幼馴染「釘パンチ」
男「いやだからそれなに?」
幼「パンチ」ポカ
男「うん」
幼「で、これが五連釘パンチ」ポカ
男「いた......」
幼「......」
男「......で、どうちがうの? パンチと釘パンチ」
幼「.....く、詳しくはWebで」
男「......おい」
~お昼の学校~
友「それはト○コってアニメだな」
男「ト○コ......じゃあ......」チラ
幼「上手いもん達よ~んで~る~ぜ。食えば食うほど溢れ~るパワ~」
女「幼ちゃんご飯を食べる時は歌わない」
幼「いやでござる」
女「ふぇ!?」
男「あの歌もか?」
友「そ、てか幼ちゃんは相変わらずマイペースだよな? 見てて面白いよ」
男「マイペースてか......」
女「行儀悪いよー......」
幼「ミサイル、キンカン、ウド鈴木」
女「それを言うなら、見ざる、聞かざる、動かざるだよ......」
男「......変わってるよな?」
~放課後~
幼「男」
男「おう、幼どした?」
幼「帰ろ?」
男「はいはい」
幼「はい」スッ
男「手?」
幼「寒いから握って、はい」
男「ああ、了解しました」ギュッ
幼「ほ......あったかいぜぇー」
友「おい教室でイチャイチャするなよー」
男モブ達「(リア充なんて!! 爆発しろー!!)」ゴゴゴゴゴ!!
女「ふぇ......なんか怖い空気が......」
~帰り道~
幼「公園にいきましょう」
男「え、どうしたの急に?」
幼「私と男は今手を繋いでいる」
男「ふむ」
幼「だから公園で踊る」
男「いや訳わからん。て、何故踊る!?」
幼「輪になって踊りましょー」ダダダダダ!!
男「いやまてまてまて!?」
~公園~
男「.......」モグモグ
幼「デリシャス」モグモグ
男「(タイ焼きが食べたかったのね......)」
タイ焼き屋「おう嬢ちゃん味はどうだい?」
幼「いとうまし。とても美味しい」モグモグ
タイ焼き屋「はっはっは!! 相変わらず無表情だな。本当に美味しいと思ってるか不安だぜ?」
幼「目は顔ほどに物を言う」モグモグ
タイ焼き屋「はっはっは!! それを言うなら口だろ?」
幼「そうとも言う~」モグモグ
男「(......うん、美味しい)」モグモグ
タイ焼き屋「しかし嬢ちゃんちっゃいな~。ちゃんと飯食ってるか?」
幼「ご飯はかかさず毎日食べてるで。元気やで」
男「で身長は?」
幼「......150センチ」
男「149センチだろ?」
幼「......四捨五入」
男「足掻くな」
幼「抗いたいお年頃、プールで溺れている時のように」
男「いや溺れちゃ駄目だろ」
~帰宅~
幼「ただいわっふる」
男「ただいま~」
男の母親「おかえり男。幼ちゃんもいらっしゃい」
幼「いらっしゃいました隊長」←敬礼
男母「ふふ、ゆっくりしていきなさい」←敬礼
男「幼、うがいと手洗いするぞ」スタスタ
幼「承知ー」スタスタ
男母「ホント、幼ちゃんは変わってるわね~。でも可愛いから許す!!」
~男の部屋~
幼「今日は男の家で夕飯食べるね」
男「おう、親には言ったのか?」
幼「もちのロンドン」
男「普通に言えよ」
幼「それじゃつまらないんじゃー」
男「こっちはややこしいんじゃー」
幼「別にいいんじゃー」
男「俺がよくないんじゃー」
幼「私に適応するんじゃー」
男「できない相談じゃー」
幼「よし、ならば戦争じゃー」
男「いやじゃー......まてまてまて」
幼「またない。くらえ肉叩きヘッド!!」どーん
男「ぐは、頭突き!?」
幼「......会心の一撃?」
男「痛恨の一撃......お腹が.....」
幼「あ、ごめんなさい」
男「まぁ、大丈夫だ」
幼「なら、お詫びに頭を撫でてもいいよ」
男「どうしてそうなった」
幼「全身全霊、粉骨砕身の謝罪態度をご覧あれ。ということでカモン男」
男「だからややこしいって、ほら、離れろ」
幼「......」ジトッ
男「......な、なんだよ」
幼「あ~と一粒の涙で一言のゆ~うき~で~願いが叶う~その時がく~るって~」グズ
男「おいおい、泣きそうになりながら歌うな......たく」ナデナデ
幼「ふにぃ.....」
幼「男の手はいつも温かい......」
男「幼の手はいつも冷たいぞ」
幼「心配ない。男が握ってくれるから」
男「そこはストレートなのね......」
幼「変化球使うと......べ、別に男に温めてもらえる口実になるから嬉しいとかないんだからね。になる」
男「それはカーブかな?」
幼「残念、ジャイロボールです」
男「ああ、なんか納得......」
男母「ご飯できたよ~」
男&幼「お」
~食卓~
男母「どう幼ちゃん?」
幼「ベリー美味しいです隊長」
男母「あら嬉しいわ~」
男「なぜに隊長?」
幼「私の人生相談にのってくれたから。尊敬表現」
男「ほう、どんな相談?」
幼「秘密」
男母「男には教えられないわね~」
男「蚊帳の外かよ......」
「ただいま~!!」
男母「あ!! 帰ってきた!!」ダダダダダ
幼「うぉ!?」
男「うぁ、騒がしくなるぞ......」
~食卓~
男母「どう幼ちゃん?」
幼「ベリー美味しいです隊長」
男母「あら嬉しいわ~」
男「なぜに隊長?」
幼「私の人生相談にのってくれたから。尊敬表現」
男「ほう、どんな相談?」
幼「秘密」
男母「男には教えられないわね~」
男「蚊帳の外かよ......」
「ただいま~!!」
男母「あ!! 帰ってきた!!」ダダダダダ
幼「うぉ!?」
男「うぁ、騒がしくなるぞ......」
~食卓~
男母「どう幼ちゃん?」
幼「ベリー美味しいです隊長」
男母「あら嬉しいわ~」
男「なぜに隊長?」
幼「私の人生相談にのってくれたから。尊敬表現」
男「ほう、どんな相談?」
幼「秘密」
男母「男には教えられないわね~」
男「蚊帳の外かよ......」
「ただいま~!!」
男母「あ!! 帰ってきた!!」ダダダダダ
幼「うぉ!?」
男「うぁ、騒がしくなるぞ......」
誤爆った......
回復した投下。
男母「あ~ん!!」
男父「あ~ん!! 美味しい~!! 母さん美味しいよ~!!」
男母「本当!? 嬉しいわ~///」
男「両親が仲いいのは良いことなんだけど、もう少しどうにかならんのか......」
幼「男」
男「ん? なにそれ?」
幼「私達も負けてはいられない。あ~ん」
男「いや勝ち負けないからね!?」
男母「ふふ、幼ちゃんには負けないわよ~はい父さん。あ~ん」
男父「ふっはっは!! シャイな男には出来るまい!!」
男「煽るなよ!!」
幼「あ~ん」
男「ぐぬ......パク、これでいいだろ?」
幼「おお、エクセレント」
男「///」
~帰宅~
幼「ごちになりました!!」
男母「またいつでもいらっしゃい」
男父「歓迎するよ......男がね」
男「俺かよ」
幼「いや?」
男「い、嫌とは言っていない......」
幼「そう......ありがとう。それじゃあまたね男」
男「お、おうまた明日」
幼「起こしにきてね?」
男「へいへい」
お・わ・り
ならアホの子な幼ちゃん書いてやるよ。
~翌日~
男「さて、昨日言われたから家に来たが......」
幼「......すぅ、すぅ」
男「寝てんじゃんか......おい起きろ幼」ユサユサ
幼「むぅ......男? おはよ~」コシコシ
男「おはよ。ほらさっさと着替えて顔洗え。飯を食え」
幼「......」
男「ん? どした?」
幼「......返事がないただの屍のようだ」パタ
男「おい!!」
幼「キスをす~るたびに~目を閉じ~てるのはぁ~明日を見たくないかぁらぁ~」
男「閉じるな!! 明日を見ろ!!」
幼「見えないよ~だ」
男「そりゃあ手で隠していれば見えんだろ......」
幼「じゃあ昨日からやり直すからリセットボタン押して。あとロードする」
男「いや、セーブないだろ......はぁ、もういい。ほら来いよ」
幼「ん~」
男「ほら、ばんざい」
幼「勝利の雄叫び。あう~あうあ~あう~」ヌギヌギ
男「知的な障害を持った雄叫びだな......ほら、下は自分でやれ」
幼「男はスカートが好き? それともズボン?」
男「なんだよ突然?」
幼「砂糖大さじ一杯の好奇心」
男「少なくないか?」
幼「そもそも基準を言っていないから、少ないか分からないよ?」
男「そっか、じゃあ基準は?」
幼「砂糖大さじ一杯が入るスプーン」
男「ヤバい、めっちゃ気になってんじゃん」
幼「アンサー、アンサープリーズ」クイクイ
男「こら服を引っ張るな......俺はスカートかな?」
幼「そう......スカート。似合う?」
男「幼にか? 似合うと思うよ」
幼「ほふ......今日は暑い日になりそうだぜぇ」
男「?」
~学校~
友「お、幼ちゃんと男。おす」
男「よ」
幼「うす」
女「幼ちゃ~んおはよ~!!」ぎゅっ
幼「せいけんづき」ポカ
女「ふみゃ!? 痛いよ幼ちゃん.....」
幼「ホイミ」ナデナデ
女「あふ~」フニャ
男「ちょろいな.....」
友「女だけじゃないぜ。ほら見ろよ」
モブ男子A「天使だ......天使がいる......」
モブ男子B「今日も可愛いなぁ......」
モブ男子C「ああん!! 俺も撫でてもらいたい!!」
友「な?」
男「......まぁ可愛いのは同意見だな......」
友「お前もかよ」
~昼休み~
幼「男、男」クイクイ
男「なんだ幼? お前も一緒に昼食食うか?」
幼「もう食べた」
男「はや!?」
友「いつ食べたんだ?」
幼「授業と授業の間に食べた」
友「すげー......」
幼「というわけで遊ぼ男。レッツゴー」クイクイ
男「ええー俺お昼......」
幼「......ん、あれ」クイ
男「へ?」
女「......///」コソコソ
男「......あ、なるほど」
幼「そういうこと」
男「はぁ、分かった。おい友」
友「おう、どうすんだ?」
男「死ね」
友「へ?」
幼「友君、骨は拾ってやるぜ~。さらば~」タタタタタ
男「ばい」タタタタタ
友「いや、意味分かんねぇぞ!?」
男「や~い友のすけべ~」
幼「お前の父ちゃん唐揚げ~」
友「なんだあいつら......」
女「あ、あのぅ友君?」
友「ん? ああ、女ちゃん。なんかよう?」
女「い、いや~実は幼ちゃんにお弁当作ったんだけど......いらないって
言われちゃいまして.....良かったら友君に変わりに食べてほしいな~なんて?」
友「おお、そういうことなら別にいいよ」
女「ほ、ホント!?」ズイ
友「お、おう......」
女「(よっしゃー!!)」グッ
友「?」
~体育館~
幼「右手はそえるだけ~」シュ
ガタン
幼「......男、あのリング壊れてる」
男「幼が下手なだけ......だっ」シュ
ポスン
幼「えこひいき!!」
男「リングに怒るな」
~放課後、帰り道~
幼「女は上手くいったって。顔が真っ赤だった」
男「そっか、もし断わられてたら友を叩けたのに」
幼「慎重にいけとは言っておいた」
男「そりゃそうだ。遅すぎず、離れすぎず。適度な距離を維持しないと」
幼「男も協力してね?」
男「心得た」
幼「ふぅ、今日は自販機に寄る」
男「はいよ」
幼「どれにしようか......な~」
男「俺はコーヒーで」ボチ
幼「う~ん、コアラで」
男「ココアな」
幼「私の中ではイコールで結ばれている」
男「結ぶなよ......」
幼「もうちぎれないぜ!!」ドヤァ
男「誇れる要素皆無ですよ?」
男「で買わないのか?」グビ
幼「シャラップ。すぅ......こぉぉぉぉ!!」
男「え? なにしてんの?」
幼「この世の全ての自販機に感謝を込めて......いただきます!!」
男「は?」
幼「釘パンチ!!」ポカ
ガタン!! ガシャン
幼「んく......あったかいぜぇ」
男「は.......!? パンチして......何だと......」
幼「釘パンチは無限の可能性を秘めているのだよ。うん、美味い」
男「......ずるい」ズズ
~帰宅~
幼「おじゃましま~す」
兄「ただいま」
幼「ささ、多少散らかってはいますがお上がりください」
男「ここ俺の家だ」
幼「......あれ、隊長がいない?」
男「母さんは今日パートだ」
幼「なんと!!」
男「帰ってくるのは9時だっけか、晩飯コンビニ弁当でいいか?」
幼「や~だ~」
男「えぇーいいじゃん」
幼「私が作るから問題ない」
男「いやね、食材もないのよ」
幼「ぬぅお~なんということだ~」
男「声と台詞にズレが生じるんだが......普通に喋ってくれ」
幼「男、これが私なの」
男「もう少しお淑やかになれよ」
幼「む~り~。コンビニいくならファミレスいこうよ」
男「あ、そうしようか......」
幼「私カレー食べる~。男早く」グイグイ
男「ちょ、服をひっぱるな......」
幼「じゃあ、ハンドで」ギュウ
男「う!?」
幼「どしたの? 生理痛?」
男「いやちげーよ!! 幼が強く手ぇ握って驚いた」
幼「だって離したくないもん」
男「ぇ......」
幼「まぁ、ちょっとした対抗心だから///」
男「お、おう.......」
幼「へへ、いこ?」ギュウ
男「......///(クソ......ホントずるいわ)」ギュ
~ファミレス~
幼「開門!!」スッ
ウィーン
男「幼、手を前に出して自動ドア開けるの止めて......はずいから」
幼「手が勝手に動いた」
男「もはや無意識かよ......」
?「ワッショイダゼー!!」
幼「お!?」
男「ワッショイ?」
?「オゥ、ソーリーデス!! 日本語は難しいデスネ!!」
男「ああ、外国人か」
幼「ワッショイだぜ」
男「いや真似んでいい」
男「(てか、この店員の女の子可愛いな.......でも......)」
幼「お祭り好きなの?」
店員「オーウ!! ベリー大好きデス!!」
男「(髪が真っ白だ......普通金髪が相場じゃないのか?)」
店員「お二人デスカ?」
幼「Yes」
男「お、おうそうだよ」
店員「それでは お席の方へご案内シマース!!」
幼「は~い」
~席につく~
店員「ご注文が決まりましたラ、お呼びくださいデス!!」
幼「おっけ~」
男「さてとじゃあ何食べようか......」
幼「へーい」ボチ
ピンポーン
店員「ご注文が決まりましたカ?」
男「俺まだ決めてねぇぞ!?」
幼「店員さん名前何?」
店員「私の名前デスか? 私の名前はハクデース!! よろしくデス!!」
幼「幼です。そしてそれは男です」
男「それ言うな!!」
ハク「オーウ、幼さんと男さん!! よろしくデス!! 友好の握手デス!!」ギュ
幼「よろしく」ギュ
男「? ん?」ギュ
幼と男は外国人と知り合いました。
~帰宅~
男「はぁ、よく分からん内に......」
幼「ハクのメアドゲット~」
男はカレー
幼もカレーを食べました。
~おまけ・昼休み~
女「と、友君......どうかな?」
友「......美味い!!!」
女「!! えへへ/// ありがとう///」
友「女って料理凄い上手いんだな?」
女「う、うん!! よくお母さんの手伝いしてたんだ~」
友「いやでも本当に美味しいなぁ。料理食ってこんなに美味いもんなんだ......」
女「そ、そうんなんだよ!! 料理って奥が深いの!!」
友「......俺も作ってみようかな?」
女「!! と、友くん!!」
友「ん?」
女「良かったら......私が教えるよ?」
友「マジで!?」
女「うん!! 手取り足取り教えるよ!!」
友「こんなに美味い料理作れる女に教えてもらえるなら、喜んで!! よろしくな!!」
女「こ、こちらこそ......よろしくね?」
女の恋は走りだす。
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