実はPCも持ってる
真尋「クー子の髪…すごく綺麗だな…」
真尋「いい匂いもするし…」スリスリ
クー子「…少年、くすぐったい」
真尋「はは…もっとくすぐってやるぞ、それそれ~」
クー子「…あん、もぅ…」
真尋「なぁクー子…」ナデナデ
クー子「…ん」
真尋「体の具合は…どうだ?」
クー子「…ノープロブレム」
真尋「そうか、よかった」
真尋「…お腹、だいぶ大きくなったな」ナデナデ
クー子「…あ、今動いた…」
真尋「ほんとか!?おーい、パパだぞ~」ナデナデ
クー子「…ふふ」
真尋「でも本当に良かったよ…クー子が堕ろすとか言い出さないで」
クー子「…馬鹿なこと言わない、少年」
クー子「…わたしは社会人だから、この子を育てるくらい朝飯前」
クー子「…少年とわたしの愛の結晶…ふふ」
真尋「クー子ぉ…」ダキッ
クー子「…少年、あまりわたしにベタベタするとやけどする」
真尋「そんなこと言って…あのときは僕が火傷しないように必死で抑えてたじゃないか」
クー子「…!!」カァァ
真尋「あああもう!クー子、なんて優しい、かわいい僕の彼女…」スリスリギュー
クー子「…もう」
真尋「だってさ…嬉しいんだよ、すっごく」
真尋「僕がいつの間にかクー子を好きになってさ…」
真尋「でも自分でもそれを認めたくなくて…でもどうしようもなくもやもやして」
真尋「思い切って話してみたら…クー子が受け入れてくれて」
真尋「僕は幸せだよ…」
クー子「…少年、恥ずかしいからやめて」
真尋「ん、すまん…でもこういうことでも言ってないとなんか不安でさ…」
真尋「…ニャル子には悪いことした」ボソ
クー子「…少年!」
真尋「っ!あ、 あぁ…ごめん」
クー子「…」
クー子「…ニャル子とはもう一回ちゃんと話したい」
真尋「そうだな…」
クー子「…でもお腹の子に修羅場は見せたくない」
真尋「いや、修羅場になるって決まったわけじゃ…」
クー子「…少年、本心からそう思ってる?」
真尋「…なわけないよなぁ…はぁ」
クー子「…ニャル子と話すのはこの子が生まれてからでも遅くはない」
真尋「そうだな…」
クー子「…ちなみにクトゥグァ星人の妊娠期間は200年くらいある」
真尋「ええっ!?」
クー子「…でも安心して。少年がお父さんだから、この子はたぶん十月十日で生まれる」
真尋「なんだよその後付け設定は…お前らの体ってほんと適当だな」
クー子「…くすん」
~その夜
真尋「すぅ…すぅ…」Zzzzz
クー子「すやすや…」Zzzzzz
パリン…カチャカチャカチャ…ガララ…
ニャル子「ふふふ…こんばんは真尋さん…」ヒソヒソ
ニャル子「あ・な・た・の・這い寄る混沌、ニャルラトホテプ華麗に見参~」ヒソヒソ
ニャル子「チッ…なにさも当然のように添い寝してやがるんですか…」ヒソヒソ
ニャル子「そこは私の特等スペース…あんたなんかに渡すもんですか」ヒソヒソ
ニャル子「それにそのボテ腹…」ヒソヒソ
ニャル子「おおっと、この場でバールのフルスイングをかましてやりたいのを抑えるのに必死ですよ」ヒソヒソ
真尋「う、う~ん…クー子ぉ…えへ」Zzzzzz
ニャル子「真尋さん…」
ニャル子「あなたはこの私が、腐れ邪神の魔の手から必ず救い出します」ヒソヒソ
ニャル子「明日から…私の活躍を、とくとご覧あれ…」チュ
ニャル子「…おやすみなさい、真尋さん」シャッ
~翌日
真尋「う、うーん…げっ」
真尋「窓が割れてる…!?」
真尋「クー子!おい、起きろクー子!」
クー子「…ん。少年、今日は日曜…」Zzzz
真尋「知ってるよ!そうじゃないんだ!ほら、これ!」
クー子「…少年、裏で野球をしてる少年たちを叱るのはハゲたおじいさんの役目っていうのが王道」
真尋「なんの話だよ!?そうじゃなくて泥棒が入ったんだよ!」
クー子「…泥棒…?」スッ
クー子「…ペロ」
真尋「お、おい!そんなガラスなんて舐めたら…」
クー子「…少年、このガラスの破片…」
クー子「…ニャル子のDNAが付着してる」
真尋「ニャル…子…?」
真尋「どういうことだオイ…ニャル子、家出したんじゃなかったのか?」
クー子「…わたしの宇宙鑑識は嘘をつかない。ニャル子は昨夜ここに来た」
真尋「な、なんだって!?…じゃああいつ、なんでこんな泥棒みたいな真似を…」
クー子「…いやな予感がする」
真尋「…」
ニャル子「ふっふっふっふ…見てなさいよクー子…」
ニャル子「真尋さんの目を覚ますには…やはりこれくらいしか方法がありませんからねぇ…」グイッ!
バルン!ブイイィーーーンギャァァァァァ
ニャル子「真尋さんの目の前でその目障りなボテ腹…?っ捌いてあげましょう!」ダッ
>>19
ニャル子「ふっふっふっふ…見てなさいよクー子…」
ニャル子「真尋さんの目を覚ますには…やはりこれくらいしか方法がありませんからねぇ…」グイッ!
バルン!ブイイィーーーンギャァァァァァ
ニャル子「真尋さんの目の前でその目障りなボテ腹…かっ捌いてあげましょう!」ダッ
真尋「と、とにかくあいつを探そう!まだ近くに…」
クー子「…無駄。その気になればもう太陽系の外までも行ける」
真尋「そうだよな…ビヤーキーだのなんだの、移動手段はやけに豊富だもんなお前ら」
クー子「…某狸型ロボの道具にも用途が被っているものは沢山ある」
真尋「今はそういうこと言ってる場合じゃないだろ…」
クー子「…少年、心に余裕がなければ何も解決しない」
クー子「…ニャル子はまた必ず姿を見せるはず」
クー子「…だから少年は今日のところは、わたしをウィンドウショッピングに連れていくべき」
真尋「はいはい、行きたいんだな…でも、ガラス修理してからだぞ」
クー子「…任せて」
~数分後
クー子「…少年、直った」
真尋「すごいけどいい加減だな…まあ、いいか」
クー子「…宇宙ガラス修理を使えば造作もないこと」
真尋「それでさ、明後日はまた近所のスーパーでフォークの特売があってさ~」テクテク
クー子「…しょ、少年…その話題はお腹の子に優しくない…」テクテク
真尋「あっ、ご、ごめん…」
クー子「…お母さんの分、なんだよね少年…そうだと言って…」
真尋「も、もちろんだ!」
クー子「…少年の言葉はときにフォークよりも効果が……!!」ピタッ
真尋「ん?どうしたクー…あ」
ニャル子「ふふ…ふふふふふ…待ってましたよこの時を…!」ギュインギュイーン
真尋「ニャル…子…」
クー子「…下がって、少年。ニャル子の狙いは、わたし」ザッ
真尋「な!?ばっ…お前、その体で僕をかばう気かよ!?」
クー子「…ニャル子。わたしに戦う気はない」
クー子「…もう一度、ちゃんと、お話を…」
ニャル子「黙りやがれってんですよ!!!!」ビリビリパリーンガシャーン
クー子「…!!」
真尋「ぐぁ…耳が…」
ニャル子「あんたの話なんてハナから聞く気なんてありませんよ」
ニャル子「私の真尋さんを!私が命よりも大事に思ってた真尋さんを!!」
ニャル子「横取りした泥棒猫が…!この…この…!!」
ニャル子「名状しがたいチェーンソーのようなものの餌食になってしまいなさい!!!!」ダッ
クー子「く…」
バッ
真尋「待てニャル子!待つんだ!」
クー子「少年っ!!」
ニャル子「真尋さ!?」ガッ
ニャル子「ああっ!石につまづいたぁ!?」
真尋「え」
ギュイーンギュガガガガガブシャァァァァァァァ!!!
真尋「う゛ぎゃあ゛あぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
クー子「!!!!」
クー子「少年ーーーー!!!!」
クー子「そ、そんな…いや…しっかりして…少年!!」
真尋「う…うぅ…」ダクダク
ニャル子「まひろ…さん…?」ペタン
ニャル子「ちがう…ちがうんですよまひろさん…わたしはまひろさんを助けたくて…」
クー子「…!!」キッ
クー子「…ニャル子…いくらニャル子でも、許せないことは、ある」スック
クー子「…宇宙CQC」ボワッ
クー子「…焼き尽くし…?」グイ
クー子「…あ」
真尋「や…め…ろ…」
真尋「お…まえ…ら…みて、ると…つ、らい、ぞ…」
真尋「にゃる…こ…」
ニャル子「…!」
真尋「おま、えには…わ、わ、わるい、こと…した…」ゴボ
クー子「…少年。しゃべらないで」
真尋「で、でも…ぼ、くは…」
真尋「お、おま、おまえに…み、み、みとめて…ほしぃ」
真尋「ぼ、ぼぼ、ぼく、は…く、く、くーこが、すきだ」
真尋「おま、え、じゃ、なくて、な…」
真尋「くく、くーこを、え、え、えらんだのは、ぼ、ぼぼくだ」
真尋「だか、だか、だから…!」
真尋「わ、わわわるいのはぼ、ぼく、だ…」
真尋「くーこを、う、うらむな…!」
ニャル子「真尋…さん…」ポロポロ
クー子「…少年!もういいからすぐに手当を…!」
真尋「……」
クー子「…しょ、少年…?」
クー子「…嘘。そんな…」
クー子「いやあああああああ!まひろおおおおぉぉぉぉぉ!!!」
ニャル子「あ・・・・あ・・・・・」
ニャル子「ぐすっ…えぐ…うえええええええん…」
~半年後
クトゥ尋(仮)「だぁだぁ…きゃは…きゃははは!!」
クー子「…たかいたかーい」
ニャル子「はぁ…可愛いですねえ…まさにこの世に舞い降りた天使って感じです」
ニャル子「それにその目元とか…真尋さんそっくりですねぇ」ジュルリ
クー子「…ニャル子。涎しまわないと抱かせてあげない」
ニャル子「ああん!つい!」フキフキ
クー子「…もう。この子は真尋の大事な忘れ形見」
クー子「…危険邪神にはやはり預けないのが賢明かも」
ニャル子「やん、もう、クー子のいけず…でも、この子を危険な目になんて遭わせませんよ」
ニャル子「あんたとの約束の通りです、クー子」
ニャル子「2人で、何があってもこの子を守る。そうでしょう」
クー子「…当然」
コンコン
クー子「…どうぞ」
ガチャ
ハス太「こんにちは!ひさしぶりだね、ニャル子ちゃん、クー子ちゃん!」
ニャル子「本当に久しぶりですねハス太君。半年ぶりですか」
クー子「…久しぶり」
ハス太「わぁ…その子がまひろくんとクー子ちゃんの赤ちゃん!?」
ハス太「かわいいなぁ…んー、よしよし」
ニャル子「ああっ先に!ずるいですよハス太君!」
ハス太「えへへ…こういうのはいいんちょうが先なのっ!」
ニャル子「まったく…半年も姿を見せなかったくせに何が委員長ですか…」
ニャル子「そういやこの半年、連絡もよこさず何やってたんです?」
ハス太「あ、それはね…あっ、ちょうど着いたかな」
ハス太「こっちこっち!入って来てよまひろくん!!」
クー子「!!!!??」
ニャル子「!!!!??」
おわり
誰か後日談でも書いてくれたら嬉しいな
出だしがどっかでみたような気がするんだよなあ
>>55
前にもしもしで書いてて途中放棄したスレです
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