モバP「BE MY BABY」 (94)

AM 5:00 事務所

P「おはようございまーす」ガチャ

P「あれ?ちひろさんまだ来てないのか。珍しい」

ガチャリ……バタン

ちひろ「……」

P「あ、ちひろさんおはようございます」

ちひろ「……」

P「今日はちょっと遅かったですね。なにかあった――」

ちひろ「C O M P L E X」

P「へ?」

ちひろ「BE MY BABY」

http://www.youtube.com/watch?v=WC6geNpnvlk


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386400958

be my baby…… be my baby……

P「!?なんですかこれは!」

ちひろ「be my baby……」ガシッ

P「ちょ、ちょっと!聞いてます?」

ちひろ「be my baby……」ズルズル

P(なんて力だ……抗えない!)ズルズル

P「やめてくださいちひろさん!一体どういうつもりなんです!」

ちひろ「be my baby……」ガチャリ 

ちひろ「アフォ!」ブン!

P「うわあ!」

P(片手で人をぶん投げるなんて!)

P(それになんだこの部屋……真っ暗で何も見えないぞ)

ちひろ「be my baby……」

P「!!な、なにするんですかやめr」

ウワー!! 
   
     ハナシテクレー!!

    
        イヤダー!

  イツマデモユレーナーガラー♪
         
        ダキーシーメーターイー♪

……

AM 8:00 事務所

未央「おっはよーございまーす!」

卯月「あれ?Pさん達いないね」

凛「おかしいな……Pはともかくちひろさんまでいないなんて」

ガチャリ

未央「あ!P!」

卯月「おはようございます!」

凛「おは――」

ちひろ「C O M P L E X」

未央「は?」

P「BE MY BABY」

http://www.youtube.com/watch?v=WC6geNpnvlk

be my baby…… be my baby……

卯月「どうしたんですか二人共!?」

凛「ふ……ふざけでないで仕事しようよ!」

ちひろ「be my baby……」ガシッ

卯月「え」

P「be my baby……」ガシッ

凛「ちょ、ちょっと!」

ガチャリ

P・ちひろ「アフォ!」ブン!

卯月「きゃあ!」

凛「痛っ!」

バタン! 

ガチャリ

未央「え?え?なんなのこれは」

未央「と、とりあえず二人を助けなきゃ!なにか異常だよ……あの感じは」ガチャガチャ

未央「ダメだ。カギがかかってる……」

イヤァ! ハナシテェ!

  リンチャン! イヤァァァァァァァァ!!
   
   タスケテヨォォォォ!!

未央「ヒィッ!」

未央「逃げなきゃ!ここから逃げなきゃ!」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

未央「どうして開かないのっ!開いて!」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

  プロデューサー! ランボウシナイデ!

     
      イタイヨォ! 
   
          ココカラダシテェェェェェ!!


  モーオーハーナサナイー♪
           
           キミーガースベテサー♪

未央「嫌……嫌……嫌!嫌!」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

未央「お願い!開いて!お願い!」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

ガチャリ

未央「やった……」

ガチャ……ギギィ……

未央(後ろ……?)

卯月「C O M P L E X」

凛「BE MY BABY」

http://www.youtube.com/watch?v=WC6geNpnvlk

未央「ア……アア……」

……

PM 14:00

ダダダダダ

李衣菜「バイクで送ってくれるって言ったのにー!」

夏樹「今日に限って何故か動かなかったんだよ!ごめんなだりー」

李衣菜「はあ…お仕事間に合うかなー」

夏樹「つべこべ言ってないで走れ!電車行っちゃうぞ!」

……

PM 14:30 駅

李衣菜「ゼエ……ゼエ……」

夏樹「なんとか間に合ったらしいな」

李衣菜「も……もう動けない……」

夏樹「空いてるな。もしかすると座って休めるぞ」

李衣菜「東京の電車で座れるわけないよー!」

……

PM 15:00 電車内

ガタンゴトン
     
     ガタンゴトン

李衣菜「ちょうど二人分空いてるなんてツイてるね!」

夏樹(不自然だ……全員が規則正しく座ってるなんて)

子供「……」

サラリーマン「……」

学生「……」

李衣菜「足パンパンだよ~」

夏樹(なんだか不気味だ)

車掌「……」

李衣菜「あ、車掌さんだ。なつきち、切符出さなきゃ」

夏樹「おいおい……切符を直接拝見するシステムはここらへんにはねーぞ!」

車掌「……」ニタァ

李衣菜「こ……怖いよなつきち……あの車掌さん……」

夏樹(なにか……来る?」

車掌「……C O M P L E X」

李衣菜「へ?」

子供「……」スクッ

サラリーマン「……」スクッ

学生「……」スクッ

李衣菜「皆立ち上がった……?」

夏樹(ヤバイ!なにかとてつもなくヤバイ!)

車掌「BE MY――」

夏樹「来い!だりー!」ガシャーン

李衣菜「ええっ!?ちょ、うわぁ!」

ズザザザザーーーーッ!

夏樹「ぐッ!」

李衣菜「うわっ!」

車掌「……」ジーッ

李衣菜「イタタタ……。もう!突然なんなのさ……って大丈夫なつきち!?」

夏樹「つつ……これぐらいどうってことないよ。スピードあんま出てなかったし」

夏樹(あの車掌、最後までアタシ達から目を離さなかった……)

李衣菜「ちゃんと説明してよなつきち!なんであんな事」

夏樹「……話してる暇は無さそうだぜ」

ホームレス「……」

主婦「……」

サラリーマン「……」

若者「……」

李衣菜(ま、またあの目つき!)

夏樹「走るぞだりー!」

李衣菜「う、うん!」

タッタッタッ

ホームレス「C O M P L E X」

主婦「BE」

サラリーマン「MY」

若者「BABY」

http://www.youtube.com/watch?v=WC6geNpnvlk

ダダダダダ……

……

ホームレス「be my baby……」ダダダダダ

主婦「be my baby……」ダダダダダ

サラリーマン「be my baby……」ダダダダダ

若者「be my baby……」ダダダダダ

李衣菜「まだ追ってくるよ!」

夏樹「速すぎる!バケモンかよぉ!」

李衣菜「追いつかれちゃうよお!!」

長身のギタリスト「」スタスタ

夏樹「おい!なにやってんだアンタ!」

李衣菜「逃げないとヤバイですよ!」

ホームレス「be my baby……」ニタァ

主婦「be my baby……」ニタァ

サラリーマン「be my baby……」ニタァ

若者「be my baby……」ニタァ

「「「「アフォ!!!!!!!」」」」

夏樹「ダメだ!もうお終いだ!」

長身のギタリスト「……『スリル』」ドギュゥゥゥゥゥン

http://www.youtube.com/watch?v=WfMEHQjHdH4

長身のギタリスト「ベビベビベイビベイビベイビベイビベイベー!」ギュィンギュィン

おっさん「うおおおおおおお!!!ドーン!!!」バキッ

若者「グエッ!」ドシャ

夏樹「あの人が突然歌い出したと思ったら)

李衣菜(あの人の背中から上半身裸に黒スパッツ姿のおっさんが!)

おっさん「ドーン!ドーン!ドーン!」ドカバキッ

ホームレス「グハッ!」

主婦「ギャア!」

サラリーマン「グォ!」

おっさん「俺を止められる奴は誰一人していなーーーーーい!!!!!」ダダダダダダ

李衣菜「ヒィッ!こっち来た!」

夏樹「き、気色悪い!」

おっさん「そうだ俺は気色悪いぞ!!!!!悪かっ――」

長身のギタリスト「戻れ!」

おっさん「うお!!まだ暴れたりな」ドギュゥゥン

長身ギタリスト「全く……少しでも外に出すとすぐこれだ」

夏樹「あ……アンタもしかして……布袋……さん?」

布袋寅泰「へえ、君みたいな若い女の子でも知ってるんだ」

……

李衣菜「ねえ、なつきち。この人誰?」

夏樹「知らないのかよ。布袋寅泰だよ」

夏樹「とにかく幅広いジャンルで結果を出しているギタリストさ」

李衣菜「例えば?」

夏樹「うーん、だりーが知ってそうなのだと『キル・ビル』とかナウシカの王蟲の鳴き声を弾いてるよ」

布袋「君たちケガは無いのか?」

夏樹「ちょっと擦りむいたくらいですよ」

布袋「ここは危険だ。僕達の隠れ家に来るといい」

李衣菜「どうする?」

夏樹「他にアテもないだろ。よろしくお願いします」

李衣菜「あの……さっきのおっさんはどこへ?」

布袋「ああコイツの事か」ドギュゥゥン

おっさん「うおおおおおおお!!!!」ダバダバダバ

李衣菜「うわああ!もういいです!!しまって!しまって!」

布袋「すまない」ドギュゥゥン

夏樹「その人は一体?」

布袋「こいつは背後霊みたいなものだ。本来目に見えない精神の力を可視化した『偶像』ということから俺達はコイツを……」

布袋「『アイドル』と呼んでいる」


アイドル名-スリル

本体-布袋寅泰(51歳)

破壊力-A スピード-A 射程距離-A(制限無し)

持続力-A 精密動作性-E 成長性-C

能力-本体の演奏によってパワーが上昇する。
   ほぼ自立型のスタンドで出し入れ以外の操作は基本的に不可能

A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ


……

PM 16:00 隠れ家

李衣菜「お、おじゃましまーす」

夏樹「ずいぶんオシャレなところですね」

布袋「ああ。連れの趣味でね」

http://www.youtube.com/watch?v=sTC65iC3oqI

チキチキチキチキチキチキチキ

メガネ「ぶー!ぶーしゃからかぶー!」カキカキ

夏樹(また変態かよ)

李衣菜(ブツブツ言いながらノートになにか書いてる……)

布袋「……岡村ちゃん。この子達が怖がるからやめろ」

岡村靖幸「あ、布袋さん帰ってきてたんですか。その二人は?」

布袋「危険なんで連れてきた。そういえば自己紹介がまだだったな」

李衣菜「多田李衣菜です。ロックなアイドル目指して修行中です」

夏樹「同じくアイドルやってます。木村夏樹です」

布袋「布袋寅泰だ。よろしく」

岡村「僕は岡村靖幸。疲れたでしょ、ソーダ飲める?」

李衣菜「あ、ありがとうございます」ゴクッ

ブーーーーーーーッ!!

李衣菜「ゲホッゲホッ。こ、これお酒じゃないれすかあ!」

布袋「岡村ちゃん……」

岡村「いやちょっと間違えただけですって」ゴクッ

岡村「ホントだ。これバーボンソーダだわ」

夏樹「岡村さん……」

岡村「大丈夫大丈夫。死なない死なない。責任取ってこれは僕が飲むから」ゴクゴク

夏樹(責任もなにも……)

岡村「ぷはっ。飲めることは飲めるけどホントは美味しいと思えないんだよね、コレ」

夏樹(じゃあ何で作ったし)

夏樹(いつもあんな感じなんですか?)

布袋(いわゆる奇人型の天才でな)

李衣菜「ウッヒョー!メガマワルー!!」

夏樹「おい!大丈夫かだりー!」

李衣菜「ヒックヒック。カラダガアツイヨーナツキチー」

……

PM 19:00

李衣菜「うう~まだ頭が痛いよ~」

岡村「ごめんね。大丈夫?」

夏樹「だりーも回復してきたので状況の説明をお願いします」

布袋「ああ。恐らく今回の騒動はあるウィルスが原因だ」

李衣菜「ウィルス?」

晶葉「うむ。ここから先は私が説明しよう」

夏樹「アキえもんいたのか」

晶葉「実はこの事件の黒幕に『何でもウィルスおまかせくん』を奪われてしまってね。私は間一髪彼らに救出されたんだが」

李衣菜「なるほど」

晶葉「しかもウィルスを解析したところどうも『アイドル』の能力が関わってるらしい」

夏樹「つまりこの騒動を何とかするには黒幕の『アイドル』を無力化するしか無いってことか」

晶葉「そういう事だ」

李衣菜「黒幕の正体はわかってるの?」

布袋「……吉川晃司」

夏樹「なんだって!?」

ガンガンガンガンガンガン
  
    ……baby……be my baby……

岡村「どうやら敵さんのお出ましみたいだよ」

晶葉「説明している暇は無い!ここは私が食い止める。君たちは吉川を探せ!」

岡村「『カルアミルク』!」ドギュゥゥン

カルアミルク「オゥベイベェ……」クネクネ

李衣菜(独特のダンスをする背後霊が……)

夏樹(これが岡村さんのアイドル?)

アイドル名-カルアミルク

本体-岡村靖幸(48歳)

破壊力-C スピード-A 射程距離-D(5m)

持続力-C 精密動作性-A 成長性-A

能力-異様なダンスで相手を惑わせる

近況-大体午前8時か9時までファミコンやってディスコに行って知らない女の子とレンタルのビデオ見てる no oh……

A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ

布袋「木村!多田!岡村のアイドルに掴まれ!」

李衣菜「なんだかわかんないけど……えいっ!」ガシッ

夏樹「どうにでもなれ!」ガシッ

布袋「頼むぞ岡村」

岡村「皆ちゃんと掴まっててよ」

岡村「青春って1、2、3ジャーーーンプ♪」ビヨーン

……

李衣菜「うあああ!高いいいいい!!」

夏樹「ヒャッホウ!!」

岡村「それで吉川はどこにいるんですか?」

布袋「おそらくあのビルだ」

李衣菜「あれは……私達のプロダクション?」

夏樹「あからさまに禍々しいオーラを放ってるな……」

布袋「おそらく池袋から機械を奪取した時そのままアジトにしたんだろう」

夏樹「それじゃあP達は!」

岡村「晶葉ちゃんの解析だと本体さえ何とかすれば大丈夫だってさ」

布袋「とはいえ危険な状態に変わりはない。君たちは邪魔にならない行動を心がけてくれ」

……

PM 20:00 プロダクション1F

ウィーン

李衣菜「なんだか薄暗くて不気味だよ~」

布袋「気をつけろ。どこから刺客が襲ってくるか――」

ニャア……
   
       ニャーゴ……

岡村「しっ!静かに!」

夏樹「どうしたんです?」

???「ギニャアアアアアアア!!!」ガバッ

李衣菜「うわあ!」

みく「びーにゃいべいべー……」

夏樹「前川!お前……」

岡村「近づいちゃだめだ。彼女はすでにウィルスに汚染されている」

みく「おみゃー達を吉川様のトコロへは行かせないのにゃ!」

布袋「『カルアミルク』はさっきの移動で消耗している。ここは俺がいこう」

岡村「頼みます」

みく「一人でやる気かにゃ?返り討ちにしてやるにゃぁ!」ドギュゥゥン

おねだりShallWe~?「……」ドドドドドドド

李衣菜「あれがみくのアイドル……」

アイドル名-おねだりShallWe~?

本体-前川みく(15歳)

破壊力-C スピード-A 射程距離-C(15m)

持続力-B 精密動作性-A 成長性-C

能力-相手からおねだりすることによってパワーを奪う

A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ

布袋「先手必勝!行け『スリル』!」ドギュゥゥン

スリル「ドーーーーーン!!!」ドゴォ!

みく(……スキあり!)

岡村(奴のアイドルが妙な動きを!)

みく「ぎにゃああ!!」ドシャア

夏樹(クリーンヒット!やったか?)

みく「これ痛っ!ほんま痛っ!」

布袋(無傷?いや……やられていたのは!)

スリル「ぐおおおおおおお……オレのアイドルパワーがああああああ……」


みく「も~いきなりパンチとかひどくない?」

みく「こっちもいくよ!ねこぱんち☆らっしゅ☆」

布袋(まずい!今やられたら!)

おねだり「オラオラオラオラオラオラオラオラ」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ

スリル「ぐおああああああ!!!!」

おねだり「オラァ!!」ドッッッゴオオオン

布袋「がっ……はっ!」

みく「特に意味は無いにゃ……」ドォーーン

李衣菜「布袋さん!」

布袋「く……動けん……」

李衣菜「一体何が?」

岡村「おそらくスリルが彼女のアイドルに触れた一瞬、その一瞬で何かが起こったんだ」

みく「ドキドキしたっしょ~ にゃお!」

スリル「バイアグラさえあれば……」

みく「次はそっちの番にゃぁ!!」

おねだり「ニャオ~ン」ズギュン

李衣菜「こ、こっち来たぁ!」

岡村「あのパワー、僕のカルアミルクじゃ!」

夏樹(このままじゃ皆が……何とかしなきゃ!)ゴゴゴゴゴゴゴ

岡村(このパワーは……)

ガッシィ!

ハートビートロッカー「……」

李衣菜「これは!?」

アイドル名-ハートビートロッカー

本体-木村夏樹(18歳)

破壊力-C スピード-C 射程距離-B(50m)

持続力-A 精密動作性-C 成長性-C

能力-ROCKを対象に流し込む

A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ

夏樹「これがアタシのアイドル?」

みく「スキあり!」

おねだり「オラァ!」ドゴォ

夏樹「うわっ!」

李衣菜「なつきち!」

岡村(パワー型ではない?)

岡村「夏樹ちゃん!自分の心に耳をすませるんだ!」

夏樹「(アタシの……心?そうか!)

みく「これで終いッ!!」

夏樹「受け取ってくれ布袋さん!どびきりのROCKを!」

http://www.youtube.com/watch?v=Ow9JmM9WUW4

みく「な、何事にゃぁ!?」

布袋「力がみなぎってくる……!」

ピカーーーーッ!

岡村(スリルの姿が!)

仁義なき江頭「うおおおおおおお!!!!!復活!!!!」

アイドル名-仁義なき江頭

本体-布袋寅泰(51歳)

破壊力-測定不能 スピード-測定不能 射程距離-測定不能

持続力-E 精密動作性-E 成長性-E

能力-ROCKの注入によって覚醒したアイドル。

   その力は計り知れないが長く維持することは出来ず、すぐに元に戻る。
   また使用後の本体の疲労も激しい。

A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ

みく「測定不能!?そそそそんなのズルくない!?ねえちょっと!!」

布袋・夏樹「「行くぜ!!」」ギュィィィィンギュィィィィン

仁義なき江頭「うおおおおおおお!!!!今日のオレは仁義ないぞおおおおお!!!!!」ダバダバダバ

みく「ちょ!こっちくんなああああ!!」

仁義なき江頭「┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ドーーーーーーーーン!!!!!」ドッッッゴォーン

みく「ヤッダーニ”ァアァァァァアアアアア!!!」キラーン

……

布袋「ぐッ……」ガクッ

夏樹「か……勝ったあ……」ハアハア

李衣菜「大丈夫?二人共」

布袋「俺も木村もアイドルパワーを使い切った。悪いが回復には時間が掛かりそうだ」

岡村「行こう李衣菜ちゃん。時間がない」

……

PM 21:00 プロダクション2F

ガチャリ

李衣菜「今度はずいぶんメルヘンチックな部屋ですね」

ピカーーーーッ!

岡村「空から不思議な光が……」

李衣菜「人?あれは誰だ?誰なんだー!!」

菜々「それは……ナナでーす♪」

岡村「うわキツ……」

李衣菜「(ドン引き)」

菜々「あーちょっと引かないで下さいっ!」

岡村「だって……ねぇ?」

李衣菜「ちょっとね……」

菜々「……キャハッ☆ナナの母星へようこそ♪悪いけどあなたたちを吉川様のもとへ行かせるわけにはいきません!」

菜々「ん゛~ウサミンパワーでメルヘンチェーンジ♪」ドギュゥゥン

岡村(来たっ!)

李衣菜「アイドルが菜々の体を包み込んでいく!?」

アイドル名-メルヘンデビュー!

本体-安部菜々(永遠の17歳)

破壊力-A スピード-C 射程距離-B(能力射程50m)

持続力-A 精密動作性-D 成長性-E

能力-アイドルパワーが本体を包み込む形で現れる。
   ウサミンパワーによる精神操作と爆弾のコンビネーションで相手を追い詰める

A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ

岡村「身に纏うタイプのアイドルか」

菜々(メルヘンデビュー!)「うっ……ちょっと腰回りが……」

李衣菜「あのー菜々さん?」

菜々「ハッ!ななな何でもないですよ!それじゃいきます!」キィーン

  ミミミン!ミミミン!ウーサミン!!

        ミミミン!ミミミン!ウーサミン!!

岡村「なんだ……この音は……」

李衣菜「あ……頭が掻き回されるみたいだ……ミン」

岡村「李衣菜ちゃん……その『ミン』ってのは何ミン?ハッ!」

菜々「キャハッ☆気付きました?そうです。ナナの『メルヘンデビュー!』の能力は」

岡村「精神操作……ミン」

菜々「その通り♪そして動けないところを……うーどっかーん!」

岡村(回避が間に合わないミン!せめて李衣菜ちゃんだけは!)

岡村「『カルアミルク』!」ドギュゥゥン

李衣菜「わあ!突然突き飛ば」ドシャア

ドッカーーーーーン

李衣菜「爆発!?」

岡村「ぐぅ……」

李衣菜「岡村さん!」

菜々「あら?二人同時は無理でしたか☆でも次は確実に仕留めますよ♪」

 ミミミン!ミミミン!ウーサミン!!

          ミミミン!ミミミン!ウーサミン!!

岡村「に……げろ李衣菜ちゃん……ミン」

李衣菜「そんなミン!無理ミンですよミン!」

菜々「メルヘンチェンジ♪みんな大好き♪好き好き大好き♪ 」

李衣菜(私にも皆のような力があれば……)ドドドドドドド

岡村「逃げるんだミン!たとえ発現しても彼女にはまだ秘密がミン!」

菜々「うー どっかーん!!」

ドッカーーーーーン

Twilight Sky「……」

李衣菜「来た……来てくれた……私のアイドル!」

菜々「そ、そんなバカな!」

アイドル名-Twilight Sky

本体-安部菜々(17歳)

破壊力-C スピード-A 射程距離-C(10m)

持続力-D 精密動作性-A 成長性-A

能力-星のように素早い動きが特徴
   かわいい見た目を気にしている

A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ

菜々「くっ!でも菜々と李衣菜ちゃんとじゃくぐり抜けてきた修羅場の数が違う!!」ドギュゥゥン

李衣菜(来たっ……!)ズギュン

菜々(速いっ!?)

李衣菜「UHHYOOOOOOOOOOO!!!」ドゴドゴドゴドゴドゴ

菜々「きゃあああああ!!」ドシャア

李衣菜「ウッヒョー!見ましたか岡村さん!これぞロックですよ!」

岡村「まだ終わっちゃいないよ」

ムクリ

李衣菜「えっ?」

菜々?「このクソガキがァァァァァ……」

李衣菜「ヒィッ!」

岡村「これは……『闇』の力だ!」

李衣菜「なんだって!」

闇・菜々「吉川様は……唯一神BE MY BABYはナナの『永遠』を叶えてくれます……」

闇・菜々「ナナはPのおかげで念願のアイドルになれました……」

闇・菜々「でも老いすぎました……アイドルに必要なみずみずしさはもうありません……」

闇・菜々「だから……だからナナは失った時間を取り戻したい!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

李衣菜(なんて凄いアイドルパワーだ!)

岡村(闇……僕にも身に覚えがあるだけに何とか助けてあげたいけど……)

岡村「もはやこの力は『仁義なき江頭』でも止められない!逃げるよ李衣菜ちゃん!」

闇・菜々「逃がさない……反乱分子は……全て叩く!!」

闇・菜々「覇ァ!!」

ズギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ

李衣菜「ビ、ビーム!?」

岡村「どうなっちゃってんだよぉ!!」

李衣菜(だめだ……避けられない!!)

http://www.youtube.com/watch?v=vDbkow2fCF8

岡村(こ、このメロディーは!)

バシュン!

李衣菜「ビームが……消えた?」

闇・菜々「うがァ……こ、このメロディーは……!!」

岡村「お……尾崎……なの……か?」

尾崎「……」

アイドル名-尾崎豊(26歳)

本体-なし

破壊力-不明 スピード-不明 射程距離-不明

持続力-不明 精密動作性-不明 成長性-不明

能力-全てが謎に包まれたアイドル。
    バイクを盗んでも自由にはなれない。

A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ


闇・菜々「うう……うわああああああああああ!!!!」

……

うう……どこでしょう……ここは……

菜々「じゅうっしちのしゃがれたブルースを聞きながら~♪」カキカキ

あれは……昔のナナ?

菜々「……よし!これで取り敢えず応募してみよう!」

そうだ……ナナはちょうどこの時『アイドル』って夢に対してちゃんと行動し始めたんだっけ……

菜々「えへへ……本当に出しちゃうんだ、プロフィール」

これから何百通も出すことになるんですよ~

菜々「まあ、一回じゃ受かるわけないだろうけど」

確かこの時のナナは確か軽い気持ちだっ―

菜々「たとえ一回で受からなくてもいいよね!下手な鉄砲も数打ちゃ当たる☆たとえおばさんになったってナナはアイドルを諦めない!」

菜々「ベクトルは違っても尾崎みたいに誰かを励ませるアイドルになってみせる!」

……そっか、ナナは最初からこんなにアイドルに対して真剣だったんだ

菜々「貴方も同じ気持ですよね?さっきからそこで覗いてるの、知ってますよ♪」

え?

菜々「どんなに時間がかかってもいい、決して華々しくなくたっていい」

菜々「ナナは今そう思ってます」

菜々「これからもナナの誇れるアイドルでいて下さい『未来の安部菜々』さん♪」

……

シュゥゥゥ……

菜々「……」ドサリ

李衣菜「菜々!大丈夫!?」

岡村「気を失っているだけだよ。心配ない」

岡村(それにしても一瞬見えたあのビジョン……来ているのか?ここに)

岡村(あいつが彼女を救ったというのか!?)

李衣菜「まだ布袋さんとなつきち来ないけどどうします?」

岡村「……先を急ごう。幸い僕の『カルアミルク』が負ったダメージはそれほどじゃないし李衣菜ちゃんのアイドルもいる」

……

PM 22:00 プロダクション3F

ガチャリ

李衣菜「真っ暗だ……」

ピカーーーーッ!

李衣菜「うおっまぶしっ」

ヘレン「ヘーイ! 見なさい、このくびれ、この躍動感! 今の私こそ、究極のアイドル! 」

バケモノ「オンナノゴオオオオオオオ!!!」

李衣菜「へ、ヘレンさんが巨大なバケモノに乗ってこっち来たあ!?」

岡村「説明お疲れ様」

ヘレン「私の世界のため、ここを通す訳にはいかない!」

バケモノ「ウガアアアアアアアアア!!!」

岡村(ッ!あのバケモノ……まさか!)

李衣菜「行け!私のTwilight Sky!」

岡村「待つんだ李衣菜ちゃん!奴は!」

李衣菜「どうかしたんですか?」

岡村「あのバケモノ……おそらく『闇』の力を宿している!」

ヘレン「そこに気づくとは、さすが天才岡村靖幸ね。まあ私には及ばないけれど」

ヘレン「そうよ!このバケモノは『闇』の力が生み出したアイドルモンスター淫獣ムナカタよ!」

淫獣ムナカタ「オンナノゴオオオオオオオ!!!」

アイドル名-淫獣ムナカタ

本体-なし

破壊力-測定不能 スピード-測定不能 射程距離-制限無し

持続力-制限無し 精密動作性-E 成長性-E

能力-完全自立型のアイドル。

   誰にも止められたくないという願望の果てに人間がアイドル化した姿。
   反面そのパワーゆえお山を傷つけてしまうようになり、ただ破壊の限りを尽くすアイドルモンスターとなった。

A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ

李衣菜「そんな……あれが愛海なの!?」

ヘレン「あなた達にこのモンスターを止められるかしら?」

ムナカタ「オンナノゴオオオオオオオ!!!」

ズギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ

李衣菜「ビームぅ!?」

バシュン!

カルアミルク「……」

李衣菜「岡村さん!」

岡村「ここは僕がやる。大丈夫。秘策があるんだ」

李衣菜「そんな!無茶ですよ!」

岡村「僕は彼女を助けたい。ただそれだけだよ」

李衣菜「助けるって……」

ムナカタ「オンナノオオオオオゴオオオオオオオオオ!!!!」ドスドスドスドス

岡村「カルアミルク!」ズギュン

ガッシィ!

カルアミルク「ググググ……」

ムナカタ「グガアアアアアアア!!!」

岡村「ぐあ!」ドシャア

李衣菜「岡村さん!」

岡村「構わないでくれ」

李衣菜「で、でも」

岡村「今の攻撃で彼女の事が少し理解できた気がするよ」

岡村「ところで李衣菜ちゃん。彼女の行動に違和感を覚えなかったかい?」

李衣菜「そういえば女の子を見つけるとすぐ飛びかかってくるのに私に全く興味がないのが気になりますね」

岡村(人格の崩壊……『闇』の症状!)

岡村「ありがとう。いいヒントだ」

ムナカタ「オンナノゴオオオオオオオ!!!」ドスドスドスドス

岡村「もはやその言葉の意味すら忘れてしまったのか……可哀想に」

岡村「僕が思い出させてやる……」

カルアミルク「」ピキピキ

ヘレン(彼のアイドルにヒビが……)

http://www.youtube.com/watch?v=hR5Pa6jxOSY


岡村「このところ恋のしゅう↑んかん♪忘↓れた↑ひさェしェぶりだれェ~」クネクネ

ビバナミダ「エヴィバディカモッ」

ムナカタ「!?」 

李衣菜「岡村さんのアイドルが変わった!?」

アイドル名-ビバナミダ

本体-岡村靖幸(48歳)

破壊力-B スピード-A 射程距離-C(15m)

持続力-A 精密動作性-A 成長性-E

能力-ミニ履く子に電車を飛び降り電話せず会いに行く奇人

   オシャレなダンスで相手を惑わせる
    
A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ

岡村「それぞれェが見失った~遥かとゥ~きィ~花火うォ~」

岡村「夢で見るご↑といてぁいんだ胸が痛ぁいどぉうかしてたよぉ~」

ビバナミダ「エヴィバディカモッ」クネクネ

ムナカタ「ウ……ウガァ」

李衣菜「愛海の動きが止まった!」

岡村「悩み事ォわるんじゃあなあい?」

岡村「今なら受け止めモォナァムォゥル」

ムナカタ「ウガアアアアアアアアア!!!」ドスドスドスドス

李衣菜「まさか岡村さんあれを受け止めるつもりじゃ……」

岡村「なっがぁれる 星ぃ見てシャラルッラとナミダとばぁしてェァ~」

岡村「なっがぁれる 星ぃ見て単純だぁ!皆同ぉじ『人間』だッ!!」

ムナカタ「ウ、ウオオオオオオン!!!」ポロポロ

李衣菜(泣いているの……か?)

岡村「ビバナミダぁこぼれおちぃ~てゆけばいいじゃんむらァェじゃらァい♪」

ムナカタ「ウオオオオオオオオオオオンン!!!!」シオシオ

ヘレン(涙でサイズがどんどん小さく!やったわ!)

岡村「ともにゆくまたさいこって聞かせて」

岡村「ナミダ!ナミダ!」

ビバナミダ「サイシュッオウウン」

シュゥゥゥ……

愛海「……」ドサリ

李衣菜「愛海!」

岡村「なんとか人間に戻せたようだね」

ヘレン「さすが世界レベルの天才ね。見事だったわ」

李衣菜「ヘレンさんはウィルスも『闇』も抱えてないんですか?」

ヘレン「当然よ。私ほどレベルになれば、ね」

李衣菜(なんかわからんがスゲェ)

ヘレン「棟方さんを元に戻してくれてありがとう。礼を言うわ」

岡村「それで吉川はどこに?」

ヘレン「このすぐ上よ。ただ……」

李衣菜「ただ?」

ヘレン「あの男は私が下につかざるを得ないほどの高レベル。まあ宇宙レベルといったとこかしら」

ヘレン「逃げるのも手よ。現に世界レベルの私でさえこのザマなんだから」

岡村「彼は親友なんでね。見殺しには出来ないよ」

ヘレン「それじゃあ……私も行こうかしら」

李衣菜「ホントですか!ウッヒョー!あ、でも愛海は」

ヘレン「まあ棟方さんだし」

李衣菜「そうですね」

……

PM 23:00 プロダクション4F

李衣菜「いよいよ最上階か」

夏樹「おーい!だりー!」

李衣菜「あ!なつきち!」

布袋「二人で二フロアも上がるなんて凄いな」

岡村「どうも」

ヘレン「さあ!行くわよ!」

ガチャリ

吉川「……」

李衣菜「き、吉川!どこからでもかかって来い!」

布袋「目を覚ませ吉川!COMPLEXはファンの心で生き続けるものなんだ!」

岡村(様子がおかしい……?)

吉川「……」ドギュゥゥン

ヘレン「『ザ・ワールド』!時よ止まれッ!」

ピタッ

ヘレン「いざという時のためレンタルしといてよかったわ」

吉川「無駄だ……」ドゴォ

ヘレン「カッ……ハァ……」

そ し て 時 は 動 き 出 す

ヘレン「」

李衣菜「ヘレンさん!そんな!うわあああああ!!」

夏樹「今の一瞬で何が!?」

吉川「かなりパワーを消費したが……それだけの価値はあったな」

岡村「なぜこんなことを……」

吉川「俺は怪人がやりたかったんだ……」

布袋「は?」

吉川「だが俺に割り当てられたのはライダーの役だったッ!」

吉川「だから俺は怪人になる……この『BE MY BABY』の力で!!」

http://www.youtube.com/watch?v=WC6geNpnvlk

ヘレン「」ビクン

李衣菜「ヘレンさん!?よかったぁ~」

布袋「まずい!ヘレンから離れろ!」

ヘレン「be my baby……」ムクリ

李衣菜「う、うわあああ!」ドギュゥゥン

Twilight Sky「ウッヒョー!」ドゴォ

李衣菜「ハァハァ……危なかった……」

吉川「さあ『世界』が『BE MY BABY』に染まったぞ!現実ももうじき同じになる!」

布袋「クソッ!やるしかないのか!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

岡村(このパワーはやっぱり!)

闇・吉川「行けッ!『BE MY BABY』!」

BE MY BABY「アフォ!」ズギュン

アイドル名-BE MY BABY

本体-吉川晃司(48歳)

破壊力-測定不能 スピード-測定不能 射程距離-制限無し(能力射程。本体15m)

持続力-測定不能 精密動作性-測定不能 成長性-測定不能

能力-be my baby……
    
A-超スゴイ B-スゴイ C-人間並 D-ニガテ E-超ニガテ

布袋「『スリル』!」ドギュゥゥン

岡村「『ビバナミダ』!」ズギュン

スリル「ドーーーーーーーン!!!!」

ビバナミダ「エヴィバディカモッ」クネクネ

李衣菜「なつきち!私達も!」

夏樹「ちょっと待て!」

    ヨーゾーラヲサマヨウー♪
  
        ホーシークズノヨーニー♪

   イツマデモユレーナーガラー♪
           
        ダキーシーメーターイー♪

ドッゴオオオオオオオン!!

岡村「がぁ……ッ」

布袋「ぐゥ!」

闇・吉川「ハハハハハハハ!!!」

李衣菜「そんな……」

布袋「逃げろ……君たちはまだ若いんだ……」

岡村(なにか手はないのか?)

ザッ

尾崎「……」

布袋「!」

夏樹「あの人は!」

李衣菜「???」

岡村(やはり……来ていたのか……尾崎!)

闇?・吉川「お、お前は!」

布袋(一瞬、闇の力が弱まった?)

尾崎「岡村ちゃん……立ってくれ……」

岡村「……あれをやるつもりか?」

尾崎「」コクリ

闇・吉川「……フン……尾崎が来ようと今の俺には関係ない。ただ壊すだけだ……怪人として!!」

尾崎「もう楽しんだだろう吉川。終わりにしよう」

岡村「これが俺達の……」

尾崎・岡村「『太陽の破片』だ……」

尾崎ver http://www.youtube.com/watch?v=N3NrVuzIlSQ

岡村ver http://www.youtube.com/watch?v=wXp3NpnhOcE

闇・吉川「ぐ……ぐおおおおおおおおおおお!!!!!」

……

吉川『ここは……?』

尾崎『俺達が創りだした三人の精神世界のようなものだよ』

岡村『なあ吉川、教えてくれよ本当の訳を』

尾崎『怪人になりたいだなんて、確かに吉川らしいけど納得できないな』

吉川『……やっぱりお前らの眼はごまかせないか』

吉川『俺は尾崎。お前とただ話がしたかったんだ……』

尾崎『俺と?』

岡村『それがBE MY BABYと何の関係があるんだ?』

吉川『ある人物にそそのかされてね……「貴方のBE MY BABYの力があれば尾崎豊を地上に引きずり降ろせる」と』

岡村『なんだって!?』

吉川『布袋さんやあの娘達には悪い事しちゃったけど……やっと会えたな尾崎』

吉川『なぜ死んだ!?俺達は皆ずっとその疑問を抱えて生きてるんだ……』

岡村『吉川……』

吉川『あんなに三人で仲良くやってたじゃねえか……じゃんけんで飲みに行く店決めたりさ……』ポロポロ

吉川『それなのに黙って逝くなんて、あんまりだろうが!』

岡村『そうだよ尾崎……僕も知りたい……君の死の真相を……』ポロポロ

尾崎『……天国ってのはもっと自由な所だと思ってたよ……』

尾崎『俺には最早、残された人々へ死んだ理由を明かすことすら許されないらしい……』

岡村『それは一体?』

尾崎『それがルールなんだそうだ……ざまあないな……ルールの前では……秩序の前では人間の魂は儚い……』

尾崎『それは向こうでも一緒だったよ』

吉川『そんな……』

尾崎『すまない……でもこの罪を背負う事が俺に残された唯一の道だから……』

岡村『ふざけるなよ……僕達が欲しいのは真実なんだ!』

尾崎『ありがとう』

岡村『は?』

尾崎『そういう眼で睨んでくれる人は向こうにはいない……この身に宿る罪を覗いては全てが優しい世界だよ……だからなおさら罪悪感に潰されそうになる……』

吉川『尾崎……』

尾崎『……さて。神様が許してくれた時間ももう終わりだ。布袋さんとあの娘達に礼をしないとね』

……

AM 0:06 プロダクション4F

シュゥゥゥ……

布袋「吉川たちが戻ってきた!」

尾崎「……」

岡村「お別れって……尾崎……」

吉川「本当にあれだけでお終いなのか?」

尾崎「お前らだって例外じゃないよ……こと彼女達に関しては……」

李衣菜「岡村さん大丈夫!?ってなんか薄くなってますよ!」

岡村「あれ?」キラキラ

吉川「俺もだ」キラキラ

夏樹「布袋さん!あなたも!」

布袋「なんだこれは!」キラキラ

尾崎「俺達は本来こんな形で交わる事はなかった……その歪みを神が修正してるのさ……」

尾崎「神を解放しろ、吉川。皆もといる場所へ帰るんだ」

李衣菜「そんな……皆いなくなっちゃうんですか……」ポロポロ

岡村「そんな悲しそうな顔しないでよ……僕なら六本木にいるから気軽に声かけてね」

夏樹「布袋さん……」

布袋「楽しかったぞ、お前とのセッション。元の世界になっても俺達きっと仲良くなれるさ!」

夏樹「ウッ……ウッ……」ポロポロ

布袋「吉川!」

吉川「ご迷惑をおかけしました」

布袋「……『闇』は振り切れたか?」

吉川「完全にとはいえませんが……その方がかえっていいかもしれませんね」

布袋「そうか……」

吉川「さあ『BE MY BABY』。俺達を元の場所へ返してくれ」

唯一神 BE MY BABY「……」キュィィィン

李衣菜「あの!私皆さんのこと忘れないから!」

ギュィィィィィン……

岡村「あっやべ」ポト

李衣菜「ちょ!岡村さんメガネ!」

キュイイイイイイイイイイイイイ!!

夏樹「うおっまぶしっ」

李衣菜「うわあああああああああ!!!」

……

  リ……ナ……

        オイ…リ…ナ……

李衣菜「う~んメガネ~~ハッ!」ガバッ

P「李衣菜。もう仕事の時間だぞ」

李衣菜「あわわ。す、すいませんPさん」

李衣菜(なんだ。夢……か)

P「あれ?そのメガネどうしたんだ?」

李衣菜「え……?」

李衣菜(あ……これは岡村さんの……)

李衣菜「そっか……」

P「なにニヤついてんのさ?」

李衣菜「なんでもないですよ♪さ、今日もロックにお仕事行きましょう!」

P「どうなっちゃってんだよ」

李衣菜「人生頑張ってるんです!」

……

岡村「あっれ~メガネどこいったかな~」

スタッフ「岡村さん!時間ですよ!」

……

吉川「すいません布袋さん。俺のワガママに付き合ってもらって」

布袋「別に構わないさ。しかし何故突然?」

吉川「神のお告げ……ですかね」

布袋「?」

吉川「さあ、行きましょう!ファンが待ってます!」

布袋「おう!」

http://www.youtube.com/watch?v=7XRbhGEHGSc

おしまい

エピローグ

ちひろ「……これで良かったのですか?」

尾崎「ああ。ありがとう千川」

尾崎「愛される事をわかりあう前に俺は死んじゃったからね。もう一度許してもらうチャンスが欲しかったんだ。家族以外にもね」

ちひろ「ご家族にはもう会ってたんですか」

尾崎「神様はそれほど無慈悲じゃないさ」

ちひろ「……それじゃあ私はもう帰りますね」

尾崎「ああ……じゃあな」

くぅ~BE MY BABYましたw これにてBE MY BABYです!
実は、BE MY BABYしたらBE MY BABYの話を持ちかけられたのがBE MY BABYでした
本当は話のBE MY BABYなかったのですが←
BE MY BABYを無駄にするわけには行かないので流行りのBE MY BABYで挑んでBE MY BABY
以下、BE MY BABY達のみんなへのメッセジをBE MY BABY

BE「みんな、BE MY BABYありがとう。ちょっとBE MY BABYなところも見えちゃったけど……BE MY BABY!」

MY「いやーBE MY BABY!私のBE MY BABYは二十分に伝わったかな?」

BABY「見てくれたのは嬉しいけどちょっとベビベビベイビベイビベイビベイビベイベー」ギュィンギュィン

アフォ!「見てくれありがとな!正直に恋をしようよ!」Don't Stop My Love!

布袋寅泰のギター「(BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY)」ギュィィィィィン

では、

BE、MY、BABY、アフォ!、布袋寅泰のギター、恋を止めないで「皆さんありがとうございました!」



BE、MY、BABY、アフォ!、布袋寅泰のギター「って、なんで恋を止めないでくんが!?改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

ムシャクシャしてやった。後悔はしていない。

COMPLEXはBE MY BABY以外にもいい曲出してるからおまいらちゃんと聞けよ

あと岡村ちゃんの『ビバナミダ』は1月から放送のアニメ『スペースダンディ』で使われるからちゃんと見ろよ

それじゃあノシ

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