士郎「両腕骨折した」(170)

セイバー「どうしたんですかシロウ!」

士郎「カレンに頼まれて教会の模様替え手伝っていたらちょっとな」

凛「一体何されたのよ……」

士郎「いや俺が不注意だったんだ、カレンのせいじゃない」

セイバー「それで大丈夫なのですかシロウ!?」

士郎「動くようになるまで1ヶ月はかかるらしい」

凛「あらそんなもんなの?」

士郎「俺は普通の人より回復が早いらしくてな」

凛「鞘が入ってたためかしら?」

セイバー「鞘といえば、私の中の鞘をシロウに戻せば治るのでは?」

士郎「そういやそうだな、じゃあセイバー……」

凛「……待って!」

凛「鞘をセイバーから取り出すのはやめといた方が良いわ」

セイバー「何故ですか?それではシロウの骨折が……」

凛「セイバーとひっついちゃってる可能性があるのよ」

凛「その場合、無理矢理引き剥がすとセイバーがタダじゃすまないわ」

士郎「そうか……じゃあ鞘を使うのはやめておこう」

セイバー「シロウ、私に構わず鞘を使って下さい」

士郎「駄目だ、セイバーを危険な目には合わせられない、俺が少し我慢すればいいだけだ」

セイバー「シロウ……」ジーン

凛「ま、たまには魔術に頼らずに自分の力で何とかしないとね」

士郎「そうだな、じゃあ家にあがるよ、あ……」

セイバー「私が靴を脱がします」

士郎「悪いなセイバー」

セイバー「いえ、シロウの両腕が治るまで私がシロウの両腕となります」

居間

凛「夕食は私が作るわよ」

士郎「悪いな」

セイバー「シロウ、何かして欲しい事はありますか?」

士郎「いや、今の所はないよ」

セイバー「何かあれば遠慮なく命じて下さい」

凛「~♪」トントン

士郎「……あ」

セイバー「何でしょうか!?」ガバッ!

士郎「テ、テレビつけてくれ」

セイバー「了解!」ポチッ

セイバー「……」ピトッ

士郎「……なあ、セ」

セイバー「何でしょうか!?」

士郎「な、何でこんなにくっついてくるんだ?」

セイバー「シロウは今、敵からの攻撃に無防備になっています、シロウの身を守るためです」

士郎「襲ってくる人なんていないよ……」

セイバー「いるかもしれないじゃないですか!」

士郎「わ、わかったよセイバー……わかったからそんなに顔を近付けるな」

セイバー「失礼しました」キリッ

士郎(……まいったなぁ)

士郎(今日は『出す』日だったのに……)ソワソワ

凛「できたわよ」

セイバー「待ちわびました」グゥー

士郎「じゃあ食べようか、あ……」

凛「そういや誰かが食べさせてあげなきゃ駄目ね」

セイバー「……」グゥー

士郎「いいよ犬みたいに食うから」

凛「駄目よそんなの」

セイバー「シロウ!私が食べさせてあげます!」グゥー

士郎「いいよセイバー、腹減ってんだろ?」

セイバー「やります!!」グゥー

士郎「た、頼む……」

凛「……」モグモグ

セイバー「……」ヒョイ

士郎「……」モグモグ

セイバー「……」ヒョイ

士郎「……」モグモグ

セイバー「……」ジュルリ

士郎「セイバー?」

セイバー「魚ですか!?」

士郎「自分の分を食べてからでも良いんだぞ?」

セイバー「いえ!シロウを空腹のまま放置しておけません!」グゥー

士郎「そ、そうか……」モグモグ

士郎「……」モグモグ

セイバー「……」ジュルリ

士郎(食べ辛いな……)

ドタドタドタ

凛「?」

桜「先輩!!」ガラッ

士郎「桜?」

桜「両腕の骨を折ったとカレンさんから聞きました!大丈夫なんですか!?」ハアハア

士郎「ああ、治るのに1ヶ月かかるそうだけど」

凛「あら桜、今日は間桐の家で食事を作るんじゃ?」

桜「大丈夫です、500円玉置いてきたので」

士郎「……」

桜「セイバーさん、私が代わります」

セイバー「お願いします」

桜「先輩あーん♪」

士郎「……」パクッ

桜「美味しいですか?先輩♪」

士郎「う、うん」モグモグ

桜「よかった♪」

凛「作ったのは私よ」モグモグ

桜「私が食べさせてるからさらに美味しいんですよね?先輩♪」

士郎「お、おう」

士郎「……」モグモグ

桜「~♪」ニコニコ

士郎(桜の胸が……腕に……)

士郎(少し離れて欲しいけど……そんな事言ったら……)

士郎(ううう……)

桜「先輩!?腕が痛いんですか!?」

士郎「い、いや……」

桜「何かあったらすぐ行って下さいね!」

士郎「お、おう(桜……顔が近いよ……)」

ガラッ

凛「おかえりライダー、遅かったわね」

ライダー「ええ、バイトが長引きまして」

ライダー「シロウ、カレンから聞きましたが腕は大丈夫なんですか?」

士郎「ああ、ひと月で動かせるようになるらしい」

ライダー「それは良かった……ふぅ、暑い」ヌギッ

士郎「!?」ドキンッ

士郎「ライダー!こんな所で脱ぐなよ!」

セイバー「なんと破廉恥な事を!」

ライダー「ユニクロのブラトップです、下着ではありません」

士郎「だ、だからってそんなに体の線がくっきり出るのは駄目じゃないか!」

ライダー「外ではちゃんと上に一枚着ています、問題ありません」

士郎「い、家の中でも駄目だ!」

ライダー「心配はないでしょう、この家唯一の男性は女を悲しませるような真似はしませんから」

士郎(ううう……)ソワソワ

桜「……」

桜「先輩?早く食べないと冷めちゃいますよ♪」ムギュッ

士郎(さくらあああああ!!胸を押し付けてくるなああああ!!)

ライダー「……」スッ

士郎(らいだあああああ!!小鉢の物を取る時に前屈みになるなあああああ!!)

凛「足しびれちゃった」ピラッ

士郎(うわああああああああああ!!)モンモンモン

食後

士郎(何とか持ちこたえたぞ……危なかった……)

士郎(……む)モゾッ

士郎(そういえば……トイレはどうすりゃいいんだ?)

桜「美味しかったー」

ライダー「リン、手伝います」

凛「いい、休んでて」

セイバー「……」ズズ…



士郎「」

士郎(いやいやいや!絶対駄目だろ!ここにいる誰かにシモの世話やらせるなんて!)

士郎(せめて大河がいればギリまかせられるのに!こんな時に限って出張でいないなんて!)

士郎(ど、どうしよう……)モジモジ

セイバー「……む、シロウ、もしかしてお手洗いですか?」

士郎「へ!?あ、うん……」

桜「……」ピクッ

セイバー「気付かず申し訳ありません」

士郎「い、いや……」

セイバー「では行きましょうか」

士郎「え?」

セイバー「私がお世話します」

士郎「!!?」

士郎「ええええ!?セイバー!?」

セイバー「恥ずかしいのは分かりますが我慢しては体に毒です」

士郎「セ、セイバーにそんな事させられないよ!」

セイバー「私はシロウの両腕、腕に恥じらいなどありません」

士郎(セイバーが腕って……え……じゃあ……)ドキドキ

桜「先輩!私がします!」

士郎「さ、桜!?」

桜「私と先輩の仲じゃないですか!」

士郎「どんな仲だよ!?」

ライダー「サクラ、我がマスターに汚れ仕事をさせるわけにはいきません、私がやります」

桜「ライダーは引っ込んでて!」

ライダー「いえ、こればかりはサクラを守るサーヴァントとして引くわけにはいきません」

士郎「ら、らいだー!?」

セイバー「何を言う!シロウの世話をするのはシロウに仕える騎士である私の役目だ!」

ライダー「高潔な騎士にシモの世話など務まりません」

桜「ここは日本です、騎士も何もありません」

わーわー!

士郎(も、もれる……!)モジモジ

グイッ

士郎「?」

凛「早く来てよ」グイグイ

士郎(遠坂!?)

トイレの前

凛「私がやってあげるわよ」

士郎「え……」

凛「大丈夫よ、策があるから」

士郎「策?」

凛「要するに見る事なく士郎が排泄をするのを助ければ良いのよ」

士郎「見ないでって……どうやって?」

凛「簡単、目隠しをすればいいだけ」スッ

凛「ズボンと下着を上げ下げする時だけ見ないようにすればいいの、簡単な問題だったわね」ドヤッ

士郎「……狙いはどうすればいいんだ?」

凛「え?」

凛「何よ狙いって?ガンドを撃つわけじゃあるまいし」

士郎「で、でも、狙わないと外したり……」

凛「?」

士郎「なあ遠坂……ひょっとして見た事ないのか?」

凛「!?」ピクッ

士郎「……」

凛「な、何て事聞くのよ!?」ドキドキ

士郎「す、すまん……」

凛「この私がそんな……遅いわけないじゃない!みみみ見まくってるわよ!」アセアセ

士郎(こいつ……)

凛「いいわ!この際ばっちり見てがっつり掴んでやるから!」

士郎「え」

凛「さあ早くトイレに入りなさいよ!」グイッ

士郎「と、遠坂!?」

凛(し、士郎のなら……別に……)ドキドキ

士郎(ま、まずい!遠坂が近くにいるだけでこうなんだ!触られでもしたら……!)モンモン

ドタドタ

桜「先輩!見つけた!」

セイバー「私がやりますシロウ!」

ライダー「はいやー!」ピシッ

士郎(きおったあああああああああ!!?)

凛「な、何よあんた達!?」グイグイ

セイバー「シロウの世話は私が!」グイグイ

士郎「ひ、引っ張るなよ!」

ライダー「私の騎乗スキルはA+、シロウの手綱だって完璧に握って見せます」グイグイ

桜「せんぱい……せんぱい……」スリスリ

士郎(うわあああああああああああ!!)モンモンモンモンモン

ピンポーン

士郎「誰か来た!ほら誰か来たぞ!」

ライダー(チッ)

桜「……私が開けます」テクテク

ガラッ

ランサー「ヨッ!」

桜「……」ニコッ

ライダー「何ですかランサー、自殺ですか?」

セイバー「……」イライラ

桜「……」ニコニコ

ランサー「おいおい……勘弁してくれよ……」

士郎「(そうだ!ランサーなら!)あ、あのさランサー!」

ランサー「ああトイレの世話か?俺はそのためにここに来たんだ、カレンに頼まれてな」

士郎「え?そうなのか?」

ランサー「ここは女ばっかだから困ってると思ってな、どれ、トイレに行きてえのか?さっそく世話してやるよ」

士郎「わ、悪いな」スタスタ

ランサー「元は俺らのせいなんだ、気にすんな」スタスタ

トイレ

ランサー「よし、出すぞ」

ずるっ

ランサー「……」

士郎「あ、こ、これは……」

ランサー「おいおい、お前そういう趣味か?悪いが俺は……」

士郎「ち、違う!さっきまで皆に密着されていたからそれで……」

ランサー「ほう、何とも羨ましい環境だな」ニタリ

士郎「ある意味地獄だよ……」



ジャアアアアア…

士郎「ありがとうランサー」

ランサー「礼にはおよばねえよ、それよか……何か手を考えといた方が良いんじゃねえのか?」

士郎「手?」

ランサー「俺がカレンからここにいるのを許されたのは一週間だけだ」

士郎「え!?」

ランサー「動かせるようになるまでひと月はかかるんだろ?ピンチじゃねえか」

士郎「た、確かに……」

ランサー「まあ一週間は俺がトイレや風呂の世話してやるから、その間に考えときな」

士郎「そ、そうだな……」

一週間後

ランサー「じゃあカレンから帰れコール来たから俺は帰るわ」

士郎「ううう……らんさぁー……」

ばたんっ

セイバー「ランサーは帰りましたか」

士郎「うん……」

セイバー「ではリンとサクラとライダーが学校とバイトから帰ってくるまで私がシロウのお世話をします」

士郎(駄目だ!さらに一週間蓄積されてんだ!見られただけでもたぶん爆発する!)

ピンポーン

セイバー「む、誰でしょうか」

ギルガメッシュ「こんにちは」

セイバー「ギルガメッシュ、何用ですか?」

ギルガメッシュ「実は駅前の大人気シュークリームを買ったんですけどカレンさんはいらないって言うんですよ」

ギルガメッシュ「なのでセイバーさんと士郎さんにあげようと思いまして」

セイバー「頂きます……む、これは美味だ」パクッ

士郎「おいおいセイバー、何も玄関で食べなくても……」

ばたり

セイバー「」

士郎「セイバー!?」

セイバー「からだぎゃ……うげきましぇん……」ピクピク

ギルガメッシュ「キャスターお手製の痺れ薬入りです、セイバーさんでも効果抜群ですよ」

士郎「な、なんでこんな……!?」

ランサー「ちわーっす、お届けものでーす」

士郎「ランサー?今出ていったばかりじゃないか」

ランサー「俺だってそのつもりだ、ほらよお届け物だ」ドサッ

士郎「何だ?大きなダンボールだな」

ぱかっ

ジャーン!

カレン「……」

士郎「カ、カレン!?」

パフパフ

カレン「呼ばれて飛び出てカレンちゃんです」

士郎「呼んでない!」

ジャーン!パフパフ

カレン「もう効果音は結構です、流れを読みなさい」

ギルガメッシュ「はい」

ランサー「ったく……何で俺がこんな……」

士郎「カレン!?一体何を……」

カレン「貴方のお世話をしてあげようと思いまして」

士郎「え?」

カレン「両腕が使えないとトイレも一人でできないでしょう、私が手伝ってあげます」

士郎「い、いいよ……セイバーがいるし……」

セイバー「しひょおー」ヒクヒク

カレン「騎士王はもはや使いものになりません」

士郎「誰のせいだ!」

カレン「人の好意は素直に受け取っておくものです、さて、尿意はありますか?便意はありますか?」

士郎「ま、まだ無いよ」

カレン「……」ジー

士郎(顔が近い……うう……)モジモジ

カレン「わかりました、では貴方の部屋でしますか?」

士郎「何も言ってないぞ!?」

カレン「遠慮する事はありません、禁欲生活ももう限界でしょうから、玄関でしますか?」

士郎「お、俺は何もそんな……」

カレン「居間でしましょうか、ランサー、運んで下さい」

ランサー「悪いな」ヒョイッ

士郎「ちょ……」

セイバー「しひょー!」

ギルガメッシュ「セイバーさんは?」

カレン「放置です」テクテク

桜「姉さんは骨折に効く薬を調合して下さい早く!」

凛「判ったわ。」

ライダー「セイバーはアヴァロン使用の魔力を蓄える事を考えて、ただちに休息して下さい。」

セイバー「わ、判りました。」

桜イダー『私達は付きっきりの介護ですので失礼します。』

凛・セイバー「…まてやコラ。」

つまり俺も両腕骨折すればツンデレの女の子とか巨乳の女の子とか騎士王とか名乗っちゃう外人さんとか背が高いお姉さんとか冬木市の美少女とかちょっとSな愉悦の娘さんに介護されるって事?

>>122
但し、うっかり複雑骨折する介護と称した死に至る見た目天国実は地獄が待っているがな。

居間

ランサー「じゃあ済んだら教えろよ」

カレン「見学可ですよ、参加も」

ランサー「遠慮しとくよ」

ギルガメッシュ「では」

ぴしゃんっ

カレン「さて……」

士郎「ま、待て!何する気だよカレン!?」

カレン「ナニですが」ヌギヌギ

士郎「脱ぐなよ!俺は別にそんな気は!」

カレン「強がりを、今の貴方は猿にだってぶち込みたいはずです」

士郎(逃げ……)サッ

カレン「フィッシュ」シュルル

士郎「ぐえっ!?」

カレン「両腕の使えない貴方は私から逃げる事さえも困難です」

士郎「う……」

カレン「さあ……怖がらずに……私に貴方の全てを……」

士郎「ひっ……」

カレン(……ああ)

士郎「……」プルプル

カレン(ついに……衛宮士郎の肉体を……)

ガラッ!

イリヤ「しろー!」

士郎「イリヤ!?」

カレン(チッ)

イリヤ「あー!あんた私のシロウに何してんのよ!?」

リズ「ま」

イリヤ「リズ!ひき剥がして!」

リズ「えい」グイッ

カレン「空気を読めない人達ですね」

士郎「ありがとうイリヤ……」

イリヤ「よし、リズ、お風呂の準備」

リズ「わかった」プー!プー!

士郎「イ、イリヤ!?一体何する気なんだよ!?」

イリヤ「そんなんじゃ一人でお風呂も入れないでしょ?私がシロウを洗ってあげるわよ」

士郎「リズが膨らませてるのは何だよ!?」

リズ「……」プー!プー!

イリヤ「マットよ」ドヤッ

リズ「イリヤ、できた」

イリヤ「よし、じゃあ入浴しましょうか、リズ、お兄ちゃんを浴室に」

リズ「わかった」ヒョイッ

士郎「ちょ……や、やめ……」

イリヤ「助けを呼ばれると面倒ね、リズ、シロウの口を塞いで」

リズ「わかった」ムニュッ

士郎「ふがふが!?(どこで塞いでんだよ!?)」

カレン「私もご一緒してよろしいですか?」

イリヤ「だめー」ベー

カレン「むう……」

ドタドタドタ

イリヤ「?」

ガラッ!

セラ「お嬢様!」ゼエゼエ

イリヤ「何よバーサーカー、使えないわね」

リズ「セラの服ボロボロ、見えてる」

士郎「!?」ドキンッ

セラ「お嬢様いけません!衛宮士郎の体を洗うなど!」

イリヤ「何でよ、別にいいじゃない」

セラ「いけません!それに何ですかそのマットは!?」

イリヤ「浴室の床は固くて痛いでしょ?」

セラ「一体何をする気ですかああああああ!!」

リズ「ナニ」

セラ「とにかくお嬢様にそんな破廉恥な真似をさせるわけにはいきません!」

リズ「セラのけち」

どしーん!

バーサーカー「■■■■ーーー!」

セラ「バーサーカー!?」ビクッ

イリヤ「良い所に来たわバーサーカー!セラをやっちゃえ!」

セラ「ちょ……」

ガラッ

ランサー「おいカレン、騒がしいけどあんま無茶すると……ってうおお!?」

ギルガメッシュ「バーサーカー!?」

カレン「良い所に来ました二人とも、衛宮士郎を奪還しなさい」

ランサー「は、はあ!?」

イリヤ「邪魔しないでよ!みんなまとめてやっちゃえ!バーサーカー!」

バーサーカー「■■■■ーーー!」







一同「」

士郎「みんな気絶しちゃった……」

士郎「……とりあえず助かったか」ホッ

キャスター「よっと……ふふ、ちゃちな結界ね、チョロいわ」

士郎「キャスター!?」

キャスター「あらどうしたのこの状況、聖杯戦争でもしたの?」

士郎「まあな……」

キャスター「坊やが骨折したってライダーから聞いてね、治してあげましょうか?」

士郎「いいのか!?」

キャスター「ええ、ただしその代わりセイバーを一日……」

士郎「一日だろうが一年だろうが貸すよ!だから早く治してくれ!」

キャスター「え、いいの?」

士郎「いいんだ!!」

キャスター「ホ、ホントに?一年?」

士郎「欲しけりゃやる!早く治してくれ!」

キャスター「そ、そう、交渉成立ね」

士郎(あああああ!!キャスターなんでそんなに美人なんだよおおおお!!)モンモンモン

この士郎は正義の味方にはなれない

キャスター「じゃあさっそく治すわね」ヌギッ

士郎「キャ、キャスター!?何で一枚脱いだ!?」

キャスター「今から使う魔術は汗かくからよ」

士郎「な、何でそんな露出の高い……」モンモンモン

キャスター「最近宗一郎様が相手してくれなくて……って貴方には関係ないでしょう!?」

キャスター「じゃあ治すわね」スッ

士郎(あああ……キャスターの谷間……キャスターの足……)モンモンモンモンモン

キャスター「ちょっと、じっとしてなさいよ」ガシッ

士郎(ふわああああああああ!!?)

どくんっ!

どくどく…

キャスター「どうしたの?」

士郎「」

キャスター「?」

もわぁ

キャスター(え?この臭いって……)

士郎「」

キャスター「……あ」

キャスター「私……いったん……帰った方が良いかしら?」

士郎「……」コクッ

キャスター「じゃ、じゃあまた後でね……」

ガラッ

ピシャンッ







桜「せんぱーい♪いま帰りましたよー」トテトテ

桜「ってどうしたんですか皆さん!?」

士郎「……」

桜「あ、先輩!大丈夫ですか!?」

士郎「……なあ桜」

桜「何ですか?」

士郎「……風呂に入れてくれないか?」

桜「……」

桜「はい♪」ニマァ

おわり

>>154
こうでもせんと紅茶まっしぐらなのが士郎。
カレンいる以上偽もm……………………………


イヤナンデモアリマセン

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