モバP「こたつとみかんとロックな少女」 (28)

P「…………」ペリ ペリ…

李衣菜「んー……」ゴロゴロ



P「……ん、剥けたぞ」

李衣菜「あー」

P「ほい」ヒョイ

李衣菜「ぁむ」パク


P「ずずず……」

李衣菜「もぐもぐ……」


「「……はぁ」」


P「お茶うまい」

李衣菜「みかん美味し♪」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386341195

P「こたつ最高だなー」

李衣菜「ですねー。昔の人素晴らしいです」

P「感謝、感謝」

李衣菜「かんしゃー」ゴロゴロ

P「……あんまりゴロゴロしてると太るぞ?」

李衣菜「たまのオフくらい怠けてたってバチ当たりませんよぉ」ダラーン

P「オフなら家で休めよな……なんでわざわざ事務所に」

李衣菜「それはもちろん、プロデューサーに会いたくて。へへっ」

P「……はいはい、嬉しい嬉しい」ナデナデ

李衣菜「んふふー」ニコー

P「まぁ、ひとりで事務作業も寂しかったし……」

P「李衣菜が来てくれてよかったよ」

李衣菜「そうでしょうそうでしょう」

P「感謝、感謝」

李衣菜「かんしゃー」ゴロゴロ

P「でもな」

李衣菜「はい?」


P「おんなじとこに入られると狭いんだよ。反対側行けって」

李衣菜「えー。くっついてたらダメですか?」ピトー

P「ええい動きづらい」

李衣菜「それにあったかいですし」

P「こたつに入ってる時点であったかいんだけど」

李衣菜「心が、ですよ」ドヤァ


P「みかんの皮、投下っ」ペソッ

李衣菜「んなあぁ、顔にぃっ」

P「はぁ……まったく」カタカタ…

李衣菜「むー、こんなことするプロデューサーは嫌いですっ」

P「へいへい」カタカタ

李衣菜「う……ほ、ホントに嫌いになりますよ?」

P「そうかい」カタカタ

李衣菜「あ、あの……」


P「…………」カタカタ…

李衣菜「…………」



李衣菜「……嘘です嫌いじゃないです~!」グスン

P(かわいい)

かわいい

李衣菜「うぅー」

P「ごめんごめん、悪かったよ。みかんあげるから」

李衣菜「……ぁむ」

P「美味いか?」

李衣菜「ん」コクン

P「うん、よかった。……俺も李衣菜のこと、嫌いじゃないからな」

李衣菜「!」

だりーな!だりーなきた!(代理)

P「嫌いだったら一緒のこたつに入らないよ」ポフポフ

李衣菜「……えへ。嫌いの反対ですか?」

P「ふふ、いいや。大嫌いの反対だ」

李衣菜「私は大大大嫌いの反対ですからっ」

P「お、言ったな? それなら俺は――」

李衣菜「むっ、私はさらに――!」


―――
――

―――


P「ずず……ふー。あったまるなぁ」

李衣菜「…………」クテー

P「よし、もう少し頑張ろう」カタカタ


李衣菜「……プロデューサー」

P「んー?」カタカタ…

李衣菜「もう12月なんですね……はやいなぁ」

P「……んー、だなぁ。どうした、急に?」

李衣菜「どうしたってほどじゃないですけど……」

P「いろいろあったもんな。新春LIVEも昨日のことみたいだ」

李衣菜「念願のロックフェスにも呼ばれましたし!」

P「ようやくギターの練習も始めたしな?」

李衣菜「い、今はそこそこ弾けます! ……弾けてますよね?」

P「ははは、どうかなぁ」

李衣菜「……も、もっと頑張ります……」

P「また行き詰まったら言ってくれ。できる限り見てあげるからさ」

李衣菜「はい……お願いしますね?」

P「ま、今年はもうスケジュール一杯だからな……ちょっと難しいけど」

李衣菜「私も今日が今年最後のオフかなぁ」

P「すっかり売れっ子アイドルだな」

李衣菜「えへへ」

P「まだまだ売り出していくからな、しっかりついて来いよ?」

李衣菜「ふふっ、望むところです!」

P「李衣菜は来年、なにがしたい?」

李衣菜「来年ですか? うーん……なら、たくさんLIVEしたいですっ」

李衣菜「日本中を回って、ファンのみんなに私のパフォーマンスを見てもらいたいな!」

P「ふむ、となると全国ツアーだな……大変だぞ?」

李衣菜「大変でも……やりたいです。なんたって私、アイドルですから!」

P「おお。李衣菜がちょっとかっこいい」

李衣菜「えっへん!」フンス

P(やっぱりかわいい)

P「他にはあるか? 来年やりたいこと」

李衣菜「他に……なにかあるかなぁ」

P「なんでもいいぞ。個人的なことでもいいし」

李衣菜「……あ。それじゃあ……」

P「うん」


李衣菜「――プロデューサーと、もっと一緒にいたいな……なんて」

P「……!」

李衣菜「なんだかもう、プロデューサーが隣にいないと落ち着かなくて……」

李衣菜「今までずっと、二人三脚で頑張ってきましたし」

李衣菜「これからもリーナのこと、お願いしたいというか、なんというか」

李衣菜「んー……あは、少し恥ずかしいですけど。えへへ」

李衣菜「来年もその先も、ずっとずっと。私のプロデュース――」


李衣菜「よろしくお願いしますね!」ニコッ

P「……ん。任せなさい」ナデナデ

李衣菜「へへー。任せますっ」

P「俺、李衣菜をプロデュースできて嬉しいよ」

李衣菜「私も、プロデューサーがプロデューサーでよかったです!」

P「そう言ってもらえるとプロデューサー冥利に尽きるってもんだ」

李衣菜「ふふ、それはお互いさまですよ♪」

P「はは、そうだなっ」

P「――さて。そろそろお昼か……」

李衣菜「ですねー。お腹空きました」

P「李衣菜。みかんいくつ食べた?」

李衣菜「み、3つくらい……?」

P「残念5つ。しかも寝転がりながらだからな、レッスン覚悟しとけよー?」

李衣菜「うえー……」グテー

P「じゃあコンビニ行くかなー。よっこいしょ……おお寒っ」

李衣菜「いってらっしゃーい」ヌクヌク

P「お前も行くの。少しは動こうなー」グイ

李衣菜「んゃー」ズルズル

李衣菜「ううう、寒いですーっ」ギュゥゥゥ

P「あーもー、動けないだろ! ほらコート着て」

李衣菜「はーい……」ヌクモコ

P「よし、行くぞ」

李衣菜「車ですか?」

P「歩き。近くだしな」


李衣菜「…………」ススス…

P「こたつに戻るなっての」ガシッ

李衣菜「せ、せめて……手、繋いでもいいですか?」

P「ん、まぁ……そのくらいなら。変装もしてるし大丈夫だろ」

李衣菜「……えへ」


ぎゅっ


李衣菜「ふへへ、あったかあったか♪」

P「……ったく」クスッ

李衣菜「んー。もっと、こう……」


ぴとっ


P「お、おいくっつきすぎだって」

李衣菜「まぁまぁ」

P「まぁまぁて……」

李衣菜「さっき、二人三脚って言ったでしょ?」

李衣菜「くっついてないとできませんよ♪」ギュー

P「……仕方ないな、もう」

李衣菜「さ、行きましょうっ」

P「ん。なに食う?」

李衣菜「プロデューサーと同じの!」

P「てっきり別のものにして半分こしましょう、とか言うと思った」

李衣菜「え、あっ! その手があったか! じゃあ別で!」

P「はは、了解。ま、向こうで決めるか」

李衣菜「そうですね。あんまん食べたいなぁ」

P「お、それじゃ俺は肉まんで」

李衣菜「半分くーださい♪」

P「どうしようかなー?」

李衣菜「ちょ、今さっき半分こって――!」

P「あはは、じょーだんじょーだん――」



がちゃ……ぱたんっ



おわり

というお話だったのさ
だりーなと一緒にコタツムリしたい今日この頃

乙ーな

だりーなの口にひょいひょいとミカンを投げ込みたい

おつ
すばらすい

縺ゅs縺滓怙鬮倥□(豁灘万

おつー

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom