ウォッカ「今日はクリスマスか」ジン「時間だ、ケンタッキー行くぞ」 (76)

ウォッカ「ケンタッキーですかい?」

ジン「ああ、例のブツを受け取りにいく。ウォッカもついてこい」

ウォッカ「え?今日仕事ありましたかい?兄貴も休みじゃ……」

ジン「誰が仕事だと言った?今日はクリスマスだぞ」

ウォッカ「じ、じゃあ、も、もしかして!」

ジン「ああ」

ジン「パーティーバーレルを受け取りに行く」

一ヶ月ほど前

テレビ「ケンタッキークリスマス!」クーリスマスガコトシモヤッテクルー

ウォッカ「もうすぐクリスマスですぜ兄貴」

ジン「そうだな、どうした?」

ウォッカ「いや、毎年ケンタッキーのCM見るとうまそうだなーって思うんスけど、俺、食ったこと無いんですよ」

ジン「……」

ウォッカ「今年は買ってみようかななんて思うんスけど、いつもタイミング逃してて」ハハッ

ジン「そうか」

・・・

ウォッカ(あれ、兄貴覚えててくれてたんだな)ジーン

ジン「どうした?早く行くぞ」

ジンの車内

ウォッカ「あれ?でも組織のクリスマスパーティーは夜ですぜ?まだ早いんじゃ」

ジン「他よる場所もあるからな」ブロロロロ

ウォッカ「そうですかい、兄貴!俺、なんでも手伝いますぜ!今日のクリスマス楽しみにしてたんで!」

ジン「ふっ、頼もしい事だな……ん?ガソリンが少ないな、給油していくか」

ウォッカ「へい!となると、もちろん」

ジン「ああ、もちろんシェル石油だ」

ジン「ドイツの雨ガエルの腹も満たしてやらないとな」ブロロロロ

ウォッカ「兄貴は本当にこの車大好きですねー」

ジン「俺の相棒なんでな」ニヤリ

ラッシャーセー!

ジン「あ、ハイオク満タンで頼もうか」

ジン「支払いは現金だ。それと、こいつを使おう」スチャ

ウォッカ「兄貴?そいつはなんですかい?」

ジン「こいつか?こいつは──」

スチャ

ジン「ポンタカードだ」ポンタ

ジン・ウォッカ「」ブロロロ
コナン「!?」(今の車は!)バッ
光彦s「ちょっとコナンくんどうしたんですか!?」
コナン「悪い!用事を思い出したから先かえるぜ!」

ジン「ポンタカードは便利なポイントカードだ。その便利さと独特のシステムは他の追随を許さない代物だ」

ウォッカ「カードですかい。あの、ワオンカードみたいなもんですかい?」

ジン「いや、電子マネーのワオンカードとは少し違うな。財布に一枚入れておきたいカードという共通点はあるがな」

ジン「ポンタカードはいわゆるポイントカード。買い物をすればするほどポイントが貯まる」

ジン「だが、ポンタカードのすごいところは」

店員「お待たせしました!こちらお釣りとポンタカードのお返しです!」

ジン「あ、すいません。領収証お願いします、黒の組織(仮)で」

アリアッシター!

ブロロロロ

ジン「チッ」

ウォッカ「ど、どうしたんで?」

ジン「いや、灯油も一緒に買えばよかったと今思い出してな。年末はまた込み合うからな」

ウォッカ「それなら俺が明日、買っておきますよ!」

ジン「そうか?ならウォッカに任せるか」ブロロロロ

ジン「ポンタカードについて途中だったな」

ウォッカ「へい!」

ジン「いや、実際に見せたほうが早いな」ボソッ

ウォッカ「?」

ブロロロロ……キキッ

ジン「着いたぞ」バン

ウォッカ「ここは……ビックカメラですかい?」バン

ジン「そうだ、ビックカメラは家電はもちろんホビーやブランド品も充実している量販店だ」

ウォッカ「買い物ですかい?」

ジン「ああ、クリスマスプレゼントをな」

ウォッカ(ここて待ってろって言われてしばらく経つけど、兄貴遅いな)

ウォッカ(買い物なら俺も付き合うのに)

ウォッカ(もしかして、俺のプレゼント買ってるんじゃ!?)

ホワンホワーン

ジン「このサングラスを貰おうか」

店員「はい!かしこまりましたー」

ジン「プレゼントなんだ、包んでくれ」

ホワンホワーン

ウォッカ「……優しい兄貴なら、ありえる!」ニヤニヤ

ジン「おい、またせたn

ウォッカ「メリークリスマスッ」ガッツポーズ

ジン(なにしてんだ、あいつ)

ジン「おい、ウォッカ」

ウォッカ「へ、へい!」

ジン「何してる。行くぞ、玩具売場だ」ダッ

玩具売場

ウォッカ「すごい人ですぜ、家族連れで溢れかえってる」

ジン「ここでコルンのプレゼントを買う」

ウォッカ「コルンのプレゼントですかい?」

ジン「ああ、仮面ヤイバーガイムの変身ベルトとかいうやつをな、コルンは好きだろ。ああいうの」

ウォッカ「そうっスけど……」

ウォッカ(嫌な予感)

ジン「すいませーん!仮面ヤイバーガイムの変身ベルトをひとつ……なにっ?」

店員「申し訳ありません、そちらは大変人気の商品でして……」

ウォッカ(やっぱり)

ジン「ウォッカ、売り切れだそうだ。しかも恐らく、おいてる店は無いだろうとあの店員は言っていた」

ウォッカ「ヤフオクとかの転売ですごい値段ですぜ、諦めたほうがいいですぜ」

ジン「仕方ないか」ギリッ

ウォッカ「あ、こいつはどうですかい?アイカツフォンスマート!」ヒョイ

ジン「毎週、コルンが楽しみにしてるアイドルのアニメの玩具か、よし。これにするか。すいませーん!」

ジン「支払いは現金だ。それと、こいつだ」ポンタ

ウォッカ「あ、兄貴!?」

店員「はい!かしこまりました!」

ウォッカ「あ、あれ?ポンタカードはシェル石油のポイントカードなんじゃないんですかい?」

ジン「ああ、シェル石油でもポイントが貯まる。そしてこのビックカメラで買い物してもポイントが貯まる。ポンタカードは複数のお店でポイントが貯まる便利なポイントカードだ」

ウォッカ「そ、そいつはすげえ!」

ビックカメラ 米花店 駐車場

ウォッカ「兄貴ー!オランジーナです!どうぞ!」バタン

ジン「貰おうか。……このほのかな苦味と微炭酸、うまいな」ゴクリ

ウォッカ「次はいよいよケンタッキーですかい?」

ジン「いや、近くのローソンに寄る。頼まれていてな、ケーキを」

ウォッカ「あれ?ケーキならパーティーバーレルに付いてますぜ?」

ジン「キャンティに頼まれていてな、なんでもプレゼントらしい。」ブロロロロ

チャララーラーチャララーラーララー

ジン「電話か?路肩に寄せて……もしもし、ジンだ。キャンティか?ああ、わかった。そうか、わかった」

ジン「それならシャンメリーを買い足しておいてくれ。じゃあな」ピッ

ウォッカ「どうしたんですかい?」

ジン「いや、ケーキを頼まれていたが。引換券をわたし忘れてたみたいでな。プリキュアケーキは自分で取りに行くらしい、あとサンドイッチ完成したと報告受けた」

ウォッカ「コルンへのプレゼントか」

ジン「そのようだな。ちなみにこのローソンでもポンタカードは
使えるぞ」

ケンタッキーフライドチキン 米花店

ウォッカ「くぅ~入った途端にチキンの香りが!たまりませんぜ!」

ジン「やめろ、ウォッカ。はしたないぞ」

店員「いらっしゃいませー!」

ジン「すいませーん!パーティーバーレルの予約をしていた者だが……これが引換券だ」

店員「はい!ありがとうございます!少々お待ちください!」

ウォッカ「支払いは済ませてあるんで?」

ジン「ああ、注文時にな。当日は受けとるだけ、客も待たないし店も慌てない、効率的だな」

ジン「パーティーバーレル以外にもケンタッキーには豊富なメニューがある、クリスマス以外も利用したい所だな」

ジンの車内

ウォッカ「いやー!兄貴のお陰で長年の夢が叶いましたぜ」ホクホク

ジン「ふん、嬉しそうだな。ウォッカ」ブロロロロ

ウォッカ「そいつはもう!昔はクリスマスなんて……って思ってたんスけど、組織でパーティーするのも楽しみで、みんなのプレゼント選ぶのも楽しかったですぜ」

ウォッカ「今年も独り者ですけど、俺、仲間とこうしてパーティーできる事が嬉しいですぜ」ニコニコ

ジン「そうか。ウォッカ、そこのグリーンの包みあるだろ?」

ウォッカ「これですかい?」ヒョイ

ジン「お前のクリスマスプレゼントだ」

ウォッカ「あ、兄貴!」

ウォッカ「こいつは!新しいサングラスと……帽子!」

ジン「今のもだいぶくたびれているようだからな。気に入らなければ捨てておけ」

ウォッカ「とんでもねえ!大事に使います、兄貴!……そうだ、俺もプレゼントあるんス」スッ

ジン「なんだと?気を使うな、ウォッカ」ロカタニヨセー

パカッ

ジン「こいつは、シガーケースか」

ウォッカ「兄貴、ヘビースモーカーだからと思って、あ!気に入らなければ捨ててくだせえ」

ジン「馬鹿を言うな、使わせてもらおう」

ウォッカ(~♪)

ジン(ウォッカの奴、さっそくサングラスを付け替えたな)

ブロロロロ キキッ

ジン「さあ、着いたぞ」バン

ウォッカ「ただいまー!」

キャンティ「おかえりー、ウォッカ。飾り付け手伝ってよ」

ウォッカ「おう!さて!パーティーの準備するぞー!」イソイソ

チャララーラーチャララーラー

ジン(ん?ベルモットからか)

ジン「もしもし、なんだ? ああ、まて、もう一度。ああ、わかった。待ってろ」ピッ

ウォッカ「兄貴?」

ジン「ベルモットから電話があった」

ジン「ベルモットは別件のパーティーに顔を出して夜はうちの組織のパーティーに参加の予定だが、早く終わったらしい。迎えにいって来る、相当よってるようだしな」

ウォッカ「そうなんですかい?」

ジン「ああ、あとは任せたぞウォッカ」

ブロロロロ

キャンティ「ベルモットにジン兄取られたね、ウォッカ」プークスクス

ウォッカ「なんだよその言い方……でも」

キャンティ「?」

ウォッカ「ジンの兄貴、ベルモットの姉御とそういう関係だった時期もあったんだよな」

キャンティ「らしいね、詳しくは知らないけど」

ウォッカ「兄貴はあまりその事語らないからな」

ウォッカ「でも……」

ウォッカ「兄貴はいつも組織のために頑張って働いて、俺達部下に優しい理想の上司だけど」

ウォッカ「俺達のためにいろいろしてくれるけど、もうちょっと自分の好きなことしてもらいたいな、俺」

キャンティ「『気にするな、ウォッカ。好きでやってんのさ』とかいいそうだね。ジン兄」

ウォッカ「ははっ、そうだな。さて!パーティーの準備するかー!」

ウォッカ(余計なお世話スけど、もし兄貴がベルモットの姉御をまだ想ってるなら)

ウォッカ(兄貴の願いが叶うといいスね!)

おしまい



Cパートに続きます

ブロロロロ キキッ

ジン「……」

ベルモット「おそぉい!wwwジィーン!www」ヘラヘラ バタン

ジン「なんて有り様だ。飲みすぎだ、いったいいくら飲めばそうなる」

ベルモット「ふへぇwwwひみつぅwww女はひみつを着飾ってうつくしくなるのwww」ヘラヘラ

ジン「……」

ジン(まったく)

ジン(こっちはプレゼント用意してきてるというのに、こいつがこの様子じゃあ)

ジン(困ったもんだ)

ベルモット「あるぇ?この包みはなぁに?」ヘラヘラ

ジン「やれやれ……お前へのプレゼントだ、受けとれ」

ベルモット「ヒック、こえは……ネックレス……?」

ジン「お前はなにかと単独行動が多い、そのくせ秘密も多い。あの方がお前の身辺を探らせるほどにな」

ベルモット「……」

ジン「女は秘密を着飾って美しくなる。だったか。それも結構だが、もう少し隠し事は控えたらどうだ?ウォッカやバーボンもお前の心配してたぞ、あまり秘密が多いから危ない目にあって気がつけないってな」

ジン「俺も多少は気になっている、ということだ。なにがあってもおかしくない世界だからな。俺達がいる影の世界はな」

ベルモット「ジン……私……」

ジン「……まあ、すこしづつでいい」

ジン(多少はおとなしくなってくれればいいがな)

ベルモット「ジン……あのね……私……今日、飲みすぎて……」

ジン「なんだ?」

ベルモット「……きもちわるい……吐きそう……」




ジン「えっ」

ジン「お、おい、吐きそうって……駄目だぞ!耐えろ!路肩に寄せる!」

ベルモット「……ジン」ウップ

ジン「なんだ!」

ベルモット「……ごめん」

ジン「謝るな!我慢しろ!ベルモット!」

ベルモット「」おrrrr

ジン「ベルモットオオオォォォ!!!」

・・・

キャンティ「ほら!ウォッカ!コルン!バーボン!雪降ってきた!」

ウォッカ「ホワイトクリスマス……兄貴、頑張ってくだせえ!」



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