由比ヶ浜「えぇーヒッキー大丈夫?病院行かせた方がいいんじゃない?」
雪ノ下「いえ、病気という類の物ではないと思うのだけれど」
由比ヶ浜「病気じゃないんだ…、よかった」
ガララ
比企谷「うっす」
由比ヶ浜「ヒッキー、おっそーい!!」
比企谷「あぁ、平塚先生に呼ばれて遅くなった」
雪ノ下(あら、由比ヶ浜さんの言葉は聞こえてるみたいね……それなら)
雪ノ下「相変わらず腐った眼をしていて気持ち悪いわね、今すぐ眼を整形してくれないかしら」
比企谷「…………………」 ペラッ
雪ノ下「あら、とうとう眼だけじゃなく耳まで腐ってしまったのね、病院に行っていますぐ見てもらった方がいいんじゃないかしら」
比企谷「…………………」 ペラッ
由比ヶ浜「あれ、ヒッキーいつもなら言い返してたのに無言だっ」
比企谷「ん、どうした由比ヶ浜?」
雪ノ下(どうして由比ヶ浜さんの言葉にはすぐに反応するのかしら……)
由比ヶ浜「えっ、いやぁゆきのんの罵倒に何の反応もないから……」
比企谷「雪ノ下、何か俺に言いたいことでもあるのか?」
雪ノ下「ひっ比企谷くん、私のさっき言った事聞こえてたでしょう?」
比企谷「さっき言った事?何か言ったのか俺に?」
雪ノ下「改めて言う程のことでもないわ」
比企谷「んだよそれ」
雪ノ下「由比ヶ浜さん紅茶いれたわよ」
由比ヶ浜「ゆきのんありがとー」
雪ノ下「そこの腐った男には紅茶なんてもったいないわね、水道水でも勝手に飲んでくればいいんじゃないかしら」
比企谷「…………………」 ペラッ
由比ヶ浜「ゆきのんさすがにそれはヒッキーがかわいそうだよ……」
雪ノ下「だって由比ヶ浜さん、あの男が私の事無視するのが悪いのよ?」
由比ヶ浜「じゃあヒッキーの分は私がいれるよ」
雪ノ下「あの…由比ヶ浜さ
由比ヶ浜「ヒッキー、紅茶いれたよー」
比企谷「おう、さんきゅ」
由比ヶ浜「ヒッキー紅茶おいしい?」
比企谷「あぁ、うまい」
雪ノ下「…………………」
雪ノ下「由比ヶ浜さん、この部屋なんだか変な臭いがしないかしら?」
由比ヶ浜「え、別になにも臭わないよ?」
雪ノ下「いえ、腐った魚みたいな臭いがするわ」
由比ヶ浜「そうかな…?」
雪ノ下「クンクン、この臭いの原因はあの男で間違いないようね」
由比ヶ浜「ヒッキーが原因?」
雪ノ下「ねぇ、そこの腐った魚の臭いを発してる腐りガヤくん、これから部室にくる前にファブリーズをかけてくれると嬉しいのだけれど、
臭くて読書に集中できないわ」
比企谷「…………………」 ペラッ
由比ヶ浜「…………ゆきのん私帰るね」
雪ノ下「あら、由比ヶ浜さん用事でもあるのかしら?」
由比ヶ浜「うん、ちょっと急用ができたみたい、ゆきのんバイバイ、ヒッキーもまたね」
比企谷「おう、またな」
ガララッ
比企谷「…………………」 ペラッ
雪ノ下「…………………」
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