穂乃果「園田さん」 (83)
ラブライブのssです。
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花陽「お弁当が>>3だ……」
関連
穂乃果「南さん」
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海未「どうしましょう。穂乃果がこの上なく本気で怒ってます……」
ことり「穂乃果ちゃんがあそこまで怒るなんて珍しいね。一体何をしたの?」
海未「たいしたことはしてないはずですが……」
ことり「それで穂乃果ちゃんがあんなふうになる?」
海未「なりません……よね」
ことり「海未ちゃんたちが険悪になると私にまで飛び火が来るから困るんだよね。手伝ってあげるから早く仲直りしよ?」
海未「はい……」
ことり「それにしても2人がこんなふうになるなんて普通じゃないよね。本当に何をしたの?」
海未「……」
海未「実はですね……>>5」
冷凍ピザ
私の穂乃果エロ画像集を目撃してしまった
海未「実は……私の穂乃果エロ画像集を目撃されてしまったんです……」
ことり「……は?」
海未「だから、穂乃果のあんなところやこんなところを撮った写真が全て見られてしまったんです」
ことり「……」
海未「ちゃんと隠しフォルダにしておいたうえに、パスワードまでかけたのに……。なぜバレてしまったのでしょうか……」
ことり「……」
海未「ことり、黙ってないで何か言ってくれませんか。仲直りを手伝ってくれるのでしょう?」
ことり「はぁ……。少しでも心配した私がバカみたい」
海未「はい?何か言いました?」
ことり「いいや、なんでもないよ」
海未「とにかくどうしたらいいかアドバイスがほしいです。どうかお願いします」
ことり「もう>>10でもしてればいいんじゃない?」
穂乃果ちゃんにベロちゅー
ことり「もう穂乃果ちゃんにベロちゅーでもしてればいいんじゃない?」
海未「な、な、いきなり何をいいだすのですか/// そんなことできるわけないでしょう!」
ことり「ひとのエロ画像集めてた人が今さら何を言うのか」
海未「み、見る分には構わないんです!ですが……実際にベロちゅーなどと……」
海未「だいたいそんなことして仲直りできるとでも思ってるのですか!?」
ことり「さあ?」
海未「なんて無責任な!」
ことり「ねぇ海未ちゃん」
海未「なんです?」
ことり「私ね、実は今とっても怒ってるんだよ」
海未「……え?あなたもですか?」
ことり「そうだよ」
海未「えっと、いつ怒らせるようなことしましたっけ……?」
ことり「なに?わからないの?」
海未「……ご、ごめんなさい」
ことり「仕方ないな。じゃあ教えてあげる」
ことり「私はね、>>15だから怒ってるんだよ」
私の穂乃果ちゃんを性のはけ口のおかずにしようとしたから(ことりと穂乃果は付き合っていない、ことりの妄想)
ことり「私はね、私の穂乃果ちゃんを性のはけ口のおかずにしようとしたから怒ってるんだよ」
海未「……私の、穂乃果……?それはどういうとこです?」
海未「ま、まさかあなたたちはすでに……!?」
ことり「ううん。海未ちゃんの思ってることは合ってるけど違う」
海未「……?」
ことり「確かに私は穂乃果ちゃんと付き合ってるよ」
海未「!!?」
ことり「妄想の中ではねっ!!」
海未(あっ、この人ダメな人だ)
ことり「話が逸れちゃったけど、穂乃果ちゃんと仲直りしたいんでしょ?」
海未「まぁ、少なくとも私はあの子のことを親友と思っているわけですし……。できるなら元の関係かそれ以上の…………っいえ、なんでもないですからその布きりバサミをしまってくださいお願いですこちらに向けないでくださいぃぃぃぃぃ!」
ことり「やっぱりさ、欲張りはよくないと思うよね。仲直りした挙句、そのままイイ感じになっちゃおうなんて虫がいいと思わない?」
海未「ハイ……ソノトオリデス……ゴメンナサイ」
ことり「わかればいいんだよ」
ことり「まぁ私も今まで通り仲良く3人でいたいからさ、サクッと仲直りしてきなよ」
海未「……どうやってです?」
ことり「だから、ベロちゅー」
海未「まだそのネタひっぱるんですか?」
ことり「大丈夫だよ。穂乃果ちゃんが心の底から海未ちゃんを嫌ってるはずなんてないから」
ことり「それに海未ちゃんがその気だってわかったら、案外穂乃果ちゃんもコロっと落ちちゃうかもしれないね?」
海未「ですがその後にあなたにサクッと刺されてコロっと逝ってしまうなんてことにはなりませんよね?」
ことり「もちろんだよ。信用してないの?」
海未「い、いえ。そんなわけでは……。ですがこのままではどう考えてもあなたのデメリットが大きすぎじゃありませんか?」
ことり「うーん、それもそうだね。じゃあさ、交換条件なんてどう?」
海未「交換条件ですか?」
ことり「そう。それなら対等になるんじゃないかな?」
海未「なるほど。穂乃果へのベロちゅーと釣り合うようなことくらいならなんでもやってみせましょう」
ことり「ふふっ、言ったなー?」
ことり「じゃあ>>21なんてどうかな?」
ことりとレズセックス
ことり「それじゃあ私とレズセックスなんてどうかな?」
海未「セックスですか?そんなことでい…………セックス!?」
ことり「うん。最近私溜まってるんだ。衣装作りが遅れてて夜もまともにほのニーできなくて……」
ことり「だからさ、一回だけでいいから私のことイカせてよ」
海未「な、なぜ私がそんなことしなくてはならないのですか!?だ、だいたいせ……せっく……すぅと言うのは好きな人同士がするものであって、性欲を発散するために猥に行ってはいけないのです!」
ことり「つまらない正論だなぁ。ま、いっか。私もやっぱり初めては穂乃果ちゃんにあげたいし。いや、もうあげたけどね?」
海未(まだ言ってますよこの人)
ことり「じゃあ今回は『アレ』で我慢しておいてあげるよ」
海未「『アレ』とは……?」
ヒョイ
海未「な、なんですこれは?USBメモリー?」
ことり「そう。海未ちゃんのパソコンの1番左下にあるフォルダ……名前は『物理学者への道』だったっけ?」
海未「……!!」
ことり「それ全部をその中にコピーしておいてね」
海未「……」
海未「ふふ……、ふふふふふふ」
海未「わかりました。確かにそれなら穂乃果へのベロちゅーと同等の価値を持つかもしれませんね」
海未「ですが余計なデータなんて入ってませんよね?もしそうだとして、ヘタしたら全部入り切らないかもしれませんよ?」ニヤッ
ことり「はは、問題ないよ。今朝開封したばかりの16GBだからね」
海未「ふふっ、流石です」
『ねえねえ、さっきからこの個室から変な声聞こえるけどなんなの?』
『わからない……。でも今写真とか言ってたよね……?』
海未「ではそろそろ教室に戻ることにしましょうか」
ことり「そうしよう。穂乃果ちゃんも待ってるからね」
海未「では女園田海未、高坂穂乃果へ特攻してまいります!」
ことり「鮮やかに翔けて舞うんだ!園田海未!」
海未「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉお!」
海未「穂乃果ぁぁぁぁぁぁ!」
穂乃果「……」
海未「べぇぇぇぇロちゅぅぅぅぅしぃぃぃぃましょぉぉぉぉぉ!!」
穂乃果「近寄らないでくれませんか。穢れが移ってしまうじゃないですか」
海未「け、穢れ……!?私、そんなふうに思われてたんですか……?」
ことり「ふむふむ。特攻失敗、っと」
海未「ダメです……穂乃果に嫌われては私はもう生きていけません。お父さん、お母さん……早くに旅立つ愚娘をどうかお許しください……」
ことり「まあ落ち着きなよ海未ちゃん」
海未「穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果穂乃果……」
ことり「海未ちゃんが病んじゃった」
ことり「ねぇ穂乃果ちゃん。海未ちゃんも反省してるみたいだから許してあげよ?」
穂乃果「いくらことりちゃんでもそれは聞けないよ!」
穂乃果「だって……だって私のあんなとこやこんなとこが写った写真があんなにたくさん……」
ことり(穂乃果ちゃんがここまでシャックを受けるほどなんだ……。楽しみ)
ことり「うーん、じゃあどうしたら許してあげれるの?」
穂乃果「なにをされても許す気なんてない!そもそも今までの海未ちゃんの行動も目に余るものがあったんだよ!」
・・・・・・
穂乃果「ねぇ海未ちゃーん?」
海未「なんです?」
穂乃果「体育終わってから頭にかぶってるそれ、なに?」
海未「穂乃果の汗で蒸れた短パンです。とても頭にフィットします」
・・・・・・
穂乃果「海未ちゃんおまたせー!お饅頭持ってきたよー」
海未「はい、ありがとうございます」
穂乃果「ところでなにやってるの?」
海未「あなたの下着を畳み直してあげてたのですよ。あんなしまい方ではシワになってしまいますからね」
穂乃果「あ、ありがとう。ところでなんでそんなにポケット膨らんでるの?」
海未「気にしないでください」
・・・・・・
穂乃果「きゃっ、はぁ……はぁ……やったなー!はぁ……はぁ……」バシャ
ことり「穂乃果ちゃんこそ!くらええ!」バシャ
穂乃果「あは……は!や、やっぱり……はぁ……はぁ……み、みんなで……合宿に来て……はぁ……はぁ……よかった……ね!」
ことり「そうだね!すごく楽しい!」
穂乃果「はぁ……はぁ……、ところで海未ちゃん!?さっきから私の水着のヒモ外そうとしないで!!もう走れないー!」
海未「水の中を走るのもいいトレーニングになりますよ」
・・・・・・
穂乃果「……ん。眠れないよぉ……ぁ」
絵里「海未を見なさいもう寝てるわよ」
穂乃果「……」
絵里「明日も早いんだから寝ちゃいなさい」
穂乃果「はい……」
サワサワ
穂乃果「ぁん……」
穂乃果(海未ちゃんが私のお腹撫でてくる……。この狸寝入り女)
海未「柔らかいです。ぐへへ」
・・・・・・
海未「私と一緒ですよ。ことりもひっぱっていってほしいんです。わがまま言ってもらいたいんです」
穂乃果「わがままぁ!?」
海未「そうですよ。有名なデザイナーに見込まれたのに残れなんて……。でも、そんなわがままを言えるのは……!」
海未「さぁ行ってきてください!ことりがあなたを待ってます!」
穂乃果「うん!」
穂乃果「……ところでここに来る時から頭についてるその機械、なに?」
海未「講堂は暗いですからね。懐中電灯です。決して穂乃果のローアングルを撮るためのカメラじゃありませんよ」
・・・・・・
穂乃果「思い返すだけで腹が立ってきたよ」
ことり「まぁ確かに確定的に全面的に圧倒的に海未ちゃんが悪いよね」
海未「そうやって全て一人に責任を押し付けるのはよくないと思いますよ」
穂乃果「そうやってまったく反省してないのもよくないと思いますよ」
海未「そもそも私があんな行為に走ってしまったのも全てあなたのせいなんですからね」
穂乃果「え、なんで?」
海未「まず私の性欲を刺激する匂いを発するのが悪いですし、覗いてくださいと言わんばかりにスカートを短くしてるのも悪いですし、それに私の視神経がマヒするほど可愛い顔してるのも悪いですし、あと……」
穂乃果「離してことりちゃん!!じゃないとこいつを病院に送れない!!」ジタバタ
ことり「ほ、穂乃果ちゃん落ち着いてー……」
海未「ほんとですよ。少しは落ち着くことを覚えなさい。淑女の嗜みですよ」
穂乃果「」プツン
ことり(あっ……、今なんかヤバい音が聞こえたような……)
穂乃果「……」
海未「穂乃果?」
穂乃果「…………」
海未「?」
穂乃果「………………」
穂乃果「園田アアアァァァァァァァァ!!」
海未「!?」
ことり「!?」
穂乃果「もう限界だよ!!あなたとは絶交されてもらいますから!!」
海未「ぜ、絶交!?そんな……」
ことり「穂乃果ちゃん!!少し考え直してみ……」
穂乃果「こいつの変態行為は小学3年生の頃から始まったんだよ!?今さらなにを考え直せっていうの!?」
ことり「小学3年生からなの!?」
ことり(つまりロリ穂乃果ちゃんの写真ももらえるってことかな?うへへ)
穂乃果「これからはことりちゃんとしかお話ししないし、朝もあなたがいるなら1人で行くから!」
海未「そんな……ひどいです……」
穂乃果「どの口がそんなこと言うのかな!自分の胸に手を当てて自分がしてきたことを振り返ってみなよ!」
海未「自分の……胸に……?」
海未「……」
穂乃果「ほら、自分の悪行の数々を思い出した?」
海未「……」
海未「あん……穂乃果に罵倒されながらするのも……んっ、悪くないですね……」
穂乃果「」
ことり(穂乃果ちゃんの顔から……表情が消えた……!?)
穂乃果「」ガサゴソ
ことり「穂乃果ちゃん……?携帯取り出してどうしたの……?」
穂乃果「」スッ、スッ
穂乃果「よし」
ことり「?」
穂乃果「ねえ園田さん。ちょっと私に電話とメールしてみてくれませんか?」
海未「なぜです?」
穂乃果「いいから、早く」
海未「? とりあえずわかりました。ではしますね」
メール
海未「空メでよかったですか?」
穂乃果「はい」
海未「では、送信っと」
ピロリン
海未「ん?誰かからメールみたいですね。誰でしょうか」
海未「……あれ?エラー?」
海未「おかしいです。何度送っても返ってきてしまいます」
海未「……まるで、受信拒否されてるみたいに……」
電話
海未「」プルルル
ガチャ
海未「あっ、もしも……」
海未(……ん?よく見たら穂乃果今ケータイ持ってないですね)
海未「じゃあいったい誰が……」
『おかけになった電話番号への通話は、お客様のご希望によりおつなぎできません』
海未「……え?」
海未「ちょっと穂乃果。マナーモードになってませんか?」
穂乃果「いいえ、なってませんよ」
海未「おかしいですね。もう一度かけてみましょう」
『おかけになった電話番号への通話は、お客様のご希望によりおつなぎできません』
海未「……やはり同じメッセージですね」
海未「……まるで、着信拒否されてるみたいに……」
海未「そんな……!LI○Eもカ○オもできません!」
穂乃果「よし、これでOKっと」
海未「穂乃果!!」
穂乃果「もう私たちの関係はこれまでです。今後は距離をとらせてもらいますので」
海未「う、うそ……ですよね?もし部活の連絡とかがあったらどうするんです……?」
穂乃果「絵里ちゃんやにこちゃんに連絡してもらいます」
海未「では……朝寝坊したときは……?」
穂乃果「さっきも言いましたよね。あなたとは一緒に行きませんって」
海未「……」
ことり「う、海未ちゃん……」
海未「うっ……うぅっ……ほのがぁ……」
海未「ぞんなにわだじをいじめでだのじいでずがぁ……?」
穂乃果「……」
海未「ごめんなさい……ごめんなさい……。もうしませんから……だからひどいこといわないでください……」
ことり「あわあわ……」
海未「なんでも……なんでもしますから……。だからこれからもあなたと一緒にいさせてください……おねがいです……」
穂乃果「……はぁ」
穂乃果「泣けばどんなことでも許されると思ってるの?なんでもするって言えば『ん?今なんでもするって言ったよね?』っていう展開になると思ってるの?」
穂乃果「甘いよ海未ちゃん。穂乃果の家のアンコより甘々だよ」
穂乃果「……でもこれはもうお約束だからね。やらなくちゃみんなが黙ってないんだ」
コホン
穂乃果「ん?今なんでもするって言ったよね?」
穂乃果「じゃあ>>38してもらおうか」
1年間話しかけない
穂乃果「じゃあ一年間話しかけないでもらおうか」
海未「」
穂乃果「はい、スタート」パンッ
海未「あ、待っ……」
穂乃果「話しかけるなって言ったよね?」
海未「……」
海未(どうしましょう……。一年間も穂乃果とお話できないなんて死ぬよりも辛いです……)
海未(考えるんだ……考えるんだ園田海未。何か方法はあるはずです)
海未(このまま青春の終わりを迎えるわけにはいかないんですから)
海未(もしこのまま一年間話しかけなかったらどうなります?)
海未(もし目標が達成できたら穂乃果は私を見直してくれるかもしれません。ですがそれで高校二年生の後半と三年生の前半を費やしてしまうのはあまりにも大きい……)
海未(では話しかけてしまった場合はどうなります?)
海未(今度こそ呆れられて見捨てられるでしょうね……。最悪金輪際目も合わせてくれないなんてことも……)
海未(それなことではどんな過酷なお仕置きよりも辛いですね……)
海未(……ん?おしおき?)
海未(そうだ!いいこと思いつきました!)
海未「ことり、ちょっといいですか?」
ことり「? なぁに?」トテトテ
海未「ちょっと穂乃果に伝言があるんです。頼まれてもらえませんか?」
ことり「内容にもよるけど」
海未「ひどいことではないので大丈夫です」
ことり「信用ならんなぁ」
コショコショ
ことり(本当にたいしたことじゃなかったな)
ことり「ほーのかちゃん」
穂乃果「んー?なにー?」
ことり「海未ちゃんから伝言があるんだけど、いいかな?」
穂乃果「……」
ことり「特に変なものじゃないから安心していいよ」
穂乃果「ことりちゃんがそう言うなら……」
ことり「海未ちゃんがね、『もしこの試練を突破することができなかっな場合、私に罰を与えて欲しいのです』って」
穂乃果「罰?」
ことり「そうなの」
穂乃果「罰の内容は私が考えるの?」
ことり「うーん、やっぱり与える側だからね。そうじゃない?」
穂乃果「罰かー。……海未ちゃんなら何しても悦びそうだからな……」
ことり「たしかに……」
穂乃果「今のこの状況も放置プレイかなんかだと勘違いしてそうだし」
穂乃果「まぁとりあえず、罰は>>48ってことにしておこうか」
絢瀬宅に監禁
ことり「海未ちゃーん」
海未「ことり、どうでした?」
ことり「うん、うまくいったよ」
海未(よし、これでもし罰が『穂乃果の奴隷になる』とかだったら私は即座に話しかけに行きます)
ことり「それでね、罰のないようなんだけど」
海未(こいこいこいこいこいこいこいこいこいこいこいこい)
ことり「『絢瀬宅に監禁』だって」
海未「!!?!?!????!?」
甦るトラウマ
・・・・・・
絵里「あなたを捕食するわ!性的に!」
海未「なぜいきなりそうなるんです!?頭がおめでたすぎですよ!」
絵里「いいから捕まりなさい!そして保健室で性についての補習をやるのよ!」
絵里「もちろん実技のね!」
・・・・・・
絵里「あら、なんかこれ夕日をバックに浜辺で追いかけっこするカップルみたいね」
海未(絵里vi)「あはははは、捕まえてごらんなさい」
海未(リアル)「ひぃぃぃぃ!!誰か、誰かぁぁ!!」
絵里「待ちなさいよー、うふふふふ」
海未(絵里vi)「その程度で私に追いつけるとでも?」
海未(リアル)「なぜっ!?なぜ歩いてる絵里との距離が縮まらないのです!?」
絵里「よーし、じゃあ本気だしちゃうぞー!うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」
・・・・・・
絵里「私と一緒に未来に繋ぐ芽を育みましょう!」
海未「そんな鼻息荒くして言われても困りますっ!」
絵里「問答無用!いいから私の子どもを身籠もりなさい!」ガシッ
海未「あっ……くそっ、なんて握力っ!」
絵里「やっと捕まえたわ。これで私たちはエデンへと辿り着けるのよ!」ズルズル
海未「は、離し……くぅ……っ!」
・・・・・・
亜里沙「海未さん、あーん」
海未「ちょ、亜里沙。自分で食べられますからこの手錠をとってくださ…………あっつ!?」
亜里沙「あっ、ごめんなさい!!あんまり動くものだからおでんがほっぺについちゃいましたね」
海未「アツアツ大根をほっぺにつけるなんてどこのダチ○ウ倶楽部ですか!」
亜里沙「そういえば知ってます?おでんって飲み物じゃないんですって。自動販売機に売ってるのに」
海未「知ってますよ……もがっ!?」
亜里沙「おいしいですか?」
海未「ーーーーーーーーー!?!!!?!?!」
(やばい!?やばいですって!!フーフーしてない卵ほど危険なものはないですって!?)
・・・・・・
亜里沙「海未さん。お背中流しますね」
海未「え、ええ。お願いします」
亜里沙「えへへ。海未さんの背中キレイ♪」
海未「そ、そうですか?亜里沙の肌も白くてキレイで…………いだだだだだだっっ!!?」
亜里沙「あっ……ごめんなさい!強くしすぎちゃいましたか!?」
海未「いえ、なんか力の強弱が原因ではないような……たわし!?」
亜里沙「はい♪ これで垢も何も残りませんよ♪」
海未「皮も残らないですね」
・・・・・・
海未「……」
海未「絢瀬家送り……シベリア送り……完全に一致」
ことり「海未ちゃん?」
海未「……は!?私は今何を……」
ことり「何か譫言を呟いでたし、顔も真っ青だよ?大丈夫?」
海未「は、はい……。問題ないです……。心配かけてごめんなさい」
ことり「……うん」
放課後
穂乃果(海未ちゃん……、今日1日中元気なかったな。ちょっと言い過ぎちゃったよね……)
穂乃果(あの写真だって……まぁ変なのはたくさんあったけど……裏を返せばそれだけ私のことを見ていてくれたってことだよね)
穂乃果(……うん、謝ろう。やっぱり私も海未ちゃんと話せないの寂しいもん)
穂乃果「ことりちゃん」
ことり「どうしたの?」
穂乃果「海未ちゃんどこ行ったかわかる?放課後になってから教室を飛び出して行ったみたいだけど、何か聞いてる?」
ことり「海未ちゃん?あっ、もしかして仲直りする気になったの?」
穂乃果「う、うん……。やっぱりやりすぎちゃったかなって……」
ことり「ふふっ、そうやって相手のことを受け止められるのは穂乃果ちゃんのいいところだよ」
ことり「海未ちゃんはね、>>57に行ったみたい」
東尋坊
『まもなく、福井空港行きの便が……』
海未「……ふぅ。そろそろ時間見たいですね」
海未「あなたのおかげで楽しい人生でした。さようなら、穂乃果」
海未「最後に……さよならくらい言いたかったな……」
タッタッタッタッ
ガシッ
海未「?」
穂乃果「はぁ……はぁ……」
海未「ほ、穂乃果……?穂乃果なんですか……!?」
穂乃果「海未ちゃん……。制服で、それに荷物も何も持たないでなんでこんなところにいるの?」
海未「……」
穂乃果「答えて!話しかけるななんて言わないから!!」
海未「……」
海未「……離してください。飛行機が行ってしまいます」
穂乃果「海未ちゃん!!」
海未「……」
海未「……あなたの声が聞けないなら、私の耳はもうなんの役にも立ちません」
海未「あなたに触れられないなら、こんな手など必要ありません」
海未「あなたに抱きついてもらえないなら、こわな身体も必要ありません」
海未「あなたとともに歩けないなら、こんな足などいりません」
海未「あなたと一緒にいられないなら……私はもう死んでいるのと変わらないのです」
穂乃果「海未ちゃん……」
海未「私が死んだら……少しでもあなたは心配してくれるだろうと思ったんです。気にしてくれると思ったんです」
穂乃果「……っ!」
海未「たとえこの先、口を聞くことができなくなっても……しばらくの間はあなたの心に居座れると……」
パシンッ
海未「……え、……えっ」
『なになに?けんか?』
『そういえばこの間も似たようなことあったらしいよ。しかもあの子たちと同い歳くらいの子が』
『へー。ドラマの撮影か何かかな?』
穂乃果「……」
海未「……な、なにをするんですか……?」
穂乃果「ばか……」
海未「……」
穂乃果「ばか……ばかぁ……」
海未「ほ、穂乃果……?もしかして泣いているのですか……?」
穂乃果「うっ、うぅ……。泣いてて悪かったなぁ……もう……」
海未「……」
穂乃果「死んじゃったら……何も残らないじゃんかぁ……ひっぐ……ばか、ばか……」
海未「穂乃果……」
海未「落ち着きましたか?」
穂乃果「うん……ごめんね」
海未「いえ、いいんです。元はと言えば私が悪いんですし……」
穂乃果「ううん……悪いのは、全部私だよ。だって、海未ちゃんはただずっと私のことを見続けていてくれただけなのに……なのに私はあんなひどいことを……!」
海未「……」
穂乃果「こんなふうに追い込んじゃったのも全部私だから……」
穂乃果「お詫びがしたいの……」
海未「!! お、お詫び……ですか?」
穂乃果「うん……」
穂乃果「私……海未ちゃんのためならなんだってするよ……?」
海未「ほ、穂乃果……!」
海未(か、顔が近い……! 穂乃果の潤んだ瞳、わずかに開いた唇、そ、それに石鹸のいい匂いが……)
穂乃果「なんでも言っていいんだよ……?たとえば……」プチッ
海未「……!!?」
穂乃果「私のこと、好きなようにしても……なにも文句は言わないから」
海未「だ、だめですよ! いくらここに人気がないからと言ってそのようなことは……!」
穂乃果「私のこと……好きじゃないの……?」
海未「そ、そんなの、大好きに決まってます!」
穂乃果「もう、バカ海未ちゃん……ヘタレ海未ちゃん……ED海未ちゃん……」
海未「そ、そんな言わないでください。それに最後のは私に関係ないでしょう」
穂乃果「海未ちゃんならさ、私が今なにしてほしいかわかるでしょ?」
海未「はい……。あなたの眼を見たらなにを考えているかわかりますからね」
穂乃果「じゃあさ、……お願い」
海未「い、いいのですか……?」
穂乃果「うん……」
穂乃果「>>71……してほしいな」
キース!キース!
kiss
>>69
今しがた私の名が聞こえたが・・・誰か説明してもらおうか・・・
海未「」ゴクリ
穂乃果「……んー」
海未「で、ではいきますよ?」
穂乃果「そんなこと言わなくていいの」
海未「ご、ごめんなさい……。では……」
チュッ
穂乃果「ん……」
海未「……」
穂乃果「……。しちゃったね……?」
海未「は、はい……」
穂乃果「海未ちゃん、好き」
穂乃果「これからもケンカすることたくさんあると思うけど、ずっと一緒にいてください」
海未「……はい。大好きです。穂乃果」
翌日
ことり「……!?」
穂乃果「海未ちゃんあったかいよぉ♪」
海未「あ、あの……私は暑いのですが……」
穂乃果「じゃあ私の手あげるー」ピトッ
海未「ひゃっ、冷たい!?」
穂乃果「えへへ、なんだかんだで私も緊張してるんだぁ」
海未「緊張したら火照る私と真逆ですね」
穂乃果「相性いいね♪」
ことり「おかしくない?ねぇ、おかしくない?なんで2人ともリア充になってるの?おかしいよねぇ?あれ、もしかしておかしいのって私なの?いや、違うよねぇ?あれ?あれ?なにがおかしいのかもわからなくなってきた。おかしいなぁ?」
海未「なんだかんだで私たち付き合うことにしたんです」
ことり「どうしてそうなった」
穂乃果「海未ちゃんね、すごい激しいんだよ……?///」
海未「ちょっ、穂乃果///」
穂乃果「おかげで何回もイカされちゃったの///」
ことり「(・Д・)」
海未「あなたの顔文字は(・8・)でしょう」
ことり「……」
海未「そうそう、ことり。これは頼まれていたものです」
ことり「これは……USB」
海未「はい。写真は全部そこにコピーしておきましたから」
ことり「あ、ありがとう……」
穂乃果「写真ってなに?」
海未「ことりがライブのときの写真が見たいと言っていたので、それを」
穂乃果「えー!それ私もみてないよ!?」
海未「そうですか?それじゃあ今度一緒に見ましょうか。……ふふふ」
ことり「……」
ことりの巣
ことり「あん……穂乃果ちゃん可愛いよぉ……んっ、あん……」
おしまい
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