あかり「安価で夢を現実にしたい」(213)
夢を見ました。
とてもとても素敵な夢。
楽しくて、嬉しくて、いつまでも見ていたかった夢。
目が覚めたとき、ちょっと寂しい気持ちになってしまう夢。
そんな夢。
もう一度、見ることが出来たら……。
【あかりの部屋】
pipipipi…
あかり「むにゃ……、ん……もう朝かぁ」
あかり「あぁ、またあの夢見られなかったんだ……」
あかり「もう一度みんながあかりを取りあったり、好き好き大好きって言われたりしたいよぉ」
あかり「あの夢が現実にならないかなぁ。……って無理だよね」
あかり「そもそも現実のあかりと夢の中のイケてるあかりじゃ全然違うもんねぇ」
あかり「……ん? ということは夢の中みたいなイケてるあかりになれば、
モテモテになれるかもしれない!?」
あかり「あはは、そんなわけないよねぇ」
あかり「……」
あかり「ちょ、ちょっとだけ……、挑戦、してみようかな」
あかり「夢の内容は「がちゆり」か、大絶賛放送中の「ゆるゆり♪♪」の1話を参照してね!
ネットで無料配信もされてるよっ!」
あかり「わわ、もうこんな時間!支度に手間取っちゃった」
あかね「あらあら。今日はいつもより遅いのね」
あかり「ちょっと考え事をしちゃって……。あはは」
あかね「そうなの。悩み事があったらすぐお姉ちゃんに相談するのよ?」
あかり「うん! えへへ、お姉ちゃん優しいから大好き」
あかね「ふふ。あかりったら」ニコニコ
あかり(お姉ちゃんみたいになれたら、きっとみんなにモテモテなんだろうなあ)ジー
あかね「どうしたのあかり。そんなに見つめられるとお姉ちゃん恥ずかしいわ///」
あかり「な、なんでもないよ!」
ピンポーン
あかり「あ!京子ちゃんたちだ。お姉ちゃん行ってきまーす!」
あかり(何事も最初が肝心って言うし、玄関出たら何かやってみたほうがいいのかな?)
あかり(それとも様子見したほうがいい……?)
あかり(よしっ決めたよ!>>8)
オナニー
あかり(よしっ決めたよ!オナニーをするよ!)
あかり(……ってオナニーってなんだっけ? どこかで聞いたことがあった気がするんだけど)
あかり(うーん、思い出せないよぉ。すごいインパクト与えられそうな記憶はあるんだけど)
あかり(あ! そうだよ、こんな時こそお姉ちゃんに相談する時だよ!)
あかり「京子ちゃーん、もうちょっと待っててねー!!」
あかり「お姉ちゃんお姉ちゃん!」
あかね「あらあら、慌ててどうしたの?」
あかり「いきなりだけど、教えて欲しいことがあるの!」
あかね「なにかしら?お姉ちゃんに分かることならなんでも教えてあげるわよ」ニコニコ
あかり「えっとね、オナニーってなんだっけ?」
あかね「!?」
あかね「あ、あかり? どうしてその言葉を知りたいの?」ドキドキ
あかり「えっと、事情話せないんだけど、玄関出たらしなくちゃいけないの!」
あかね「……」クラッ
あかね(ど、どんな事情!? い、いえ、それよりどうするべきなの? >>20)
全裸
あかり「京子ちゃんたち待たせてるから、出来たら手早く教えて欲しいの」
あかね(……なんでも相談してって言った手前、お茶を濁すわけには行かないし)
あかね(手っ取り早くなら実践して見せるのが一番、よね?)
あかね(とりあえず、脱いであかりの反応を見るしかないわ)
あかね(あかりにとってまだ早いなら拒絶反応を見せるはず!)
スルッ
あかり「え! お、お姉ちゃん!?どうして服を脱ぎだしてるの?」
あかね「お、オナニーには必要なことなのよ?///」ファサッ
あかり「え!そこまで脱いじゃったら、あの、み、見えちゃうよ?///」
あかね「だってあかり、知りたいんでしょう? お姉ちゃんすごく恥ずかしいけど、
あかりのためなら我慢するわ……」スルスル
あかり「お、お姉ちゃん……!>>28」
kskst
あかり「お、お姉ちゃん……! 京子ちゃんが見てるよ……」
あかね「え!?」
京子「い、いやー、遅いな~って思ってドア開けたら鍵かかってなかったもんで……つい」
あかね「」
京子「あ、あの! お取り込み中///みたいなんで私ら先に学校行ってます!失礼しましたー!!」ダダッ
あかり「きょ、京子ちゃーん待ってよー!」ダッ
バタン
あかね「……な、なんとか回避出来た、の?」
あかね「とにかく、また聞かれたときのために上手なごまかし方を考えておかなくちゃ……」
あかね「……でも」
あかね「あかりの前で脱いじゃうなんて……ちょっとだけ興奮しちゃったわ///」
【1-2教室】
あかり「ぜぇぜぇ……。お、追いつけなかったよぉ……」
あかり「お、おはよう、みんな……」ハァハァ
あかり(あ!教室に入る時のツカミやるの忘れた……、あぁ)ガク
ちなつ「>>37」
おはよう向日葵ちゃん櫻子ちゃん
ちなつ「おはよう、向日葵ちゃん櫻子ちゃん」
向日葵「おはようございます、吉川さん、赤座さん」
櫻子「あかりちゃん、ちなつちゃん、おっはよう!」
あかり(!? え、スルーされたの? そんなことないよね? もっと近くに行って)アッカリアッカリ
あかり「え、えと、おはよう!ちなつちゃん!!」
ちなつ「……」
ちなつ「あ、向日葵ちゃんのカバン、いい匂いするね。またお菓子持ってきたの?」
向日葵「え? ええ、そうですの、お昼休みにみなさんにおすそ分けしようかと思って……」
櫻子「やっぱそうだったのかー!いやあ、私もいい匂いがするなーって思ってたんだよ」ウンウン
向日葵「あ、あの、吉川さん。赤座さんがご挨拶されてますわよ?」
あかり「……うぅ」オドオド
ちなつ「いいのいいの。だって、>>44」
ちなつ「いいのいいの。だって、寂しそうなあかりちゃんかわいいから」
向日葵「……あ、あぁ、そうことですのね」ガク
向日葵「ですが……」チラ
あかり「……」シュン
向日葵(たしかにわからなくもないですわね……、っていけませんわ!)
向日葵「どんな理由があるにせよ、無視するなんてよくありませんわよ」
櫻子「でもかわいいよね!小動物みたいでなでなでしたくなっちゃう」
向日葵「あ、あなたまで!?」
ちなつ「向日葵ちゃんもそう思ってるんでしょ? 正直に言っちゃいなよ」ニヤニヤ
あかり(え?え? 今どうなってるの? わかんないよぉ)オドオド
向日葵「……>>52」
全身ペロペロしますわ
向日葵「……全身ペロペロしますわ」フラッ
ちなつ「え?」
あかり「ど、どうしたの向日葵ちゃん? なんか目がおかしいよ?」ビクビク
向日葵「なんでもありませんわ……。ただ、少し赤座さんを」
あかり「あ、あかりを?」
向日葵「ペロペロしてみたいなぁ……、って」ニコ
櫻子「ね、ねえ、ちなつちゃん、あいつヤバくない!?」
ちなつ「どうやら、向日葵ちゃんの精神のリミッターがいきなりブチきれちゃったみたいね……」
ちなつ「きっと心の奥底で、ああいうあかりちゃんかわいいっていう意識があって、
溜め込んだ『それ』が、私の適当な煽りで簡単に限界突破しちゃったってところかな?」
櫻子「冷静に分析してる場合じゃないよー! ど、どうしたらいい? 力じゃあいつにかなわない気がするし」
あかり「ひぃぃ、向日葵ちゃん来ないでー」ガクブル
ちなつ「そうね……。 >>60」
ちなつ「そうね……。このままあかりちゃん脱がして皆でぺろぺろしよっか」
櫻子「え!? それじゃあかりちゃんかわいそうだよ!」
ちなつ「でも、向日葵ちゃんも目的が達成されれば正気に戻るんじゃないかな?」
ちなつ「それに……、櫻子ちゃんもあかりちゃんペロペロに興味ないの?」ニヤニヤ
櫻子「な、ないよ! なでなでしたり、ぎゅってしてあげたくなることはあるけど……///」
ちなつ「ふーん、そう。じゃ協力しなくてもいいよ。そこらへんで見てて」
ちなつ「あかりちゃーん!」ダダッ
あかり「あ! ちなつちゃん、助けて! 向日葵ちゃんが変なの!?」
ちなつ「怖かったね、あかりちゃん。もう大丈夫だから」ナデナデ
櫻子「!」
あかり「ううぅ、怖かったよぉ……、ちなつちゃぁん」グスッ
ちなつ「ふふ……」ニヤリ
櫻子「……く」
どうする櫻子? >>67
櫻子「どいて!」ドンッ
ちなつ「きゃっ」
櫻子「お前もだ向日葵っ!」バンッ
向日葵「ううっ」
あかり「さ、櫻子ちゃん……?」キョトン
櫻子「ちなつちゃんも向日葵みたいにあかりちゃんをぺろぺろしようと思ってたんだよ!」
あかり「ええっ、そ、そうだったの!?」
あかり「そ、そんなことないよね? ね、ちなつちゃん」
ちなつ「こうなったら力ずくよ! 向日葵ちゃんは左から回って、私は右から行くから!」
あかり「ちなつ、ちゃん……?」
櫻子「大丈夫、あかりちゃん。私がいるから」ニコ
あかり「さ、櫻子ちゃん……///」
櫻子「よく聞け、今からあかりちゃんは私のもの! だから誰も手を出しちゃダメ!」ギュッ
あかり「///!」
櫻子「逃げるよあかりちゃん!(さて、>>78へ逃げよう)」
生徒会室
櫻子「逃げるよあかりちゃん!」ギュ
あかり「う、うん!(手つながれちゃった///)」
【廊下】
あかり「でもどこへ逃げるの?」
櫻子「生徒会室。あそこなら鍵持ってるし。向日葵がいるから絶対安全とはいかないけど、
今のあいつ、まともに頭働くか分からないし、もしかしたら杉浦先輩たちもいるかもしれないし」
あかり「そっか、櫻子ちゃんすごい!」
櫻子「そ、そう?えへへ、あかりちゃんに褒められちゃった///」
櫻子「あかりちゃんにはいっつもお世話になってるから恩返ししなくちゃ!」
【生徒会室】
ガチャ
櫻子「よし開いた。中には……誰もいないみたいだね」
あかり「ふぅ、一安心だね」
あかり「でも向日葵ちゃんとちなつちゃん、どうしておかしくなっちゃったんだろう?」
櫻子「それは、あかりちゃんがかわいいから……」
あかり「え///? い、意味分からないよぉ」
トントン
櫻子「誰か来た! あれは……>>89」
ドラえもん
櫻子「誰か来た! あれは……、ドラえもん!?」
あかり「えぇぇぇぇぇ!?」
櫻子「やったよあかりちゃん! ドラえもんなら秘密道具ですぐ解決だよ!」
あかり「い、いや櫻子ちゃん、さすがに本物のドラえもんはいないよ……」
櫻子「いないの!? ……う、うん、知ってた。いるわけないよねぇ」アハハ
あかり「あんなきぐるみ作っちゃうなんて、京子ちゃんくらいしかいないよねぇ」
櫻子「歳納先輩なの!? すっげー!!」
あかり「京子ちゃんまた変なもの作ってー。どうしたの? 朝から生徒会室に用なんて」
京子「うん、廊下見たら全力疾走するあかりとちっぱいちゃん見かけたから来ちゃった」
あかり「わざわざそんなきぐるみきてぇ、人騒がせな京子ちゃんだよぉ」プンスカ
京子「あはは。>>99」
会長が倒れてる!
京子「あはは。って会長倒れてるじゃん!?」
あかり「え? あ、ほんとだ!」
櫻子「コマからはみ出してたから見えなかったんだ!」
京子「コマ関係ないけどね」
あかり「松本先輩! 大丈夫ですか!?」
りせ「……」
あかり「!?」
櫻子「なんて言ってるのあかりちゃん!」
あかり「あかり松本先輩が言いたいことわからないんだった!」
櫻子「あああ、そうだった! 西垣先生しかわからないんだよ!」
りせ「……」ナデナデ
あかり「大丈夫って、言ってるんですか?」
りせ「……」ポンポン
櫻子(……松本先輩が無事なのは嬉しいけど、気軽になでなでするのはちょっと嫌、かな)
櫻子「>>109」
会長全裸にしたい
櫻子「会長全裸にしたい……」
あかり「!? さ、櫻子ちゃんまでおかしく……?」ビク
櫻子「ち、違うよ! 大丈夫だって言っても倒れてたんだよ? 怪我してないか確認しないと」
あかり「た、確かにそうかも……。でも全部脱がせなくても大丈夫だよ」
櫻子「そ、そう? あかりちゃんがそういうなら制服脱ぐだけでも大丈夫かな」
櫻子(とっさに嘘ついてごまかしたけど、なんで私あんなこといきなり言っちゃったんだろ……)
櫻子(会長に嫉妬してたのかな……。だから恥ずかしい目にあわせたくなっちゃったのかな……)
櫻子(なんか、私嫌な子だな……)
あかり「櫻子ちゃん、どうしたの?元気ないみたいだけど、疲れちゃった?
あかりだけでも怪我の確認は出来るから、櫻子ちゃんは休んでて?」
櫻子「え! あ、だいじょぶだいじょぶ! おなかすいたなーって思っただけ」アハハ
京子「なんか面白いことやるっぽいじゃん。私もまぜろー」ドンドン
あかり「京子ちゃんは、西垣先生呼んできて。何があったか松本先輩に聞かないと」
京子「ちぇー。あかりにパシリさせられるとは……、恐ろしい子!」
京子「ほい、連れてきたぞー」
西垣「>>116」
西垣「松本は『赤座をぺろぺろしたい』と言っている。ちなみに私もしたい」
あかさく「!?」
京子「あはは、何言ってるの西垣ちゃん。あかりなんてなめたら腹壊しちゃうよ」
あかり「ぺろぺろも嫌だけど、それはそれで酷いよっ!?」
西垣「『頭をナデナデポンポン』することで、なんとか理性を保ったそうだ。
だが、赤座に脱がされてもう限界も近いらしい。ちなみに私も限界に近い」
あかり「ど、どうなってるのぉ!? あかり、何かしちゃったのかなぁ?」ガクブル
櫻子「だ、大丈夫だよあかりちゃん!私が絶対守ってみせるから!」
あかり「櫻子ちゃん……。うん!あかり信じてる!」
櫻子(さっきの話だと松本先輩は私たちが逃げるまで、きっとぺろぺろ欲を抑えてくれるはず……)
櫻子(となると西垣先生が問題か……)チラ
京子「……」ニコ
櫻子(歳納先輩……?)
京子「おーっとぉ、手が滑ってドラえもんヘッドが西垣ちゃんの頭にー!」カポッ
櫻子「今のうちだよあかりちゃん! 逆の扉から逃げるよ!!」
京子はどうする? >>123
あかりにちゅー
あかり「ありがとう京子ちゃん! 早く、早く京子ちゃんも逃げよう!」
京子「あかり……」
あかり「……え」
チュ
あかり「え、あ、え?///」
櫻子「!?」
京子「私はここで会長と西垣ちゃんを足止めするから」
あかり「え?どうして?一緒に逃げようよ! ねえ!京子ちゃん!?」
京子「……」ドンッ
あかり「きゃっ」
京子「えへへ……、さっきのキスはご褒美。先払いでもいいよね?
ちっぱいちゃん……。あかりのこと、頼んだよ?」
櫻子「歳納……先輩?」
京子「早く行け!!!」
櫻子「……っ! ありがとうございますっ、歳納先輩! 行くよあかりちゃん!!」ダダッ
あかり「京子ちゃーん!!!」
京子「いいんだよ……、これで」ニコ
キョウコチャーン
京子「……行っちゃったか。さて、ここは私が絶対死守するから、覚悟しなよ!!」
京子(うおお! 状況全然分からないけど、今私すっげーかっこいい!!)
京子(超燃える!!)
【廊下】
あかり「酷いよ櫻子ちゃん! 京子ちゃんが……!」
櫻子「……私は歳納先輩にあかりちゃんを託されたんだもん」
櫻子「それに……、私はあかりちゃんに危ない目に会って欲しくなかったんだもん」グス
あかり「櫻子ちゃん……。ごめん、あかり言いすぎたよ」
リボンーノカーチューシャハー
あかり「あ! 京子ちゃんからのメールだ」ピッ
京子『どう?どう?すっげえかっこよかったっしょ私?
ああいうシーンに憧れてたんだよねー。京子たん大☆満☆足!
そうそう、これから合流するから場所教えてよ』
あかり「……京子ちゃん」ガク
櫻子「あはは、よかったじゃん。 次に行くのは>>136」
私の家だ!
櫻子「あはは、よかったじゃん。 次に行くのは私の家だ!」
あかり「櫻子ちゃんち?」
櫻子「うん。今日、ねーちゃん休校だから家にいるはずなんだよ。
キツいこと言われたりするけど、たぶん頼りになると思うんだ」
あかり「そうなんだぁ。わかった、『行き先は櫻子ちゃんち』っと。場所わかるかな?」ピッ
【大室家】
櫻子「ついた。入って入って」
あかり「おじゃましまーす」
撫子「ん、こんな時間にどうしたんだ? まさか学校サボったとかじゃないだろうね?」
櫻子「い、いやねーちゃん、カクカクシカジカでなんか大変なことになってるんだよ!!」
撫子「さすがに信じられないなあ。……でもその、あかりちゃん、だっけ?
この子が嘘ついてるとは思えないしなあ」
櫻子「私はウソつくって言うのか!」
撫子「まあ来ちゃったもんは仕方ないね。走ってきたみたいだし、ちょっと休みなよ」
撫子(……一応、学校に確認してみないとなぁ)ピッ
撫子「……なんだって!?」
撫子が知った内容とは >>146
あかねさん企画であかりを主人公らしくチヤホヤするドッキリを仕掛けているだって!?
撫子「ほ、ほんとなんですか……? そんなの学校ぐるみでやっちゃうんですか?
そ、そうですか……。ありがとうございました」ピッ
撫子(あのあかりちゃんを主人公らしくチヤホヤするドッキリを実行中……、頭痛くなってきた)
撫子(実姉の赤座あかねの企画だとか……。私もすごく優秀だと言う話は聞いたことあるけど、
まさか、これほど大規模な仕掛けを実行できるほどの人物だったとは)
撫子(ネタばらししていいものかどうか……)
撫子(……本気で怯えてる感じだったしなあ。
意図してない方向せいに暴走中なのかもしれないね)
撫子「……」チラ
櫻子「ほら、ココアお飲みよ。落ち着くよ」
あかり「えへへ。ありがとう、櫻子ちゃん。……おいしい」ニコ
櫻子「ほ、ほんと!? 嬉しいな///」
あかり「櫻子ちゃんは飲まないの?」
櫻子「うん。ちょうど無くなっちゃったから。気にしないで飲んで飲んで」
あかり「そっか。はい、櫻子ちゃんも飲んで」
櫻子「えっ!? う、うん、じゃあ(これって関節キッスって奴では///?)」
撫子(なんかいい感じだな……。私も一口のるべきか? よし、>>152)
櫻子、あかりちゃんと関節キスできて嬉しそうだね
撫子「櫻子、あかりちゃんと間接キスできて嬉しそうだね」
櫻子「はっ///!? ちょ、何言ってんの? ねーちゃんもおかしくなったのか?」
あかり「うぅ///」
撫子「ココアもういらないの? じゃあ私が飲んじゃうよ?」
櫻子「こらーっ、返せ!あかりちゃんのココアは私んだぞ!」
櫻子「あっ///!」
撫子「へぇ~、あんたのなんだ?あかりちゃんのじゃないんだ?」ニヤニヤ
あかり「い、いいよ。櫻子ちゃん飲んじゃって?あかりけっこう飲んだから」
櫻子「ううん、あかりちゃんのために作ったんだから、あかりちゃんが飲んで」
あかり「そ、そう?じゃあいただきます。えへへ、やっぱりおいしいね」ニコ
撫子(あかりちゃんも間接キッス成功だね、とか言いたくなってきた)
撫子(まあこの二人見てるのも楽しそうだけど、ドッキリのほうなんとかしないとなあ)
撫子(元凶の赤座あかねに直談判するのがベストか?)
撫子「ねえ、あかりちゃん。お姉さんはおうちにいるの?」
あかり「>>156」
多分…あれ、あそこに居るのって結衣ちゃん?
あかり「多分……。あれ、あそこに居るのって結衣ちゃん?」
櫻子「ほんとだ、船見先輩だ。どうしてここに?」
あかり「あ、京子ちゃんといっしょにきたのかな? おーい!結衣ちゃーん!」
撫子「あかりちゃん、待っ……。あぁ、遅かったか」
撫子(ドッキリではあるけど、暴走してる可能性もあるから、
うかつに呼び入れるのは危険なんだけどなあ。仕方ない、事情を聞くとしようか)
撫子「あなたも櫻子のお友達? なんか学校が大変らしいけど、今どうなってるのかな?」
結衣「はい、船見結衣といいます。 学校についてなんですけど、
大変とか私には思えなかったんですけど……。」
結衣「あかりたちが学校外に出てしまったと言うことで、幼馴染の私が探す役目を押し付けられて」
撫子「……そう。ありがとう」
あかり「京子ちゃんは?ここに来ることになってるんだけど……」
結衣「さぁ?見かけなかったなぁ……」
櫻子「ん?あれ歳納先輩じゃない?ヨロヨロしてるけど……」
あかり「ほんとだ! おーい、京子ちゃーん!!」
京子「>>162」
あか……ゆり……
京子「あか……ゆり……」ヨロヨロ
あかり「きょ、京子、ちゃん?」
結衣「くっ、まさかここまで付いてくるとは!玄関しめるよ!」ガタン
結衣「ごめん。あかりに心配させたくなくて嘘ついてたんだけど、
学校は今、正気を失ってあかりをぺろぺろしたくて仕方ない人たちでいっぱいなんだ」
結衣「特に京子は症状が酷くてベッドに縛り付けてきたんだけど」
櫻子(キスのせいかな……)
あかり「結衣ちゃんは?結衣ちゃんは大丈夫なの?」
結衣「……大丈夫だと思う」
撫子「あの船見さん、ちょっといい?これドッキリなんだよね?」ボソ
結衣「え?ドッキリ?」ボソ
撫子(これは演技?それとも参加者は全員じゃない?
あ!……うかつだった。櫻子自身がドッキリ参加者なのか確認してないじゃないか)
撫子(確認してる時間はないか……)
撫子「強行突破で赤座家に行くよ!」
【赤座家】
あかり「お姉ちゃーん」
あかね「あらあかり、学校はどうしたの?」
あかり「カクカクシカジカで学校が大変なの!」
あかね「……それは大変ねぇ」
撫子「信じるんですね」
あかね「え?」
撫子「失礼します。あかりちゃんの友達の櫻子の姉の撫子と言います。
普通なら今の話、信じられませんよ。やっぱりあなたが……」
あかね「あかりが言うんだもの、信じるわ」ニコ
あかね「そこの京子ちゃんを見たら、信じざるを得ないって言うか」
京子「あか……ゆり……」
結衣「お前まだ付いてきたのかよ!というかヨロヨロしてるわりに足速いなおい!」
あかね「なんにしても、あかりを送り届けてくれてありがとう。それじゃまたね」
撫子「く……」
櫻子「ちょっと待って! >>」
ごめん
安価は>>173
ねえ…船見センパイもぺろぺろ言い出してない?
櫻子「ちょっと待って! ねえ……船見先輩もぺろぺろ言い出してない?」
結衣「あはは、大室さん。さすがに私はあかりをぺろぺろしたいに決まってるよ。……あれ!?」
あかり「結衣ちゃん!?」
櫻子「に、逃げようあかりちゃん!」
あかり「で、でもどこに?」
櫻子「いいから!」グイッ
京子「あか……ゆり……」スッ
櫻子「どいてくださいっ!……って、何か渡そうとしてる?手帳?」
京子「……」バタン
あかり「京子ちゃん!」
櫻子「に、逃げるよ!」
撫子「おい待てっ!落ち着け!」
【近所の公園】
櫻子「ごめん、あかりちゃん。船見先輩までおかしくなっちゃって、
もう自分以外信じられなくなっちゃって……」
あかり「>>178」
ううん
あかりは、櫻子ちゃんが一生懸命あかりを守ってくれて、凄く嬉しいな
あかり「ううん。あかりは、櫻子ちゃんが一生懸命あかりを守ってくれて、凄く嬉しいな」ニコ
櫻子「あかりちゃん……!」ウル
櫻子「うん……、うん!絶対あかりちゃんを守り抜くからね!」
櫻子「そのためには、歳納先輩が渡してくれたこの手帳を調べないと。
きっと解決できるなにかが書いてあるはず……」ペラペラ
櫻子「折り目が付いてる……、ここかな?」
○月×日
赤座が浮かない表情をしていたので、話を聞いてみた。
『一般的な話でいいからモテモテになる方法が知りたい』とのことだった
『一般的な回答は無い』と答えておいた、が、発明のネタもちょうど切れていたので、
なんとなく作れないかと試してみたところ、それっぽい薬ができてしまった
○月△日
テストケースとして赤座の髪の毛を使用していたため、対象は赤座となっている。
飲んだ者が対象からモテるのか、飲んだ者が対象をモテはやすのか、それは不明だ。
○月○日
うっかりしていたが、その薬は気化しやすく、さっき開けたばかりなのだが
気づいた時には校内に充満していたようだ
櫻子「これ西垣先生の手帳……。歳納先輩が西垣先生を止めていた時に取ったのかな?」
櫻子(あかりちゃん、モテモテになりたかったのか)
あかり「京子ちゃん……、あんなになってまでこれを渡そうとしてたんだね」グス
あかり「でもこれじゃ原因が発明の薬だってことがわかっただけで、解決できそうにないよぉ」
櫻子「ちょっと待って……、次のページに続いてる。これは」
○月○日(2ページ目)
はやく対処しなければと思ったが、通達で
赤座をチヤホヤするドッキリに協力するよう言われていたのを思い出したので
しばらく放置することにした。
赤座の姉で、七森中OBの赤座あかねからの依頼で、何故か断りづらいらしい。
まあ何かあっても3日経過するか、効果を消す薬を振りまけばなんとかなるだろう。
あかり「え……、お姉ちゃんがそんなことを……?
じゃ、じゃあみんながおかしくなったのはお姉ちゃんが原因なの?」
櫻子「ねーちゃんが言いたかったのはこれのことだったのか」
あかり「そんな……、お姉ちゃんが……」グスグス
櫻子「あかりちゃん。お姉さんはきっとあかりちゃんを喜ばせたくてやったんだよ」
あかり「で、でも……」
櫻子「あかりちゃんが喜ぶ顔見るととすごく幸せな気持ちになれるの、私もわかるから……」
あかり「え……///」
櫻子「だから私、学校へ戻って効果を消す薬を振りまいてくる!あかりちゃんは待ってて!」
あかり「櫻子ちゃん!? >>188」
あかりを置いていかないでぇ!
あかり「櫻子ちゃん!? あかりを……、あかりを置いていかないでぇ!」
櫻子「あかりちゃん……。一人が怖いのはわかるけど、
学校のみんなはあかりちゃんを狙って来るんだよ?」
あかり「一人ぼっちが怖いだけじゃないの。あかり、櫻子ちゃんと一緒にいたいの……」
あかり「だからお願い!あかりを連れて行って!櫻子ちゃん、最後まであかりを
守り抜いてくれるって言ったよね? わがまま言うのこれっきりにするから……!」
櫻子「あはは、そうだったよね、私あかりちゃんを守り抜くってかっこつけたんだったよね。
……行こう、あかりちゃん、いっしょに」ギュ
あかり「うん!」ギュ
握り締めた櫻子ちゃんの手のひらのぬくもりが、あかりに勇気をくれる。
いつものあかりなら、絶対に怖くて逃げ出すような場面なのに、
櫻子ちゃんのとなりなら、いつのまにか安心できるようになってた。
ごめんね櫻子ちゃん、わがままを言って。
どうしても、櫻子ちゃんを一人で行かせたくなかったの。
あかりがいれば、最悪の事態になっても櫻子ちゃんを逃がすことはできるだろうから。
あかり「着いたね学校」
櫻子「朝来たときはこんなことになるなんて思わなかったよ。でも、ちょっぴり感謝してる」
あかり「え?どうして?」キョトン
櫻子「えへへ/// ナイショ!」
あかり「もうっ。戻ったらちゃんと聞かせてねっ!」
櫻子「えー、しょうがないなぁ」
櫻子「……なら絶対、無事に帰るって約束すること!」
あかり「うんっ!あかり、約束するよっ!」
あかさく「……」ギュ
・・・
・・
・
夢を見ました。
とてもとても怖い夢。
でもあたたかくて、心強くて、もう少しだけ見ていたい夢。
目が覚めたとき、もっともっと嬉しくなってしまう、
そんな夢。
なぜなら、あなたが待っていてくれるから……。
【あかりの部屋】
pipipipi…
あかり「むにゃ……、ん……もう朝かぁ」
あかり「……またあの夢見ちゃった///」
あかり「櫻子ちゃんがあかりを助けてくれたあの日のこと」
あかり「何度も夢の中で思い返しちゃう……、えへへ」
気合を入れて乗り込んだ学校は、みんな体力が尽きてダウンしていました。
正直、拍子抜けしたけれど、櫻子ちゃんの真剣な横顔は、今でも目に焼きついています。
それに無事、解毒薬をふりまくことができてよかったしね!
櫻子ちゃんが感謝してるって言葉の意味は……二人だけのナイショです。
……今日も元気に学校へ行ってきます!
櫻子ちゃんに会える喜びをかみしめながら。
【あの日の学校】
あかり「よかった。無事撒き終えたね……」
櫻子「ねえ、あかりちゃん。さっきの話、まだ聞きたい?」
あかり「ちょっぴり感謝してるって話? うん……聞きたい、な」
櫻子「……ねえあかりちゃん。手帳に書いてあったモテモテになりたいってほんと?」
あかり「え!? そ、そっちに持ってくの? え、その……、ちょ、ちょっとだけ///」
櫻子「そっか。……あ、あの。あのね!」
あかり「う、うん」
櫻子「一人だけじゃダメ?」
あかり「え?」
櫻子「私一人にモテモテになるんじゃ……ダメ?」
櫻子「あー!何言ってんだろ私///!ごめん、聞かなかったことにして!」
あかり「……嬉しい」ギュ
あかり「聞かなかったことになんてしないよ!責任持ってモテモテにしてね……///」
櫻子「う、うん!ぜったいにする!」ギュ
おわり
ごめん、このままだと仕事に間に合わなくなるから
学校内のことは端折った
付き合ってくれた人ありがとう
寝ます
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません