歩美「さっきからもう30分は放ち続けてるよ!」
光彦「どうしましょう~コナンくぅ~ん」
灰原「このままだと小嶋君、脱水症状で死ぬわね」
コナン「バーローなんでもっと早く言わねーんだ!」
コナン「それで元太はどこだ!?」
光彦「70m先のローソンの前です!」
コナン「クソッ!」キィィィン
バシュウウウウウ
灰原「私達も追いかけるわよ!」
歩美「うん!」
元太「誰か止めてくれよぉ~!」
コナン「元太!」
元太「コ、コナン!これ何とかしてくれよ!」
コナン「バーロー!なんてもったいねーことしてんだ!」
元太「え!?」
コナン「入口の前でしてたら迷惑だろ!少し脇に寄るんだ!」グイッ
元太「お、おいコナン!?」
コナン「あとはこの桶に尿を溜めてと…」ヌギヌギ
元太「ま、まさか!」
光彦「この角を曲がって…いました!…え!?」
コナン「ふぅ~やっぱり3日ぶりのシャワーは気持ちいいぜ!」シャカシャカ
歩美「コナン君…何で裸なの…?」
灰原「江戸川君…」
コナン「はぁ~極楽だぜ~頭もスゲーかゆかったんだよ、サンキューな元太」シャカシャカ
元太「お、おう」
光彦「おうじゃないですよ元太君!何やってるんですか!」
元太「でもコナンが無理矢理よ…」
光彦「ダメじゃないですか!ちゃんと高い所からシャワーかけてあげないと!」
元太「あ!そ、そうだな!」
光彦「早くこのベンチに上がって下さい」
元太「よし」
コナン「わりーな光彦。お前も一緒に浴びようぜ」
光彦「いいんですかあ!?それじゃあお言葉に甘えて…」ヌギヌギ
元太「あ゛~何だか喉が渇いてきたぞ」
コナン「やっべ!歩美ちゃん、悪いけどポカリ買ってきてくれないか?」
歩美「う、うん、そうだね!元太君が死んじゃうもんね!」
コナン「わり、灰原にはボディソープお願いしていいか?」
灰原「わかったわよ…」
光彦「…コナン君、そろそろ僕にもシャワー貸してください」
コナン「大丈夫。元太の余った皮をこうして…」クンッ
元太「うっ…おお~」シャー
コナン「な?二分割だろ」
光彦「さすがコナン君ですよぉ~」
歩美「買ってきたよ!…うわあ!」
灰原「すごいことになってるわね小嶋君」
歩美「はい元太君」
元太「助かったぜ歩美~」ゴクゴク
コナン「よーし!俺らは灰原のボディソープで洗いっこしようぜ!」
光彦「いいですね~!」
灰原「小嶋君のソレ、けっこう汚れてるみたいだけど?」
コナン「いいとこに気がついたな灰原!」
光彦「僕達で綺麗にしてあげましょう!」
元太「バカにすんなよな!」
「「「「ハハハハハハハハ!」」」」
元太「優しく頼むぜ…」
コナン「ちょっと敏感かもしれねーなこりゃ」
光彦「関係ありません」ゴシッ
元太「んほおおお」
コナン「ハハハ、お前のも早く黒ずくめにしてやらねーとな」
灰原「ちょっと!そんなこと言っちゃだめでしょ!」
歩美「私そろそろ飲み物買ってこようかな…あ?」
ブロロロロロロ
服部「工藤、こんなとこで何してんねん」
コナン「服部!どうしてここに!?」
服部「ん、そんなもん銭湯探しや」
コナン「ハハッ、こりゃあ偶然か?」
光彦「“小嶋銭湯”今なら無料サービス中ですよ!」
服部「そんなら話が早いわ!今すぐ一緒させてもらうで!」ヌギヌギ
元太「なんだか盛り上がってきたぞ!」プシャアアア
灰原「クスッ、いっそこのまま開業したら?小嶋銭湯」
服部「なかなかの名案やな」
歩美「元太君!次のポカリだよ!」
元太「サンキュー!それにしてもペットボトルで売ってねぇのかよこのローソン…」ゴクゴク
光彦「でも困りましたね。三分割はさすがにできませんよ」
コナン「たしかにな…これ以上は…」
服部「まだや」
コナン「何!?」
服部「あったま悪いの~工藤。ここまで子供になってしもたんか?」
コナン「バ、バーロー!もったいぶってねぇで教えろよ!」
服部「俺らでかけ合うんや」
光彦「!!そ、その手がありましたか!」
コナン「服部…お前ってやつぁ…」
服部「恥なんか捨てて見せつけてしまうんや」
歩美「すごい!」
元太「発想が普通じゃねぇぞ!」
灰原「もしかしたら想像以上に天才なのかもね、彼」
服部「さぁ、行くで!パーティの始まりや!!」
「コラー!」
「「「「「「!?」」」」」」
おまわり「君達!何をしてるかわかってるのか!?」
光彦「い、いやあ…今日はいい天気ですね~」
コナン「お、おまわりさん、僕達さっきサッカーして汗かいちゃって…」
おまわり「だからと言って外で裸になるやつがあるかっ!」
服部「…な?おっちゃん。せやからここは大目に見てもろて…」
おまわり「…しかたあるまいね」
元太「おっちゃん話がわかるな!」
おまわり「ただし服部君、君は逮捕だ」
服部「!?」
服部「な、なんでや!?おかしいで!」
おまわり「君は西の高校生探偵だろう、すぐにわかったよ」
服部「それが逮捕の理由にはならへんぞ!」
コナン「全裸だよ」
服部「!?」
光彦「あなたの年齢で、路上でおしっこシャワー浴びてたら、そりゃあ…」
元太「言い逃れしようなんて汚ねぇぞ!」
服部「な!…小嶋銭湯のくだりは何やったんや!」
おまわり「そういうわけだが…」
服部「お前ら卑怯やで!ちっこい女二人はもうおらんし!」
コナン「やっちまったな、服部」
服部「工藤~!」
おまわり「さあ来い」
服部「放せ!不公平やろ!く、工藤ー!」
コナン「…!元太、お前!」
元太「と、止まってる!放尿が泊まってるぞ!」
光彦「やりましたよ元太君!」
コナン「よし!問題も解決したし、帰るか!」
元太「おう!」
光彦「はい!」
スタスタスタ
コナン「…」
光彦「…」
元太「…」
コナン「…なあ」
光彦「…そうですね」
元太「…そうだな」
コナン「小嶋銭湯は…やめにしようぜ」
完
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