モバP「探偵!ディタイムスクープ!」 2日目 (74)

前作がありますが、今回だけでも楽しめるかと思います

あと前作でナイトは騎士だって教えてもらったのですが

ディタイム部分はは、あくまでパクリ元との対比ってことでオナシャス


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387038042

この番組は、視聴者から寄せられ

た依頼にもとづいて、探偵局長が

優秀なる探偵達を野にはなち、

世のため、人のため、公序良俗と

安寧秩序を守るべく、この世のあ

らゆる事どもを徹底的に追求する

娯楽SSである。

P「探偵!ディタイムスクープのお時間がやってまいりました」

P「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、様々な謎や疑問を徹底的に究明する探偵!ディタイムスクープ!」

P「私が局長のPでございます!」

ちひろ「秘書の千川ちひろです!当探偵局ではテレビをご覧の皆様からの依頼に基づき、直ちに優秀な探偵を派遣し真相の追求に当たります」

P「そして本日の顧問は、当探偵局の最高顧問でいらっしゃる、安斎都先生に来て頂きました!」

都「どうも!本職探偵安斎都です!どの謎も解き明かします!」 \パチパチパチ/

都「……ってなんで私が探偵じゃなくて顧問なんですか!おかしいでしょ!」

P「いや、だって……それ小学生の運動会にボルトが交じるようなものですよ?」 

P「都先生が出たら、簡単にいうとオーバーキルですって」 \ワハハ/

都「……まぁ確かに」 \ワハハ/


みく「どういうことにゃ!まるでみく達が探偵なのは、能力が低いからみたいに言わないでにゃ!」

P「そもそも探偵らしいことあんまり……おっとこれ以上は怒られる」 \ワハハ/

P「まぁ、次は当探偵局が誇る優秀な探偵達をご紹介したいと思います」

P「まずはCu探偵 安部菜々!」

菜々「ハイ!ウサミンパワーでどんな事件も解決しちゃいますよ!キャハ!」

P「Co探偵 橘ありす!」

ありす「最大限努力しますのでよろしくお願いします」

P「Pa探偵 日野茜!」

茜「ボンバー!とにかく頑張ります!!!」

P「Cu探偵 前川みく!」

みく「にゃ!精一杯やったるにゃ!」 

P「Co探偵 川島瑞樹!」

瑞樹「どうも~頑張るわね!」

P「Pa探偵 諸星きらり!」

きらり「謎をハピハピするにぃ!」

P「それでは最初のご依頼に参りましょう」

ちひろ「はい、福井県在住の堀裕子さん16歳からのご依頼です」

ちひろ『私に超能力があるかもしれません』

ちひろ『この間パスタを食べてるときに、ふと力を込めたらフォークが曲がりました』

ちひろ『それ以降曲げられるか試してみたのですが、曲がったことはありませんでした』

ちひろ『私はその時だけ超能力が宿ったのでしょうか?探偵さん、この謎を解決して下さい』

瑞樹「この謎には私が行ってきました」

P「これって、偶然ちょっとその時だけ力が強くなったんじゃないの?」

ちひろ「てかフォーク……?」

瑞樹「果たして、一体どんなことがあったのでしょうか?」

瑞樹「VTRをどうぞ!」

瑞樹「はい、私は今福井県に来ています」

瑞樹「なんでも、超能力でファークを曲げたという子がいるらしいのですが……」

裕子「えっと、こんにちわー」

瑞樹「こんにちわ、もしかして超能力でフォークを曲げた堀裕子依頼人ですか?」

裕子「はい!そうです。私の超能力を確認してもらうために来て頂いてありがとうございます!」

瑞樹「まずなんだけど、本当に曲げれたの?」

裕子「もちろんです。あっ、ここに曲げたときのフォーク持ってきました!」

瑞樹「確かに……少し曲がってるわね」 \オォーッ/

瑞樹「もう一度聞きたいんだけど、これどんな状況で曲げれたのかしら?」

裕子「えっと、お昼ごはんにパスタを作りまして、それを食べてるときに、グッっと力を込めたら曲がりました」

瑞樹「……それ力込めてない?」 \ワハハ/

裕子「いえ、それは違うって言い切れる自信があります。そのフォーク硬くて私の力じゃ曲げられないんです」

瑞樹「本当?ちょっと曲げてみてもいい?」

裕子「ええ!大丈夫です!」


瑞樹「……あの、曲がっちゃったんだけども」 \ワハハ/

裕子「え、ちょ、え~……」

瑞樹「お、思ったより硬くなくてね?ごめんなさいね、直しておくから」

裕子「……はい」ムスー


瑞樹「えーと、それで今は曲げれないんだったかしら」

裕子「そうですね、今はどうやっても曲げられないですね」

瑞樹「ちょっとやってみましょ?」

 『フォーク曲げ開始』

裕子「…………」 スゥー

瑞樹「依頼人が何やら目をつぶってフォークに向かって手をかざしていますね」

裕子「…………」 クールクル

瑞樹「満遍なく、くるくると手を動かしていますね。そしてゆっくりとフォークの柄の部分に手をかけました」

裕子「…………」 スッスッ

瑞樹「そして撫でるように柄を触っていますね、これはどうなるんでしょう!」

裕子「……あの、集中できないんで」

瑞樹「あ、ごめんなさい」

 『川島探偵怒られる』 \ワハハ/

#########

瑞樹「……やっぱり曲がらないみたいね」

裕子「そうなんですよね……それより、そのために探偵さんに来てもらったんです」

裕子「何か私が見落としてる点とかそういうのをお願いします!」

瑞樹「そうね……まず、いっちばん気になってること聞いていい?」

裕子「はい!なんでしょう?」

瑞樹「曲げるのスプーンじゃないの?」 \ワハハ/

裕子「曲げたことあるのがフォークだけなので……試してみます?」

瑞樹「とりあえずやってみましょう」

『スプーン曲げ開始』

裕子「……ハアアアァァァアア」

瑞樹「フォークとは違う気力の入れ方なのね」

裕子「んんん……ふうううぅぅぅぅ」

瑞樹「……なんだかこう、パワーみたいなものを依頼人から感じるわ」

裕子「……ん」

瑞樹「! どうかしたの!?」

裕子「やっぱりダメっぽいです」 \ワハハ/

裕子「どうしましょうか……」

瑞樹「んー……スプーンもだめなら、もうだめなんじゃない?」

裕子「なんでそんなに投げやり気味なんですか……」 \ワハハ/

瑞樹「とりあえずこういうのに詳しい人に電話してみましょ」

裕子「詳しい人って誰なんですか?エスパーが知り合いにいるんですか?」 \ワハハ/

瑞樹「そんな人いたら真っ先に連れてくるわよ……うちの探偵局のお抱え先生よ」

瑞樹『もしもし?瑞樹です。池袋先生ですか?』 プルルルルル

晶葉『瑞樹探偵か、どうしたんだ?』

瑞樹『あの、超能力って信じてます?』

晶葉『信じてない。切るぞ』 ガチャ ツーツーツー


瑞樹『……もしもし?』 プルルルルル

晶葉『君もしつこいなぁ……』

瑞樹『とりあえず依頼内容聞いてもらっても?』

晶葉『……まぁ分かったよ』

晶葉『……なんとなくわかった、まずはその状況を再現してみたらどうだ?』

晶葉『今は無くてその時はある、そういうものを探してみるといいんじゃないだろうか』

瑞樹『なるほど!分かりました!』


瑞樹「というわけでその時の状況を再現するわよ!」

裕子「といっても曲げたフォークと一緒のフォーク使ってますし……ほかは何するんですか?」

瑞樹「そのお昼何パスタ食べたのかしら?」

裕子「……そこ関係ありますかね?」

瑞樹「まずやってみましょう!そこから超能力は完成するのよ!」 \ワハハ/

###########

瑞樹「えー、依頼者の家でパスタの準備が整いました」

瑞樹「お昼に食べたという、ミートソースのパスタを用意しました。キ●ーピーです」 \ワハハ/

裕子「あんまりレトルトって言わないで下さいよ……えっとこうやってパスタを食べてたんです」

裕子「それで、曲がりました」 \ワハハ/

瑞樹「一気に端折ったわね……まぁいいわ、それじゃ食べてみて」

裕子「はーい」 モグモグ

瑞樹「……」

裕子「……」 モグモグ

瑞樹「……どうかしら?」

裕子「ん、美味しいです」 \ワハハ/

瑞樹「違うわよ。フォーク、フォーク」

裕子「……やっぱり曲がってないですね」

瑞樹「んー……ほかになにか情報ないかしら?」

裕子「そうですねー……あ! あんまり関係ないかもしれないですけど、友人と食べてました」

瑞樹「友人と……?なんでもっと早く言わないの!呼びましょ!」

裕子「え、あ、はい」


裕子『もしもし?むつみちゃん?』 プルルルルル

むつみ『ユッコちゃん?どうしたの?』

裕子『今から私の超能力見たくない?』

むつみ『えー……前も失敗してたよね……』 \ワハハ/

裕子『お願い!私の家でね!それじゃ!』

むつみ『え?え?』 ガチャ


裕子「来てくれるそうです」

瑞樹「よし、これでおっけーね」 \ワハハ/

##########

むつみ「あ、あの、おじゃましまーす……」

裕子「お!来てくれたね、むつみちゃん!一緒にパスタ食べよう!」

むつみ「……どういうこと?」 \ワハハ/


むつみ「なるほど、それじゃ一緒に食べればいいんですね」

瑞樹「お願いね?それじゃどうぞ!」

裕子「……」モグモグ

むつみ「……」モグモグ

裕子「……」モグモグ

むつみ「……いつまで食べてたらいいんでしょうか?」

瑞樹「これで裕子ちゃんがそのときと違うことを教えてくれれば大丈夫よ」

むつみ「そういえば、確かそのときユッコちゃんは……」

瑞樹「お!もしかしてこれは進展かしら!?」


むつみ「ユッコちゃんそのときは、パスタ食べるときスプーン使ってました」 \ワハハ/

裕子「あー……そういえばそうかも」

瑞樹「やっぱりスプーン大事じゃないの!早く!このスプーン使って!」

裕子「これでいけますかね?」

瑞樹「いけなかったらずっとパスタ食べ続けることになるわよ」 \ワハハ/

############

裕子「……だめだー」

むつみ「私も、もうお腹いっぱいです……」

瑞樹「困ったわね……結構再現してると思うけど」

裕子「そういえばスプーン使って食べるの曲げた日以来だなー。やっぱりこっちの方が楽だよね」

むつみ「そのときユッコちゃんにスプーンは基本使わないものなんだよ?って教えた時驚いてたもんね」


瑞樹「……あれ?もしかして曲げたときにスプーン使うの辞めたの?」

裕子「そうですねー、あれ?」


瑞樹「……なんでそれ早く言わないのよぉ!」 \ワハハ/

瑞樹「つまり驚かせたら、いけるんじゃないの?」

裕子「あーそれかもしれません!」

むつみ「でも、どうやって驚かせます?」

瑞樹「とりあえず後ろから、ワッと驚かせてみましょうか」

瑞樹「はい、後ろ向いてフォーク持って」

裕子「あんまり変に驚かせないで下さいね……」

瑞樹「……」チョイチョイ

瑞樹(……むつみちゃん、ちょっと)ヒソヒソ

むつみ(なんでしょうか?)ヒソヒソ

瑞樹(多分裕子ちゃんは後ろあたりの私を警戒してるだろうから、前の方から驚かせて)ヒソヒソ

むつみ(わ、わかりました)ヒソヒソ

裕子「……」ソワソワ

瑞樹「……」←裕子の後ろで存在感を出すために動いてる

裕子「……」ソワソワ

瑞樹「……」ファンファンウィーヒッザステーステッ

裕子(後ろで何か動いてる……)

むつみ「……ワッ!」

裕子「ウワアァァ!」ガタッ

瑞樹「へぶっ!ちょっと裕子ちゃん倒れちゃ危ないでしょう、てか驚き過ぎでしょう!」 \ワハハ/

裕子「いや、だってむつみちゃんが驚かせてくるとは……あれ」

裕子「み、見てください!フォークが!フォーク曲がってます!」

瑞樹「え、本当!? あ、本当に曲がってるわ!」 \エーッ/

むつみ「本当に曲がってる、けど……」

裕子「ねー?むつみちゃん言ったでしょう?私にはやっぱり超能力があるんだよ!エスパーユッコって呼んでいいよ!」

瑞樹「これって……単に驚いたときに、グッと力がいつもより入って曲がったんじゃ?」

裕子「……あ」

瑞樹「私でも曲げられるフォークだったし……」

むつみ「私も……そう思うかなぁ」

裕子「そんなー……さいきっく力技だっただなんて……」 \ワハハ/

################

瑞樹「というような感じで超能力は解決してきました」

P「びっくりしたときって結構力入るものなんだねぇ……驚いたよ」

P「でも本人は残念だったよね、もしかしたらってのもあったわけだから」

瑞樹「あれから依頼者からお手紙を貰ったのですが、今は透視能力を鍛えているそうです」

P「思いっきりこりてないんだね」 \ワハハ/

一旦切り

川島さん出せたので満足、もう少しネタよりにしてもよかっただろうか

一応あと2つ依頼はまたこんど投下します

2つ目の依頼

途中の部分で画像をはさもうと思ったのですが、編集技術がない俺には難しかったです

P「それじゃ次のご依頼をどうぞ」

ちひろ「はい、山梨県在住の輿水幸子さん14歳からのご依頼です」

ちひろ『フフ……私は、可愛いです!』

ちひろ『私の可愛さを確かめるために、手伝ってくれる探偵さんをお願いします!』

P「……どうしてこの依頼採用したの?」

ちひろ「だって……これ面白そうじゃないブフッ…ですかね…?」プスー

P「……まぁ、いいですけど」

茜「この依頼は私が行ってきました!」

P「……これは確かめられたんでしょうか?」

ちひろ「そうですね!一体どうだったんですかね!」プスー

P「この依頼への秘書の食い付きがすごい」

茜「頑張ってきました!それではVTRどうぞ!」

茜「やってきました!山梨です!空気が美味しいですね!!」

茜「すごい可愛いって話ですけど、どんなに可愛いんでしょうか!楽しみです!」


茜「ここがその世界一可愛いという依頼者のお家ですね!いきます!」ピンポーン

幸子「待っていましたよ!ディタイムスクープの探偵さんですね?」

幸子「ボクが可愛い輿水幸子です。よろしくお願いします!」 ドヤァ

茜「……確かに可愛い!これは世界一というのも頷けます!」

幸子「え?世界一? ……そうでしょうとも!ボクは世界一可愛いです!」 ドヤドヤーン

茜「今日も元気だお茶が美味しい!お茶ありがとうございます!」

幸子「ええ、可愛いボクが淹れるお茶ですから!美味しくないわけありません」

茜「さて、可愛いという幸子ちゃんの依頼は、可愛さを確かめたいとのことですが」

幸子「ええそうです!ボクが可愛いということをちゃんと確認したいんです!」


茜「その前に思ったんですけど、本当に可愛いんでしょうか?」

幸子「……え?」

茜「私は可愛いと思いますけど、ほらみんな可愛いって言うのとは別じゃないかなって」

幸子「ま、まぁそうかもしれませんね?」

茜「なので、聞きに行きましょうか」

幸子「……聞くって、誰に聞くんですか?」

茜「街の人」 \ワハハ/

茜「さて近くの商店街までやってきました!ここで道行く人全員に聞いてみたいと思います!」

幸子「ほ、ほんとに聞くんですか?」

茜「もちろんです!ついでに可愛さを広められて一石二鳥です!」

幸子「わ、分かりました……」

茜「あ、すみませーん!ちょっといいですか?」

通行人「はい、なにかしら?」

茜「探偵!ディタイムスクープなのですが、こちらの子可愛いと思いませんか?」

通行人「え?ええ、とても可愛いわよ?」

茜「ありがとうございます!やったですね依頼人!」

幸子「あ、ありがとうございます」

茜「この調子でいきましょう!ボンバー!」

幸子「ぼ、ぼんばー?」

#############

茜「あれから20人に聞いてみたところ、全員に可愛いって言われました!やりましたね!」

幸子「あの、これって角が立たないように可愛いって言われてるんじゃ……」

茜「そんなことありませんよ?実際可愛い!」

幸子「それじゃ探偵さんが可愛いか聞いてみません?」

茜「そこまで言うなら分かりました。すみませーん!」

通行人「はい?なんでしょうか」

茜「私、可愛いですか!?」

通行人「ハッハッハ!確かに可愛いよ! ティンときた!君アイド……」

茜「ありがとうございます!」


茜「私可愛いって言われました!」

幸子「まぁそう言われますよ……」

 『絨毯爆撃作戦 失敗』 \ワハハ/

茜「それじゃどうしましょうか」

幸子「詳しくは分からないのですが、科学的みたいな方法で可愛さを調べられませんか?」

茜「科学的、ですか……ちょっと聞いてみます」


茜『もしもし?博士ですか!』 プルルルルル

晶葉『……もうちょっと音量落としてくれ。なんだ依頼に関してか?』

茜『ええそうです!えっと、可愛さを科学的に証明したいそうです!』

晶葉『……変な依頼者だなぁ。しかしそれは結構簡単だぞ』

茜『本当ですか!?』

晶葉『だから声が大きいって……依頼者連れて私のラボに来てくれ、そうすれば分かる』

茜『ありがとうございます!!!』 


茜「簡単に可愛さを証明出来るみたいです!」

幸子「ほんとですか!これでボクの可愛さが確実になりますね!」 ドヤァ

##############

茜「えーそれで池袋ラボにやってきました!」 

晶葉「待っていたよ。それでこちらの方が可愛さを証明したいと?」

幸子「お、お願いします!」

晶葉「……確かに可愛い部類ではあるな。自信があるのも頷ける。それじゃ試してみようか」

幸子「それで……一体どんなことをするんですか……?」

晶葉「この機械を見てわからないか? ……人体実験だよ!!」 グワッ

幸子「うひゃあぁあ!」

晶葉「ハッハッハ!驚いた?」

幸子「……」グスッ

晶葉「やり過ぎたようだな……」 \ワハハ/

晶葉「やることは簡単だ。写真を撮って顔が左右対称になっているか調べる」

茜「左右対称、ですか?」

晶葉「基本的に顔が左右対称になっていると可愛い、格好いいといったような、ようするに美形の顔だと言われている」

晶葉「だから写真を撮って顔半分を反転し、違和感がないか確かめるという実験をするんだ」

茜「な、なるほど!?」

幸子「写真写りはボクはいいですからね!水を被っていても良い写真撮れたりしますよ!」 ドヤァ

晶葉「……思ったより今日の依頼者はウザいなぁ」 \ワハハ/

晶葉「それじゃ撮るぞー。ハイチーズ……なんでポーズをとる」

幸子「カメラを前にすると自然とポーズをとってしまうんですよね!可愛いから!」 ドヤァ

晶葉「左右対称を調べるためには、真正面からの写真がないとダメなんだ」

晶葉「ポーズをとろうとすると多少体が傾くから、真正面ではなくなる」

幸子「あ、はい……」

晶葉「浮き沈み激しいなぁ……」


晶葉「……ハイチーズ。うんこれなら問題ないだろう。どうせなら茜探偵もやってみるか?」

茜「私もですか!?可愛さに自信があるわけじゃないので……」

晶葉「何、お遊びだ。気楽にやろう」

晶葉「さて、写真をPCに取り込んだ。早速やってみよう」

幸子「これからボクの最可愛伝説が産声を……あれ?」

茜「あんまり……左右対称じゃないですね」

幸子「そ、そんなことは……」

晶葉「少し違和感があるくらいには対称ではないみたいだな」

幸子「つまりこれだと、ボクは可愛くないってことですか……」

茜「い、いえ!そんなことはないですよ!可愛くなくないです!」

晶葉「まぁ、普通より上ってとこじゃないか?」

幸子「そんなぁ……」ションボリ

茜「いえ、幸子ちゃんは街の方々に可愛いって言われました」

茜「左右対称の状態の顔を見るときなんてありません!だから街の人達の方が正しいです!」

幸子「探偵さん……」

茜「でも世界一は言い過ぎかもしれませんね!」

幸子「……まぁそうですね、これからは山梨一を宣言することにします!」 \ワハハ/

晶葉「一気に小さくなったな……」


幸子「探偵さん!ありがとうございました!ボクが井の中の蛙だと気づきました……」

幸子「これからはもっと可愛さに磨きをかけていきたいと思います!」 \ワハハ/

茜「その調子です!それじゃあの太陽に向かって走りましょう!」


晶葉「……お、茜探偵は少し左右対称よりだな。これは可愛いって言ってもいいと思うぞ」

幸子「……あれ?」

茜「……ごめんなさい幸子ちゃん」

幸子「謝らないでください……」

###################

茜「というわけで可愛さの証明はまずまずって感じで終わりました!」

ちひろ「ブフッ……そうですね!科学的には自称・可愛い、みたいですけど」プスー

P「でも十分可愛かったよねぇ。あとあのキャラはうちの探偵にも欲しいところだね」

都「やっぱりキャラが濃くないと探偵は無理そうなんだね……」

茜「あれからお手紙でもっと可愛くなれるよう修行をしていると来ました!」

P「修行って……走ったりしてるの?」

茜「太陽にでも走ってるんでしょうね!頑張って全国区を目指して欲しいです!ボンバー!」

一旦切り

幸子はあのドヤ顔雰囲気を含めて可愛い

最初探偵にするか、依頼人にするか一番迷った子です

今気づいたけど、この間のナイトスクープで町の人に可愛いかどうか聞く内容あったんだね

おもくそ被ってるやん

幸子画像ありがとうございました

幸子はやっぱ可愛かったんやな

最後の依頼投下します

P「それでは最後の依頼をお願いします」

ちひろ「はい、兵庫県在住の白坂小梅さん13歳からのご依頼です」

ちひろ『私はホラー映画を見るのが趣味です』

ちひろ『ゾンビが出てくる映画が好きなのですが、映画を見る度ゾンビに会いたい気持ちが大きくなってきます』

ちひろ『なのでゾンビに会いたいのですが、どうしたらいいでしょうか?』

ちひろ『ゾンビが好きな探偵さんと話してみたいです』

みく「……みくがこの依頼行ってきたにゃ」

P「みく探偵がゾンビ好きだとは初めて知りました」

みく「そんな訳ないにゃ!でも依頼となっては頑張ってきたよ!」

みく「それではゾンビをどうしたか!VTRどうぞなのにゃ!」

みく「はい!みくは兵庫の依頼人のとこまでやってきました!」

みく「しかし、ゾンビかにゃ……猫ちゃんの依頼が良かったけど……」

みく「あ!あれが依頼者かにゃ?おーい!」

小梅「こ、こんにちわ……白坂小梅、です……」

みく「こんにちにゃ!さて依頼の内容だけど、ゾンビに会いたい……?」

小梅「は、はい……わ、私ホラー映画とか好きで……」

小梅「ゾ、ゾンビってあ、会えないかなって……」

みく「うーん……みくもまだゾンビに会ったことないからにゃ……」 \ワハハ/

みく「あと会ったとしても襲われるかもしれないけど……?」

小梅「ゾンビに……お、襲われるなら本望……」 \ワハハ/

みく「まぁみくも猫ちゃんに襲われるなら……ってそれはまた違うか」

小梅「そ、それで……どうしたらいいでしょう?」

みく「……みくも思いつかないにゃ、どうしよう」

みく「とりあえず、街でゾンビを見たことあるか聞きに行ってみる?」

小梅「は、はい!」

みく「えーそれじゃ聞きに行ってみるにゃ!」

みく「こんちににゃ!よろしいですかにゃ?」

通行人「なんでしょうか?」

みく「探偵ディタイムスクープにゃ!あの、ゾンビって見たことありますかにゃ?」

通行人「あのゾンビ?ですか?あの ウワ”ーって感じの?」

みく「それにゃ。それで見たことは?」

通行人「いえ……ないですね」

みく「……ですよね」 \ワハハ/

#############

小梅「や、やっぱりゾンビ見たことある人……い、居ない……」

みく「そうみたいにゃ……あ!外人さんなら見たことあるかもしれないにゃ!」

みく「おあつらえ向きに、向こうに外人のシスターさんいるみたいにゃ!ちょっと聞いてくるにゃ!」

みく「こんちにゃ!そこのシスターさんちょっとよろしいですか?」

通行人「はい?なんでしょうか?」

みく「あの、ゾンビって見たことありますか?」

通行人「……何か悩みでもあるのですか?主はあなたをいつでも見ていますよ」

みく「いえ、特に悩みは……ゾンビが見つからないのが悩みって感じですかにゃ」 \ワハハ/

通行人「ゾンビはあなた達の心の中に居ますよ……頑張ってください」 \ワハハ/

みく「ちょっと嫌なセリフにゃ……ありがとうございました」

#############

みく「街の人に聞いて回ったけど、やっぱり会ったことある人いないにゃ」

小梅「で、ですよね……」

みく「ゾンビ以外とかじゃダメ?」

小梅「ゾ、ゾンビ以外?」

みく「例えば……ジェイソンとかはダメかにゃ?それなら少し心当たりあるんだけど……」

小梅「え、ジェ、ジェイソンなら心当たりあるんですか……」キラキラ

みく「あんまり期待しないで欲しいんだけど……ちょっと連絡してみるにゃ」

###############

みく「はい!ジェイソンさんをお呼びしました!」

ジェイソン?「……」 コーホー

小梅「す、すごい大きい……」

みく「どうかにゃ?小梅チャン?ジェイソンさんに初めて会った気持ちは?」

小梅「す、すごく嬉しい」 キラキラ

小梅「ジェ、ジェイソンさんは、ど、どこから来たの?」

ジェイソン?「……」 コーホー

みく「ジェイソンさんはちょっと無口だから、答えるの難しそうにゃ」

小梅「そ、そうなんだ……残念」

ジェイソン?「……にょわー」 コーホー

みく「ちょ、きら……!ジェイソンさんは疲れてるみたいだからこれで退場にゃ!」

みく「ばいばーい!ジェイソンさん!」

ジェイソン?「……」 フリフリ

小梅「ば、ばいばーい」 フリフリ

みく「これでどうかにゃ?小梅チャン」

小梅「で、でもやっぱり……ゾンビ……」

みく「うーん……」

みく「これは奥の手を使うしかないのかにゃ……」

小梅「お、奥の手……?」

みく「30分くらいここに居てね!すぐ戻るにゃ!」

############

小梅「た、探偵さん……まだ、かなぁ?」

ゾンビ?「ウガー!ガアァー!」

小梅「! ゾ、ゾンビ……」

ゾンビ?「アー……アーッ」

小梅「あ、あの……み、みく探偵、ですよね?」

ゾンビ「……」

小梅「み、耳と尻尾が……」

ゾンビ「……」 カキカキ

小梅「? 『世にも珍しい、猫型ゾンビだにゃ!』……?」

猫型ゾンビ「アー!アー!」 ウンウン

小梅「……た、探偵さんゾンビ苦手そうなのに、あ、ありがとう……ございます」

猫型ゾンビ「……アー」

小梅「最初は……笑われるかも、ってお、思ったんですけど……」

小梅「し、真剣に街の人にも聞いてくれて……」

小梅「さ、最後は、ゾンビになりきってくれるなんて……」

猫型ゾンビ「……小梅チャン」

小梅「わ、私もゾンビマスク被っていいですか?」

猫型ゾンビ「もちろんにゃ!一緒にゾンビになろう!」

猫型ゾンビ「世にも珍しい猫型ゾンビだよ!」

小梅「は、はい……!あ、でもゾンビは走り回る方が好き……」

みく「ニャッ!?」


#############

みく「最後はどうなるか分からなかったけど、依頼人は喜んでくれてたのでなによりにゃ!」

P「あの歳でゾンビ好きって中々だねぇ……格好も大分パンク?な感じだったし」

みく「でも話してみると、とっても可愛い子だったにゃ!ゾンビの格好も可愛かったよ!」

ちひろ「ゾンビが可愛いって……」


みく「あれからお手紙で、また一緒にゾンビの格好がしたいってにゃ!」

みく「そのときはジェイソンさんも一緒に、だってにゃ!」


きらり「ジェイソンはあんまりハピハピじゃなかったにぃ……」

P「さて、今回も素晴らしいご依頼ばかりでした」

P「さすがは当探偵局が誇る探偵達です!」

P「都顧問は今回の依頼いかがだったでしょうか?」

都「最初にオーバーキルと言われていた意味がより分かりました」 \ワハハ/

都「ですけど!探偵の名が廃るので一度くらいは挑戦したいものですね!」 

みく「……じゃあ今度来た時はチャッキー役をお願いするにゃ」 \ワハハ/

P「この番組はみなさんのご依頼によって、成り立っております!」

ちひろ「ご依頼を採用させて頂いた方には、こちらの探偵手帳」

ちひろ「スタジオに遊びに来て頂いた方にはこちらのステッカーを差し上げます!」

P「という訳で来週元気にお目にかかりましょう!」

P「ありがとうございましたー!」

菜々・ありす・茜・みく・瑞樹・きらり「「「「「「ばいばーい!」」」」」」

終わり

二日目終わりです

これ書くのにDVDを借りたんですが、やっぱり桂小枝師匠の探偵っぷりが素晴らしいですね


一応、最後のチャッキーは、チャイルド・プレイのあの人形の名前です

読んでくれてありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom