響子「これより学級裁判を開廷します」
盾子「ねぇちょっと話しきいてよ」
葵「…なにこれ?」
さくら「我にもよくわからぬ…」
千尋「起こされたとおもったら、突然こんな部屋に呼び出されて…」
盾子「ほら、急な召集で不二咲焦ってんじゃん。ちょっと落ち着いてよきりぎりん」
むくろ「ひっ…被告人は静粛に!」
盾子「あぁん?」
むくろ「ぅ……」
響子「裁判長、被告人は重罪人です。怯まないでください」
むくろ「は、はい…!」
響子「被告人、江ノ島盾子は『超高校級のギャル』として本校、希望ヶ峰学園に入学したが、それは偽りで『超高校級の絶望』があなたのもつ才能だった。この情報は真実かしら?」
盾子「そーでーす。ってか、アタシを“そうでなくした”のはアンタたちなんだから分かりきってんでしょ」
響子「……江ノ島盾子は、同学級の男子生徒『超高校級の幸運』をもつ苗木誠氏の入学初日に、廊下にて接触」
盾子「接触っつーか衝突だったけどねー。せっかく後ろ歩いてた残姉がアタシを受け止めてくれようとしたのに、どういうわけかその残姉まで巻き込んでハデに転けてさぁ」
むくろ「…!」
盾子「苗木ってば残姉のスカートん中顔つっこんで、あいた両手でアタシの胸わし掴んでくんだもんなー、マジ爆笑だったー」
響子「……裁判長?」
むくろ「うっ、嘘です! そんなのは事実無根でひゅっ!」
葵「(噛んだ…)」
さくら「(あの戦刃が転んだ…だと…)」
千尋「(あるある)」
盾子「しかもそのとき、お姉ちゃんてば残念なことにパンツ──」
むくろ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」バンバンバンバンッ
響子「凶器の持ち込みは禁止です」
むくろ「ごめんなさい」
響子「江ノ島さん、怪我は」
盾子「いやー、この学級裁判ってのは判決下すまえに死刑にするモンなのかと思った」
響子「無事ならいいわ」
葵「あのー、霧切ちゃん」
響子「なぁに?」
葵「あたしたちが居る意味って、なに?」
響子「この後に説明するから、もう少しだけ待っていてもらえるかしら」
葵「あ…うん」
さくら「座っていよう」
葵「そだね」
千尋「(まさか女の子縛りで呼ばれてないよね…?)」
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