男「好きな人が出来た?」幼馴染「うん・・・」(474)

男「お前も色を知る歳かあ・・・」

幼馴染「色・・・ってどういう意味?」

男「えっ・・・。まあそんなことより相手は誰だよ」

幼馴染「色って何?」

男「やっぱ俺の知ってる奴?」

幼馴染「ねえ色って」

男「ちょっと色から離れような」

幼馴染「色って・・・つまり、カラー?」

男「えっ?」

幼馴染「つまり・・・どういうこと?」

男「いや、もう忘れてくれ。忘れてください」

幼馴染「私、気になるなぁ・・・」

男「で、誰なんだよ」

幼馴染「あ、うん。男子バスケ部の先輩・・・」

男「あー、お前女バスだもんな。一緒に練習したりして・・・それで、って感じか?」

幼馴染「そう。すごい、よくわかったね」

男「いや、普通そういう風に想像しないか?」

幼馴染「うーん・・・わかんない、難しい」

男「いや難しくは無いぞ。少しは考えような」

幼馴染「難しいことは考えたくないよ。そういうのは男に任せてる」

男「まあ、いつも宿題やらなんやら面倒見てやってるからな」

幼馴染「うん。そう」

男「で、今回も俺に何とかして欲しい・・・ってわけか」

幼馴染「うん、そう。よくわかったね」

男「だからそれは・・・ってもういい」

幼馴染「?」

男「しかし・・・うーん、お前はおばかちゃんだが見た目はいいからなぁ」

幼馴染「おばかちゃんじゃないよ?」

男「多分、十中八九、受けてもらえる、はずだとして」

幼馴染「だとして?」

男「問題はその先輩がお前を面倒みきれるか・・・ってところなんだよなぁ」

幼馴染「・・・何で?」

男「えっ、何が何でなの?」

幼馴染「私は今までどおり男に面倒みてもらえればいい」

男「いや、そういうわけにはいかんだろう」

幼馴染「何で?」

男「だから・・・えーっと・・・何か気まずいだろうが」

幼馴染「?」

男「あーもう、じゃあちょっと想像してみろ」

幼馴染「がんばる」

男「いいか、お前がその先輩と付き合えたとして」

幼馴染「うん。うれしい」

男「お前は一人で電車に乗れないようなおばかものです」

幼馴染「おばかじゃないよ」

男「先輩とのデート、例えば電車に乗って出かけるとします」

幼馴染「うん、電車にのったよ」

男「まだだ!まだ乗るんじゃない」

幼馴染「うん」

男「電車に乗るにはまず切符を買うよな?」

幼馴染「買う・・・。の?」

男「買うんだよ!うちは田舎だから都会みたいななんとかってカードもねえしな」

幼馴染「そうだったんだ」

男「そうだったんだって・・・」

幼馴染「全部男がやってくれてたから、よくわかんないよ」

男「甘やかしすぎたなぁ・・・まあいい、兎に角切符を買うわけだ」

幼馴染「うん」

男「自分じゃどうしていいかわかんないよな?」

幼馴染「わかるよ」

男「ほう?」

幼馴染「男にかってきてもらえばいいんだよ」

男「ハイ、だめ」

幼馴染「なんで?」

男「いいか、よーーーっく考えろよ?お前と、先輩の、デートなんだぞ?」

幼馴染「うん」

男「そこに俺が混じって、お前の世話をやいてるわけだ」

幼馴染「・・・うん、つまり、三人、ってことだよね」

男「そうだ!・・・おかしいだろう?」

幼馴染「・・・つまり、・・・えーっと・・・、先輩が、」

男「そう!先輩に、」

幼馴染「いらないってこと?」

男「違う!!!そこで俺じゃなくて先輩に買ってもらうんだよ!」

幼馴染「え・・・」

男「なんだその顔は」

幼馴染「で、でも男以外にそういうことしてもらうの・・・なんか怖いよ」

男「じゃあ自分で出来るようになれ!それしかない!」

幼馴染「・・・そっか、うん、がんばる」

男「とはいえ・・・どうしたらいいもんかなぁ」

幼馴染「?」

男「お前、例えば・・・一人で学校行けるか?」

幼馴染「うん・・・っと・・・多分無理」

男「はぁ・・・どうしてこうなっちゃったんだ」

幼馴染「どうしたの?」

男「育て方を間違えたなぁって話だよ!」

幼馴染「え?何の?」

男「・・・いや、もういい。やっぱもう先輩に面倒見てもらうしかないな」

幼馴染「・・・」

男「お前ね、面倒見てもらう立場で贅沢いうなっていつもいってるだろう?」

幼馴染「うん」

男「じゃあ俺からも先輩に頼んでみるから、な?」

幼馴染「うん・・・、うん」

男「(まあ、その前に付き合ってもらえるかどうかだけどな)」

放課後

ワーワー ディーフェンス ディーフェンス キャーミッチャーン

男「おー、やってるやってる」

女バス先輩「おっ、男くんじゃないか。今日もお姫様のお守りかな?」

男「はい。・・・ところで先輩」

女先「何かな?」

男「その喋り方って、正直どうかと思います」

女先「・・・君は相変わらずはっきりモノをいう子だねぇ。ふふっ、嫌いじゃないよ?」

男「そうですか」

女先「やれやれ、ナイト君はお姫様のことしか眼中にないようだ」

男「懲りずに続けるんですね・・・。あいつは?」

女先「今、同学年の男子チームと試合中さ。ほら」

男「あ―――」

男バス1「おわっ、はええっ!」

男バス2「ばっか、早く内かためろ!」

男バス3「ついてても無理だっ!!」

幼馴染「っ!」

ダダッ  パシュッ

男バス4「クソ、マジつええ・・・」

幼馴染「っ」タッタッタッ

男バス5「まだだ、まだあわてるような時間じゃ、」

男バス2「おい馬鹿!余所見すん――」

幼馴染「っ!」フッ パッ

男バス5「あ、しまった」

シュッ  パサァッ

男「(ううむ、相変わらずとんでもない奴だなぁ)」

女バス1「ふぁーぁ。あと何分ー?」

女バス2「6分。あーだる、早くおわんねぇかなあ」

女バス3「まじ暇だわー」

男バス1「クソッ、舐め腐りやがって!ヘイ、パス!」

男バス4「っ、あ」

幼馴染「っ!」ダダッ

ダムダムダムッ  シュッ  パサァッ

男バス2「クソッ!!」

女バス4「チッ、あーどっかの空気よめねー人のせいでマジつまんねーわー」

女バス2「マジで。白けるわー」

男「(あーぁ、まあそうなるよなぁ)」

男「・・・なーんかみんなやる気なさげっすよね」

女先「うむ・・・まあ折角の新入生同士の初試合でこの状態だからなぁ・・・」

女先「先輩方が引退して・・・やっとボール触れるようになって初めての試合なのだよ」

男「なるほど」

女先「しかし・・・。やはり彼女は恐るべきプレイヤーだったな」

女先「あるいは1年生にして・・・すでにこの私を凌駕しているかもしれん。恐ろしい子だ」

男「(いっちゃ悪いけど、こんな弱小高校にいる奴じゃないからな本来)」

女先「彼女は確か中体連のMVPプレイヤーだったな」

男「ええ」

女先「何故うちのような弱小高校にきたのだ?」

男「えーっと・・・それは」

女先「何か、深い理由があるのだろう?そう、常人では推し量ることの出来ない何かが」

男「ぶっちゃけて言うとアイツが俺の通う高校にあわせただけです」

女先「なんだと?・・・え、それ本当?」

男「先輩、口調が普通になっちゃってます」

女先「おっと・・・失敬。本当のことなのかね?」

男「ええ。どうしても一緒がいいと聞かなくて」

女先「ふふ、なるほどね」

男「ここだけの話ですけど勧誘もいくつかきててですね」

女先「そうだろうな」

男「そういう事情を聞いて、じゃあ俺もついでに入れてやるからうちにこい、みたいなところもありましたよ」

女先「ほう・・・。ま、確かにそういう事をしてでも手に入れたい高校はあるだろうな」

男「内緒ですよ?」

女先「案ずるな。私は口がかたいのだ」

男「でも俺はあいつの為に自分の人生使ってるわけじゃないんで」

男「俺は俺の行きたい、ここに通ってるって、そういう話です」

女先「なるほどな。だがうちは特別バスケに力を入れている高校ではない」

女先「となると普通に受験して入学したと考えられるのだが・・・」

男「そうなりますね」

女先「えっと、その、いいにくいことだがうちはそこそこの進学校だ」

男「そうですね。県でみても結構上のほうですね」

女先「言いにくい事だが・・・その、よく彼女は入学できたな?」

男「名前だけは絶対に忘れずにかけよとアドバイスしておきましたからね」

女先「いや、それだけで受かるほど甘くは無いぞ、君」

男「試験、マークシートじゃないですか」

女先「そうだが・・・いや、まさか」

男「そういうことです。あいつ、運がいいんで」

女先「・・・、・・・ごめん、ちょっと、話についていけないかも」

あすまんでかけることにひるまでにはかえるけどおちるだろうなおちてたらたてなおす

あーインスピレーション沸いてきたわ
続き書いていい?
結構有名な書き手なんだが

男「あーなんかもう飽きたわ」

女先「え?」

男「それに、俺やることあるんで。それじゃ!」

女先「あ、ちょっと!……もう、青春ね」

男「幼馴染!」

幼馴染「え?男?」

男「好きだ!」

幼馴染「嬉しい!」

Happy End

長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいま した!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです (正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、 これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じていま す。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸 れたのか、それは人それぞれだと思います。 少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちに なってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にあり がとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお 願いします! ではこれにて。

男「お。終わったみたいですね」

女先「むぅ。我らが後輩チームの圧勝か。ちょっとスコアみせてくれ」

女マジ「はい」

女先「・・・これはひどい。こんなスコアシートはみたことないよ。君も見るかい?」

男「ふむ・・・。この、4番が・・・ああ、あいつですね」

女先「そうだな」

男「あいつのところにしか印がついてないですね」

女先「男チームのほうはバラバラだが、我らが後輩チームは彼女のみだね」

男「他の子たちがやる気ないせいでもあるけど・・・やっぱあいつすごいなぁ」

幼馴染「あ、男。来てたんだ」

男「おう、おつかれさん。ほれ」フキフキ

幼馴染「んぷんぷ。ありがと」

女バス1「チッ、お花畑の癖に彼氏持ちとかマジうぜえよなぁ」

女バス2「・・・」

女バス3「どしたん?」

女バス2「あの人さあ、前から思ってたけどちょっと良くない?」

女バス4「そかー?なんかなよくねえか?」

女バス2「あたしゴツイの無理だしー。あーそれにしてもむかつくわ」

女先「やれやれまったく、コラ、貴様ら!」

女バス一同「あたしたちさきあがりまーす」ドタドタ

女先「あっちょっ、おい、ちょまて!まって!・・・あぁ」

男「完全にナメられてるんですね」

女先「そんな目でみないで・・・」

幼馴染「?」

幼馴染「男」クイクイ

男「どうした?」

幼馴染「あれ、あの人」

男先「」

男「あの人がお前の好きな人か?・・・んーむ結構イケメンだな」

幼馴染「違う、あの人の後ろ」

男「えっ?」

男ブ先「」

男「・・・えっ?」

幼馴染「///」モジモジ

男「確認するぞ。あの人で間違いないんだな?」

男ブ先「」コフーコフー

幼馴染「うん。そう」

女先「えっ?!ちょ、ちょっと!君たち付き合ってるんじゃなかったのかい?!」

男「えっ、俺と幼馴染がですか?」

女先「そうだ!だっていつも一緒にいるし、甲斐甲斐しく世話やいてるし!」

女先「それにその子はその、そういう気持ちがあったから君と同じ学校に入ったのではないのかい?!」

男「いや、何言ってるんですか違いますよ、な」

幼馴染「・・・?よくわかんなけど、多分そう」

男「ほらね」

女先「な、・・・なんということだ・・・そうだったのか・・・そうだったのか!!」

男「うわ、なんですかいきなり大きな声で」

女先「どうだろう、男くん!私と付き合ってみないかっ?!」

男「そうですね、考えておきます。それより幼馴染よ、」

女先「そ、それより・・・それより・・・?」

幼馴染「なに?」

男「早速先輩を呼び出して告白しよう。きっと受けてもらえるさ」

幼馴染「そうなの?」

男「まあ・・・その、いっちゃ悪いけどもてなそうだしな・・・」

幼馴染「そうかな。あれ、でも男も女のこと付き合ったことない。もてないの?」

男「お前の面倒見るのが忙しくてそれどころじゃなかったんだよ」

幼馴染「じゃあ男ずっと結婚しないんだ」

男「だ、か、ら、早くお前を誰かに引き取って欲しいってことだよ」

幼馴染「なるほど」コクコク

男「どうだ?一人で出来るか?」

幼馴染「・・・いってくる!」グッ

トタトタトタ

男「大丈夫かなぁ」

女先「あの、・・・えっと」

男「あ、はい?」

女先「さっきの返事・・・どうかなーって・・・へへへ・・・」

男「あっ、ちょっとまって!」

幼馴染「・・・」

男ブ先「・・・?!・・・・・・」キョロキョロ

幼馴染「・・・」フルフル

男ブ先「・・・!!!・・・・・・!」

幼馴染「・・・」コクン

男「・・・」ゴクリ

トテトテトテ

幼馴染「ただいま」

男「どうだった?」

幼馴染「付き合ってもらえるらしい」

男「えっ?!お前あそこで告白しちゃったの!」

幼馴染「うん。・・・だめだった?」

男「いや、・・・まあ、オーケーもらえたんなら・・・いいかな」

幼馴染「よかった」

男「よし、じゃああとは俺がお前の取り扱いについて説明してくる」

幼馴染「お願い」

女先「えっ、それはどういうこと?!っていうか私への返事は!」

男ブ先「き、きみは?」

男「どうも、俺はあいつの幼馴染で男といいます」

男ブ先「あ、うん・・・」

男「このたびはお引取りありがとうございます。つきましてはあいつの扱い方についてご説明させていただきます」

男ブ先「ん・・・ん?!」

男「まず、あいつは一人では殆ど何も出来ません」

男ブ先「そ、そうなの?」

男「はい、何しろ一人でトイレに行くのも中2でやっとどうにかなったレベルなんですよ」

男ブ先「?!?!!な、なな、なん、だと・・・?え、じゃあそれまでは?」

男「俺が付き添ってあげてました」

男ブ先「なっ・・・・・・・・・」パクパク

男「もちろん風呂も」

男ブ先「・・・(呆然)」

男「あいつ、産まれてきて親に教えてもらったことって言ったらバスケだけなんですよ」

男「それ以外は全て適当。んで見かねたうちの親が・・・ああ、まあその辺は省きますね」

男「兎に角、一人じゃ何も出来ない奴なんで」

男「どうか、あいつと付き合うなら嫌な顔しないであいつの面倒見てあげてください」

男ブ先「面倒みるって言ったって・・・も、ももし、もしかして僕があの子をお風呂とかに?!」

男「それ以外にも、学校までエスコートしたり、雨の日は傘持ったり、忘れ物ないかチェックしたり」

男「あげればきりがないですが。要はあいつが『出来ない』って言ってきたことをしてあげればいいんです」

男「でもできれば『できないかも』って先回りしてやってあげるのがいいです」

男ブ先「そんなこといわれたって・・・どうすれば・・・」

男「それが出来ないなら・・・残念ながらあいつと付き合うのはムリですよ」

男ブ先「うっ・・・それは・・・もったいない」

男「まああいつ見た目だけはいいですからね」

男ブ先「どうしよう・・・どうしよう・・・」

幼馴染「男」クイクイ

男「どした?」

幼馴染「おなかすいた。かえろ?」

男「えっ、いま大事な話の途中だから」

幼馴染「じゃあまつよ」ピタッ

男ブ先「?!」

男ブ先「あ、ああ、あの、ちょっと、何で君たちくっついてるの?!」

男「え?・・・ああ、気にしないでください。ネコが甘えてるようなもんですから」

男ブ先「・・・」

男ブ先「(これって・・・もしかしてからかわれてるだけなんじゃ)」

男ブ先「(はぁ・・・なんだそっか・・・こんな可愛い子が僕に告白してくれるなんておかしいと思ったんだよ・・・)」

男「先輩?」

男ブ先「ごめん・・・やっぱりやめておくよ・・・」

男「えっ?!そ、そこを何とか!考え直してくれませんか!」

男ブ先「・・・じゃあね」トボトボ

幼馴染「・・・?先輩、どうしたの?」

男「やっぱりお前とは付き合えないってさ・・・」

幼馴染「そうなんだ・・・そっか・・・」ホロリ

男「・・・泣くなよ。大丈夫だ、きっといつかお前の面倒見てくれる人が出てきてくれるさ」

幼馴染「うん」ホロリホロリ

女先「(どうしよう。突っ込みどころが多すぎてどうしたらいいか分からない)」

女先「(これは・・・あの子だけがぱっぱらぱーだと思っていたが)」

女先「(男くんも・・・ちょっと、いやかなりおかしいなこれは)」

男「仕方ない、帰ろう」

幼馴染「うん」ギュッ

女先「あの、男くん」

男「すみません、俺も先輩のこといいなって少し思ってましたけど無理になっちゃいました」

女先「あ、ああ・・・うん。いやそうではなくてだな」

幼馴染「男」

男「ああ、悪い行こうか。では先輩、これで」

幼馴染「せんぱい、またあした」

女先「うむ、また明日!さよなら!」

女先「・・・ってそうじゃなくて・・・あー・・・いや、もういい・・・」

女先「(あの子、もしかして・・・?)」

後日

女先「やあ男くん、ちょっといいかな」

男「あれ、先輩。どうしたんですか?わざわざ下級生のクラスに」

幼馴染「せんぱい。やっほ」

女先「ああうん、こんにちは。で、今大丈夫かな?」

男「ちょっと待ってください。ちゃんと一人でご飯食べれるか?」

幼馴染「あ。箸だして」

男「ほら」

幼馴染「ありがと。がんばるよ」

男「それくらいは普通にできるようになってくれ。・・・お待たせしました」

女先「うむ。ではついてきてくれたまえ」

男「はい。・・・いいな、じっとしてご飯食べてるんだぞ?」

幼馴染「ふもはもふもふも」コクリ

屋上扉手前

女先「単刀直入に聞こう!実はあの子、わざとダメな子を装っているんじゃないか?」

男「はあ、なるほど・・・やっぱりそう思いますよね」

女先「うむ。いくらなんでも高校生であれはおかしい。それに・・・えっと・・・」

男「れっきとした健常者ですよ」

女先「・・・君ははっきり言うのだな」

男「この手のやりとりも、もう慣れてますし」

女先「え・・・では?」

男「残念ながら素なんですよ」

女先「そんなバカな・・・」

男「話というのはそれだけですか?でしたら、それが答えです。それでは」

女先「なっ、待て!」

男「話は、以上です」

女先「っ」ゾクッ

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