのなかにはいりこむー」「なんでもできちゃうみたいな?」「ただし、ひどくいがみます」
助手「……」
わたし「……え? やるの? 本当に? 助手さん、絶対ヤバイですよ。たぶん、またわたしがヒドイメにあいます」
助手「……」
わたし「望むところ? いやいやいや……」
わたし(助手さん、男の子なのでした)
>>377
わたしの学生時代の話
そのまえに、ごはんくってくるです
まーしんやなので、かんたんにはおちぬですな
おちたらおちたで、またあしたたてますゆえ
わたし「学舎時代の話ですか、そうですねーじゃあ、どのいじめの話からしようかな?」
妖精さん「ひどくいたいがくしゃじだい」「いじめはなくなりませぬなー」「それがきょういくのばであるがゆえ」「いたしかたあるまい」
わたし「あ、そうだ。蜂の死骸を……え、それはいや? 自殺の練習……それもいや? まったく助手さんは我侭ですねー」
妖精さん「えがおいたいです」「かこにやみをもつおんな」「しょうじょですが?」「え……」「え?」「あー」「まあ、ほらそれ」
わたし「ちょっと妖精さん、あまり年齢には触れないでいただきます? これでも一応レディーなんですよ」
妖精さん「あ、はい」「まあ、はい」「そうですね」「あーまあ、そういうひもあるみたいな?」「ねんれいふしょー」
わたし(実際、わたしって何歳ぐらいに見えるんでしょうね。日々の気苦労で実年齢より老いて見えてしまうかもしれません)
助手「……」
わたし「あ、楽しい話ですか? 学舎時代の楽しい話……楽しいいじめ話……うーん、あ、これがあった。とっておきのです」
とっておきのハナシ
>>413
未来の自分に遭遇した
わたし「そう、実は昔自分のそっくりさんに出会ったんですよ。ドッペルゲンガー的な」
助手「……」
わたし「そう、本当にそっくりだったんです。ていうかもう、相手の考えている事丸分かりみたいな」
わたし(翌日には未来からきたわたしは消えてましたけど、あの後一体どうなった……うう、あたまがいたい。なんか、あの後ひどい目にあった気がします)
妖精さん「ひどかったですな」「ぼくらはおもしろかたですが」「このいけんでぜんをかたるの、やめていただけます?」「そういみたいにいわれるとこまりもの」
わたし「っていうか、その辺りはもう読み返していただければなって……実際、あの後何にもないですからね」
わたし「歴史は修正されるのです。予め決められた結末に収束する……そう、なんかそんな感じ(てきとう)」
助手「……」
わたし「え? 話はもういい? ちょっと待って下さい、まだわたしのいじめエピソードを語ってないですよ?」
妖精さん「いじめ……」「てんしょんさがるなー」「べんじょめしじょうとうです」「むしろ、べんじょをくう?」「むげんるーぷ?」「うえー」
わたし「いやトイレでご飯は食べてませんよ。教室で一人で昼ごはん食べてました。友達いなかったので」
妖精さん「がんば」「ぼくら、とわににんげんさんのともです」「げんきだして?」「かこはわすれようや」
わたし「じゃあ、ちょっとお出掛けしましょうかね。夜のお散歩です」
夜のお散歩ですること
>>424
妖精さん探し
わたし「妖精さんを探しにいきましょう」
妖精さん「よきあいでぃあ」「やるきでてきますなー」「なんか、めるへんなかんじ」「じつにふぁんたじー」「ようせいとか、ほんとにいるの?」
わたし「……」
助手「……」
わたし「あ、妖精さんを引き寄せるハチミツ瓶持ってきてくれたんですね。ありがとうございます、助手さん」
助手「……///」
わたし(なぜ照れますかー!)
妖精さん「あーこれはうまい」「たぶん、ぼくならひっかかるなー」「あまいわなでさそいます?」
わたし「あなた達が引っ掛かってどうするんです。わたし達は妖精さんを探しにきたんですよ」
妖精さん「そうでした」「うっかりみす」「たまにじぶんをみうしなうです」「あーあぶなかた」
わたし「……なにこのコント」
助手「……」
わたし「え? 設置が終わった? あ、ありがとうございます、助手さん」
わたし(こんな夜中にわたし達はいったい何をしているんでしょうか)
わたし「あ、助手さん。この辺りは野犬とか出るんで、絶対わたしから離れないで下さいね? 妖精さんも気をつけて」
助手「……(うなずく)」
妖精さん「おっけー」「いざとなったらたたかうです」「ぶじんですからー」「えいけんごきゅう」
わたし「英検は剣の名前じゃありませんよ」
妖精さん「……!?」
わたし「すっごいびっくりしてる……表情変わってないですけど」
助手「……」
わたし「え? ここで星を眺めて待ってよう? そうですね、じゃ、お隣失礼します」
助手「……」
わたし「……」
助手「……」
わたし「……」
わたし(な、なにか話さないと間がもたないー! あるいはなんか一発芸をっ)
なんか
>>436
かそくした
わたし「……」チラッ
助手「……」
わたし(ぼーっと星を眺める助手さんは隙だらけで……そうでなくとも、わたしは助手さんの手を平気で取る事が出来ます)
わたし「綺麗ですねー。昔はたくさんの照明で空が照らされて星が見えにくかったらしいですけど、今はこんなに満天の星空です」
助手「……(うなずく)」
わたし「なんだかんだで、わたしこの時代に生まれてきて良かったって思ってますよ」ギュ
助手「……?」
わたし「助手さん、わたしなんだかドキドキしてきました。月の魔力にあてられたのかもしれませんー(棒)」
フニュ
助手「……!」
わたし「柔らかい? 固かったらこわいですよー……ってあれ、なんかどっかの人型パソコンが出てくるマンガの台詞にあったような」
わたし(よくわからないので、とりあえず『ちぃ?』と首をかしげてみたりします)
助手「……///」
わたし「……」
わたし「……」
モニュモニュ
わたし「助手さん」
ムニュムニュ
助手「……?」
わたし「つ、つ、つ……」
マニュマニュ
わたし「つ、つ……つ、っ、つ……」
ミニュミニュ
助手「……」
メニュメニュ
わたし「つ、月が綺麗ですね……?」
助手「……(うなずく)」
わたし(何やってるんですか、わたし……がらにもない)
つぎすること
>>457
助手さんとちゅー
わたし「じ、助手さんっ」
助手「……?」
わたし「(√0<m)90° y(0⊂:∽0)90°r^2y = 1」
助手「……??」
わたし「いや、分からなければいいんですよ。大した事じゃありませんから……」
わたし(助手さんが知らなくてよかったー!)
妖精さん「あーこれは」「にんげんさんは、だいたいです?」「ぼくらがいるとふんいきぶちこわしかと」「それもまたいっきょう」
わたし(落ち着けわたし。ブレイクです、わたし。なにを? 現状を? いや違う(状態異常:こんらん))
わたし「助手さんって、誰かを好いたこととか……ありまひゅ?」
妖精さん「かみまみた」
助手「……」
わたし「あ、いるんだ。そうですかー……いや、そうですよね、普通」
助手「……」
わたし「……」
わたし(どうせわたしのファーストキスは巻き毛に捧げたんです。あの時の技術は今も健在です! いってまえー!)
わたし「助手さん、こっち向いて下さい」
助手「……」
わたし「そしてそのまま目を閉じて」
助手「……」
わたし「息を止めて……」
助手「……」
わたし(そしてわたしは、完全に油断しきった助手さんの後頭部に手を添え、添えて――!)
妖精さん「はよ」「みものですな」「きゃー」
わたし「地球とちゅー!」
助手「!?」
わたし(そのまま助手さんの顔面を、柔らかい土にぶつけるのでした)
わたし「……だって、恥ずかしいですし?」
助手「……」
わたし「え? この虫美味しい? ……きゃーっ! 助手さんなに食べてるんですか! ぺっしなさい! ぺっ!」
助手「……」ペッ
わたし「なぜわたしにー!」
わたし(へんなむしがわたしの服にくっつきます。なんかぐろいむし!)
助手「……」ニコ
わたし「そこで笑うのはズルいですよ……ってきゃー、とって! だれかー!」
わたし(ささやかな仕返しといった風情です。助手さんはわたしについた虫を手に取り、咀嚼します。……え?)
助手「……」
わたし「重要な蛋白源? いや、お菓子とか用意してますし……?」
つぎにすること
>>486
期待を裏切られた妖精さんが激怒
妖精さん「おこるですかー」「いかることしらぬですが」「それっぽくやってみるのがよいかと」
妖精さん「ではぼく、けってきます」ゲシッ
わたし「ん? どうしたんですか妖精さん、お菓子ならこっちにありますよー」
妖精さん「わぁい」
妖精さん「やられたか」「やつはしてんのうのなかでも、まんなかぐらいのつよさ」「じゃーなぐってきま」ドカッ
わたし「そんなにがっつかなくてもお菓子はいっぱいありますよ。はいどうぞ」
妖精さん「わぁい」
妖精さん「だめだー」「やつはろくてんまぐんのなかでもさいきょう」「じゃーだめだ」「そうかも」
妖精さん「ふふふ」
妖精さん「わー」「ぼすきた」「おーらでてる」「なんか、ぜんまりょくかいほうしそうなかんじ」「まだんてまって、かいふくしてから」「またんて(核爆)」ドカァァン
わたし「わっ……あ、妖精さん。今日はスキンシップが激しいですねー。あ、これオレンジジュース飲みます?」
妖精さん「わぁい」
妖精さん「あー」「てごわいですな」「おかしのみりょくには、まけてしまいます」「ぼくらさいじゃくかも」
わたし「今日の妖精さんは何なんですかね。ちょっと様子がおかしい感じです」
妖精さん「ぜんぜんきいておらん」「ちーとだ、ちーと」「らぐあーまーか……」「かいせんぬきしてるかも」「どおりで……」
妖精さん「じゃああれやろう」「あれとは?」「ああ、あれね」「なんかすごいの」「がったいけい?」「それにしよう」
わたし「妖精さん、ケーキでも食べましょう」
妖精さん「わぁい」「わぁい」「わぁい」「わぁい」「わぁい」「わぁい」
わたし「なんか最初より数が増えているような……はっ」
わたし(今更ながらトラップを思い出します。夜だし、変な虫とか集まってそうな気がしますが……)
ハチミツトラップに捕らわれていたもの(おおきさにこだわるのは、しろうと)
>>518
おじいさん
祖父「うむ。美味い」
わたし「……何してるんですか?」
祖父「見て分からんか。落ちていたものを食べている」
わたし「割とゲスな行為を平然としないでいただきたい。おじいさんは、クスノキの里を代表する人物なんですから」
祖父「しかしこれは安全だ。見たところ、設置から一時間も経っていない」
わたし「それはそうですけど……」
祖父「おまえも食うか?」
わたし「遠慮しておきます」
助手「……」ペロペロ
わたし(助手さーんっ!)
祖父「で、おまえ達は何をしている」
わたし「ああ、妖精さんを捕まえようと思って。今しがた、その為に必要なハチミツがおじいさんと助手さんの胃の中に流れていきましたけど」
祖父「そうか。じゃあ、私の腹を掻っ捌けば彼らが出てくるかもしれんな」
わたし「トラウマになります……」
わたし「それでおじいさんは何してたんですか? まさかハチミツに惹かれてここまで来たわけじゃあるまいし」
祖父「近くの野犬を狩ろうと思ってな。夜の方が雰囲気が出るだろう」
わたし「危ないですよ」
祖父「ナイフ一本でここまで来る方がよっぽど危険だ。……彼らがいれば問題はないだろうが」
妖精さん「ちわっす」「おひさしぶりー」「にんげんさんはがんなーです?」
祖父「そうだ。クラスガンナーだ。銃士の証も持っている」
助手「……」
わたし「え? 助手さんはルーンフェンサー? 魔剣士の証? ……なんかの設定ですか、それ」
祖父「分かっているな。ルーンフェンサーときたか」
わたし(なんだかよく分かりませんが、おじいさんと助手さんは意気投合して盛り上がってます。むう、なんか面白くないー)
わたし(なんだかんだでクスノキの里調停官メンバーが揃ったわけですし、何かしましょうかね)
>>537
夜だし怪談
わたし「おじいさん、助手さん、盛り上がっているところ悪いんですけど、もっと女子に優しい話でもしません?」
祖父「構わんが……何の話をするつもりだ? 男子に優しい話なんだろうな」
わたし「怪談です」
助手「……」
祖父「……で、何を話してくれるんだ?」
わたし「え?」
祖父「怪談、いいじゃないか。早速話してみればよかろう。私たちは震え上がる役を買う」
助手「……(うなずく)」
わたし「え、えっと……」チラッ
妖精さん「ひとはいつか、しぬ」「いけとしいけるものは、しぬ」「しんぞうがとまって、しぬ」「しんだら、にどとおきられない」「したしいひとの、し」
わたし「その怖さは現人類には割りと身近な問題です」
わたし(絶賛衰退中なのです。怖いっちゃ怖い話ですけどね……わたしも、小さい頃は死ぬ事を思って泣きましたし)
わたし「……分かりました。この場で創作します。タイトルは――>>548」
↑
わたし「タイトルは呪いの面、です」
祖父「ほう、なかなか普通だな」
わたし「そう言わないで下さいよ。これは……わたしが学舎時代に体験した実話なんですが」
祖父「創作だろう」
わたし「どうしてそうやって水を差すんですか。実話というところから創作です」
祖父「すまん。続けてくれ」
わたし「先に言っておきますけど、わたしのホラーセンスの無さを笑わないでくださいよ?」
祖父「笑わん」
わたし「では……」
これは、わたしが学舎時代に体験した実話です。
学舎には寄宿舎と呼ばれる寮があり、わたし達はそこで生活していました。
寮部屋は通常六人部屋ですが、少子化の影響で生徒数も減り、ついには各個人に個室が与えられるようになります。
わたしの寮生活初日は、それはそれは悲惨なものでした。
誰かの悪戯で部屋に鍵がかけられていたのです。それも、廊下側から鎖で施錠されていたんです。
途方に暮れていると、ふと、扉の下に一枚の紙切れが落ちている事に気付きます。
リドル、です。これを解けば、部屋の鍵を与える、と書かれています。
わたしはリドル(謎解き)を解きながら部屋の鍵を追っていたんですが、次々にリドルを解いても一向に鍵は見つかりませんでした。
その内に夜の帳が下ります。
消灯時間が過ぎても尚、わたしは部屋に入れずにいました。
手元にある手紙は、最後に解いたリドルから得たものです。
『そしてリドルはおしまいへ。解明、おめでとう』
そう、リドルは終わりを告げているのです。
ならばわたしの手元には鍵があるはず。
だって……最初のリドルは、わたしに鍵を渡す為に作られたものである事は明白だったのですから。
祖父「なかなか雰囲気があるじゃないか」
わたし「ここからですよ」
もちべーしょん、よゆうですが?
わたしは考えました。
『そしてリドルはおしまいへ。解明、おめでとう』
これ自体がリドルという説です。
しかし、分からない。ヒントが少なすぎます。
リドルはおしまいへ、という書き方が気になりますが、だからといって答えは見えてこないのです。
さらにさらに途方に暮れていると、薄暗いというか、真っ暗な廊下の奥から何かがやってくる音がします。
ぎぃ、ぎぃ、ぎぃ、ぎぃ……。
「……ッ」
幼いわたしは、最後の手紙を胸に抱いて音のする方向に視線をやります。
ぜんぜん、なにもみえません。
視覚は役に立たず、代わりに敏感になった聴覚が、その音といやなぐらい鮮明に聞き取ります。
ぎぃ、ぎぃ、ぎぃ、ぎぃ……。
それは、わたしの視線に気付いたのか……突然、音を止めました。
停止したのか、あるいは……移動手段を変えたのか?
わたしに分かるはずがありませんでした。
これはなつのよながにぴったりですなー
「ミス……そこで何をしているのかしら」
「きゃっ」
と、突然背後から声。
人の声。それは機械的な先の音とのギャップがあり、むしろ恐怖そのものでした。
恐る恐る振り向くと……!
「消灯時間が過ぎています。早く部屋に戻るように」
そこには見知った顔が。
今朝、わたしをここまで連れてきた寮監さんです。
「鍵がかかっていて、入れないんです」
「おや」
寮監さんが鎖に気付いて首を傾げます。
あれ、今朝も一緒に見ましたよね……?
「では、何か鎖を切る道具を持ってきます。ここで待っているように」
「え、わ、わたしも……」
「あまり動くと、見つかりますよ」
意味深な言葉を残し、寮監さんは去っていきました。
静寂が訪れます。
何の気配もない。
……わたしは不安になり、自分の部屋(のはず)の扉に背を預けます。
鎖の感触が痛かったけれど、背後に壁があるという安心感には変えられません。
ぎぃ、ぎぃ、ぎぃ……。
またあの音がします。
ちょっとずつ近付いてきていると、そう感じました。
しばらくして寮監さんが戻ってきます。
結局音の正体は分からぬまま、鎖は呆気なく破壊されました。
「ほら、鍵を落としていますよ」
「……え?」
寮監さんがわたしの足元に落ちていた鍵を拾います。
それは、わたしの寮部屋の鍵でした。
「スペアを持ってきていたのだけれど、意味が無かったですね。鍵の扱いには十分注意するように」
にっこりと微笑んで、寮監さんは慣れた動きで真っ暗な闇に溶けていきます。
さようなら。
鍵が手元に。
……いや、足元に落ちていた?
そんなはずはありません。
わたしはついさっきまで、扉の前に座っていたのです。
立ち上がる時にも何も落ちていない事は確認しましたし、そもそも――そもそも、わたしは鍵なんて預かっていない。
ぎぃ、ぎぃ、ぎぃ、ぎぃ。
「……く、くる!」
「RYOBO230rデス。違反者を発見、部屋に戻って下さい」
「……」
表紙抜けでした。ぎぃぎぃという音は、寮母ロボットの音だったのです。
「お掃除中ですか?」
「ハイ、今朝も掃除をさせていただきました」
「紙、落ちてましたよ、これ」
「……落ちておりませんでしたが?」
え?
「今朝は、この廊下にずっとイマシタ。ゴミはありませんでした。オヤスミナサイ、ミス……」
……今朝は、紙が落ちていなかった。
幾つかの符号が重なり合います。
そもそもにして、わたしはおかしいと思ったのです。
ここの廊下は……今は真っ暗で見えませんが、茶色い木材の床です。
そこに落ちていた紙は真っ白で、遠目に見て気付くはずです。
でも、わたしが紙に気付いたのは……部屋の前に到着してから。
紙はどこに落ちていた?
わたしの足元? そうです。
〝扉の前に立っていた、わたしの足元に落ちていた〟のです。
では次、先程の鍵はどこに落ちていた?
わたしの足元? その通りです。
〝扉の前に立っていた、わたしの足元に落ちていた〟のです。
そして、それらはわたしが扉に近付くまで、恐らく存在しなかった。少なくとも、廊下には。
では何処から? 何処からなら、わたしや寮監さん、寮母ロボットに気付かれず、わたしの足元に紙や鍵を置くことが出来るのでしょうか?
考えるまでもありません。
だって、未調査の部屋がすぐそこにあるじゃないですか……!
誰も入っていない未知の部屋。誰も入れない未知の部屋。そこには、そこからなら……誰にだって紙や鍵を置くことが出来る。
『そしてリドルはおしまいへ。解明、おめでとう』
足元に視線を向けると、目が合いました。
わたし「……とまあ、こんな感じで」
祖父「よくわからん」
わたし(ずっこけました)
わたし「いや、そりゃわたしだって即興で考えながらでしたけどね? 分かりませんか?」
祖父「考えることをやめた」
わたし「やめないで下さいよ。おじいさん、考えるのが仕事でしょう」
祖父「ネタバレしてくれ。気になってねむれん」
わたし「いやですよ……どうして自分が創作した話のネタバレを、今ここでしないと駄目なんです。難しくもないでしょうに」
助手「……」
わたし「え? 助手さんは分かってくれました? そうですよね、ヒントあげましたよね、わたし?」
わたし「……というわけで、おしまいです。じゃあ次は何しましょうか」
祖父「待て、私はまだ分かっていないぞ」
わたし「知りません。一生分からないまま頑張ってください」
つぎすること
>>614
ハチミツの残り香に誘われてクマのプー太郎さんがやってきた
わたし「さて、それよりハチミツトラップの残りを回収しましょう」
祖父「その前にさっきのオチの意味をな……」
わたし「いつまで引き摺っているんです、それ」
祖父「このままでは私がいつまでも登場し続けて、物語のテンポが悪くなるぞ」
わたし「む……」
わたし(それはなんだかいやでした)
わたし「簡単に言うとですね、ほら……扉の下の隙間あるでしょう? あそこから、しゅって……」
祖父「つまらん」
わたし「だ、だから言いたくなかったんですよっ。最後は呪いの面がしゅっと出てきて、じゃあ誰が部屋にいるの? っていう意味深な……」
祖父「自分で創作した話のネタバレをするのが、こうも滑稽だとは思わなんだ」
わたし「ひ、ひどい……」
祖父「私は帰る。おまえも適当にやったら戻って来い」
わたし「ええ、そうします……」
あけてしまったらどうなるです?
ひゃあー
わたし「はあ。自分の創作物を否定されるのは、なんだかとても辛いものがありますね……」
わたし(Yの同類誌が大コケしても、笑わないであげようと決めたのでした)
ぷーさん「元気だして?」
わたし「え、助手さん何か言いました?」
ぷーさん「ぼくは助手さんじゃないよ?」
わたし「……わー、メルヘン」
わたし(そこにはまっ黄色のクマさんがいました。かーわーいーいー(棒))
ぷーさん「きみがみつをあつめてくれたの? みつばちさんだー」
わたし「違いますよ、喋るくまさん。それは妖精さんを捕まえるためにわたしが……」
ぷーさん「妖精さん? あぁー、このごりごりしたのは、みつがかたまったわけじゃないんだね」
わたし「ぺっしなさい! ぺっ!」
わたし(このクソデブクマは何してやがるんですかー!)
ぷーさん「んんー……ぺっぺっぺっ」
わたし「だからなんでわたしにかけるんです!」
このげんしょうはにじゅうえふくらいです?
わたし「ああ、もう……涎とはちみつでべとべと……」
ぷーさん「かわいいよぉ」
わたし「このクマ、射殺すべきでは?」
助手さん「……!」
わたし「え? 無駄な殺生はよくない? いいですか、助手さん。人間は道具を使える強い生き物です。そして、世界は弱肉強食……」
わたし(懐からナイフを取り出します。こんな事もあろうかと、普段のナイフより大きいサバイバルナイフです)
わたし「あなたの口調、わかりません!」
ぷーさん「うわあああ」
わたし(刃がクマに触れた瞬間、Hitを示す黄色いエフェクトとSEが現れます。そして、クマはぴゅーという情けない効果音と共に彼方へ飛んでいきました)
わたし「解☆決!(横ピース)」
わたし「……さあ、助手さん。もうそろそろやる事やった感じですね。まだ何かしたいことってあります?」
助手「……」
わたし「え? ディズニーから怒られる? なんですかそれ、童話をパクったり、ドブネズミをマスコットキャラクターに昇華させて大儲けした会社ですか?」
助手「……」
わたし「え? この話はおいといて、次は>>648をしたい?」
助手さんとキスの続き
つまりわたしと助手でセックスする
あんいなえろは、にんげんさんをほろぼす?
わたし「……じゃ、帰りましょうか」
助手「……っ」ギュ
わたし「わっ、ど、どうしたんですか助手さん? 後ろから抱きついてき……」
わたし(あれ、なんかお尻に固いものが……)
わたし「あ、あの……助手さん? も、もしかして……」
助手「……」グイグイ
わたし「は、発情してる……助手さんが、助手さんがオトコノコに!」
わたし(どうしよう、学舎卒業者として、正しい性行為の仕方を教える……いや、っていうか、え? 違うでしょ?)
わたし(まず場所が……じゃなくて、ひ、避妊? そうじゃなくてー!)
わたし「は、はなれてっ」
助手「……」ズリズリ
わたし(助手さんは構わず、わたしのお尻に……その、アレを擦りつけてきます)
ID:g8uhPwuH0(言い忘れていましたが、わたしとはわたしです)
わたし「じ、助手さぁん……それ、知らない人ですよっ」
助手「……」ズリズリ
ID:g8uhPwuH0「お、おう……落ち着けよ、な?」
わたし「こ、これをYに見せたら大変なことになる……ぜったい、よくない事が起きる……」
助手「……」ヌプ
ID:g8uhPwuH0「うっ! はは、落ち着け。わたしは逃げない」
助手「……」パンパンパンッ
わたし「だ、だめー! 助手さん、やめてっ! あなたまで腐らないで!」
わたし(突き飛ばそうと思いましたが、その場合……助手さんのアレが折れてしまうかも? という心配が)
わたし(たとえば壁に穴があいていて、あなたがその壁に……その、アレを挿入しているとして? 真横から思いっきり腰を蹴られたらどうなります?)
助手「……」パンパンッ
ID:g8uhPwuH0「おうおうっ」
わたし「折木さん、わたし……」
わたし、>>675!
鬼になります
きになります?
わたし「わたし、鬼になります!」
わたし(学舎時代、クリケットという名のボーリングで鍛えた肉体を今こそ披露します)
わたし(スカートの裾を持ち上げ、動き易くします。身を屈めてクラウンチングスタート。助走距離は十分にあります)
わたし(このまま全力で助手さんの腰にドロップキックしたら、どうなるんでしょうか?)
わたし「わたし、気になります!」ダッ
助手「……!?」
わたし「今気付いても遅いですよ、助手さん!」
わたし(――が、早いっ。すんでのところで助手さんはID:g8uhPwuH0さんからアレを抜きます)
わたし「軌道がずれるーっ」
わたし(ドロップキックは大分無茶でした。あっという間に横に流れ、こちらに振り向こうとしているID:g8uhPwuH0さんの股間に足が伸びます)
ID:g8uhPwuH0「うっおあああああああああああああああああああああああっ!!!!」
わたし「……いけない、ごめんなさい。つぶしちゃいました」
わたし(えっと……勃起した陰茎の、亀頭部分を全体重を乗せたブーツの底(ドロップキック)で激しく擦られるかんじ?)
わたし「つぶれてない、ですよね……? ギリギリセーフ?」
わたし(良かったあ)
ひゅんっとするです?
わたし「どうしてもわたしにいやらしいことをさせたければ、わたしの本名で指示を出すように(無茶振り)」
ID:g8uhPwuH0「おうぉぅ……」
わたし「分かりましたか、変態さん」ゲシッ
ID:g8uhPwuH0「お、おぅ」
わたし「分かればよろしい。わたし、物分りの良い人は嫌いじゃありません」
わたし(そういうわけで、〝わたし〟という一人称のID:g8uhPwuH0さんと助手さんは、ホモダチになったのです)
わたし(……よくない!)
わたし「さてと、そろそろ帰りましょうか? わたしとしてはもう一冒険してもいいんですけれど……」
次にしたいこと
>>702
助手さんに裸体をかいてもらう
わたし「スケッチしましょう。裸体の。倒置法」
助手「……?」
わたし「モデルですか? わたし以外にいない気がしますけど……まさか、アレ(あれです)の裸体を?」
助手「……!」
わたし「いやですよね? わたしも殿方の前で肌を晒すのには抵抗がありますけど……助手さんなら、まだ耐えられます」
助手「……」
わたし「え? せめて向こうをむいててほしい? ああ、背中側から書くって事ですね。いいですよ」
わたし(安価は絶対なのです。ご都合主義です。わたしだって、たまにはそういう事をするんです)
わたし「それじゃあ失礼して……」スルリ
助手「……」
わたし「ど、どうぞ」
わたし(目が見えないので、助手さんが何を伝えようとしているのかも分かりません。……え、これどうやって終わったのを伝えるの?)
わたし(助手さんが近付いてきたら色々見えちゃいますし、これって失策では?)
なにがおこってもふしぎじゃない?
みつどがたかいですゆえ
わたし「……」
助手「……」
わたし「……」
助手「……」
わたし「あのー、助手さん。そろそろ終わりました? このポージング(ご想像にお任せします)、結構辛いんですがー……」
助手「……」
わたし「も、もう動いて……」
助手「……!」ビリッ
わたし(少し動くと、紙が破れた音がして再びキャンパスにペンが走る音が聞こえてきます。そう、動いたら、やり直し)
わたし(完璧主義者だったんですか……助手さん?)
わたし「し、しかしこれは辛い……どうにかしなければ」
どうにかするほうほう
>>732
>>
なまえがないひと?ななしのごんべぇですか?
ななしのごんべぇとはにんげんもたいへんです
ななしのごんべぇでもこまらないということはなかまがいないということです?
なかまがいないならはんしょくもふかのう
それではすいたいしてもふしぎではないのです
わたし「思い切って前を向いてしまいましょう」
ななななそ?
妖精さん「なまえがないひと?ななしのごんべぇですか?」
妖精さん「ななしのごんべぇとはにんげんもたいへんです」
妖精さん「ななしのごんべぇでもこまらないということはなかまがいないということです?」
妖精さん「なかまがいないならはんしょくもふかのう」
妖精さん「それではすいたいしてもふしぎではないのです」
わたし「……あの、妖精さん? 今は耳元で喋らないでもらえますか? なんかこそばくて……」
妖精さん「それがねらいかも」「たのしそうですし」「やらぬてはありませぬ」「ふーふー」
わたし「あッ……だ、だめですってば。耳はだめですってー!」
妖精さん「かいはつしてしまた」「せいかんたいですな」「やってしまったです」「ごめんなさいです」「せいいなきしゃざい」
わたし「喋らないでー!」
助手「……」ビリッビリッビリッビリッ
わたし(わたしが動く度に、助手さんの方から紙が破れる音が。これではいつまでたっても裸体スケッチが終わりません)
わたし「もうだめ……助手さん、一瞬そっち振り向いて服取るから目を閉じてー!」バッ
助手「……」ビリッ
わたし「……助手さん? その手に持ってるカメラは何ですか?」
わたし(衣服で身体を隠しながら、助手さんに問いかけます)
助手「……」ビリッ
わたし「え? 盗撮防止用のシャッター音? あ、そう……ややこしい」
わたし「ていうかスケッチはどうするんですか?」
助手「……」
わたし「え? 動いているのを描くのはまだ厳しいから、あとで写真見ながら描く? そ、そうなんだ。賢いなー助手さん(棒)」
わたし「……じゃあ、服着ますね。もうそろそろ本当に家に帰りましょう」
帰宅後、最初にすることは、
>>753
じょしゅさんのよるのせいかつがはかどりますなー
かそくしたです?
お風呂に入る
めるへんですゆえしにはしましてー
わたし「そういえば、あのクソデブのイエローベアのせいで身体中べとべとでした」
わたし「まったく……怠惰に過ごしてハチミツを食うだけの駄目人生について、考えるところはないんですかねー」
わたし「本当にもう。あのクマ、今度会ったら夕食にしてやりたいです」
わたし「ふう」
わたし「ああ、昨日は色々あって疲れました。休日なのに肉体酷使しすぎですよ……ほんとうに」
妖精さん「はろー」
わたし「はろはろ。もう朝ですよ、妖精さん」
妖精さん「おっはー」「おはよござます」「にんげんさん、よふかしでー?」「おつかれのごようす」
わたし「ええまあ。でも、目には見えないたくさんの妖精さんに囲まれいるような感じでとっても楽しかったです」
妖精さん「はー」「さっきはすまんかた」「ないすふぉろー」「せっぷくしかけました」「かいしゃくは、すんだ」
わたし「それ、殺っちゃってますよね? ……まあ、わたしは気にしていませんよ。だって、何があるか分からないなんて最初から知っているんです」
わたし「そう、筋書きなんてない。即興の物語を、わたしと妖精さんたちで作っていくのが……人退安価SSなのです」
わたし(決まった……)
妖精さん「たいして、かっこよくありませんが?」「うぬぼれ?」「かなり、ちょうしのってるかんじ」
わたし「ごめんなさい。調子に乗りました」
妖精さん「ならばゆるそう」「ちょうしにのるの、むずいです」「ぼくらはわりとのってますが?」「むいしきのうちに」
わたし「まー、これだけ妖精さんがいて、おかしな事が起こらないのを期待するってのが間違いなんですよ」
妖精さん「せやな」「かずあつまるとすごいですから」「ここはごみくずですが……」「むれるとつよきなぼくら」
わたし「それでいいと思いますよ。人間だって同じです。身体が大きいだけで、群れていないと何も出来ないのです」
わたし(一匹狼を気取っていても、誰かのお陰で自分がいるわけですしねー)
わたし「……という適当な話も済んだところで、」
>>774
助手さんの様子を見に行きますかー
俺のコメを赤色にする
おいわいですなー
わたし「米を赤く? お赤飯……なにかおめでたいことでも?」
わたし「仕方ないですね。料理は苦手ですけれど、着色ぐらいならどうにかなるでしょう」
わたし「お菓子を作る以外でエプロンを着用するのは久しぶりです。さあ、張り切って……あ、あれ? お米がない」
祖父「何をしとる。台所でエプロンなんか着おって、毒入り料理で私を殺す気か?」
わたし「違いますよ。お赤飯を作ろうと思ったんですけど、お米がなくて……」
祖父「……なに?」
わたし「ですから、お赤飯。おめでたいことがあったんです」
祖父「そ、そうか……米ならそこにあるぞ」
わたし「んん……あ、どうも。ありがとうございます」
祖父「うむ。まあ頑張れ」
わたしさんおとなのかいだんをあがっちゃったです?
わたし「さて……あれ、でもお赤飯ってどうやって作るんですかね?」
わたし「お赤飯っていうぐらいだから……血?」
わたし「……」
わたし(そんな……お赤飯って、そんなグロテスクな料理だったんですかー!)
わたし「覚悟を決めろと……ただでお祝いできると思うなよ、というメッセージが込められているんですね」
わたし「よし、ならば……わたしは別の方法を模索します。楽で簡単な方法を!」
その方法とは
>>790
赤い食材を適当にぶち込む
わたし「赤い食材……? 赤といえば、そりゃもうドえらい真っ赤なキノコが近所にありましたね」
わたし「えーと……ちょっと名前が分かりませんが、キノコってぐらいだから食べられるに違いありません」
ボトボトボト……
わたし「このままご飯と一緒に炊けばOKですね。あとはトマト……リンゴの皮……」
わたし「よし。いい具合に炊けてきました。良い匂いですねー」
妖精さん「これはやばめ」「やめといたほうがええかも?」「おいわいなかんじがしませんなー」
わたし「これはお赤飯といって、とっても安全な食べ物なんですよ。どうです、一口?」
妖精さん「えんりょさせていただきます」「くちにあわぬので」「たぶん、にんげんさんにもきつそうかと」
わたし「分かりませんよ。妖精さんと人間では味覚が全然違うかもしれませんし」
わたし「とりあえず盛りますか。付け合せにこのドえらい真っ赤なブラッディーなキノコを」
妖精さん「やめといたほーが」
わたし「珍しいですね、妖精さんがそうやって警告をするのって」
妖精さん「それ、やばいです」
わたし「わたしの料理の腕前は確かにやばいかもしれませんが……」
妖精さん「あー」
わたし「でも食べてみればハッキリします。味見という意味でも、是がひにでもわたしはこれを食さねばならないのです」
お赤飯をどうする?
>>800
わたし「味見してみましょう」
わたし「いただきます……」パク
わたし「ん、んぐ……んぅ、んー? こ、これ……これ……!」
わたし(ビリッと鋭い痛みが口内に走ります。ついで、強烈な頭痛、腹痛、嘔吐感……!)
わたし「あっぐ……ぉ、ぇ、お《自主規制》」
わたし「はっ……は、こ、このキノコ……キノコがやばかったのかも……?」
わたし(しかし、時すでに遅し。わたしはキノコの破片をごっくんしちゃったのです)
ドサッ
わたし「……!」
わたし(床に倒れたわたしの前に、一冊の本が転がってきます。キノコ図鑑、と銘打ってある分厚い本です)
わたし「こ、これはー!」
http://ja.wikipedia.org/wiki/カエンタケ
わたし「あ、あ、あ、あ、あ……」
わたし(偶然開かれたページには、毒々しい真っ赤なキノコ! まさに、これがわたしの身体を破壊してまわっているのです)
わたし「人生終わったぁ……うぷ」
わたし「あ、ひゃ、あーらめだ、なんか、したがうまくまわりゃな……」
わたし「も、もうらめ……かも」
わたし「ぁ…………」
わたし(遠のく意識の中、走馬灯が脳内を縦横無尽に埋め尽くします)
わたし(ああ、とくになんもおもいだせぬー)
わたし(あほになっていたのれす。わらしは、そーまとーのきおくわかりません)
わたし(もしや、これはわたしのきおくじゃないのかも? そのかのうせい、たかしです)
わたし(まー、どっちにしろ、このぜんしんをおそうげきつのまえでは、ささいなもんだいれす)
わたし「ようせいさん、おしごとは……?」
妖精さん「はたらくことを、きょぜつしておりますからー」
わたし「そっかぁ……」
わたし(わたしはいきることをきょぜつします。おさらば)
END
あわわわ
また、夕方頃に会いましょう
学舎時代とか、舞台設定の希望があればそれやりますが?
タラヲ「お菓子ちゃんの中、きもちーでーす♪」
>>825
おつかれですー
ぶたいなどは、ごじゆうでよろしいかと?
このSSまとめへのコメント
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